Sのアンチがネット上に以下のような意味の書き込みをしていた。 「議員12名に呼び出された程度のことを恫喝と騒ぐような人間に、市長がつとまるはずがない」 俺…
過疎化、高齢化が進む町に、地元出身の若者が市長として戻ってきた。しかし、今まで町を仕切っていた老人たち・市議会議員たちは「反市長団体」を立ち上げ、市長の施策を徹底的につぶそうとする
Kの手記234(議会のいうことに従わないと提案に反対しますよ)
Sのアンチがネット上に以下のような意味の書き込みをしていた。 「議員12名に呼び出された程度のことを恫喝と騒ぐような人間に、市長がつとまるはずがない」 俺…
Kの手記233(対話が成立しないのは 3「封建的価値観のことなど」)
Sのアンチがネット上に以下のような意味の書き込みをしていた。 「議員12名に呼び出された程度のことを恫喝と騒ぐような人間に、市長がつとまるはずがない」 こ…
世の中には「一代で財を築いた人・会社を大きくした人」がいる。 俺のふるさとの町だけではなく、全国の地方議会の議員には、この手の人が少なくない。Sが市長になっ…
いわゆる「Sのトライアスロン大会参加」を理由に市長としてふさわしくない、政治家としての資質がないとする主張がある。 天候悪化が予想されている状況で町を離れた…
知人に、俺のふるさとの町のファンがいる。 きっかけはS市長だが、そこから町を好きになってくれた。Sが町を離れてからも時々町を訪れたり、ふるさと納税の応援もし…
東京都知事選はまだ昨年の夏のことである。 しかし、ずいぶん時間が経ったように感じる。 Sのアンチは根強く存在している。 同様に、Sに期待する人、応援する人…
人口減少の要因の一つに「婚姻率の低下」という考えがある。 これを受け「婚姻率を上げれば人口減少問題が解決する」「男女の出会いの場を作ればよい」と考える人がい…
メルロ・ポンティなどの哲学者が、嫉妬についての考察を示している。 嫉妬とは、自分が持っていないもの(モノ・地位など)を所有する他者に対して向けられる感情で…
家庭崩壊のドラマを描くことがある。 高学歴な両親と優等生の子供・経済的には恵まれている家庭が崩壊していく。 そのポイントは、理想を押し付ける父と心配性な母の…
パワハラは許されるものではない。 ただし、パワハラを構造的に見直すと、パワハラが起きやすい組織・人間関係というものがあることに気づく。 たとえば、不正な既得…
Kの手記224(市政刷新ネットワークは反対のためのコンテンツに過ぎない)
老害という言葉がある。 ただ、個人的には「世代で決めつけること」はしたくない。 では、「老害」という言葉から世代的な意味を取り去って残るものは何だろうか。 …
ドラマの現場で、若手が「これでいいんですかねぇ」とつぶやくことがある。 そういう時、ベテラン・中堅から「お前の思い通りにしたいなら偉くなれ」という言葉が発さ…
Kの手記222(ニューヨーク左遷という言葉が信じられてしまう背景)
東京でしか暮らしたことのない人にSの主張する「東京解体という言葉の意味」を理解することは難しいだろう…ということを「手記220」で書いた。 同様に、地方でし…
Sに対する姿勢を単純に二分化すると「アンチか支持者か」になる。 俺の町では、市政刷新ネットワークの施策による恩恵を受けているか、いないかがその要因の一つであ…
Sの言動にヒヤヒヤしながらも、俺がSの主張を理解できるのは「地方と都会と両方で暮らしたこと」が大きい。 地方暮らしを知っている都会の人は、都知事選におけるS…
以前、こんなことを書いた。 全文は上のとおりだ。冒頭を抜粋するとこんなことを書いている。 Sの「国語力」という発言が話題になった。 一応文学部を出て、シナ…
Kの手記218(P議員による地域おこし協力隊支援事業がなくなったら…)
地域おこし協力隊による町おこしは全国各地で行われている。 一方でトラブルも報告されており、この頃だと四国地方で「カフェを経営していた人」「限界集落に移住して…
市政刷新ネットワークの人々も地域おこし協力隊という制度を知らないわけではない。のち市政刷新ネットワーク代表となるXさんは、自分が身に付けているこの町の「伝統…
Kの手記216(P議員は地域おこし協力隊出身としては稀有な成功例である)
俺はこの町の地域おこし協力隊になった。それは「ミッション型」と言われるものである。具体的には「市民会館の運営・管理、市民劇団の立ち上げ・指導」であった。 俺…
Kの手記215(市政刷新ネットワークはなぜP議員を攻撃するのか)
Sが市長時代の終わり頃、つまり任期満了に伴う市長選や市議選の準備が始まる頃、市政クラブのP議員への攻撃が始まった。 市政クラブはP議員とQ議員、そして補欠…
Kの手記214(市政刷新ネットワークのノイジーマイノリティ的存在感)
市には、中学生の海外短期留学制度があった。 市の補助はあるが本人の自己負担もある。 受益者負担ということかもしれないが、負担額は20万円を越える。ただ、この…
Kの手記213(市政刷新ネットワークの人々がいつまでも議員を続けるのはなぜか?)
