愛愛されないことはさみしいが苦しくはない愛せないことは苦しいし さみしい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛)
虫虫はわたしがきいているのを知らないわたしは「ああ、虫が鳴いている」とおもうつむった目のおくで夜が深い◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(つぶや句虫)
虫草のそばをとおったぴたっと鳴きやんだみつからないようギュッとちぢこまっているのかそこに居たなんてそこでいのちをひびかせていたなんてーこわい生き物なんだねにんげんのぼくは◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(つぶや句虫)
親と子と④母が高熱を出した日に片思いの女性の一度のくしゃみに薬屋へ走った―ハクジョウな息子だねと母はとがめなかった母の額の熱さは今でも下がらない◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生親と子と④)
祈りうた・いのちうた(つぶや句 朝ご飯を食べようじゃないか)
朝ご飯を食べようじゃないかかれらが陸地に上がると、そこには炭火がおこされていて、その上には魚があり、またパンがあるのが見えた。……イエスは彼らに言われた。「さあ、朝の食事をしなさい。」……イエスは来てパンを取り、彼らにお与えになった。また、魚も同じようにされた。(新約聖書「ヨハネの福音書」二十一章)元気の出ない朝がある始めるのがおっくうな朝があるグッタリ感が血管を流れていると感じる寝床に張り付いていたいと思うでもと腹に声かけをする―朝ご飯を食べようじゃないか!ゆで卵をつくりパンを焼きお茶を飲もうじゃないかいつもの朝と同じようにからだに今日が入ったらシメタもの!重たいいのちがウンコラショドッコイショと立ち上がり血が夜までめぐってくれるかもしれないじゃないか◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(つぶや句朝ご飯を食べようじゃないか)
悩むひと②まことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうことなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めたとき、聞いてくださった。(旧約聖書「詩篇」二十二篇)寝床に不安の靄(もや)がかかるともう眠れなくなる今夜こそ穏やかに休ませて!体はそうねがうのに「おはよう」から「おやすみ」までこわばる首筋だからあなたはうつむき続けるのか見ることを許された世界は下だけだそう命じられた者のように◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生悩む人②)
悩むひとまことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうことなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めたとき、聞いてくださった。(旧約聖書「詩篇」二十二篇)「これはどうなる?あれはどうなる?」と次々に黒い種をほじくり出す「うまくいかなかったらどうしよう!」と始める前から血を荒らすだから悩む人あなたはいつだってドキドキしている―心配すれば失敗は防げるそう信じているみたいに◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生悩むひと)
時と時間のあいだで②神は信頼に値するかたです。耐えられないような試練にあなたがたを遭わせるようなことはなさらず、むしろ、耐えることができるように、試練とともに脱け出る道をも用意してくださるのです。(新約聖書「コリント人への手紙」Ⅰ十章)次々とつらいことが起こる―そう嘆くこころだけれどもう無理かもしれぬと涙も出ないような荒れ地だけれどこの聖書に手のひらを置いて祈ろう大きな慈しみがこのちいさな手のひらへも伝ってくるように◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生時と時間のあいだで②)
ノット・アローン 二〇二四年九月、能登半島豪雨半年余りが経って忘れかけていたあの半島のこと―ノット・アローン合言葉にしてきたあの人たちのこと襲われて逃れて傷を負って戻ってまた襲われてまた傷を負ってわが家の屋根も打ち叩く雨音をききながらこころに染み込ませる―ノット・アローン**2024年の元旦に起こった能登半島地震。避難所に書かれたというこの言葉「ノット・アローン(能登はひとりじゃない)」◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(つぶや句ノット・アローン)
