あのときにすればよかったあのときにしなきゃよかったいろいろのこと 10月に詠んだ歌(後半) 影響を受けましたとは言いつつもマーラー聴いた顔は冴えない 故郷を思う胡馬の北風に依る如く越鳥の南枝に巣くう如く 孫の名を考えたけど同僚にやめろと言われそっとしまい込む 寵愛を辞して諫めた班倢伃君子の得べき高潔の美女 万人に愛されし人哀駘它内に静まり外に乱れず 真剣に惚れているこそ不器用でぶっきらぼうな男の純情 泣き疲れ座ったままで眠る子の頬の涙が乾いて光る まごころを込めた老女の灯火は風にも消えず夜どおし燃える 贅沢な音楽を聴くセリフなど理解できないオペラだけれど 逍遥し四天王寺に立ち入ればなぜか此処だ…
この前と同じ服だと恥じる君たとえ媚びでもちょっと嬉しい 10月に詠んだ歌(前半) 何となく浮かんだ歌は好きなのに苦労して詠んだの今ひとつ 帰り着く家の明かりがほのぼのと今日の終りのうれしい時間 障害の子の代走で一塁を駆け抜けた子は笑顔でポーズ どれほど激しく暴れても甘噛み忘れぬその犬の優しさよ 諫早で道を尋ねて親切に教えてくれるも言葉わからず 先斗町傘かしげすら窮屈な路地を歩くも足取り軽し 嫌だとて会社を辞める京大卒一年経たず何が分かるか 古本の擦れて黄ばんだページには私の過去も染み込んでいる 眠らない街のホテルでまどろめば女の悲鳴耳をつんざく 若者が語らい笑う誰もみな誰かの過去で誰かの未来 …
美しい夜のビル街父さんが一所懸命がんばっている 都会の高層ビル街の夜景はとても美しくありますが、その煌々とした明かりの内側では、サラリーマンのお父さんたちが、夜遅くまでせっせと働いているのであります。不肖私も現役時代は、まさしくその場所にいた人間ですので、今もその光景を目の当たりにしたときは、仕事に対峙する時のような、何某かの緊張感が走ります。何より「御苦労さま」と声をかけてあげたいです。また、そうした光景には格別の美しさがあると感じます。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
オフィスの机の上にマスコット実は会社を愛すればこそ オフィスのデスク上に、よく家族の写真や記念品、マスコット人形などを飾っている人がいますね。私なぞ古いタイプの人間ですから、そういうの、絶対に否定してきた派です。職場に相応しくなく、公私混同ともいえる不真面目な行為であり、会社の風土だって決して良いはずがないと、ずっと思ってきました。ところが、どうもそうとは言えないらしいのです。 組織心理学者のLiane Daveyという人によれば、「デスクや職場がパーソナライズされているのは、本物のエンゲージメントがある証拠だ」って。つまり、そういう人ほど、会社への愛着心や思い入れが強いというのです。また「パ…
大好きで話したいこと多いのに言葉が出ない伝えきれない 短歌の学習【備忘録】 カタカナや英語・ローマ字表記で、見た目の違った印象を与える。 ~『知識ゼロからの短歌入門』(幻冬舎)から ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
何彼(なにかれ)とやたらにキレる老人に過去に歩んだ生き様を見る シルバー川柳から 見つめてる 考えている あら寝てる 最近は 神も仏も そばにいる 俺を見て 御先祖様と 孫が言う いつ死ぬか分かれば貯金使うのに パスワード みんな違って みんなダメ 食ったよね 食ったはずだが 何食った 「出席」に 生きていたらの 但し書き 七回も 転んで起きれる わけがない どうしましょ 三個あります マヨネーズ 自己紹介 名前、出身 趣味、持病 名所より トイレはどこだ バスツアー なあ息子 孫の言葉は 日本語か 冬の日の 一番風呂は 命がけ WEB予約 予約できたか 電話する 紙おむつ地位も名誉も吸いとら…
逍遥し四天王寺に立ち入ればなぜか此処だけ空気が変わる 大阪市天王寺区にある四天王寺は、今から1400年以上の前、推古天皇元年(593年)に聖徳太子によって建立された日本仏法最初の官寺です。雑鬧な往来から一足この敷地内に入ると、何だか空気が一変するような清々しさを覚えます。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
