精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。
◎恋愛は神聖である国立社会保障・人口問題研究所の調査では、未婚・晩婚どころか、交際したことがない、セックスしたことがない人が多い。出生動向基本調査では、30~34歳の未婚者で異性との交際経験なしが、女性約3割、男性約4割。30~34歳の性交経験のない未婚女性が、約4割、30~34歳の性交経験のない未婚男性が、約3割強。50代以上の独身世帯は、約4割だそうだから、50代以上では、既婚未婚合わせ全体の2割程度の人が性交経験がないのだろう。こうした環境下で、「冥想非体験(性愛冥想)」を語るのも意外に大変である。出口王仁三郎の随筆集水鏡から『恋愛と、恋と、愛』。GEMINIで現代仮名遣いに直してもらいました。『恋というのは、子が親を慕う如き、又は夫婦が互に慕い合う如き情動をいうのであって、愛とは親が子を愛するが如...恋愛と、恋と、愛
◎定力強化、光輝く生命の海、窮極の悟りダンテス・ダイジの冥想非体験(性愛冥想)を読了し、やはり40年前読んでも何を書いているのかわからなかったであろうことを再確認した。最終節に、接して漏らさずの話が出てきたことで、間違いなく40年前、自分は通読していたことがわかった。今回ネットにアップできたのは、GEMINIの手書き原稿の文字起こし機能のお蔭です。そうでなければ、これだけの分量をyoutube編集をやりながら1か月で完遂することはできませんでした。GEMINIに感謝です。ダンテス・ダイジの著作は、短い文章を寄せ集めて一冊にまとめたようなのが多いが、本書は、書下ろしスタイルで、一気に集中的に書き上げた様子が、うかかがえる。本書は、終始一貫して窮極の悟りが中心であり、窮極の悟りの前段に、光輝く生命の海があるが...冥想非体験(性愛冥想)読了
◎あなたの愛人と現われた自分自身と、性愛生活を表現する冥想非体験(性愛冥想)の続き『楽とは、性的快楽のことであり、空とは宇宙意識、ニルヴァーナのことであるが、立川教はついに宇宙意識の戯れとしての性感覚を、しかつめらしい『空』の観念によって自己弁護したように受け取れる。理趣経の十七清浄句を素直に読みとれば、そこに純粋神秘主義としての「楽空一如」がある。この世が仮象であることを見抜いた者からすれば、性愛が清らかな悟りの境地であるのは、あたりまえのことである。性愛を神聖なものとして弁護するために性愛神秘主義があるのではない。私達は何よりもこの世とかの世を超越した無限生命としてあり、この至福を自覚し、そしてこの世の性愛を戯れるために、楽しみ充実した生命を生きるために性愛神秘主義をあえて提起するにすぎない。ここまで...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-25(最終回)
◎神秘主義は、人間を完全な歓びに導くためにあるのであって、はかない人間的幸福を相手にはしない。冥想非体験(性愛冥想)の続き『中国房中術にしても、インドのシャクティズムにしても、アラビアの性典『匂える園』においても、とにかく性愛を冥想にまで高めようとする過程にある性愛術は、射精がなされてはならないか、長時間持続するようにコントロールされねばならないと主張されている。『ガマの聖談』の南喜一氏も、その女房七人説は、彼の保留性交の技術によって、初めて主張されるものといえる。性愛における男性原理は、接して漏らさずというところに行き着く。それは、悦楽にのたうちまわる女体を見て、楽しむという通俗的な立場のみを意味するのではない。女性のあられもない姿を見て、楽しむということは、はかない権力欲の一つにすぎない。それは愛着に...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-24
◎女性に性的満足を与え、男性が同時に生命力を養う秘訣はあるが、要大悟覚醒冥想非体験(性愛冥想)の続き『新しいこの神の国では、神秘という言葉を使うことすら愚かしい。色欲に迷う時が、越えるべき時である色欲を制御し、さらにそれを越えて道を生きる欲がなくなるのではなく煩わされないのである伊福部隆彦『禅の教えるもの』ところで欲情離脱のために、あえて欲情世界の中へ入って行くことが、常になれ合いや単なる神秘的装飾の中でのセックスになりやすい危険を持っていることには、すでにふれたとうりである。純粋冥想行為は、もっとも純化された神秘体験への入口であり、それは人間存在の虚無的危険を超克する危険少なき安楽の法門である。例えば、神智学や、心霊主義や超能力を重要なものとする宗教が、その修行者が、神秘の名を借りた奇異な現象への好奇心...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-23
◎わからない部分をここがわからないと説くYouTubeのコンテンツ数も1か月半で72個になり、過去1カ月の累計アクセス数も1000を超えた。チャンネル登録数は29件だが、インプレッションは、4万件超で、YouTube側で検索に上げてくれ始めたのだろうと思う。このインプレッション数は、ブログとは二けた違う数字で、まさに新天地である。それと今週ポッドキャストも始めた。意外に視聴者数がある。ポッドキャストを始めた理由は、ブログの『冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる』の記事が長いので、なんとかならないかという動機だった。これをGoogleのNotebookLMが男女二人のDJ形式で6、7分でブリーフィングしてくれるもの。Googleは、一般社会人の常識的視点から語ってくれているのが新鮮。ここが、内容的に受け入れが...YouTube開始から1か月半
◎「色情修行」の結論は、人間の自我妄想を死ぬこと冥想非体験(性愛冥想)の続き『完全に現象存在の無を自覚した絶対自由なる霊的主体は、神が天地創造をしているのと同様に、その人自身の「霊的現象生命」を創造する。この世の喜怒哀楽はそれが一度消滅すると、まったく新しい鮮明さを帯びて霊的人間生活の多様な風光を顕わしはじめる。近世インド最大の聖者の一人、ラーマクリシュナは、「金と女とへの執着がある限り、人は、決して神と合一することはできない。しかし、一度神を本当に知ってしまえば、金銭も女も、その人の障害にはならない。」と述べている。しかしラーマクリシュナは、神との合一を成就した後も、生涯、金銭と女性とに手をふれなかった。彼にとっては、霊的法悦感と弟子達―――とりわけヴィヴェーカーナンダとの交流だけで、完全に満ち足りた人...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-22
◎自分がどうか(2007-11-08)ニューエイジ的な精神の成熟についての典型的な考え方はこんなものだ。まず悟りを開いてはいないが、求道に邁進するあなたがいる。あなたは何度も転生を繰り返して生まれ変わり、その都度宗教修行をして精神的成熟を深めていく。悟りを開かない限り、あなたの積んだ悪業(カルマ)の影響は逃れること(解脱)ができない。こうした成熟のことを進化とも呼び、進化のある段階に到ると、あなたは超人や聖者のいる教団のメンバー(弟子)になることができる。その教団は世界を管理、支配している。つまりエリートのみが集まる選ばれた一人になるのだ。そして更に修行が深まると自分自身もいつかは超人や聖者になれるというもの。出世魚物語や相撲の番付や双六ではないが、この話はその類であって、わかり易すぎるところが違うのでは...典型的な素人(しろうと)考え
◎神秘体験は人間体験ではない。冥想非体験(性愛冥想)の続き『~神秘性愛の実践〜欲情離脱修行山岡鉄舟がその悟道上の工夫ゆえに剣術修行と平行して「色情修行」なるものを実践したことは、前述したとうりである。彼は、結局、四十幾歳の時に庭前の花を見て、忽然として男女・色情の差別観を忘越する。ここに色情という恐らく人間にとって、死の問題の次に根深い問題の解決と有様が、鉄舟という希世の卒直果敢な一禅者によって、その行き先を提示されている。鉄舟が男女の差別観や情欲の束縛から一つの悟りによって、超越したからといって、その妻や家族達と離別することはなかった。心底、色情から自由になった人は、色情という、クサいものにフタをして抑圧する必要など、どこにもない。彼は、空を飛ぶ鳥や花々を賞でるようにその妻に対するであろう。そこには解放...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-21
◎死の世界は水(2011-01-03)三位一体こそが、キリスト教のシンボルみたいに思われているが、キリスト教も含めて宗派の枠を超えて四位一体は、全体性のシンボルであり、十字架としても現れ、大本教の十曜の神紋とも、卍マークとしても現れる。まず古代エジプトでは、死者の書において、四つの顔を持つメンデスの牡羊として登場し、冥界の神オシリスの霊魂、太陽の神ラーの生命、大気の神シューの生命、大地の神ゲブの生命と、四位一体を表現する。これは、やがてホルスの四人の息子達へと変化し、ハピは北、トゥアムテフは東、イムセティは南、ケベフセヌエは西、となる。旧約聖書エゼキエルのビジョンでは、人の姿をとった四つの生き物ケルビムが出てきて、各人が四つの顔を持っていた(ダブルの四重性)。その顔は、それぞれ人、ライオン、牛、鷲。彼らは...十字架全体性としての四位一体
◎身体レヴェル・心理レヴェル・潜在意識レヴェルには、あなたを不幸にする嘘が含まれている冥想非体験(性愛冥想)の続き『例えば、以上の事実からして、男性型の性愛が権力欲、支配欲的な方向をもちやすく、女性型の性愛が感性的,脱我的方向を持ちやすいという特徴も説明しうる。だからこそ、宇宙意識の広大な脱我法悦の神秘修行者は、男性の方が圧倒的多数を占め得るのであり、女性は、ある意味で局部的とも言える性愛的脱我の中に満足しきることができる。純粋な宗教神秘主義的な志向性は、男性の非陶酔的性格とそれから、必然的に派生する強烈なロマンチシズムを、原動力としている。女性の正統宗教修行者は、どうしても「神がかり」やシャーマニズム的な形式をとりやすく、それには秘められたセクシャルな匂いを感じることができる。私は性的オルガズムのトラン...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-20
◎男性原理と女性原理冥想非体験(性愛冥想)の続き『男性原理と女性原理虚無とは、この現象世界の人間の維持しているあらゆる偏見、世界認識、価値観が崩壊したところに現れる。虚無は恐怖と戦う人間の最大の脅威であるとともに、人間にとってもっとも自由な宇宙を開く糸口でもある。私達は、虚無のこの逆説的構造を心ゆくまで、賛美することもできる。現実を唯一として受容する者にとって、虚無は、得体の知れぬ恐怖だが、現実を嫌悪する者にとっては、あらゆる世界観の崩壊したよるべのないこの人間実存の広がりは、時には一つの自由への突破口ともなり、時にはこの神秘的宇宙へ合一するための入口ともなる。結局、人間の魂の到着点は、自然主義的自然法則によって束縛され、ただ自我と肉体とを維持防衛するための、無意味な人生をいかにして超越するかということに...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-19
