生きながらえば時代も変わる。

世代感の対立、コミュニケーションギャップをテーマに名作ドラマを描いた脚本家•山田太一。 実際に起きた多摩川の決壊を背景にした「岸辺のアルバム」、サザンの「いとしのエリー」を主題歌に起用した「ふぞろいの林檎たち」などが代表作だ。 こないだ近所の図書館に山田太一脚本のドラマ「ながらえば」のDVDがあったので借りてきて鑑賞した。 1982年に放映された1時間ちょっとの単発ドラマで、現代の老人問題という深刻な題材を取り上げながらも、どこか軽い味わいの短編小説のような作品だ。 息子夫婦の転勤にともない、病気で入院中の妻を残して名古屋から富山へ移り住むことになった主人公（笠智衆）。 しかし新天地に来てまだ…

ぶろぐ村復帰。

以前、旧ブログを書いていた頃に登録した「ぶろぐ村」というサービスにまた復帰することになりました。 旧ブログ閉鎖にともない「ぶろぐ村」さんの方も放置状態でしたが、ときおりメールの方に通知が届くので、まだアカウントが生きてるんだなーと思い、せっかくなので利用再開しました。 ま、少しでもPVが増えたらいいかなーと思ってます。ぶろぐ村経由でこちらにいらした皆さまも今後ともよろしくお願いいたします。 ご新規のお客さんのために説明しておきますと、当ブログは平凡な日常をちんたらゆるーく綴った日常雑記ブログです。趣味が映画や音楽鑑賞、読書等なのでそれ系の話題も多めです。 更新にはムラがあって集中してUPすると…

人生は選択肢。

公開当時は「ワケ分かんない」「いや、すごい映画だ」と評価が大きく二分した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」。 アカデミー賞も獲ったのでまるきり駄作ではないだろうと、近所の図書館でDVDを借りて鑑賞する。はたして自分はこの作品についていけるだろうか…… 余談ですがEVERYWHEREは昔はよく「エブリホウェア」と表記されてて、ネイティブの喋りを聞いてるとどうもこの表記おかしいんじゃねーの？と違和感があったのですが、最近はエブリウェアでもOKになったようですね。 さて、この作品のポイントは「マルチバース」。SFのジャンルでは以前からおなじみの多元宇宙という概念のようだ。 僕たち…

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房総のG W。

房総方面へ来ました。 それほど家から遠くではないのでややゆっくりめの朝10時に出発。 国道16号は渋滞が予想されるし、ふだん仕事でさんざん走ってるので、ナビを頼りに極力ウラ道で手賀沼から四街道、茂原方面へとまわる。 たしかにウラ道は比較的すいてて景色もいいのだが、残念ながら食べる店が見つからない。 すっかり昼をまわったころ、茂原の手前まで来てたまたま出ていたカフェの看板を見つけ、とびこむ。 地元の一般の方が自宅の敷地を利用してやってるようなお店で、ドッグラン併設、料理に使う食材も地元野菜を使ったジャズが流れるこだわりのお店でした。 食後すこし走ったところにある茂原公園へ。となりに大きなお寺もあ…

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早朝ビリヤード。

むかし一時期ビリヤードにハマってた時期があり、最近またその熱が復活してしまった。 ビリヤードは大勢でワイワイやるのも楽しいけど、1人でもけっこう遊べるし時間つぶしに手ごろだ。 とくにコロナ以降、地元ではバタバタお店が閉店したり営業時間も短縮され、夜8時をまわると町は真っ暗になり人けのない真夜中みたいにやってしまう。 仕事が終わるとちょうどそのくらいの時間で、家に帰る前にどこか寄り道したくてもどこも開いてない。 例外的にネットカフェは24時間開いてるので、コロナ以降けっこう入り浸るようになった。 寝泊まりする以外にもいろんな設備があってカラオケとかよくやってたが、最近ビリヤードに目をつけた。 仕…