贅沢な音楽を聴くセリフなど理解できないオペラだけれど クラシック音楽の中でも、オペラが大好きです。そう言うと、えらくカッコつけてると思われるかもしれませんが、恥を忍んで申しますと、実は不肖私のオペラ鑑賞は、細かなストーリーとかセリフだとかは、あまり理解しないまま(そもそも外国語なので分からない)、ひたすら音楽に聴き入るばかりなのです。実際にオペラを観たこともないし、DVDも1枚しか持っていません。CDによる鑑賞ばかりで、まさに邪道中の邪道なんであります。どうぞお笑いください。 しかしながら、オペラは、独唱や重唱、合唱の声楽のみならず、管弦楽あり、時には協奏曲、独奏曲の要素もあり、すなわち、クラ…
まごころを込めた老女の灯火(ともしび)は風にも消えず夜どおし燃える 故事成語の「貧者の一灯」を題材にしました。その意味は、貧しい者の心のこもった寄進は、金持ちの虚栄による多量の寄進よりも価値がある、まごころの貴いことのたとえです。古代インド、マガダ国の阿闍世王(あじゃせおう)が、仏のために宮門から祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)まで万灯の明かりをともして飾りました。そこへ、ある貧しい老女が、自分も仏に献じようと、苦しい中から都合して一灯をともしました。王の万灯は消えたり、油が切れたりして悉く消えたにもかかわらず、老女の灯明だけは終夜燃え続けたのです。 ランキング参加中はてな文芸部ランキング参加中言…
泣き疲れ座ったままで眠る子の頬の涙が乾いて光る 漢詩の名句 何の日か是れ帰年ならん~『絶句』(杜甫) 覚えず君が家に到る~『尋胡隠君』(高啓) 空山人を見ず~『鹿柴』(王維) 頭を低れて故郷を思う~『静夜思』(李白) 孤雲独り去って閑なり~『独坐敬亭山』(李白) 春風春水一時に来る~『府西池』(白居易) 人間到る処青山有り~『将東遊題壁』(釈月性) 人生意気に感ず、功名誰か復た論ぜん~『述懐』(魏徴) 霜葉は二月の花よりも紅なり~『山行』(杜朴) 中原に鹿を逐う~『述懐』(魏徴) 天高く馬肥ゆ~『蘇味道に贈る』(杜審言) 灯火親しむべし~『符読書城南詩』(韓愈) 年年歳歳花相似たり~『代悲白頭…
真剣に惚れているこそ不器用でぶっきらぼうな男の純情 「真面目に恋をする男は、恋人の前では困惑したり拙劣であり、愛嬌もろくにないものである」と言ったのは哲学者のカントです。けだし、真言。そして、映画『男はつらいよ』で、寅さんが、恋に悩む青年の相手の女性にこんなことを言っていましたよ。 「あいつがしゃべれねぇーてのは、あんたに惚れているからなんだよ。今度あの娘(こ)に会ったら、こんな話しよう、あんな話もしよう、そう思ってウチを出るんだよ。いざその子の前に座ると、ぜーんぶ忘れちゃうんだね。で、馬鹿みてーに黙りこくってんだよ。そんなてめぇの姿が情けなくって、こー、涙がこぼれそうになるんだよ。な、女に惚…
万人に愛されし人、哀駘它内に静まり外に乱れず 古代中国の衛(えい)の国に、哀駘它(あいたいだ)という、全く風采のあがらない男がいました。ところが、彼と接した人たちは、みんな彼を慕って離れようとしません。誰もが「あいつはいい男だ」「あんな気持ちのよい男はいない」などと褒め称えます。多くの男たちが、彼と友達になりたがり、娘たちも彼に出会うと、「お妾さんでもいいから、彼と一緒になりたい」と、両親に泣いてせがむという始末。もう半端じゃないモテようです。 ある時、魯の哀公(あいこう)が、常人とどこがどう違うのかと、哀駘它を召し出したところ、うわさ通りの醜男です。しかし、1カ月もたたないうちに彼の人柄に魅…
