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  • 【増田俊也】『七帝柔道記』についての解説と感想

    本記事では増田俊也さんの小説『七帝柔道記』を紹介します。 七帝柔道記 あらすじ 主な登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 七帝柔道記 著者:増田俊也 出版社:KADOKAWA ページ数:640ページ 読了日:2024年3月22日 満足度:★★★★★ 増田俊也さんの『七帝柔道記』。 北海道大学柔道部が舞台の、増田俊也さんの自伝的小説。 一丸さんの作画で漫画化されている。 あらすじ 名古屋旭丘高校柔道部の増田俊也は、 名古屋大学柔道部が近隣の進学校を集めて開いた大会に参加した際に 名大部員達から名大柔道部に入って欲しいと誘われる。 名大部の主将から紹介された井上靖の『北の海』を読んで、…

  • 【東野圭吾】『マスカレード・イブ』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『マスカレード・イブ』を紹介します。 マスカレードシリーズの二作目である。 マスカレード・イブ ・それぞれの仮面 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・ルーキー登場 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・仮面と覆面 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・マスカレード・イブ あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 マスカレード・イブ 著者:東野圭吾 出版社:集英社 ページ数:336ページ 読了日:2024年3月19日 満足度:★★☆☆☆ 東野圭吾さんの『マスカレード・イブ』。 マスカレードシリーズの第二弾、四篇収録の短編集。 『マスカレード・ホテル』…

  • 【宮島未奈】『成瀬は信じた道をいく』についての解説と感想

    本記事では宮島未奈さんの小説『成瀬は信じた道をいく』を紹介します。 成瀬シリーズの二作目である。 成瀬は信じた道をいく ときめきっ子タイム あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 成瀬慶彦の憂鬱 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 やめたいクレーマー あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 コンビーフはうまい あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 探さないでください あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 成瀬は信じた道をいく 著者:宮島未奈 出版社:新潮社 ページ数:208ページ 読了日:2024年3月16日 満足度:★★★☆☆ 宮島未奈さんの『成瀬は信じた道をいく』。 成瀬シリ…

  • 【まさきとしか】『彼女が最後に見たものは』についての解説と感想

    本記事ではまさきとしかさんの小説『彼女が最後に見たものは』を紹介します。 三ツ矢&田所刑事(パスカル)シリーズの二作目である。 彼女が最後に見たものは あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 彼女が最後に見たものは 著者:まさきとしか 出版社:小学館 読了日:2024年3月13日 ページ数:432ページ 満足度:★★☆☆☆ まさきとしかさんの『彼女が最後に見たものは』。 三ツ矢&田所刑事(パスカル)シリーズの第二弾。 あらすじ クリスマスイブの夜、女性の遺体が新宿区の空きビルの一階で発見された。 五十代から六十代と思われる女性の着衣は乱れていて、身元は不明。 その女性の指紋…

  • 【東野圭吾】『マスカレード・ホテル』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『マスカレード・ホテル』を紹介します。 マスカレードシリーズの一作目である。 マスカレード・ホテル あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 マスカレード・ホテル 著者:東野圭吾 出版社:集英社 ページ数:520ページ 読了日:2024年3月10日 満足度:★★☆☆☆ 東野圭吾さんの『マスカレード・ホテル』。 マスカレードシリーズの第一弾。 木村拓哉さん主演で映画化されている。 あらすじ 都内で三件の殺人事件が起きた。 事件現場に残された不可解な暗号から、連続殺人事件として捜査されることになった。 その残された暗号を解読した結果、 次の犯行場所が都…

  • 【伊坂幸太郎】『重力ピエロ』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『重力ピエロ』を紹介します。 重力ピエロ あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 重力ピエロ 著者:伊坂幸太郎 出版社:新潮社 ページ数:485ページ 読了日:2024年3月7日 満足度:★★★☆☆ 伊坂幸太郎さんの『重力ピエロ』。 「このミステリーがすごい!2004年版」3位。 2009年に加瀬亮さんと岡田将生さん主演で映画化されている。 あらすじ 和泉と春の兄弟と優しい父と美しい母の家族には、過去に辛い出来事があった。 和泉と春が大人になった頃、仙台市内で連続放火事件が発生する。 春は和泉の会社が放火に遭うかもしれないので、気をつけた方がい…

  • 【横山秀夫】『クライマーズ・ハイ』についての解説と感想

    本記事では横山秀夫さんの小説『クライマーズ・ハイ』を紹介します。 クライマーズ・ハイ あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 クライマーズ・ハイ 著者:横山秀夫 出版社:文藝春秋社 ページ数:480ページ 読了日:2024年3月4日 満足度:★★★★★ 横山秀夫さんの『クライマーズ・ハイ』。 2005年12月にNHKでテレビドラマ化と2008年に映画化されている。 「このミステリーがすごい!2004年版」国内編7位。 あらすじ 群馬県の地元紙「北関東新聞」の本社詰め遊軍記者の悠木和雅は、 同僚の販売局の安西耿一郎に誘われて、谷川岳の衝立山を登攀する予定であった。 しかし、退…

  • 【伊坂幸太郎】『陽気なギャングが地球を回す』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『陽気なギャングが地球を回す』を紹介します。 陽気なギャングシリーズの一作目である。 陽気なギャングが地球を回す あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 陽気なギャングが地球を回す 著者:伊坂幸太郎 出版社:祥伝社 ページ数:400ページ 読了日:2024年3月1日 満足度:★★★☆☆ 伊坂幸太郎さんの『陽気なギャングが地球を回す』。 陽気なギャングシリーズの第一弾である。 大沢たかおさん主演で2006年に映画化されている。 また漫画化もされている。 あらすじ どんな嘘も見抜く特殊能力の持ち主・成瀬、 立て板に水の演説で聴衆を煙に巻く・響野、 …

  • 【東野圭吾】『沈黙のパレード』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『沈黙のパレード』を紹介します。 ガリレオシリーズの九作目である。 沈黙のパレード あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 沈黙のパレード 著者:東野圭吾 出版社:文藝春秋社 ページ数:496ページ 読了日:2024年2月27日 東野圭吾さんの『沈黙のパレード』。 ガリレオシリーズの第九弾。 福山雅治さん主演で映画化されている。 あらすじ 静岡県のゴミ屋敷の焼け跡から二体の遺体が発見された。 一体は屋敷の主の蓮沼芳恵で、 もう一体は、三年前に東京都菊野市で行方不明になった女性・並木佐織と判明する。 蓮沼芳恵の息子の蓮沼寛一は、二十三年前の少女殺害…

  • 【まさきとしか】『あの日、君は何をした』についての解説と感想

    本記事ではまさきとしかさんの小説『あの日、君は何をした』を紹介します。 あの日、君は何をした あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 あの日、君は何をした 著者:まさきとしか 出版社:小学館 読了日:2024年2月24日 ページ数:368ページ 満足度:★★☆☆☆ まさきとしかさんの『あの日、君は何をした』。 あらすじ 北関東の前林市で暮らす主婦の水野いづみは、 夫と娘と息子と平凡ながらも幸せに暮らしていた。 そんないづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の犯人に間違われて、 事故死したことによって一変してしまう。 大樹が深夜に家を抜け出して、警察から逃げたのは何故なのか?…

  • 【横山秀夫】『半落ち』についての解説と感想

    本記事では横山秀夫さんの小説『半落ち』を紹介します。 半落ち あらすじ 主な登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 半落ち 著者:横山秀夫 出版社:講談社 ページ数:360ページ 読了日:2024年2月21日 満足度:★★★★★ 横山秀夫さんの『半落ち』。 「このミステリーがすごい!2003年版」1位、 「2002「週刊文春」ミステリベスト10」1位の二冠を達成した。 また映画化とテレビドラマ化もされている。 あらすじ 現職警察官の梶聡一郎が病苦の妻・啓子を殺害し、自首してきた。 W県警本部捜査第一課の強行犯指導官の志木和正は、 連続少女暴行事件の捜査を担当していた。 犯人の身柄確保…

  • 【伊坂幸太郎】『ラッシュライフ』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『ラッシュライフ』を紹介します。 ラッシュライフ あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 ラッシュライフ 著者:伊坂幸太郎 出版社:新潮社 ページ数:469ページ 読了日:2024年2月18日 満足度:★★★★★ 伊坂幸太郎さんの『ラッシュライフ』。 2009年に映画化されている。 あらすじ 新進気鋭の女性画家志奈子と志奈子を振り回す拝金主義者の画商戸田、 独自の美学を持つ空き巣専門の泥棒の黒澤、 新興宗教の教祖にひかれている学生の河原崎と幹部の塚本、 お互いの配偶者を殺す計画を実行に移そうとする 精神科医の京子とサッカー選手の青山、 四十社連…