◎神の中で、神と神とがセックスし、家庭生活も神行する冥想非体験(性愛冥想)の続き『しかし、このエマーソンの普遍的エロスへの上昇としての恋愛、結婚観には、人間の霊的本質における恋愛対象の原型的イメージ、さらには神の創りしままの男女一体の霊的原型に就いての記述が抜けている。確かに絶対美への求道的方向からの、エロスの解明には、霊的原型としての夫婦像を考慮する必要はなく、とにもかくにも、人間努力のすべては、普遍的エロスへの到達というゴールから考察すれば足りるとも言える。だが現実には、それが求道上にある魂の場合であろうと、神の絶対愛の戯れの人間生活の現象化としての立場に立っていようと、男女の出会い結合には、霊的因縁相性というものがある。ニルヴァーナ、絶対愛の神秘体験に人が到り得たとしても、その人間の個別的生存がある...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-18
◎覚者の現実感覚(2018-07-11)釈迦は、三世(前世・現世・来世)の輪廻転生を語り、ダンテス・ダイジはその座談の中で、『今ここ』だけに生きる現実感覚がどういうものかを断片的に語る。OSHOバグワンにも『今ここ』という現実感覚がどのようなものかを述べている部分がある。『実際、すべてのものごとはつねに今起こる。種子は今死に、つぼみは今花になり、鳥は今鳴きはじめる。すべてのものごとは今この瞬間がもたらす空間でのみ起こる。過去では何も起こらず、未来では何も起こらない。すべてのものごとはつねに現在において起こる―――――ものごとはそのようにしか起こらない。現在が存在する唯一の時間だからだ。過去とはあなたの記憶にすぎない。そして未来とはあなたの空想にすぎない。ところがあなたは過去に生きるよう催眠術をかけられてい...過去は記憶にすぎず、未来は空想でしかない
◎人間が出会う一つ一つの美質の輝きは、神への部分的認識経験なのだ冥想非体験(性愛冥想)の続き『少なくとも、霊的人間の完全性に向かっている価値ある内面体験、内的覚知を含まぬシンボルなど、現実に存在しもしない地形や地名を書きつけた地図と同じようなものである。そしてこの現実性ではなく、自我妄想の御都合からでっち上げられた地図は、単に無害無意味であるにとどまらず、旅する人を誤った場所や、危険な目的地に導く結果になる。日本の立川邪教や左道タントリズム中の非純粋神秘主義の一派には、シンボリズムの現実的適応を誤った危険が示されている。立川教の性愛神秘主義には、純粋神秘体験、冥想における絶対無即自己解放という人間の根源的救済が見られない。月経の血や精液を骸骨に塗りたくって、それを本尊としたり、相手の誰かれを問わず性交する...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-17
◎刹那(2019-01-27)人間の意識の連続の間には隙間があるという。七つの身体のうち、時間のあるボディは、第一身体肉体から第五身体コーザル体まで。一方時間のない身体は、第六身体アートマンから第七身体ニルヴァーナである。この最初の五身体が同時並行に存在するものと仮定して、クンダリーニ上昇にみるように次々にボディ間を移転する場合、例えば、肉体からアストラル体に行く所要時間は何秒なのだろうか。仏教には刹那という概念がある。指を弾く時間の1/65を刹那とする説や1/75を刹那とする説がある。この刹那の間に発生と消滅があるという考え方もあり、なんとなれば消滅とは(時)が過ぎ去っていくことだとする。各ボディ間の移動に時間がかかるとすれば、意識が入っていない場合のボディとは何か?本当に並行して存在しているのか?など...ボディ間移動の所要時間
◎人間の性衝動は、自我忘却の欲求の最も根深いものの一つ冥想非体験(性愛冥想)の続き『人間はあたりまえの自己自身を自覚せねばならない。それが、個別的生命達の、必然的な流れであり、生長であるからだ。神秘主義とか宗教とかいう用語で、何かを語らねばならないのは、現代文明人類が、この生長の過渡期にいるからにすぎない。神秘主義・神秘体験・宗教・悟り、これらは、何と余計な概念であろうか。まして私がこの文章で語ろうとする「性愛神秘主義」という概念なぞ、まったく屋根の上に屋根を作ろうとする愚かな葛藤事にすぎない。私たちは自然のままに働き、愛し、冥想遊行世界を賛美すればよいのだ。大自然・大宇宙のままの人間には、生老病死の苦悩も、もはやありはしない。しかしこのあたりまえな「自然」という言葉一つを私が言う時、この現代に生きている...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-16
◎半ば面白半分、半ば悪意で大事件を起こす(2017-01-08)今をときめくトリックスターがやってきた。その名はトランプである。娘も娘婿もユダヤ教なのでユダヤ色が強いと言われるが、それだけではない。トリック・スターとは、その時代の社会通念に照らして絶対にやってはいけないことをやってしまうのがトリックスターでもある。スサノオノミコトは高天原秩序を乱しに乱し地上を真っ暗闇にし、北欧神話のロキは、殺してはいけない美しき神バルドルを殺す引き金を引いた。その他にディオニュソス、サテュルヌス、ヘルメス、東方朔などがある。C.G.ユングの元型論に出てくるトリックスターの説明では、その性質として、半ば面白半分、半ば悪意がある狡猾ないたずらをする癖があり、変身の能力を持ち(他人や他の動物になりすます)、獣神的な二面性をも持...トリックスターがやってきた
◎人は金のためなら何でもした(2017-02-08)アメリカンフットボールのスーパーボールは、2月5日、AFC王者ペイトリオッツが史上初の延長戦でNFC王者ファルコンズに34-28で大逆転勝ちを収めた。アメリカンフットボールには、別にSanFrancisco49ersという名門もあるが、この名前はゴールド・ラッシュにちなんだもの。1849年にカリフォルニアの金鉱発見によるゴールド・ラッシュのにわか景気が起こり、金を目指して西へ西へと一攫千金を夢見る人々が大量に移動した。こうした人々をフォーティ・ナイナーズと呼ぶ。法治の及ばない当時のカリフォルニアはでは、人々にもっと残酷な運命が待ち構えていた。フォーティ・ナイナーズでは、12人に一人が金鉱に向かう途中で死亡し、それ以外に現地や帰途で、亡くなる人もいた。死因...アメリカのゴールド・ラッシュの頃
◎神秘主義とは、人間性最後にして、最高のリアリズムなのだ冥想非体験(性愛冥想)の続き『ある人が、ある事業を起こして、経済的繁栄や名声を獲得するのに成功するとしても、その人に本当に価値あるものと感じさせているものは、経済的繁栄という内面的安心感であったり、名声という内面的充実感であったりするにすぎない。人間はすべてその本性において内面的なのだ。幸福感、安心感、充実感といったものは、あくまでも個人的、実存的なものだからである。そして人間の充実感は、それがより内面的に深くあればあるほど、外的条件の束縛に規定されることが少なくなる。神秘体験とは、あらゆる外的条件に左右されることのない絶対的な内的充実にほかならない。あらゆる個別的生命達は、絶対不動の充実を求めてやまない。コリン・ウィルソンはその、『アウトサイダー』...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-15
◎この世の狂人(2006-09-19)神を知らない者は狂人(きちがい)であるとは、覚者から見た、神を知らない人に対する率直な評価。しかし、それは禅の世界などでもごくあたり前のこと。平常心これ道などというが、平常心とは、神を知る心のことであって、神を知らない者のウツウツとして楽しまぬ気分のことをいうのではない。だから私のように神を見たことがない者が神のことを語るのは、狂人のたわごとということになってしまう。『今の世の人間社会を見渡せば皆狂人(きちがい)の寄り合いなりけり神という尊きものをかかへながらそれを知らざる人間狂人(きちがい)知らず知らず悪魔の器となりながら聖人ぶれる人間狂人(きちがい)人間は神と悪魔をかかへつつ喜怒哀楽の巷に迷ふ大方の今の人間神の目ゆ見たまふ時は狂人(きちがい)なりけり現世に孤独の生...出口王仁三郎の神の目
◎出口王仁三郎のビジョン(2010-04-19)次なるは出口王仁三郎のビジョン。『○一万以上の都市一万以上の都市は全部焼ける。(昭和20年5月29日)』(新月の光(下)/木庭次守編/八幡書店から引用)『○火の雨(終戦三ヶ月前に)(問)火の雨が降りましたね。(答)あれは人間の造ったものだ。今にほんまの火の雨が降る。戦争は負ける。(問)負けることはありますまい。(答)馬鹿、お前たちにわかるかい。(佐藤尊勇氏拝聴)』(新月の光(下)/木庭次守編/八幡書店から引用)先の大戦の空襲でも一万以上の都市が全部焼けたわけではないので、これからのことを言っている。物質文明、火力文明がほとんど残らないのであれば、日本だけの災厄ではなく、世界的な事象として起きるのだろうか。一万以上の都市
◎誘拐事件と上泉伊勢守(2013-09-06)戦国時代の剣の達人上泉伊勢守は、神陰流の創始者である。上泉伊勢守は、一日、武者修行にあって、山々に囲まれた小さな村を通りかかった。するとその村では、荒くれ男が、村の子供をさらって一軒家に立てこもって、「自分に怪我をさせたり、自分を捕まえようとするならば、その子供を殺してしまうぞ」と脅迫し、村じゅうの騒ぎになっていた。この状況を理解した上泉伊勢守は、たまたま一人の旅の禅僧が通りかかるのを見かけ、その墨染めの衣を借用したいと申し入れ、更に本物の禅僧に見えるように自分の頭を剃ってもらった。さて上泉伊勢守は、弁当を二つ抱えて件の一軒家の方へ近づいた。その狼藉者に、「拙者は出家の身で、貴殿をどうこうしようというつもりはない。ただ子供の親がわが子もひもじかろうとて、弁当を...上泉伊勢守と禅僧
◎有栖川宮熾仁親王説(2007-10-28)出口王仁三郎は、第二次大本事件の時も、大罪(不敬罪)であったにも係わらず、拘留途中で刑務所から謎の釈放を遂げている。この理由は官憲からは勿論通告はないが、出口王仁三郎が有栖川宮熾仁親王のご落胤であったためではないかという説が有る。戦前に、天皇周辺にも影響力のあるあれだけの大教団を作り上げるには、本人の実力もさることながら、そういった血脈がなければ、なかなか大を成すことはむずかしかったのではないか。有栖川宮家は、寛文七年(1667年)に幸仁親王が有栖川宮家を称したのが始まり。有栖川宮熾仁親王は、1851年、17歳で孝明天皇の異母妹和宮(6歳)とご婚約。11年後の1862年勅命により、和宮は婚約解消され、将軍家茂とご婚約となった。熾仁親王は、和宮の一件から当然に倒幕...出口王仁三郎のパパ
