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日々これ好日 https://shirane3193.hatenablog.com/

57歳で早期退職。再就職研修中に脳腫瘍・悪性リンパ腫に罹患。治療終了して自分を取り囲む総てのものの見方が変わっていた。普通の日々の中に喜びがある。スローでストレスのない生活をしていこう、と考えている。そんな日々で思う事を書いています。

杜幸
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2023/03/09

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  • 甲斐からの山・山スキーの鍋倉山

    甲斐からの山・山スキーの鍋倉山

    ・鍋倉山 長野県飯山市・新潟県妙高市 1289m わずか海抜にして1289メートルの山だ。関東甲州人にとりわかりやすく書けばそれは丹沢で言えば鍋割山と、奥多摩で言えば大岳山と、富士山エリアでいえば山中湖北岸の大平山と、道志・笹子エリアならば大月市北の扇山と、そんな山々と大して変わらぬ標高になってしまう。 そんな山々も冬は積雪を纏うが雪に埋もれることはない。唯一、2014年は例外だった。その2月14日辺りから南関東から甲信越では雪が降り続いた。記録的豪雪と言う事でその一週間後に試しにと山中湖北岸の大平山をスキーに滑り止めシールを付けて登った。一メートル近い積雪があり低い山ながら山スキーを楽しんだ…

  • カワイイ中年・福之記15

    カワイイ中年・福之記15

    ああ、自分も中年になったな。そう思ったのは四十歳の誕生日だった。少しばかり寂しくややショックでもあった。四十歳などすべてくたびれてしまい、腹が出て息が臭い。そんなただのオヤジだと思っていたのだ。口臭には気を使い仕事中はガムをかんだり息清涼剤カプセルを噛んだりとしていた。しかし腹が出ていることは防げなかった。なにせこの過剰な脂肪には小学生からの歴史があるのだから。 実際四十になって何が変わっただろうか?会社生活では役職が上がったことか。しかし組織と人様を管理し、組織目標を立てて遂行するには今思っても自分では役不足だった。色々悩んだ年代が四十代だった。「四十にして惑わず」とは孔子の言葉だったか。ま…

  • 残照に丹沢

    残照に丹沢

    都心から西に向かう列車に乗った。都心から西に向かう列車とは私鉄以外は東海道線か東海道新幹線か中央線しかない。山梨に住む自分が乗るのは中央線だった。 西日が傾く。それを追うように西に向かう。しかしそれなりの速度で走っていても落ちる太陽に追いつくことは決して出来ない。少しづつ暗くなる。ビルばかりだと思っていた中央線沿いの車窓も気づけばそれは駅の周辺だけで駅間は思ったよりも建物の背が低い。それはそうだ。この辺りは武蔵野なのだから。国木田独歩が歩いたのもこのあたりか。太宰治が愛人とともに自らの終焉の地としてこの辺りを選んだのもたぶん昔ならばわかるように思う。のどかで美しく素朴な田園風景があったことだろ…

  • 憧れ

    憧れ

    車に乗るときはいつも音楽を聴く。クラシックの時も70年代迄のブラックミュージック・ソウルの時もある。今日はロックのフォルダをプレイした。するとあのがむしゃらで直線的で、しかしなぜかノレるスリーピースの音が聞こえてきたのだ。それはギター一本、ベース一本、ドラムス一セット。三人編成はバンドの最低ユニットだろう。歌はギタリストがぶっきらぼうに歌いベースはツボを押さえたハモリを聴かせる。 このバンドに夢中になったのは18歳だった。歯切れ良いリズムのおかげか歌い方なのか英語の歌詞が聞き取りやすい。ロンドンの交通の酷さを揶揄し、若者の考えを理解しない政府、核兵器やフォークランド紛争での厭世観、そんなマーガ…

  • 漏水

    漏水

    「影のない女」、そんなタイトルを目にした時に何を自分は思ったのだろうか。一体どんな女性だろうかと。きっと美しいのだろうと。美しすぎて光を集め、そこに影はないのだろう。しかしこうも解釈できる。まるでヴェールを被ったように彼女の存在は誰にも気づかれない。しかし一旦ヴェールを脱ぐととても美しい・・。人はこんなふうに二律背反した表現方法を目の前にすると、なぜか惹かれるのだ。 影を失くして行動する。となると潜水艦を思い出す。相手に気づかれることもなく密かに海の下を進む。武器は船を沈める魚雷、今なら加えて大陸間弾道ミサイル。影がないくせにハチの一刺しだ。視界の効かない海底をどうやって行先を見つけるのだろう…

