chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ウルソ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2024/04/09

arrow_drop_down
  • 95冊目『がん治療の95%は間違い』近藤誠

    悪名高き(?)近藤誠先生の一般向け教養新書 ブックオフで安く売ってるのを見つけたので、どんな内容なのかなと思い購入 もともと僕は近藤誠先生のイメージは放置療法と捉えていて、あまり好意的ではない。 その前提のうえで読んでの感想なのでご留意を。 がん治療の95%は間違い (幻冬舎新書) 作者:近藤誠 幻冬舎 Amazon [:contents 腫瘍には、『本物のがん』と『がんもどき』があるとする がんは成長するまでに10年~20年かかり、がんが転移するか否かは、がんの発生初期に決まっている(成長したがんが転移能力を取得することはない) 転移するがんは『本物のがん』であり、血中にがん細胞があるし、転…

  • 94冊目『リビルドワールド Ⅷ(下))』ナフセ

    個人的評価★★★☆☆ リビルドワールドVIII〈下〉 偽アキラ (電撃の新文芸) 作者:ナフセ,わいっしゅ KADOKAWA Amazon 近未来SFというかサイバーパンクというかそんな感じのライトノベルの第8巻(下) 主人公アキラの偽物が出現し、アキラが住んでいる都市への宣戦を布告して・・・ という話。 相変わらず戦闘描写や、物語の展開含めてとても面白いのであるが、いかんせん出版ペースが遅い・・・ 次巻は来年春ごろになるようである。 物語はWeb小説からは大きく分岐し、全く別の展開となってきているけれど、世界観というか、その世界や展開への謎は深まるばかり 面白いんだよ?面白いんだけど、なんと…

  • 93冊目『ハリー・ポッターと死の秘宝7-4(文庫版)』J・K・ローリング

    個人的評価★★★★★ ハリー・ポッターと死の秘宝〈新装版〉 (7-4) (静山社文庫 ロ 1-20) 作者:J.K.ローリング 静山社 Amazon きみは真に死を克服する者じゃ。なぜなら、真の死の支配者は、『死』から逃げようとはせぬ。死なねばならぬということを受け入れるとともに、生ある世界のほうが、死ぬことよりもはるかに劣る場合があると理解できる者なのじゃ (P246より引用) ハリー・ポッターシリーズいよいよ最終巻!!!! ハリー・ポッターと死の秘宝は、物語が終わるのが名残惜しくてものすごくゆっくり読んで来たけれど、いよいよ終わりである。 ポグワーツに戻ってきたハリー達は、レイヴンクローの…

  • 92冊目『深い穴に落ちてしまった』イバン・レピラ

    個人的評価★★★★★ 深い穴に落ちてしまった (創元推理文庫) 作者:イバン・レピラ 東京創元社 Amazon 生きている人は———生きている人はね、子供みたいなんだ。死ぬためのゲームをしてるんだから。ボクは死ぬことなんてこわくないっていう人たちを見てきた。 死をかわしちゃうようなずる賢い人、死に振り回されるだけの弱い人、いろんな人たちのなかで生きてきたけど、死を考えて生きているだけの世界がどんなにちっぽけな、意味のないものかってのがわかってた人は、一人もいなかった。 ボクにもわかってなかった。これまではね。 (P87より引用。下線はブログ主) スペインの作家による、120ページほどの短編小説…

  • 91冊目『がんと診断されたら最初に読む本』勝俣範之

    あなたと家族を守る がんと診断されたら最初に読む本 作者:勝俣 範之 KADOKAWA Amazon 腫瘍内科医(抗がん剤治療のエキスパート的な専門家)の先生が書いた、がん診断された人のための本 タイトルのとおり、がん診断されて間もない人向けに書かれたと思われる本 なのだけれども、 がんに対する考え方や、治療、緩和ケアの考え方、また、仕事との両立や医療費を補助する各種制度、障害年金の手続きなど、単に治療だけではなく心構えから考え方、社会生活や緩和ケア、各種制度含めて横断的に書かれているため、がん診断されてしばらく経った人が読んでも参考になることがあるなあという本だった。 どうしても治療中心の生…