連休直前。

2ヶ月ぶりの復活です。 ブログも一度休むとなかなか復帰のタイミングが難しくて。 ブランク期間中もいろいろネタになりそうな出来事はあったのですが、それらはおいおい書いていければと思います。 ということで今年も始まったゴールデンウィーク。 今年は飛び石ということで、世間も自分もまだいまいち休み気分になれてない感じではと思います。 飛び石の合間に休みをとって連休にしてる方もいるようですが、こっちは日給月給なので休めば休んだだけ収入が減ってしまうw とはいえ、お金も大切ですがやっぱ自由な時間が一番でしょう。 自分も明日からやっと4連休でぼちぼち遊びモードに入ってます。といっても仕事じたい半分遊んでるよ…

三寒四温。

昨日の日曜は南房総まで車の引取りに行った。 毎度のことで6時台に出発。ちょっと前まで日がのぼらず真っ暗だったが最近は少し明るくなるのが早くなった。 電車で内房をひたすら南下。出てくるときは朝早かったので何枚も着込んでいるが、太陽がのぼりはじめ、南へ向かうにつれて電車内はしだいに暖かく、というよりアツくなり始める。 ちょうど通勤ラッシュの時間帯で平日なら汗だくになるところだが、日曜だったので電車もすいていた。それでも木更津あたりまで座れなかったけど。 君津で乗り換え、さらに南下。車窓に青い海が広がる。 ときおり満開の紅梅白梅が目の前を横切っていく。自分の地元とはまるで違う里山の景色。房総はもう春…

伊豆はもう春。

昨日は仕事で伊東へ。久しぶりの観光コース。 いつもは渋チンな会社も今回は太っ腹で新幹線OKの許可が出る。もっとも急いで戻って次の仕事行けって意味だろうけど。 東京駅からこだまに乗り込み1時間足らずで熱海下車。ゆっくり本読むヒマもなかったす。まったくあっけない。 在来線に乗り換え伊豆半島を南下。日差しの強さ、暖かさが自分のホームベースの北関東と大違います。 小さな駅で降り、ぷらぷら歩いて引取り先へ。 こういうとこにいると、ふだんセカセカやってるのがバカらしくなりますな。 道はだらだら坂。お客のとこに着くまでにけっこういい汗かいた。 車に乗り換えて復路。伊東からはしばらく海沿いに下道を走る。写真の…

も〜っと勝手に〜〜〜♪

昨年の末にNHKで安全地帯のドキュメントを放送していて、とくに彼らのファンでもないが、つい録画して見てしまった。やはりバンドのサクセスストーリーというのは興味がある。 安全地帯というと80年代のデビュー当時はちょっとアダルトでシャレオツなサウンド、メンバーも細身のスーツ姿で、はっきりとは覚えてないがボーカルの玉置浩二はうっすらメイクとかもしてたような。 北海道出身ということなので、てっきり札幌ススキノでホストをやってる人たちのバンドかと思っていたが（笑）、ドキュメントを見て少し彼らに対する見方が変わった。 安全地帯はススキノではなく旭川出身。地元ではかなり名が知られたバンドだったらしい。 はじ…

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3連休明けの休日。

土日月と3連休だったようですが、こっちは連日仕事でした。 日曜祝日は、朝のうちはまだいいにしても昼ごろから遊びに行く車が増え始めます。天気がいいとなおさら。 今回の3連休も高速けっこう混んでました。ふだん運転しないドライバーが多いせいか事故もあちこちで見たなー。 電車に乗ればやはり遊びに出かける人々でけっこう混んでいて座れないし。いつもは昼過ぎの時間帯なんかガラガラなんだけどなー。 こっちは平日も土日も祭日も関係なく、朝6時ごろから労働時間は普通に12時間越えの日々。 仕事のあとジムに寄ってサウナで軽くひと汗かきたくても、日曜祭日はジムの閉館が異様に早い。休みの日に働いてる人間はジムに来るなっ…

