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  • 春嵐

    春嵐花散らしては風残る 花冷えの夜を迎へて影踊る 土砂降りに自転車漕ぐや春紡ぐ 帰り道朔風吹くや花盛り Please follow and like us:

  • 櫻咲き

    櫻咲き吾の闇はより深く 飛来する黄砂は今は毒になり 春の月満ちて赤銅しゃくどう色いろに竦む 春の花雨に濡れて落つる無常 Please follow and like us:

  • 雛節句

    雛節句今宵も吾は踏み惑ふ 流し雛流れゆくゆく吾が心 冬温し吾が心のみ猛吹雪 水温み漸く心融解するか Please follow and like us:

  • 侘しさが

    侘しさが特に際立つ木枯らしの夜 何思ふ吾の思考は冬夜を彷徨ふ 月天心貧しき吾を抉り出す 底冷えに堪へる心は冷え冷えと Please follow and like us:

  • 慟哭や

    慟哭や元旦の空恨めしく 元日の驚天動地夢奪ふ 能登地震瓦礫ばかりの凄まじさ 凶日か年初に惨事次づきと Please follow and like us:

  • 朔風に

    朔風に雹交じりてや吾惑ふ 小雪や寒波控へて凪の空 道端に落ちし手袋吾が身重るる 風花が舞ふ窓外の景色熔けなむ 初冬にてこの寒暖差体軀破壊す Please follow and like us:

  • 晩秋と

    晩秋と思しき夜更け咳一つ   落ち葉散り吾の意識も地に落つる   味染みた大根の味吾が悲哀   荒天の前の静けさ小春日和   朔風に雹交じりてや吾惑ふ Please follow … 続きを読む 晩秋と

  • 雨上がる

    雨上がる初秋纏ふ枝に眼鏡飛ぱさる 秋の雨暴風雨にて枝葉落つ 闇深し秋の夜長に吾棄つる 侘しき秋夫つまの便りで吾燃ゆる 寂しさも何処ぞにやるか秋の恋

  • 初秋にて

    初秋にて眩し残光まだ強し   薄の穂風に棚引き赤蜻蛉   赤蜻蛉夏の残滓に憩ふ色   初秋でも西日強くて部屋真夏   中秋の名月見るや竹取の世界

  • 酷暑にて

    Spread the love酷暑にてパイプ燻らせいつも...

  • 夏至の夜

    夏至の夜独りイーノ聴き虚空で游ぶ   夏至過ぎても吾の苦悶は澱むまま   闇深し虚空も深し梅雨の夜   鸚哥いんこのみ吾に懐いて夏至の朝   時早く進み過ぎゆく夏至過ぎて

  • 艶やかな

    艶やかな貴女を抱いて四葩よ ひらかな   梅雨前に野分け来る来る川氾濫   五月雨が尋常でなく川溢るる   縄張りを持つ哀しみに鮎命継ぐ   一振りの剣の如き釣らる鮎  … 続きを読む 艶やかな

  • 野垂れ死なうが

    野垂れ死なうが構はぬ覚悟の夏   常世への憧れなしや野分け近づく   紫外線の世界に住まふ蝶鱗粉舞ふ   手摑みで摑まへし蝶まじまじと視る   鱗粉を残し飛び行く烏揚羽 &nbsp …続きを読む 野垂れ死なうが

  • 鶯や

    鶯や鳴けば吾が家のインコ真似る   蟷螂かまきりの子が服に付きをり吾に懐くとは   梅雨目前故遠藤賢司ワールドにどっぷり浸る   五月雨を葉裏で遣り過ごす紋黄蝶   五月雨に打たれ …続きを読む 鶯や

  • 踏み躙られし

    踏み躙られし暗黒の歴史に音楽華開く夏浅し   夏の夜分け入っても分け入っても深い闇   ブルーズに心奪はれ夏赫赫と   ざっくりと斬れし心に花茨   空走る燕飛翔の美しさ &nbs …続きを読む 踏み躙られし

