風景の中に身を置くことで見えてくるものがあります。それが「心の風景」の原点です。老年期に入ってなお劣らぬ好奇心。晴耕雨読を夢見つつ、あっちに行ったり、こっちに行ったり。毎日を楽しく過ごしています。
フランス旅行から帰って3日経ちました。旅行中、ほどよく雨が降ってくれたので、花壇やプランターの草花や野菜は枯れることもなく元気です。今日はさっそくアスパラガスとスナップエンドウを収穫し、ガボチャは立体栽培仕立てに初挑戦です。そして午後には旅行中に開講された懐徳堂講座「変容する能」のオンライン録画を受講しました。そうそう、帰った翌日、時差ボケにもめげず中1の孫次男君のピアノ発表会に行ってきました。曲目はなんと人気急上昇中の角野隼人さん編曲「ピアノ協奏曲第1番”蠍火”」でした。スタインウェイのピアノに向かって意外と上手く弾いていてびっくりしました。孫次男君も気づかないうちに成長しています。その後、みんなでランチをいただきましたが、久しぶりに日本料理を堪能しました。(下の写真はモネの庭園に立つ樹です。画題のひと...フランス旅行から帰って3日
30年ぶりに北フランスに行ってきました。今回はノルマンディー地方とパリ市内を4泊5日と機内泊を含めて7日間という短い日程でしたが、若葉が萌える5月、印象派の画家たちが描いた風景と重ね合わせながら爽やかな空気感を楽しみました。今回のツアー参加者は老若男女18名。大半はシニアの方々でしたが新婚さんや若い方も交じり、束の間の異国の旅を楽しみました。大型バスに乗って延々と広がる農耕地を眺めながら、機械化が進む農業立国フランスの姿に、ふと農業後継者問題とコメ不足に揺れる日本との違い、明るさのようなものを感じました。ドゴール空港到着後まず向かったのは、モネの邸宅と庭園が広がるジヴェルニーでした。昨年、中之島美術館の「モネ展」で聴いた林綾野さんの講演「モネジヴェルニーの庭と食卓」が今回の訪仏のきっかけでもあります。邸宅...若葉が眩しいフランスを旅する。
川越氷川神社の境内に聳えるように立っていた欅の木。その枝ぶりが見事だったのでついカメラに収めました。昨日の絵画教室では、この写真を見ながらアクリル画の3作目にとりかかりました。これから仕上げに入りますが、左利きのため絵筆と絵の具は左側に置いています(笑)。さてさて、今週は月曜、火曜と病院通いでした。一つ目は消化器内科で先月半ばにポリープを切除した結果の報告、二つ目は坐骨神経痛に伴う整形外科の診断です。幸い、両方とも問題もなくすんなりと終わりました。あれだけ辛い思いをした右足の痺れと痛みも消え、先生からは「時々薬を飲むのを止めて様子をみてください」というお話しもあり、快癒にむけて着々と進んでいる様子です。考えてみると、定期的に病院に通うようになったのは62歳の秋。職場の健康診断で高脂血症の疑いがあるとのこと...5歳刻みで乗り越えるシニアの健康
1ヶ月後に迫った「いのちの能『水の輪』NohforSDGs~大阪・関西万博公演」(山本能楽堂&読売新聞社主催)の謡チームの最後のお稽古が5月10日、山本能楽堂でありました。この公演は水の都・大阪から「水の浄化」をテーマに環境問題について考える創作能で、私たちシニア合唱隊200人あまりのほか160人の国内外の子どもたちが水鳥役として参加します。この日少し遅れて能楽堂に到着したら超満員で止む無く2階席に座ってのお稽古になりました。観世流能楽師・山本章弘さんのご指導のもと太鼓方のリズムに合わせて本番さながらに練習しましたが、出だしの拍子の取り方がうまく行きません。あとは出たとこ勝負です(笑)。会場はEXPOホール「シャインハット」。およそ二千人の観客と一緒に謡いを謳おうという企画で、地謡の方々に混じって我らがコ...淀川の水の恵みに思いを馳せて
5月に入って鴨川沿いは納涼床が見える季節になりました。さあて今年はどんな夏になるんでしょう。今日は午後から雨が降りそうなので、雨が降らないうちにブログ更新です。さて、ゴールデンウイークに孫に会うため上京した「おのぼりさん」は、今回も自由気ままな珍道中となりました。東京駅に着くや否や物見遊山で巣鴨地蔵通り商店街に向かいました。おおぜいのお年寄りが行き交い食事処には長蛇の列ができ、ふらり入ったマクドも客の大半は後期高齢者と思しき方々でした。隣に座った見知らぬ客にも気軽に話しかけて来る人懐っこさは東京下町のお年寄りならではでしょうか。この日は商店街の中ほどにある高岩寺(とげぬき地蔵尊)をお参りして帰りましたが、近くには岡倉天心、高村光太郎、二葉亭四迷らが眠る染井霊園があるそうなので、別の機会に雑司ヶ谷霊園を含め...北関東の風景を楽しむ。
先日、四天王寺の古本祭で書棚の片隅に置いてあった体長6センチほどのニッパー犬を見つけました。1,250円という値札が付いていました。迷わず連れて帰りました。ニッパー犬、別名ビクター犬は、企業のトレードマークとして親しまれてきました。以前はレコードのレーベル等でよく見かけましたが、レコードがCDに取って代わられて以後は、見かける機会も少なくなりました。そんな9年前、16年間を共に暮らした愛犬ゴンタが亡くなって以降、年齢が年齢ですから最後まで看取る自信もなく4代目のワン君をお連れすることは諦め、その代わりにニッパー犬に思いを寄せるようになりました。街角のアンティークショップや骨董市で見かけるたびに連れて帰るようになり、いま私の部屋には大小5匹のニッパー犬がいます。ニッパー犬は映画「HisMaster'sVic...古本祭で連れて帰った5匹目のニッパー君
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