ブログみるアプリ
日本中の好きなブログをすばやく見られます
無料ダウンロード
ブログ村とはIDが異なります
メインカテゴリーを選択しなおす
フォロー
Kの手記177(破綻へ~市長選2)
市長選に、市政クラブのQ議員が立候補した。 立候補にあたり、彼はその迷いと苦悩とを市民に伝えようとした。 「保育所の裁判で市は敗訴しました。その賠償金を払…
2024/07/17 20:32
Kの手記176(破綻へ~市長選1)
A町保育所の一審判決は6月に出た。 7月は4年ぶりの市長選である。 立候補者は2名。一人は3期目を狙う現職。もう一人は市政クラブのQ議員である。Q議員が市議…
2024/07/17 20:05
Kの手記175(破綻へ~一審判決が出る)
裁判は翌年の6月に結審した。期間はちょうど1年である。 判決は、友人の弁護士の読み通りであった。『Kの手記173(破綻へ~訴訟の行方は)』 友人に聞いた。裁…
2024/07/17 11:39
Kの手記174(破綻へ~遺族会は訴訟に踏み切る)
遺族会は市を訴えた。訴訟にあたり記者会見が開かれた。 遺族会の代表は裁判に至る経緯とその目的を以下のように述べた。 「訴訟の目的は、市との話し合いを続ける…
2024/07/17 08:21
Kの手記173(破綻へ~訴訟の行方は)
友人に聞いた。裁判になった場合どうなるんだ? 答えはこれである。 「勝てるよ。行政の責任は大きいんだ。東日本大震災でもそれ以外でもほとんどが行政の負けだ。S…
2024/07/16 18:23
Kの手記172(破綻へ~最後の話し合い)
友人の弁護士は何度かこの町に足を運び、遺族会の人とも面談した。 やがて、市から最後通牒とも言うべき連絡がきた。次回の話し合いで合意できない場合、話し合いを打…
2024/07/16 17:41
Kの手記171(破綻へ~遺族会と市との話し合い)
A町保育所のことが再び注目を集めるようになった。 俺が取材・製作を進めているドキュメンタリーにも注目が集まっている。プロデューサーのところには、テレビ関係者…
2024/07/16 14:06
Kの手記170(破綻へ~市民の怒り)
Sが市長を辞めてからの市の様子を追いかけるドキュメンタリーを制作している。 舞台・映画になった「議会のオキテ」のプロデューサーの発案である。 年2回のペース…
2024/07/15 22:47
Kの手記169(破綻へ~遺族会結成)
A町保育所が土砂災害に襲われた。 職員4名と園児10名が犠牲になった。 亡くなった職員の一人は、俺が指導している劇団に所属していた。帰省の度にご自宅に伺い線…
2024/07/15 21:45
Kの手記168(破綻へ~市政刷新ネットワークだった人々の動き)
新市長2期目の秋、A町保育所は土砂崩れに襲われた。 園児10名と職員4名の尊い命が犠牲になった。 その日は雨であったが、災害を招くような雨ではない。土砂崩れ…
2024/07/15 20:54
Kの手記167(破綻へ~新市長2期目の秋の終わりに)
その年は、梅雨が長かった。 夏は数年ぶりの猛暑だった。ただ、台風の直撃はなく非常災害アラートが鳴ることもない。農作物の成長は順調で、田んぼアートも良い感じで…
2024/07/15 14:12
Kの手記166(破綻へ~その前に)
物語はいよいよ終盤に入る。 ここまでの流れを整理しておく 2024年 ・S市長辞職に伴う市長選で新市長誕生 ・任期満了に伴う市議選で市政刷新ネットワーク所…
2024/07/14 22:05
Kの手記165(破綻~市政刷新ネットワークはSの責任と言い続ける)
新市長の4年間では、Sが市長時代に中止・廃止を実施した事業が復活している。 ただ、うまくいったものはない。 田んぼアート事業は、肝心の田んぼアートができな…
2024/07/14 16:41
Kの手記164(破綻へ~新市長は2期目に入る)
時計の針を少し進める。 Sの後を継いだ新市長は、そのまま2期目に入った。 Sが市長を辞めた直後の市長選は4人が立候補した。 しかし、新市長の2期目を問う市長…
2024/07/14 15:56
Kの手記163(市内の高校生の変化)