時と時間のあいだで神は信頼に値するかたです。耐えられないような試練にあなたがたを遭わせるようなことはなさらず、むしろ、耐えることができるように、試練とともに脱け出る道をも用意してくださるのです。(新約聖書「コリント人への手紙」一十章)戻したい時があるいや戻ってほしい時があるだが悔いは消せまいたとい戻った時からやりなおせても早送りしたい時間があるいや早く進んでほしい時間があるだが希望は手づかみできまいたとい時間がちぢまっても時と時間のあいだで子どもは病み時と時間のあいだに親は健やかな子どもをふたたび産む◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生時と時間のあいだで)
病院へ行く③1だまってパソコンをのぞきこむA医師今日十何人目かの名も覚えぬかかりつけ患者「こんにちは、お久しぶりです」と顔を寄せてくるB医師カルテを見る前に患者の顔色で診察を始める2知人Aさん「その後のお加減どうですか」いま思い出したという興味で胸のなかを覗く知人Bさん「その後のお加減いかがですか」ずっと気にかけてくれていた心配顔が瞳にうつる◆言葉に愛とユーモアを宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生病院へ行く③)
病院へ行く②1病院にいると世界には病んだ人だけがいるようだじっとうつむたり携帯をいじったりしながらだれもが今日が希望に一変することを期待しているまるで診察室のとびらの向こうに救世主がいるかのように2受け付けのひとのまっすぐな視線の「オハヨウゴザイマス!」看護師さんの心からの「オダイジニ、ドウゾ!」不安も心配もゆううつも怖れもぜんぶぜんぶ分かってくれているような ◆言葉に愛とユーモアを宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生病院へ行く②)
病院へ行く1今日は妻の付き添い明日は自分の検査カンジャという名札をつけてちょっと身なりをととのえていつのまにか一つ増えたお出かけ先へ2 病院へ付き添う朝は体も心も走りっぱなし診察券、保険証、お薬手帳、予約票水を持って、減塩食もこしらえて心配と不安と希望とみんなリュックにつめこんで◆言葉に愛とユーモアを宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生病院へ行く)
断捨離②自分のアルバムが無くなった剥がされた写真はシュレッダーで裂かれた何日もかかって思い出にサヨナラした親友たちと集まったとき―中学校の写真はもう一枚もないそう言ったぼくに皆おどろいたような呆れたような結婚式の写真子どもたちの写真葬儀用の写真それは残してある◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ断捨離②)
断捨離リフォームしたとき断捨離を決行した仮住まいに持ち込めない分ぜんぶ押し入れにじっと隠れていた物たち机の引き出しで眠りこけていた物たちアルバムに張りついていた過去たちいつか本になることを夢見ていた原稿たちごみ収集車が来る日何袋の年月がサヨナラしたか服も本も何箱の思い出が店の倉庫に投げ込まれたか―思っていたよりさっぱり!それが実感◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ断捨離)
旧知の詩人や作家たち同じくらいの齢になって書かれた詩や文章それは心許せる友だちのようだ若かったときの作品はとがっていてどうもなじめなかったのに書き手も丸みを帯び読み手のぼくもいくらか謙虚になったのかいじけないハートがまだまだ明日を望む欲が老いたぼくの痩せた肩をポン・ポンと叩いてくる◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ旧知の詩人や作家たち)
本を売る②―本を売れるよ、一冊ずつ息子から仕入れた情報―値段も自分でつけられるよ(二束三文の本たちにとって朗報ではないか!)馴れないスマホでアプリへ登録写真を撮って説明も書いてさあ、この一冊に値段をつける!(つい思い出代も加えたくなって)ちっぽけな古本屋買って、読んで、段ボール箱に入れて二十冊、あるいは三十冊(一冊ずつにアリガトウの値段をつけて)◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ本を売る②)
本を売る―本を売る買って、読んで段ボール箱にたまったので(買ったのにとうとう読まなかった本もゴメンネして)二十冊、あるいは三十冊宅配便で送ってメールで買取金額を知らされて(こんなに安くなったのかと本たちに気の毒になって)本箱を処分して久しいかつては積んだ本の高さがひそかな自慢だったけれどくり返し開く本もあるがほとんどは一回こっきり(「本信仰」がなくなったら単行本も雑誌もただの紙の集まりかな)◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ本を売る)
こころを澄ませたい虫の鳴き声をきく川のせせらぎを聞く雨の音をきく大きな自然たちの生きている音にこころを澄ませたいしーっニンゲンたちの声はちょっととおくでお願いするね祈りうた・いのちうた(日向ぼっここころを澄ませたい)
