Sのアンチがネット上に以下のような意味の書き込みをしていた。 「議員12名に呼び出された程度のことを恫喝と騒ぐような人間に、市長がつとまるはずがない」 俺…
過疎化、高齢化が進む町に、地元出身の若者が市長として戻ってきた。しかし、今まで町を仕切っていた老人たち・市議会議員たちは「反市長団体」を立ち上げ、市長の施策を徹底的につぶそうとする
俺がこの町に戻ってきたきっかけは、その頃市民会館が新築されたことだ。 そこで中高生を中心とした市民劇団を立ち上げたいという話があり、その指導や市民会館そのも…
中学校の探究学習で「美術館の維持か給食費の無償か」を題材にしてワークを行った。その最後に「美術館を廃止にするなら市民劇団も廃止にしないとおかしい。不公平だ」…
(前回の続き) 俺は中高の探究学習の支援を頼まれることがある。 今日は母校である中学校で、「美術館の維持か給食費の無償か」を題材に、思考を深めるワークを行っ…
中学校ではこんなワークをした。 少し前にあった「子ども議会」の振り返りである。 題材は「美術館の維持か給食費の無償か」。 「子どもにこのような選択をつきつけ…
(前回からの続き) 僕は大学進学で東京に出ました。 大学で驚いたのは、同級生の半分以上が地方出身者なのです。 地方出身者同士が集まると、どんな話をするかわかり…
中学校の探究学習で「未来を根拠に考える」というワークを行った。 先生方には喜んでいただけようだ。その話は教育長にまで届いたらしい。 もう一つの中学でも同じワ…
(前回からの続き) 僕とS市長とはこの中学で同期です。 共通点は、この町で生まれ育ったこと、県庁所在地の高校に進学したこと、大学や就職で東京に出て、そこで「本…
(前回からの続き) 僕がこの町を出たのは高校進学からです。ですから15歳で県庁所在地に出て、18歳で東京の大学に進みました。 東京で暮らすようになると、ふるさ…
Kの手記108(この町で生まれた人間には4つの生き方がある)
(前回からの続き) 俺は、自分の進路を考える授業で母校の中学生に語り掛けた。 この町で生まれた人間の未来は、大きく4つに分類できます。 ①この町で生まれ…
Sが市長になって3年目になった頃、俺の精神はボロボロになりつつあった。 そのことは手記58で書いた。『Kの手記58(俺のアイデンティティが崩壊し始める)』 …
市長の任期は4年である。 1年目は恫喝・居眠り議員の問題、2年目は無印良品・2人目の副市長提案の否決が大きなトピックとして挙げられる。また、就任と同時に新型…
Kの手記105(Sが市長となってこの町は非日常空間と化した)
市長となったSは、3つの公約を掲げた ・政治再建 ・都市開発 ・産業創出 これは、W議員や山川さんなど、のち市政刷新ネットワークに所属する人々からすると理…
市政刷新ネットワークのゴーストライターとして俺は大きな葛藤を抱えている。 俺は、市長となったSとは中学の同期だ。ただ同じクラスになったことはない。話したこと…
この町にはプロサッカーチームの練習場がある。 本拠地は県庁所在地にある巨大スタジアムだ。 ここでユースチームの公式戦などもある。そういう日には県内から多く…
Kの手記102(市政刷新ネットワークは「ご挨拶」でこの町を支配する)
市政刷新ネットワークが、前回の市議選で初当選した40代の若い市議への攻撃を始めた。攻撃というのは俺の言葉で、山川さんの言葉だと「ご挨拶」になる。 民俗学風な…
Kの手記101(市政刷新ネットワークは市政クラブに圧力をかける)
12名の市議会には会派が二つある。 一つは市政刷新ネットワーク 6名 もう一つは市政クラブ 2名 あとの4人は無所属、もしくは政党所属である。ただし、4人中…
市議会の定数は12名である。整理するとこうなる。 W議員 70歳後半 市政刷新ネットワーク 最年長議員 居眠りで市長を憎悪 現金…
A町保育園の移転について、2人の若い議員がそろって「移転賛成」「田んぼアート事業跡地反対」を主張し始めた。 この2人は40代で、前回の選挙で初立候補、初当選…
Kの手記98(Sは選挙権のない人々の声を市政に反映させようと考えている)
若手議員2名が、A町保育所の移転先として「廃止が決まっている市営住宅」を主張し始めた。 ハザードマップのレッドゾーンにある保育所の移転は急いだ方がよい。ただ…
Kの手記97(若手議員が田んぼアート事業跡地への移転を反対する)
前々市長の時代からの懸案事項であるA町保育所の移転が議会で審議されている。 もうこれで何度目だろう。ここまで、市政刷新ネットワークはすべて否決してきた。理由…
Kの手記96(市政刷新ネットワークに意外な賛同者があらわれる)