上京しても、月1回は地元を往復する。 数日滞在して、劇団指導、探究学習で中学・高校を回る。 Sが市長だった期間は、新型コロナの感染拡大期でもあった。 修学…
2024/07/14 11:25
Kの手記162(市政刷新ネットワークのブログはどのように書かれているか5)
ところで、俺が市政刷新ネットワークから離れてから、ブログは誰が書いていたのだろうか。 もちろん、俺は知らない。 ただ、主張はもちろん文体も似せて書いてある。…
2024/07/14 07:57
Kの手記161(市政刷新ネットワークのブログはどのように書かれているか4)
都知事選終了後、Sへの攻撃は凄まじいものがあった。 妻が神奈川県川崎市のオフィスに勤務している。Sが市長だった街からやってきたことは職場のみんなが知っている…
2024/07/13 15:31
Kの手記160(市政刷新ネットワークのブログはどのように書かれているか3)
Sが市長を辞め、都知事選出馬を表明した頃、俺と妻とは上京した。 俺は、市政刷新ネットワーク事務局を辞め、脚本家・構成作家として自分の名前で仕事をするチャンス…
2024/07/13 15:00
Kの手記159(市政刷新ネットワークのブログはどのように書かれているか2)
俺はこの町で生まれ、高校進学でこの町を出て大学で東京に出た。大学卒業は東京で売れない役者をしていた。 この町を出て俺は気づいたことがある。 この町の常識には…
2024/07/13 09:30
Kの手記158(市政刷新ネットワークのブログはどのように書かれているか1)
市政刷新ネットワークが結成された時、俺は事務局という立場を貰った。 観光協会が解散して行き場がなくなった俺を、山川さんが市政刷新ネットワークの事務局として拾…
2024/07/13 08:48
Kの手記157(市政刷新ネットワークはハコモノ事業を進める)
新市長が就任し、翌年に田んぼアート事業が復活した。 その翌年には新病院の建築がスタートしている。 それぞれの結末はすでに述べた。『Kの手記148(田んぼアー…
2024/07/12 18:08
Kの手記156(議会のオキテ映画版公開)
新市長が就任したのは7月、任期満了に伴う市議会選挙は11月にあった。 市議選に合わせ映画版「議会のオキテ」が公開された。 議会のオキテは、Sが市長に就任し…
2024/07/12 17:06
Kの手記155(高校生徒会長への100万円の顛末)
市内には3つの県立高校がある。 Sは市長時代、3つの高校の生徒会長に100万円渡し、好きなように使いなさいと言った。高校魅力化の一つの策と言える。 だが3年…
2024/07/12 10:37
Kの手記154(中学生が考えた空き家問題の解決)
(前回からの続き) 美緒さんの祖父母の住んでいた家は、現在空き家になっている。 中学2年生の探究学習で、美緒さんは空き家問題に取り組んだ。 よくあるのは移住希…
2024/07/12 08:49
Kの手記153(町の課題に取り組む中学生)
俺は、中学・高校の探究学習のお手伝いをしている。 最初は、インプロを取り入れた高校の授業のお手伝いである。また早稲田大学出身と脚本家という経歴から、大学進学…
2024/07/12 07:00
Kの手記152(市政刷新ネットワークが建てた新病院の顛末)
時間を先に進める。 市長の任期は4年である。新市長の任期4年目、新病院は完成した。 新年度の始まる4月に産婦人科を持つ市立病院の診療が始まる。 この成果を引…
2024/07/11 18:36
Kの手記151(市政刷新ネットワークはその公約の実施を進める)
新市長の市長選出陣式・事務所における当選会見には、市政刷新ネットワークの関係者が列席していた。 その一人に県会議員がいる。地元出身で市議会議員から県会議員に…
2024/07/11 17:29
Kの手記150(最初の検証ドキュメンタリーが放映される)
(前回の続き) 中学2年生が町の高齢化という課題に取り組んだ。 健康寿命を伸ばすことにフォーカスし、中学の体育館で健康体操を行う。指導者は地元国立大学教育学部…
2024/07/11 10:54
Kの手記149(中学生が考えた課題解決)
