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  • 眩暈する春の夜

  • 桜散る中で

  • 嗤(わら)ふ吾(PDF)

  • ものの有様(PDF)

  • 夢幻空花

  • 花散る儚さは

  • 何も言はぬが

  • ガラス窓

    斜めにひしゃげた窓枠に ぶらんと垂れ下がりしガラス窓 この部Read Moreガラス窓

  • 対峙する

    今すぐにでも何ものかが出づる 不穏な気配に満ちた壁に 四方を囲まれ 緊張で張り詰めたその部屋に 独り端座する覚悟は 刎首ふんしゅされるか 或るひは 刎首するかの鍔つば迫り合ひを 真剣で行ふ覚悟に似てゐる。 此の世に存在す […]

  • 瞋恚

    思はぬ嫌疑をかけられ 最早さうであると決めつけられての他からの評は 屈辱でしかなく、 それを他は半笑ひで吾が詩を評しもしない様が思ひ浮かび メラメラと瞋恚ばかりが燃え立つが それを持って行く場がない。 それも他の知識不足 […]

  • 鏡の中の鏡

    Minimal musicの傑作といってもいい エストニアの現代作曲家アルヴォ・ペルトの「鏡の中の鏡」は 多分、誰もが一度はしたことがあるだらう合はせ鏡に映る 永劫の尻尾を見るやうな蜿蜒と続く鏡を音楽にしたものだが、 そ […]

  • 虚空

    虚空から一筋の白い糸が垂れ下がり その糸は金色に輝けり。 虚空をよくよく見ると巨大な大日如来の顔が覗けりては 巨大な大日如来はにこりと笑ひをりて それで吾は地獄にゐることを解するなり。 初めは気付かなかったが辺りには地獄 […]

  • 雪が降る静寂の中は

    いつもに増して静寂に包まれた 一面の銀世界の中、 独り部屋に端座し雪の降る音に耳を澄ます。 とはいへ、何の音も聞こえてこないのであるが、 無音といふことは 頭蓋内の視覚野が刺激されて 様様な表象が浮かんでは消え 無音との […]

  • THE BOOK of AHANIA

    THE BOOK of AHANIA LAMBETH Printed by W Blake 1795   「アハイニアの書」 ランベス W・ブレイクにより印刷 1795年   第一章   1 […]

  • 拙著が発売!

  • アハイニアの書 五

    五章   1:アハイニアの悲しみに沈みし声 虚無の上にて泣きをりし。 そして、フューゾンの「木」の周りにて、 孤独な夜に遠く 彼女の声は聞こえし、しかし、彼女は形なく、 しかし、彼女の涙は雲から その「木」の周 […]

  • 鬩ぎ合ひ

    鬩ぎ合ってゐるもの同士は お互ひ鬩ぎ合ってゐるといふ自覚はないが、 それを鳥瞰するものが現れると そのものによりどちらも一歩も退かぬ鬩ぎ合ひの様がよく見通せる。 だからといって 鳥瞰するものは黙したまま何にも語らぬ。 全 […]

  • 冬将軍襲来

    斃れたものの上に 冷たくも美しい雪を降り積もらせ 疾風怒濤の日本海の海鳴りが轟く。 肉体から離れし白き聖霊は 己の肉体の周りを一巡りし さうして己の生に別れを告げた。 それら聖霊たちの援軍を受け 冬将軍はその力を遺憾なく […]

  • 妄想する日常 七

    生成AIの登場により、社会は猥雑になりつつある。生成AIで作られた猥褻画像はもちろん、社会の紊乱を狙ったFake情報にも溢れ返ってゐる。つまり、ネット環境は渾沌の中にある。情報は最早人間にその真贋は判断出来ず、人心はFa […]

  • 存在することの気怠さ

    唯、存在するだけで 途轍もなく気怠いこの有り様は 生きてゐる限り終はりは迎へまい。 気怠さ故に眠れず、徹夜して東の夜空を見上げると 明けの明星が煌煌と輝くが、 金星、即ちVenusも気怠く見えてしまふのは 多分に私の心の […]

  • 自在なる時間

    時間にはとても私的だが、 滾滾こんこんと湧き出るといふ心像を持ってゐる。 それはいつしかFractalと結びつき 時間はFractalの一事象といふことに固執してゐる。 古くは去来現こらいげんといふ今でいふ過去、未来、現 […]

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