Sが町を離れてから間もなく、市政刷新ネットワークは解散宣言をした。 笑ってしまったのは、市政刷新ネットワークの実績としてこのような内容を挙げていたことである…
俺の本業であるシナリオライター業は順調と言ってよかった。 売れっ子とは言えないが、レギュラー仕事もあり仕事が途切れることはない。 妻も同じくである。 ただ、…
Kの手記211(エピローグ 9 市政刷新ネットワークの責任の追及)
破綻した町のその後を描く番組を製作する際、スタッフと話し合ったことがある。 なぜ破綻したのかをどこまで掘り下げるかだ。 ただ、掘り下げるとそれだけで一本の番…
「破綻した町のその後」をテーマとした番組は、年末に報道特別番組として放映された。地上波の良い時間帯に60分×2本放映された。 登場人物はSだけでない。姪と山…
姪のインタビューが終わり、カメラを止めた。姪と妻が、Sの奥さんと一緒にキッチンに入ると、リビングでSと二人になった。 やや気まずい。Sの存在は中学の時に知っ…
姪の質問は時に二人の議論になった。その時、Sはとても楽しそうだった。 そして最後の質問になった。 ここまでのお話を伺い、デンマークで学び続ける、フォルケホ…
姪のインタビューは続く 選挙の時「誰に入れたらよいかわからない」という声は今でもよく聞くのです。 そういう人は組織票とは関係ない人、いわゆる浮動票になると…
(前回からの続き) 姪のインタビューは続く ありがとうございます。課題発見と課題解決、デザイン思考などは、私たちの世代は中学校で学んでいます。自分の頭で考え…
(前回からの続き) 姪のインタビューは続く 先ほど、予想以上に若い世代は優秀でした。傷の原因を突き止め、外科的にも内科的にも適切な治療を施し、患者の健康を取…
一通りの自己紹介や会話が終わると、では始めようかとSが言う。 今回の訪問は番組にする。Sが出した条件は3つ「デンマークまで来ること」「Sが納得できるインタビ…
8月下旬、少し遅めの夏休みをとった妻と一緒にロンドンにいた。 ロンドンでは芝居・ミュージカル・クラシックの演奏会を堪能した。昼はプロムス、夜はシェイクスピア…
山川さんにお別れの挨拶をして玄関を出ると、息子さんが追いかけてきた。 車で送ってくれるという。ご実家ですか、それとも駅が良いですか聞かれ、駅にと言った。実家…
(前回からの続き) 物音がして振り向くと、山川さんの息子さんの部屋に入ってきた。 「お父さん、そろそろ」と言うと山川さんが頷いた。 「長い話になってしまった…
(前回からの続き) 「保育所の災害があってからはな、女房には苦労をさせてしまった。あいつは、毎日現場に行って手をあわせていた。月命日には花を手向けていた。あ…
(前回からの続き) 「そういえばな、町の人のことを一番よく知っているのは誰かわかるか。それは、警察、郵便局、新聞販売店だ。誰がどこに住んでいるかから生活の状況…
(前回からの告白) 「Sは結局東京都知事選に出たけどな、俺はあの時、本当はここの県知事か国政に出て欲しいと思ったんだ。そうすれば、俺にお金を持って来る議員は…
(前回の続き) 「そうだな、組織票や金で当選した議員は裏の存在だよな。市政刷新ネットワークに参加した議員はみんなそうだ。ただな、この町の議員みんなが金で票を…
(前回の続き) 「ポスター裁判の件は、まだ市政刷新ネットワーク結成前だったからな。初めて聞く話だったろ。話は簡単なんだ。印刷会社を隠れ蓑にしてXさんとW議員…
(前回からの続き) 山川さんは話し続ける。ただ、少し記憶違いのところもあるようだ。Sが市長選に出馬した際に印刷したポスターとビラの代金が請求されたのは選挙後…
(前回からの続き) 「その印刷会社ってのは要するに自民党の御用達でな、県内を選挙区とする国会議員や県議会議員はそこを使うのがお約束なんだ。逮捕された市長も県…