  • 【浅倉秋成】『俺ではない炎上』についての解説と感想

    本記事では浅倉秋成さんの小説『俺ではない炎上』を紹介します。 俺ではない炎上 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 俺ではない炎上 著者:浅倉秋成 出版社:双葉社 ページ数:429ページ(単行本) 読了日:2024年2月12日 満足度:★★★☆☆ 浅倉秋成さんの『俺ではない炎上』。 『このミステリーがすごい!』2023年版国内編19位。 あらすじ Twitterに遺体の写真付きで殺人をほのめかしている投稿が、 リツイートをきっかけに拡散する。 アカウント主は大手住宅販売会社の営業部長の山縣泰介と判明する。 インターネットに疎い山縣は人違いだと当初は楽観視していたが、 その…

  • 【伊坂幸太郎】『オーデュボンの祈り』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『オーデュボンの祈り』を紹介します。 オーデュボンの祈り あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 オーデュボンの祈り 著者:伊坂幸太郎 出版社:新潮社 ページ数:464ページ 読了日:2024年2月9日 満足度:★★★★☆ 伊坂幸太郎さんの『オーデュボンの祈り』。 伊坂幸太郎さんのデビュー作。 2000年の第五回新潮ミステリー倶楽部賞受賞。 あらすじ 伊藤はコンビニで強盗を試みるも失敗し、逃走していたが、 気がつくと見知らぬ島にいた。 その島は、荻島といって江戸時代以来外界から鎖国をしているという。 荻島には嘘しか言わない画家や、島の法律として…

  • 【荻原浩】『砂の王国(下)』についての解説と感想

    本記事では荻原浩さんの小説『砂の王国』を紹介します。 砂の王国(下) あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 砂の王国(下) 著者:荻原浩 出版社:講談社 読了日:2024年2月6日 ページ数:下巻496ページ 満足度:★★★★☆ 荻原浩さんの『砂の王国』。 『砂の王国』は三章で構成されていて、 下巻には第二章の後半と第三章が収録されている。 あらすじ 元証券マンでホームレスの山崎遼一が占い師の錦織龍斎と 長身美形のホームレス青年・仲村健三と立ち上げた「大地の会」は、 山崎遼一の設計図通りに発展していく。 それどころか会員たちの熱狂は思惑を超えて膨れ上がっていく。 登場人物…

  • 【荻原浩】『砂の王国(上)』についての解説と感想

    本記事では荻原浩さんの小説『砂の王国(上)』を紹介します。 砂の王国(上) あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 砂の王国(上) 著者:荻原浩 出版社:講談社 読了日:2024年2月3日 ページ数:上巻496ページ 満足度:★★★★☆ 荻原浩さんの『砂の王国』。 『砂の王国』は三章で構成されていて、 上巻には第一章と第二章の前半が収録されている。 あらすじ 大手証券会社に勤めていた山崎遼一はマンションの家賃が重圧となり、 消費者金融の取り立てから逃げ回ることに疲れて都心のマンションを捨てて、 ネットカフェに寝泊まりするようになった。 親しくなった青年タジマに現金を盗まれて…

  • 【東野圭吾】『雪煙チェイス』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『雪煙チェイス』を紹介します。 スキー場シリーズ(白銀ジャックシリーズ)の三作目である。 雪煙チェイス あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 雪煙チェイス 著者:東野圭吾 出版社:実業之日本社 ページ数:416ページ 読了日:2024年1月31日 東野圭吾さんの『雪煙チェイス』。 スキー場シリーズ(白銀ジャックシリーズ)の第三弾である。 あらすじ 東京都三鷹市N町の一軒家で福丸陣吉という老人が殺される事件が発生した。 大学生の脇坂竜美は、以前に福丸家の犬の散歩のアルバイトをしていたこともあり、 強盗殺人の容疑をかけられてしまう。 このことを知っ…

  • 【阿津川辰海】『午後のチャイムが鳴るまでは』についての解説と感想

    本記事では阿津川辰海さんの小説『午後のチャイムが鳴るまでは』を紹介します。 午後のチャイムが鳴るまでは ・第一話 RUN! ラーメン RUN! あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・第二話 いつになったら入稿完了? あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・第三話 賭博師は恋に舞う あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・第四話 占いの館へおいで あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・第五話 過去からの挑戦 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 午後のチャイムが鳴るまでは 著者:阿津川辰海 出版社:実業之日本社 ページ数:384ページ 読了日:2024年1月28日 阿津川辰海…

  • 【東野圭吾】『疾風ロンド』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『疾風ロンド』を紹介します。 スキー場シリーズ(白銀ジャックシリーズ)の二作目である。 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 疾風ロンド 著者:東野圭吾 出版社:実業之日本社 ページ数:400ページ 読了日:2024年1月25日 東野圭吾さんの『疾風ロンド』。 スキー場シリーズ(白銀ジャックシリーズ)の第二弾である。 阿部寛さん主演で2016年に映画化されている。 あらすじ 泰鵬大学医科学研究所の研究員の葛原克也は 遺伝子操作によってワクチンが効かなくなった炭疽菌・『K-55』を作り出した。 しかし危険な生物兵器を独断で開発したのがばれて大学を…

  • 【米澤穂信】『クドリャフカの順番』についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの小説『クドリャフカの順番』を紹介します。 古典部シリーズの三作目である。 クドリャフカの順番 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 クドリャフカの順番 著者:米澤穂信 出版社:KADOKAWA ページ数:400ページ 読了日:2024年1月22日 米澤穂信さんの『クドリャフカの順番』。 古典部シリーズの第三弾である。 『氷菓』のタイトルでアニメ化と漫画化がされている。 あらすじ 神山高校で待望の文化祭『カンヤ祭』がはじまった。 だが、折木奉太郎が所属する古典部では、トラブルが発生していて、 出品する文集『氷菓』を大量に作りすぎてしまった。 そのため…

  • 【東野圭吾】『白銀ジャック』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『白銀ジャック』を紹介します。 スキー場シリーズ(白銀ジャックシリーズ)の一作目である。 白銀ジャック あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 白銀ジャック 著者:東野圭吾 出版社:実業之日本社 ページ数:416ページ 読了日:2024年1月19日 東野圭吾さんの『白銀ジャック』。 スキー場シリーズ(白銀ジャックシリーズ)の第一弾である。 2014年に渡辺謙さん主演でテレビドラマ化されている。 あらすじ 年の瀬の新月高原スキー場に、 「積雪量たっぷりのゲレンデの下にタイマー付きの爆発物を仕掛けた。 3000万円を用意すること。」という脅迫状が届い…

  • 【浅倉秋成】『六人の嘘つきな大学生』についての解説と感想

    本記事では浅倉秋成さんの小説『六人の嘘つきな大学生』を紹介します。 六人の嘘つきな大学生 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 六人の嘘つきな大学生 著者:浅倉秋成 出版社:KADOKAWA ページ数:368ページ 読了日:2024年1月16日 浅倉秋成さんの『六人の嘘つきな大学生』。 「ミステリが読みたい!2022年版」国内編8位、 「このミステリーがすごい!2022年版」国内編8位、 「2021「週刊文春」ミステリベスト10」国内部門6位。 あらすじ IT企業のスピラリンクスが満を持して新卒総合職の採用を開始し、 最終選考に残ったのは六人の大学生。 人事部長から六人の…

  • 【今村昌弘】『でぃすぺる』についての解説と感想

    本記事では今村昌弘さんの小説『でぃすぺる』を紹介します。 でぃすぺる あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 でぃすぺる 著者:今村昌弘 出版社:文藝春秋社 ページ数:440ページ 読了日:2024年1月13日 今村昌弘さんの『でぃすぺる』。 ジュブナイル×オカルト×本格ミステリ。 「ミステリが読みたい!2024年版」19位。 あらすじ オカルト好きの小学六年生の木島悠介(ユースケ)は、 二学期のはじめにクラス内の係決めの際に、掲示係に立候補する。 掲示係になれば、自由に壁新聞を作ることができ、都市伝説や心霊現象を中心にした、 オカルト記事のコーナーを作ることができると考え…

  • 【東野圭吾】『禁断の魔術』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『禁断の魔術』を紹介します。 ガリレオシリーズの八作目である。 禁断の魔術 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 禁断の魔術 著者:東野圭吾 出版社:文藝春秋社 ページ数:294ページ 読了日:2024年1月9日 東野圭吾さんの『禁断の魔術』。 単行本『禁断の魔術 ガリレオ8』所収の「猛射つ」を大幅に加筆・改稿したもの。 福山雅治さん主演で映像化されている。 あらすじ ある日、フリーライターの長岡修が殺される事件が発生した。 捜査の結果、容疑者として浮上したのは古芝伸吾。 伸吾は高校の物理研究会で湯川学の後輩で、湯川から科学を学び、 その魅力に…