◎天地(あめつち)の神の宮居(みやい)と生まれたる人の神魂(みたま)ぞ清くもたまし出口王仁三郎は、いまの日本では大本教の関係者と日月神示に関心のある人くらいにしか興味を持たれていないが、実は江戸時代初期の天海僧正以来の大クンダリーニ・ヨーギ=古神道家であり、生涯6度死んだと広言し、クンダリーニ・ヨーガとは死の世界を窮めることであることを文字通り体現した人物。更に昭和神聖会運動を契機として第二次大本教弾圧事件を惹起せしめたことで、現代日本の将来を霊的に方向付けた人物。彼の影響力は広大で、生長の家など戦後興隆した有力新興宗教の半数以上が大本教系であることでもそれが知れる。宗教界以外でも軍部、皇族、政界、財界、官界に広く支持を集め、昭和10年頃大本の信者は8百万人に達していた。彼の主著霊界物語は、文字どおり、霊...出口王仁三郎のアウトライン
◎私と女神とは生命エネルギーの光の中へ、無限にまで溶け合っていく冥想非体験(性愛冥想)の続き『ここにセックスは、不安としての享楽刺激から、言詮不及の愛の一表現として甦る消息がある。すでに、いかなる対立も戦いもありえない。時・空・物の三元のない至福はもう至福と名づけるのも愚かしい。女神には、無数のオルガズムからの忘我的極点を。男神には射精しない持続的快感と、思いやり深き態度から、さらには、あの遙かな性愛三昧を。男性の性愛冥想者は、自我意識を霊的広がりに向かって捨て去らねばならない。射精のはかない生理的快感は、とるに足らぬものだ。女性の中に歓びと安住を頼るのではない。まず高次元意識への自己解放があり、その絶対的歓喜が魂の半身同志の交合を受容せしめるのだ。性愛は何も産まない悦楽も安らぎも産まない子供さえも産まな...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-14
◎想念停止、空、善行、えり好みをしない(2022-08-30)修行僧カッサパは、「釈迦が修行者として実行するための教えを説いてくれなかった」と釈迦にぼやきながら、「それは一人で暮らし瞑想し、心を静めることだ」と自分で回答し、これを釈迦に誉められた。『第二節カッサパ(その二)一〔あるとき尊師は、サーヴァッティー市のジェータ林・〈孤独な人々に食を給する長者〉の園に住しておられた。そのとき、カッサパという〈神の子〉は、夜が更けてから、容色うるわしく、ジェータ林を遍く照らして、尊師のもとにおもむいた。近づいてから、尊師に挨拶して、傍らに立った。二傍らに立ったカッサパなる〈神の子〉は、尊師のもとで次の詩をとなえた。「修行僧が瞑想に入り、心が解脱し、心の思いの起こらぬことを望み、世の興亡盛衰をさとって、善い心で、こだ...神の子カッサパが釈迦に質問しながら自分で回答する
◎女への情欲的束縛をやめる方法は、ただやめること冥想非体験(性愛冥想)の続き『巨大な情熱は部分的な不条理と、決して戦わないようにできている。巨大な情熱は、人間性そのものの全体的な不条理を、虚無を、眺める。彼は人間性そのものがもっているどうしようもなさを、恋女房の浮気の姿によって見切ったのだ。虚無そのものを徹見したのだ。このような全身全霊的な人間性のどうしようもなさに対する直視は、二度と彼に欲情という錯覚を起こさしめまい。もはや、彼を充実させるものは、人間性のしがらみの中にはない。彼の残された道は、この人間的世界を、絶対否定することによって、絶対肯定することしかない。それゆえ、第一ステップの欲情離脱とは、人間的世界の虚無性をどれだけ深く直視するかにかかっている。そして、虚無性の直視の深さの度合は、彼のよりよ...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-13
◎人間である限り、味わわねばならぬ人間のどうしようもなさ冥想非体験(性愛冥想)の続き『よろける肩を組んで浴場の方向に消えた女の顔には見覚えがあった夕刻、フロントで遇然会った芸者の一人だ四人いた中で一番美しいひとだった部屋に帰るとこんどは真剣に蛾を追いつめた襖にとまったところを叩き落として殺した蛾は仰むけになり、僅かに足を痙攣させ繊毛のある白い腹をむきだして終息したこぼれた鱗粉が死骸のまわりで鈍く光った客をよそおって泊った芸者は男とともに風呂からあがった時刻だ芸者はいい匂いがするのをぼくは知っている汚れて錆臭い処があることも知っているそこを洗って、素性の知れない団体客の一人にまたどう汚されるのであろうかそしてさっきぼくが殺した蛾のようにしどけなく夜の泥土にねむるのであろう私たちが人間の眼でこの宇宙のすべてを...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-12
◎あなたには、最もふさわしい妻、あるいは夫が与えられている冥想非体験(性愛冥想)の続き『これは、サルトルの哲学書『存在と無』の中に出てくる存在欲求の永遠の不満足という法則の小説化というべきものであろう。いづれにせよ自我の観念的束縛を捨てる時、人は緊張状態から自由になるのだ。緊張は深さの度合いと多様な形式を持っているが、それはつねに人間活動の自然な働きをさえぎるという点で同じである。柏木にとって性的障害は虚無を認識させる一つの契機であったが、私にとって性的障害は虚無さえも虚無化してしまう「霊的愛」への一つの出発点であった。確かに虚無には神的側面が含まれる場合がある。柏木にとって虚無は、彼の表層的な自我観念の崩壊であり、自我の植えつけられた観念的制約が崩壊することは、より深い自己自身を自由に活動せしめる。しか...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-11
◎自己が一切万物と本来一体であったことの歓喜冥想非体験(性愛冥想)の続き『私はあらゆる欲望の捨離を願っていたし、他のあらゆる存在から遠く離れて孤高に生きられることが自由そのものであり、私の願っているものだと考えていた。そして、思春期の欲情の嵐に苦しんでいた私に幕末の禅者、山岡鉄舟の言葉と行為は強い影響を与えた。「もし、情欲が真個、自由な人となりたければ、自ら進んで情欲海の激浪中に飛び込んで、その正体を見破って来い。」そう鉄舟は弟子に語っている。そして鉄舟自身も自身の情欲に苦しみ抜いて、二十から四十歳ぐらいの間、自ら情欲海の激浪中に飛び込むという仏教徒としては破戒的な所行を身をもって実践している。そして「情欲を疑い出してから二十年、女と接すること無数。その間に幾度となく言語を絶する苦汁をなめた。」と述懐する...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-10
◎光輝く生命の海冥想非体験(性愛冥想)の続き『この神であるあなたの、現実そのものの姿にほかならない。嫌悪すべき偽善的な社会性などというものが、今やどこにあろう。あなたが一切の抑圧から解放され、あなたの霊的主体を回復した時、虚無という観念の仮想はもうどこにもなく、それゆえ性愛行為は不安からの逃避のための道具ではなく、『神的愛』の一体性を表現する自然な戯れとなるのである。あなたは、あなたの自我という仮存在の虚無性を、とことん直視せねばならない。そして、そこに『冥想』という宇宙意識的自己を自覚する行が始まる。あなたは心の底の底から、本当に願うものが何であるかを知り、素直にそれを選ぶ。霊的因縁の出会いが、あなたに起こり、あなたは永遠に持続する霊的性愛の何であるかを、全身全霊で体感するであろう。自我防衛戦争の社会性...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-9
◎大乗の大般涅槃経-5(2006-03-10)ある時釈迦のところに、修行僧がやってきて、「私は、いつも仏道を修行しているが、阿羅漢(修行者としての最高の境地)に達することができません」と言った。釈迦は、弟子の阿難に、この修行僧のために、生活必需品を用意するように指示した。阿難は、この修行僧を叢林に連れて行き、精舎の一室を与えた。すると件の修行僧は、さらに、ここを掃除して、調度品を整え、いろいろな宝石で装飾するように頼んできた。阿難は、その要求を怪訝に思い、お金がないのでできないとことわった。するとその修行僧は納得せず、自分で釈迦に頼みに行くと言い出したので、阿難は、修行僧より先に釈迦のところに相談に行ったところ、意外にも釈迦は、「戻って、修行僧の言うとおりに必要とする物を揃えてあげなさい」という指図をして...生活の安定
◎三途の川の評価(2009-06-13)釈迦の言葉。『人々は多いが彼岸に達する人々は少ない。他の(多くの)人々はこなたの岸に沿ってさまよっているだけである。真理が正しく説かれたときに、真理を見通す人々は、まったく死の領域を超えて彼岸に至るであろう。』(感興のことば(第29章)/中村元訳/岩波文庫から引用)彼岸とは、日本人にとっては三途の川を渡った向こう側だと認識されている。でもおそらくそれは死の世界そのものであり、ここで釈迦が指し示している「まったく死の領域を超えた彼岸」ではない。三途の川を渡っても、別の母胎を見つけて入り込んでしまえば、もう一度迷いの人生を繰り返すだけで、まったく死の領域を超えることなどできやしない。生きながら死をも超えてしまうことこそが、釈迦の狙いであって、生前に善根を積んで、三途の川...死の領域を超えて彼岸に至る
◎虚空蔵菩薩のマントラ(2009-11-12)京都大学のあたりの地名が百万遍である。百万遍とは、虚空蔵菩薩求聞持法のことである。一日一万遍で、百日やるから百万遍である。虚空蔵菩薩求聞持法は、結願の日を日蝕か月蝕の日に当てる。(西洋魔術で春分、秋分を重視するのと似ているが、死の世界を扱う技術では、もともとこうしたサポートを用いるのだろう。)日蝕は数年に一回、月蝕は年2回くらいのものだから、覚鑁(かくばん)が9回虚空蔵菩薩求聞持法をこなすには5年くらいはかかるので、22~29歳の頃は、ほとんどそればかりに日を費やしていたのだろう。覚鑁(かくばん)の行状記によれば、虚空蔵菩薩求聞持法成就の時、地上に乳が湧きだし、たちまち悉地を成じ、これから身通を得て、願うところは意のままとなった。どういう悉地(シッディ)かはよ...百万遍
◎野立彦神の跡を慕いて(2010-05-23)霊がかりの話題はあまりしてはいけないが、出口王仁三郎は、イエス出現の因縁は、伊邪那岐尊(イザナギ)、伊邪那美尊(イザナミ)の二神の最初の出会いで、女性の伊邪那美尊(イザナミ)の方から声をかけたのだが、それで生まれた淡嶋の少名彦神のなれの果てであるとする。つまり葦船で流された蛭子が外国に長くあって、幽界修業を積んで、やがてユダヤにイエスとして現われたるものとする。女性から声をかけるという、順逆を犯すという昨今の世間的常識では問題にならないことが、イエスを十字架での贖罪に陥れせしめたもともとの原因になっている。誰が誰の生まれ変わりという話は、低級霊能者の見解(誰々は爬虫類の生まれ変わりなど)を始め、いくらでもどんな話でも転がっているもので、基本的には信用しないこと...イエス出現の因縁
