人生、トライしなければ意味がありません。 平均寿命八十年という長い人生を考えた時、お金も大事でしょうが、もっと大事なのは自分が自分の存在理由を示せる場、すなわち自分が活躍できる場、自分を必要としてくれる場、そして自分が生き甲斐を感じられる場を確保することではないでしょうか。 実際、生き甲斐を持たないで、いつの間にか老後を迎えてしまった時の悲劇度は、お金がない…
健康・シニア・老いのことについて話して参ります。
後半生を豊かに快適に暮らすためのヒントとなるような話をしてまいります。
<span style="font-size:large;">人生、トライしなければ意味がない(Life is meaningless if you don't try)</span>
人生、トライしなければ意味がありません。 平均寿命八十年という長い人生を考えた時、お金も大事でしょうが、もっと大事なのは自分が自分の存在理由を示せる場、すなわち自分が活躍できる場、自分を必要としてくれる場、そして自分が生き甲斐を感じられる場を確保することではないでしょうか。 実際、生き甲斐を持たないで、いつの間にか老後を迎えてしまった時の悲劇度は、お金がない…
<span style="font-size:large;">周りを嫌な気持ちにさせない(Don't make people around you feel uncomfortable)</span>
良い気持ちでいたいのは皆の共通の願いです。 だから、周りの人々を決して嫌な気持ちにさせてはいけません。 怒っている人がいたら怒り返してはいけません。 その人の気持ちを和らげることです。 機嫌が悪かったら「まあ、そんなこともありますよね・・・。」と、できるだけ気持ちを和らげましょう。 We all want to feel good. So, never make the people around you feel …
自分には喜びであっても他人に迷惑を掛けるのは良いことではありません。 また、他人には喜びであっても自分が苦しむのも良いことではありません。 「良いこと」とは「自分が喜び、他人も喜ぶ」行いです。 そして、「あとで後悔しない」ことです。 だから、行動を起こす前にその行動によってわずかでも、あとで後悔することになると思うならば、そういう行動はやめましょう。 …
<span style="font-size:large;">些細なところから落ち着く(Calm down from the little things)</span>
ゆっくりと丁寧に食事をしていると最初は苛立ちが出てくるかもしれません。 しかし、諦めないで実践してみましょう。 丁寧な食事ができるようになれば、人生の様々な苛立ちも消えていきます。 日常の些細なことから一つずつ落ち着きを体得していけば、人生はいつでも落ち着けるようになるのです。 Eating slowly and carefully may make you feel irritated at first. But don't …
<span style="font-size:large;">心に良い癖をつける(Build good habits in your mind)</span>
本当に自由な心とは「どんなことがあっても波立たない、拘(こだわ)らない心」です。 しかし、人は長年にわたって形成されてきた心の癖のために、なかなか真の自由というものを得られません。 自由になる道は遠いものです。 それでも、良いことを繰り返し行い、心に良い癖をつけていけば必ずそこに辿り着けます。 水が一滴ずつしたたり落ちて、やがて瓶を満たすように少しずつ…
<span style="font-size:large;">昨日の失敗をどうするか(What to do about yesterday's mistakes)</span>
昨日は大失敗したと思って悩むのは、「今日も失敗したい」という計画を組んでいるようなものです。 昨日の失敗はどうなるものでもありません。 今日という日は新しいものです。 その今日のことだけをただ、しっかりやればよいのです。 Worrying about yesterday's failure is like planning to fail again today. Yesterday's failure can't be changed. Today is a new day. All…
<span style="font-size:large;">「いいこと」は生きているうちに(Do good things while you're alive)</span>
人は「いいこと」をしたくないわけではありません。 ただ、「今日は楽をして明日から」という心が起きてしまうから、中々「いいこと」を実行できないのです。 しかし、人はいつ死ぬか分かりません。 「いいこと」は生きているうちにやっておくべきなのです。 It's not that people don't want to do good things. However, they find it difficult to actually carry out good de…
<span style="font-size:large;">人生は瞬間、瞬間の連続(Life is a series of moments)</span>
人生とは瞬間、瞬間の連続です。 私たちは瞬間、瞬間にしか生きられません。 今の瞬間に成すべきことは常に「具体的」です。 それは話を聞くことであったり、物を片付けることであったり、常に「具体的」にあるものです。 今、この瞬間に成すべきことをよく知り、それをきちんとやること。 それで何の問題もなく人生はうまくいくのです。 Life is a series of moments. W…
<span style="font-size:large;">「私は正しい」が問題をつくる("I'm right" creates problems)</span>
「私は正しい」という心から、怒りや嫉妬や傲慢などのあらゆる感情が生まれてきます。 その心が色々な問題をつくるのです。 「私は正しい」というのは客観的に成り立たないことなのです。 それはわがままな恐ろしい思考です。 しかし、皆が「私が正しい」病に感染しているようです。 From the mindset of "I am right" come all kinds of emotions such as anger, jealousy a…
自分というものは人のことをどうこう言えるほど立派ではありません。 「あの人は間違っている」と指摘しても自分がその立場になったら、同じことをする可能性があるのです。 「あの人は嘘をつく、けしからん」と言っても自分だって不利になったり、その場を逃れようとすると思わず嘘をついてしまうのではないでしょうか。 「あの人は頼りにならない」と言っても自分が同じ立場になっ…
<span style="font-size:large;">問題を解決するためには(To solve the problem:)</span>
問題を解決するためにはまず自分のエゴに気付くところが出発点です。 「あなたのためにやっている」と思っているところに問題があるのです。 「人のため」といいながら「自分のため」にやっていることが多いでしょう。 「やらせてもらってありがたいです。 「充実感が得られて幸せです。」という気持ちがあれば上手くいきます。 The first place to solve any problem is to b…
<span style="font-size:large;">周りと調和して生きる(Living in harmony with the surroundings)</span>
生きることは互いに協力し合うことで成り立っています。 「お互い様」なのです。 生きることは他人の世話になることであり、自分も人の役に立つことです。 そこがはっきり分かっていれば成功することができます。 うまくいかなくて充実感を得られない人生は、自分に対しても周りに対しても嫌な気分をつくります。 そういう人は自分の失敗を他人や社会のせいにします。 …
寒い日にも暖かい布団の中に包まれて眠れることに感謝。 その上、安眠できたことに感謝。 安眠は神の恩寵です。 寒い日にストーブやエアコン、こたつで暖がとれることに感謝。 三度の食事が頂けること、おまけに温かいまま頂けることに感謝。 蛇口を回せば水が出てスイッチ一つで明るくなることに感謝。 家にお風呂があることにも感謝。 自分で歩けて、見えて、聞こ…
<span style="font-size:large;">物事は全て「中立」(Everything is "neutral")</span><br />
仏教では出来事は無記。 つまり、善悪は記されていないと考えます。 それぞれの出来事をどう受け止めるかによって善悪が決まってくるといいます。 どんな出来事も善と受け止める努力を続けていくと、事態が良くなる方に繋がっていきます。 そうしていると、あらゆる事象は全て善に繋げられて困ったことはなくなり、何が起こっても穏やかに平常心でいられます。 In Buddhism, even…
<span style="font-size:large;">裕福な人とは(What is a wealthy person?)</span>
裕福な人とは、地位や財産・大きな家や車などの多くのものを持っている人ではなく、僅かなものしか必要としない人です。 人は心が豊かになればなるほど、モノや地位・名誉に執着しなくなります。 他人の喜びを自分の喜びとして喜び楽しめるようになります。 他人と自分を比べて卑下したり羨んだりもしなくなります。 A wealthy person is not someone who has a lot of things su…