(前回からの続き) 山川さんは話し続ける。 「市長選に、逮捕されたばかりの市長が出馬するわけにはいかない。と言って他に候補者はいない。困ったことに、前回の市…
山川さんから電話があった。 何度か着信があったがタイミングが合わずに出れなかった。 電話があったのは、Sが去った後のこの町を追ったドキュメンタリーの最終回が…
A町保育所について話題になった賠償金15億円について述べておく。 遺族会は、真相究明に対する市の姿勢を評価し賠償金を全額放棄する旨を市に伝えていた。ただし…
A町保育所遺族会と市との話し合いの結果を整理しておきたい。 一つは、移転のことだ。 市役所の担当課は移転計画を進めるための予算案などを提案していた。当時の市…
人口15万人の隣市との合併が決まった。 隣市は、昔から交通上の要地にある。いわゆる宿場町で人と文化が交わる地域だ。 この町の強みは大きく2つあると俺は考え…
市の破綻は免れた。 かつての夕張市のような財政再生団体にはならなかった。 財成再生団体の基準に抵触しなかったということもあるだろうが、これは国による総合的な…
これは俺の想像だが…。 Sは市長時代、国全体の人口減少が進んだ時、破綻は地方からだと言っていた。夕張の破綻は炭鉱が閉鎖された街を維持しようとして、観光・ハコ…
Sが市長を辞めこの町を離れてからを追いかけたドキュメンタリーを製作している。 年2回の放送だがこんなに長く続くことになるとは思わなかった。 そして、その最後…
母が大腸がんになったのは、市政刷新ネットワークが推す市長の2期目のことである。農作業や家事をテキパキとこなす母が、時々横になりお腹が痛いという。 それまで健…
Q市長と新議会は、停滞していた懸案事項の解決を目指した。 ひとつは中学校の統合である。 市政刷新ネットワークは市内の中学を一つに統合することに反対し続けた…
Q市長になって約2年が経過した。 町の人口減少は加速している。まもなく2万人を切るだろう。 要因の一つは団塊の世代の減少である。 その世代であった市政刷…
(前回からの続き) Q新市長と新議会とは「この町のおかしなこと」を追究していた。 前市長の任期中、指定管理者・指定管理業者が決算報告をしていないことや、特定の…
Q新市長と新市議会のミッションは「この町のおかしいところ」を明らかにし、改善することであると言ってよい。 幸か不幸か、市の財政状況について国との相談を進め…
7月の市長選に続き、任期満了に伴う市議選が11月に行われた。 Q新市長の当選を受けた今回の市議選は、定員12名に対し17名が立候補した。半分以上が初出馬、…
8月のお盆明け、俺は恒例となった市民劇団の夏合宿に参加していた。 俺がこの町を離れる時、劇団指導を引き受けてくれた女性(大学演劇サークルの後輩)は、なんとこ…
保育所裁判で市がほぼ全面敗訴したのは6月。 翌7月、任期満了に伴う市長選が行われた。 立候補者は2名。市政刷新ネットワークの支援を背景に3期目をねらう現市…
市長選に、市政クラブのQ議員が立候補した。 立候補にあたり、彼はその迷いと苦悩とを市民に伝えようとした。 「保育所の裁判で市は敗訴しました。その賠償金を払…
A町保育所の一審判決は6月に出た。 7月は4年ぶりの市長選である。 立候補者は2名。一人は3期目を狙う現職。もう一人は市政クラブのQ議員である。Q議員が市議…
裁判は翌年の6月に結審した。期間はちょうど1年である。 判決は、友人の弁護士の読み通りであった。『Kの手記173(破綻へ~訴訟の行方は)』 友人に聞いた。裁…
遺族会は市を訴えた。訴訟にあたり記者会見が開かれた。 遺族会の代表は裁判に至る経緯とその目的を以下のように述べた。 「訴訟の目的は、市との話し合いを続ける…
友人に聞いた。裁判になった場合どうなるんだ? 答えはこれである。 「勝てるよ。行政の責任は大きいんだ。東日本大震災でもそれ以外でもほとんどが行政の負けだ。S…