◎人間はその霊的本質に反する状態をいつまでも持続できない冥想非体験(性愛冥想)の続き『W・ヴレイクの恋人達の渦巻きの絵画的ヴィジョンも、W・ライヒが偏執的誤解の中で、その一端をとらえたオルゴン・エネルギーも、仙道房中術でいう気ということもエロティック・タントラ・ヨーガにおける性交中のプラーナも私には実感できる現実以上の現実なのである。連帯性人間自我が虚無を見れば見るほど、彼はあらゆる外的存在との連帯を失う。現代文明の常識やモラルが人々に強制する社会適応性という規律は、弱肉強食の中で各人の自我をもっとも無難に保護するために考え出されたものにすぎない。社会人に与えられた社会的適応性の規律は、共同体の一員としての一体感、連体感の上に立てられたものではなく、無数の相克対立をくり返すエゴとエゴとの防衛合戦によって、...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-8
◎セックスは時間と空間を越えた神秘体験冥想非体験(性愛冥想)の続き『死と虚無とを超越した神秘的一体感は、人間関係の中で発現する美しい神秘的高揚体験であり男性原理と女性原理からなる神秘体験も結局、これと同様のものであると言える。私は、情死・心中を賛美しているのではない。性愛の神秘体験に虚無を滅尽させる世界があることを主張しているのである。性愛においては肉体的結合を除外することはできぬが、人々が一律に肉体と考えているような個定的肉体性というようなものは、実は、人々の通念が仮作した一つの幻影にすぎない。イエス・キリストにとって意味する肉体性と、現代西洋文明人の大多数が考えている肉体性とには、月とスッポンほどの違いがある。性愛神秘主義における肉体的結合とは、陰と陽との霊的結合・一体感の象徴的表現の道具にすぎない。...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-7
◎何が本当で何がうそなのかわからない人とYouTubeYoutubeを開始してほぼ1か月。コンビニのおにいさん、おねえさんでもわかるスピリチュアルを目指してやっていますが、中味はジェイド・タブレットなので、少々難しいかもしれませんが、本物は評価される時代なので、わかってくれる人が徐々に増えればと思っています。最初に、ダンテス・ダイジのクンダリーニ上昇動画を上げて、それなりに手ごたえはありました。それから1か月たってみると、水平の道、只管打坐の下降動画もやらないといけないと考えています。只管打坐の身心脱落は、下降、無底の底への下降なので、大気圏外からのフリーフォールのイメージで、無底の底への下降動画の構想を始めました。作画では、具象に強いのはGemini、抽象、観念に強いのはcopilot、先入観が強くてす...にわかyoutuber1か月
◎神知らぬ民草のできることと結果(2022-05-09)第二次世界大戦末期の皇居の空襲被害については、あまりまとめて書かれたものを見たことがなかった。戦後になっても、いろいろと憚られることが多かったのだろう。『日本史の内幕/磯田道史/中央公論新社』では、宮内省主馬寮職員の日誌に次のことが書いてある由。『最初の被害は二月二十五日で「主馬寮分団・厩舎区に焼夷弾約百五十発落下」「火災を発生せる箇所、御裁縫所・済寧館(道場)前倉庫・・・用度課倉庫・内閣文庫(書庫)・御局(つぼね)等焼失」。二度目は三月十日の大空襲。「庁舎に対しては集団的焼夷弾の落下「あり」。宮内省主馬寮は全焼した。三度目は四月十三日で、皇室一家にミルクを提供する御料乳牛場の飼料庫などが焼けた。この日、雅楽奏者の職員等が焼死し、霊柩が二つ、宮内省内...皇居の激しい空襲被害
◎満ち足りるということの霊的意義を発見でき冥想非体験(性愛冥想)の続き『あなたは神秘的法悦の中で現象のあらゆる束縛を越えて存在するあなた自身を実感するのである。古来、宗教的冥想-坐禅や題目念仏や祈りや鎮魂帰神などは神秘体験を開示する最も直接的方法として伝授されてきた。そして宗教的冥想によって開示された絶対的充足は、冥想者の日常の生活行為すべてを神聖化するところにまで至る。神秘体験-宇宙意識との統合の上になされる性愛は他の一切の日常的行為と同じように限りなく深い価値を帯びてくる。私はこのような神聖化されたセックスが、人間の本来あるべきセックスだと考えている。ある種の隠者や宗教修行者は禁欲的生活を自らに課し、宗教的冥想のみに内的情熱のすべてをそそぎ込む。その禁欲的宗教生活の道も、その道にふさわしい個性の持ち主...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-6
◎チャネリングという修行形態の評価(2016-07-29)この時代は、人間が悪意を持つということに寛容であり、無感覚な時代である。審神とは憑依あるいは降臨した神がまず善神か悪神かを決めること。巷間では、「霊界では高位」の人物だと自称する人がしばしばあるが、その人の居る霊界が善なる霊界とは限らず、地獄的霊界であることはままある。それを見分ける技術が審神(さにわ)である。出口王仁三郎の審神論(霊界物語から)。『総て神界には正神界と邪神界との二大別あるは、この物語を一ぺん読みたる人はすでに諒解されしことならむ。されど正邪の区別は人間としていかに賢明なりといへども、これを正確に審判することは容易でない。邪神は善の仮面を被り、善言美辞を連ね、あるひは一時幸福を与へ、あるひは予言をなし、もつて審神者の心胆を蕩(とろ)...審神なき世界
◎性的エロティシズムは宇宙意識との合一に接近し得るか冥想非体験(性愛冥想)の続き『愛の不毛はセックスパーティーやドラッグパーティーという孤独な現代人達のゲームによく表現されているが、この愛の不毛という言い古された言葉の意味する現代的な事実は、しかし、何も現代だけのものではない。アトランティス・レムリアなどの古代黄金時代を別にすれば、人類の歴史とは愛の不毛との戦いの歴史だとも言い得る。人類にとって愛はいつも不毛であったし、人類は完全な自己解放を求めて、あらゆる事件を歴史にきざみ続けてきた。現代において特に愛の不毛やニヒリズムの問題が、人間自体の最重要問題の一つになったのは、現代人の自我意識が自我意識としての発達の臨界点にまで来たからであり、それゆえ、現代人は自我意識自体からの脱却解放を求めるようになったこと...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-5
◎性愛により宇宙そのものにも『無』にもなる冥想非体験(性愛冥想)の続き『あなたは逃避的な刺激としてのセックスに別れを告げることによって、この世というあらゆる錯覚から自由になる。「大死」そのものは久遠の甦りだからあなたはすべてを捨てることによって、すべてを手に入れ、セックスと現れた宇宙をすみからすみまで味わい来たり、味わい去る。私達は私達の自我と宇宙との不如意な生存に嫌になり果てている。金輪際、浮世狂言の茶番を生き続けたいとは思っていない。おめでとう、あなたの徹底的な弱さと愚かさとが、全智全能のあなた自身を誕生させたことを。冥想でない冥想や、行為でない行為や、セックスでないセックスを。あなたが楽しみはじめたことよ、おめでとう。どんなポルノグラフィーも到底及ばないめくるめく陶酔、初夏の大気にさらされるあなたと...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-4
◎人間としてのあなたが終わったところに、宇宙的人間としてのあなたが始まろうとする。冥想非体験(性愛冥想)の続き『この雑文には行法の具体的記述は少ない。性愛冥想の具体的行法については、別の機会に書くかもしれないが、本当は性愛冥想に関してのみ言えば、行法なぞたいした意味はない。人はセックスの超人になるために生きているのではなく何よりもこの世と、現われた神秘を戯れるためにあるのだから。性愛の冥想行法の秘儀は、いたって単純明快なものだが、単純明快なほど難しいものはないことも忘れてはならない。性愛冥想行の秘儀は、人生の秘儀や武道芸道の秘儀などと別のものではない。定力・気力の養成と智恵・愛の体得の二つを出ない。定慧不二とか絶対愛と絶対力のバランスとかは坐禅やヨーガを待つまでもなく、この世の神秘を十全に生きるための必須...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-3
◎はじめに◎セックスという名の自己憎悪を打ち切りにする『~はじめに~セックシャル・メディテーションナンセンスな引用を「ビー・ヒア・ナウ」の一節から取り出そう。「マイトゥナという女性の騎乗位。これは性的快感とオーガズムを弱め、実修の全コースを通じて、ふたりの意識を醒めたままにしておきやすい姿勢です」マイトゥナの性交体位とは対面坐位のことでラマ教などのヤブ・ユムの御神体の姿を思い出せばいい。どこから流行したのか知らないが、意識を醒めたままにしておくというのがメディテーションだとマインド・トリップしている人々が多い。ナンセンス。醒めたままにしておくと称する、その「意識」とやらは、一体どの意識のことをさしているのか?もともと冥想三昧には意識もヘッタクレもありはしないというのに何を血迷って『醒めた意識』なぞと主張す...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-2
◎由来ダンテス・ダイジの『冥想非体験(性愛冥想)』は、結構大部な原稿だが、今まで読むことのできなかったダンテス・ダイジの書のひとつである。確かにいきなり本文の最初の方から、生半可な求道者では理解できない言葉が並ぶものだから、性愛冥想という魅惑的テーマとは裏腹に読むのを断念した人も少なくないのではないか。そういう点では老子狂言と同レベルなのではないかと思う。私が老子狂言を読めるようになったのは最近である。さて、40年ほど前の夏のある日、私は南武線Y駅に降り、Iさんがやっているゲームセンターをのぞいたら、高弟のNさんがいた。Nさんから『冥想非体験(性愛冥想)』のコピーを渡され、これは、Hさんという女性が書写してくれたものだと説明してくれた。ついにダンテス・ダイジが、カーマ・ヨーガの奥秘を明かしてくれるのかと、...冥想非体験(性愛冥想)を読んでみる-1