  • 90冊目『誰が勇者を殺したか』駄犬(ライトノベル)

    個人的評価★★★★☆ 誰が勇者を殺したか【電子特別版】 (角川スニーカー文庫) 作者:駄犬 KADOKAWA Amazon ネット小説サイト発のライトノベル 最近、ライトノベルじゃない小説(一般小説っていうのか?)を読んでて思うんだけど、設定や世界観からライトノベルの枠組みに入ってるけど、明らかに一般書籍として発行しても良いんじゃないかというライトノベルも多いような気がする。 逆に一般小説の側にもライトノベルと大差ないような作品とか沢山あるわけだしね (ケータイ小説が流行ってた時期とかはホントピンキリだった印象) そんな感じで、これもライトノベルではあるけれどライトノベルじゃなく読んでも楽しめ…

  • 89冊目『がん「えせ医療」の罠』岩澤倫彦

    個人的評価★★★★☆ がん「エセ医療」の罠 (文春新書) 作者:岩澤 倫彦 文藝春秋 Amazon がんの保険適用外治療は、免疫療法含めて、保険適用外を推す記事とかは見かけるけど、推奨しない側はやんわりとしたものが多いように感じる。 なので、患者側からすると、胡散臭い治療とそうでない治療の違いがイマイチ分かりにくいので保険適用外治療に反対側の考えとして参考になるかなと購入 いわゆる免疫療法の批判を中心に、それを許容する現行制度批判にも がん患者側の視点としては、一度冷静になるのに良い本 なるほどと思ったこと(個人的メモ) 免疫療法の概要(本庶佑先生へのインタビュー) 免疫細胞の寿命は短い 生物…

  • 88冊目『赤と青のガウン オクスフォード留学記:文庫版』彬子女王

    個人的評価★★★★★ 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫) 作者:彬子女王 PHP研究所 Amazon 食堂の奥にはハイ・テーブルと呼ばれる場所がある。食堂のいちばん奥、学生の席より一段高い場所に二十人ほどが座れる格調高いダイニング・テーブルが置かれている。 高い天井に壁中に飾られた歴代学長の肖像画。決して座り心地がよいとはいえない硬い木のベンチに間接照明。まさに『ハリー・ポッター』に出てくる食堂そのもの(実際に『ハリー・ポッター』の映画のロケに使われたのは、マートンのご近所のクライスト・チャーチ・コレッジの食堂である)P80より引用 皇族である三笠宮彬子女王のオクスフォード…

  • 87冊目『ハリー・ポッターと死の秘宝 新装版7-3』J・K・ローリング

    個人的評価★★★★☆ ハリー・ポッターと死の秘宝〈新装版〉 (7-3) (静山社文庫 ロ 1-19) 作者:J.K.ローリング 静山社 Amazon 主要人物も含めてどんどん死者が出ていく・・・ 冒頭で、いきなりロンが、『結婚式場から脱出したあとなんでハリー達の居場所がすぐに死喰い人にみつかったのか』のネタバらしを行ってくれた✨ というのも『ヴォルデモート』という言葉を発すると、ハリーの保護呪文が破れて居場所が割れる仕組みであるらしい(ヴォルデモートという言葉にある種の呪いがある) ヴォルデモートっていう言葉発するのハリーか不死鳥の騎士団の一部くらいだからすぐに分かるという理屈 なるほどなあ!…

  • 86冊目『ローマ人の物語18 悪名高き皇帝たち(2)文庫版』塩野七生

    個人的評価★★★☆☆ ローマ人の物語 (18) 悪名高き皇帝たち(2) (新潮文庫) 作者:塩野 七生 新潮社 Amazon このように、ティベリウスの時代とは一変して娯楽スポーツが盛んに行われるようになったカリグラ時代のローマだが、これが『パンとサーカス』とされて悪評を浴びることになるのである。P129~ ローマ人の物語文庫版の第18巻は、ティベリウス治世の晩年(カプリ隠遁)~カリグラの治世の終わりまで。 ティベリウスの政治は、固い!カッチカチやで!と言いたくなるくらい堅実+実直であり、これぞ法の民ローマ人というような印象を受ける(少なくとも塩野七生のローマ人の物語を読む限りでは) けれど、…