友人の弁護士は何度かこの町に足を運び、遺族会の人とも面談した。 やがて、市から最後通牒とも言うべき連絡がきた。次回の話し合いで合意できない場合、話し合いを打…
A町保育所のことが再び注目を集めるようになった。 俺が取材・製作を進めているドキュメンタリーにも注目が集まっている。プロデューサーのところには、テレビ関係者…
Sが市長を辞めてからの市の様子を追いかけるドキュメンタリーを制作している。 舞台・映画になった「議会のオキテ」のプロデューサーの発案である。 年2回のペース…
A町保育所が土砂災害に襲われた。 職員4名と園児10名が犠牲になった。 亡くなった職員の一人は、俺が指導している劇団に所属していた。帰省の度にご自宅に伺い線…
Kの手記168(破綻へ~市政刷新ネットワークだった人々の動き)
新市長2期目の秋、A町保育所は土砂崩れに襲われた。 園児10名と職員4名の尊い命が犠牲になった。 その日は雨であったが、災害を招くような雨ではない。土砂崩れ…
その年は、梅雨が長かった。 夏は数年ぶりの猛暑だった。ただ、台風の直撃はなく非常災害アラートが鳴ることもない。農作物の成長は順調で、田んぼアートも良い感じで…
物語はいよいよ終盤に入る。 ここまでの流れを整理しておく 2024年 ・S市長辞職に伴う市長選で新市長誕生 ・任期満了に伴う市議選で市政刷新ネットワーク所…
Kの手記165(破綻~市政刷新ネットワークはSの責任と言い続ける)
新市長の4年間では、Sが市長時代に中止・廃止を実施した事業が復活している。 ただ、うまくいったものはない。 田んぼアート事業は、肝心の田んぼアートができな…
時計の針を少し進める。 Sの後を継いだ新市長は、そのまま2期目に入った。 Sが市長を辞めた直後の市長選は4人が立候補した。 しかし、新市長の2期目を問う市長…
上京しても、月1回は地元を往復する。 数日滞在して、劇団指導、探究学習で中学・高校を回る。 Sが市長だった期間は、新型コロナの感染拡大期でもあった。 修学…
Kの手記162(市政刷新ネットワークのブログはどのように書かれているか5)
ところで、俺が市政刷新ネットワークから離れてから、ブログは誰が書いていたのだろうか。 もちろん、俺は知らない。 ただ、主張はもちろん文体も似せて書いてある。…
Kの手記161(市政刷新ネットワークのブログはどのように書かれているか4)
都知事選終了後、Sへの攻撃は凄まじいものがあった。 妻が神奈川県川崎市のオフィスに勤務している。Sが市長だった街からやってきたことは職場のみんなが知っている…
Kの手記160(市政刷新ネットワークのブログはどのように書かれているか3)
Sが市長を辞め、都知事選出馬を表明した頃、俺と妻とは上京した。 俺は、市政刷新ネットワーク事務局を辞め、脚本家・構成作家として自分の名前で仕事をするチャンス…
Kの手記159(市政刷新ネットワークのブログはどのように書かれているか2)
俺はこの町で生まれ、高校進学でこの町を出て大学で東京に出た。大学卒業は東京で売れない役者をしていた。 この町を出て俺は気づいたことがある。 この町の常識には…
Kの手記158(市政刷新ネットワークのブログはどのように書かれているか1)
市政刷新ネットワークが結成された時、俺は事務局という立場を貰った。 観光協会が解散して行き場がなくなった俺を、山川さんが市政刷新ネットワークの事務局として拾…
Kの手記157(市政刷新ネットワークはハコモノ事業を進める)
新市長が就任し、翌年に田んぼアート事業が復活した。 その翌年には新病院の建築がスタートしている。 それぞれの結末はすでに述べた。『Kの手記148(田んぼアー…
新市長が就任したのは7月、任期満了に伴う市議会選挙は11月にあった。 市議選に合わせ映画版「議会のオキテ」が公開された。 議会のオキテは、Sが市長に就任し…