  • 積る塵、生まれるノリ

    積る塵、生まれるノリ

    何事もそうだろう。若い頃は集中度が高い。勉強にせよ恋愛にせよ驚くべきパワーで燃焼する。燃焼、緊張、弛緩。そんなサイクルを人間は経る。 バンドの練習は月に1回。ひと月は短くもあるが随分と久しぶりに思えた。練習曲の数は十曲か。親しんできたソウルやロックのイディオムとは違う曲に今回は挑んでいる。新しいことは難しいが見知らぬ楽しみをくれる。今までバンドサウンドに加わったことのない楽器も入るし自分もまた新しい楽器にチャレンジする。 月に一度のスタジオでは前回の決め事も忘れてしまう。終わり方はこうしよう、などと話していたのだが、あれ?っとなる。しかしそれでもみんな無理やり合わせてしまうのでそこは共にプレイ…

  • 生みの苦しみ

    生みの苦しみ

    自分には姪っ子達がいる。姉の娘達だ。その姉は難病にかかり七年前に六十歳を待たずして他界した。今存命ならば自分の母親も今と違う老後を過ごしていたかもしれぬ。それはきっと母にとっては良い事だっただろう。そんな姉が初めの子を産んでからしばらくして彼女に聞いたことがある。それは丁度妻が妊娠した頃だった。「お産はつらいのか?」と。するとこう言うのだった。「痛いのよとても。大きな本当に大きなうんちが出る時みたいよ。」僕はため息をついた。 数日前に友人と会った。盛大な乾杯をして大きく笑った。そしてちょっと、いやかなり暴飲した。暴飲には暴食が伴う。つまりたくさん飲んでたくさん食べた。さすがに若い頃のような量で…

  • 甲斐からの山 町田八王子市境尾根・草戸山

    甲斐からの山 町田八王子市境尾根・草戸山

    ・草戸山 東京都町田市・八王子市 364メートル 2025年4月26日 仲間との山登りで久しぶりに八王子に出かけた。もう引退された会社員時代の上司と、自分達と同じ会社の女性社員との、計四名。上司とは言えいまや上下もない。もちろん人生の先輩として敬意を払っている。何のわだかまりもなくこうして山歩きやその後の飲み会にもご一緒させていただけるのだからありがたい。昔の上司など会いたくなければ会わない。こうしてよく会っているのは彼と会っていて楽しいからだ。また現役の彼女たちの仕事の話も楽しい。 メンバーの中では自分が一番登山歴が長い。と言っても特に山に長けているわけでもなく体力があるわけでもない。むしろ…

  • ママのお弁当

    ママのお弁当

    こんなセリフを今も覚えている。娘がよく言っていた。「ねぇママ、お願いだからさあ、ソース焼きそばをお弁当のおかずにいれるのはやめるか減らしてくれる?」と。 「なんでかなぁ?あれ入れるとお弁当箱のスペースが埋まるし、おなか持ちも良いでしょ」」と意に介さない。ママと呼ばれた小柄な小母さんは気配りはするがあまり細かいことは気にしない、しかもすぐに忘れる。なんでも笑って済ませてしまう。娘は続ける。「あれね、固まるの。お箸さすと団子みたいにボロっと取れるの」 女の子は仲間でお弁当を食べる。その際にポロリとセメントがはがれるように塊で中身が出るのは恥ずかしい。それにかぶりつくのは更に嫌だ、そう娘は心を明かし…

  • さくら吹雪

    さくら吹雪

    「てめえたち言うことはそれだけか?ははぁよくぞそこまでしらを切りやがって。」ざっと着物の右肩を脱ぐとそこには見事な桜吹雪。「おいてめえらいい加減にしろ、みぃんなこの遠山桜がお見通しだぃ。」するとお白洲はざわめき反乱を試みるがすぐに差し押さえられる。北町奉行所は遠山の金さん。この啖呵は一世一代の名場面だ。 なぜ桜吹雪の絵柄を遠山金四郎は彫ったのだろう。牡丹でもよかろうに。 そう言えばこんな歌は誰もが歌った。貴様と俺とは同期の桜と。歌詞はこう続く。咲いた花なら散るのは覚悟 更にこう決める。見事散りましよ 国のため、と。最後のフレーズは今の時代ははて?となる。 双発爆撃機の腹に小さな飛行機がぶら下が…