病院へいかない朝は病院へいかない朝は花に水をやろうじぶんの命のことでちぢこまっていないで 開いていく命にこころを注いでみよう◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ病院へいかない朝は)
縁(ふち)取り通院や入院が日々の縁取りとなるわたしだけでなく身近な者たちも飾っていく―生と老と病とりどりの糸でうつくしく縁取っていけたら◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ縁取り)
手高いところについ伸ばしたくなる手なのでとどかないとすぐに自信をなくしてしまうつかめたものは輝いているのにもっと高いものがほしいともぞもぞが止まぬ◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ手)
通院に付き添う朝は1通院に付き添う朝はなぜか早く目が覚める夜じゅうのドキドキがしんぼうできなくなったのだ医師は夢の中で顔しかめたり首かしげたり妻の病を手でこね回すその妻は隣りでまだグウグウ2診察室のドア越しに声がぼそぼそ一緒に入ればよかったと悔やみながら体をかたくして待つ病も暮らしのうちそう思える人は幸いなるかな検査結果の出る日なんて朝よ来るなと幾度も寝返りをうつ◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生通院に付き添う朝は)
足跡―出直してきますそう言って去ってしまったひと足跡はまだのこったまま戻ってくることをじっと待っている◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ足跡)
誕生日 再生のときへ1―わたしが生まれた日は呪われよそう嘆いたひとが聖書に出てくる*財産をうしない子どもたちを喪い自らも病に倒れて生まれてくるんじゃなかったそのずっしりの不幸感2虫の鳴き声に命のはかなさを聞くひともいるだろういのちの鼓動に息をしずかにあわせるひともいるだろう目をつむると母の胎が見えてくる愛(かな)しみのうみに浮かんでいるわたしがみえてくる3ここから始まったという感謝のない誕生日はさみしい歌声も拍手もいらないとつっぱねる誕生日はかなしいさみしさとかなしみをつなぐ糸それをたぐってオギャーという産声よ自我の深淵からあがっておいで*旧約聖書「ヨブ記」はなやぐ誕生日、しおれる誕生日、無関心をよそおう誕生日、ひとさまざま◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生誕生日)
夜と朝と1しずかな心でいると虫がほんとうにすぐそばで鳴いてくれるかみさまの声をききたいならしずかな心にならないと2「朝だね」とからだが声をかける「朝だね」とこころがほほえむ「準備はできた?」と今日がきく「準備できたよ」と心と体がそろってこたえる◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ夜と朝と)
親と子と③いのちは長さだろうかと息子が言ういのちは濃さかもしれないねと父がこたえるでもと父はつけくわえる―一節伸びるごとの喜びってあるよあの竹のように◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ親と子と③)
病んだおかげで ―Nさんの記念に「しんどいときでも、いえ辛い時にこそ笑ってみませんか」と言い遺したひと「あとになれば、今の苦しさも懐かしめるようになるかもしれない。わたしはもう何十年も病院暮らしです。敗北者に映るでしょう、たぶん。 せけんの目は優しくありません。でもね、神さまと出会えたのは実にこの病のおかげなんです」―とはにかみの笑顔を遺したひと穴の一つひとつに命の跡がある◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(しあわせのうた病んだおかげで)
祈りうた・いのちうた(しあわせのうた 自分にむかってほほえむ)
自分にむかってほほえむしあわせはもしかしたらほほえみから始まるのかもしれないあなたがまず自分にむかってほほえむことからわるいことも悪いひとも哀しくなるほどいっぱいの世の中だけれどせなかにそっとあててくれる手のひらの温もりそれを持ってる人はきっといる24時間テレビで走った女性の笑顔がうつくしく見えた祈りうた・いのちうた(しあわせのうた自分にむかってほほえむ)
幸福と不幸と1朝鳥が鳴く朝風がすずしいあたりまえのことなど一つもないのに夜が窓からでていく2幸福はゆっくり歩いてくるだが不幸は猛スピードで襲ってくる幸福に説明はいらないだが不幸には理由が要る◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ幸福と不幸と)
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愛愛されないことはさみしいが苦しくはない愛せないことは苦しいし さみしい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛)