火の用心。

詳細を書くことは控えるが、うちの近所で火事があった。 昼間、仕事の途中で家に寄ってお昼を食べようとしていたら、うちの前の通りをサイレンを鳴らしながら消防車が通り過ぎていく。 これは近いぞと思い、2階に上がってベランダから見たら、家と家のあいだからもうもうと黒い煙が上がっている。100メートルも離れていない距離。 当日はけっこう風も強かったので心配になって様子を見に行った。少し前の茨城県常総市の火災でも強風で火の粉が飛散し、あちこち飛び火して大変なことになっていたし。 現場はほんとに住宅地のいちばん奥まった場所で家と家が接している。そのうちの一軒から真っ赤な炎が上がっている。しかも強風でほぼ真横…

ワナビーどもの夢のあと。

近所のシネコンで「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」という映画を鑑賞しました。 はるか昔の青春時代、兄貴とバンドを組んでたった1枚だけ制作したレコード。時がたち、その音源が突然話題となってレコードの再発話が持ち上がり、すっかりオヤジになった兄弟はじめ両親も大喜び。しかしやがてかすかな波紋が……というストーリー。実話がベースだそうです。 「オレも昔はいいとこまでいったんだぜ」とぼやきつつ、ギターをつま弾いてるミュージシャンくずれのオッサンが、たまに地元のライブハウスとかにいますけど（こういう人、嫌いじゃないです）、こういう映画見ると身につまされますね。 全体的にかなりセンチメンタル強めで…

タワーめぐり3連発！

「●●と煙は高いところが好き」などと申しますが。 うちから車で行ける範囲にもいくつかタワーがあるようなので、このひと月ほど、休みのたんびにあちこちまわっておりました。 まず訪れたのが行田市にある行田タワー。 このタワーは「古代蓮の里」という公園の中にあります。古代蓮は行田の名物だそうですが、当然のことながらいまの季節は花など咲いておらず、大きな蓮池も水を抜かれ、「はちす」っていうんですか、花が終わったあとの蜂の巣みたいな穴がボコボコ開いてるのが乾いた泥の上にいっぱい転がっていました。 「はちす」といえば昭和世代にはおなじみの映画「男はつらいよ」の寅さんの歌を連想します。 ♪ドブに落ちても根のあ…

寒いぞ北関東。

気づけばもう2月。 先月後半は群馬や栃木、埼玉県北部など関東のおもに北の方まで行って引き取る仕事が続いた。 このエリア、電車の本数が少なかったり駅からのバスがなくて長時間歩かなきゃならなかったりで、なにげに大変だ。まあ、満員電車と渋滞ばかりの都内や横浜方面よりは全然いいんだけど。 何といっても景色が雄大だ。この季節だと雪をかぶった山々をバックに関東平野が果てしなく広がる。 まあ電車や車の中から窓越しに見る分には絶景だが、いざそこを自分の足で歩くとなると（しかも長時間）また話は別で。 先日は埼玉県の上里町まで引取りに行った。 上里、どう行くかとっさに見当がつかん。 関越道が埼玉から群馬に入るあた…

ノー・フロンティア

この1月で、いまの会社に入ってちょうど丸3年となった。 その前、同じ業種の会社に半年いたのを含めれば陸送の仕事は3年半。 転職が多かった自分にしては長く続いてるほうだ。 まあ若いころに較べたら忍耐力もついたし、いまの仕事をやめて他所へ行っても大差ないし、いろいろ諦めとか妥協が上手くなったせいもあるが。 電車やバスでお客のもとまで車を取りに行き、運転して戻ってくる。ひたすらそれを繰り返す毎日。 はじめの頃は失敗だらけだったけど、しだいに無難にこなせるようになった。いまでもたまにやらかしてますが。 その日割り当てられた仕事を終えるのも、以前は夜の7時8時までかかってたけど、ここ最近は明るいうちに完…

