まだ寒い外の空気を入れてみる春の気配がそこに居ぬかと 2月に詠んだ歌(後半) 光る君父と男の狭間にて玉鬘への懸想は哀し 臆病で内気な心おし隠し夕化粧して恋を疑う さりげないあの一言が離れないあれは一体どんな意味なの? 遠目には厳かに見え近づけば穏やかだけど言葉厳しく 誰とでも繋がっている高校生大事にしろよ一人の時間 物憂いになお混沌の曲を聴く心の糸がほどけて消える 改札を抜けて踏み出す人々の覚悟それぞれ街に溶けだす 妹が飼ってる猫は潔癖症トイレ終えたら尻拭けという 表情は変わらなくても人形はいつも何かを考えている 恋すれば人は人らしく恋せずば翡翠の杯の底無しの如 片栗の花がうつむく初恋の伝えき…
いくつもの小さな挑戦積み重ねようやく実る人の一生 2月に詠んだ歌(前半) あたたかな暖炉の部屋の窓からは冷たい雨のピッツィカート 終電を一人降り立ち人気ない暗いホームも心ほのぼの 帰るたび発展進むふるさとに嬉しくもあり寂しくもあり マスクして美人になれないあの人は顔が小さいマスクがでかい だんだんと人数の減る朝のバスやがて近所はじじばばだらけ 通勤の走行音に揺れ動く重ねた月日何ら悔いなし しとやかな君が持ってる何もかも君の気品に引き立てられる 怒ってもそうは見えない君はさて生きやすいのか生きにくいのか 独りいてページをめくる紙の音頭の中のイメージ膨れ まだ暗い道路の雪は消え残り走るクルマは音も…
殿さまの優しさこもるお人形姫さま笑うお顔はいかに 「大内人形」というのをご存じでしょうか。山口県の伝統工芸品で、ご覧の写真のように、丸くて可愛らしい漆塗りのお人形です。室町時代に当地で栄えた大内氏の殿様が、都から嫁いできた奥方の寂しさをなぐさめるために、わざわざ京から人形師を招いて作らせたのが発端だといいます。夫婦円満の象徴ともいわれますので、必要とされる方はお求めになってはいかがでしょうか。ひな祭りにも良いですよ。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
片栗の花がうつむく初恋の伝えきれない想いを秘めて 春先に咲くカタクリの花言葉は「初恋」です。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
恋すれば人は人らしく恋せずば翡翠(ひすい)の杯の底無しの如(ごと) 兼好法師は『徒然草』の第三段で、「よろづにいみじくとも、色好まざらん男は、いとさうざうしく、玉の巵(さかづき)の当(そこ)なき心地すべき」と言っています。つまり、どんなに立派な男でも、恋もできないような堅物は物足りない、ヒスイでできた立派な盃に底がないようなものだ、って。兼好さんがここでいっている「色好む」は、今でいう「好色」すなわち「スケベ」の意味とは違いますよ。でも私は、スケベこそ最も「人らしい」とも思っているんです。 あの人の言葉 韻(うた)は風俗の言語に異(たが)ひ、遊楽の精神を長(ま)すゆゑのものなり。・・・歌は日常…
表情は変わらなくても人形はいつも何かを考えている ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
妹が飼ってる猫は潔癖症トイレ終えたら尻拭けという ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中短歌
改札を抜けて踏み出す人々の覚悟それぞれ街に溶けだす
物憂いになお混沌の曲を聴く心の糸がほどけて消える かつて「うつ病」を患ったことのある作家の五木寛之さんは、あえて「悲しみの日記」を書いたといいます。一日に一行でよい、今日はこういうことで悲しかったと、毎日書く。辛い気持ちや否定的な感情を避けるのではなく、短くてもいいから思いのままに書いてみる、つまり、ちょっとでもいいから正面からきちんと相対する。そうした姿勢が、結局は自らを救うことにもなったというんです。同じように、混沌として鬱屈した思いのときには、快活な音楽ではなく、あえてマーラーの交響曲のような混沌とした音楽に耳を傾ける。不肖私の心のリフレッシュ法でもあります。 音楽に関する名言 音楽は、…
誰とでも繋がっている高校生大事にしろよ一人の時間 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
遠目には厳かに見え近づけば穏やかだけど言葉厳しく かの孔子さまには、3,000人もの弟子がいたといいますが、その中に子夏(しか)という優秀な弟子がいました。その彼が、君子すなわち品位のある人格者のあり様について語った言葉があります。 「君子には三つの変化がある。遠くから見るとおごそかで、近くで接するとおだやかで、その言葉を聞くと厳しい」 不肖私、もし、また人間に生まれ変わることができたなら、かくありたいと強く願うところであります。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
さりげないあのひと言が離れないあれは一体どんな意味なの? ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
臆病で内気な心おし隠し夕化粧して恋を疑う オシロイバナは、オシロイバナ科の多年草で、夏から秋にかけて赤や黄色の花が咲きます。花が夕方に咲くのでユウゲショウ(夕化粧)の名もあります。翌日にはしぼんでしまう一日花ですが、開花時期は長く香りも楽しめます。黒い種を割ると中から化粧のおしろいのような白い粉(白粉状の胚乳)が出てくるところからこの名がつきました。花言葉は「私は恋を疑う」「臆病」「内気」。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