命 1いつもどおり来ない朝があるきのうの夜までいつもどおりだったのに 2ずっと続きがあると思っていたが身近なひとの笑顔が一人ふたりと思い出箱に遺されていくと期限つきの命なのだとおもわれてくる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(命)
罪1バラのとげとげを見ていると―罪という文字がこころに刺さってくるようだ2きよいものにふれるとわたしの汚れがわかるうつくしいものそれへの憧れがいたくなるほど胸にせまる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(罪)
こころの波昨日を悔やむのは後にしようちょっとだけ明日を憂えるのは先に延ばそうちょっとだけ過去も未来も手づかみにできないこころの波がさわぐけれどじぶんを追い詰めまい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(こころの波)
一歩いのちが病の顔をして迫ってきたとき人生はこころを深みへと導いてくれた―ほんとうに大事なことそれは一つだけだよそう言いながら大事なことそこへ一歩踏み出す勇気それをいま心は待っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(一歩)
親と子と⑤百日を超えた入院カーテンの中のベッドが暮らしの場―病む者と病む者を案ずる者とはちがうなまるでメールの最後にボソッと書かれた息子のいたみ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(親と子と⑤)
痩せ我慢②瘦せ我慢って結局我を自慢すること不安にも苦しみにもほんとうは耐えられないのにゲソゲソにやせた姿をひとには見せないそしてひそかにガンバッテイル自分を我慢強いとうぬぼれている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(痩せ我慢②)
痩せ我慢痩せ我慢と言うけれどほんとうに痩せると我慢も細るようだ歩くのもテレビを見るのも愚痴をきいたり言ったりするのもくたびれる昨日なんて食事中に眠ってしまったよ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(痩せ我慢)
踏み出す勇気いのちが病の顔をして迫ってきたとき人生はこころを深みへと導いてくれた―ほんとうに大事なことは一つだよそう言いながら大事なことへ一歩踏み出す勇気それをいま心は待っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(踏み出す勇気)
言葉はしゃいで高笑いしているような言葉ひしゃげてねじくれているみたいな言葉ココロをまぜっかえす言葉ことばを平然と上書きしていく言葉必要なときなのに口から出ようとしない言葉ひとを人とおもわない言葉嘘と自覚しながら慰める言葉―みんな愛から遠い言葉◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(言葉)
信じるとき信じるときわたしの胸は空っぽになる昨日まで詰め込んでいた自分がスカンと無くなってしまうそして空っぽになった胸を神さまが満タンにしてくださる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(信じるとき)
祈ることは願いは神の力を引き寄せようとすること祈りは神の懐(ふところ)へ身を投げ出すこと◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(祈ることは)
愛臆病者は抱きしめない◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛)
寄り添うって②長くは続かない幸福そんな思いがひそんでいてもいまあなたといっしょに味わうさいごは別々になるそれはわかっているでもいまあなたと一緒に祈る◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(寄り添うって②)
寄り添うって病んでいるあなたとの隙間それは埋まらないと知っているでも一緒にドキドキするつらさを乗り越えるのはあなたそう承知しているでも一緒にもがくもがきたい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(寄り添うって)
わたしが今日いのちの最後をむかえるとしても ―誕生日にわたしが今日いのちの最後をむかえるとしてもあなたが救ってくださったあの日は幻ではないわたしが今日いのちの最後をむかえるとしてもあなたの御言葉を芯とする人生でよかったわたしが今日いのちの最後をむかえるとしても祈ることのできるこの暮らしはしあわせだわたしが明日も生きていられるならあなたがそばにおられるから心なだらかねがいちいさなわたしよちいさな仕事をひっそりとしよう―一人のちいさな心に種をまく匂いやかな種をまくそんな仕事を一生かけてひとつだけしよう◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしが今日いのちの最後をむかえるとしても、ねがい)