A町保育所の移転、田んぼアート事業跡地の利活用というS市長・執行部の提案に対し、市政刷新ネットワークは反対を示す。 ただ、市政刷新ネットワークの方針は「時間…
市議会が始まった。 S市長と執行部の提案は、「A町保育所の移転を実現するための基本計画書の作成予算」を求めるものであった。 論点は「計画書がないと予算請求も…
A町の保育所の課題は、前々市長時代からあった。 現地に行くとわかるが、建物の裏には結構な急斜面の山がある。 ハザードマップでは「レッドゾーン」にある。土砂災…
前々市長の時代から課題であったA町の保育所の移転が、S市長によって具体化されつつある。それまで議案として提出されても市政刷新ネットワークはのらりくらりと否定…
Kの手記92(田んぼアート事業地は市政刷新ネットワークにとってタブーである)
田んぼアート事業は土地購入・土地整備まで進んだところで事業ストップとなった。S市長による財政再建・事業見直しの対象となったのだ。 その用地は市有地となった。…
Kの手記91(田んぼアート事業はなぜ議会で話題にならなかったのか)
Sが市長に就任して1年後、「市の事業」の見直しが行われた。 婚活事業・観光協会・美術館や老朽化した公民館もどうするかが検討され、廃止・補助金の減額などの措置…
平成の大合併以前の5町が建てた施設、市になってから新築した施設、新たに立ち上げた事業がある。ビルトandビルトである。 Sが市長となって、こうした事業の見直…
前々市長の時に市議会で承認された「田んぼアート事業」は、Sが市長になってから見直しの対象となり、収益性がないとしてストップになった。 これ以降、事業見直しが…
この町は、平成の大合併で「市」になった。 元々5つの「町」があり、それぞれに町長と町議会があった。 5つの町は、それぞれ山を隔てて存在している。地理的な状況…
70歳の老人が、「自分が身に付けている地元の農法を後世に残したい」と思う気持ちは尊いものだと俺は思う。 後継者がいないのだから口承は無理だ。文章で残しても再…
市長となったSは、「このままではこの町は財政破綻する可能性がありますよ」と言い続けた。その言葉を受け入れられない市民は、市長は嘘つきだと言う。理解できない市…
Xさんの依頼をまとめるとこうなる。 ・この町に伝わる伝統的な農法を後世に残したい。 ・市外でも県外でもいいので、若い人にこの農法を継いでほしい ・映画にして…
時間を少し前に戻す。 俺は地元に戻って来て、地域おこし協力隊として市民劇団の立ち上げや指導を始めた。3年間の任期が終わって、今度は観光協会の所属となった。と…
高校でやっていた探究学習のお手伝いを中学でもすることになった。 俺の母校だ。ということは市長であるSの母校でもある。姪もいる。そして、姪のクラスにはお祖父さ…
高校生の探究学習の手伝いをする時、最初に人口動態の確認から入る。 現在、日本全体の高齢化率は28%くらいである。 これに対し、人口2万人の我が市の高齢化率…
休日、県庁所在地郊外にある巨大イオンモールに出かけた。 今日は姪も乗っている。妻は無印良品に、姪は問題集を買いに書店に、俺はスタバで脚本書き。その帰途、姪の…
ある週末、俺と妻とは県庁所在地郊外にある巨大イオンに向かっていた。 今日は姪も乗っている。イオンに着くと妻は無印良品に、姪は参考書や問題集を買いに書店に、俺…
5歳上の姉は、父の母校である地元の農業高校を卒業して、そのまま家業の農業を継いでくれた。 結婚して生まれた長男は、母である姉に似てサッカーと農業が好きで、地…
新聞や週刊誌などの「紙媒体」にも、地元市民の声として「S市長が嫌いだ、辞めて欲しい」という記事が載るようになってきた。 「県外の人はSが市長になってうらやま…
Kの手記77(市政刷新ネットワークのプロパガンダにとって都合のよいこと)
俺自身も、国語力があるかどうかはわからない。 ただ、演劇作品は「逆説、比喩、不条理」に満ちている。人間と言う一つのものさしでは測れない生き物の魅力・悲哀・苦…
それにしてもと俺は思う。 恫喝裁判の判決が出た時、Y女史は記者会見を行っている。 彼女はそこで「全面勝訴」を主張した。翌日の地元紙には、Y女史の主張がそのま…
(前回の続き) 俺は続けて言った 「俺が知っているSは、周囲に対する気遣いができて、根回しもうまい優秀な人間です。こちらがきちんと筋を通せば、Sも筋を通した…
恫喝裁判の一審判決が出たのは年末のことだ。 翌日から官公庁は冬休みに入る。控訴期限は1月9日だ。 1月3日、市政刷新ネットワークの新年会が開かれた。 この…
Kの手記73(裁判のこと~判決に裁判官の恣意性はあったのか?)