風呂キャン界隈。

何かのTV番組で「最近若い人であまり風呂に入らない人が増えている」という話題を取り上げていた。 彼らはお風呂をキャンセルするところから「風呂キャン界隈の人たち」と言われているのだそうだ。単に不潔な人だろ、と思ったりもするが。 で、なぜ風呂キャンしてしまうのか、その理由を聞いてみると 「風呂に入るのがめんどくさい」 「風呂につかっている時間がムダに感じる。その時間で何か別のことをやりたい」 などという声が集まっていた。 ゲストの1人、若い女性タレントは仕事が忙しいとき、風呂に入りながら湯船につかって食事をしていたそうだ。自分も風呂に浸かりつつ本を読んだりはよくしたけど、さすがに食事までは‥‥。 …

ジェネレーションギャップ。

今さらながら新しい年が明け令和も7年目となった。 令和に生まれたガキンチョももう全員小学生なわけだ。いずれ中学高校を出て社会の中心を支える存在となるのだろう。認識をあらためないとな。 さて、最近気になる番組がテレビ朝日のバラエティ「ザ•世代感」。 クイズ形式で昭和平成あたりのニュース映像などを令和育ちの10〜20代の若者たちに見せ、彼らがどんな感想を述べたかを推理するという番組だ。 「昭和の常識は令和の非常識」とよく言われるように、時代とともに世の中や人々の意識は大きく変わっている。 でも僕ら年長世代がそれに気づくことは意外にむずかしい。残念だが昔の常識に多かれ少なかれマインドコントロールされ…

正月look back。

とっくに正月も終わったところで新年1発目のブログです。 昨年末にカゼを引いてしまい、年が明けてからも寒気や喉の痛みが続き、あまり快調な2025年スタートとはいえませんでした。 まあインフルエンザではなかったようなので良しとしますか。 せっかくの新年なので体調悪いのをおして元日はドライブに出てしまいました。 4時半ごろ家を出てガラガラの都心を抜け、ゲートウェイブリッジからアクアラインで初日の出を海上から拝みながら千葉県側へ渡りました。 昇る太陽に向かって走る形になってしまいまぶしくて目が開けられず運転ヤバかったです。 いすみ市で高速を降り大多喜城を見学。元日の早朝の空気がすがすがしかったです。 …

フォーエバー・ヤング？

いまTVでやってる「昭和の名曲‼︎生放送」というむかしの歌番組のVTRを流す番組で、ゲストの1人がVTRに映るかつてのアイドル（20代ぐらい）が歌う姿を見て 「むかしの歌手は若くても貫禄がありましたねー」みたいなコメントをしていた。 そのあと石原裕次郎が歌うVTRが流れたが、たしかに裕ちゃん、貫禄に満ち溢れていた。いや、いまの自分より年下のはずなんだけど‥‥w 番組の中では先ごろ急逝した中山美穂さんが歌う場面も流れ、彼女と交流があったタレントたちが涙ながらにその思い出を語っていた。 考えてみれば石原裕次郎や、同じ昭和の大スター美空ひばりも亡くなったのはみな50代の半ばで、中山美穂とほとんど違わ…

12 1/3

今年最後の月、師走ももう1/3過ぎてしまったか。時間の流れの速さに全然ついてけない。 タイトルはフェリーニの映画「8 1/2」からパクらせていただきました。12月ももう1/3来てしまったということで。 いやーしかし本当に速い。次の更新はいつになるか分からないので、このへんで2024年を振り返っておくか。 今年は何といっても60代の大台を迎える個人的には重要な年だった。 なので50代のラストマイル、最後のカウントダウンに入った今年前半は、いろいろと悪あがき（笑）していたように思う。 後半、60代に入ってからはその揺り返しがきてしまったのか、なんだかひと休みという感じであまり大きな動きはなかった。…