7月に新市長が就任した。 その年の秋から、中学・高校の探究学習では「課題」に意識をシフトし、課題を掘り下げる、具体化する、結びつけることで構造化や解決策を進…
2024/07/11 09:24
Kの手記148(田んぼアート事業再び)
新市長は、A町保育所の事業計画書作成を止めた。 11月の市議選で市政刷新ネットワークが過半数を確保すると、A町保育所の移転計画はフェイドアウトしていった。 …
2024/07/10 13:07
Kの手記147(中学で卒業生による進路講演会が行われる)
10月末、劇団指導のために実家に戻った。 金曜日の夜到着して居間に入ると、姪がいる。 姪は姉の長女(で末っ子)。この春から県庁所在地の公立高校に通っている。…
2024/07/10 12:40
Kの手記146(パワハラ)
一番若い先生の調子が上がってきた。 「僕も酔っているから聞きますけど、Sさんってパワハラなんですかね」 するともう一人の先生がこういった。30歳前半の社会…
2024/07/10 09:15
Kの手記145(中学生の変化)
ベテランの先生が言った。 「中学2年生、3年生ともに、県庁所在地の高校に進みたいという生徒が増えています。三者面談の様子を見ると、親子ともに県庁所在地の高校…
2024/07/09 21:01
Kの手記144(Sを支持する人々とは)
ベテラン(と言っても俺と同い年だが)の先生が、個室のある居酒屋をとってくれた。そこで4人で飲む。一人は来れなかったが、途中からメッセンジャーでリモート参加だ…
2024/07/09 18:15
Kの手記143(探究学習の相談)
母校(中学)に行くと、もう一つの中学校の担当の先生も来ていた。 俺も入れて5人になる。エアコンはない。扇風機と麦茶で涼をとりながらである。 どちらの学校も…
2024/07/09 11:09
Kのブログ142(お盆明けの帰省と劇団の合宿)
お盆は東京で過ごした。 8月のお盆明けが〆切の仕事がどっさりあった。それを済ませて帰省した。 主たる目的は劇団の合宿である。これは以前から準備を進めていたも…
2024/07/09 09:49
Kの手記141(市政刷新ネットワーク的選挙管理)
地元の町で期日前投票を済ませると、知り合いが「投票用紙に印は付けたかい」と言う。何のことかわからなかったが、とりあえず話を合わせて「もちろんです」と返すと満…
2024/07/08 17:22
Kの手記140(破綻への物語は選挙から始まる)
市政刷新ネットワークを辞め、俺と妻とは上京した。 妻は、webデザイナーとして神奈川県川崎市のオフィス勤務。 俺は、自分の名前で仕事をするチャンスをつかんだ…
2024/07/08 16:46
Kの手記139(物語はここから第2部に入る)
7月7日、俺の町で行われた市長選挙、市議会議員補欠選挙で、市政刷新ネットワークは大勝利をおさめた。元郵便局長だった候補者が市長に当選、5年前の事件で現金を受…
2024/07/08 16:12
Kの手記138(選挙戦を終えた翌朝の目覚めは)
Sの都知事選は2位で終わり、俺の町の市長選・補欠選挙では市政刷新ネットワークが勝利した。 月曜日の朝の目覚めはよいとは言えない。 ちなみに今日は旅巡業の休養…
2024/07/08 10:00
Kの手記137(7月7日)
都知事選の投票日は、地方公演だった。 日曜日なので昼公演のみ。舞台を撤収して午後6時には会場を出た。 次の公演会場は長野県松本市。高速を使って2時間ほどであ…
2024/07/08 03:21
Kの手記136(父の思い)
(前回からの続き) 俺たち夫婦には子供がいない。ある時、俺は東京の病院で一人こっそりと検査を受け、原因が俺であることを知った。そのことを父に告げた後、父は俺も…
2024/07/07 05:20
Kの手記135(家族のことなど)
俺たち夫婦には子供がいない。 一応、長男×母屋で暮らす身としては、そのうちできるだろうというか、2人くらい子供を授かり家族4人で暮らすというよくある未来が自…
2024/07/07 04:43
Kの手記134(選挙前夜のこと)