「争」と「静」と争いのない世界それはどんなに静かでおだやかだろう!争いをしかける理由は山ほどあるだが争いをスッパリと断つ理由それをみつける勇気知恵愛それらはどこにある?あなたの国とわたしの国その争いあなたたちのグループとわたしたちのグループその争いあなたとわたしその争い争いが絶えた世界ほほえみに満ちた世界静かな祈りがくるむ世界それはそれはまだどんなに遠い世界だろう!◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(「争」と「静」と)
雨1そういえば傘をささずに歩き続けたこともあったっけ2豪雨―雨合羽のうえから撃たれるような3眺めているだけで安らぐそんな日もある◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(雨)
わたしがしたことに間違いありません―わたしがしたことに間違いありませんテロップが流れ声が語る罪を犯しました、心から反省していますそんな声がしおらしくそれにつづいて顔写真が映るいかにも悪いことをしそうだという顔―わたしがしたことに間違いありませんそんな言い方しそうもない顔詐欺師ひき逃げ犯泥棒殺人者みんな同じ言い方をするのかしら正座して、背筋を伸ばしてていねいに―わたしがしたことに間違いありません◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしがしたことに間違いありません)
誰でもよかった誰でもよかったと犯人がいう自分のうっ憤を晴らせるなら自分の欲望が満たせるなら自分が刑務所に入れるなら自分が死刑にされるなら―誰でもよかったきみの命も大事なんだがひとの命も大事なんだとそんなことも分からぬ者が―ダレデモヨカッタなにを傲然(ごうぜん)と言い放っているんだ!◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(誰でもよかった)
悩んでもいいんだまことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうことなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めたとき、聞いてくださった。(旧約聖書「詩篇」二十二篇)あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。(新約聖書「マタイの福音書」六章)1あれはどうなる?これはどうなる?と黒い種をほじくり出す失敗したらどうしよう!と始める前から血を荒らすだから悩む人あなたは始終うつむいている見ることを許された世界は下だけだと思っているかのように2孫の朝一番のお仕事それは今日へ向かってベッドから駆けだすことあなたの朝一番のお決まり事それは今日の心配へスイッチ・オンすること鶏のコケコッコーみたいに3寝床に不安のもやがかかる今日こそ爽やかに始めさせて!心...祈りうた(聖句つれづれ悩んでもいいんだ)
わるくち②私は言った。私は自分の道に気をつけよう。私が舌で罪を犯さないために。私の口に口輪をはめておこう。(旧約聖書「詩篇」三九篇)1憎まれ口も減らず口も陽のあたるところで開く口ときに大声で悪口と陰口はじめついたところで開く口きまってひそひそと2批判とわるくちはどうちがう?建て上げるより壊したい欲が潜んでいるかもしれぬウラミや妬みの苦い汁が溶け込んでいるかもしれぬちがいの見分け方は言葉に愛が宿っているか、かな3―あのひとがわるくちを言うのを聞いたことがありません特に親しかったわけでもない人の言葉親しくないから聞いたことがなかったのかもしれないでも彼はその人に清々しい印象を残して旅立ったのだ●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(聖句つれづれわるくち②)
わるくち私は言った。私は自分の道に気をつけよう。私が舌で罪を犯さないために。私の口に口輪をはめておこう。(旧約聖書「詩篇」三九篇)1わるくちって気持ちがいいいつでもどこでも大きな口を開けたがっているきょうもなんどもあけてしまったなわるくちという口2犬も猫もわるくちを言わないにくしみ、さげすみ―そのシミをもつニンゲンだけくやしさ一杯だからいやらしさに気づけないわるくちが自分らしさなんて!3わるくちには重さがない空中にフッと飛ばされるだが心に沈むと澄んだ湖を泥沼に変えてしまう言った口にも聞いた耳にもくろずんだ藻がからみつく4ひとを悪く言うとき蛇のような眼をしている―妻からそういわれた自分だってたくさん失敗しているのに赦(ゆる)せないのね―妻からそう言われた5ひと言のわるくちの前に千のわるい思いがあるくやしさ、...祈りうた(聖句つれづれわるくち)
