愛愛されないことはさみしいが苦しくはない愛せないことは苦しいし さみしい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛)
道その願いに迷いがないなら右をみることも左をみることももうするな叶うことを信じ顔を上げて前という道へまっすぐ歩み出せばいい◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ道)
親と子と②毎日気にかけていた会いたかったずかずか入っていけばよかった心の部屋に玄関から出てきたときおまえは傷だらけだった子よわたしはなんと臆病な父親だったことか◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ親と子と②)
生きよ!⑤この人は、イエスがユダヤからガリラヤに来られたと聞いて、イエスのところへ行き、下って来て息子をいやしてくださるように願った。息子が死にかかっていたからである。(新約聖書「ヨハネの福音書」四章)1意固地になるな肝臓そんなに硬くなってどうしたというのだだんまりをやめて応えてくれまいか自分は大事な存在だと素直に認めてくれまいか2心臓よもどっておいでのどは血を吐いてもおなかは水であふれてもリズミカルな鼓動をまたきかせておくれああ息子から飛んでいこうとする心臓よ◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生生きよ!⑤)
生きよ!④イエスは彼らに言われた。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。」(新約聖書「マルコの福音書」四章)するとすぐに、その子の父は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください。」(新約聖書「マルコの福音書」九章)1我々になぜこんなつらいことが起きてしまったのかいや、われわれだけに!どうしてこんなむごいことが起きてしまったのか ウソだろう信じられない突然すぎる訳が分からないあんまりだいや、これは夢だろう現実ではないだろうそうであってほしい時間を戻してもらえないか どうかわるい冗談だといってほしい2ふわふわの心で助けてくださいと祈るふわふわの心で葬儀のことに頭が動くふわふわの心はバラバラの心半身が絶望に足首をつかまれている半身が希望の糸にしがみついている3人生の薄皮を...祈りうた・いのちうた(伴走・再生生きよ!④)
親と子と―我が子は特別だよ―親は子どものことで頭がいっぱいだよふたりの父となったとき息子がぽつりと言った子は愛されているなと知った◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(日向ぼっこ親と子と)
生きよ!③ 二〇二四年七月九日(火)この人は、イエスがユダヤからガリラヤに来られたと聞いて、イエスのところへ行き、下って来て息子をいやしてくださるように願った。息子が死にかかっていたからである。(新約聖書「ヨハネの福音書」四章)1泣き声ひとつの命がうまれでるとき泣き声は希望だひとつの命が消えていこうとするとき泣き声は祈りだ2病院は病院は黙ってうつむいていていいところ病院は声をだして笑わないところ病院はいのちに謙虚になるところ病院は祈りで癒やしを求めるところ3今日今日は一日の只今ということあともどりできないから戻らぬということさきのばしできないから延ばさぬということ今が一日の全部ということ4ヨメイヨメイを与命と書こう―与えられた命とヨメイを預命と書こう―預けられた命と余命それは余りの命などではない神さまから...祈りうた・いのちうた(伴走・再生生きよ!③)
生きよ!② 二〇二四年七月八日(月)この人は、イエスがユダヤからガリラヤに来られたと聞いて、イエスのところへ行き、下って来て息子をいやしてくださるように願った。息子が死にかかっていたからである。(新約聖書「ヨハネの福音書」四章)1救命救急センターの医師が告げた穏やかな声で、だがきっぱりと―面会謝絶にはしません止まらない血と輸血の力と、どちらが勝るかわかりません血圧が下がり脈が弱ってきたらもう救命は難しいです2翌日血は止まった翌々日輸血は終わった何人の医療びとが二十四時間力を尽くしてくれたか何人の祈り手がわたしたちの背後でイノチをつなぎとめたか◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走・再生生きよ!②)
生きよ!① 二〇二四年七月七日(日)わたしがあなたのそばを通りかかったとき、あなたが自分の血の中でもがいているのを見て、血に染まっているあなたに、「生きよ」と言い、血に染まっているあなたに、くり返して、「生きよ」と言った。(旧約聖書「エゼキエル書」一六章)―その朝体内の異変に気づいたおまえ嘔吐とともに血も吐いたおまえ救急車を呼ぼう!と思いつき一一九番に電話した急いで着替え保険証と財布とキャッシュカードとを持ち駆けつけた救急隊員にドアの鍵を開けた車の中でも吐血しながら親の電話番号、兄弟の電話番号を知らせたかつぎこまれたICUのベッドそこも血で染め幾本もの管がおまえの体内にイノチを送りこもうとしている「最重症のレベルです」と医師が父母と長兄に告げる落ち着いた声で「黄疸、手の震え、腹部膨満、脾臓増大、食道静脈瘤...祈りうた・いのちうた(伴走・再生生きよ!①)