投票日の前日、俺はある劇団の地方公演に参加していた。 舞台監督という名の雑用係である。 この公演は某テレビ局との共催である。テレビ局の担当プロデューサーは早…
2024/07/06 19:41
Kの手記133(左遷されたニューヨークでSは何を見てきたのか)
都知事選挙前日の7月6日の早朝、メッセンジャーに着信があった。 大学のゼミの同期で、Sと同じ旧財閥系銀行に就職した友人からだ。 「おかげさまでな、俺ニューヨ…
2024/07/06 08:00
Kの手記132(ニューヨーク左遷というパワーワード)
日帰りで地元に戻って不在投票をした。東京への帰途は車である。 この後、俺は某劇団の地方公演についていくことになっていた。そのための足の確保である。 その車に…
2024/07/05 20:39
Kの手記131(恫喝裁判控訴審)
都議選投票日まであと1週間というところで、恫喝裁判の控訴審判決が出た。 原告「Y女史」・被告「市」それぞれが控訴してから半年、判決はY女史、市双方の控訴棄却…
2024/07/05 19:36
Kの手記130(Sとの再会、蒲田駅前演説会)
妻が少し興奮して帰宅した。 SのHP(余談だが、最近夫婦間ではこれはホームページと言わず、エイチピーと読むことが習慣となっている。気になった方はR議員で検索…
2024/07/05 08:15
Kの手記129(山川さんからの電話)
俺が山川さんに東京に引っ越すことを告げたのは4月。 Sが東京都議会選挙に出馬表明をしたのは5月。 市政刷新ネットワーク事務局としての勤務は5月まで、給料は…
2024/07/05 00:07
Kの手記128(ネガティブキャンペーンが選挙の結果を左右する?)
Sが立候補した都知事選には、50人以上が立候補した。 それがよいことなのか、どうなのかは俺には判断がつかない。 また、この都知事選では後々まで伝えられるよう…
2024/07/04 21:49
Kの手記127(都内に引っ越す)
5月の連休はネットの物件をさがしで終わった。 よさげな物件はいくつかあった。何より、妻が会社からできれば5月中には赴任してくれと言われていた。 連休明け、仕…
2024/07/04 17:42
Kの手記126
市政刷新ネットワークのブログを書くのは億劫である。 最近はネタも使いまわしになってきて、更新回数も減っている。 何より、少し大きなシナリオ仕事があって、その…
2024/07/04 06:56
Kの手記125(都知事選出馬)
Kが東京都知事選への立候補を表明した。 そういえば、小池都知事も2期4年目であり7月に都知事選である。 世間は、もしKが市長選不出馬であれば、年内にある国…
2024/07/03 21:11
Kの手記124(父と山川さんに上京することを伝える)
俺と妻とは、少し改まって父の前に座った。 と言っても、父は就寝前の晩酌タイムであるが…。 俺は脚本家として、妻はwebデザイナーとして一本立ちできそうな目途…
2024/07/03 20:19
Kの手記123(Kの決断、俺の決断)
新年早々、恫喝裁判の控訴や田んぼアート事業跡地へのA町保育所移転が議会で話題になっていた頃、市長の任期も終わりに近づいていた。 2期目を目指して出馬するのか…
2024/07/03 16:30
Kの手記122(市政刷新ネットワークが犯した罪のことなど)
俺の机のある市民会館は、前々市長時代に作られたものだ。 大ホールの設備は都内の施設と遜色ない。これは感謝している。 ガラスを多用した特徴的なデザインで見栄え…
2024/07/03 07:01
Kの手記121(市長選でSに投票した人が期待外れだったというのはなぜか)
Sが当選した市長選は、この町が悪い意味で全国区になった時であった。 何度も書いたから簡潔に記すと、現役大臣から票の取りまとめを依頼され、市長・議長・議員が現…
2024/07/02 20:58
Kの手記120(市政刷新ネットワークはなぜ教育に関する案件に反対しないのか)
Sが市長に就任する前後、学校現場のICT化が進んだ。 生徒個々にタブレットやPCも配布された。 これを受けて、学校と生徒個人とのネット環境の整備が進んだ。ま…
2024/07/02 17:02
Kの手記119(W議員の居眠りと恫喝??)