この世は全て因果関係で動いていますが、その人の心のレベルに相応しい「果」を頂いています。 心の出来ていない者が同じことをしたとしても、心の出来ている人と同じ「果」を頂くことは出来ません。 毎日、生涯にかけて出来る限り努力しましょう。 世のため、人のためになることを出来る限り心掛けましょう。 Everything in this world operates based on cause and effect, but…
<span style="font-size:large;">若者に慕われる大人になる(Becoming an adult that young people admire)</span>
若い人は常に大人の背中を見ています。 子供の頃と違い、大人のやり方を理屈抜きに受け入れて真似をすることはないにせよ、生き方の参考にしたいと思っているものです。 若い人は年長者の姿を通して、自分がどう年を重ねていくかを考えるものなのです。 そういう意味で、部分的にでも若い人から「あの人のようになりたい」と思ってもらえる大人であることが敬愛に繋がると考えます。…
どんな時にも頭からすぐ否定的な言葉を使わず、笑顔で「そうだね」と言いましょう。 どうしても出来ないと思われましたら、「努力してみましょう」と言いましょう。 これを続けていきますと相手は無理を言わなくなります。 No matter what the situation, don't immediately use negative words. Instead, smile and say, "That's right." If you feel that you just can't do it, sa…
<span style="font-size:large;">悩みのない心(A worry-free heart)</span>
「悩み」のない時は心頭に取り越し苦労というような思念現象も、その他の消極的情念もいささかも発生していません。 そういう現象から察すると明るい朗らかな人生に生きるには、まず悩みという心理現象を心に持たせないようにして、平素から正しい準備を施すことが何よりも肝心な人生の要諦であると言えます。 何事も比較をしない。 自分と他人、現在と過去、現在と未来。 過去…
<span style="font-size:large;">私足し算の幸福を(The happiness of addition)</span>
私たちは生まれてきた時は皆ゼロです。 それを考えたら、わずかなものでもあれば有難いと思いましょう。 「こんなこともして頂いた」、「あんなこともして頂いた」という足し算で考えれば不満の持ちようがありません。 しかし、「あって当然」、「貰って当然」と思っていると、わずかでも手に入らなければマイナスに感じて不服や不満を言い始めます。 これを引き算の不幸と言い…
<span style="font-size:large;">人生は心であり観念である(Life is the mind and the idea)</span>
人生は心であり観念です。 心と観念が私たちの人生を極楽にも地獄にもすることができるのです。 よく考えてください。 今の生活や状況が「極楽だ、地獄だ」と感じているのは心なのです。 心が地獄と感じれば、私たちの人生や今の状況が地獄になってしまうのです。 だから、何かがあれば「楽しいな」、「嬉しいな」と思うようにすればいいのです。 Life is the mind and o…
<span style="font-size:large;">往生際はいかにあるべきか(How should we approach giving up?)</span>
しばしば、往生際が悪いという表現をしますが、どのような姿であれば往生際が良かったということになるのでしょうか。 臨終の場で見守ってくれている家族に向かってニッコリしながら、 「それではお先に逝かせてもらうよ。長い間お世話になったね。皆も仲良くいい人生を送ってくださいね。」 このようなお別れがお勧めですが、そう簡単にできることではありません。 しかし、それ…
自分の幸せというのは自分ひとりが大儲けすることでも、自分ひとりだけが美味しいものを食べることでもありません。 自分の目の前にいる人が幸せになること。 目の前にいる人を幸せにすることが自分の幸せなのです。 人に喜んでもらうと、今の世の中ではなかなか得られない「自分の居場所」という、とても大切なものが得られます。 人は誰かに喜んでもらった時、自分の居場所を…
<span style="font-size:large;">笑顔・頷き・良い言葉(A smile, a nod, a kind word)</span>
この世の中は案外厳しいです。 どんなに一生懸命頑張っても認められなかったり、否定されたりすることが多いものです。 だから苦しい。 そういう人の話を笑顔で頷いて聞く。 すると相手はそれだけで救われます。 認められたように思い、居場所が見つかったような安らぎや安心感を抱けます。 分かってくれる人がいるというだけで心が軽くなれます。 そういう訳で人に…
出会いというのは遠くの人に会いに行くことではなく、日常で目の前にいてくれる人、来てくれる人を大切にしていた時に向こうからやって来るものなのです。 今、目の前にいる人を自分の力を出し切って喜ばせましょう。 目の前に来てくれた人を大切にしましょう。 そうやって、目の前の人を喜ばせようと本気で付き合っていく中で人は考え方を改めたり、今までの生き方を変えながら成長…
世の中で当たり前だと思っていたことが実は当たり前ではなく、とても有難いことであったのだという気付きが必要です。 例えば、目が見えること、口から食物が食べられること、自分の足で歩けること、耳が聞こえること、雨露をしのげる家があること、三度の食事ができていること、毎日布団の中で寝ていること、蛇口から水が出ること、ほとんど毎日自宅でお風呂に入れることなどです。 日…
人を愛し、人に対して思いやりの気持ちを持ち、自ら様々なことを学んで知識を増やし、信じることができるように努力し、折々に心を見直しながら反省していくことを繰り返すことによって明るく生きていくこと。 そうして知り得た知識なり経験を後半生には惜しみなく若い人々に伝え、社会に還元していくこと。 これこそが充実した素晴らしい毎日、満ち足りた素晴らしい人生に繋がる秘訣で…
心の思いである言葉でマイナスの言葉を述べ立てることは、その影響が他人にも自分にも及んできます。 自分の言葉を一番よく聞いているのは自分の耳であることを忘れてはなりません。 健全で健やかな人生を送りたいと望むのであれば、言葉の力を意識して善きことを多く言い、悪しきことをできる限り言わないようにしましょう。 愚痴・泣き言・文句・不平不満・悪口は厳禁です。 …
<span style="font-size:large;">まず心の健康から(Mental health first)</span>
身体にとって強い影響を与える心や精神の働きには、プラスの作用とマイナスの作用があります。 プラスの思いを持つことで体調は良い方向に向かい、マイナスの思いを持つことで体調は崩れる方向に向かってしまいます。 健康というと身体のことばかり気にしてしまいますが、心の健康を気に掛けるところから始める必要があります。 それを端的に表したのが「病は気から」という言葉です…
<span style="font-size:large;">病人になっても明るく振る舞うこと(Staying cheerful even when you are sick)</span>
病人は老人と同じように、「労わってもらって当たり前」という精神構造に陥りやすいので、自己中心になりがちです。 体が辛い時は不機嫌にもなり、「なぜ自分の辛さが分からないのか」と腹も立つでしょう。 しかし、そのままそのような顔をしていていいということはありません。 長く生きてきた者としての強みがあれば周囲の人達が不愉快にならないように、内心はどうあろうと明るく…
できるだけ病気はしないと決めて、あらゆる予防処置をした方がいいでしょう。 しかし、充分気を付けていたつもりでも病気がない人生は非常に少ないでしょう。 そうであれば、「五感が正常であるのが人間だ」という考えを変えた方がいいでしょう。 つまり、「病気も込みで人間であり、良いことも悪いことも込みで人生だ」という心構えをしておく必要があるでしょう。 病気は決定…
老齢を重ねると、利己的になったり忍耐力がなくなっていく人が少なくありません。 歳を重ねることの特徴、あるいは悲しさと言ってもいいのですが、程度の差こそあれ、この二つは誰にでも見受けられます。 老齢にやや意図的に逆らって自分を若々しく保ちたいのであれば、まず利己心を戒めて忍耐力を養うことです。 他者への配慮がなくなったら若くてもそれが老人なのです。 他者…
人はどんな状況でもそこを足場にしなくてはなりません。 孤独なら孤独でそれを立ち位置にして、自分が面白いと思うことをやっていく他はないのですから。 立ち位置と言っても足場が悪くてよろめくことも当然ありはしますが、ふと気が付くと隣に手すりがあったり、手を差しのべてくれる人がいたりすることもあります。 してもらうことを期待していると不満が募ってつい愚痴が出ます。 …