祈りうた・いのちうた(聖句つれづれ 朝ご飯を食べようじゃないか)
朝ご飯を食べようじゃないかかれらが陸地に上がると、そこには炭火がおこされていて、その上には魚があり、またパンがあるのが見えた。……イエスは彼らに言われた。「さあ、朝の食事をしなさい。」……イエスは来てパンを取り、彼らにお与えになった。また、魚も同じようにされた。(新約聖書「ヨハネの福音書」二十一章)なんだか元気の出ない朝がある始めるのがどうにもおっくうな朝ぐったり感に支配されていると感じるベッドから起きたくないと思う―でも、朝ご飯を食べようじゃないか!一枚のトーストでも、一杯のコーヒーでもまず体に入れようじゃないか!血のめぐりがだるさを減らしてくれるかもしれない重たい今日がウンコラショドッコイショと立ち上がってくれるかもしれない◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(聖句つれづれ朝ご飯を食べようじゃないか)
いただきます!かれらが陸地に上がると、そこには炭火がおこされていて、その上には魚があり、またパンがあるのが見えた。……イエスは彼らに言われた。「さあ、朝の食事をしなさい。」……イエスは来てパンを取り、彼らにお与えになった。また、魚も同じようにされた。(新約聖書「ヨハネの福音書」二十一章)いただきます、魚たちのいのち、家畜たちのいのち、野菜たちのいのち!―そういう感謝を込めて「いただきます!」と食前に言う。心の中で、あるいは実際に手を合わせながら。その魚たちのいのち、家畜たちのいのち、野菜たちのいのちは、神が与えてくださっていると、わたしたちクリスチャンは受けとめている。神からのいただき物だと。「わたしたちの毎日の食べ物を今日もお与えください」という祈りをしながら(自分たちだけのためでなく、日々の食べ物に困...祈りうた・いのちうた(聖句つれづれいただきます!)
朝あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。(ヨハネの福音書一四章)1朝がいちばんつらいと思う朝がつづく不安や心配がいっせいに胸の鐘を打ち鳴らす騒がない心の深い静けさおだやかさよ閉じたまぶたのずっと奥に向かって「神さま…」とつぶやく2目覚めたとたんに走り出そうとするせっかちな怖れたち手に握った不幸印の旗を棄てないと!顔を洗ってご飯を食べる悩むのはそれからにしないと!◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走朝)
寝床をたたむ②数日後、イエスはカペナウムに戻られました。すると、イエス来訪のニュースはたちまち町中に伝わり、人々が大ぜい集まって来ました。家は足の踏み場もないほどで、外まで人があふれています。その人たちに、イエスは神の教えを語られました。その時、四人の人が、中風(脳出血などによる半身不随、手足のまひ等の症状)の男をかついで運んで来ました。しかしあまりの人に、群衆をかき分けて中へ入ることもできません。そこで、屋根にのぼり、穴をあけると、そこから病人を寝床のまま、イエスの前へつり降ろしました。必ず治してもらえると、堅く信じて疑わない彼らの信仰をごらんになって、イエスは中風の男に、「あなたの罪は赦されました」と言われました。ところが、その場にいた何人かのユダヤ人の宗教的指導者たちの心中は、おだやかではありません...祈りうた・いのちうた(伴走寝床をたたむ②)
再生②そのころ、ヒゼキヤは病気になって死にかかっていた。……「わたしは、あなたの寿命にもう十五年を加えよう。(旧約聖書「列王記Ⅱ」二十章)健康の薄皮がはがれると命のもろさが露わになるあなたは危機存在そのものになる生きたいと叫ぶ心をあなたよ今こそ聞き逃すな「生かすよ」という透明な声に己の祈りを傾けよ今こそ◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走再生②)
寿命ヨメイを与命と書こう―与えられた命とヨメイを預命と書こう―預けられた命と寿命それは神さまから祝福をいただいた命◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走寿命)