跡1へやの白い壁にムシの跡がのこっている黒っぽい跡、赤黒い跡わたしが襲う前のイノチの印広島の原爆資料館で見た灰黒色の跡石段に残った跡原爆が襲う前のニンゲンのイノチの証2エノラ・ゲイ広島に原爆を落とした爆撃機の名前機長の母親の名前爆撃機が帰還したとき機長は母親に知らせたか―ママ、あなたの名前で街を跡形もなく破壊してきました祈りうた(つぶや句跡)
出直せばいい自分より高いところに手を伸ばしたので届かなかった自信をなくしちゃったとつぶやいた背伸びはできなくてもかがむことならできるでしょうそこからまた出直せば―とだれかが背中をさすってくれた●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(つぶや句出直せばいい)
良い加減②1おせっかい「相手に良かれ」と思いこむ―これがクセモノ「オレだったらこうする、ワタシならこうしてほしい」が口癖目先のことに入れ込む、全体は見えないというより見ないうまく行かないとなぜか勝手に腹をたてる2善魔「思いやりは必ず通じる」と信じている―これがクセモノいつのまにか押しつけになっているのに気づかないいや、気づけない自分のペースで進めたがり迷惑がられてションボリ善人ってけっこう手に負えませぬ祈りうた(信仰くねくね良い加減②)
良い加減1重箱の隅ひとさまの重箱は隅に目が行きがちなのでついついつつきたくなってしまうでもいい加減は良い加減―そうおっしゃるひとたちが多そうで2思いやり思いやりもときどき重い槍になって大事なひと傷つけてしまうそんなことがあるんだなあ●いつも、ご訪問ありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね良い加減)
うわべ1女性の校長障がいのある生徒に差別的発言をしたそれは女性の校長である!とんでもない差別と指弾したいニュースだが―それは校長とは言わなかった2誰が言うかだよ入社したての頃―要するに何を言うかではなく誰が言うか、だよ上司からそう言って提案書を突き返された数年後あゝ、同じセリフを後輩に吐いてしまった!3星の王子さま立派な服に着替えたら学説が認められた―という『星の王子さま』のお話ジャンパーで入室したら塾生に嗤われた過去と重なるうわべだけで測るのはニンゲンだけだなあ●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(信仰くねくねうわべ)
ちいさな幸不幸1靴下を履く片足立ちで靴下を履く昨日はよろけた―ガックリ今日はよろけなかった―ヤッタネ爺さんのちいさなしあわせ2切れ切れの夢夜中のトイレの回数が減ったら夢がもっと長く見られるのに!起きるたんびに切れ切れの夢になるので朝毛布がぐちゃぐちゃになっている●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(日向ぼっこちいさな幸不幸)
まだまだ九十歳1九十歳は十九歳テレビで出会ったおばあちゃん―九十を早口でくり返すと十九になるのよ!おお、生きてることを満喫しているひと次の世界へのパスポート写真はきっと笑顔だ2九十二歳の新聞記者いのちの続くかぎり地域へ入り良いところを見つけてこの地域新聞で伝えたい人の悪口は書かない人をけっして傷つけないわたしは筆が鈍ったらインタイする!●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(日向ぼっこまだまだ九十歳)
良くなりたいかその後、ユダヤ人の祭りがあったので、イエスはエルサレムに上られた。エルサレムには羊の門の傍らに、ヘブライ語で「ベトザタ」と呼ばれる池があり、そこには五つの回廊があった。この回廊には、病気の人、目の見えない人、足の不自由な人、体の麻痺した人などが、大勢横たわっていた。 さて、そこに三十八年も病気で苦しんでいる人がいた。イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、「良くなりたいか」と言われた。病人は答えた。「主よ、水が動くとき、わたしを池の中に入れてくれる人がいないのです。わたしが行くうちに、ほかの人が先に降りて行くのです。」イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」すると、その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした。(新約聖書「ヨハネの...祈りうた(聖句つれづれ良くなりたいか)
「抗」と「杭」と詩人・峠三吉の詩集「原爆詩集」に「序」という作品がある。広島市の平和公園に小さな石碑があり、そこにも刻まれている。序峠三吉ちちをかえせははをかえせとしよりをかえせこどもをかえせわたしをかえせわたしにつながるにんげんをかえせにんげんのにんげんのよのあるかぎりくずれぬへいわをへいわをかえせ「抗」と「杭」と崩されてしまうかもしれないいま杭(くい)をうたないと奪われてしまうかもしれないいま流れに抗(あらが)わないとあの時代のようにあの国のようにあの民族のようにあのひとたちのように―なにが?赤ちゃんが大声で泣ける自由が病気のひとが安心して養生できる平和が孤独な老人や障がいのあるひとが語り合える愛が若者たちが笑いあいながらうたえる希望が●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(本に導かれて峠三吉「原爆詩集」)