人は頭が良くなくても地位やお金がなくてもいいから、朗らかで物事を好意的に見られて、世の中を面白がって暮らせたらいいのではないでしょうか。 その人の生涯が豊かであったかどうかは、その人がどれだけこの世で「会ったか」によって測られるのではないでしょうか。 人間にだけではなく、自然や出来事やもっと抽象的な魂や精神や思想に触れることだと考えます。 何も見ず、誰にも…
結局のところ、人は一人で生まれてきて一人で死にます。 家族がいても生まれてくる時も死ぬ時も同じ一人旅です。 人生の過程の一つとして、「老年は孤独と徹底して付き合って死ぬことになっている」と思っていた方が良いです。 ひと口で言えば老年の仕事は孤独に耐えること。 そして、孤独だけがもたらす時間の中で自分を発見することです。 自分はどういう人間で、どういう風に…
老年は一つ一つ、できないことを諦めて捨てていく時代かもしれません。 執着や俗念と闘って人間の運命を静かに受容するということは、理性とも勇気とも密接な関係があるはずです。 諦めや禁欲という行為は、晩年を迎えた人間にとって素晴らしく高度な精神の課題ではないでしょうか。 Old age may be a time to give up on and discard one thing at a time that you cannot do. Strug…
<span style="font-size:large;">「分相応」、身の丈に合った生活を("Accommodate" - live within your means)</span>
若い時は見栄を張りたいこともあるでしょう。 しかし、長い間生きてくると、いくら隠しても所詮、その人がどんな生活をしているのか大体のところは分かるものですから、見栄を張っても仕方がないと気付きます。 晩年が近づけば何もかも望み通りにできる人など、一人もいないことが体験的に分かってきます。 「分相応」を知るということは長く生きてきた者の知恵の一つでしょう。 お…
<span style="font-size:large;">病気の治し方(How to cure illness)</span>
病気は嫌なことをしなければ治りません。 好きなことばかりしてきたから、好きなものばかり食べてきたから病気になったのです。 病気を治すには、自分が嫌なことでも体に良いのであればしなければいけません。 自分が嫌いなものでも体に良いのであれば食べなければいけません。 バランスが崩れているから病気になったのです。 You can't cure an illness by doing things you…
この世の中は思い通りにならないことだらけです。 世の中のことは全て少し諦めて思い詰めず、少し見る角度を変えるだけで光と風がたくさん入ってきます。 悪い方面、悪い未来のことばかり考えるのを今日から、今からやめましょう。 There are many things in this world that don't go as we want them to. If you just give up on everything in the world a little, stop worrying ab…
<span style="font-size:large;">親しき仲にも礼儀あり(Even among friends, etiquette is important)</span>
「親しき仲にも礼儀あり」というのは、友達関係だけではなく夫婦や親子の間でも必要です。 家庭は気を許してもいいところですが、だからといって相手を傷付けるようなことを平気で口にしたり、不愉快さを絶え間なくぶちまけてもいいというものでは決してありません。 歳を取ろうと、それは同じです。 老いれば何でも許されると思う人がいますが、それも一種の甘えでしょう。 「…
「受けるより与えるほうが幸いである」と聖書にあります。 これは信仰の問題ではなく心理学的実感としても正しいでしょう。 ただ受けているだけの人は「もっと多く、もっといいものを貰いたい」と際限がなく、夫が(妻が)「してくれない」、嫁が「してくれない」と不満が募ります。 しかし、与える側に立つと、ほんの少しのものでも些細なことでも楽しくなり、相手が喜んでくれれば…
生きることは働くこと。 老齢になって大事なのは(地域で)どのような働きができるかでしょう。 「何をしてもらうか」ではなく「何ができるか」を考えて、できることを淡々と遂行するようにしたいものです。 老齢になっても「掃除なんかくだらない、つまらない」など、そういう眼力しか養えていなかったとしたら情けないことです。 老年はむしろ「くだらない、つまらない」と社会…
<span style="font-size:large;">高齢者が健康を保つ2つの鍵(Two keys to staying healthy for the elderly)</span>
自分の健康は自分で守ることが大切です。 1.食べ過ぎないこと。 2.夜遊びをしないこと。 旅行中ほど節制が大切です。 大勢で旅行をしても夕食が済んだら、人がまだお酒を飲んでいる時でも素早く部屋に引き上げ、「付き合いの悪い奴だ」と思われようが、「あの人も歳を取った」と言われようが、自分のペースを守ることが大事です。 食べる量や睡眠時間、自分が抱え込める…
一人暮らしをすると、愛情をかけるものが欲しくなるのは当然でしょう。 花壇を作ったり、犬を飼ったりしている老人はたくさんいます。 しかし、自分でそれを維持できなくなった時はやめるか、対価を支払うことです。 つまり、自分で出来ないことは人の好意に縋るのではなく、労働力を買って自分の希望を達成するということです。 近所の知り合いが、「犬の散歩ぐらいして差し上…
かつては損のできる人間に育てるのが教育の一つの目標でした。 動物は捕まえた獲物をまず自分が食べ、残りを自分の子供や群れの仲間に与えるものですが、人間は見ず知らずの人に恵むということができます。 それが人間である証拠です。 老年になっても損をすることができる気力と体力を保つことを目標にしたいものです。 In the past, one of the goals of education was to rais…
世間には友達が「〜してくれない」、配偶者が「〜してくれない」、娘や息子や兄弟やいとこが「〜してくれない」と、終始口にしている人がいます。 「今度行く時、私も連れて行ってくれない?」、「〜さんに伝えておいてくれない?」、「ついでに買って来てくれない?」と、絶えず他人をあてにしている人もいます。 作家の曽野綾子さんはこういう人達を「くれない族」と呼んでいるそうで…
<span style="font-size:large;">老いに向かうもののたしなみ(The ethos of growing old)</span>
「浜までは 海女も蓑着る 時雨かな」 江戸時代中期の俳人、瓢水(ひょうすい)の句です。 時雨(しぐれ)の中、海女が蓑を着けて海岸まで歩いていく。 どうせ海に入るのだから、蓑など着けなくてもいいのにと思うけれども、さすがに身だしなみだけは忘れない。 その心に瓢水は動かされたのでしょう。 死に向かっていく自分も、あのように美しくありたいと瓢水も願っていた…
<span style="font-size:large;">忘却は天の恵み(Forgetting is a godsend)</span>
物忘れを嘆くのは精神衛生上良くありません。 「覚えていないもの、忘れたものは、どうせ自分にとっては役に立たないものだ」と思うようにしましょう。 そうすると何を忘れても苛立つことはありません。 泰然自若。 忘却がうまく機能していると考えましょう。 覚えておくべきことを忘れても決して悔やんではいけません。 It's not good for your mental health to complain a…
<span style="font-size:large;">若返りの秘薬(Elixir of youth)</span>
相手が聞き上手、褒め上手であり、人の話を否定せず揚げ足は取らないといった雑談・放談をたしなむ秘訣を心得ている場合、多少無責任な話にもしきりにうなずき、どんな屁理屈にも耳を傾けます。 難しい話にも分かったような顔をして聞き、空理空論・大言壮語にも目を輝かせます。 話が脱線しても誰も咎めたりはしません。 この聞き手の善意が話し手を乗せて気分を高揚させてくれます…
<span style="font-size:large;">一日に一度は外に出る(Go outside once a day)</span>
歳を取って規則正しい生活をするようになると体内時計も安定します。 第二の人生の心得の一つは生活のリズムです。 生活のリズムが出来上がると就寝、起床時刻も安定します。 長い老後を実りあるものにするためには一日一日の生活パターンを守ること、一日一度は外に出ること。 この二つは鉄則だと心得ることです。 As you get older and begin to live a regular life, your…
<span style="font-size:large;">他の人は変えられない(You can't change other people)</span>
他の人は変えようと思っても変えられません。 自分の周りの世界を変えるための一番簡単な方法は自分を変えることです。 自分自身の波動が上がった時、ラジオで局を選ぶように、相手のその波動の部分(自分と同じように高い波動の部分)としか交流ができなくなります。 そうして周りが変わったように見えるのですが、実は自分が変わったのです。 You can't change other people ev…