河野基樹という川柳人がいた悩みの日がわたしに立ち向かっている。(旧約聖書「ヨブ記」三〇章)河野基樹という川柳人の作品に、つらい日があって生きている気がするという句がある。苦しい状態に置かれたとき、わたしは、このような句に慰められる。苦しんでいるとき明るい声で励まされる、それで元気が出てくる、という人もいるだろう。だがわたしは、ひねくれ者のせいか、つらさには辛さが合う、暗さには暗さが合うのだ。「伴走者」がここに居る、という気持ちになるのである。あなたもつらいだろうけれど、わたしも私の困難を背負って苦しんでいますよ、という深い慰めを感じるのだと思う。河野さんは、医師であり、がんの患者であった。またクリスチャンであった。亡くなってすでに二十数年経つ。したいことまだまだあって命吠え桜降る中でわたしのいのち聴く主役...祈りうた・いのちうた(伴走河野基樹という川柳人がいた)
再生そのころ、ヒゼキヤは病気になって死にかかっていた。……「わたしは、あなたの寿命にもう十五年を加えよう。(旧約聖書「列王記Ⅱ」二十章)1救命救急センターの医師が告げた―面会謝絶はしません止まらぬ血と輸血の力と、どちらが勝るかわかりません血圧が下がり脈が弱ってきたらもう救命は難しいです2翌日血は止まった翌々日輸血は終わった何人の医療びとが力を尽くしてくれたか何人の祈り手が背後でいのちをつなぎとめたか◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走再生)
八月八月、われわれの住む土地がかつて燃えさかったと思い出す月八月、個々の人がかつてニッポン国民として束ねられた月平和に隠されていた戦争、それが目の前に姿をみせる月爆弾の音を蝉の声がかき消すこと、それをずっと切望する月◆言葉に愛を宿らせたい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(戦争と平和八月)
がんの告知④〈がんなど、重い病の告知について、「死」を見据えて書かれたものは多くないようです。わたしもうろたえました。妻は、毎年の特定健診で知らされました。思いがけなかっただけに、驚きは大きいものでした。妻のほうがもっと大きく衝撃的であったにちがいありません。すぐに生と死を見据えることはできませんでした。 これからが「生き方」「夫婦のあり方」「信仰への姿勢」など、人生の柱となることへ向き合う、そのときです。―二〇二二年十月〉また、あした!1昨日と今日と何が変わった?検査が一つ増えただけ昨日と今日と何が変わった?異常が一箇所見つかっただけ昨日と今日と何が変わった?がんです―そう告知を受けただけ昨日と今日と何が変わった?大学病院への紹介状をもらっただけ昨日と今日と何が変わった?自分の呼び名に「病人」が一つ増え...祈りうた・いのちうた(伴走がんの告知④)
がんの告知③〈がんなど、重い病の告知について、「死」を見据えて書かれたものは多くないようです。わたしもうろたえました。妻は、毎年の特定健診で知らされました。思いがけなかっただけに、驚きは大きいものでした。妻のほうがもっと大きく衝撃的であったにちがいありません。すぐに生と死を見据えることはできませんでした。 これからが「生き方」「夫婦のあり方」「信仰への姿勢」など、人生の柱となることへ向き合う、そのときです。―二〇二二年十月〉1―もしもがんにかかったら告知してほしいと思う?何年か前そんなことを言い合ったはんぶんは冗談はんぶんは本気の問答だったがんは一生の間に二人に一人がかかる病というが死が臭う病だとまだまだ嫌われ者―がんだって病気のひとつそんな時代は遠くないことを祈る―ぼくは告げてほしいな旅支度をしたいから...祈りうた・いのちうた(伴走がんの告知③)
ナガサキ2024ナガサキの日を前に地が激しく揺らいだヒロシマの八時十五分を覚えていてもナガサキの十一時二分を覚えている人は多くあるまい揺らがぬ地を崩れぬ平和をー祈る人人の鎖をつながねば◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走ナガサキ2024)
寝床をたたむ数日後、イエスはカペナウムに戻られました。すると、イエス来訪のニュースはたちまち町中に伝わり、人々が大ぜい集まって来ました。家は足の踏み場もないほどで、外まで人があふれています。その人たちに、イエスは神の教えを語られました。その時、四人の人が、中風(脳出血などによる半身不随、手足のまひ等の症状)の男をかついで運んで来ました。しかしあまりの人に、群衆をかき分けて中へ入ることもできません。そこで、屋根にのぼり、穴をあけると、そこから病人を寝床のまま、イエスの前へつり降ろしました。必ず治してもらえると、堅く信じて疑わない彼らの信仰をごらんになって、イエスは中風の男に、「あなたの罪は赦されました」と言われました。ところが、その場にいた何人かのユダヤ人の宗教的指導者たちの心中は、おだやかではありませんで...祈りうた・いのちうた(伴走寝床をたたむ)
