『碧巌録』より 第三四則 仰山問甚処来 / 仰山不曾遊山(その2)

『碧巌録』より 第三四則 仰山問甚処来 / 仰山不曾遊山(その2)

禅では、言葉で指し示せないもの、まさにそれを掴むことを修練する。その指せないもののありかを、またその方向を示すために、「これ」、「あれ」を用いる。しかしこれは高いところに登るための梯子(はしご)のようなもので、登ってしまえばそれは忘れられる。しかし、登るためには必要なものなのだ。

2025/05/06 17:18