1、できるだけ歩く。 無理でない範囲で、駅のエスカレーターには乗らず、階段を使うなどの心がけを。 2、気功を身につける。 何か一つ自分にあった巧法を楽しみながら続ける。 3、旬のもの、地場のものを食べる。 大地のエネルギーを体内に取り入れることを心がける。 4、好きなものを少し食べる。 好きなものをときめいて食べることが最大のクスリ。 ただし腹八分目を心がける…
太っているからといって何も「病気」にすることはありません。 生活習慣病も一つの老化現象であって、ある程度「生」の流れの中では自然なものです。 それをあまり目くじら立てて「腹囲がどうの、中性脂肪がどうの」と人に恐怖を与え、健康で元気な「太った」人を「病気」に分類したりするのは間違っているのかもしれません。 確かにメタボリック度は、健康に対する注意を喚起すると…
<span style="font-size:large;">食生活改善の10カ条(10 rules for improving your diet)</span>
ベストセラー「粗食のすすめ」を書かれた管理栄養士の幕内秀夫先生の提唱する「食生活改善の10カ条(大切な順)」 1、ご飯をきちんと食べる 2、醗酵食品を常に食べる 3、パンの常食はやめる 4.液体でカロリーをとらない 5、未精製のご飯を食べる 6、副食は季節の野菜を中心に 7、動物性食品は魚介類を中心に 8、砂糖、油脂のとりすぎに注意を 9…
私たちは色々な「場」に住んでいます。 学校、会社、地域、家庭、趣味の集い、習い事、友人との会食など、すべて「場」であり、そこにいる一人ひとりの状態が「場」のエネルギーを作り出しています。 病気を治すうえでも、健康に生きるためにも、良い「場」に身を置くことがとても大事です。 常に良い「場」に身を置き、生命場を高める努力を続けていれば、私たちの体が持つ自然治癒…
<span style="font-size:large;">死を折りに触れて考える(Thinking about death from time to time)</span>
映画「おくりびと」の原作本の「納棺夫日記」の中に「末期患者には、激励は酷で、善意は悲しい、説法も言葉もいらない。 きれいな青空のような瞳をした、すきとおった風のような人が、側にいるだけでいい。」と書かれています。 自分の死を折りに触れて考えている人が来ると、死に直面している人は死への恐怖が和らぐというのです。 生を謳歌している人がいくら何を言ってもダメなの…
<span style="font-size:large;">達者でポックリ(Sudden death by a healthy person)</span>
「達者でポックリ」逝くためには二つ大事な要素があると、帯津三敬病院の帯津良一先生は仰っています。 ひとつは常日頃からの心構えを持ち、自分の死のタイミングを見極める精神性を持つこと。 そして、もう一つ大事なのは日頃からの「養生」だそうです。 日々、「生命」のエネルギーを高めて最期を迎えるまで自立して過ごすことが、「達者でポックリ」逝くために欠かせない条件です…
<span style="font-size:large;">目の前のことに打ち込む(Focus on what's in front of you)</span>
「もの思わざるは仏の稽古なり」といいます。 いつも気を付けて勝手な思いが浮かばないようにしましょう。 「念起こる これ病なり。継がざる これ薬なり。」といいます。 既に起こってしまった念や思いはそれを発展させないこと。 過去や未来を思い煩わないこと。 目の前のことだけに打ち込んでいればいいのです。 そうすると、いつも心は安定して不安なくいられます…
相手に損を与えるようでは必ず自分にそれが戻ってきます。 お金に窮している人の特徴は些細なことに於いても、すぐ人を責めている人です。 次に愚痴の多い人です。 悪口はもってのほかです。 If you cause harm to others, it will always come back to haunt you. A characteristic of people who are short on money is that they are quick to blame others, even for small t…
<span style="font-size:large;">あとから来る者のために(For those who come later)</span>
あとから来る者のために 田畑を耕し タネを用意しておくのだ 山を 川を 海を きれいにしておくのだ ああ あとから来る者のために 苦労をし 我慢をし みなそれぞれの力を傾けるのだ あとからあとから続いてくる あの可愛い者たちのために みなそれぞれ自分にできる なにかをしていくのだ 坂村真民の詩 40代後半にもなれば自分が受け取ることばかり考えるのではなく…
<span style="font-size:large;">悩みや苦しみを断つ方法(How to end worries and suffering)</span>
「思い通りにしたい」という「思い」を持つことをやめる。 すると悩みや苦しみを持たずにいられます。 「こうありたい」、「こうあって欲しい」という執着を持たなければ不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句を言うこともなくなります。 「思い」を持たず「執着」しなければよいのです。 「悟り」とは「受け入れること」です。 何かをどうしたいという思いをやめればいいので…
<span style="font-size:large;">病気からも学ぶ(earning from illness)</span>
病気から学べるのであれば「病気は財産」とすら思えてきます。 「人生で罹る病気は全て、より良い人生を歩むための指針になる」と考えることができたらしめたものです。 どんな出来事も状況も、「善」と受け止める努力を続けていくと事態は良くなっていきます。 If you can learn from your illness, you can even start to think of it as an asset. It would be great if you could…
「お金があれば幸せだ」と言うならば、世界の大多数の人々は楽しく生きられません。 世界の中でお金持ちの人はとても少ないからです。 「健康であれば幸せだ」と言うならば、人は幸せになれません。 本当に健康な人間というのも世の中には少ないのです。 「頭が良ければ幸せですよ」と言うならば、人は幸せになれません。 頭が良い人というのも数が少ないのです。 ごく一部の人だけし…
<span style="font-size:large;">全ての状況は中立(All situations are neutral)</span>
全ての状況は良い意味にも悪い意味にもどちらにも捉えることができます。 自分がその中からどんな肯定的なことを引き出せるかという姿勢を持てば、そこから肯定的な結果を生み出すことができます。 どんな状況も始めから意味を持っているわけではありません。 すべての状況は本質的には何の意味も無いのです。 「無」なのです。 たくさんのものを否定的に感じるのは今までこういうことが…
<span style="font-size:large;">相手を変えることはできない(You can't change the other person)</span>
私たちにできることは相手に愛を与えることだけです。 そして、相手が選びたいものを選ばせることだけです。 相手を変えることはできません。 相手に対して「こんな風に変われますよ」と提案することはできます。 しかし、相手を変えることはできません。 相手が「変わらない選択」をすることを許し、相手を無条件に愛することしかできません。 そして、「もし、私に合…
<span style="font-size:large;">自分の信じることが自分の人生をつくり出している(What you believe creates your life)</span>
私たちは、自分がつくりたい方向に人生をつくることができる力を個人個人が持っています。 そして、自分の信じることが自分の人生をつくり出しています。 恐れを信じる人は自分の人生も恐れに満ちたものになります。 愛と光だけを信じている人は人生の中で愛と光しか体験しません。 自分が体験する物理的な現象というのは私たちが何を信じるかによって決まります。 We each h…
<span style="font-size:large;">いつも一番あなたにちょうどいい(Always the best for you)</span>
私たちは、この社会の中で自分は人間として半人前だということをよく学んできました。 だから、沢山の人達が外を歩きながら「自分は完全ではないのだ」という波動を出して、完璧な人間を見つけようと目を外に向けています。 実は自分自身が完全な存在だということを忘れています。 「自分が完全ではない、どこか欠けている」と思って歩き回っていると、だいたい同じような考えを持っ…
<span style="font-size:large;">問題というものはない(There is no such thing as a problem)</span>
実は問題というものがあるのではありません。 その問題というのは「変わりたくない」、「変わるのが難しい」と私たちが信じているということです。 In fact, there is no problem. The problem is that we believe that we don't want to change or that change is difficult.