寵愛を辞して諫めた班倢伃君子の得べき高潔の美女 古代中国の君主に寵愛された女性たちには、妲己(だっき)や楊貴妃(ようきひ)のような、いわゆる「傾国の美女」が少なくなかったわけですが、なかには真逆の高潔な女性もいました。前漢の時代、第11代皇帝の成帝に寵愛された、側室の班倢伃(はんしょうよ)という女性です。あるとき、成帝は、出かけるに際し、班倢伃に共に車に乗るようにと誘いました。しかし、彼女はこう言って辞退したのでした。 「昔の名君の絵画を見ますと、聖賢とよばれる君主はみな立派な臣を従え、王朝の末の天子はみなその側に気に入りの女を侍らせております。私は陛下をそのようにしたくはありません」 いかが…
孫の名を考えたけど同僚にやめろと言われそっとしまい込む ずーっと以前から、孫が生まれたときの名前を考えていたんです。うちは男の子ばかりだったので、女の子に名前をつけたかった。それでそのことを会社の同僚に話しましたら、「それは絶対にやめとけ」と言うんです。誰もおじいちゃんに名前を決めてもらおうなんて思っていない、って。たとえ「候補に入れてくれ」という程度であってもダメ。断るときの手間と気遣いの負担を与えてしまうだけだって。 うーん、言われてみれば確かにその通りです。やっぱり子どもの名前は、親が愛情を込めて決めるべきもの。同僚いわく「どうしても名前をつけたいのなら、愛人に産ませた子につけろ」ですっ…
故郷を思う胡馬の北風に依る如く越鳥の南枝に巣くう如く 中国の『文選』という詩文集のなかに、遠くへ去っていってしまった夫を思う妻の「行行重行行」という詩があります。その中で妻が、「北の国に生まれた馬は、南方に移されても北風に向かって身を寄せ、南の国に生まれた鳥は北方に渡っても南に面した枝を選んで巣作りをすると言います。あなたも私と過ごした故郷を恋しく思っていませんか」と問いかけています。馬や鳥でさえ、自分がやって来た方角を意識する、まして人は・・・。 「胡馬(こば)」の「胡」は北の国、「越鳥(えっちょう)」の「越」は南の国という意味です。とてもいい詩ですので、ぜひお読みになってください。 ランキ…
影響を受けましたとは言いつつもマーラー聴いた顔は冴えない 以前、あまり詳しくはないけどクラシック音楽が好きという若い女性に、さも得意そうにマーラーの音楽の魅力を熱く語ったことがあります。そして、その後何日か経って再び彼女に会いましたら、あれからマーラーのCDを買ったというんです。「影響されました」って。 私はずいぶん驚いて「いったい何の曲を買ったの?」と尋ねましたら、《交響曲第4番》だというんです。ますます驚いて「それでどうだった?」と聞くと、彼女は言葉を濁し、なんとなく浮かない顔をしています。要するに気に入らなかったようです。それはそうだろう、しかも、よりによって4番か!と思ったものです。 …
一枚の写真の中の微笑みに共に過ごした時間が止まる あの人の言葉 毎日、人の数だけ違う事が起こっている。同じ日なんて無い。一瞬も無い。自分に起こる事をよく観察し、面白がったり考え込んだりする事こそ人生の醍醐味だと思う。 ~さくらももこ ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
改札を抜けて踏み出す第一歩気持ちのギヤが一段あがる ビジネスの風水 机の上は、スッキリと。 机の向きは、できたら北向きに。 机の位置はできるだけ入口から離れているのがよい。 光が射しこむ位置に机を置こう。 入口に背を向けて座るのはよくない。 天井の梁の下に座席があるのはよくない。 社員同士が向かい合わせの座席配置はよくない。 机の上に観葉植物を置こう。ただしトゲのあるものはダメ。 観葉植物は、葉が丸みを帯びているものがよい。 机の上に小さな鏡を置こう。 机の左側に書類を置こう。 机の右側にはスペースを作ろう。 卓上カレンダーは必ず当日が表示されているように。 机の上に、空き缶や空いたペットボト…
雀の子を逃がして泣いた若紫涙こすって頬赤くして ―― 十ばかりにやあらむと見えて、白き衣(きぬ)、山吹などのなえたる着て、走り来たる女子(をんなご)、あまた見えつる子供に似るべうもあらず、いみじく生ひ先見えて、美しげなるかたちなり。髪は、扇を広げたるやうにゆらゆらとして、顔はいと赤くすりなして立てり。「何事ぞや。童女と腹立ち給へるか」とて、尼君の見上げたるに、少し覚えたるところあれば、子なめりと見給ふ。「雀の子を犬君(いぬき)が逃がしつる。伏籠(ふせご)の中(うち)に籠めたりつるものを」とて、いと口惜しと思へり。―― 十歳くらいかと見え、白や山吹色を重ね着慣らした着物を着て走ってきた女の子は、…
