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2023/07/19

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  • 祈りうた・いのちうた(今日を抱きしめて生きる)

    今日を抱きしめて生きるしみじみと思う―日々の暮らしがつながることそれは当たり前ではない、とあんな事で腹を立て、そんな事でざわつき、こんな事に時間とお金を費やしいのちの無駄遣いをしてきたわたしが健やかで、するべき事があって、大声で話したり笑ったりできる―それは過ぎ去ったことせを向けまい、落胆もするまい、ましてヤケになどなってはいけない病んだわたしの今日、それを抱きしめて生きよう◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(今日を抱きしめて生きる)

  • 祈りうた・いのちうた(病からの「プレゼント」③)

    病からの「プレゼント」③彼は死ぬほどの病気にかかりましたが、神は彼をあわれんでくださいました。(ピリピ人への手紙二章)何人分もある検査結果の中からわたしの分を探し出し、その医師は、「大丈夫でした」と言った。前立腺に八カ所針をさし、細胞を採って検査する、その「生検」の結果、がんは見つからなかったという。渡された病理組織検査報告書に「明らかな悪性像は認められません」とあった。良かったですね、と、医師はつけ加えた。いたわりがこもっていた。待合室にいた一、二分前のわたし。なかば期待、なかば覚悟という心持ちでいた。その「なかば期待」のほうの結果が出された。「そう、よかった!」というつぶやきが心の中で出た。神さま、感謝いたします、という祈りが、それに続いた。病というシャベルで人生を深掘りしよう、という気持ち。自分も病...祈りうた・いのちうた(病からの「プレゼント」③)

  • 祈りうた・いのちうた(病からの「プレゼント」②)

    病からの「プレゼント」②彼は死ぬほどの病気にかかりましたが、神は彼をあわれんでくださいました。(ピリピ人への手紙二章)定期的な健診で、ある病気が見つかる。大きな病院を紹介される。精密検査を受ける。診断がくだされる。―いきなりの展開に、穏やかな日々の暮らしが、もみくちゃにされるよう。心配、不安、その他もろもろの思い煩いが、ひと月以上心を引っ掻き回す。「安心の結果でしたよ」という言葉が医師から発せられるのを期待(あるいは願い、あるいは切望)しながら待つ、その時間の長さ。「ちょっと手ごわい病気です」「ほかの精密な検査もしましょう」「もっと大きな病院を紹介します」などのことばは聞きたくない、と恐れる。はっきり病名を告げる医師が増えてきているので、「がんです」という言葉への怯えがある。病が指摘されてみると、「健康で...祈りうた・いのちうた(病からの「プレゼント」②)

  • 祈りうた・いのちうた(病からの「プレゼント」)

    病からの「プレゼント」彼は死ぬほどの病気にかかりましたが、神は彼をあわれんでくださいました。(ピリピ人への手紙二章)血液検査で「値が高いですね。生検をしましょう」と告げられたのは、五週間余り前のことだった。それから三週間ほど待って、生検(針をさして細胞を採取し、顕微鏡で調べる検査)が行われた。明日、その結果を聞くことになっている。検査の針の痛みがまだ残っているので、採血はもうずっと前に終わったことなのだが、「前立腺がんの検査」はまだ継続中なのだ。比較的軽い気持ちで受けた定期健診からとつぜんコマが回り出し、思いがけない(望まない、というほうが気持ちに合っているか)展開をしてきた。「前立腺がん」であるかそうでないか、という診断が下されるまで、この流れは終わらない。いま「望まない」と書いた。だが、その気持ちの一...祈りうた・いのちうた(病からの「プレゼント」)

  • 祈りうた・いのちうた(左手の指が②)

    左手の指が②―左手の指が痛みますといったらお医者に注射を打たれた二本打たれたその痛みでもとの痛みが治ったというくらい痛かったでも台布きんよすこしは絞れるようになったよ◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(左手の指が②)

  • 祈りうた・いのちうた(よりあわさって)

    よりあわさって平和をねがうわたしの心と平安をもとめるあなたの心とよりあわさってよりあわさっていっぽんのいのちへの祈りの糸となりますように◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(よりあわさって)

  • 祈りうた・いのちうた(瘦せ我慢)

    痩せ我慢痩せ我慢と言うけれどほんとうに痩せると我慢も細っていくようだ歩くのもテレビを見るのも愚痴を聞くのもくたびれる昨日なんて食事中に眠ってしまったよ◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(瘦せ我慢)