  • 人遊び

    人遊び歓声起こるや雨中の夏   過去に溺れる生成AI隆盛の夏   電脳に最適化する哀しき夏かな   人のみが異常高温嘆きをり   死者偲び断末魔聴く暑き初夏   祭にて大 …続きを読む 人遊び

  • 蠅惑ふ

    蠅惑ふ風察して出口知るや   肉食す獣の臭ひ放つ初夏   母の日に欠けし亡き母花一輪   軒下の陽だまりに寝るずぶ濡れ子猫   白い影引き摺り歩く夏の雨   沈潜す意識の …続きを読む 蠅惑ふ

  • ポンポンと

    ポンポンと風船衝いて風ちょっかい   母の日に欠けし亡き母花一輪   風船に宇宙見たのかアインシュタイン   風に揺れ風船望むは天のまた上   水風船乙女の手の上搏動す &nbsp …続きを読む ポンポンと

  • ウロボロスの

    ウロボロスの如く己喰ふ初夏の午後 初夏といへ朝晩冷えるまだ春残滓 吾が胸がらんどう薫風吹き抜ける 訳なくも己憎しや影短し 味噌嘗めて空腹満たす初夏の午後 家蜘蛛のをりし部屋にて煙草呑む 蒲公英の綿毛球体宇宙見る

  • 吾持ち切れず

    吾持ち切れず廃人なりし立夏かな 夢遊病吾に取り憑き夏の夜彷徨ふ 立夏なり珈琲ごくりと丈夫はインコのみ 鯉のぼり翻って風喰ふか 立夏かな春置き去りにせず驀進ばくしんす 遺作群いづれもしじま操る坂本龍一 浮くことで落下の恐怖… 続きを読む

  • 凧揚がる

    凧揚がる其処は此の世の涯の境であるか 彼の世だに此の世とてふ晩春の午後 足裏で毛虫潰して蟻襲ふ 蚯蚓みみずらが舗装された熱い道上で灼熱死 地蜂飛び毛虫逃げ惑ふや卯月晦日う づきみそか 朝寝する吾追ふ其奴の顔見たり 潰滅す… 続きを読む

  • 時だに

    時だに渦状フラクタルと思ふ三日月の春の夜 大地立て凧上がりて咆哮す

  • 葉桜や

    葉桜や糸引き毛虫風にゆあん 雨毎に春移りて吾時の隧道の闇の中 春移り過ぎゆく時は大渦の闇

  • 春夜逍遥

    春夜逍遥吾付け狙ふ目の気配 藤の枝ビヨンと伸びて顔叩く 摘草や吾が影の首へし折りし 春移時間フラクタルと思ひ至る 花移る蝶ふたひら潔く

  • 春凍え

    春凍え厚着し世界から身隠る 焔立つ燃ゆるが如き新緑の森 摘草や吾手折る如く摘む皮肉 死に化粧息呑む妍けんに異様な春の闇 林蔽ふ高木野生の藤まるでダイダラボッチ

  • 春霞

    春霞仄かな気配蠢きぬ 暗中に野遊するをり闇纏ひ 摘草をする手入魂吾を手折る 野辺の花一輪揺れて挨拶す 朝露に若葉濡れをし青青と 逃げ水や春の暑い日追ふばかり チューリップ花咲き老婆ぢっと見入る

  • 春雷や

    春雷や閃光一閃地煌煌くわうくわう 朔風吹く春雷去りて昂ぶる胸にも 春麗ら終日ひねもす夢魔の思ふまま 衝撃的な不穏な気配に蔽はれて春戦く 断念なる狂気持ちて春に立つ 故親こ しん嗤ふか独り夕餉食べをりて寂しくもある春の宵 … 続きを読む

  • 櫻花

    櫻花萎びて残酷な時は巡る 坂本龍一の音楽は春雨の音際立たせる 雨だれの優しき響き若葉萌ゆる 若葉萌ゆ宇宙顚覆兆しありや テロ起きつ不穏な空気澱む春の日 毛虫付き若葉食べしも古葉近寄らず 春雷や何が哀しく咆哮す