  • 【米澤穂信】『巴里マカロンの謎』についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの小説『巴里マカロンの謎』を紹介します。 小市民シリーズの四作目である。 巴里マカロンの謎 ・巴里マカロンの謎 あらすじ ネタバレありの感想 ・紐育チーズケーキの謎 あらすじ ネタバレありの感想 ・伯林あげぱんの謎 あらすじ ネタバレありの感想 ・花府シュークリームの謎 あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 巴里マカロンの謎 著者:米澤穂信 出版社:東京創元社 ページ数:304ページ 読了日:2024年1月6日 米澤穂信さんの『巴里マカロンの謎』。 小市民リーズの第四弾で、四篇収録の連作短編集。 小鳩君と小佐内さんの高校一年の二学期から三学期の出来事が描かれている…

  • 【東野圭吾】『あなたが誰かを殺した』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『あなたが誰かを殺した』を紹介します。 加賀恭一郎シリーズの第十二作目にあたる作品です。 あなたが誰かを殺した あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 あなたが誰かを殺した 著者:東野圭吾 出版社:講談社 ページ数:312ページ(単行本) 読了日:2024年1月4日 東野圭吾さんの『あなたが誰かを殺した』。 加賀恭一郎シリーズの第十二弾で、長編になっている。 「このミステリーがすごい!2024年版」の3位。 あらすじ 閑静な別荘地で、夏には近隣の別荘の持ち主たちが集まって バーベキュー・パーティーをするのが毎年の恒例になっていた。 しかし、この催…

  • 【米澤穂信】『秋期限定栗きんとん事件』についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの小説『秋期限定栗きんとん事件』を紹介します。 小市民シリーズの三作目である。 秋期限定栗きんとん事件 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 秋期限定栗きんとん事件 著者:米澤穂信 出版社:東京創元社 ページ数:上巻:254ページ 下巻:242ページ 読了日:上巻:2023年12月30日 下巻:2024年1月1日 米澤穂信さんの『秋期限定栗きんとん事件』。 小市民シリーズの第三弾で、上下巻で構成されたシリーズ初の長編になっている。 小鳩君と小佐内さんの高校二年の秋から三年の秋の一年間の出来事が描かれている。 「このミステリーがすごい!2010年版」1…

  • 【青崎有吾】『地雷グリコ』についての解説と感想

    本記事では青崎有吾さんの小説『地雷グリコ』を紹介します。 地雷グリコ ・地雷グリコ あらすじ ネタバレありの感想 ・坊主衰弱 あらすじ ネタバレありの感想 ・自由律ジャンケン あらすじ ネタバレありの感想 ・だるまさんがかぞえた あらすじ ネタバレありの感想 ・フォールーム・ポーカー あらすじ ネタバレありの感想 ・エピローグ ネタバレありの感想 登場人物 総評 地雷グリコ 著者:青崎有吾 出版社:KADOKAWA ページ数:352ページ 読了日:2023年12月28日 青崎有吾さんの『地獄グリコ』。 勝負事にやたら強い女子高生・射守矢真兎が風変わりなゲームに挑むのを描いた、 五篇収録の連作短…

  • 【東野圭吾】『虚像の道化師』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『虚像の道化師』を紹介します。 ガリレオシリーズの七作目である。 虚像の道化師 第一章 幻惑す(まどわす) あらすじ ネタバレありの感想 第二章 透視す(みとおす) あらすじ ネタバレありの感想 第三章 心聴る(きこえる) あらすじ ネタバレありの感想 第四章 曲球る(まがる) あらすじ ネタバレありの感想 第五章 念波る(おくる) あらすじ ネタバレありの感想 第六章 偽装う(よそおう) あらすじ ネタバレありの感想 第七章 演技る(えんじる) あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 虚像の道化師 著者:東野圭吾 出版社:文藝春秋社 ページ数:475ページ …

  • 【伊坂幸太郎】『死神の精度』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『死神の精度』を紹介します。 死神シリーズの一作目です。 死神の精度 ・死神の精度 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・死神と藤田 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・吹雪に死神 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・恋愛で死神 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・旅路を死神 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・死神対老女 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 死神の精度 著者:伊坂幸太郎 出版社:文藝春秋社 ページ数:345ページ 読了日:2023年12月18日 伊坂幸太郎さんの『死神の精度』。 六篇収録の連作短編集で、死神・…

  • 【東野圭吾】『真夏の方程式』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『真夏の方程式』を紹介します。 ガリレオシリーズの六作目である。 真夏の方程式 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 真夏の方程式 著者:東野圭吾 出版社:文藝春秋社 ページ数:463ページ 読了日:2023年12月14日 東野圭吾さんの『真夏の方程式』。 ガリレオシリーズの第六弾で、長編としては三作目。 「2011「週刊文春」ミステリベスト10」の9位。 福山雅治さん主演で映画化がされている。 あらすじ 夏休みを玻璃ヶ浦にある叔母一家が経営する旅館で過ごすことになった 小学校五年生の柄崎恭平は、玻璃ヶ浦に向かう電車の中で湯川学に出会う。 湯川…

  • 【横山秀夫】『真相』についての解説と感想

    本記事では横山秀夫さんの小説『真相』を紹介します。 真相 ・真相 あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・18番ホール あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・不眠 あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・花輪の海 あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・他人の家 あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 総評 真相 著者:横山秀夫 出版社:双葉社 ページ数:341ページ 読了日:2023年12月10日 横山秀夫さんの『真相』。 五篇収録の短編集。 ・真相 あらすじ 十年前に息子を殺された篠田佳男は、警察からの電話で犯人が逮捕されたことを知る。 逮捕された男は、篠田の…

  • 【東野圭吾】『天使の耳』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『天使の耳』を紹介します。 天使の耳 ・天使の耳 あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・分離帯 あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・危険な若葉 あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・通りゃんせ あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・捨てないで あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・鏡の中で あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 総評 天使の耳 著者:東野圭吾 出版社:講談社 ページ数:284ページ 読了日:2023年12月6日 東野圭吾さんの『天使の耳』。 実業之日本社より刊行された『交通警察の夜』を改題した作品。 交…

  • 2023年面白かった小説ベスト10

    こんにちは。 本記事では2023年(12月2日までに)に読んだ小説の中から、 面白かった小説ベスト10を発表します。 過去に発売された本や一度読んだこともある本も含めて、 私が2023年に読んだ小説の中からベスト10を選んでみました。 1位『マリアビートル』伊坂幸太郎 2位『悪意』東野圭吾 3位『方舟』夕木春央 4位『第三の時効』横山秀夫 5位『屍人荘の殺人』今村昌弘 6位『逆ソクラテス』伊坂幸太郎 7位『希望の糸』東野圭吾 8位『笑う警官』佐々木譲 9位『リバー』奥田英朗 10位『押入れのちよ』荻原浩 1位『マリアビートル』伊坂幸太郎 1位は伊坂幸太郎さんの『マリアビートル』。 東北新幹線の…

  • 【米澤穂信】『可燃物』についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの小説『可燃物』を紹介します。 可燃物 ・崖の下 あらすじ ネタバレありの感想 ・ねむけ あらすじ ネタバレありの感想 ・命の恩 あらすじ ネタバレありの感想 ・可燃物 あらすじ ネタバレありの感想 ・本物か あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 可燃物 著者:米澤穂信 出版社:文藝春秋社 ページ数:280ページ 読了日:2023年12月2日 米澤穂信さんの『可燃物』。 群馬県警の葛警部が主人公の警察小説で、五篇収録の連作短編集。 「ミステリが読みたい!2024年版」、「このミステリーがすごい!2024年版」、 「2023「週刊文春」ミステリベスト10」の三冠を達…

  • 【佐々木譲】『廃墟に乞う』についての解説と感想

    本記事では佐々木譲さんの小説『廃墟に乞う』を紹介します。 廃墟に乞う ・オージー好みの村 あらすじ ネタバレありの感想 ・廃墟に乞う あらすじ ネタバレありの感想 ・兄の想い あらすじ ネタバレありの感想 ・消えた娘 あらすじ ネタバレありの感想 ・博労沢の殺人 あらすじ ネタバレありの感想 ・復帰する朝 あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 廃墟に乞う 著者:佐々木譲 出版社:文藝春秋社 ページ数:366ページ 読了日:2023年11月29日 佐々木譲さんの『廃墟に乞う』。 直木賞受賞作。 ・オージー好みの村 あらすじ 任務がもとで心身を耗弱し休職した北海道警察の刑事・仙道孝司。 仙…