◎表現するのは、舌であって、言霊であって、天の沼矛OSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第9章”絶対的な孤独:解放”の説明。※ヨガは存在を顕現しないものと、顕現するものに分ける。顕現しないものは1つですが、顕現するものは2つになる。顕現するとは、二元、選り好みのこと。※表現する時点で、ヨガは現実をプルシャとプラクリティの2つに分割する。表現するのは、舌であって言霊であって、天の沼矛。表現する、言葉の意義は深遠である。二元性にからんでいるとはね。※最後に知性と意識の違いについて述べ始める。知性は心身の一部であり、意識はプルシャ、究極、超越の一部。理解するのは簡単ではない。ポイントは、以下。1.クリシュナは『シュリマド・バガヴァッド・ギータ』でこう述べています、「人間が歩む道が何であれ、それは私の...OSHOバグワンの世界の二元の始まり
◎ブラフマン自身の向こうには何もないOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第9章”絶対的な孤独:解放”の説明。※『人生とは、沈黙の表現。私たちは沈黙から生まれ、再び沈黙の中に溶けていく』これは、唐突だが、以降の説明で納得できる。※存在の4つの層は(1)ヴァイハーリ(果実)、物事。(2)マディヤマ(木、「中間」)感情、経験。(3)パシャンティ(何かを経験する前に内部では種子の形で動きます。)(4)パラ(すべてが生まれる根本的な存在)※物事に執着しすぎず、自分の体に執着しすぎず、自分の心に執着しすぎず、まったく執着していなければ、あなたは突然、パラに溶け込んでしう。それが解放。ポイントは、以下。1.ヨーガスートラの経文:プルシャ(純粋意識)とサットヴァ(光明、純粋さ)の間に純粋さが等しければ、解放...OSHOバグワンの沈黙から生まれ沈黙に返る
◎究極の知識は稲妻のようなもので、突然、単一のビジョンで全体が見えますOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第7章”最高の知識:すべてを一度に”の説明。※『究極の知識は完全かつ絶対的なものです。一瞬ですべてが明らかになる。』とは、パノラマ現象とか、一炊の夢というようにソフトに表現されているのだろう。(まことかたればきくひとはなし(本居宣長))ポイントは、以下。1.ヨーガスートラの経文:現実の認識から生まれる最高の知識は超越的であり、すべての対象の同時的な認識を含み、過去、現在、未来のあらゆる対象とプロセスに関わり、世界のプロセスを超越する。...そしてプロセスの世界を超え、すべてのプロセスの世界を超えます。タラカムサルヴァヴィシャヤムサルヴァヴィシャヤムアクラム・チェティ・ヴィヴェカジャム・ギ...OSHOバグワンの全知と時間
◎覚者は、過去、現在、未来のすべてのオブジェクトとプロセスを知るOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第7章”最高の知識:すべてを一度に”の説明。※時間には、時系列時間(「時間的」時間)、心理的時間、現実的時間がある。※ここでは、覚者の現実認識が、物事の中に入り込み、外側からの定義なしに知ることができるとしている。だから覚者は弟子の一挙手一投足を、話もしないのに知っている。※冥想修行者は、狂人の世界を意識的に通過しないときつい。ポイントは、以下。1.ヨーガスートラの経文瞬間とその連続(時間の流れ)に対するサンヤマ(集中、瞑想、没入)によって、識別から生じる知識(識別知)が得られる2.あなたは時系列の中で生きています。そうすればあなたは新聞の世界で生きます。そして、あなたは政治家、狂った野心的な...OSHOバグワンのすべての事物の同時認識
◎サトリ、サマディの目を通して時間を見ることができれば、時間は消える。OSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第7章”最高の知識:すべてを一度に”の説明。※過去、現在、未来というプロセスとしての時間は、欲望によって生み出される。※サマーディを意識して見る瞬間から、現在、未来、過去の区別が消える。その時、欲望は消える。「サマーディを意識して見る」とは、見ている自分がなくなるということか。ポイントは、以下、1.ヨーガスートラの経文『現在の瞬間、過ぎ去った瞬間、そしてこれから来る瞬間に対してサンヤマ(結合、集中、瞑想)を行うことは、究極の現実の認識から生まれる知識をもたらす。』2.もしあなたがサマーディの意識を時間の過程に、つまり過ぎ去った瞬間に、そしてこれから来る瞬間に――サマーディをもたらしたなら...OSHOバグワンの現在、未来、過去の区別が消える
◎時間には「時間的」、「心理的」、「現実的」の3種の時間がある。OSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第7章”最高の知識:すべてを一度に”の説明。※時間には3種あって、「時間的」時間、「心理的」時間、そして3つ目は「現実的」時間。「現実的」時間が大悟覚醒者の時間だが、過去も未来もなく現在だけある。理由は、過去と現在、未来と現在をつなぐ時間がないから。これは、理屈でなく、体験とはいえない体験を経ないと納得できないのだろう。またこの話は、隙間理論とからんでいる。ポイントは、以下1.ヨーガスートラの経文『現在の瞬間、過ぎ去った瞬間、そしてこれから来る瞬間に対してサンヤマ(結合、集中、瞑想)を行うことは、究極の現実の認識から生まれる知識をもたらす。これによって、種類、特徴、場所によって識別できない類似...OSHOバグワンの時間の謎
◎霊能力、超能力にこだわれば、悪の復活の可能性OSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第5章”エゴの最後の攻撃”の説明。※OSHOバグワンは、霊能力、超能力にこだわれば、悪の復活の可能性があることをパタンジャリが述べたことを、賞賛している。霊能力、超能力は、いわば人生のチート技であって、そうした能力を持たない人にとっては垂涎の的。霊能力者、超能力者は、人間にも歓迎され、あの世の生き物にも歓迎されるが、そこがかえって危ない。最後はすべてを捨てねばならないのに。ポイントは、以下。1.ヨーガスートラの経文『様々な次元を司る超自然的な存在からの誘いに対して、いかなる執着や誇りも避けるべきです。なぜなら、それは悪の復活の可能性をもたらすからです。』2.各チャクラには独自の力があります。それらを通過すると、...OSHOバグワンの霊能力、超能力にこだわるな
◎コンビニのおにいさん、おねえさんでもわかるスピリチュアルここ1か月、結構忙しくしていたのは、前半は、OSHOバグワンの未邦訳文の英訳で忙しく、後半は本格的にYouTube動画作成に参戦し、一日1~2本のペースでアップしているから。チャンネル登録は、今のところ6人です。ありがとうございます。ここにきて、人工音声の読み間違い訂正のこつがわかってきたが、それでも3分以下の動画なら制作に1時間、7分から10分動画なら3時間かかっている。そもそも動画作りをやろうと思ったのは、YouTubeでクンダリーニで検索すると、闇雲にクンダリーニを上げるのがいいんだみたいな動画が無数にあるのとNAOKIMANの大成功である。NAOKIMANは、ミステリー、スピリチュアル、精神世界、宇宙、陰謀、都市伝説、ライフハックなどのネタ...にわかYouTuberの思い
◎OSHOバグワンが飼い犬の本音を聞くOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第5章”エゴの最後の攻撃”の説明。※超能力、霊能力を得た時こそ、あなたに対するエゴの最後の攻撃。※束縛の種は執着。そして解放の種は愛。※OSHOバグワンが聞いた飼い犬の本音は、なにか男社会の処世術の香りがする。※異性への愛着、犬への愛着、猫への愛着、モノへの愛着、霊能力への愛着、超能力への愛着などすべて捨てられねばカイヴァリヤはない。第9巻第5章”エゴの最後の攻撃”の冒頭のヨーガスートラの経文。『これらの力にさえ執着しないことによって、束縛の種は破壊されます。そして、カイヴァリヤ、すなわち解放が続きます。様々な次元を司る超自然的な存在からの誘いに対して、いかなる執着や誇りも避けるべきです。なぜなら、それは悪の復活の可能...OSHOバグワンの異性を愛す、犬猫を愛す
◎あなたがエゴイストであることは誰もが知っているOSHOバグワンが、グループセラピーの有効性について説く。個人セラピーより、患者本人が、自分の問題点について気がつきやすいからだ。これは精神病患者のことを言っているが、冥想修行者にとって、どの程度自分の我欲、見ている自分を残しているかを覚るのに参考となるところがある。だが、最後は、自分で自分に向き合わねばならない。OSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第5章”エゴの最後の攻撃”から仮訳。『(仮訳)あなたを除いて、ほとんどの人があなたのどこが間違っているかを知っています。あなたがエゴイストであることは誰もが知っています-あなたを除いて。自分が謙虚な人、単純な人だと思っているのはあなただけです。あなたの複雑さは誰もが知っています。あなたのダブルバイン...OSHOバグワンの自分がエゴイストであることを知る
◎効果も目的もない冥想に向かうためにOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第5章”エゴの最後の攻撃”の説明。※効果も目的もない冥想に向かうには、次の3段階がある。まず世俗の達成した願望が死によってすべてなくなることを思い知り、世俗の願望を見切り、捨てる。次に霊能力、超能力のスピリチュアルな欲望を見切り、捨てる。ここでスタート地点。やがて冥想により、すべてを捨ててすべてを得る。ポイントは、以下。この世で無執着になるのは非常に難しいですが、スピリチュアルな世界が扉を開くと、無執着になるのはさらに難しくなります。なぜなら、世俗的な権力は決してあなたを満足させませんから。世俗的な事柄において無執着であることはそれほど難しいことではありません(どんなに大きな家を建てることができても、政治的、経済的、社会...OSHOバグワンのすべてを捨ててすべてを得るメカニズム
◎気づきについて冥想するOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第3章瞬間的な認知”の説明。※『あなたは肉体ではないことを知り、あなたは感覚ではないことを知り、あなたはタンマトラではなく、感覚の背後にあるエネルギープールではないことを知り、知性もエネルギーのプールであることがわかる』このように徐々に進むから垂直の道。※『「瞑想のテクニックは、人が自分自身の内面の状態の外側になることを可能にするアプローチを提供します。」そして瞑想の究極は、自分が知ることができるものは何でも、それは自分ではないことを知ることです。既知のオブジェクトに還元できるものは何であれ、あなたはそれではありません。なぜなら、あなたはオブジェクトに還元できないからです。あなたは永遠に従属し続ける――知る者、知る者、知る者。そして...OSHOバグワンの人が自分自身の内面の状態の外側になること
