今年も半年が過ぎ、夏休みの季節が近づいてきました。長期休暇を活用した旅行需要も高く見込まれるため、観光地は多くの世代に来てもらえるようにさまざまな施策を企画しています。 今回は、この夏休みに楽しめる観光地でのデジタルを活用した体験型コンテンツについて紹介します。 観光誘致の施策について情報収集している方や、デジタルコンテンツを活用した集客を検討しているという方も含めて、ぜひご覧ください。 インバウンド観光の動向について この夏休みも引き続きインバウンド観光客の増加が見込まれます。 2024年1月に観光庁の観光地域振興部観光地域振興課が発表したデータでは、2023年の訪日外国人旅行者数が2,500万人を超え、コロナ前(2019年)と比較しても79%の旅行者数が回復してきました。 一方で、2023年11月の「外国人延べ宿泊者数の推移」では、全体でトップシェアである東京都の割合が37.1%(454.5 万人泊 )であるのに対し、地方部でトップ1位の北海道の割合は4.3% (52.3 万人泊)です。 都市/地方で比較すると偏在的傾向とも見受けられるため、インバウンド観光客の集客を成功させるには観光客の心を掴むコンテンツを制作することがポイントです。 参照サイト:観光庁 観光地域振興部観光地域振興課:「観光地域づくり法人の現状及び課題 ~観光を巡る動向を踏まえて~」2024年1月発行 夏休みシーズンに向けた観光施策 夏休みシーズンも間近に迫り、旅行需要が高まる中、各地で体験型コンテンツが集客施策として注目されています。今回は以下3つのポイントに着目し、注目される理由を解説します。 アプリ不要で手軽に参加できる! ARスタンプラリーやARフォトフレームなど、専用のアプリをダウンロードすることなく、スマートフォンひとつで楽しめるコンテンツが多く開発されています。 観光地に着いて、初めて体験型コンテンツの存在について知ったという方も気軽に参加できるのがメリットです。 観光地の回遊促進に効果的! 体験型コンテンツのスポットを観光地の複数個所に設置することで、体験しながら自然に回遊することができます。一部の観光エリアだけでなく、都市全体の魅力を伝える仕組み作りも考えるべきポイントです。 多言語でも対応できる!