  • 【伊坂幸太郎】『777 トリプルセブン』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『777 トリプルセブン』を紹介します。 殺し屋シリーズの四作目です。 777 トリプルセブン あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 777 トリプルセブン 著者:伊坂幸太郎 出版社:KADOKAWA(単行本) ページ数:296ページ 読了日:2023年11月26日 伊坂幸太郎さんの『777 トリプルセブン』。 殺し屋シリーズの第四弾で、 『マリアビートル』に登場した天道虫こと七尾が再び登場する長編。 「このミステリーがすごい!2024年版」15位。 あらすじ ツキに見放された殺し屋の「天道虫」こと七尾。 七尾はウィントンパレスホテルに宿泊中…

  • 【伊坂幸太郎】『PK』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『PK』を紹介します。 PK ・PK あらすじ 登場人物 ・超人 あらすじ 登場人物 ・密室 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 PK 著者:伊坂幸太郎 出版社:講談社 ページ数:272ページ 読了日:2023年11月22日 伊坂幸太郎さんの『PK』。 「PK」「超人」「密使」の中編が三篇収録されている。 ・PK あらすじ 大臣は秘書官に調査を依頼する。 その依頼とは、十年前のフランスワールドカップの最終予選の対イラク戦、 小津選手はなぜPKを決めることができたのか? 登場人物 Aに登場 ・小津:サッカー日本代表のエース。 ・宇野:サッカー…

  • 【横山秀夫】『ルパンの消息』についての解説と感想

    本記事では横山秀夫さんの小説『ルパンの消息』を紹介します。 ルパンの消息 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 ルパンの消息 著者:横山秀夫 出版社:光文社 ページ数:386ページ 読了日:2023年11月19日 横山秀夫さんの『ルパンの消息』。 サントリーミステリー大賞佳作を受賞。 ノベルス刊行にあたり加筆と修正されている。 2008年に映像化されている。 あらすじ 忘年会に参加していた警察署の署長の後閑耕造のもとに、 十五年前に自殺として処理された女性教師の墜落死は、 他殺の疑い濃厚との有力情報が届く。 当時、教え子の三人が「ルパン作戦」と称して深夜の学校に忍び込んで…

  • 【東野圭吾】『しのぶセンセにサヨナラ』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『しのぶセンセにサヨナラ』を紹介します。 浪花少年探偵団シリーズの二作目である。 しのぶセンセにサヨナラ[新装版] ・しのぶセンセは勉強中 あらすじ ネタバレありの感想 ・しのぶセンセは暴走族 あらすじ ネタバレありの感想 ・しのぶセンセの上京 あらすじ ネタバレありの感想 ・しのぶセンセは入院中 あらすじ ネタバレありの感想 ・しのぶセンセの引っ越し あらすじ ネタバレありの感想 ・しのぶセンセの復活 あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 しのぶセンセにサヨナラ[新装版] 著者:東野圭吾 出版社:講談社 ページ数:368ページ 読了日:2023年11月15…

  • 【宮部みゆき】『淋しい狩人』についての解説と感想

    本記事では宮部みゆきさんの小説『淋しい狩人』を紹介します。 淋しい狩人 ・六月は名ばかりの月 あらすじ ネタバレありの感想 ・黙って逝った あらすじ ネタバレありの感想 ・詫びない年月 あらすじ ネタバレありの感想 ・うそつき喇叭 あらすじ ネタバレありの感想 ・歪んだ鏡 あらすじ ネタバレありの感想 ・淋しい狩人 あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 淋しい狩人 著者:宮部みゆき 出版社:新潮社 ページ数:329ページ 読了日:2023年11月12日 宮部みゆきさんの『淋しい狩人』。 古書店を舞台にした六編収録の連作短編集。 表題作の「淋しい狩人」が映像化されている。 ・六月は名ばか…

  • 【東野圭吾】『浪花少年探偵団』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『浪花少年探偵団』を紹介します。 浪花少年探偵団シリーズの一作目である。 浪花少年探偵団[新装版] ・しのぶセンセの推理 あらすじ ネタバレありの感想 ・しのぶセンセと家なき子 あらすじ ネタバレありの感想 ・しのぶセンセのお見合い あらすじ ネタバレありの感想 ・しのぶセンセのクリスマス あらすじ ネタバレありの感想 ・しのぶセンセを仰げば尊し あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 浪花少年探偵団[新装版] 著者:東野圭吾 出版社:講談社 ページ数:368ページ 読了日:2023年11月9日 東野圭吾さんの『浪花少年探偵団』。 浪花少年探偵団シリーズの第一…

  • 【伊坂幸太郎】『サブマリン』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『サブマリン』を紹介します。 陣内シリーズ二作目である。 サブマリン あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 サブマリン 著者:伊坂幸太郎 出版社:講談社 ページ数:352ページ 読了日:2023年11月6日 伊坂幸太郎さんの『サブマリン』。 陣内シリーズの第二弾で、長編になっている。 あらすじ 家庭裁判所調査官の武藤は異動先で主任になった陣内と同じ「組」になる。 ネット脅迫者を脅迫した事件で試験観察中の小山田俊は、 ネット脅迫で実際に小学校で事件を起こす可能性のある「本物」の話を武藤にする。 また、十九歳の棚岡佑真が無免許で速度超過で歩道に突…

  • 【荻原浩】『月の上の観覧車』についての解説と感想

    本記事では荻原浩さんの小説『月の上の観覧車』を紹介します。 月の上の観覧車 ・トンネル鏡 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・上海租界の魔術師 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・レシピ あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・金魚 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・チョコチップミントをダブルで あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・ゴミ屋敷モノクローム あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・胡瓜の馬 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・月の上の観覧車 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 月の上の観覧車 著者:荻原浩 出版社:新潮社 ページ数:35…

  • 【東野圭吾】『聖女の救済』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『聖女の救済』を紹介します。 ガリレオシリーズの五作目である。 聖女の救済 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 聖女の救済 著者:東野圭吾 出版社:文藝春秋社 ページ数:432ページ 読了日:2023年10月29日 東野圭吾さんの『聖女の救済』。 ガリレオシリーズ第五弾で、『ガリレオの苦悩』と同時に刊行された。 ガリレオシリーズ二作目の長編になる。 福山雅治さん主演でドラマ化されていて、2013年に映像化されている。 あらすじ IT会社の社長の真柴義孝が自宅で死んでいるのが発見された。 義孝の妻の綾音は実家の北海道に帰省中で、 発見者は綾音が…

  • 【井上真偽】『アリアドネの声』についての解説と感想

    本記事では井上真偽さんの小説『アリアドネの声』を紹介します。 アリアドネの声 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 アリアドネの声 著者:井上真偽 出版社:幻冬舎 ページ数:304ページ 読了日:2023年10月25日 井上真偽さんの『アリアドネの声』。 「アリアドネ」とはギリシア神話に出てくる女性。 英雄テセウスに恋をして、テセウスが怪物の棲む迷宮から、アリアドネに渡された 糸玉を使って脱出する。 その逸話から生まれたのが「アリアドネの糸」。 あらすじ 子どもの頃に兄を事故で亡くした高木春生は、 贖罪のために災害救助用の国産ドローンを扱うベンチャー企業に就職する。 業務…

  • 【伊坂幸太郎】『チルドレン』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『チルドレン』を紹介します。 陣内シリーズ一作目である。 チルドレン ・バンク あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・チルドレン あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・レトリーバー あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・チルドレンⅡ あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・イン あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 チルドレン 著者:伊坂幸太郎 出版社:講談社 ページ数:352ページ 読了日:2023年10月21日 伊坂幸太郎さんの『チルドレン』。 五篇収録の連作短編集。 陣内シリーズの第一弾。 坂口憲二さん主演で 『CHiLDREN チルド…

  • 【荻原浩】『逢魔が時に会いましょう』についての解説と感想

    本記事では荻原浩さんの小説『逢魔が時に会いましょう』を紹介します。 逢魔が時に会いましょう ・座敷わらしの右手 あらすじ ネタバレありの感想 ・河童沼の水底から あらすじ ネタバレありの感想 ・天狗の来た道 あらずじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 逢魔が時に会いましょう 著者:荻原浩 出版社:集英社 ページ数:256ページ 読了日:2023年10月18日 荻原浩さんの『逢魔が時に会いましょう』。 三篇収録の連作短編集。 ・座敷わらしの右手 あらすじ 大学4年生の高橋真矢は、ビデオ撮影の腕を買われて、 民俗学者・布目悟准教授の助手のアルバイトをすることになった。 フィールドワークのスタッフ…

  • 【横山秀夫】『臨場』についての解説と感想

    本記事では横山秀夫さんの小説『臨場』を紹介します。 臨場 ・赤い名刺 あらすじ ネタバレありの感想 ・眼前の密室 あらすじ ネタバレありの感想 ・鉢植えの女 あらすじ ネタバレありの感想 ・餞 あらすじ ネタバレありの感想 ・声 あらすじ ネタバレありの感想 ・真夜中の調書 あらすじ ネタバレありの感想 ・黒星 あらすじ ネタバレありの感想 ・十七年蝉 あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 臨場 著者:横山秀夫 出版社:光文社 ページ数:354ページ 読了日:2023年10月16日 横山秀夫さんの『臨場』。 L県警捜査一課調査官の倉石義男を描いた作品。 八篇収録の短編集になっている。 …