  • 祈りうた・いのちうた(うつくしいもの・愛(かな)しいもの)

    うつくしいもの・愛(かな)しいものひとりの詩人が死ぬことと隣りの家の花が枯れることそれはおんなじこの世からうつくしいものが消えることこの世へ愛(かな)しいものを遺していくこと◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(うつくしいもの・愛(かな)しいもの)

  • 祈りうた・いのちうた(私の想像力はまずしい③)

    私の想像力はまずしい③1よく思います。―ニンゲンにすぎない無力なわたしは、目の前にいない人、たとえば隣りの部屋にいる家族でさえ、壁一枚透かして見ることができません。ひとりで悩んでいるかもしれないのに、迫ることができません。 また、病院で検査を受けたあと、その結果が出るまで、わたしにはわかりません。検査技師や医師はもうわかっているのに自分にはまだ分からないと、もどかしい気持ちで部屋をうろつきます。まして、異なる場所にいる複数の人たち、その人たちに同時に声をかけることなどできません。また、今現在だけでなく、過去や未来を行ったり来たりすることもできません。空間をひろげることも、時間を縮めることもできはしないのです。2遠い国の戦争で心が張り裂けそうになっていたとき日常の出来事がしぼんでいった家族が病んだときとおい...祈りうた・いのちうた(私の想像力はまずしい③)

  • 祈りうた・いのちうた(私の想像力はまずしい②)

    私の想像力はまずしい②1ウクライナいつのまにか遠くなった薄くなった瀕死の息子ちちとははとを腰に巻きつけている間にあの国の瀕死の子どもたち息子を透かして見えるはずなのに救急車のサイレン大陸を越してわたしの小さな耳にとびこんできてるのに2親玉同士たったふたりで勝負してほしい地球のいちばん高い山あるいはいちばん深い海の底で兵隊もいないミサイルもない相撲でもじゃんけんでもたったふたりでそして最後は握手!◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(私の想像力はまずしい②)

  • 祈りうた・いのちうた(暮らしを掘る)

    暮らしを掘る―あした生きているか分かんねえとお爺さん―でも今日は生きているさねとお婆さん暮らしを掘り続けてきた顔 あかるくたくましくやさしく人生の背中をさする◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(暮らしを掘る)

  • 祈りうた・いのちうた(「今」を積む日)

    「今」を積む日昨日のしこりで今日がざわつく明日のうれいで今日がよどむ今日は「今」の日なんだけどな悩みにスキを与えず「今」を積む日なんだけどな◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(「今」を積む日)

  • 祈りうた・いのちうた(病む人と診る人と②)

    病む人と診る人と②1「病人」とか「患者」とかなんとなく厄介者あつかいで敬意がない言葉「重度」とか「悪性」とか愛情のうすいかなしみを知らないひとのことば2「かかりつけ医」は夜中でも診察してくれる?「かかりつけ薬局」は副作用は出てないかと電話をくれる?行列のできるクリニック病んだ身で早朝から並ぶつらさをご存知?そそくさと説明をする薬剤師その一錠にかける者のせつなさをご存知?祈りうた・いのちうた(病む人と診る人と②)

  • 祈りうた・いのちうた(任せると任されると)

    任せると任されると1今日、だれに、何を任せるだろう頼りたい事があるそれは幸せなこと頼りたい人がいるそれはとっても幸せなこと今日の私はひとりぼっちではないのだと思う2今日、だれから、何を任されるだろう頼ってくれる人がいるそれは幸せなこと頼ってもらえる事があるそれはじつに幸せなこと今日私は少しでも役にたてそうな者でいられるかもしれない◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(任せると任されると)

  • 祈りうた・いのちうた(神に近づいたら)

    神に近づいたら自分を好きになれないので他人(ひと)を好きになろうとした他人を好きになるのが難しそうなので神を好きになろうとした神に心を開いたら他人に感謝ができるようになった他人に心を寄せたら自分を愛おしいと思えるようになった◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(神に近づいたら)

  • 祈りうた・いのちうた(病む人と診る人と)