◎嵐の前の静けさ中国では、春節期間中も、主要駅、空港、大型ショッピングセンターで人がいないことが話題になっている。春節期間中は、帰省の時期だから、駅、空港には、人があふれるのが常だから異様である。春節期間中でない時期も、中国の主要駅、空港、大型ショッピングセンター、昔の繁華街の散歩(王府井など)もひどく閑散としている。その理由は、表向き、中国経済は現在、不動産市場の低迷や若年層の失業率の高さなど、多くの課題に直面していること。これにより、消費者の購買意欲が低下し、旅行や買い物などの支出を控える傾向が強まっていることなど。だが、どこへ行っても中国のスカスカぶりは、目にあまり、異形なので、最近は、外国のメディアが記事に上げ始めた。上海ロックダウンは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、2022年3月末~...中国ガラガラ、中国スカスカ
◎タンマトラを見ることができれば、より粗大な道具を使わずに認知を使えるOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第3章瞬間的な認知”の説明。※人は、石や岩など何かを拾うとき、手を通してエネルギーを使う。超能力者は、手は通さないものの何かエネルギーを使う。よって、手でお茶をいれるのも、超能力でお茶をいれるのも、結局同じこと、などという。輪廻を超えれば、超能力で悪いことをしようなど思わない。※ここでは、視覚聴覚を例にとり、感覚から解放されて、認知を使えるようになることを勧めている。※タンマトラは、核戦争後の体内からの放射性物質除去の基本原理になるかも。ポイントは、以下。1.通常、あなたはタンマトラの感覚を知るのではなく、感覚を抑圧するように教えられてきました。とても愚かなことですが、とても便利です。感...OSHOバグワンの微細なエネルギー、タンマトラ
◎瞑想以外に熟練をもたらすものはないOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第3章瞬間的な認知”の説明。※ここでは、エゴイズムの区分について述べている。エゴイズムとは、アハンカル、アスミタ、アートマという3語を使い分ける。パタンジャリのヨーガスートラでは、アスミターとアムネスが使われる。※エゴは心のものだが、感覚には自我がない。アムネスは感覚側なのだろう。※あなたの感覚の背後には、未使用のエネルギーのプールがあるが、抑圧されている。(これを言うのは、クンダリーニ・ヨーガ、密教)ポイントは、以下。1.「彼らの認識力、本当の性質、エゴイズム、遍在性、そして機能に基づいてサンヤマ(三昧)を行うことは、感覚器官の支配をもたらします。」この「エゴイズム」という言葉は、サンスクリット語では自我を表す単語が3...OSHOバグワンのエゴの各種
◎三昧で感覚を鋭敏にして神を見るOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第3章瞬間的な認知”のチャクラの説明。パタンジャリのヨーガスートラ経文(太字は経文)【認知力、本性、エゴイズム、遍在性、機能を利用してサンヤマ(三昧)を行うと、感覚器官の習得がもたらされます。】※三昧で感覚を鋭敏にして神を見るとは、クンダリーニ・ヨーガの行き方である。ポイントは、以下。1.まず理解すべきことは、あなたには感覚はあるが、感受性は失われているということです。あなたの感覚はほとんど鈍くなり、死んでいます。2.人類全体への何千年にもわたる抑圧と、身体に反する条件付けとイデオロギーがあなたを不自由にさせてきました。したがって、最初に行うべきことは、感覚が本当に生き生きとして敏感になることです。3.身体は神殿であり、とて...OSHOバグワンの感覚を鋭敏にする
プレゼンテーション資料みたいですが、いくつかアップしました。冥想による神仏への秘密の7ステップ完全版ジェイド・タブレット自序ジェイド・タブレット01出生と乳児の時期ジェイド・タブレット02-01三歳ジェイド・タブレット02-02黒人掃除婦の三歳になる息子ジェイド・タブレット02-03芭蕉、三歳の捨て子に会うジェイド・タブレット02-04郭巨が三歳の子を捨てに行くジェイド・タブレット02-05三歳の全能感と神の喪失の始まり英語もTheSevenSecretStepstoDeitiesThroughMeditationExplanationversionTheSevenSecretStepstoDeitiesThroughMeditationジェイド・タブレットのYouTube増えてます。
◎究極の合成はサハスラーラで起こるOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第3章瞬間的な認知”のチャクラの説明。※OSHOバグワンがシャクティパットの説明を思い切ってしている。※王、皇帝、君主、女王が王冠をしている件で、彼ら俗人が悟っているかのような誤解を与えがちだが、まずそんなことはないと思う。達磨と武帝の問答(寄進しても無功徳)、花園天皇と大燈国師の問答(仏法は不思議、王法と対坐す)など、そういった例は多い。※チャクラには、なにかあるような説明をしているが、コーザル体にはチャクラはないし、ニルヴァーナにはまだ遠い。ここで何を言おうとしているのか。ポイントは、以下。第三の目(アジナー)の中心で右と左が出会い、ピンガラとイーダが出会い、スシュムナーになります。脳の2つの半球は第三の目で交わります...OSHOバグワンのアジナーからサハスラーラまでの説明
◎人は愛を受け取るばかりでなく、愛を与えるまでに成熟せねばならないOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第3章瞬間的な認知”のチャクラの説明。※この段では、人々は受け取るばかりで、与えていないことが懇切丁寧に述べられている。だが与える時に、見返りをもらおうとちらりとでも思ってはいけないことや、人前で与えないことという作法に言及されていないことに注意。※イエスは、マタイによる福音書第六章で、どのようなことが善行であるかを説明している。「自分の義を、見られるために人の前で行わないように注意しなさい。もしそうしないと、天にいますあなた方の父から報いを受けることがないであろう。だから施しをする時には、偽善者たちが人にほめられるため会堂や町の中でするように、自分の前でラッパを吹きならすな。よく言っておく...OSHOバグワンのヴィシュダ・チャクラの説明
◎行法をスタート地点のチャクラで表現OSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻第3章瞬間的な認知”のチャクラの説明。※ここでは、ムラダーラからアナハタまでを再説。それぞれのチャクラにおいて新たな統合やマッチングの歓びが起こるが、そこに留まっていては、進歩が止まる。※タントラはムラダーラからスタート。ラオ(不詳)はスワジスターナからスタート。ヨガはマニピュラからスタート。バクティヨガ、献身と愛の道、スーフィーなどはアナハタからスタートと、スタート地点のチャクラで表現している。どういう意味なのだろうか。ポイントは以下。1.セックスセンター(ムラダーラ)では、外側と内側の間で統合が起こります。もちろんそれは瞬間的なものです。女性が男性と出会う、または男性が女性と出会うのは、外面と内面が出会い、混ざり合い...OSHOバグワンのチャクラと統合
◎人は究極の悟りを得れば、物事を物質化することも非物質化することもできるようになるが、その時はそうしようなどと思わない。OSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻”のクンダリーニの説明。※人は、超能力、霊能力を得て、うまいことをやろうと思う人もいるが、そうはうまく運ぶまい。ポイントは以下。1.この経典には、「粗大で、一定で、微妙で、全体に浸透し、機能的な状態に対してサンヤマ(三昧)を行うことは、パンチャブータ、つまり五つの要素を支配することになる。」と書かれている。パタンジャリは、もしあなたが観照するという自分の本当の性質を理解するようになり、集中すればどんな事柄でもサンヤマをもたらすことができ、それを出現させたり消滅させたりすることができる、と言っている。物事は無から生まれてくるので、あなたは物...OSHOバグワンのオーダワレタス(エネルギーの上向きの旅)
OSHOバグワンの上方3チャクラの説明と自分が肉体でも微細身でもないこと
◎自分が肉体でも微細身でもないことを知っている人OSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻”のチャクラの説明。ヴィシュダ・チャクラとは、喉のことであり、上方3チャクラの一つ。ヴィシュダ・チャクラのポイントは以下。心は愛を感じて、アナハタは愛を吸収し、愛になります。ヴィシュダ・チャクラは表現、コミュニケーション、共有、他者に与えること。そして、他人に愛を与えると、サードアイセンター(アジナー)が機能し始めます。与え続ける人は、どんどん高くなっていく。5つのボディ、5つのマハブータ(地水火風空)、5つのセンター(スワジスターナ、マニピュラ、アナハタ、ヴィシュダ、アジナー)と2つのブリッジ(ムラダーラ、サハスラーラ)。これが枠組みであり、地図。以上が、前提となる基本認識の叙述であり、ここからパタンジャリ...OSHOバグワンの上方3チャクラの説明と自分が肉体でも微細身でもないこと
OSHOバグワンのマニピュラ・チャクラとアナハタ・チャクラの説明
◎上方3チャクラと下方3チャクラがアナハタで結合し六芒星となるOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻”のチャクラの説明。マニピュラ・チャクラとは、臍のことであり、下方3チャクラの一つ。マニピュラ・チャクラのポイントは以下。スワジスターナ・チャクラで死ぬと、死は消え、マニピュラ・チャクラが見える。そして、マニピュラ・チャクラは最もエネルギーを節約する中心で、エネルギーの宝庫。※「スワジスターナ・チャクラで死ぬ」とは、丹田を極めて死ぬということで、代表的なのは、禅なら隻手の公案。アナハタ・チャクラのポイントは以下。1.アナハタ・チャクラは、低いものと高いものを分ける。最初は性中枢(ムラダーラ)、次にハラ(スワジスターナ)、次にへそ(マニピュラ)、そして心臓中枢(アナハタ・チャクラ)が続く。その下に...OSHOバグワンのマニピュラ・チャクラとアナハタ・チャクラの説明