  • 【東野圭吾】『ガリレオの苦悩』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『ガリレオの苦悩』を紹介します。 ガリレオシリーズの四作目である。 ガリレオの苦悩 第一章 落下る(おちる) あらすじ ネタバレありの感想 第二章 操縦る(あやつる) あらすじ ネタバレありの感想 第三章 密室る(とじる) あらすじ ネタバレありの感想 第四章 指標す(しめす) あらすじ ネタバレありの感想 第五章 攪乱す(みだす) あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 ガリレオの苦悩 著者:東野圭吾 出版社:文藝春秋社 ページ数:384ページ 読了日:2023年10月13日 東野圭吾さんの『ガリレオの苦悩』。 シリーズ第四弾で、『聖女の救済』と同時に刊行さ…

  • 【夕木春央】『方舟』についての解説と感想

    本記事では夕木春央さんの小説『方舟』を紹介します。 方舟 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 方舟 著者:夕木春央 出版社:講談社 ページ数:304ページ(単行本) 読了日:2023年10月9日 夕木春央さんの『方舟』。 『週刊文春ミステリーベスト10』2022年1位、 『このミステリーがすごい!』2023年版国内編4位など 多数のミステリーランキングにランクインした作品。 あらすじ 越野柊一は大学時代の友人たちや従兄の篠田翔太郎と長野県の別荘に宿泊していた。 そして西村裕哉に誘われて、近くの山中にある地下建築物を訪れる。 だが、日が暮れたため、 『方舟』と呼ばれるこの…

  • 【東野圭吾】『容疑者Xの献身』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『容疑者Xの献身』を紹介します。 ガリレオシリーズの三作目である。 容疑者Xの献身 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 容疑者Xの献身 著者:東野圭吾 出版社:文藝春秋社 ページ数:394ページ 読了日:2023年11月9日 東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』。 ガリレオシリーズ第三弾、そしてシリーズ初の長編 直木賞受賞作品。 『本格ミステリ・ベスト10 2006年版』、『このミステリーがすごい!2006版』、 『2005「週刊文春」ミステリベスト10』においてそれぞれ1位を獲得した。 福山雅治さん主演で映画化されている。 あらすじ 小さな弁当…

  • 【横山秀夫】『影踏み』についての解説と感想

    本記事では横山秀夫さんの小説『影踏み』を紹介します。 影踏み ・消息 あらすじ ネタバレありの感想 ・刻印 あらすじ ネタバレありの感想 ・抱擁 あらすじ ネタバレありの感想 ・業火 あらすじ ネタバレありの感想 ・使徒 あらすじ ネタバレありの感想 ・遺言 あらすじ ネタバレありの感想 ・行方 あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 影踏み 著者:横山秀夫 出版社:祥伝社 ページ数:395ページ 読了日:2023年9月30日 横山秀夫さんの『影踏み』。 「ノビ師」と呼ばれる忍び込みのプロ真壁修一が主人公の七篇収録の連作短編集。 山崎まさよしさん主演で2019年に映画化されている。 ・消…

  • 【呉勝浩】『爆弾』についての解説と感想

    本記事では呉勝浩さんの小説『爆弾』を紹介します。 爆弾 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 爆弾 著者:呉勝浩 出版社:講談社 ページ数:416ページ(単行本) 読了日:2023年9月26日 呉勝浩さんの『爆弾』。 「このミステリーがすごい!2023年版」1位、 「ミステリが読みたい!2023年版」1位の2冠に輝いている。 あらすじ 酔っ払って酒屋の自動販売機を蹴りつけて、 止めにきた店員を殴って野方警察署に連行されたさえない中年男。 スズキタゴサクと名乗ったその男は刑事の取り調べの最中に 「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。 その言葉通り秋葉原にあるビルの空き部屋…

  • 【東野圭吾】『予知夢』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『予知夢』を紹介します。 ガリレオシリーズの二作目である。 予知夢 ・第一章 夢想る(ゆめみる) あらすじ ネタバレありの感想 ・第二章 霊視る(みえる) あらすじ ネタバレありの感想 ・第三章 騒霊ぐ(さわぐ) あらすじ ネタバレありの感想 ・第四章 絞殺る(しめる) あらすじ ネタバレありの感想 ・第五章 予知る(しる) あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 予知夢 著者:東野圭吾 出版社:文藝春秋社 ページ数:270ページ 読了日:2023年9月21日 東野圭吾さんの『予知夢』。 ガリレオシリーズの第二弾。 五篇収録の短編集。 福山雅治さん主演でテレビ…

  • 【伊坂幸太郎】『AX アックス』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『AX アックス』を紹介します。 殺し屋シリーズの三作目です。 AX アックス ・AX あらすじ ネタバレありの感想 ・BEE あらすじ ネタバレありの感想 ・Crayon あらすじ ネタバレありの感想 ・EXIT あらすじ ネタバレありの感想 ・FINE あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 AX アックス 著者:伊坂幸太郎 出版社:KADOKAWA ページ数:384ページ 読了日:2023年9月16日 伊坂幸太郎さんの『AX アックス』。 殺し屋シリーズの第三弾。 『AX アックス』は基本的には兜が主人公の連作短編集になってる。 ・AX あらすじ 兜は…

  • 【伊坂幸太郎】『マリアビートル』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『マリアビートル』を紹介します。 殺し屋シリーズの二作目です。 マリアビートル あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 マリアビートル 著者:伊坂幸太郎 出版社:角川書店 ページ数:592ページ 読了日:2023年9月11日 伊坂幸太郎さんの『マリアビートル』。 殺し屋シリーズの第二弾で、『グラスホッパー』の続編にあたる。 ブラッド・ピット主演で『ブレット・トレイン』というタイトルで映画化されている。なおタイトルの『マリアビートル』とは天道虫を意味している。 文庫版には七尾の前日譚である「ついていないから笑う」が収録されてる。 あらすじ 元殺し…

  • 【米澤穂信】『夏期限定トロピカルパフェ事件』についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの『夏期限定トロピカルパフェ事件』を紹介します。 小市民シリーズの二作目である。 夏期限定トロピカルパフェ事件 序章 まるで綿菓子のよう あらすじ ネタバレありの感想 第一章 シャルロットだけはぼくのもの あらすじ ネタバレありの感想 第二章 シェイク・ハーフ あらすじ ネタバレありの感想 第三章 激辛大盛 あらすじ ネタバレありの感想 第四章 おいで、キャンディーをあげる あらすじ ネタバレありの感想 終章 スイート・メモリー あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 夏期限定トロピカルパフェ事件 著者:米澤穂信 出版社:東京創元社 ページ数:248ページ 読了日:…

  • 【米澤穂信】『春期限定いちごタルト事件』についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの小説『春期限定いちごタルト事件』を紹介します。 小市民シリーズの一作目である。 春期限定いちごタルト事件 ・プロローグ ・羊の着ぐるみ あらすじ ネタバレありの感想 ・For your eyes only あらすじ ネタバレありの感想 ・おいしいココアの作り方 あらすじ ネタバレありの感想 ・はらふくるるわざ あらすじ ネタバレありの感想 ・孤狼の心 あらすじ ネタバレありの感想 ・エピローグ ネタバレありの感想 登場人物 総評 春期限定いちごタルト事件 著者:米澤穂信 出版社:東京創元社 ページ数:251ページ 読了日:2023年9月2日 米澤穂信さんの『春期限定いち…

  • 【伊坂幸太郎】『ホワイトラビット』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『ホワイトラビット』を紹介します。 ホワイトラビット あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 ホワイトラビット 著者:伊坂幸太郎 出版社:新潮社 ページ数:368ページ 読了日:2023年8月28日 伊坂幸太郎さんの『ホワイトラビット』。 あらすじ 誘拐グループに所属する兎田孝則の新妻・綿子が誘拐された。 兎田は綿子を誘拐した誘拐グループのリーダー稲葉に コンサルタントのオリオオリオを連れてくるよう要求される。 バッグに入れたGPS発信機でオリオオリオがいる家を探しあてた兎田は 一戸建ての家に侵入するが、中には母親と息子、そして父親がいたのだが…

