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皆様こんにちは山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。長襦袢新反に不明なしみが付いているのでしみ抜きをして欲しいとのご依頼です。白長襦袢新反白長襦袢新反表側不明しみ白長襦袢新反裏側不明しみ裏側に焦げ茶色のしみが付いていて、問屋さんは製造時に虫が付着したのではないかとお聞きしましたが見た感じでは古い血液にも見えます。後は作業をしながら調べていきます。白長襦袢新反表側しみ抜き後白長襦袢新反裏側しみ抜き後薬剤を付けて指先で揉んでいくとしみの成分が溶け出して焦げ茶色になり溶剤でゆすぎ出すと95%位落ちて薄い黄ばみが残りました。その後に水処理をしても黄ばみが落ちずに黄変処理をしてサビ取りをすると綺麗に落ちました。さびしみだったのかもしれません。白長襦袢新反仕上げ後これで...白長襦袢新反サビしみしみ抜き正絹素材
皆様こんにちは山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。呉服問屋さんからの依頼で、紬袷の八掛にしみが付いたのでしみ抜きして欲しいとの事です。紬袷紬にパレス縮緬の八掛が付いています。パレス縮緬はかなり収縮しやすいので、長期保管で表地は収縮しないで、八掛が収縮して袋状態になりやすいのですが、今回は若干袋の状態でした。紬袷八掛下前衽紬袷八掛後身頃八掛に不明の黄色いしみが全体に付着しています。紬袷下前衽八掛しみ抜き後紬袷後身頃八掛しみ抜き後不明な黄色いしみは、水処理で落ちましたが、八掛がかなり収縮したので、プレス(仕上げ)で修正しました。しみ抜きした後の収縮をきちんと直さないと袋の状態では着用出来ないのでしみ抜きとプレス(仕上げ)は両輪の技術です。紬袷仕上げ後綺麗に仕上...紬袷不明しみ・八掛収縮(袋)しみ抜き・仕上げ正絹素材