がんの告知②〈がんなど、重い病の告知について、「死」を見据えて書かれたものは多くないようです。わたしもうろたえました。妻は、毎年の特定健診で知らされました。思いがけなかっただけに、驚きは大きいものでした。妻のほうがもっと大きく衝撃的であったにちがいありません。すぐに生と死を見据えることはできませんでした。 これからが「生き方」「夫婦のあり方」「信仰への姿勢」など、人生の柱となることへ向き合う、そのときです。―二〇二二年十月〉告知された患者の思い今では、重い病気の告知も当人にするということが一般的なのだろうか。柳田邦夫の『ガン50人の勇気』(文春文庫)を読むと、四十年ほど前には「告知しない」ほうが選ばれていたようである。たとえ告知する場合でも、医師にも当人にも家族にも、かなりの葛藤を強いるものであったようだ...祈りうた・いのちうた(伴走がんの告知②)
ヒロシマ2024十二歳の息子が描いた原爆ドーム平和をこころざそうとした夏ヒロシマの空には今日も熱い蝉が鳴きしきる哀しみを吸った樹樹に明日への緑が生い繁る◆言葉に愛を宿らせたい◆ご訪問ありがとうございます祈りうた・いのちうた(ヒロシマヒロシマ2024)
泣き声ひとつの命がうまれでるとき泣き声は希望だひとつの命が消えていくとき泣き声は祈りだ◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走泣き声)
気がつくと…気がつくと「神さま助けてください」と叫んでいる気がつくと「負けてたまるものか」と奮い立たせている重く病んだ者の隣りにいるわたしこんなにちいさな羽だがそれでも病む者をくるみこみたいのだ◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走気がつくと…)
がんの告知①〈がんなど、重い病の告知について、「死」を見据えて書かれたものは多くないようです。わたしもうろたえました。妻は、毎年の特定健診で知らされました。思いがけなかっただけに、驚きは大きいものでした。妻のほうがもっと大きく衝撃的であったにちがいありません。すぐに生と死を見据えることはできませんでした。 これからが「生き方」「夫婦のあり方」「信仰への姿勢」など、人生の柱となることへ向き合う、そのときです。―二〇二二年十月〉告知当日普段着で病院へ入り検査着で病院を出る風荒れて胸元へ若いお医者のストレート老いの夫婦へ告知突き刺すテンインをテンイと聞いて泳ぐ目に若きドクター姿勢を正す告知されなお振り向いて部屋を去る患者の性(さが)の礼儀正しさ病院の主任看護師声張って「どうぞ大事に、どうか大事に!」告知受け病院...祈りうた・いのちうた(伴走がんの告知①)
親子がともに生きる時間1親と子と、ともに暮らすのは何年くらいだろう。孫がつい最近、片言で「パパ」「ママ」と呼び始めた。この濃い関係が続くのは、あと何年くらいだろう、と思う。わたしは十九で家を出た。それ以来戻っていない。その前に、すでに「家庭内別居」ではないが、庭に建ててもらったプレハブの三畳で寝起きしていた。中学二年生のときである。母と顔を合わせて話すのは、朝と夜の食事時くらいだった。洗濯は母に頼み、小遣いなども貰っていたのだが、孫がそのチチハハに密着し、濃密な時間を過ごしているのとは異なる距離であった。―こうふりかえると、「親子関係」の時間、「ともに暮らす」といえる時間というのは、わたしの場合十五年ほどだったのだ。その母と死に別れて三十年近い時間が経った。「ともに暮らした」時間よりはるかに長い時間である...祈りうた・いのちうた(伴走親子がともに生きる時間)
天 希望と書いて「嘘」と読む人がいるかもしれない だが絶望と書いて「祈り」と読む人もいるだろう われわれの天井は低いけれど 天はもっと高いもっともっと高い◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走天)
先生、お願いです。 先生。お願いです。息子を見てやってください。(ルカの福音書九章) 「先生」とは、イエス・キリストを指す。だが、医師と読みかえても通じる。また「息子」を「娘」と置き換えてもいい。 病んだ我が子、それも軽くはない病を負った我が子の癒やしを求める親の必死さが胸に迫る。 どんな事をしてでも助けてほしいと思う。自分が身代わりになりたい、とまで思う。なりふり構わぬ、と言えるほどのすがり方。私自身は、くねくねの信徒で、自分にこだわってしまう。カッコつけてしまう。「先生」の衣のすそをつかみ、あたり構わず懸命に頼む。大声ででも泣きながらででも頼みこむ。「先生」と「息子」それだけが視界にある。自己へのこだわりでなく生命へのこだわりがある。それ以外にない。 ーそんながむしゃらさが、今の私に要る。◆言葉に...祈りうた・いのちうた(伴走先生、お願いです。)
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愛愛されないことはさみしいが苦しくはない愛せないことは苦しいし さみしい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛)
命 1いつもどおり来ない朝があるきのうの夜までいつもどおりだったのに 2ずっと続きがあると思っていたが身近なひとの笑顔が一人ふたりと思い出箱に遺されていくと期限つきの命なのだとおもわれてくる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(命)