  • 【米澤穂信】『愚者のエンドロール』についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの小説『愚者のエンドロール』を紹介します。 古典部シリーズの二作目である。 愚者のエンドロール あらすじ 登場人物 ネタバレ無しの感想 ネタバレありの感想 愚者のエンドロール 著者:東野圭吾 出版社:KADOKAWA ページ数:256ページ 読了日:2023年8月23日 米澤穂信さんの『愚者のエンドロール』。 古典部シリーズの第二弾である。 『氷菓』のタイトルでアニメ化と漫画化がされている。 あらすじ 夏休みも終盤のある日、 古典部のメンバーは文集『氷菓』のデザインを相談するために学校に集まっていた。 編集会議が終わった後、 千反田えるに二年F組が制作した映画の試写会に誘…

  • 【東野圭吾】『探偵ガリレオ』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『探偵ガリレオ』を紹介します。 ガリレオシリーズの一作目である。 探偵ガリレオ ・第一章 燃える(もえる) あらすじ ネタバレありの感想 ・第二章 転写る(うつる) あらすじ ネタバレありの感想 ・第三章 壊死る(くさる) あらすじ ネタバレありの感想 ・第四章 爆ぜる(はぜる) あらすじ ネタバレありの感想 ・第五章 離脱る(ぬける) あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 探偵ガリレオ 著者:東野圭吾 出版社:文藝春秋社 ページ数:330ページ 読了日:2023年8月19日 東野圭吾さんの『探偵ガリレオ』。 ガリレオシリーズの第一弾。 五篇収録の短編集。 …

  • 【米澤穂信】『氷菓』についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの『氷菓』を紹介します。 古典部シリーズの一作目である。 氷菓 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 氷菓 著者:米澤穂信 出版社:KADOKAWA ページ数:224ページ 読了日:2023年8月15日 米澤穂信さんの『氷菓』。 米澤さんのデビュー作であり、古典部シリーズの第一弾。 2012年にテレビアニメ化と漫画化されている。 また2017年には山崎賢人さんと広瀬アリスさんで実写映画化もされている。 あらすじ 神山高校に入学した折木奉太郎は省エネを信条としているが、 姉の供恵の勧めで半ば強引に古典部に入部することになった。 古典部には一年生の千反田…

  • 【伊坂幸太郎】『ジャイロスコープ』についての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『ジャイロスコープ』を紹介します。 ジャイロスコープ ・浜田青年ホントスカ あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・ギア あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・二月下旬から三月上旬 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・if あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・一人では無理がある あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・彗星さんたち あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・後ろの声がうるさい あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 ジャイロスコープ 著者:伊坂幸太郎 出版社:新潮社 ページ数:302ページ 読了日:2023年8月12日 伊…

  • 【佐々木譲】『警官の紋章』についての解説と感想

    本記事では佐々木譲さんの小説『警官の紋章』を紹介します。 北海道警察シリーズの三作目である。 警官の紋章 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 警官の紋章 著者:佐々木譲 出版社:角川春樹事務所 ページ数:435ページ 読了日:2023年8月8日 佐々木譲さんの『警官の紋章』。 北海道警察シリーズの第三弾。 あらすじ 小島百合はストーカー対策室の応援として、 婦女暴行犯を撃ち犯人逮捕の手柄をあげる。 その功績が認められて、 サミット態勢のため警備部警護課に出向して、 サミット担当特命大臣の上野麻里子のSPを務めることになる。 佐伯宏一は愛知県警の服部から佐伯が担当した 二…

  • 【米澤穂信】『Iの悲劇』についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの小説『Iの悲劇』を紹介します。 Iの悲劇 ・序章 Iの悲劇 ・第一章 軽い雨 あらすじ ネタバレありの感想 ・第二章 浅い池 あらすじ ネタバレありの感想 ・第三章 重い本 あらすじ ネタバレありの感想 ・第四章 黒い網 あらすじ ネタバレありの感想 ・第五章 深い沼 あらすじ ネタバレありの感想 ・第六章 白い仏 あらすじ ネタバレありの感想 ・終章 Iの喜劇 あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 Iの悲劇 著者:米澤穂信 出版社:文藝春秋社 ページ数:416ページ 読了日:2023年8月4日 米澤穂信さんの『Iの悲劇』。 連作短編集。 ・序章 Iの悲劇 ・第…

  • 【東野圭吾】『ある閉ざされた雪の山荘で』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『ある閉ざされた雪の山荘で』を紹介します。 ある閉ざされた雪の山荘で あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 ある閉ざされた雪の山荘で 著者:東野圭吾 出版社:講談社 ページ数:306ページ 読了日:2023年7月31日 東野圭吾さんの『ある閉ざされた雪の山荘で』。 2024年に映画が公開予定。 あらすじ 劇団『水滸』の演出家の東郷陳平が次回作の出演者は、 団体非団体員に拘らずオーディションによって決めると発表し、 そのオーディションに参加した久我和幸。 久我はオーディションに合格し、合格発表から一か月あまり経った日に 演出家の東郷陳平から手紙が…

  • 【佐々木譲】『警察庁から来た男』についての解説と感想

    本記事では佐々木譲さんの小説『警察庁から来た男』を紹介します。 北海道警察シリーズの二作目である。 警察庁から来た男 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 警察庁から来た男 著者:佐々木譲 出版社:角川春樹事務所 ページ数:346ページ 読了日:2023年7月27日 佐々木譲さんの『警察庁から来た男』。 北海道警察シリーズの第二弾。 あらすじ 北海道警察本部に警察庁から特別監察が入る、 監察官は警察庁のキャリアの藤川春也警視正。 人身売買されたタイ人少女が交番に助けを求めたにも関わらず 暴力団に引き渡された事件と風俗店の転落死が事故として処理されている件などから 暴力団と…

  • 【東野圭吾】『白馬山荘殺人事件』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『白馬山荘殺人事件』を紹介します。 白馬山荘殺人事件 あらすじ 主要登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 白馬山荘殺人事件 著者:東野圭吾 出版社:光文社 ページ数:357ページ 読了日:2023年7月23日 東野圭吾さんの『白馬山荘殺人事件』。 東野さんの長編第三作目で、1986年に光文社からカッパノベルス版で刊行され、 1990年に文庫化されている。 あらすじ 一年前の冬、「マリア様が、家に帰るのはいつか?」という言葉を残して死んだ 兄・公一。 公一に自殺の動機があること、また従業員や宿に泊まっていた他の客と 公一との接点が見つからなかったこと、 そ…

  • 【宮部みゆき】『ステップファザー・ステップ』についての解説と感想

    本記事では宮部みゆきさんの小説『ステップファザー・ステップ』を紹介します。 ステップファザー・ステップ ・ステップファザー・ステップ あらすじ ネタバレありの感想 ・トラベル・トラベラー あらすじ ネタバレありの感想 ・ワンナイト・スタンド あらすじ ネタバレありの感想 ・ヘルター・スケルター あらすじ ネタバレありの感想 ・ロンリー・ハート あらすじ ネタバレありの感想 ・ハンド・クーラー あらすじ ネタバレありの感想 ・ミルキー・ウェイ あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 ステップファザー・ステップ 著者:宮部みゆき 出版社:講談社 ページ数:448ページ 読了日:2023年7月…

  • 【東野圭吾】『白鳥とコウモリ』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『白鳥とコウモリ』を紹介します。 白鳥とコウモリ あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 白鳥とコウモリ 著者:東野圭吾 出版社:幻冬舎 ページ数:523ページ 読了日:2023年7月17日 東野圭吾さんの『白鳥とコウモリ』。 2021年4月に発売された。 あらすじ 東京竹芝桟橋近くの路上の車の後部座席から男性の遺体が発見された。 遺体で発見された男性は弁護士の白石健介。 警視庁捜査一課の五代努は所轄の中町と組んで敷鑑捜査をすることになった。 白石健介が殺されたことを知ると誰もが驚き、さらには同じ言葉を口にした。 あの先生が恨まれていたなんて考え…

  • 【米澤穂信】『儚い羊たちの祝宴』についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの小説『儚い羊たちの祝宴』を紹介します。 儚い羊たちの祝宴 ・身内に不幸がありまして あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・北の舘の罪人 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・山荘秘聞 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・玉野五十鈴の誉れ あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・儚い羊たちの晩餐 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 儚い羊たちの祝宴 著者:米澤穂信 出版社:新潮社 ページ数:329ページ 読了日:2023年7月13日 米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』。 五篇収録の連作短編集。 ・身内に不幸がありまして あらすじ 村里夕日は親がお…

  • 【東野圭吾】『仮面山荘殺人事件』についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『仮面山荘殺人事件』を紹介します。 仮面山荘殺人事件 あらすじ 登場人物 ネタバレ無しの感想 ネタバレありの感想 仮面山荘殺人事件 著者:東野圭吾 出版社:講談社 ページ数:294ページ 読了日:2023年7月9日 東野圭吾さんの『仮面山荘殺人事件』。 元は1990年に徳間書店よりトクマノベルズとして発売されたが、 1995年に講談社から文庫として発売されている。 また舞台化されていて、2023年10月に再公演が予定されている。 あらすじ 二年前、ビデオ制作会社の経営者の樫間高之は運転中に急ブレーキを踏んだ際に 後ろを走っていた赤いスポーツカーに追突されるという事故…