<span style="font-size:large;">自分自身であれば苦しむことはない(If you are yourself, you will not suffer)</span>
人生が痛みや苦しみや疲れによって満たされている時、それは本来の自分自身以外の人間に一生懸命なろうとするところからやってきています。 自然な自分にならないように抵抗する時、すべての苦しみ、痛みがやってくるのです。 精神的な痛み、肉体的な痛み、すべての痛みはそこからやってきます。 When your life is filled with pain, suffering, and exhaustion, it comes from t…
<span style="font-size:large;">人間関係は鏡を見るのと同じ(Relationships are like looking in a mirror)</span>
どんな人でも私たちの目の前に現れてくる人は、その時の私たちに一番必要なものを反映して見せてくれます。 常に今を生きることによって、自分に正直であることによって、一番適切な相手が引き寄せられてきます。 そして、その人が私たちが新しい自分になるための助けをしてくれます。 また、その逆に、その人が望んでいる自分になるための助けを私たちがすることができます。 …
自分の持っている波動が周りの現実をつくり出しています。 そのため、半分しか行動しない時には、自分のパフォーマンスも半分しかできないような現実をつくり出します。 反対に、自分が一番ワクワクすることにベストを尽くしている時、どんな壁にぶつかり引っ掛かっていても、私たちには常にその状態でベストな材料が提供されます。 別の言い方をすれば、「自分にとって一番ベストな…
自分の目から見て、「あの人はこうすべきだ」というものを押し付けないことです。 その人がそのままでいいということを受け入れてあげれば、その人自身が自然に一番いいところに行きます。 二人以上と付き合う場合、それを排他的な関係にするのではなく、逆にお互いがより成長できるような包括的な関係と見ましょう。 もちろんその場合、そこに関連している人達全員が、非常にクリア…
<span style="font-size:large;">自分が与えるものが受け取るもの(What you give is what you receive)</span>
全ての状況、全てのものは基本的には「中立」です。 どんな状況もその中に決まった意味を持っていません。 どんな状況も自然に最初から否定的、肯定的であるとは決まっていないのです。 人生に入ってくる全てのものの中に最初から否定的、肯定的であるという意味を持っているものはありません。 全ての状況は中立でやってきます。 そして、私たちが自動的に意味を与えてしまいます。…
<span style="font-size:large;">人間関係(Relationships)</span>
関係の問題というのはその関係の中に自分を見ることであり、自分について学ばなければならないことを学ぶということです。 また、同時に相手の人にもその人が学べるように奉仕するということです。 そして、お互いに成長することができます。 自分が行きたい方向に行けること。 それがこの関係の目的なのです。 私たちはいつも人との関係の中にあり、この関係の中で学ぶ基本的なことというのは自…
<span style="font-size:large;">信頼する(Trust)</span>
二人の関係はこうでなければならないと自分で決めている時は、二人の本当の関係を信頼していないことになります。 すべての人間関係に必要なのは信頼だけです。 When you tell yourself how your relationship should be, you are not trusting your true relationship. All relationships require is trust.
<span style="font-size:large;">私たちが意味を与えている(We give meaning)</span>
私たちが意味を与えるまで状況は全く意味がありません。 「こんな状況に見えるけど、自分自身には何か必ず良い意味があるに違いない。」と考えましょう。 どんな状況も私たちが肯定的な良い意味を与えることによって常にうまくいきます。 どんな状況も既にその中に本質的に決まっている意味はありません。 私たちが与える意味によって、そこから得られる結果が変わってきます。 …
<span style="font-size:large;">長生きしたければ(If you want to live longer)</span>
長生きしたい人は心の持ち方が大事です。 いつも平常心でいることです。 怒りやイライラに囚われないこと、悩みや心配事を抱え込まないことです。 いつでも静かで平らかな気持ちで暮らしていくことです。 その境地で暮らしていけば長生きをして楽な死に方ができます。 そして、何より高齢になるほど少食にしていくことが肝要です。 また、若い時も食を慎むことが大事で…
<span style="font-size:large;">感謝する、まず褒める(Be grateful and praise first)</span>
すべてのもの、一つひとつに感謝して「ありがとう」と言いましょう。 「おいしいね」と言って食べましょう。 花を見たら「綺麗だね」、鳥を見たら「可愛いね」と声を掛けるのです。 とにかく貶(けな)してはいけません。 Be grateful for everything and say "thank you" to each and every thing. Say "this is delicious" when you eat it. When you see a flower say "it's b…
この世の中で絶対に何がなんでもこちらの方が良く、あちらはダメと決まっていることはありません。 どちらの方が幸せかということは本当は分かりません。 その状況にその人が満足すれば幸せであり、満足して感謝していれば次の素敵なことが巡ってきます。 いつも別の状況を羨ましく思っていれば、また次も羨ましく思う状況が現実にやってくるのです。 このような人はどちらの道…
<span style="font-size:large;">生を充実させましょう(Let's enrich our lives)</span>
「死は敗北である」と考えるお医者さんもいますが、どれだけ長く生きるかということではなく、どれだけ深く生きるかが大切です。 例え延命できなくとも人生のクオリティを高める手伝いができれば、医学は使命を果たしたと言えるのではないでしょうか。 今でも人気の高い吉田松陰や坂本竜馬は短命に終わったことを惜しまれますが、短かったとはいえ彼らの生涯の充実度は、生き残った明治…
<span style="font-size:large;">今、できる目の前のことを実行する(Do what you can right now)</span>
「遠くにあるぼんやりしたものを見るのではなく、目の前にはっきり見えるものを実行に移すことである。」 これはイギリスの歴史家カーライルの言葉です。 判断に迷うようなことがある時、この言葉を思い出して行動の指針とすればいいでしょう。 "The key is to look not at vague things in the distance, but at things that are clearly visible before your eyes." These are the …
<span style="font-size:large;">意見は違って当たり前(It's natural for opinions to differ)</span>
じっくり比べてみたら右手と左手は違います。 指の形、爪の大きさ、関節の太さやしなり具合。 自分の手ですら違うのですから、人が皆違うのは自然なことです。 意見が違う、意見が合わないというのも当然のことです。 家族だから、同じコミュニティに属しているから、友達だから、恋人だから、同じ会社で一緒に働く者同士だから。 たったそれだけの理由で皆の意見が一致するのはあり得な…
<span style="font-size:large;">どうでもいいことに過剰反応しない(Don't overreact to insignificant things)</span>
日常のどうでもいいことにいちいち惑わされて、心の波動を下げたり心の平安を乱さないようにしましょう。 今の人生で人間としての時間は一応限られているのですから、余計なことでイライラしている暇はありません。 もっと、あなたが楽しいと思えることや、考えてワクワクする夢に時間を使ってください。 思わずイライラしそうになった時は、一拍置いて「これが自分の人生に影響ある…
体は今の人生に与えられた「借りもの」なので、ケアして美しく維持することが大切です。 そうすれば運も良くなります。 肌の手入れをしたり理想のプロポーションに近付いたりすると、自然と気持ちが盛り上がって自分のことが好きになります。 これは女性でも男性でもある程度同じでしょう。 与えられている体を粗末にしている人よりも、一生懸命磨こうとしている人の方が運気は…