◎段階のない禅に段階を作る水平の道と言えば、禅であって十牛図。十牛図の絵柄と言えば、まず相国寺の周文の、そしてOSHOバグワンの十牛図がよくネットで使われている。原作者の廓庵(かくあん)は中国宋代の禅僧だが、作った時は、段階のない禅に段階を作るなという批判もあったに相違ない。それもあるのか、十牛図の作例は意外に少ないので、著作権を気にしながらネットでアップしていたものだ。そういうわけで、一日かけて十牛図動画を作りました。日本語の人工音声は、まだ漢字をちゃんと読めないのは悪しからず。改めて思うのは、第三見牛は見性であって、見ている自分が残るのは、牛が描かれている第六騎牛帰家まで。第七忘牛存人では牛がないので神人合一で、見ている自分もなく、体験している自分もない。第八人牛倶忘は、なにもかもなし、言葉で表現でき...十牛図の動画作りました
◎セックス(ムラダーラ)から死(スワジスターナ)へ、そして復活OSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻”のスワジスターナ・チャクラの説明。スワジスターナ・チャクラとは、丹田のことであり、下方3チャクラの一つ。ポイントは以下。1.生のエネルギーがセックス(ムラダーラ)を超えた瞬間にそれが死のセンターであるハラ中枢(スワジスターナ・チャクラ)に触れるので、人々はセックスを超えていくことを恐れる。それが、人々が愛に深く移行することを恐れる理由である。なぜなら、愛に深く移行すると、セックス中枢が大きな波紋を生み出し、その波紋がスワジスターナに入り、恐怖が生じるから。2.セックスに深く入っていくと、ムラダーラ・チャクラがよりダイナミックになり、より大きなエネルギーフィールドを作り出し、それがスワジスターナ...OSHOバグワンのスワジスターナ・チャクラの説明
◎何も変わっていない(2021-03-21)オウム真理教事件があってから、世に宗教勧誘と聞けばそれだけで拒否反応を起こされるケースが多くなり、ヨーガ教室や能力開発セミナーなどの形で、カルトの勧誘は地に潜ったと言える。いまや半島系などの新興カルト信者も、家庭を作り子供を持ち、二代目信者三代目信者ができてきており、時々社会面をにぎわす事件報道として出ることがある。カルトの世襲の時代ということになる。日本では政教分離。国家神道が国家総動員、治安維持、戦争遂行の重要なエンジンとして機能した時代の教訓から政教分離となったのだが、某政党が公然と政教分離していないのは、これまではアメリカの意向があったのだろう。これからは知らない。カルトでは、百パーセント終末思想(世の終わり、末法)で人を脅し、十中八九現世利益で人を釣り...地下鉄サリン事件26年とオウム真理教
◎オウムの闇は日本の闇(2021-03-28)『オウム真理教事件とは何だったのか?/一橋文哉』。この本は、麻原が最初から宗教詐欺のカモを集めるためという意図も持って組織宗教を立ち上げ、最後は、教団がどうなっているかを描き出した衝撃の本。著者が問題にしているのは、百億円単位とされる資金と、製造されたり、輸入されたりした大量の武器と薬物、そして細菌兵器とレーザー砲、核兵器の行方である。これらは、本来の宗教とは、全く関係のない部分だが、この教団が、立ち上げ以前から暴力団と関係を有し、1995年の最盛期もその後もその関係は切れていないらしいこと。ロシアのエリツィン政権とは、深い関係を有していたこと。教団武装化の過程で、ロシア、欧州、アジアの闇商人との関係があり、特に北朝鮮との関係があること。ただこうした大きな構図...オウム真理教事件とは何だったのか?/一橋文哉
◎疾風に勁草を知る(2019-08-25)1950年代後半生まれの人々にはグランド・クロス(大十字)がある場合が多い。海王星(天秤座か蠍座)、天王星(蟹座か獅子座)、これが90度であってグランド・クロスの材料となる。これに更に反対側に十字型に惑星が入るとグランド・クロスが完成する。グランド・クロスを持つ人物は公私ともに結構なプレッシャーを受けながら暮らしていくものだが、世代全体として、それはどういうことを意味するのだろうかと昔から疑問に思っていたものだ。いま、精神世界オタク、スピリチュアルヲタクとして馬齢を重ねてみると、それはこのようなことであったと思う。1.カルトその1朝鮮系新興宗教の勧誘が盛んに行われ、その対象となった中心世代であって、「青春を返せ」裁判まで引き起こしたカルト全盛の時代。この宗教の関係...グランド・クロスの世代
◎出家信者たちが描いた疑念(2018-12-01)『オウム真理教を検証する/井上順孝/責任編集春秋社P121-129』に出ている、信者が脱会するきっかけになった情動(出家信者たちが描いた疑念のパターン)の分類をまとめると、以下。1.度が過ぎている。暴力容認、殺人など手段を選ばないなど。2.嘘、矛盾、言行不一致人は、嘘、矛盾、言行不一致があると、その師やその組織に疑いを持ち始めるものだ。3.宗教者としての麻原や幹部たちの能力への疑念麻原には空中浮揚などの超能力、予言能力、神通力があるとされていたが、空中浮揚写真はあっても、麻原は空中浮揚を人前で実演することはなかった。スパイが誰かを見抜けなかった。予言は外しまくり。4.一部の人だけ特別扱い教団内で性行為を禁止していたが、特別扱いされる人たちがいた。まとめは以...疑いなき、清よ明き心
◎同床異夢(2010-05-03)一連のオウム事件で感じたのは、若者のまともなスピリチュアリズムへの渇望であった。事件の総括もあるのだろうが、当時盛んに論じられた「どうして若者がまともでない新興宗教(カルト)に惹きつけられるのか」という点の総括については、必ずしも結論めいたものが社会の共通認識としてできたとは思えない。若者をとりまくその状況は、悪化しこそすれ、ほとんど変わっていないのではないか。『オウムを生きて「元信者たちの地下鉄サリン事件から15年」/青木由美子編/サイゾー』では、松本死刑囚の娘や信者たちの体験談など盛られている。一連のオウム事件が起きて、宗教界からの反省もあって、もっと情報公開しなければならないということで特にチベット密教関係の書籍が沢山出版された一方で、真言密教や天台密教で著作が増え...地下鉄サリン事件から15年
◎価値観の転換の効用(2010-06-06)『革命か戦争か』(野田成人/サイゾー)の著者は、元オウムの幹部だった人で、またも東大物理の人。この方は資本主義ではないなんらかの価値観への転換で、時代がなんとかなるといまだに思っていらっしゃる。価値観もイデオロギーも思想も、本当にぎりぎりのところでは誰も救済できやしない。でもこの方は思想や価値観以外の何かがあるとは気づいていないようである。思想や価値観以外の何かとは、もちろん霊能力や超能力や霊言や終末予言でもない。『では麻原が真剣に仏教等の実践に励みながら、そこからなぜ道を踏み外してしまったのでしょうか?私は、麻原が「空」についての理解をしそこなったからではないか、と考えています。麻原自体、大乗仏教の「空」について研究していたことは間違いありません。しかし「空」...革命か戦争か
◎求道のモチベーション(2010-04-07)さよならサイレント・ネイビーは、地下鉄サリン事件でサリンを地下鉄にまいた豊田容疑者の友人が書いた本。豊田容疑者は東大の物理の人。結局豊田容疑者がどのように洗脳されたかは、はっきり書いていなかったし、かれがどのようにオウムに入信したかもはっきり書いていなかったが、ほぼ拉致同然に教団施設に連れて行かれ、麻薬と視聴覚による洗脳を受けてああなってしまったらしい。事件から15年以上たつが、豊田容疑者は洗脳から抜けたが、洗脳から抜けていない幹部も少なくないのは、洗脳の恐ろしさを十二分に物語る。悟りは心理ではないとはいえ、それに至る道程は心理なのだから、道程を誤れば人生全体を台無しにする。ところがその道程は正師によってしか示されないのだから師匠選びは重要だ。しかし、その師匠...さよならサイレント・ネイビー
◎虹の階梯は物質科学レベルのものではない(2021-03-23)オウム関連書籍は、どうしても存命中の死刑囚や元信者の証言を元に構成するので、早々と暗殺されたオウム真理教ナンバー2の村井秀夫への印象は薄くなりがちだ。村井秀夫と言えば、TVカメラの動いている前でオウム真理教本部前において刺殺され、その際に『〇〇〇にやられた』と言ったことが現場にいたマスコミから伝えられている。村井秀夫の役割を大きく評価しているのが、心理学者のリフトン。リフトンは、朝鮮戦争後に米兵の多数が中国共産党の独特の思想洗脳にやられていることを指摘した人物。まさかリフトンがオウム事件に関する研究をするのかと、彼の「終末と救済の幻想オウム真理教とは何か/ロバート・J.リフトン/岩波書店」が出て来た時は、驚いたものだった。この本で示す村井秀夫...オウム真理教村井秀夫
◎組織宗教の悪しき面の露見(2016-10-29)「私にとってオウムとは何だったのか/早川紀代秀川村邦光/ポプラ社」は、オウムの主要幹部早川紀代秀の回顧録。オウム信者の回顧録は何冊も出ているが、不幸な生い立ちだったり、数奇な事件に遭遇したのがきっかけで入信した人物が多い中、早川は順風満帆な人生を送りながら純粋な求道心により入信してきた人物であるところは珍しい。地下鉄サリン事件発生時に、彼は国外にいて事前謀議には加わっていないものの、坂本弁護士一家殺人事件の実行犯でもあり、教団内の多くの犯罪に関与してきたことを明かしている。どうしてもオウム本は地下鉄サリン事件をピークに描くのだが、本書はわりに教団内で行われていた各種修行が体系的に記述されているので、そこについて気のついた点は次のようなところになる。まず食事...私にとってオウムとは何だったのか
◎従順な仔羊信者たちの悲劇(2017-07-16)最近オウム関連本を何冊か読んだ。1.未解決事件オウム真理教秘録NHKスペシャル取材班/編著文藝春秋2.オウム事件17年目の告白/上祐史浩/扶桑社3.検証・オウム真理教事件/瀬口晴義/社会批評社オウム関連本をまとめて読む人はそう多くはないだろう。というのは一冊一冊が刺激が強すぎて、一冊読めば他のことも想像できるみたいな気分にさせられるからである。特に気になったことは2点あり、その一つは、LSD(と覚せい剤)入りドリンクを信者に大量に飲ませたが、その影響からか、サティアンでは統合失調みたいになった人を時々見かけたという点。教団内では、こうした人たちに十分なケアは与えられなかっただろうから、この人たちはその後どうなったのだろうか。もう一つは、ニューナルコと呼ばれ...オウムの薬物乱用と記憶抹消