  • 【伊坂幸太郎】フーガはユーガについての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『フーガはユーガ』を紹介します。 フーガはユーガ あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 フーガはユーガ 著者:伊坂幸太郎 出版社:実業之日本社 ページ数:352ページ 読了日:2023年7月5日 伊坂幸太郎さんの『フーガはユーガ』。 2019年本屋大賞ノミネート作品。 双子の兄弟が織りなす、「闘いと再生」の物語。 あらすじ 双子の常盤優我と常盤風我。 兄の優我は制作プロダクションのディレクターの高杉から、 不思議な動画について教えてほしいと言われて、 ファミリーレストランで会うことになった。 その動画には優我が映っていたが、座っていたはずが、…

  • 【佐々木譲】『笑う警官』についての解説と感想

    本記事では佐々木譲さんの小説『笑う警官』を紹介します。 北海道警察シリーズの一作目である。 笑う警官 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 笑う警官 著者:佐々木譲 出版社:角川春樹事務所(ハルキ文庫) ページ数:448ページ 読了日:2023年7月1日 佐々木譲さんの『笑う警官』。 北海道警察を舞台に描かれるシリーズ第一弾。 単行本発売時のタイトルは『うたう警官』であったが、 文庫化にあたり『笑う警官』と改題。 「このミステリーがすごい!2005年版」10位。 2009年に映画化、2013年に『北海道警察2 笑う警官』としてテレビドラマ化された。 あらすじ 札幌市内のア…

  • 【米澤穂信】黒牢城についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの小説『黒牢城』を紹介します。 黒牢城 ・序章 因 あらすじ ・第一章 雪夜灯篭 あらすじ ネタバレありの感想 ・第二章 花影手柄 あらすじ ネタバレありの感想 ・第三章 遠雷念仏 あらすじ ネタバレありの感想 ・第四章 落日狐影 あらすじ ネタバレありの感想 ・終章 果 あらすじ 登場人物 総評 黒牢城 著者:米澤穂信 出版社:KADOKAWA ページ数:448ページ 読了日:2023年6月28日 米澤穂信さんの『黒牢城』。 第166回直木賞受賞作。 第12回山田風太郎受賞作。 「ミステリが読みたい!2022年版」、「このミステリーがすごい!2022年版」、 「週刊文春…

  • 【奥田英朗】コメンテーターについての解説と感想

    本記事では奥田英朗さんの小説『コメンテーター』を紹介します。 精神科医伊良部シリーズの四作目である。 コメンテーター ・コメンテーター あらすじ ネタバレありの感想 ・ラジオ体操第2 あらすじ ネタバレありの感想 ・うっかり億万長者 あらすじ ネタバレありの感想 ・ピアノ・レッスン あらすじ ネタバレありの感想 ・パレード あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 コメンテーター 著者:奥田英朗 出版社:文藝春秋社 ページ数:272ページ 読了日:2023年6月23日 奥田英朗さんの『コメンテーター』。 十七年ぶりに復活の精神科医伊良部シリーズの第四弾。 五篇収録の短編集。 ・コメンテータ…

  • 【宮島未奈】成瀬は天下を取りにいくについての解説と感想

    本記事では宮島未奈さんの小説『成瀬は天下を取りにいく』を紹介します。 成瀬は天下を取りにいく ・ありがとう西武大津店 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・膳所から来ました あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・階段は走らない あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・線がつながる あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・レッツゴーミシガン あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・ときめき江州音頭 あらすじ 登場人物 ネタバレあり感想 総評 成瀬は天下を取りにいく 著者:宮島未奈 出版社:新潮社 ページ数:208ページ 読了日:2023年6月21日 宮島未奈さんの『成瀬は天下を取り…

  • 【奥田英朗】町長選挙についての解説と感想

    本記事では奥田英朗さんの小説『町長選挙』を紹介します。 精神科医伊良部シリーズの三作目である。 町長選挙 ・オーナー あらすじ ネタバレありの感想 ・アンポンマン あらすじ ネタバレありの感想 ・カリスマ稼業 あらすじ ネタバレありの感想 ・町長選挙 あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 町長選挙 著者:奥田英朗 出版社:文藝春秋社 ページ数:269ページ 読了日:2023年6月18日 奥田英朗さんの『町長選挙』。 精神科医伊良部シリーズの第三弾。 四篇収録の短編集。 『空中ブランコ』のタイトルでアニメ化されている。 ・オーナー あらすじ 田辺満雄は日本一の発行部数を誇る「大日本新聞」…

  • 【今野敏】果断-隠蔽捜査2-についての解説と感想

    本記事では今野敏さんの小説『果断-隠蔽捜査2-』を紹介します。 隠蔽捜査シリーズの二作目です。 果断-隠蔽捜査2- あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 果断-隠蔽捜査2- 著者:今野敏 出版社:新潮社 ページ数:405ページ 読了日:2023年10月15日 今野敏さんの『果断-隠蔽捜査2-』。 隠蔽捜査シリーズの二作目。 山本周五郎賞と日本推理作家協会賞の二冠。 テレビ朝日とTBSでテレビドラマ化された。 あらすじ 竜崎伸也は息子の不祥事によって警察庁長官官房の総務課長から 大森署の署長に異動になった。 竜崎が着任早々、立てこもり事件に遭遇し、 竜崎はこの立てこもり事件…

  • 【宮部みゆき】人質カノンについての解説と感想

    本記事では宮部みゆきさんの小説『人質カノン』を紹介します。 人質カノン ・人質カノン あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・十年計画 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・過去のない手帳 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・八月の雪 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・過ぎたこと あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・生者の特権 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・漏れる心 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 人質カノン 著者:宮部みゆき 出版社:文藝春秋 ページ数:317ページ 読了日:2023年6月11日 宮部みゆきさんの『人質カノン』。 七編収録の…

  • 【東野圭吾】希望の糸についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『希望の糸』を紹介します。 加賀恭一郎シリーズです。 希望の糸 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 希望の糸 著者:東野圭吾 出版社:講談社 ページ数:400ページ 読了日:2023年6月8日 東野圭吾さんの『希望の糸』。 加賀恭一郎シリーズに登場した加賀の従弟の松宮脩平が主人公になっている。 あらすじ 目黒区自由が丘の喫茶店『弥生茶屋』で経営者の花塚弥生が殺された。 捜査一課から応援に駆り出された松宮脩平は鑑取り捜査を担当することになった。 弥生は亡くなる一か月ぐらい前から スポーツジムとエステサロンに通い始めていた。 松宮は喫茶店の客の一…

  • 【伊坂幸太郎】フィッシュストーリーについての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『フィッシュストーリー』を紹介します。 フィッシュストーリー ・動物園のエンジン あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・サクリファイス あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・フィッシュストーリー あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・ポテチ あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 フィッシュストーリー 著者:伊坂幸太郎 出版社:新潮社 ページ数:338ページ 読了日:2023年6月4日 伊坂幸太郎さんの『フィッシュストーリー』。 四篇収録の短編集。 表題作の「フィッシュストーリー」は映画化されている。 ・動物園のエンジン あらすじ 動物園に勤務し…

  • 【奥田英朗】空中ブランコについての解説と感想

    本記事では奥田英朗さんの小説『空中ブランコ』を紹介します。 精神科医伊良部シリーズの二作目である。 空中ブランコ ・空中ブランコ あらすじ ネタバレありの感想 ・ハリネズミ あらすじ ネタバレありの感想 ・義父のヅラ あらすじ ネタバレありの感想 ・ホットコーナー あらすじ ネタバレありの感想 ・女流作家 あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 空中ブランコ 著者:奥田英朗 出版社:文藝春秋社 ページ数:282ページ 読了日:2023年6月2日 奥田英朗さんの『空中ブランコ』。 第131回直木賞受賞作品であり、 精神科医伊良部一郎シリーズの第二弾である。 五篇収録の連作短編集になっている…

  • 【横山秀夫】看守眼についての解説と感想

    本記事では横山秀夫さんの小説『看守眼』を紹介します。 看守眼 ・看守眼 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・自伝 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・口癖 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・午前五時の侵入者 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・静かな家 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・秘書課の男 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 看守眼 著者:横山秀夫 出版社:新潮社 ページ数:343ページ 読了日:2023年5月30日 横山秀夫さんの『看守眼』。 六篇収録の短編小説。 ・看守眼 あらすじ 教養課の山名悦子は この一年、県警の機関紙『R警人』をベ…