俊成(しゅんぜい)が選びし和歌は朝敵の詠み人知らず忠度(ただのり)無念 木曾義仲の軍勢が都へ迫り、平家一門は西国へ落ち延びていく。その中で、薩摩守忠度(ただのり:清盛の弟)は途中で引き返し、歌道の師であった藤原俊成(しゅんぜい)の邸に立ち寄る。平家の落人が来たというので邸は騒然となったが、俊成は門を開けさせて対面した。忠度は、茲許、訪問が稀になっていたことを侘び、そして勅撰集が選定されると聞いたので、自分の一生の名誉に一首なりとも入れてほしいと、日ごろから詠みおいた自作の歌を俊成に託す。のちに俊成は、残された歌の中から、次の歌を勅撰集の『千載和歌集』に載せた。 さざなみや志賀の都はあれにしをむ…
繋がれて人待ち顔の犬一匹不安げにただ一点を見る ショッピングセンターの広場に、一匹の犬が繋がれていました。御主人様が一人で入って行ったであろう店の入口を、じーっと見つめて待ち続けています。とても健気ですね。 「犬と私の10の約束」 私と気長につきあってください。 私を信じてください。それだけで私は幸せです。 私にも心があることを忘れないでください。 言うことを聞かないときは、理由があります。 私にあたくさん話しかけてください。人の言葉は話せないけど、わかっています。 私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないでください。 私が年を取っても、仲良くしてください。 私は10年くら…
若者が語らい笑う誰もみな誰かの過去で誰かの未来 あの人の言葉 短歌は、「思想」などを云々するには及ばざるものである。 ~斎藤茂吉『童牛漫語』 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中短歌
眠らない街のホテルでまどろめば女の悲鳴耳をつんざく 東京出張の折に、歌舞伎町界隈のビジネスホテルに泊まった時のこと。密閉空間が嫌なものだから、部屋の窓を少しだけ開けて寝たんです。そしたら、夜中から明け方まで、「キャーーーーッ」とか「ヒーーーッ」という女の悲鳴や金切り声がひっきりなしに聞こえてくるんです。いったい何が起きているんでしょう、すごい所だと思いました。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
古本の擦れて黄ばんだページには私の過去も染み込んでいる 読書に関する名言 本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。~ソクラテス 本の無い家は窓の無い部屋のようなものだ。~キケロ 良書を初めて読むときは、新しい友を得たようである。前に精読した書物を読みなおす時は、旧友に会うのと似ている。~オリヴァー・ゴールドスミス 心にとっての読書は、身体にとっての運動と同じである。~リチャード・スティール あらゆる良書を読むことは、過去数世紀の最高の人々と会話するようなものだ。~デカルト 書物の新しいページを1ページ、1ページ読…
嫌だとて会社を辞める京大卒一年経たず何が分かるか 「公務員試験を受け直す」と言って会社を辞めるという京大卒の新入社員。でもですねー、かつて城山三郎さんがこんなことを言っていましたよ。「どこの会社に入っても、最初の十年間は下積みですよ。銀行なんかでも、窓口でお札の勘定をして、マッチ持って『こんにちは、なんとか銀行ですが』なんて言いながら、一軒一軒回って歩く。その繰り返しだからね。そのとき、おれはいったい何のために勉強したんだ、って、誰だって迷っちゃう。迷うだろうけど、どういう世界でも、最初から責任ある仕事につかせてくれるわけがないんだ。いまの若い人は、わりあい簡単にやめるっていうんだけど、最低三…