  • 都会の苦しみ

    都会の苦しみ

    仲間との山登りで久しぶりに八王子に出かけた。会社員時代の上司、そして今も現役の女性陣で計四名だった。四人の中で自分が一番登山歴が長い。といってパーティのリーダーになるほどの才覚も体力もないがいつも何処の山に行くかを企画している。お約束の湯を味わいビールが美味しく飲めることが求められる最優先事項だった。 山は小さなものだが市境尾根を縦走してそれなりの満足顔があった。そして熱い風呂にビールも楽しんだ。 一年前の自分ならとことん付き合う。八王子から自宅までは一時間だったから。しかし自分は横浜から転居し今この駅から百三十キロ西の山梨県の高原に住んでいる。各駅停車で二時間半、特急で一時間半が必要だった。…

  • ボッチめし・一人酒・一人旅

    ボッチめし・一人酒・一人旅

    仕事のない雨の日は思うがままに寝てしまう。いつもは7時半には起きるのだが今日は九時だった。まるで荒井由実の「十二月の雨」の歌詞の通りだった。「♪雨音に気づいて 遅く起きた朝は 未だベッドの中で 半分眠りたい」と。山下達郎と大貫妙子がバックコーラスで参加しているあの歌は、冬の雨の景色に失恋したけれど立ち直ろうとす女性の心象風景がとけこむ様をとても詩的に描いている。こちらは疲れがとれずにただ眠いだけだが。 テレビをつけるとワイドショーで「一人時間の過ごし方」というテーマでの番組が流れていた。女性料理家が話をされていた。途中から見たので全ては分からないが「一人休日を楽しまれていますか?ごきげん」とい…

  • 昭南島

    昭南島

    自分達が結婚した年は湾岸戦争が勃発した。そんなこともありスイスに行こうと思っていた新婚旅行は取りやめた。しかし戦争を理由に戦火に包まれた中東の上空も飛ばないのに渡航を取りやめるとは全く今思えばナンセンスだった。その翌年に香港とシンガポールに旅行をした。どちらも出張で何度か行っていたので自分にとって不安のない街と言う事もあったのだろう。 太平洋戦争やヨーロッパでの戦闘などにフォーカスをあてたサンケイ出版が出していた第二次世界大戦ブックスシリーズを愛読していた自分にはシンガポールとは沼南島だった。戦時中にそう呼ばれていた。そこは開戦前までは英国の占領下にあったが開戦と共に帝国陸軍はマレー半島に上陸…

  • リハビリの一振り

    リハビリの一振り

    友人と芝刈りに出かけた。「どこ行ったの?日焼けしているね!」「ちょっと芝刈りへ」といった具合に芝刈りと言う言葉は使われる。道具には刃がついているわけではないので芝は刈れないけれど、地面とその上に生えている芝をこすってしまう事はある。上手い方なら芝と下土が綺麗に取れてターフを取ると言うが、そうはいかない。しかしそれがまあ芝刈りという隠語の謂れだろう。 雨で何度か予定変更がありようやくその日を迎えた。友人は足の関節の手術をしてからコロナもあり二年間ブランクが開いたという。そのせいか彼はとにかく今日の日を迎えたくして仕方なかったように思えた。 コース上にはミツバツツジが盛りで春の山の風景だった。朝の…

  • 或るセンサー

    或るセンサー

    夜道を歩いている。見知らぬ人の玄関の前を歩くと灯りがつく。悪意はありませんよ、いつもの道なのだけどとさりげなく通り過ぎるが、見張られているようで嫌だ。エレベーターが閉まりそうだ。慌てて駆け込むと扉は開く。ありがたい。スマートフォンやモバイルバッテリなどを充電中にオーバーヒートを起こすと発火せぬか?しかしなぜか火は出ずに機器の電源が落ちる。 動きを検知してスイッチが入る。電流値を検知してサーミスタが回路の抵抗値が増やす。さようにさまざまな種類のセンサー等があるおかげで家電製品も無事に動作し街の生活でも安全快適に過ごせるわけだ。電気用品安全法をクリアした製品はPSEマークを示すことが出来る。これな…