◎大阪万博で国政混乱・社会混乱への懸念数年前、自分の住所、氏名、生年月日等をネットで公開していた二名の市議会議員が、何者かによって、本人名義でネットで数百万円の借金をされた事件が報道された。その事件から1、2年ほどたってその対策なのか、大手銀行が軒並みネットバンキングの「生体認証登録」をほぼ必須にしたのは、最近のことである。ところが大阪万博では、ネットバンキングで必要とするほとんどすべての個人属性データの提供を求める他、顔、音声、指紋、パスポート番号、クレジットカード番号とパスワード、SNSアカウントとパスワード、位置情報、IPアドレス、障害者情報まで提出させられ、外国政府に提供させられる。こうしたデータを受け取った国の国民は、日本人本人になりすましての買い物はもちろん健保での診療もできるし、公的手続も震...大阪万博IDは危険な件
◎セックスセンター(ムラダーラ)を超えなさいOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻”の7チャクラの説明。ポイントは以下。7つのチャクラでムラダーラ(セックス・センター)とサハスラーラ(究極の深淵)は、橋。残りの5つは、5つの種子と5つの身体に対応する。イエスが、「お父さんとお母さんを憎まないなら、私に従って来ることはできない」と主張する意味は「性的文脈から脱落する」ということで、「セックスセンター(ムラダーラ)を超えろ」ということ。そうすればすぐに、あなたは過去との関係もなくなり、未来とも関係がなくなる。あなたを時間の一部にするのはセックスだが、ひとたびセックスを超えると、あなたは時間ではなく永遠の一部になる。セックスには諸刃の刃があり、それはあなたを他の人たちと結びつけるが、他方あなたが個人...OSHOバグワンのムラダーラ・チャクラの説明
◎メンタル体とコーザル体も神からあなたを分断する障壁OSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻”の肉体からコーザル体までの五身体の説明の続き。ポイントは以下。1.メンタル体は、それは物事の本質を直接見る直観的な体。2.コーザル体は至福の身体。3.メンタル体とコーザル体も無限や神からあなたを分断する障壁。メンタル体とコーザル体をジャンプで越えると、あなたは神である。4.五元素について肉体:土、食物エーテル体:火、バイオプラズマ、気、アストラル体:水、メンタル体:風、直観コーザル体:至福その先に無我がある。※これを読んで道教内経図を思い出す人もいるだろう。『(仮訳)そして、マヌマヤコーシャ(アストラル体)よりも高く、マヌマヤコーシャ(アストラル体)よりも大きいのがヴィギャナマヤコーシャ(メンタル体)で...OSHOバグワンのメンタル体とコーザル体の説明
◎アストラル体はエーテル体よりも大きく精妙OSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻”の肉体からコーザル体までの五身体の説明の続き。ポイントは以下。第三の体、アストラル体はエーテル体よりも大きく、精妙で、高い。動物にはエーテル体はあるが、アストラル体はない。あなたが自発的に、自分の力で生き始めるとき、人生の問題に自分で答え始めるとき、責任を持つようになったとき、あなたはアストラル体で成長し始める。間違いを犯すことを恐れてはいけない。間違いを犯すことを恐れすぎる人は決して成長しない。他人に従うほうが安全であり、社会に従うこと、決まりごと、伝統、経典に従うほうが都合がよいが、アストラル体はひどく苦しみ、ひどく成長することはない。※この段は見るべきものはないが、この大規模マインド・コントロール全盛で臆病...OSHOバグワンのアストラル体の説明
◎癒しの光の身体(2014-03-15)チベット僧トゥルク・トンドゥップの四つの基本段階の仕上げ。『四番目は、信じることだ。ただ見たり、名前をつけたり、感じるだけでなく、じぶんの悲しみは、氷のイメージそのものだと完全に信じ、信頼しなさい。力の源泉が、じっさいに、絶対的な癒しの力をもって、じぶんの自の前に存在していると信じなさい。癒しの手段がじぶんに触れるだけで、本当に癒すことができると信じなさい。さらに、本当に、じぶんは完全に癒され、温かさと、至福感と、喜びと、空性の感覚に満たされた癒しの光の身体に変化したと信じなさい。問題が癒されたのを感じ、信じなさい。癒しが起こるのを見、感じ、喜びなさい。困難がやわらぎ、浄化され、吹きはらわれ、取り除かれたと信じなさい。最後は、考えたり、イメージしたりせず、ただリラッ...チベットの観想法による癒し-3
◎見て名付ける(2014-03-14)まずは、トゥルク・トンドゥップの四つの基本段階について再掲。【四つの基本段階】一、癒すべき問題を認識する二、力の源泉を信頼する三、癒しの方法を実践する四、癒しの結果を得る『心の中で思考が具体的なかたちをとれば、それだけ力も大きくなる。四つの技法はその事実にもとづいている。見ることによって、ものごとは、より生き生きと、じぶんに関係づけられる。何かに名前をつければ、それに力を与えることになる。思考の力によって、じぶんとの関係が生まれる。どんな特徴をもっているか感じれば、それに包まれる。力や効果を信じれば、それは事実になる。たとえば、悲しみを癒すためには、四つの基本段階に、四つの瞑想技法を応用するべきだ。まず、最初に悲しみをイメージとして見る。静かに、リアルに悲しみを認識す...チベットの観想法による癒し-2
◎より精妙なヒーリング・テクニック(2014-03-13)観想による癒しで代表的なものは、禅僧白隠の夜船閑話である。これは、白いバタークリームを観想して全身に当てるみたいな感じのものである。これに対してチベット密教のトゥルク・トンドゥップは、3種の冥想手法を紹介している。曰く、1.エネルギーのブロックを取り去る、2.感情を癒すこと3.音による癒しこの中でエネルギーのブロックによる癒しは、アメリカ発のメソッドとして、オーラ・ソーマとかインディゴ・チルドレンのヒーリング技法のひとつとして紹介されていることの方が多いのだが、実はチベット密教由来だったわけだ。トゥルク・トンドゥップは、ヒーリング手法の多くは、四つの観想の基本段階からできているとし、次の4種をあげる。一、癒すべき問題を認識する二、力の源泉を信頼する...チベットの観想法による癒し-1
◎乳白色の幕(2014-03-12)レイキ、軟酥の観、愉気(野口整体)こうしたものによる、ヒーリングの本体あるいは媒体は、どうしても共通なものにしか思えない。色も性質も。これは密教の永沢哲さんの友人のJ.D.の妹の友人のスーザンという40代の女性がアメリカ原住民のメディスンマンのヒーリングで全快した話。スーザンは,3年ほど前から手足に麻痺が生じ,多発性硬化症と診断されていた。病状が進行すると10年から10年のうちに次第に全身の機能が失われ、最後は窒息となる。スーザンは、最初は通常のリハビリを受けていたが、ゲシュタルト療法、自律訓練法などいろいろやってみたが、はかばかしい結果は得られなかった。『自分にできることはもうないと感じたセラピストは、彼女がチェロキー・インディアンとの混血であることを知って、インディ...メディスンマンのヒーリング
◎バタークリーミー(2014-03-10)病弱な白隠は、京都白川の山奥に白幽仙人を訪ねた。観想により軟酥というバタークリームみたいなのが全身に浸みわたり回復せしめる。これをやるには、3分間、5分間といったわけにはいかないし、スマホ片手にはできない。『そこで私が、「軟酥を用いた内観の法をお教え頂けますか」とお願いすると、白幽仙人は次のように話された、「坐禅をしておっても、身体の調子が思わしくなく、身心ともに疲れるようなことがあった場合、次のような観想をするとよいだろう。まず、色も香もよく清浄な軟酥の、鴨の卵ぐらいの大きさのものを、頭のてっぺんに置いたと想像せよ。その絶妙な風味が骨を透ってあまねく頭の中をうるおす。そして、だんだんと浸みわたり下って来て、両肩から左右の腕、そして両乳・胸膈の間に浸み、さらには肺...白隠禅師の軟酥(なんそ)の法
◎食料事情や医療事情(2014-03-09)エーテル体の11番目の命題(11)治癒=ヒーリングの本丸エーテル体を意識した治癒手法は、気功、太極拳、東洋医学の経絡を中心にした手法の他、広義の観想法などでも利用されてきた。概観すると、エーテル体単独で働きかけるものと、観想法を利用したメンタル体とエーテル体の組み合わせで行うものの2種があるように思う。現代中国では、医師不足であるため、病気になると医者にかかるよりは、まず薬湯を飲むのが一般的だそうだが、医者も薬品も少なかった近代以前では、エーテル体を意識した治癒手法が最も安価であった故にノウハウも連綿と伝承されてきたのではないだろうか。中国で一般的なエーテル体操作と言えば太極拳。共産中国で太極拳を健康法の一種として国民に広めたのは、必ずしも十分とは言えなかった食...治癒=ヒーリングの本丸
◎エーテル体は、バイオプラズマ、プラーナ、「気」だが、呼吸で出入りOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻”の肉体からコーザル体までの五身体の説明の続き。ポイントは以下。1.パタンジャリは第2の身体をプラナマヤコーシャ(エーテル体、エネルギー体、電気体)と呼んでいる。これは電場で構成される。2.肉体志向の人々と一緒に暮らしすぎると、常に重荷を感じ、緊張し、退屈し、眠気を感じ、エネルギーがなくなり、常にエネルギーの最低段階にあるように感じる。そして、より高度な成長に使用できるエネルギーはまったくなくなる。3.エーテル体は、あなたに新たな自由を与え、より広い空間を与える。エーテル体は、肉体よりも大きい。それは肉体の中にあり、肉体の外にもあって、それは、微細な気候、エネルギーのオーラのようにあなたを包...OSHOバグワンのエーテル体の説明
◎美、優雅さ、力、そしてダイヤモンドのような硬さが、完全な肉体を構成するOSHOバグワンの“ヨガ:アルファとオメガ、第9巻”の最初の方に、肉体からコーザル体までの五身体の説明が上がっている。コーザル体については、相変わらず説明は少ないが、メンタル体の説明はわりと分量を書いているのは貴重である。五身体は、クンダリーニ・ヨーガ、ハタ・ヨーガ、チベット密教、真言密教の基本であり、五身体から仏にジャンプ・アウトする発射台である。まずは、肉体から。ポイントは、以下。1.人間の特徴は5つの種子、5つの体に分割される。2.食物の純粋さは、純粋なアンナマヤコーシャ(肉体)、つまり純粋な食物の体を生み出す。肉体が純粋で軽く、重くなければ、第二の体に入るのは簡単で、そうでなければ、それは困難になる。3.したがって、断食はすべ...OSHOバグワンの肉体の説明
◎ビジネス街で人は七段の階段を昇って神となる。人は脊柱のクンダリーニのエネルギーコードで神と一直線につながっている。冥想により。人は七段の階段を昇って神となる-2
◎きじ虎猫と人は七段の階段を昇って神となる。人は脊柱のクンダリーニのエネルギーコードで神と一直線につながっている。人は七段の階段を昇って神となる-1
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