先斗町傘かしげすら窮屈な路地を歩くも足取り軽し すれ違う時に相手の邪魔にならないように、相手と反対側に傘をかしげる(傾ける)。このしぐさは、ご存じの通り「傘かしげ」といって有名な江戸しぐさの一つですね。しかしどうでしょう。別に江戸でなくても、また取り立てて言われなくても普通に傘かしげしますよね、と言ったら身も蓋もないのかしら。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
諫早で道を尋ねて親切に教えてくれるも言葉わからず 学生時代、サイクリング部に所属していて、九州旅行をした時の思い出です。当時はスマホもナビもありませんでしたから、地図帳だけが頼りです。ところが、長崎県の諫早で道に迷ってしまい、通りすがりのおばさんに道を尋ねたのです。おばさんは身振り手振りで親切に教えてくれるのですが、方言がきつくて1ミリも理解できません。とりあえずお礼を言って別れましたが、地元の人に道を尋ねても全然ダメだと悟った次第です。 あの人の言葉 批判精神がないといわれたとき、何、その否定して何ぼみたいなのってどうよ、全肯定だって歌はできるという気持ちになった。 ~俵万智(歌人・エッセイ…
どれほど激しく暴れても甘噛み忘れぬその犬の優しさよ 西洋のことわざから 子どもが生まれたら犬を飼いなさい。子どもが赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。子どもが幼年期の時、子どもの良き遊び相手となるでしょう。子どもが少年期の時、子どもの良き理解者となるでしょう。そして、子どもが青年になった時、自らの死をもって子どもに命の尊さを教えるでしょう。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中創作家達の集いの場
障害の子の代走で一塁を駆け抜けた子は笑顔でポーズ ある小学校の先生が体験されたお話です。その先生が担任したクラスに、足に障害を持った男の子がいたそうです。といっても、まったく歩けないほどではなく、かといって他の子どもたちと同じに歩いたり走ったりはできません。障害があるのは足だけでしたから、ふつうの授業を受けるには何の差支えもありません。他の子と机を並べて、同じように勉強しています。 ただ、体育の時間だけはそうはいきません。みんなといっしょには活動できず、彼だけはずっと見学でした。鉄棒のときもマット運動のときも、ドッジボールやソフトボールなどの球技のときも、彼はみんなが動き回っているのをただじっ…
帰り着く家の明かりがほのぼのと今日の終りのうれしい時間 そういえば、三井不動産レジデンシャルのCMのキャッチコピーに、「この地球上で私がいちばん好きな道は帰り道です」というのがありましたね。けだし同感です。 「家」に関する名言 最後に帰ってくる場所。どんなときでも温かく迎えてくれる場所。それが家庭であり、家族なのです。そこにしっかりとした自分の居場所があればこそ、人は安心して生きてゆけるのです。~ドロシー・ロー・ノルト 家は生活の宝石箱でなくてはならない。~ル・コルビュジェ 家庭の幸福。家庭の平和。人生の最高の栄冠。皮肉でも何でもなく、まさしく、うるわしい風景ではある。~太宰治 増やしたら、減…
何となく浮かんだ歌は好きなのに苦労して詠んだの今ひとつ 思い立って短歌作りを始めたものの、なかなか難しくて、独りよがりのベタな歌ばかりで恐縮しております。しかし、もっと難しくて手が出せないと思うのが、俳句です。なぜなら、俳句は短歌より14字も少ない、たった5・7・5の少ない字数で必要な表現をしなくてはならない。おまけに季語も必要とされます。『プレバト』が大好きで毎週欠かさず観ているのですが、夏井先生のお話を聞くと、たいへん奥が深いと感じております。 あの人の言葉 歌の時に歌なし。歌詠まぬ時に歌あり。常に森羅万象に心をうつし、心身ともに歌になるべし。・・・歌を詠もうとする時には歌が出来ず、かえっ…
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