<span style="font-size:large;">若者に慕われる大人になる(Becoming an adult that young people admire)</span>
若い人は常に大人の背中を見ています。 子供の頃と違って、大人のやり方を理屈抜きに受け入れて真似をすることはないにせよ、生き方の参考にしたいと思っているものです。 若い人は年長者の姿を通して、自分がどう歳を重ねていくかを考えるものなのです。 そういう意味で部分的にでも若い人から、「あの人のようになりたい」と思ってもらえる大人であることが敬愛に繋がると考えます。 …
<span style="font-size:large;">尊敬される高齢者を目指す(Aiming to be a respected elderly person)</span>
「老」の字は中国では「尊敬する」という意味で使われています。 日本ではただ「歳を取った」という風に捉えられています。 だから、イメージがあまり良くありません。 中国流に老人=尊敬できる人と思われたいものです。 一人ひとりがそういう「老人」になることを目指して、いくつになっても衰えないクリエイティブな能力を発揮できるように努めましょう。 それが「老人を…
困った人の役に立った時はとても生き甲斐を感じるものです。 立ち直るヒントになる言葉を掛けたり、慰めの手紙を書いたり気の晴れる場所へ誘い出したりすると、相手の表情にみるみる生気が蘇ってきます。 そんな表情を見ると役に立てて良かったと心底嬉しくなります。 そういうことができるのは、自分にも困った経験があるおかげだという見方もできます。 人の気持ちが思いやれるよ…
<span style="font-size:large;">若さは姿勢と歩き方から(Youth comes from posture and walking style)</span>
背中を丸めてすり足で歩くと、いかにも「老人」です。 背筋をピンと伸ばして大股でスタスタと歩くことを心掛けましょう。 こうすれば若々しく見えます。 まず姿勢。 頭に籠を載せて花を売る大原女(おおはらめ)をイメージしてください。 アゴを少し上げて顔は上向き加減で背筋がピンと伸びています。 次に歩き方。 足はカカトからつけて、スッスッと大股で運ぶようにしましょう…
<span style="font-size:large;">「健康感」を持って生きる(Live with a sense of health)</span>
最近は検査の機械が精密になってきて、健康体にもどこかしら不具合があることが見つけられてしまいます。 もっと言えば、100人いたら100人が遺伝子レベルでは病気の因子を持っているのです。 皮肉なことに医学が進歩すればするほど、病人が増えてしまうという見方もできます。 検査の結果がどうであれ、そんなに落ち込むことはありません。 まして、病気を敵と見なして戦う決…
<span style="font-size:large;">人のために長生きして下さい(Please live long for others)</span><br />
日本人の寿命は随分延びました。 ここ50年で10年以上も延びました。 寿命は時間です。 その延びた時間を例えば寝てばかりで過ごすのと、たくさんの人に会ったり色々なところへ行ったりして過ごすのとでは全く違います。 大事なことは自分の使える時間に何をするかなのです。 若いうちはほとんどの時間を自分のために使っています。 大人になれば家族や誰かのために使う時…
<span style="font-size:large;">悪しき習慣を変えること(Changing bad habits)</span>
健康診断を受けて数値が正常か、そうでないかをチェックして一喜一憂しているだけでは意味がありません。 必要に応じて治療を受けることはもちろんですが、それ以外に一番大切なのは少々問題アリのデータを改善するために習慣を変えることです。 生活習慣を変えることがデータの改善に繋がると明言できます。 健康診断はそのきっかけとすべきものです。 それまでの悪い習慣の軌…
<span style="font-size:large;">元気に輝いて生きる(Live brightly and radiantly)</span>
何歳以上を老人と呼ぶかはさておき、これからの高齢者は早々にリタイヤするのではなく、どんどん仕事もして人の世話にならず元気に生きていく存在にならないといけません。 糖尿病や心臓病、高血圧症などの持病があっても足腰が弱くても何の障害にもなりません。 薬でコントロールしたり、自動車や車椅子などをうまく利用したりすれば、十分元気に活動的に暮らしていくことは可能です。 …
聖路加病院の日野原重明先生は特別な健康法を行ったことはないそうです。 気を付けていることはたった二点。 「少しの運動」と「少しの食事」だけだそうです。 運動については100歳も近くなると激しい運動は到底無理です。 普段の生活において多少気を付ける程度、例えば階段の上り下りを心掛けるといったことくらいだそうです。 だから、実際に注意を払っているのは食事だけのようで…
聖路加国際病院名誉院長だった日野原重明先生は「楽を嫌う健康法」というのを提唱されています。 「日常生活をする上で常に楽な方を選ぶか」、「多少なりとも負荷の掛かる楽のできない行動や動作を選ぶか」という選択の問題に関心を持っていると云われます。 人は年齢を重ねて体力に自信がなくなると、つい楽をしたくなるものです。 ちょっとした買い物でも配送してもらう、出掛けるのが…
<span style="font-size:large;">師を持つ人は幸せ(Those who have a teacher are blessed)</span>
歳を取ると、どんどん世の中に甘えて尊大になる老人がいるのも事実です。 高齢者への誤解の多くは、このような老い方をする人によって引き起こされたのでしょう。 80歳になっても90歳になっても人を尊敬し、自立心を保って謙虚に勉強をするのであれば、間違いなく良い老い方ができるでしょう。 常に年齢に関係なく、心の底から「この人のように生きたい」という「モデル」や「師…
<span style="font-size:large;">長生きをすればいいというものではない(It's not just about living longer)</span>
現代では80代、90代は当たり前の高齢社会になってまいりました。 しかし、「ただ長生きをすればいい」というものではありません。 人それぞれ長短のある第2、第3の人生をいたずらに歳を重ねるだけで終わらせるのではなく、「長生きして良かった!」と言えるものにしていくことがとても大事です。 それには体と心や頭の健康に気を配るだけではなく、誰もが自分の最大の財産である「…
初対面であっても何度か会っていても感じが悪い態度を取る人はいます。 愛想がない、丁寧過ぎる、傲慢。 少なくとも好意的でないと、はっきり分かるような態度です。 悪意があるのか無意識なのか分かりませんが、やりにくいことは確かです。 こういう人に出会った場合、道は二つあります。 相手と同じ態度を取るか、それとも自分の基本スタンスを貫くかです。 いくら感じが悪い相手…
仲の良さそうな夫婦であっても多くの夫婦は一つや二つ、相手への不満はあるでしょう。 しかし、多くの夫婦は不満がありながらも「今、手の中にある幸せ」に満足しながら生活しているのです。 「夫婦というものはたいていそんなものなのだ。不満があるのは自分だけではないのだ。」ということに気付けば、相手に対してもっと寛容な気持ちになれるはずです。 欲張って相手にたくさんの…
<span style="font-size:large;">自分の生活を愛する(love your life)</span>
「貧しくともあなたの生活を愛しなさい」とアメリカの19世紀の思想家、H・D・ソローという人が「森の生活」という著書の中で述べています。 人生は人それぞれです。 お金持ちもいれば、貧乏な人もいます。 偉い人もいれば、そうでない人もいます。 しかし、貧しいからといって、地位が低いからといって、その人が不幸なのではありません。 不幸は自らが「私は不幸だ」と思う心から生まれるの…
<span style="font-size:large;">人間関係に効率を求めない(Don't look for efficiency in relationships)</span>
人間関係に効率を求めてはいけません。 無駄な時間の無駄話が関係を作ります。 あらゆる人間関係は話をきちんと聞いてさえいればうまくいくものです。 謙虚になって相手の話にひたすら耳を傾けましょう。 急がずにじっくり、ただ聞いてみましょう。 そうすれば、お互いの間に流れる空気は確実に変わります。 You shouldn't expect efficiency in relationships. Relation…