光る君父と男の狭間にて玉鬘たまかづらへの懸想は哀し ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
まだ暗い朝に聞こえた新聞を配るバイクの音しなくなり 我が家も新聞を取らなくなって久しいのですが、最近まで、かろうじて聞こえていた新聞配達のバイクの音が、まったく聞こえなくなりました。ご近所も、みなやめてしまったんですね。新聞って、これから先どうなるのでしょう。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
午後八時早くもなくて遅くなくとっても好きな夜のひととき ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
悲しくて聴く音楽は優しくて嬉しい時はより楽しくて ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
ラフだけど所々にエレガントさりげないのに美しい君 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中創作家達の集いの場
まだ暗い道路の雪は消え残り走るクルマは音も静かに ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中はてな文芸部
独りいてページをめくる紙の音頭の中のイメージ膨れ 読書に関する名言 本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。~ソクラテス 本の無い家は窓の無い部屋のようなものだ。~キケロ 良書を初めて読むときは、新しい友を得たようである。前に精読した書物を読みなおす時は、旧友に会うのと似ている。~オリヴァー・ゴールドスミス 心にとっての読書は、身体にとっての運動と同じである。~リチャード・スティール あらゆる良書を読むことは、過去数世紀の最高の人々と会話するようなものだ。~デカルト 書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごと…
怒ってもそうは見えない君はさて生きやすいのか生きにくいのか ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
しとやかな君が持ってる何もかも君の気品に引き立てられる おしゃれに関する名言 上品さとは飾らないこと。~クリストバル・バレンシアガ エレガンスとは目立つことではなく記憶に残ることだ。~ジョルジオ・アルマーニ 服は、美味しい食事や良い映画、すばらしい音楽作品に似ている。~マイケル・コース 上品さと上流気取りはまったく別のものだ。~イヴ・サンローラン いい服は幸せへのパスポート。~イヴ・サンローラン 着こなしで個性がわかる。~アレッサンドロ・ミケーレ 出かける前に鏡をのぞいて、アクセサリーをひとつ外しなさい。~ココ・シャネル 粗末に着飾れば、服が記憶に残ります。完璧に着飾れば、それを着こなす女性が…
通勤の走行音に揺れ動く重ねた月日何ら悔いなし 悔いがないと申しましても、実際のところは、ああすればよかった、ああしなきゃよかったなどと後悔だらけなわけですが、そういうのも全部含めて、挫けずによく頑張ってきたなと、自分を労ってやりたく思う所存です。誰も褒めてくれないので・・・。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
だんだんと人数の減る朝のバスやがて近所はじじばばだらけ 朝のバスを見ていますと、だんだんと通勤客が減ってきているのに気づきます。かつてはどのバスもぎゅうぎゅうの満員状態で走っていたのに、今では決してそんなふうにはなりません。コロナ禍以降、在宅ワークが増えてきたことも起因しているのかもしれませんが、定年退職を迎えて通勤しなくなった人たちが増えているのは明らかです。不肖私が住んでいるのはニュータウンです。ニュータウンは同時期に入居した人が多く年代も似通っているため、若い頃はたいへん活気に溢れますが、街が一斉に年を取っていくのが欠点だと思います。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を…
マスクして美人になれないあの人は顔が小さいマスクがでかい (写真と本人は関係ありません) ふだんはきれいなお顔をしているのに、顔があまりに小さいものだから、マスクをすると、顔中マスクになって、というか、マスクの方が顔よりデカイんじゃないかと思うほど。子供用を使った方がいいのじゃないかしらん。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
帰るたび発展進むふるさとに嬉しくもあり寂しくもあり ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
終電を一人降り立ち人気ない暗いホームも心ほのぼの ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
あたたかな暖炉の部屋の窓からは冷たい雨のピッツィカート ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲『四季』冬の第2楽章をイメージしてみました。ピッツィカート(pizzicato)とは、弦楽器で弓を使わずに指で弦をはじいて音を出す奏法のことです。曲では、窓に打ちつける雨音を表現しています。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
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