市政刷新ネットワークには、俺が中学生の頃から議員を続けている人がいる。 一般的には権力への執着と考えられる。その執着はどこから来るかと考えると、議員を辞める…
2024/07/01 23:55
Kの手記118(市政刷新ネットワークの弱点)
Sの市長としての任期は4年目に入っている。 誰がどう説得したのかはわからないが、市政刷新ネットワークから市長選に立候補する人が決まった。まだ50代の人だ。 …
2024/07/01 22:07
Kの手記117(この町にある悪循環)
子ども議会を題材とした振り返りワークを終えて、見学に来ていた教育長と校長室で少ししゃべった。 教育長はとても喜んでくれた。そしてこれからのことを少し教えてく…
2024/07/01 01:34
Kの手記116(努力の価値)
俺がこの町に戻ってきたきっかけは、その頃市民会館が新築されたことだ。 そこで中高生を中心とした市民劇団を立ち上げたいという話があり、その指導や市民会館そのも…
2024/06/30 23:31
Kの手記115(美術館を守るために必要だったこと)
中学校の探究学習で「美術館の維持か給食費の無償か」を題材にしてワークを行った。その最後に「美術館を廃止にするなら市民劇団も廃止にしないとおかしい。不公平だ」…
2024/06/28 19:55
Kの手記114(表面的な平等は誤った判断を導く)
(前回の続き) 俺は中高の探究学習の支援を頼まれることがある。 今日は母校である中学校で、「美術館の維持か給食費の無償か」を題材に、思考を深めるワークを行っ…
2024/06/28 19:27
Kの手記113(子ども議会の振り返りワーク)
中学校ではこんなワークをした。 少し前にあった「子ども議会」の振り返りである。 題材は「美術館の維持か給食費の無償か」。 「子どもにこのような選択をつきつけ…
2024/06/28 16:06
Kの手記112(この町には本物がある)
(前回からの続き) 僕は大学進学で東京に出ました。 大学で驚いたのは、同級生の半分以上が地方出身者なのです。 地方出身者同士が集まると、どんな話をするかわかり…
2024/06/27 21:43
Kの手記111(地元の農業高校に招かれる)
中学校の探究学習で「未来を根拠に考える」というワークを行った。 先生方には喜んでいただけようだ。その話は教育長にまで届いたらしい。 もう一つの中学でも同じワ…
2024/06/27 19:51
Kの手記110(未来を根拠に考えるということ)
(前回からの続き) 僕とS市長とはこの中学で同期です。 共通点は、この町で生まれ育ったこと、県庁所在地の高校に進学したこと、大学や就職で東京に出て、そこで「本…
2024/06/26 18:37
Kの手記109(この町には本物がある)
(前回からの続き) 僕がこの町を出たのは高校進学からです。ですから15歳で県庁所在地に出て、18歳で東京の大学に進みました。 東京で暮らすようになると、ふるさ…
2024/06/26 17:41
Kの手記108(この町で生まれた人間には4つの生き方がある)
(前回からの続き) 俺は、自分の進路を考える授業で母校の中学生に語り掛けた。 この町で生まれた人間の未来は、大きく4つに分類できます。 ①この町で生まれ…
2024/06/25 20:42
Kの手記107(Kの代わりに俺ができることは何か?)