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人生、トライしなければ意味がありません。 平均寿命八十年という長い人生を考えた時、お金も大事でしょうが、もっと大事なのは自分が自分の存在理由を示せる場、すなわち自分が活躍できる場、自分を必要としてくれる場、そして自分が生き甲斐を感じられる場を確保することではないでしょうか。 実際、生き甲斐を持たないで、いつの間にか老後を迎えてしまった時の悲劇度は、お金がない…
良い気持ちでいたいのは皆の共通の願いです。 だから、周りの人々を決して嫌な気持ちにさせてはいけません。 怒っている人がいたら怒り返してはいけません。 その人の気持ちを和らげることです。 機嫌が悪かったら「まあ、そんなこともありますよね・・・。」と、できるだけ気持ちを和らげましょう。 We all want to feel good. So, never make the people around you feel …
自分には喜びであっても他人に迷惑を掛けるのは良いことではありません。 また、他人には喜びであっても自分が苦しむのも良いことではありません。 「良いこと」とは「自分が喜び、他人も喜ぶ」行いです。 そして、「あとで後悔しない」ことです。 だから、行動を起こす前にその行動によってわずかでも、あとで後悔することになると思うならば、そういう行動はやめましょう。 …
ゆっくりと丁寧に食事をしていると最初は苛立ちが出てくるかもしれません。 しかし、諦めないで実践してみましょう。 丁寧な食事ができるようになれば、人生の様々な苛立ちも消えていきます。 日常の些細なことから一つずつ落ち着きを体得していけば、人生はいつでも落ち着けるようになるのです。 Eating slowly and carefully may make you feel irritated at first. But don't …
本当に自由な心とは「どんなことがあっても波立たない、拘(こだわ)らない心」です。 しかし、人は長年にわたって形成されてきた心の癖のために、なかなか真の自由というものを得られません。 自由になる道は遠いものです。 それでも、良いことを繰り返し行い、心に良い癖をつけていけば必ずそこに辿り着けます。 水が一滴ずつしたたり落ちて、やがて瓶を満たすように少しずつ…
昨日は大失敗したと思って悩むのは、「今日も失敗したい」という計画を組んでいるようなものです。 昨日の失敗はどうなるものでもありません。 今日という日は新しいものです。 その今日のことだけをただ、しっかりやればよいのです。 Worrying about yesterday's failure is like planning to fail again today. Yesterday's failure can't be changed. Today is a new day. All…
人は「いいこと」をしたくないわけではありません。 ただ、「今日は楽をして明日から」という心が起きてしまうから、中々「いいこと」を実行できないのです。 しかし、人はいつ死ぬか分かりません。 「いいこと」は生きているうちにやっておくべきなのです。 It's not that people don't want to do good things. However, they find it difficult to actually carry out good de…
人生とは瞬間、瞬間の連続です。 私たちは瞬間、瞬間にしか生きられません。 今の瞬間に成すべきことは常に「具体的」です。 それは話を聞くことであったり、物を片付けることであったり、常に「具体的」にあるものです。 今、この瞬間に成すべきことをよく知り、それをきちんとやること。 それで何の問題もなく人生はうまくいくのです。 Life is a series of moments. W…
「私は正しい」という心から、怒りや嫉妬や傲慢などのあらゆる感情が生まれてきます。 その心が色々な問題をつくるのです。 「私は正しい」というのは客観的に成り立たないことなのです。 それはわがままな恐ろしい思考です。 しかし、皆が「私が正しい」病に感染しているようです。 From the mindset of "I am right" come all kinds of emotions such as anger, jealousy a…
自分というものは人のことをどうこう言えるほど立派ではありません。 「あの人は間違っている」と指摘しても自分がその立場になったら、同じことをする可能性があるのです。 「あの人は嘘をつく、けしからん」と言っても自分だって不利になったり、その場を逃れようとすると思わず嘘をついてしまうのではないでしょうか。 「あの人は頼りにならない」と言っても自分が同じ立場になっ…
問題を解決するためにはまず自分のエゴに気付くところが出発点です。 「あなたのためにやっている」と思っているところに問題があるのです。 「人のため」といいながら「自分のため」にやっていることが多いでしょう。 「やらせてもらってありがたいです。 「充実感が得られて幸せです。」という気持ちがあれば上手くいきます。 The first place to solve any problem is to b…
生きることは互いに協力し合うことで成り立っています。 「お互い様」なのです。 生きることは他人の世話になることであり、自分も人の役に立つことです。 そこがはっきり分かっていれば成功することができます。 うまくいかなくて充実感を得られない人生は、自分に対しても周りに対しても嫌な気分をつくります。 そういう人は自分の失敗を他人や社会のせいにします。 …
寒い日にも暖かい布団の中に包まれて眠れることに感謝。 その上、安眠できたことに感謝。 安眠は神の恩寵です。 寒い日にストーブやエアコン、こたつで暖がとれることに感謝。 三度の食事が頂けること、おまけに温かいまま頂けることに感謝。 蛇口を回せば水が出てスイッチ一つで明るくなることに感謝。 家にお風呂があることにも感謝。 自分で歩けて、見えて、聞こ…
仏教では出来事は無記。 つまり、善悪は記されていないと考えます。 それぞれの出来事をどう受け止めるかによって善悪が決まってくるといいます。 どんな出来事も善と受け止める努力を続けていくと、事態が良くなる方に繋がっていきます。 そうしていると、あらゆる事象は全て善に繋げられて困ったことはなくなり、何が起こっても穏やかに平常心でいられます。 In Buddhism, even…
裕福な人とは、地位や財産・大きな家や車などの多くのものを持っている人ではなく、僅かなものしか必要としない人です。 人は心が豊かになればなるほど、モノや地位・名誉に執着しなくなります。 他人の喜びを自分の喜びとして喜び楽しめるようになります。 他人と自分を比べて卑下したり羨んだりもしなくなります。 A wealthy person is not someone who has a lot of things su…
この世は全て因果関係で動いていますが、その人の心のレベルに相応しい「果」を頂いています。 心の出来ていない者が同じことをしたとしても、心の出来ている人と同じ「果」を頂くことは出来ません。 毎日、生涯にかけて出来る限り努力しましょう。 世のため、人のためになることを出来る限り心掛けましょう。 Everything in this world operates based on cause and effect, but…
若い人は常に大人の背中を見ています。 子供の頃と違い、大人のやり方を理屈抜きに受け入れて真似をすることはないにせよ、生き方の参考にしたいと思っているものです。 若い人は年長者の姿を通して、自分がどう年を重ねていくかを考えるものなのです。 そういう意味で、部分的にでも若い人から「あの人のようになりたい」と思ってもらえる大人であることが敬愛に繋がると考えます。…
どんな時にも頭からすぐ否定的な言葉を使わず、笑顔で「そうだね」と言いましょう。 どうしても出来ないと思われましたら、「努力してみましょう」と言いましょう。 これを続けていきますと相手は無理を言わなくなります。 No matter what the situation, don't immediately use negative words. Instead, smile and say, "That's right." If you feel that you just can't do it, sa…
「悩み」のない時は心頭に取り越し苦労というような思念現象も、その他の消極的情念もいささかも発生していません。 そういう現象から察すると明るい朗らかな人生に生きるには、まず悩みという心理現象を心に持たせないようにして、平素から正しい準備を施すことが何よりも肝心な人生の要諦であると言えます。 何事も比較をしない。 自分と他人、現在と過去、現在と未来。 過去…
私たちは生まれてきた時は皆ゼロです。 それを考えたら、わずかなものでもあれば有難いと思いましょう。 「こんなこともして頂いた」、「あんなこともして頂いた」という足し算で考えれば不満の持ちようがありません。 しかし、「あって当然」、「貰って当然」と思っていると、わずかでも手に入らなければマイナスに感じて不服や不満を言い始めます。 これを引き算の不幸と言い…