市内には3つの県立高校がある。 Sは市長時代、3つの高校の生徒会長に100万円渡し、好きなように使いなさいと言った。高校魅力化の一つの策と言える。 だが3年…
(前回からの続き) 美緒さんの祖父母の住んでいた家は、現在空き家になっている。 中学2年生の探究学習で、美緒さんは空き家問題に取り組んだ。 よくあるのは移住希…
俺は、中学・高校の探究学習のお手伝いをしている。 最初は、インプロを取り入れた高校の授業のお手伝いである。また早稲田大学出身と脚本家という経歴から、大学進学…
時間を先に進める。 市長の任期は4年である。新市長の任期4年目、新病院は完成した。 新年度の始まる4月に産婦人科を持つ市立病院の診療が始まる。 この成果を引…
Kの手記151(市政刷新ネットワークはその公約の実施を進める)
新市長の市長選出陣式・事務所における当選会見には、市政刷新ネットワークの関係者が列席していた。 その一人に県会議員がいる。地元出身で市議会議員から県会議員に…
(前回の続き) 中学2年生が町の高齢化という課題に取り組んだ。 健康寿命を伸ばすことにフォーカスし、中学の体育館で健康体操を行う。指導者は地元国立大学教育学部…
7月に新市長が就任した。 その年の秋から、中学・高校の探究学習では「課題」に意識をシフトし、課題を掘り下げる、具体化する、結びつけることで構造化や解決策を進…
新市長は、A町保育所の事業計画書作成を止めた。 11月の市議選で市政刷新ネットワークが過半数を確保すると、A町保育所の移転計画はフェイドアウトしていった。 …
10月末、劇団指導のために実家に戻った。 金曜日の夜到着して居間に入ると、姪がいる。 姪は姉の長女(で末っ子)。この春から県庁所在地の公立高校に通っている。…
一番若い先生の調子が上がってきた。 「僕も酔っているから聞きますけど、Sさんってパワハラなんですかね」 するともう一人の先生がこういった。30歳前半の社会…
ベテランの先生が言った。 「中学2年生、3年生ともに、県庁所在地の高校に進みたいという生徒が増えています。三者面談の様子を見ると、親子ともに県庁所在地の高校…
ベテラン(と言っても俺と同い年だが)の先生が、個室のある居酒屋をとってくれた。そこで4人で飲む。一人は来れなかったが、途中からメッセンジャーでリモート参加だ…
母校(中学)に行くと、もう一つの中学校の担当の先生も来ていた。 俺も入れて5人になる。エアコンはない。扇風機と麦茶で涼をとりながらである。 どちらの学校も…
お盆は東京で過ごした。 8月のお盆明けが〆切の仕事がどっさりあった。それを済ませて帰省した。 主たる目的は劇団の合宿である。これは以前から準備を進めていたも…
地元の町で期日前投票を済ませると、知り合いが「投票用紙に印は付けたかい」と言う。何のことかわからなかったが、とりあえず話を合わせて「もちろんです」と返すと満…
市政刷新ネットワークを辞め、俺と妻とは上京した。 妻は、webデザイナーとして神奈川県川崎市のオフィス勤務。 俺は、自分の名前で仕事をするチャンスをつかんだ…
7月7日、俺の町で行われた市長選挙、市議会議員補欠選挙で、市政刷新ネットワークは大勝利をおさめた。元郵便局長だった候補者が市長に当選、5年前の事件で現金を受…
Sの都知事選は2位で終わり、俺の町の市長選・補欠選挙では市政刷新ネットワークが勝利した。 月曜日の朝の目覚めはよいとは言えない。 ちなみに今日は旅巡業の休養…
都知事選の投票日は、地方公演だった。 日曜日なので昼公演のみ。舞台を撤収して午後6時には会場を出た。 次の公演会場は長野県松本市。高速を使って2時間ほどであ…
(前回からの続き) 俺たち夫婦には子供がいない。ある時、俺は東京の病院で一人こっそりと検査を受け、原因が俺であることを知った。そのことを父に告げた後、父は俺も…