介護の悔悟1母介護の悔悟―もうくたびれた、限界だ病室の外でうずくまった中では母が苦しみでうめいていた告知されてあれあれという間に手術となって転院先でもあれあれという間に悪化して待ったなしの子育て遠い職場もっと遠い病院―妻もわたしも倒れそうそんな弱気におそわれて2妻介護の悔悟―怖い病気だったらどうしよう妻が弱音を吐くだいじょうぶ、かならず良い結果が出るから私は声を強く出す内心ビクビクのわたしのくせに病気の知識はそれほどなくていいという妻医師に質問できるくらいは知りたいというわたしストレスのキャッチボールは球がそれてばかり神はみんなご存知―そんな安心の雲にのりたい★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね介護の悔悟)
悩んでもいいんだまことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうことなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めたとき、聞いてくださった。(旧約聖書「詩篇」二十二篇二十四節、新改訳聖書)あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。(新約聖書「マタイの福音書」六章三十四節、新改訳聖書)1くよくよしたいんだからくよくよすればいいさそのうち何でこんなことで?と自分に呆れるかもしれないでもずっとグズラグズラしてるかもしれない悩むってけっこうくたびれるから風邪、ひかないでね2あれはどうなる?これはどうしよう?と黒い種をほじくり出すちょっとした言葉で傷つくちいさなしくじりで委縮するだから悩む人は始終うつむいている、「考える人」みたいにだがヒトが壁の如...祈りうた(聖書つれづれ悩んでもいいんだ)
包丁1やめてくださいと包丁が懇願する鉄砲や刀と同じにしないでくださいわたしをわたしらしく使ってくださいわたしは決してヒトゴロシの道具などではありません2包丁は命じる―玉ねぎやにんじんを切りなさい包丁は命じる―鶏肉やマグロを切りなさい包丁は命じる―りんごの皮をむきなさいヒトを刺しなさい―そんなこと包丁は命じない●ご訪問ありがとうございます。包丁を用いた殺傷事件が続いています。胸がいたみます。祈りうた(信仰くねくね包丁)
いじめのミのむし21腹に巣くったムシが君の口からでて噛みつきたがっているヨワムシがもっと弱い虫をねらっているのだおっきく強い虫に歯向かうそんなキバはもってないので2捨て身になれたら自由になれるかもしれないニクシミもサゲスミもサカウラミも脱皮できるかもしれない―そんなノゾミをいだけないかなミノムシカミのでっかい手のひらにのってさ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(信仰くねくねいじめのミのむし2)
誕生日1六歳になるんだよ!あと一週間なんだよ!―孫娘が電話口ではずんでいるそうか、誕生日ってゴムまりみたいにはずむんだ!2ぼくのはじめての記憶は五歳の夜チチとハハの別れ話を寝床できいた夜その後、誕生日は何度もきたけれど弾んだ記憶はないみたい3息子の誕生日におよめさんがいった―夫のお父さんになった日おめでとうございます!誕生日が二度きたようで胸がちょっとふくらんだ4大地震のその日に亡くなったひとがいる大地震のその日に生まれたひともいるどちらも愛(いと)おしいどちらもかみさまの手のひらにくるまれた命誕生日はよろこびで満たしたい日だにっぽんが激しく揺れた日に生まれたひとよきみはうつむかないで胸張って生きるだろう一杯愛され、いっぱい愛し命に感謝して生きていくだろう明日へ5ずっと前のこと近くに住んでいるぼくを母が訪...祈りうた(信仰くねくね誕生日)
微笑み2しあわせはマスクからこぼれる微笑みだからあなたの笑顔の呼び鈴をぼくは押そうわたしたちのまだ縮こまった胸それを明日への希望でふくらませないかせかいは明けていないからこそ灯がほしいわたしたちの微笑みの灯りが祈りうた(しあわせの歌微笑み2)
生産者さん、ありがとう!お客さんはシェフの私をほめてくれるが私の仕事は農作物や肉や魚があってこそのもの―私は生産者さんをほめます彼らのおかげで私は料理が作れるのですありがとう!祈りうた(信仰くねくね生産者さん、ありがとう!)
微笑みしあわせはあなたが微笑むときから始まるのかもしれぬあなたがあなた自身に微笑むそう、そこからわるいことも悪いひとも絶えないだろうけれどせなかにそっとあててくれる手のひらの温もりを持ってる人はきっといる★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(しあわせの歌微笑み)