  • スギナ十字軍

    スギナ十字軍

    ドイツはバイエルン。ミュンヘン中央駅から北北東へ区間快速・レギオで一時間半だろうか。ある街がある。第二次世界大戦中そこにはドイツ空軍の主力戦闘機であるメッサーシュミットの工場があった。日本の群馬がそうであったように航空機の工場はまずは敵空軍の最初の攻撃対象になり徹底的に破壊される。この街にもまた米陸軍のB17が飛来してきた。 工場はもしかしたら市街地を離れていたのかもしれない。十四世紀からのステンドグラスも残る大聖堂もよくぞ戦火を逃れたものだ。アルトシュタットはまさに旧市街のそのままで時が止まった様だった。ドナウ川の流れる石造りの橋のたもとに同じく石造りの飲み屋がある。そこは小さな店でメニュー…

  • 折れたトラスロッド

    折れたトラスロッド

    自宅から車で五分。海抜千メートルの等高線のあたりにはペンション村もあれば鉄板焼き屋や和食屋も点在している。辺りはカラマツと広葉樹の森だ。そんなペンションの一軒に車を停めた。今日はそこでフルートにバックバンドがついてのジャズライブがある。ソロのフルート奏者ではなくプロのジャズフルート奏者のお弟子さんたちがプロのバンドをバックに師匠と共に演奏するという、なかなか面白い企画だった。知らなかったが自分が移住した高原の地で十年以上続いているという演奏会だった。 なぜそこに行ったのか?それは自分がベースギターの個人レッスンを受けた師匠がそこに参加されるという案内をSNSを通じてご本人から頂いたからだった。…

  • 全国銘菓

    全国銘菓

    旅行に行く。JRの駅・高速道路のSA/PA、そして道の駅に足が止まる。お菓子とお土産そしてJR駅売店にはビール。さすがに高速道路と道の駅にはビールはないが、代わりに目覚ましドリンクがあるだろう。そして一角に目が行く。銘菓コーナーだ。土地のお菓子。それはその土地の、その旅の記憶として残る。 さてどんな銘菓を僕は知っているだろう。今あったら買うだろう銘菓はなんだろう。 北から行こう。白い恋人、六花亭バターサンド、南部煎餅、カモメの玉子、ままどおる、萩の月、白松がもなか、ずんだ餅、東京ばな奈、ナボナ、鳩サブレ、ありあけのハーバー、こっこ、うなぎパイ、信玄餅、雷鳥の里、もみじ饅頭、ひよ子・・。せいぜい…

  • 東京に来たトレーシー

    東京に来たトレーシー

    まずは木戸銭だよ。千円な。まるで胴元のように彼は手を出すのだ。ハイハイと薄い財布から貴重な伊藤博文を一枚出した。バイトで稼いだ数枚の札から一枚なくなるのは残念だが魔物のような誘惑には勝てない。 彼の部屋は台所、風呂とトイレそして二部屋あっただろうか。それは学生アパートではなく古びた一軒家でトイレはポットン式だった。そこに大きなラックがあり当時最先端のレーザーディスク、そしてビデオデッキ、立派なオーディオがあったように思う。もしかしたらオープンデッキもあったかもしれない。オーディオ・ビデオの鑑賞室でもあった。 さて何を聞くのか。彼はビートルズのファンでありチェリーサンバーストのレスポールモデルを…

  • 城壁を登った日

    城壁を登った日

    人間六十年生きても、どうしても肌があう人もいればそうでない人もいる。肌が合わぬ人は時に嫌な人に思える。はてこれまで何人距離を置きたい人、苦手な人がいただろうか。 子供の頃はスポーツマンが苦手だった。小太りの少年にとって一番苦手なのが運動だったからだ。中学から高校にかけてはスポーツマンに加えイケている不良が苦手に思えた。怖かったのだろうか。大学生になり、アイビーを着こなしサーフボードを手にする学生が周りに出てきた。何を話したらよいのかが分からなかった。 うらやましさの裏にあったの妬みだった。そんな心はどうせ自分なぞ何をやっても無駄だ、という諦めに至るのだった。 社会人では課なり部なりというような…

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