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2024/04/09

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  • 110冊目『シャーロック・ホームズ対伊藤博文 改訂完全版』松岡圭佑

    個人的評価★★★★☆ 入院中に読む本を物色してるときに、文庫新刊コーナーで発見して購入✨ 続編もあったけど、あまり面白くなかったらアレなので、とりあえず続編は購入しなかった(笑 が、かなり面白かったので、次回入院前に購入したいところ🤔 いわゆるパスティーシュ小説 ライヘンバッハの滝でモリアーティ教授と闘ったあと、死亡したとされていたホームズがロンドンに戻ってくるまでの間に日本に渡っていたとする話(原作で、東洋に行ってたことは言及されている) ライヘンバッハの滝での詳細や、その後日本に渡るまでの経緯(兄の手助けや、幼少の頃に伊藤博文との知己があったとか)がうまく補完されていて違和感なく読める感じ…

  • 109冊目『生物と無生物のあいだ』福岡伸一

    個人的評価★★★☆☆ 分子生物学者の福岡伸一先生のドキュメンタリーのような感じの新書 出版当時(2007年?)にベストセラーになってて購入して読んだ記憶はあるんだけど、内容まったく覚えてなくて書店で見かけて再度購入🤔 生命は『動的平衡状態』であるという説をもとに、DNAの発見から生物学の展開を説明していくと共に、先生のアメリカでの研究生活の変遷なども叙述されている。 文章はかなり散文的で、科学的な新書を読んでいるというよりドキュメンタリーを観たりその書籍を読んでるような感じ(サイモン・シンとかブライアン・グリーン読んでる気分になってくる)で、とても読みやすかった。 動的平衡状態が何なのかはなん…

  • 108冊目『カール・マルクス 「資本主義」と闘った社会思想家』佐々木隆治

    マルクス入門本読み漁り7冊目 カール・マルクス ──「資本主義」と闘った社会思想家 (ちくま新書) 作者:佐々木隆治 筑摩書房 Amazon 個人的評価★★★★☆ マルクスの学生時代から晩年までを3章に分けてその思考の変遷と意義を叙述していっている 第1章 資本主義を問うに至るまでー初期マルクスの新しい唯物論 [1818年〜1848年] 第2章 資本主義の見方を変えるーマルクスの経済学批判 [1848年〜1867年] 第3章 資本主義とどう闘うかー晩期マルクスの物質代謝の思想 [1867年〜1883年] という感じで、マルクスの思想期をおおまかに3期に分けて、各時代毎の主要著作や思想の解説(2…

  • 107冊目『ローマ人の物語19 悪名高き皇帝たち(3)』塩野七生

    ローマ人の物語 (19) 悪名高き皇帝たち(3) (新潮文庫) 作者:塩野 七生 新潮社 Amazon 個人的評価★★★★☆ クラウディウスは、突然に権力欲に目覚めたのではなかった。ローマのエリートたちに最も深く影響を与えた哲学は、ストア学派の哲学である。 夢にも思わなかった事態に対処するはめになって、彼の心中にも、公益への奉仕の精神がよみがえったのだ。P34 悪名高き皇帝たちの第3巻目は、クラウディウスの治世の物語 前巻で、わりとみっともない状況で皇帝に推挙されたクラウディウス どんな感じの治世になるのかな〜、そもそもクラウディウス家はローマ貴族の超名門なのでなんとかなるのでは?と思いつつ読…

  • 106冊目『マルクスの名言力 パンチラインで読むマルクス入門』田上孝一

    マルクス関連入門書読み漁り6冊目 個人的評価★★★★☆ マルクスの名言力 パンチラインで読むマルクス入門 (犀の教室 Liberal Arts Lab) 作者:田上孝一 晶文社 Amazon どんな入門本だった? 以下、個人的メモ どんな入門本だった? 本書は、『99%のためのマルクス入門』(以下、表紙が赤いので赤マルクス)の姉妹編として書かれたマルクス入門本。らしい 赤マルクスは、個々の細かい点には囚われず、マルクスの全体像を提示するような感じの本だったけれど、本書はマルクスの名言(有名無名を問わず)を20個ほどピックアップし、各名言の解説を通じてマルクスの思想の核心部分を浮き上がらせていく…