Sは、判決についてテレビの取材で、「恫喝発言が認められなかったことに疑問がある」と言っていた。 発言したY女史、その場にいた議員が「市長が勝手なことをすると…
Y女史がS市長を訴えた「恫喝裁判」の判決が出た。 俺の手元には「判決文のコピー」がある。また、判決について弁護士である友人の意見も聞いた。判決内容の理解と整…
弁護士をしている友人は、俺の質問に答えるというより、自分の考えをしゃべり始めた。こいつもS市長のファンになりつつあるのかもしれない。 「名誉棄損は認められ…
Y女史がS市長を訴えた裁判(恫喝裁判)の判決が出た。 ・公人である市長の書き込みは、原告Y女史の名誉棄損であると認める ・ただし、原告の主張する賠償金は却下…
Y女史が名誉棄損でS市長を訴えた裁判、いわゆる「恫喝裁判」の一審判決が出た。 原告Y女史の視点でみるとこうなる ・名誉棄損 → S市長がそのTwitter…
Y女史が市長を名誉棄損で訴えた裁判で、和解勧告が出た。 この裁判は、Y女史が原告である。しかし、市政刷新ネットワークのボスであるW議員と山川さんとがY女史に…
Y女史がSを訴えた裁判、いわゆる「恫喝裁判」について、友人の弁護士に聞いてみた。一番聞きたかった「和解勧告が出ていること」について聞いた。 「和解勧告が出…
(前回からの続き) ここまでを整理するとこうなる。 名誉棄損の根拠となる恫喝発言について、その有無を原告も被告も証明できなかったとする。 すると、名誉棄損…
Y女史がSを訴えた「恫喝裁判」が進んでいる。 ある日、山川さんと話していると「裁判所が和解勧告を示したんだ」と言った。 それを聞いた俺は、弁護士となった友人…
Y女史が、「自分の発言を恫喝とTwitterに書いたことは私の名誉を傷つけた」として訴えた裁判、通称「恫喝裁判」が始まった。主訴は名誉棄損である。 俺は、…
Y女史が、Sを「名誉棄損」で訴えてしばらくした頃、俺は福島県に行った。 俺が行ったのは当時原発事故による避難指示が出た地区だ。もちろん、避難指示はとっくの昔…
Kの手記62(裁判のこと~市政刷新ネットワークにとって都合のよい裁判にするために)
Y女史がSを民事で訴えた。 もう一年以上も前のこと、Y女史がS市長に「市長は議会のいうことをよく聞きなさい。勝手なことをすると市長の提案はすべて議会で否定し…
過去最大の投票率・得票数で市長となったSに期待する市民は多かった。 youtubeで公開された市議会の様子を見た人々は、(主に市政刷新ネットワークの)議員の…
俺の町は人口2万人の田舎町だ。 元々あった5つの小さな町が、平成の大合併で市として統合したに過ぎない。市になってからも人口は1万人減った。 そんな田舎町が突…
Sは、市長になってから2本裁判を抱えていた。 一つは、俗にポスター裁判と言われるもの。この裁判でSは原告である。 この件について俺が知っていることはあまりな…
人口2万人の俺の町の知名度が上がった。 東京の人と話していると、「お前、S市長のところの出身なんだ」と言われることが増えた。縁と人脈とで仕事をすることの多い…
Kの手記57(市政刷新ネットワークの支援者によって情報が拡大される)
マスコミは、Sのことを京都大学から旧財閥系金融機関に進んだエリートだと報道している。エリート銀行員が、過疎化・少子高齢化が加速する人口2万人の自治体の市長に…
市政刷新ネットワークのブログ、所属議員の個人通信や市議会の代表質問は俺が書いている。ちなみに、役者稼業の中で俺は脚本書きを覚え、ある脚本家のアシスタントもし…
31歳で、役者業を諦めてふるさとに戻ってきた俺だが、東京とのつながりが一つ残っている。 脚本家になった演劇サークルの先輩のアシスタントである。 もう少し詳し…
山川さんに呼ばれた。 市政刷新ネットワークの事務所に行くと、山川さんより少し若い男性が2人いた。 それぞれ元検察官、小説家と名乗った。市政刷新ネットワークへ…
この頃、市内を走るJR線の存続が話題になった。 市内には駅が3つある。南に向かえば、90分かかるが県庁所在地まで直通だ。そこから新幹線に乗り継げる。北に向か…