罪1バラのとげとげを見ていると―罪という文字がこころに刺さってくるようだ2きよいものにふれるとわたしの汚れがわかるうつくしいものそれへの憧れがいたくなるほど胸にせまる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(罪)
こころの波昨日を悔やむのは後にしようちょっとだけ明日を憂えるのは先に延ばそうちょっとだけ過去も未来も手づかみにできないこころの波がさわぐけれどじぶんを追い詰めまい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(こころの波)
一歩いのちが病の顔をして迫ってきたとき人生はこころを深みへと導いてくれた―ほんとうに大事なことそれは一つだけだよそう言いながら大事なことそこへ一歩踏み出す勇気それをいま心は待っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(一歩)
親と子と⑤百日を超えた入院カーテンの中のベッドが暮らしの場―病む者と病む者を案ずる者とはちがうなまるでメールの最後にボソッと書かれた息子のいたみ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(親と子と⑤)
痩せ我慢②瘦せ我慢って結局我を自慢すること不安にも苦しみにもほんとうは耐えられないのにゲソゲソにやせた姿をひとには見せないそしてひそかにガンバッテイル自分を我慢強いとうぬぼれている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(痩せ我慢②)
痩せ我慢痩せ我慢と言うけれどほんとうに痩せると我慢も細るようだ歩くのもテレビを見るのも愚痴をきいたり言ったりするのもくたびれる昨日なんて食事中に眠ってしまったよ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(痩せ我慢)
踏み出す勇気いのちが病の顔をして迫ってきたとき人生はこころを深みへと導いてくれた―ほんとうに大事なことは一つだよそう言いながら大事なことへ一歩踏み出す勇気それをいま心は待っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(踏み出す勇気)
言葉はしゃいで高笑いしているような言葉ひしゃげてねじくれているみたいな言葉ココロをまぜっかえす言葉ことばを平然と上書きしていく言葉必要なときなのに口から出ようとしない言葉ひとを人とおもわない言葉嘘と自覚しながら慰める言葉―みんな愛から遠い言葉◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(言葉)
信じるとき信じるときわたしの胸は空っぽになる昨日まで詰め込んでいた自分がスカンと無くなってしまうそして空っぽになった胸を神さまが満タンにしてくださる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(信じるとき)
祈ることは願いは神の力を引き寄せようとすること祈りは神の懐(ふところ)へ身を投げ出すこと◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(祈ることは)
愛臆病者は抱きしめない◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛)
寄り添うって②長くは続かない幸福そんな思いがひそんでいてもいまあなたといっしょに味わうさいごは別々になるそれはわかっているでもいまあなたと一緒に祈る◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(寄り添うって②)
寄り添うって病んでいるあなたとの隙間それは埋まらないと知っているでも一緒にドキドキするつらさを乗り越えるのはあなたそう承知しているでも一緒にもがくもがきたい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(寄り添うって)
わたしが今日いのちの最後をむかえるとしても ―誕生日にわたしが今日いのちの最後をむかえるとしてもあなたが救ってくださったあの日は幻ではないわたしが今日いのちの最後をむかえるとしてもあなたの御言葉を芯とする人生でよかったわたしが今日いのちの最後をむかえるとしても祈ることのできるこの暮らしはしあわせだわたしが明日も生きていられるならあなたがそばにおられるから心なだらかねがいちいさなわたしよちいさな仕事をひっそりとしよう―一人のちいさな心に種をまく匂いやかな種をまくそんな仕事を一生かけてひとつだけしよう◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしが今日いのちの最後をむかえるとしても、ねがい)