Sが市長になって3年目になった頃、俺の精神はボロボロになりつつあった。 そのことは手記58で書いた。『Kの手記58(俺のアイデンティティが崩壊し始める)』 …
2024/06/25 16:40
Kの手記106(Sはなぜ人格攻撃を受けるのか)
市長の任期は4年である。 1年目は恫喝・居眠り議員の問題、2年目は無印良品・2人目の副市長提案の否決が大きなトピックとして挙げられる。また、就任と同時に新型…
2024/06/25 15:53
Kの手記105(Sが市長となってこの町は非日常空間と化した)
市長となったSは、3つの公約を掲げた ・政治再建 ・都市開発 ・産業創出 これは、W議員や山川さんなど、のち市政刷新ネットワークに所属する人々からすると理…
2024/06/24 16:37
Kの手記104(この町の常識は世間の非常識である)
市政刷新ネットワークのゴーストライターとして俺は大きな葛藤を抱えている。 俺は、市長となったSとは中学の同期だ。ただ同じクラスになったことはない。話したこと…
2024/06/24 16:27
Kの手記103(市政刷新ネットワークの見えない影響力)
この町にはプロサッカーチームの練習場がある。 本拠地は県庁所在地にある巨大スタジアムだ。 ここでユースチームの公式戦などもある。そういう日には県内から多く…
2024/06/23 21:52
Kの手記102(市政刷新ネットワークは「ご挨拶」でこの町を支配する)
市政刷新ネットワークが、前回の市議選で初当選した40代の若い市議への攻撃を始めた。攻撃というのは俺の言葉で、山川さんの言葉だと「ご挨拶」になる。 民俗学風な…
2024/06/23 08:10
Kの手記101(市政刷新ネットワークは市政クラブに圧力をかける)
12名の市議会には会派が二つある。 一つは市政刷新ネットワーク 6名 もう一つは市政クラブ 2名 あとの4人は無所属、もしくは政党所属である。ただし、4人中…
2024/06/22 21:45
Kの手記100(地域おこし協力隊の支援が随意契約??)
市議会の定数は12名である。整理するとこうなる。 W議員 70歳後半 市政刷新ネットワーク 最年長議員 居眠りで市長を憎悪 現金…
2024/06/22 20:52
Kの手記99(市政刷新ネットワークが若者を攻撃する)
A町保育園の移転について、2人の若い議員がそろって「移転賛成」「田んぼアート事業跡地反対」を主張し始めた。 この2人は40代で、前回の選挙で初立候補、初当選…
2024/06/22 08:00
Kの手記98(Sは選挙権のない人々の声を市政に反映させようと考えている)
若手議員2名が、A町保育所の移転先として「廃止が決まっている市営住宅」を主張し始めた。 ハザードマップのレッドゾーンにある保育所の移転は急いだ方がよい。ただ…
2024/06/21 17:27
Kの手記97(若手議員が田んぼアート事業跡地への移転を反対する)
前々市長の時代からの懸案事項であるA町保育所の移転が議会で審議されている。 もうこれで何度目だろう。ここまで、市政刷新ネットワークはすべて否決してきた。理由…
2024/06/21 16:37
Kの手記96(市政刷新ネットワークに意外な賛同者があらわれる)
A町保育所の移転、田んぼアート事業跡地の利活用というS市長・執行部の提案に対し、市政刷新ネットワークは反対を示す。 ただ、市政刷新ネットワークの方針は「時間…
2024/06/20 18:36
Kの手記95(市政刷新ネットワークに当事者意識はない)
市議会が始まった。 S市長と執行部の提案は、「A町保育所の移転を実現するための基本計画書の作成予算」を求めるものであった。 論点は「計画書がないと予算請求も…
2024/06/20 07:40
Kの手記94(市政刷新ネットワークが理解できないこと)
A町の保育所の課題は、前々市長時代からあった。 現地に行くとわかるが、建物の裏には結構な急斜面の山がある。 ハザードマップでは「レッドゾーン」にある。土砂災…
2024/06/19 21:17
Kの手記93(田んぼアートと保育園の移転)
前々市長の時代から課題であったA町の保育所の移転が、S市長によって具体化されつつある。それまで議案として提出されても市政刷新ネットワークはのらりくらりと否定…
2024/06/19 18:05