  • 陽炎が

    積 緋露雪俳句集

  • 葉桜に

    葉桜に無常の焔ほむら時の窯変ようへん 生成系AIで身の丈以上に櫻散る 分け入っても静寂の海坂本龍一の遺作 過去溢るAI隆盛未来狭む春 行く春や夢幻空花む げんくうげに生見たる 去来現こ らいげん滅茶苦茶の中春だけは行く …続きを読む 葉桜に

  • 未来詰む

    未来詰む生成系AI蔓延る朧月 櫻散り友死んだ夜生暖かし 駆ける雲花散らしの雨吾も流せ AIといふパンドラの匣はこ開けし春暁 AI旋風吹き荒れる恐慌の春 春の山若葉ほろりと鮮烈に 葉桜に宵の明星皓皓と

  • テロ起きる

    Spread the love テロ起きる恐怖蔓延る春の日 亡き者と巫山戯ふ ざ けた一夜春の夢 心をば踏み潰して尚霞む夜 坂本龍一病に斃れし春半ば 春麗ら終日ひねもす横になる病の身 春霞生生流転蠢く気配 過去の氾濫生成 …続きを読む テロ起きる

  • 夢魔誘ひ

    夢魔誘ひメフェストフェレス現はる春の夜 AIにぞっとするなり春の宵 浄土の門探して歩く野遊かな 霞濃く人がぼんやり消えて行く 霞立つ心の鏡同じかな 道に落つ櫻花びら吾が心 霞む中白影の人幻か

  • どす黒き

    どす黒き欲望抱へ春の宵 枯死匂ふ古木の桜鮮烈に 幹朽ちて尚も桜樹妖艶に 春宵の冥き道行き地獄かな 春雷の稲妻一閃天地割る 春の闇煙草吹かして更に闇 春雷の轟音響き天地揺れ

  • 闇深く

    闇深く更に深きて枯れ桜 自然をも超越するか桜樹は 絶望に苦悶する吾夕桜 四方より圧迫するは宵桜 武骨な桜の幹こそ吾が身の写し どす黒き欲望抱へ花曇 枯死匂ふ古木の桜鮮烈に

  • 花冷ゑの

    花冷ゑの雨に打たれて吾を棄つ   朧月影踏みをして影嗤ふ   妖しげに咲く桜木に彼の世見る   桜持つその妖艶さ死の匂ひ  

  • 残酷な春

    残酷な春あと何度巡るらむ   朧月吾の未来は霧の中   春の闇地獄のやうに美しく   夜櫻や逃げたる吾は何処いづこにや    

  • IT俳句会へ

    IT俳句会の私のページに飛びます。

  • 不合理を

    不合理を春雨打たれ知る吾は   存在の哀切滲みる櫻花   残酷な春あと何度巡るらむ   朧月AIをして未来摘むこと勿れ

  • 早春の

    早春の寒の戻りに老ひ感じ   桜散り人が死ぬ夜生暖かし   愛おしき貴女と淫靡に春雨の夜   執拗に吾が影嬲る春雨の夜  

  • 交はりて

    交はりて吾立ち上がりし蜃気楼   早春の寒の戻りに老ひ感じ   桜散り人が死ぬ夜生暖かし   愛おしき貴女と淫靡に春雨の夜

  • 頭痛する

    頭痛する頭に浮かぶは闇の春   記憶飛び体調悪く春沈む   何度ぶちのめせばいいのか春一夜   陽炎に何を重ねる似而非人間

  • 坂本龍一

    坂本龍一病に斃れし春半ば

  • 春一番

    春一番心ざわつき闇閉ぢる   うたた寝に魂捨つる朧月   暖かき残酷な春にたぢろぎつ   亡きものと巫山戯た一夜春嵐

  • 陽だまりで

    陽だまりで微睡む吾は夢に溺れる   春一番心ざわつき闇閉ぢる   うたた寝に魂捨つる朧月   暖かき残酷な春にたぢろぎつ

  • 君を追ふ

    吾を追ふほど闇深くなる冬の夜   内に棲む吾ならざる吾何を思ふや   不気味に嗤ふは月影の吾   咳一つ虚しく響く木枯らしの夜

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