「争」と「静」と争いのない世界それはどんなに静かでおだやかだろう!争いをしかける理由は山ほどあるだが争いをスッパリと断つ理由それをみつける勇気知恵愛それらはどこにある?あなたの国とわたしの国その争いあなたたちのグループとわたしたちのグループその争いあなたとわたしその争い争いが絶えた世界ほほえみに満ちた世界静かな祈りがくるむ世界それはそれはまだどんなに遠い世界だろう!◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(「争」と「静」と)
雨1そういえば傘をささずに歩き続けたこともあったっけ2豪雨―雨合羽のうえから撃たれるような3眺めているだけで安らぐそんな日もある◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(雨)
わたしがしたことに間違いありません―わたしがしたことに間違いありませんテロップが流れ声が語る罪を犯しました、心から反省していますそんな声がしおらしくそれにつづいて顔写真が映るいかにも悪いことをしそうだという顔―わたしがしたことに間違いありませんそんな言い方しそうもない顔詐欺師ひき逃げ犯泥棒殺人者みんな同じ言い方をするのかしら正座して、背筋を伸ばしてていねいに―わたしがしたことに間違いありません◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしがしたことに間違いありません)
誰でもよかった誰でもよかったと犯人がいう自分のうっ憤を晴らせるなら自分の欲望が満たせるなら自分が刑務所に入れるなら自分が死刑にされるなら―誰でもよかったきみの命も大事なんだがひとの命も大事なんだとそんなことも分からぬ者が―ダレデモヨカッタなにを傲然(ごうぜん)と言い放っているんだ!◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(誰でもよかった)
悩んでもいいんだまことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうことなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めたとき、聞いてくださった。(旧約聖書「詩篇」二十二篇)あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。(新約聖書「マタイの福音書」六章)1あれはどうなる?これはどうなる?と黒い種をほじくり出す失敗したらどうしよう!と始める前から血を荒らすだから悩む人あなたは始終うつむいている見ることを許された世界は下だけだと思っているかのように2孫の朝一番のお仕事それは今日へ向かってベッドから駆けだすことあなたの朝一番のお決まり事それは今日の心配へスイッチ・オンすること鶏のコケコッコーみたいに3寝床に不安のもやがかかる今日こそ爽やかに始めさせて!心...祈りうた(聖句つれづれ悩んでもいいんだ)
わるくち②私は言った。私は自分の道に気をつけよう。私が舌で罪を犯さないために。私の口に口輪をはめておこう。(旧約聖書「詩篇」三九篇)1憎まれ口も減らず口も陽のあたるところで開く口ときに大声で悪口と陰口はじめついたところで開く口きまってひそひそと2批判とわるくちはどうちがう?建て上げるより壊したい欲が潜んでいるかもしれぬウラミや妬みの苦い汁が溶け込んでいるかもしれぬちがいの見分け方は言葉に愛が宿っているか、かな3―あのひとがわるくちを言うのを聞いたことがありません特に親しかったわけでもない人の言葉親しくないから聞いたことがなかったのかもしれないでも彼はその人に清々しい印象を残して旅立ったのだ●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(聖句つれづれわるくち②)
わるくち私は言った。私は自分の道に気をつけよう。私が舌で罪を犯さないために。私の口に口輪をはめておこう。(旧約聖書「詩篇」三九篇)1わるくちって気持ちがいいいつでもどこでも大きな口を開けたがっているきょうもなんどもあけてしまったなわるくちという口2犬も猫もわるくちを言わないにくしみ、さげすみ―そのシミをもつニンゲンだけくやしさ一杯だからいやらしさに気づけないわるくちが自分らしさなんて!3わるくちには重さがない空中にフッと飛ばされるだが心に沈むと澄んだ湖を泥沼に変えてしまう言った口にも聞いた耳にもくろずんだ藻がからみつく4ひとを悪く言うとき蛇のような眼をしている―妻からそういわれた自分だってたくさん失敗しているのに赦(ゆる)せないのね―妻からそう言われた5ひと言のわるくちの前に千のわるい思いがあるくやしさ、...祈りうた(聖句つれづれわるくち)