    病む人と診る人と1病院で待っているひとたちうつむき、目をつむり、ため息をつき、咳をし、携帯をいじり、隣同士でおしゃべりし医者に訴えるべきことばそれを何度もくり返しながら自分の病に没頭している2何分独り占めできるかと病む人は考える何分でこなすかと診る人はかんがえる聴診器が聴くのは助けて!という声カルテに書かれるのは「気のせいでしょう」◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(病む人と診る人と)

  • 祈りうた・いのちうた(ねがう)

    ねがうこの暗さというものはいったいどこまでが夜どこからが朝なのか濃い闇にこそかがやく光それを見つける目をもちたいやがて光が闇をはらう夜明けそれを信じる心をもちたい◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(ねがう)

  • 祈りうた・いのちうた(からだと心と)

    からだと心と1からだが病むとこころもふさぐ心がうつむくと体も重たくなるおたがい愛情深いとはいえないが年がら年中ひっつき合っているよ2タフな奴と呼ばれたいか体も心もしなやかな人と呼ばれたいか心も体も―どちらでもない年寄りのわたしよろよろもたもた行くよさいごまで◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(からだと心と)

  • 祈りうた・いのちうた(心のマスク)

    心のマスク1部屋の中に檻(おり)をつくりそこに籠(こも)るすきまから見られてもあちらからは見ない独り言ならひとも自分も傷つかない―と思うのかしら「助けて」と叫ぶこえは干からびてしまったよう2いちにち笑わないと眉根の皺(しわ)がひとすじ増える頬が口から耳までこわばっていく心のマスクをいつかはずさないと寝床にはいるまで独り言ばっかりになってしまう◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(心のマスク)

  • 祈りうた・いのちうた(左手の指が)

    左手の指が左手の指が痛くなって右手の爪がうまく切れない自転車のハンドルを握るとズキンと来るペットボトルのキャップなんてとうてい回せない台布きんよしっかり絞れなくてごめんね◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(左手の指が)

  • 祈りうた・いのちうた(雨)

    雨詩人の八木重吉はしずかな雨に自分の生き方をみていた詩人の山田今次ははげしい雨に世のつらさをかんじていた人生をうるおす雨暮らしを押しながす雨いのちのかなしみのようにいま雨がふっている雨八木重吉雨の音がきこえる雨が降っていたのだあのおとのようにそっと世のためにはたらいていよう雨があがるようにしずかに死んでいこうあめ山田今次あめあめあめあめあめあめあめあめあめはぼくらをざんざかたたくざんざかざんざかざんざんざかざかあめはざんざんざかざかざかざかほったてごやをねらってたたくぼくらのくらしをびしびしたたくさびがざりざりはげてるやねをやすむことなくしきりにたたくふるふるふるふるふるふるふるふるあめはざんざんざかざんざかざんざかざんざかざんざんざんざかざかつぎからつぎへとざかざかざかざかみみにもむねにもしみこむほどに...祈りうた・いのちうた(雨)

  • 祈りうた・いのちうた(お天気やさん)

    お天気やさん雨の日は朝から痛む体をさすっていよう曇った日は夕方まで憂鬱な心で過ごそう晴れたら背中をひゅんと伸ばしてお天気やさん―そう言って自分をわらおう◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(お天気やさん)

  • 祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ つながる)

    つながる信じたとき待てるようになる全身に温かなよろこびが満ちてくる今日かもしれない死んだあとかもしれない蒼空からの透きとおったみちがわたしにつながる◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこつながる)

  • 祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ すきとおったもので)

    すきとおったもので信じたときわたしの胸は空っぽになる昨日まで詰め込んできたものそれがスカンと無くなる空っぽになったわたしすきとおったもので満たされていく◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこすきとおったもので)

  • 祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ 勇気)

    勇気いのちが病の顔をして来たとき人生はわたしを深みへ誘ってくれたほんとうに大事なことに費やそう―そう言って一歩踏み出す勇気をいまわたしは待っている◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ勇気)

  • 祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ 祝福の朝日)

    祝福の朝日今日だれかの耳が喜んでくれる―枝先で小鳥たちが呼びかけあう今日だれかの瞳がかがやく―あかく染まった樹々がささやきあう小さないのちを大きな命とぴったり合わせたものたちにいま祝福の朝日がのぼっていく◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ祝福の朝日)

  • 祈りうた・いのちうた(つぶや句 ロープ)

    ロープ心配や不安で切れそうになった糸に祈りの糸をからませたいヘリコプターの救助隊員のように大丈夫!という太いロープをからませたい◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(つぶや句ロープ)

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