市政刷新ネットワークに、新たな支援者が増えた。 元検察官、小説家、三大新聞の記者、旧帝大と言われる難関大学から大手企業に進み定年退職して悠々自適という人など…
市政刷新ネットワークのブログや、所属議員の個人通信のほとんどは俺が書いている。もちろん、代表や議員本人が書いている体になっている。俺はそのゴーストライター…
Kの手記50(市政刷新ネットワークのゴーストライターとしての作法 2)
俺は、市政刷新ネットワークのゴーストライターとして、「市政刷新ネットワークのブログ」や、所属する議員の「個人通信・後援会便り」を書いている。 市政刷新ネッ…
「ブログリーダー」を活用して、K0011さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
Sのアンチがネット上に以下のような意味の書き込みをしていた。 「議員12名に呼び出された程度のことを恫喝と騒ぐような人間に、市長がつとまるはずがない」 俺…
Sのアンチがネット上に以下のような意味の書き込みをしていた。 「議員12名に呼び出された程度のことを恫喝と騒ぐような人間に、市長がつとまるはずがない」 こ…
世の中には「一代で財を築いた人・会社を大きくした人」がいる。 俺のふるさとの町だけではなく、全国の地方議会の議員には、この手の人が少なくない。Sが市長になっ…
いわゆる「Sのトライアスロン大会参加」を理由に市長としてふさわしくない、政治家としての資質がないとする主張がある。 天候悪化が予想されている状況で町を離れた…
知人に、俺のふるさとの町のファンがいる。 きっかけはS市長だが、そこから町を好きになってくれた。Sが町を離れてからも時々町を訪れたり、ふるさと納税の応援もし…
東京都知事選はまだ昨年の夏のことである。 しかし、ずいぶん時間が経ったように感じる。 Sのアンチは根強く存在している。 同様に、Sに期待する人、応援する人…
人口減少の要因の一つに「婚姻率の低下」という考えがある。 これを受け「婚姻率を上げれば人口減少問題が解決する」「男女の出会いの場を作ればよい」と考える人がい…
メルロ・ポンティなどの哲学者が、嫉妬についての考察を示している。 嫉妬とは、自分が持っていないもの(モノ・地位など)を所有する他者に対して向けられる感情で…
家庭崩壊のドラマを描くことがある。 高学歴な両親と優等生の子供・経済的には恵まれている家庭が崩壊していく。 そのポイントは、理想を押し付ける父と心配性な母の…
パワハラは許されるものではない。 ただし、パワハラを構造的に見直すと、パワハラが起きやすい組織・人間関係というものがあることに気づく。 たとえば、不正な既得…
老害という言葉がある。 ただ、個人的には「世代で決めつけること」はしたくない。 では、「老害」という言葉から世代的な意味を取り去って残るものは何だろうか。 …
ドラマの現場で、若手が「これでいいんですかねぇ」とつぶやくことがある。 そういう時、ベテラン・中堅から「お前の思い通りにしたいなら偉くなれ」という言葉が発さ…
東京でしか暮らしたことのない人にSの主張する「東京解体という言葉の意味」を理解することは難しいだろう…ということを「手記220」で書いた。 同様に、地方でし…
Sに対する姿勢を単純に二分化すると「アンチか支持者か」になる。 俺の町では、市政刷新ネットワークの施策による恩恵を受けているか、いないかがその要因の一つであ…
Sの言動にヒヤヒヤしながらも、俺がSの主張を理解できるのは「地方と都会と両方で暮らしたこと」が大きい。 地方暮らしを知っている都会の人は、都知事選におけるS…
以前、こんなことを書いた。 全文は上のとおりだ。冒頭を抜粋するとこんなことを書いている。 Sの「国語力」という発言が話題になった。 一応文学部を出て、シナ…
地域おこし協力隊による町おこしは全国各地で行われている。 一方でトラブルも報告されており、この頃だと四国地方で「カフェを経営していた人」「限界集落に移住して…
市政刷新ネットワークの人々も地域おこし協力隊という制度を知らないわけではない。のち市政刷新ネットワーク代表となるXさんは、自分が身に付けているこの町の「伝統…
