『THE BIG ISSUE JAPAN ビッグイシュー日本版』通算500号 2010『カティンの森』『抱擁のかけら』
2010.1.1.134号『作品レビュー:『カティンの森』『抱擁のかけら』『カティンの森』(2009.11.11.松竹試写室)第2次世界大戦中の1940年春、ポーランドを占領していたソ連軍が、ポーランド人2万人以上を虐殺した。殺されたのは、共産主義の政治教育の受け入れを拒んだ将校、官僚、教師ら。43年にドイツ軍がソ連西部のカティンで大量の死体を発見して発覚した。だがソ連は、ドイツが行った虐殺だと主張し、事件の真相は長い間闇に葬られてきた。ヨーロッパの国々(特に東欧諸国)の歴史は、互いに影響し合い、複雑に絡み合っているので、正直なところ日本人には良く分からない。この映画で描かれた「カティンの森事件」のことも知らなかった。第2次大戦中のポーランドといえば、ナチスドイツに占領された国だとばかり思っていたが、実は...『THEBIGISSUEJAPANビッグイシュー日本版』通算500号2010『カティンの森』『抱擁のかけら』
2025/04/16 07:58