  • 105冊目『99%のためのマルクス入門(再読)』田上孝一

    マルクス入門本読み漁り5冊目 個人的評価★★★★★ 99%のためのマルクス入門 (犀の教室) 作者:田上孝一 晶文社 Amazon 一回目は、入院中~退院後にメモなどは特に取らず読了 面白かったのは覚えているが内容は正直概要くらいしか覚えていなかったけど、社会主義関連がマイブームになったきっかけの一冊。 また、ひょんなことから、著者の方のマルクスの原典読解のオンライン講座を受講する機会に恵まれたので、改めて(ちゃんとメモとりながら再読) 大まかな感想からいうと、一般的な意味での入門本とは違っていて、思想系の入門本としてはわりと珍しい形式のものなんではないかと思う本 というのも、叙述方法が一般的…

  • 104冊目『無意識の正体』山竹伸二

    無意識の正体: 「自分」とは何か 「自由」とは何か 作者:山竹 伸二 河出書房新社 Amazon 『そもそも無意識とは何なのか?』 『自由意思は存在しないのか?』 といった帯の謳い文句に惹かれた& 個人的にはずっと『自分の意思』は何なのかということがなんとなく気になっているので、なんかヒントあるかなぁと思い購入 現代社会は自由な社会であると同時に承認不安の社会でもある そこで、無意識への興味をもつ人が増え(本当の自分を知りたい)無意識の重要性が増している P205 とする。 個々人の在り方が属性によってある程度規定されていた時代(たとえば貴族とか農民とか)が終わって、(建前上は)みんな自由だよ…

  • 103冊目『ぐでたまの資本論 お金と上手につきあう人生哲学』

    マルクス入門本読み漁り4冊目 ぐでたまの『資本論』 お金と上手につきあう人生哲学 (朝日文庫) 朝日新聞出版 Amazon 資本論繋がりで購入(笑 サブタイトル見て買う前から予想はしていたけど、資本論から引用はしているが、超訳資本論という感じの仕事やお金と上手く付き合う考えみたいなのを並べた自己啓発本w ぐでたまかわいいし、資本論引用してある意味資本主義を肯定している本になってるのが面白い その引用からこの人生訓になるの⁉️みたいなw たまに、資本論の中の言葉の具体例になってるのもあって参考にならなくもない 以下、個人的メモ 一日まる24時間の労働をわがものにするということこそ、資本主義的生産…

  • 102冊目『極東救世主伝説』仏ょも(ライトノベル)

    極東救世主伝説 少年、異形の機体で無双する。 ―九州大規模攻勢編― (カドカワBOOKS) 作者:仏ょも KADOKAWA Amazon マージナル・オペレーションの著者が絶賛❗️みたいな帯が付いてたので興味を持って購入 第二次世界大戦中に欧州のとある国の国家元首(たぶんドイツw)が悪魔召喚を行い、形勢を有利にしようとするが、逆に悪魔に支配されてしまう。 で、支配圏を拡げようとする悪魔と、それに対抗する人間が争うというパラレルワールド的な世界の日本が舞台 年代は2055年、インパールで第3師団(牟呂口大将麾下w)が大敗を喫し壊滅。軍が組織再編成を進める中、軍学校に主人公が入学し・・・という感じ…

  • 101冊目『マルクス 生を呑み込む資本主義』白井聡

    マルクス入門本読み漁り3冊目 今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 (講談社現代新書) 作者:白井 聡 講談社 Amazon 個人的評価★★★★★ 僕のようにマルクスについては、共産主義とか下部構造が上部構造を云々みたいな文言くらいしかしらない超初心者からすると、とても綺麗にまとまっていてマルクスの概説として分かりやすい本 第1章ではマルクスの思想や理論の形成過程が大学生くらいのときからの流れに沿って端的にまとまっていて非常に分かりやすい。 年代順の思想変遷が書かれた入門書の利点は、自分の思想を打ち立てたような人でも色々影響受けたり修正しながら理論を打ち立てていったんだなあというのが…