俺たち夫婦には子供がいない。 一応、長男×母屋で暮らす身としては、そのうちできるだろうというか、2人くらい子供を授かり家族4人で暮らすというよくある未来が自…
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Sのアンチがネット上に以下のような意味の書き込みをしていた。 「議員12名に呼び出された程度のことを恫喝と騒ぐような人間に、市長がつとまるはずがない」 俺…
Sのアンチがネット上に以下のような意味の書き込みをしていた。 「議員12名に呼び出された程度のことを恫喝と騒ぐような人間に、市長がつとまるはずがない」 こ…
世の中には「一代で財を築いた人・会社を大きくした人」がいる。 俺のふるさとの町だけではなく、全国の地方議会の議員には、この手の人が少なくない。Sが市長になっ…
いわゆる「Sのトライアスロン大会参加」を理由に市長としてふさわしくない、政治家としての資質がないとする主張がある。 天候悪化が予想されている状況で町を離れた…
知人に、俺のふるさとの町のファンがいる。 きっかけはS市長だが、そこから町を好きになってくれた。Sが町を離れてからも時々町を訪れたり、ふるさと納税の応援もし…
東京都知事選はまだ昨年の夏のことである。 しかし、ずいぶん時間が経ったように感じる。 Sのアンチは根強く存在している。 同様に、Sに期待する人、応援する人…
人口減少の要因の一つに「婚姻率の低下」という考えがある。 これを受け「婚姻率を上げれば人口減少問題が解決する」「男女の出会いの場を作ればよい」と考える人がい…
メルロ・ポンティなどの哲学者が、嫉妬についての考察を示している。 嫉妬とは、自分が持っていないもの(モノ・地位など)を所有する他者に対して向けられる感情で…
家庭崩壊のドラマを描くことがある。 高学歴な両親と優等生の子供・経済的には恵まれている家庭が崩壊していく。 そのポイントは、理想を押し付ける父と心配性な母の…
パワハラは許されるものではない。 ただし、パワハラを構造的に見直すと、パワハラが起きやすい組織・人間関係というものがあることに気づく。 たとえば、不正な既得…
老害という言葉がある。 ただ、個人的には「世代で決めつけること」はしたくない。 では、「老害」という言葉から世代的な意味を取り去って残るものは何だろうか。 …
ドラマの現場で、若手が「これでいいんですかねぇ」とつぶやくことがある。 そういう時、ベテラン・中堅から「お前の思い通りにしたいなら偉くなれ」という言葉が発さ…
東京でしか暮らしたことのない人にSの主張する「東京解体という言葉の意味」を理解することは難しいだろう…ということを「手記220」で書いた。 同様に、地方でし…
Sに対する姿勢を単純に二分化すると「アンチか支持者か」になる。 俺の町では、市政刷新ネットワークの施策による恩恵を受けているか、いないかがその要因の一つであ…
Sの言動にヒヤヒヤしながらも、俺がSの主張を理解できるのは「地方と都会と両方で暮らしたこと」が大きい。 地方暮らしを知っている都会の人は、都知事選におけるS…
以前、こんなことを書いた。 全文は上のとおりだ。冒頭を抜粋するとこんなことを書いている。 Sの「国語力」という発言が話題になった。 一応文学部を出て、シナ…
地域おこし協力隊による町おこしは全国各地で行われている。 一方でトラブルも報告されており、この頃だと四国地方で「カフェを経営していた人」「限界集落に移住して…
市政刷新ネットワークの人々も地域おこし協力隊という制度を知らないわけではない。のち市政刷新ネットワーク代表となるXさんは、自分が身に付けているこの町の「伝統…
俺はこの町の地域おこし協力隊になった。それは「ミッション型」と言われるものである。具体的には「市民会館の運営・管理、市民劇団の立ち上げ・指導」であった。 俺…