俺はこの町の地域おこし協力隊になった。それは「ミッション型」と言われるものである。具体的には「市民会館の運営・管理、市民劇団の立ち上げ・指導」であった。 俺…
Sが市長時代の終わり頃、つまり任期満了に伴う市長選や市議選の準備が始まる頃、市政クラブのP議員への攻撃が始まった。 市政クラブはP議員とQ議員、そして補欠…
新市長が就任し、翌年に田んぼアート事業が復活した。 その翌年には新病院の建築がスタートしている。 それぞれの結末はすでに述べた。『Kの手記148(田んぼアー…
新市長が就任したのは7月、任期満了に伴う市議会選挙は11月にあった。 市議選に合わせ映画版「議会のオキテ」が公開された。 議会のオキテは、Sが市長に就任し…
市内には3つの県立高校がある。 Sは市長時代、3つの高校の生徒会長に100万円渡し、好きなように使いなさいと言った。高校魅力化の一つの策と言える。 だが3年…
(前回からの続き) 美緒さんの祖父母の住んでいた家は、現在空き家になっている。 中学2年生の探究学習で、美緒さんは空き家問題に取り組んだ。 よくあるのは移住希…
俺は、中学・高校の探究学習のお手伝いをしている。 最初は、インプロを取り入れた高校の授業のお手伝いである。また早稲田大学出身と脚本家という経歴から、大学進学…
時間を先に進める。 市長の任期は4年である。新市長の任期4年目、新病院は完成した。 新年度の始まる4月に産婦人科を持つ市立病院の診療が始まる。 この成果を引…
新市長の市長選出陣式・事務所における当選会見には、市政刷新ネットワークの関係者が列席していた。 その一人に県会議員がいる。地元出身で市議会議員から県会議員に…
(前回の続き) 中学2年生が町の高齢化という課題に取り組んだ。 健康寿命を伸ばすことにフォーカスし、中学の体育館で健康体操を行う。指導者は地元国立大学教育学部…
7月に新市長が就任した。 その年の秋から、中学・高校の探究学習では「課題」に意識をシフトし、課題を掘り下げる、具体化する、結びつけることで構造化や解決策を進…
新市長は、A町保育所の事業計画書作成を止めた。 11月の市議選で市政刷新ネットワークが過半数を確保すると、A町保育所の移転計画はフェイドアウトしていった。 …
10月末、劇団指導のために実家に戻った。 金曜日の夜到着して居間に入ると、姪がいる。 姪は姉の長女(で末っ子)。この春から県庁所在地の公立高校に通っている。…
一番若い先生の調子が上がってきた。 「僕も酔っているから聞きますけど、Sさんってパワハラなんですかね」 するともう一人の先生がこういった。30歳前半の社会…
ベテランの先生が言った。 「中学2年生、3年生ともに、県庁所在地の高校に進みたいという生徒が増えています。三者面談の様子を見ると、親子ともに県庁所在地の高校…
ベテラン(と言っても俺と同い年だが)の先生が、個室のある居酒屋をとってくれた。そこで4人で飲む。一人は来れなかったが、途中からメッセンジャーでリモート参加だ…
母校(中学)に行くと、もう一つの中学校の担当の先生も来ていた。 俺も入れて5人になる。エアコンはない。扇風機と麦茶で涼をとりながらである。 どちらの学校も…
お盆は東京で過ごした。 8月のお盆明けが〆切の仕事がどっさりあった。それを済ませて帰省した。 主たる目的は劇団の合宿である。これは以前から準備を進めていたも…
地元の町で期日前投票を済ませると、知り合いが「投票用紙に印は付けたかい」と言う。何のことかわからなかったが、とりあえず話を合わせて「もちろんです」と返すと満…
市政刷新ネットワークを辞め、俺と妻とは上京した。 妻は、webデザイナーとして神奈川県川崎市のオフィス勤務。 俺は、自分の名前で仕事をするチャンスをつかんだ…
7月7日、俺の町で行われた市長選挙、市議会議員補欠選挙で、市政刷新ネットワークは大勝利をおさめた。元郵便局長だった候補者が市長に当選、5年前の事件で現金を受…
Sの都知事選は2位で終わり、俺の町の市長選・補欠選挙では市政刷新ネットワークが勝利した。 月曜日の朝の目覚めはよいとは言えない。 ちなみに今日は旅巡業の休養…