  • 100冊目『レーエンデ国物語』多崎礼

    レーエンデ国物語 作者:多崎礼 講談社 Amazon 個人的評価★★★★★ 記念すべき(?)100冊目は、レーエンデ国物語 ハリー・ポッター読み終わって、なんかファンタジー小説読みたいな〜と思いつつ本屋徘徊してた時に見つけた本(本屋大賞特集コーナー) 帯裏紹介より 家を抜け出し、少女は銀呪の森へたどり着く。 聖イジョルニ帝国フェデル城。家に縛られてきた貴族の娘・ユリアは、英雄の父と旅に出る。呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。 空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。その数々に魅了されたユリアは、はじめての友達、はじめての仕事、はじ…

  • 99冊目『ゼロからの「資本論」』斎藤幸平

    マルクス入門本読み漁り2冊目 個人的評価★★★☆☆ ゼロからの『資本論』 (NHK出版新書) 作者:斎藤 幸平 NHK出版 Amazon NHK100分de名著を再構成して新書の入門本にした一冊 マルクス入門書と銘打ってあるが、一般的な思想系の入門書とは全く違ったテイストで、ほんとうに何もしらない一般的な人向けの基礎的教養本というか、マルクスより斎藤幸平入門という感じの本 言葉の定義などや思考の展開をド素人でもわかるようにかなり簡略化し、厳密な解釈というよりも実際に想像しやすい具体例を多く挙げ、それをもとにマルクスがどのようなことを考えていたかを、マルクスを古典として読み、現代的意義を説いてい…

  • 98冊目『マルクス入門』今村仁司

    マルクス入門本読み漁り1冊目 マルクス入門 (ちくま新書 533) 作者:今村 仁司 筑摩書房 Amazon 個人的評価★★★☆☆ マルクス入門(※入門ではない)といった感じの本。思想系には良くある気がする。たぶん哲学科とかの人にとっては入門書になるのだろう。 序章でマルクス解釈の3つの類型を基本的視座として叙述してくれているが、これについては『そういう視点があるんだなぁ』という感じで分かりやすい。 類型は解釈する際の基準というか基本的視点に資するためのもので、実際には各類型が混ざり合ったりしているというような記述もあり親切❗️ 第1章からは具体的解説に入っていくが、年代順ではなくテーマ別にな…

  • 97冊目『ずっとお城で暮らしてる』シャーリィ・ジャクスン

    ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫) 作者:シャーリイ・ジャクスン 東京創元社 Amazon 個人的評価★★★★★ あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。 ほかの家族が殺されたこの屋敷で、姉のコニーと暮らしている・・・・・。 悪意に満ちた外界に背を向け、空想が彩る閉じた世界で過ごす幸せな日々。 しかし従兄チャールズの来訪が、美しく病んだ世界に大きな変化をもたらそうとしていた。 ”魔女”と呼ばれた女流作家が、超自然的要素を排し、少女の視線から人間心理に潜む邪悪を描いた傑作 背表紙から引用 この小説は、恐怖(ホラー)小説に分類されるらしい。 ホラー小説というと、怪奇文学や、一時期流行った…

  • 96冊目『暗渠マニアック!増補版』吉村生・高山英男

    やっと退院!入院中はPC使えず不便。大部屋でもWifiやPC使えるようにならんかなあ。 暗渠マニアック! 増補版 (ちくま文庫 よ-33-1) 作者:吉村 生,高山 英男 筑摩書房 Amazon 個人的評価★★★★☆ 表紙の謎の河童に惹かれて購入w 暗渠(あんきょ)を探訪する楽しみと視点を満載した、まさしくマニアックな本 暗渠とは、辞書的な意味では『覆いをしたり地下に設けたりして、外から見えないようになっている水路』のこと。対義語は開渠(普通に流れてる川)らしい この本では、暗渠の定義を辞書よりも広義に捉えて、地下に水の流れが残っている、いないに関わらずもともと川や水路(やドブ)があったところ…

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