Kの手記92(田んぼアート事業地は市政刷新ネットワークにとってタブーである)
田んぼアート事業は土地購入・土地整備まで進んだところで事業ストップとなった。S市長による財政再建・事業見直しの対象となったのだ。 その用地は市有地となった。…
2024/06/19 10:41
Kの手記91(田んぼアート事業はなぜ議会で話題にならなかったのか)
Sが市長に就任して1年後、「市の事業」の見直しが行われた。 婚活事業・観光協会・美術館や老朽化した公民館もどうするかが検討され、廃止・補助金の減額などの措置…
2024/06/18 21:04
Kの手記90(Sが市長として見直した事業とその功績)
平成の大合併以前の5町が建てた施設、市になってから新築した施設、新たに立ち上げた事業がある。ビルトandビルトである。 Sが市長となって、こうした事業の見直…
2024/06/18 08:55
Kの手記89(S市長による事業見直しが進む)
前々市長の時に市議会で承認された「田んぼアート事業」は、Sが市長になってから見直しの対象となり、収益性がないとしてストップになった。 これ以降、事業見直しが…
2024/06/17 14:14
Kの手記88(この町にはなぜハコモノが多いのか)
この町は、平成の大合併で「市」になった。 元々5つの「町」があり、それぞれに町長と町議会があった。 5つの町は、それぞれ山を隔てて存在している。地理的な状況…
2024/06/17 09:03
Kの手記87(S市長の功績・実績)
70歳の老人が、「自分が身に付けている地元の農法を後世に残したい」と思う気持ちは尊いものだと俺は思う。 後継者がいないのだから口承は無理だ。文章で残しても再…
2024/06/16 15:20
Kの手記86(赤字財政の町が大きな事業を次々と)
市長となったSは、「このままではこの町は財政破綻する可能性がありますよ」と言い続けた。その言葉を受け入れられない市民は、市長は嘘つきだと言う。理解できない市…
2024/06/16 06:47
Kの手記85(伝統農法は映画になるのか?)
Xさんの依頼をまとめるとこうなる。 ・この町に伝わる伝統的な農法を後世に残したい。 ・市外でも県外でもいいので、若い人にこの農法を継いでほしい ・映画にして…
2024/06/15 21:20
Kの手記84(Xさんと映画製作)
時間を少し前に戻す。 俺は地元に戻って来て、地域おこし協力隊として市民劇団の立ち上げや指導を始めた。3年間の任期が終わって、今度は観光協会の所属となった。と…
2024/06/15 18:42
Kの手記83(母校に凱旋する)
高校でやっていた探究学習のお手伝いを中学でもすることになった。 俺の母校だ。ということは市長であるSの母校でもある。姪もいる。そして、姪のクラスにはお祖父さ…
2024/06/14 21:24
Kの手記82(高校生と一緒にこの町の未来を考える)
高校生の探究学習の手伝いをする時、最初に人口動態の確認から入る。 現在、日本全体の高齢化率は28%くらいである。 これに対し、人口2万人の我が市の高齢化率…
2024/06/14 08:09
Kの手記81(中学生から見た町の大人)
休日、県庁所在地郊外にある巨大イオンモールに出かけた。 今日は姪も乗っている。妻は無印良品に、姪は問題集を買いに書店に、俺はスタバで脚本書き。その帰途、姪の…
2024/06/13 22:14
Kの手記80(中学生はS市長をどう見ているのか)
ある週末、俺と妻とは県庁所在地郊外にある巨大イオンに向かっていた。 今日は姪も乗っている。イオンに着くと妻は無印良品に、姪は参考書や問題集を買いに書店に、俺…
2024/06/13 17:24
Kの手記79(中学生になった姪からの相談)
5歳上の姉は、父の母校である地元の農業高校を卒業して、そのまま家業の農業を継いでくれた。 結婚して生まれた長男は、母である姉に似てサッカーと農業が好きで、地…
2024/06/13 15:51
Kの手記78(俺の家族はS市長を密かに支持している)
新聞や週刊誌などの「紙媒体」にも、地元市民の声として「S市長が嫌いだ、辞めて欲しい」という記事が載るようになってきた。 「県外の人はSが市長になってうらやま…
2024/06/13 12:30
「ブログリーダー」を活用して、K0011さんをフォローしませんか?