どんな場合も決して損をしないというような人間は、いつまでも器量が小さいままです。 笑って相手に譲れる人、損をしても笑っていられるような人こそ大きくなれるのです。 英訳(English translation) A person who never loses in any situation will always remain incompetent. Those who can smile and yield to others, those who can continue to laugh even when they suffer loss…
私たちは皆、謂わば観光客としてこの惑星、地球にいます。 誰一人として永遠にここで生きて暮らすことはできません。 長く生きられてもせいぜい百年です。 だから、ここにいる間に善き心を持つように努め、人生がプラスで有益になるように努めなければなりません。 わずか数年しか生きられないかもしれませんし、一世紀まるまる生きることになるかもしれません。 しかし、その限られた時間を生き…
大きな幸せは稀にしかやってきませんが小さな喜びは毎日起こるものです。 この小さな喜びをしっかりと心に留めて日々を過ごせば、毎日が気持ち良く感じてやること成すことが全部楽しくなります。 小さな喜びの繋がりが確かで揺るぎない人生の大きな幸せを生み出す原動力です。 ところで、お金やモノなどで結果がついてくる喜びだけが本当の幸せではありません。 それは「幸せを数量で計る」とい…
あなたの人生における満足の究極的な責任者はあなた自身です。 自分の現状を他人や状況のせいにしている人は、結局それらに翻弄される存在に自分を貶めているのです。 自分の人生の質を上げるのも下げるのも自分次第ということに気付かなければなりません。 「人生がもう少し楽ならもっと頑張るのに・・・」という態度は禁物です。 人生は今ある通りであり、こうあるべきだという姿にはなりませ…
私たちは日常生活の中で良いものがあるとつい自分のものにしたくなります。 それが満足感に繋がっていきます。 しかし、あまり欲を出すと際限がありません。 人の幸せというのは八分くらい満たされて、「もう少しあれがあればいいな」、「もう少しお金があったらいいな」、「もう少しうちの子がこうなればいいな」というくらいが一番幸せだといわれます。 宇宙は循環しています。 私たち…
充実した老後のためには子供のような資質を持ち続けることが大事ですが、自由時間の楽しみは年を取るにつれて、外の世界より内の世界に向かうべきでしょう。 ただ、若さを保つことが大事なのではありません。 どれほど鍛えていても歳を取ると身体は徐々に衰えます。 しかし、精神の方は成長を続け、歳を取るにつれて調子が良くなる場合もあります。 歳と共に知恵と知性を蓄えていけば、私たちは…
人生を変えるのは大きなことではなく、小さなほんの少しのことを変えることで状況は変わっていきます。 何を変えるかは一人ひとり違います。 ほんの少し変えるだけで、不思議と人生は全く新しいものに変わっていきます。 内面が穏やかで平和であれば外の人間関係は全て良くなっていきます。 だから、自分の内面を整えて自分の内に秩序と穏やかな調和をもたらすことが大切です。 世界の平和とは、…
「最上のわざ」 この世の最上のわざは何か 楽しい心で年をとり 働きたいけれども休み しゃべりたいけれども黙り 失望しそうな時に希望し 従順に平静に おのれの十字架をになう.・・・ これはイエズス会のホイベルス神父の詩です。 「最上のわざ」とは何でしょうか? 自分は一体何をしたらいいのでしょうか。 何をすれば心が満たされ、充実して生き甲斐を感じるのでしょうか。 「楽しい心で年をと…
病気になれば家族や会社の人に迷惑を掛けるかもしれません。 また、失業すれば家族に迷惑を掛けるかもしれません。 さらには思わぬ事故を起こせば他人様に迷惑を掛けるかもしれません。 人生で周りの人に迷惑を掛けるかもしれないことは、生きている限り誰にでも起こることです。 例えば、病気になって自分の体が自分で思うようにならなければ心が苛立ち、その結果自分を責めたりすることで、人…
元気で健康なこと、歩いたり走ったりできること、おいしく食事が取れること、目が見えて耳が聞こえること、笑ったり悲しんだりできること、学校や会社に行ったりすること、友達と雑談できること、本を読んだり映画を観たり音楽を聴いたりできること。 数え上げればキリがないくらいあるはずです。 どんな人にも必ず共通する幸せは、実はこんな些細な当たり前の日常生活の中にあるのです。 これら…
死にゆく人たちが望んでいることは、残されて生きている人が幸せになることです。 それゆえにこそ死者は至福の世界から、生きている私たちに愛を送り届けていると感じることが何より大事です。 残された人が死は終わりではなく新たな始まりだと考えることができるならば、亡くなった人と残された人には強い絆が生まれるということに気付くでしょう。 「あなたが死んでも、私が生きている限り、あ…
人は誰もが失敗からその人に応じた幸せを掴んでいます。 人は自分に都合の良くなったことを成功とみなし、都合の悪くなったことを失敗と捉える習慣がありますが、実は成功・失敗という区切りは曖昧で個々の人生の成長は全て体験から学んでいます。 その中でも取り分け大切なのが失敗という体験です。 「危機こそチャンス」とはよく聞く言葉ですが、「あなたがあなたらしくいるためには、失敗体験…
幸せに生きるためには大きな不幸や災難を小さく受け止め、小さな喜びを大きく膨らませることです。 「有り余る幸せを与えられているにも関わらず満足していない」。 「取るに足らない小さな苦労を自分自身で勝手に大きくしている」。 こんな人はいつまでも幸福を感じられません。 ないものばかり失ったものばかり悪い方ばかりに目を向けるのではなく、今あるもの既に与えられているもの、良い方…
「私は知っている」と思っている人は愚か者です。 「私は知らない」と言う人は愚か者ではありません。 「私は正しい」という思いに包まれていたら他人の言葉に耳を貸しません。 自己の振舞いを直そうとは思いません。 「私は知っている」という人には、教えてくれる人や協力してくれる人は現れません。 そういう人はいつか必ず失敗してしまいます。 「私は知らない」、「私は正しいわけではない…
同じ時代に生きて天地の差が出てくるのはなぜか。 味のある人間になるにはどうしたらいいのでしょうか。 それは世の中の流行を追いかけていくような人間ではなく、世の流行を注視しつつも時々立ち止まって「これでいいのか」、「本筋を外れていないか」と自問自答し、頑固に本物を目指すような無骨さを失わないことです。 そういう生き方をすれば味のある人間になれるのではないでしょうか。 時…
心の持ち方が人生の色模様を決めます。 人生は楽と考えるか。 あるいは人生は辛いと考えるか。 どちらにしても考えた通りの人生を送ることになります。 大志を抱く必要はありませんが、少なくとも自分の頭で考える習慣を身につけましょう。 自分の頭でものを考えない人間は、意味のない社会通念やしきたりの奴隷になってしまいます。 人生は全て自分の思い通りになると想像しましょう。 問題はな…
周囲の人たちの言葉を鵜呑みにするのはやめましょう。 世間の流れに身を任せるのは愚かなことです。 その先には大きな失望と幻滅が待ち受けています。 他人の真似をしても個人としての幸せや充実感は得られません。 世間と足並みを揃えなければならないという思い込みから離れることが大事です。 英訳(English translation) Don't just take the word of those around you at face value. …
控えめに生きましょう。 控えめに笑いましょう。 控えめに愛しましょう。 そうすれば幸せが両手を広げてやってきます。 「あれも欲しい、これも欲しい、もっともっと欲しい」と欲張らず、自分にとって本当に大切なものは何かが理解できたら、そして今既にあるものに感謝して生きていれば、例え90歳や100歳まで長生きできなくても、「幸せで充実した人生だった」と満足してこの世を去ってい…
死はいつ、どんな形でやってくるか分かりません。 美しく死にたいとは誰しも望みます。 しかし、善徳の人さえ必ずしも美しく死ぬとは限りません。 達磨は毒殺されました。 イエスは十字架で息絶えました。 だから評価は「生」にあります。 「生」を美しくすることにあります。 英訳(English translation) We don't know when or in what form death will come. Everyone wants to die beau…
もし、自分よりも徳の劣った人といつも接していると堕落していくことでしょう。 自分と同じレベルの徳を持った人といれば今のレベルに停滞するでしょう。 また、自分よりも徳の高い人といつも接し見習えば、自然に気高い人格になることができるでしょう。 高徳の人物になるようにいつも優れた人物、優れた書物などに親しみ、できれば他の模範となるように心掛けたいものです。 「この町の子供は…