  • 85冊目『空想科学読本 新装版』柳田理科雄

    *1" title="空想科学読本 1 [新装版] *2" /> 空想科学読本 1 [新装版] *3 作者:柳田 理科雄 KADOKAWA/メディアファクトリー Amazon 個人的評価★★★★☆ 以前ネットで注文しててやっと届いた空想科学読本1巻新装版 2巻も面白かったけど、やはりこういった本は最初の巻が1番尖ってて面白い ursusvirtus.hatenablog.com まえがきや注釈読んでると、発売当時から批判や、科学的な誤りの指摘とかもあったようだけれど、それも含めてその発想を楽しむのがこの空想科学読本シリーズではないかなと思う 一応、色々訂正や修正はしているらしく、目立つところだ…

  • 84冊目『哲学の教科書』中島義道

    哲学の教科書 (講談社学術文庫) 作者:中島義道 講談社 Amazon 個人的評価★★★★★ これらの例に見られるように、哲学とはけっして『深い』ことではない。人生の深奥にではなく、『数える』といった日常生活の表面にその秘密のすべてが隠されているのです。P41 われわれは言う。『彼は無為の中にその一生を過ごした』『僕は今日何もしなかった』 冗談ではない。君は生きたではないか。それこそ、君たちの仕事の根本であるだけでなく、その最も輝かしいものではないか。 モンテーニュ 良く生きることは、良く死ぬことでもある。 病気になると、『自分が死んでしまうこと』の可能性・不安にどこかで向き合うことになる。 …

  • 82・83冊目『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるのか(上・下)』ダニエル・カーネマン

    ファスト&スロー (上) 作者:ダニエル カーネマン,村井 章子 早川書房 Amazon ファスト&スロー (下) 作者:ダニエル カーネマン,村井 章子 早川書房 Amazon 個人的評価★★★★★ 著者は、2002年に、不確実な状況下における意思決定モデル『プロスペクト理論』を経済学に統合した業績が評価され、心理学者であるがノーベル経済学を受賞している。 いわゆる行動経済学の草分け的な存在のようである。 本書のタイトルであるファスト&スローは、『速い思考=ファスト=直観的思考』と『遅い思考=スロー=熟慮的思考』が人間が判断を行う際の基礎にあり、それは素晴らしいシステムだけれどもバイアスや、…

  • 81冊目『死霊魔術の容疑者(ライトノベル)』駄犬

    最近ライトノベル読む割合が増えている気がする・・・ 死霊魔術の容疑者 (GCノベルズ) 作者:駄犬,遠田志帆 マイクロマガジン社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 書店のライトノベルコーナーみてて、表紙の絵がとても美麗でライトノベルっぽくないな~と思いつつ著者名みたら『誰が勇者を殺したか』というライトノベルが話題になってた著者だったので購入 誰が勇者を殺したか【電子特別版】 (角川スニーカー文庫) 作者:駄犬 KADOKAWA Amazon この人も小説家になろう出身だけど、ミステリーだったりをしっかりと書ける著者っていう印象 ネット小説らしくないネット小説家のライトノベルは面白い傾向にある…

  • 80冊目『ローマ人の物語17 悪名高き皇帝たち(1)』塩野七生

    文庫版ローマ人の物語の第17巻 アウグストゥス亡き後、第2代皇帝ティベリウスの治世~ネロまでを描く単行本版ローマ人の物語Ⅶ(悪名高き皇帝たち)を4分冊にした1冊目 ローマ人の物語 (17) 悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫) 作者:塩野 七生 新潮社 Amazon 『FATA REGUNT ORBEM!CERTA STANT OMNIA LEGE(不確かなことは、運命の支配する領域。確かなことは、法という人間の技の管轄』 ラテン語の格言 P213より ティベリウスの性格を表すことばとして載せられているけれど、今巻を読んでいるとまさしく責任を重視し、地味なことを実直に行うティベリウスの性質が浮…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ウルソさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ウルソさん
ブログタイトル
ウルソの読書記録
フォロー
ウルソの読書記録

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用