Sが市長時代の終わり頃、つまり任期満了に伴う市長選や市議選の準備が始まる頃、市政クラブのP議員への攻撃が始まった。 市政クラブはP議員とQ議員、そして補欠…
俺自身も、国語力があるかどうかはわからない。 ただ、演劇作品は「逆説、比喩、不条理」に満ちている。人間と言う一つのものさしでは測れない生き物の魅力・悲哀・苦…
それにしてもと俺は思う。 恫喝裁判の判決が出た時、Y女史は記者会見を行っている。 彼女はそこで「全面勝訴」を主張した。翌日の地元紙には、Y女史の主張がそのま…
(前回の続き) 俺は続けて言った 「俺が知っているSは、周囲に対する気遣いができて、根回しもうまい優秀な人間です。こちらがきちんと筋を通せば、Sも筋を通した…
恫喝裁判の一審判決が出たのは年末のことだ。 翌日から官公庁は冬休みに入る。控訴期限は1月9日だ。 1月3日、市政刷新ネットワークの新年会が開かれた。 この…
Sは、判決についてテレビの取材で、「恫喝発言が認められなかったことに疑問がある」と言っていた。 発言したY女史、その場にいた議員が「市長が勝手なことをすると…
Y女史がS市長を訴えた「恫喝裁判」の判決が出た。 俺の手元には「判決文のコピー」がある。また、判決について弁護士である友人の意見も聞いた。判決内容の理解と整…
弁護士をしている友人は、俺の質問に答えるというより、自分の考えをしゃべり始めた。こいつもS市長のファンになりつつあるのかもしれない。 「名誉棄損は認められ…
Y女史がS市長を訴えた裁判(恫喝裁判)の判決が出た。 ・公人である市長の書き込みは、原告Y女史の名誉棄損であると認める ・ただし、原告の主張する賠償金は却下…
Y女史が名誉棄損でS市長を訴えた裁判、いわゆる「恫喝裁判」の一審判決が出た。 原告Y女史の視点でみるとこうなる ・名誉棄損 → S市長がそのTwitter…
Y女史が市長を名誉棄損で訴えた裁判で、和解勧告が出た。 この裁判は、Y女史が原告である。しかし、市政刷新ネットワークのボスであるW議員と山川さんとがY女史に…
Y女史がSを訴えた裁判、いわゆる「恫喝裁判」について、友人の弁護士に聞いてみた。一番聞きたかった「和解勧告が出ていること」について聞いた。 「和解勧告が出…
(前回からの続き) ここまでを整理するとこうなる。 名誉棄損の根拠となる恫喝発言について、その有無を原告も被告も証明できなかったとする。 すると、名誉棄損…
Y女史がSを訴えた「恫喝裁判」が進んでいる。 ある日、山川さんと話していると「裁判所が和解勧告を示したんだ」と言った。 それを聞いた俺は、弁護士となった友人…
Y女史が、「自分の発言を恫喝とTwitterに書いたことは私の名誉を傷つけた」として訴えた裁判、通称「恫喝裁判」が始まった。主訴は名誉棄損である。 俺は、…
Y女史が、Sを「名誉棄損」で訴えてしばらくした頃、俺は福島県に行った。 俺が行ったのは当時原発事故による避難指示が出た地区だ。もちろん、避難指示はとっくの昔…
Y女史がSを民事で訴えた。 もう一年以上も前のこと、Y女史がS市長に「市長は議会のいうことをよく聞きなさい。勝手なことをすると市長の提案はすべて議会で否定し…
過去最大の投票率・得票数で市長となったSに期待する市民は多かった。 youtubeで公開された市議会の様子を見た人々は、(主に市政刷新ネットワークの)議員の…
俺の町は人口2万人の田舎町だ。 元々あった5つの小さな町が、平成の大合併で市として統合したに過ぎない。市になってからも人口は1万人減った。 そんな田舎町が突…
Sは、市長になってから2本裁判を抱えていた。 一つは、俗にポスター裁判と言われるもの。この裁判でSは原告である。 この件について俺が知っていることはあまりな…
人口2万人の俺の町の知名度が上がった。 東京の人と話していると、「お前、S市長のところの出身なんだ」と言われることが増えた。縁と人脈とで仕事をすることの多い…