跡1へやの白い壁にムシの跡がのこっている黒っぽい跡、赤黒い跡わたしが襲う前のイノチの印広島の原爆資料館で見た灰黒色の跡石段に残った跡原爆が襲う前のニンゲンのイノチの証2エノラ・ゲイ広島に原爆を落とした爆撃機の名前機長の母親の名前爆撃機が帰還したとき機長は母親に知らせたか―ママ、あなたの名前で街を跡形もなく破壊してきました祈りうた(つぶや句跡)
出直せばいい自分より高いところに手を伸ばしたので届かなかった自信をなくしちゃったとつぶやいた背伸びはできなくてもかがむことならできるでしょうそこからまた出直せば―とだれかが背中をさすってくれた●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(つぶや句出直せばいい)
良い加減②1おせっかい「相手に良かれ」と思いこむ―これがクセモノ「オレだったらこうする、ワタシならこうしてほしい」が口癖目先のことに入れ込む、全体は見えないというより見ないうまく行かないとなぜか勝手に腹をたてる2善魔「思いやりは必ず通じる」と信じている―これがクセモノいつのまにか押しつけになっているのに気づかないいや、気づけない自分のペースで進めたがり迷惑がられてションボリ善人ってけっこう手に負えませぬ祈りうた(信仰くねくね良い加減②)
良い加減1重箱の隅ひとさまの重箱は隅に目が行きがちなのでついついつつきたくなってしまうでもいい加減は良い加減―そうおっしゃるひとたちが多そうで2思いやり思いやりもときどき重い槍になって大事なひと傷つけてしまうそんなことがあるんだなあ●いつも、ご訪問ありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね良い加減)
うわべ1女性の校長障がいのある生徒に差別的発言をしたそれは女性の校長である!とんでもない差別と指弾したいニュースだが―それは校長とは言わなかった2誰が言うかだよ入社したての頃―要するに何を言うかではなく誰が言うか、だよ上司からそう言って提案書を突き返された数年後あゝ、同じセリフを後輩に吐いてしまった!3星の王子さま立派な服に着替えたら学説が認められた―という『星の王子さま』のお話ジャンパーで入室したら塾生に嗤われた過去と重なるうわべだけで測るのはニンゲンだけだなあ●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(信仰くねくねうわべ)
ちいさな幸不幸1靴下を履く片足立ちで靴下を履く昨日はよろけた―ガックリ今日はよろけなかった―ヤッタネ爺さんのちいさなしあわせ2切れ切れの夢夜中のトイレの回数が減ったら夢がもっと長く見られるのに!起きるたんびに切れ切れの夢になるので朝毛布がぐちゃぐちゃになっている●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(日向ぼっこちいさな幸不幸)
まだまだ九十歳1九十歳は十九歳テレビで出会ったおばあちゃん―九十を早口でくり返すと十九になるのよ!おお、生きてることを満喫しているひと次の世界へのパスポート写真はきっと笑顔だ2九十二歳の新聞記者いのちの続くかぎり地域へ入り良いところを見つけてこの地域新聞で伝えたい人の悪口は書かない人をけっして傷つけないわたしは筆が鈍ったらインタイする!●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(日向ぼっこまだまだ九十歳)
良くなりたいかその後、ユダヤ人の祭りがあったので、イエスはエルサレムに上られた。エルサレムには羊の門の傍らに、ヘブライ語で「ベトザタ」と呼ばれる池があり、そこには五つの回廊があった。この回廊には、病気の人、目の見えない人、足の不自由な人、体の麻痺した人などが、大勢横たわっていた。 さて、そこに三十八年も病気で苦しんでいる人がいた。イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、「良くなりたいか」と言われた。病人は答えた。「主よ、水が動くとき、わたしを池の中に入れてくれる人がいないのです。わたしが行くうちに、ほかの人が先に降りて行くのです。」イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」すると、その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした。(新約聖書「ヨハネの...祈りうた(聖句つれづれ良くなりたいか)
「抗」と「杭」と詩人・峠三吉の詩集「原爆詩集」に「序」という作品がある。広島市の平和公園に小さな石碑があり、そこにも刻まれている。序峠三吉ちちをかえせははをかえせとしよりをかえせこどもをかえせわたしをかえせわたしにつながるにんげんをかえせにんげんのにんげんのよのあるかぎりくずれぬへいわをへいわをかえせ「抗」と「杭」と崩されてしまうかもしれないいま杭(くい)をうたないと奪われてしまうかもしれないいま流れに抗(あらが)わないとあの時代のようにあの国のようにあの民族のようにあのひとたちのように―なにが?赤ちゃんが大声で泣ける自由が病気のひとが安心して養生できる平和が孤独な老人や障がいのあるひとが語り合える愛が若者たちが笑いあいながらうたえる希望が●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(本に導かれて峠三吉「原爆詩集」)
介護の悔悟1母介護の悔悟―もうくたびれた、限界だ病室の外でうずくまった中では母が苦しみでうめいていた告知されてあれあれという間に手術となって転院先でもあれあれという間に悪化して待ったなしの子育て遠い職場もっと遠い病院―妻もわたしも倒れそうそんな弱気におそわれて2妻介護の悔悟―怖い病気だったらどうしよう妻が弱音を吐くだいじょうぶ、かならず良い結果が出るから私は声を強く出す内心ビクビクのわたしのくせに病気の知識はそれほどなくていいという妻医師に質問できるくらいは知りたいというわたしストレスのキャッチボールは球がそれてばかり神はみんなご存知―そんな安心の雲にのりたい★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね介護の悔悟)
悩んでもいいんだまことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうことなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めたとき、聞いてくださった。(旧約聖書「詩篇」二十二篇二十四節、新改訳聖書)あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。(新約聖書「マタイの福音書」六章三十四節、新改訳聖書)1くよくよしたいんだからくよくよすればいいさそのうち何でこんなことで?と自分に呆れるかもしれないでもずっとグズラグズラしてるかもしれない悩むってけっこうくたびれるから風邪、ひかないでね2あれはどうなる?これはどうしよう?と黒い種をほじくり出すちょっとした言葉で傷つくちいさなしくじりで委縮するだから悩む人は始終うつむいている、「考える人」みたいにだがヒトが壁の如...祈りうた(聖書つれづれ悩んでもいいんだ)
包丁1やめてくださいと包丁が懇願する鉄砲や刀と同じにしないでくださいわたしをわたしらしく使ってくださいわたしは決してヒトゴロシの道具などではありません2包丁は命じる―玉ねぎやにんじんを切りなさい包丁は命じる―鶏肉やマグロを切りなさい包丁は命じる―りんごの皮をむきなさいヒトを刺しなさい―そんなこと包丁は命じない●ご訪問ありがとうございます。包丁を用いた殺傷事件が続いています。胸がいたみます。祈りうた(信仰くねくね包丁)
いじめのミのむし21腹に巣くったムシが君の口からでて噛みつきたがっているヨワムシがもっと弱い虫をねらっているのだおっきく強い虫に歯向かうそんなキバはもってないので2捨て身になれたら自由になれるかもしれないニクシミもサゲスミもサカウラミも脱皮できるかもしれない―そんなノゾミをいだけないかなミノムシカミのでっかい手のひらにのってさ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(信仰くねくねいじめのミのむし2)
誕生日1六歳になるんだよ!あと一週間なんだよ!―孫娘が電話口ではずんでいるそうか、誕生日ってゴムまりみたいにはずむんだ!2ぼくのはじめての記憶は五歳の夜チチとハハの別れ話を寝床できいた夜その後、誕生日は何度もきたけれど弾んだ記憶はないみたい3息子の誕生日におよめさんがいった―夫のお父さんになった日おめでとうございます!誕生日が二度きたようで胸がちょっとふくらんだ4大地震のその日に亡くなったひとがいる大地震のその日に生まれたひともいるどちらも愛(いと)おしいどちらもかみさまの手のひらにくるまれた命誕生日はよろこびで満たしたい日だにっぽんが激しく揺れた日に生まれたひとよきみはうつむかないで胸張って生きるだろう一杯愛され、いっぱい愛し命に感謝して生きていくだろう明日へ5ずっと前のこと近くに住んでいるぼくを母が訪...祈りうた(信仰くねくね誕生日)
微笑み2しあわせはマスクからこぼれる微笑みだからあなたの笑顔の呼び鈴をぼくは押そうわたしたちのまだ縮こまった胸それを明日への希望でふくらませないかせかいは明けていないからこそ灯がほしいわたしたちの微笑みの灯りが祈りうた(しあわせの歌微笑み2)
生産者さん、ありがとう!お客さんはシェフの私をほめてくれるが私の仕事は農作物や肉や魚があってこそのもの―私は生産者さんをほめます彼らのおかげで私は料理が作れるのですありがとう!祈りうた(信仰くねくね生産者さん、ありがとう!)
微笑みしあわせはあなたが微笑むときから始まるのかもしれぬあなたがあなた自身に微笑むそう、そこからわるいことも悪いひとも絶えないだろうけれどせなかにそっとあててくれる手のひらの温もりを持ってる人はきっといる★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(しあわせの歌微笑み)