  • 【奥田英朗】イン・ザ・プールについての解説と感想

    本記事では奥田英朗さんの『イン・ザ・プール』を紹介します。 精神科医伊良部シリーズの一作目である。 イン・ザ・プール ・イン・ザ・プール あらすじ ネタバレありの感想 ・勃ちっ放し あらすじ ネタバレありの感想 ・コンパニオン あらすじ ネタバレありの感想 ・フレンズ あらすじ ネタバレありの感想 ・いてもたっても あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 イン・ザ・プール 著者:奥田英朗 出版社:文藝春秋社 ページ数:279ページ 読了日:2023年5月27日 奥田英朗さんの『イン・ザ・プール』。 精神科医伊良部シリーズの第一弾である。 松尾スズキさん主演で映画化されている。 『空中ブラ…

  • 【伊坂幸太郎】グラスホッパーについての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『グラスホッパー』を紹介します。 殺し屋シリーズの一作目です。 グラスホッパー あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 グラスホッパー 著者:伊坂幸太郎 出版社:角川出版 ページ数:345ページ 読了日:2023年5月25日 伊坂幸太郎さんの『グラスホッパー』。 殺し屋シリーズの第一弾。 生田斗真さん主演で映画化されていて、漫画化もされている。 なおグラスホッパーとは昆虫のバッタのことである。 あらすじ 元教師の鈴木は妻を殺した男である寺原に復讐するために、 寺原の父親が経営する会社フロイラインに潜入する。 鈴木は寺原の復讐に来たと疑われ、 疑…

  • 【横山秀夫】深追いについての解説と感想

    本記事では横山秀夫さんの小説『深追い』を紹介します。 深追い ・深追い あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・又聞き あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・引き継ぎ あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・訳あり あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・締め出し あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・仕返し あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 ・人ごと あらすじ 主な登場人物 ネタバレありの感想 総評 深追い 著者:横山秀夫 出版社:新潮社 ページ数:377ページ 読了日:2023年5月22日 横山秀夫さんの『深追い』。 七編収録の短編集。 また表題…

  • 【伊坂幸太郎】アイネクライネナハトムジークについての解説と感想

    本記事では伊坂幸太郎さんの小説『アイネクライネナハトムジーク』を紹介します。 アイネクライネナハトムジーク ・アイネクライネ あらすじ ネタバレありの感想 ・ライトヘビー あらすじ ネタバレありの感想 ・ドクメンタ あらすじ ネタバレありの感想 ・ルックスライク あらすじ ネタバレありの感想 ・メイクアップ あらすじ ネタバレありの感想 ・ナハトムジーク あらすじ ネタバレありの感想 主な登場人物 総評 アイネクライネナハトムジーク 著者:伊坂幸太郎 出版社:幻冬舎 ページ数:341ページ 読了日:2023年5月20日 伊坂幸太郎さんの『アイネクライネナハトムジーク』。 六篇の連作短編集になっ…

  • 【東野圭吾】魔女と過ごした七日間についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『魔女と過ごした七日間』を紹介します。 「ラプラスの魔女」シリーズの三作目である。 魔女と過ごした七日間 あらすじ 登場人物 感想 ネタバレありの感想 魔女と過ごした七日間 著者:東野圭吾 出版社:KADOKAWA ページ数:416ページ 読了日:2023年5月17日 東野圭吾さんの『魔女と過ごした七日間』。 「ラプラスの魔女」シリーズの第三弾。 東野圭吾さんの著作記念すべき百作目。 あらすじ 多摩川で男性の遺体が見つかった。 被害者は月沢克司で元警察官で見当たり捜査のスペシャリストだったが、 AIによる監視システムの導入により見当たり捜査員が不要になっていた。 克…

  • 【東野圭吾】魔力の胎動についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『魔力の胎動』を紹介します。 「ラプラスの魔女」シリーズの二作目になります。 魔力の胎動 第一章 あの風に向かって翔べ あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 第二章 この手で魔球を あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 第三章 その流れの行方は あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 第四章 どの道で迷っていようとも あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 第五章 魔力の胎動 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 魔力の胎動 著者:東野圭吾 出版社:KADOKAWA ページ数:352ページ 読了日:2023年5月14日 東野圭吾さんの『魔力の胎動』。 短…

  • 【東野圭吾】ラプラスの魔女についての解説と感想

    本記事では東野圭吾さんの小説『ラプラスの魔女』を紹介します。 「ラプラスの魔女」シリーズの一作目である。 ラプラスの魔女 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ラプラスの魔女 著者:東野圭吾 出版社:KADOKAWA ページ数:496ページ 読了日:2023年5月12日 東野圭吾さんの『ラプラスの魔女』。 「ラプラスの魔女」シリーズの第一弾。 櫻井翔さん主演で映画化されている。 あらすじ 妻と赤熊温泉を訪れた映像プロデューサーが 硫化水素中毒により死亡する事故が発生した。 D県の警察本部から捜査協力の依頼を受けた大学の教授の青江修介が 事故現場を訪れると若い女性の姿があった。 彼女は友達の若…

  • 【那須正幹】『ズッコケ中年三人組 age49』と『ズッコケ熟年三人組』についての解説と感想

    本記事では那須正幹さんの「ズッコケ中年三人組」シリーズの十作目と最終作である 『ズッコケ中年三人組age49』と 『ズッコケ熟年三人組』について紹介します。 ズッコケ中年三人組age49 あらすじ 感想 主な登場人物 小ネタ ズッコケ熟年三人組 あらすじ 感想 主な登場人物 小ネタ ズッコケ中年三人組age49 著者:那須正幹 出版社:ポプラ社 ページ数:238ページ 読了日:2023年5月7日 ズッコケ中年三人組シリーズの十作目。 文庫本は発売されていない。 あらすじ 花山駅前の再開発の資金集めに苦戦するハチベエたちの前に ロマノフ王朝の子孫を自称する男性が現れる。 一方モーちゃんの母親の時…

  • 【那須正幹】『ズッコケ中年三人組 age47』と『ズッコケ中年三人組 age48』についての解説と感想

    本記事では那須正幹さんの「ズッコケ中年三人組」シリーズの八作目と九作目である 『ズッコケ中年三人組age47』と 『ズッコケ中年三人組age48』について紹介します。 ズッコケ中年三人組age47 あらすじ 感想 主な登場人物 小ネタ ズッコケ中年三人組age48 あらすじ 感想 主な登場人物 小ネタ ズッコケ中年三人組age47 著者:那須正幹 出版社:ポプラ社 ページ数:279ページ 読了日:2023年5月5日 ズッコケ中年三人組シリーズ八作目。 文庫本は発売されていない。 あらすじ 病気により引退することになった市議の後継者として ハチベエは市議会選挙になることに。 ハカセは妻の陽子が四…

  • 【那須正幹】『ズッコケ中年三人組 45歳の山賊修行中』と『ズッコケ中年三人組 age46』についての解説と感想

    本記事では那須正幹さんの「ズッコケ中年三人組」シリーズの六作目と七作目である 『ズッコケ中年三人組 45歳の山賊修行中』と 『ズッコケ中年三人組age46』について紹介します。 ズッコケ中年三人組45歳の山賊修行中 あらすじ 感想 主な登場人物 小ネタ ズッコケ中年三人組age46 あらすじ 感想 主な登場人物 小ネタ ズッコケ中年三人組45歳の山賊修行中 著者:那須正幹 出版社:ポプラ文庫 ページ数:293ページ 読了日:2023年5月3日 ズッコケ中年三人組シリーズ六作目。 単行本発売時のタイトルは『ズッコケ中年三人組age45』である。 あらすじ ハチベエのもとを堀口義晴という人物が訪ね…

  • 【奥田英朗】我が家のヒミツについての解説と感想

    本記事では奥田英朗さんの『我が家のヒミツ』を紹介します。 家シリーズの第三作目になります。 我が家のヒミツ ・虫歯とピアニスト あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・正雄の秋 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・アンナの十二月 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・手紙に乗せて あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・妊婦と隣人 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・妻と選挙 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 我が家のヒミツ 著者:奥田英朗 出版社:集英社 ページ数:296ページ 読了日:2023年5月1日 奥田英朗さんの『我が家のヒミツ』。 『家日和』、『我が…

  • 【米澤穂信】『満願』についての解説と感想

    本記事では米澤穂信さんの小説『満願』を紹介します。 満願 ・夜警 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・死人宿 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・柘榴 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・万灯 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・関守 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・満願 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 満願 著者:米澤穂信 出版社:新潮社 ページ数:422ページ 読了日:2023年4月29日 米澤穂信さんの『満願』。 第27回山本周五郎賞受賞作。 「ミステリが読みたい!2015年版」、「このミステリーがすごい!2015年版」、 「週刊文春201…

  • 【奥田英朗】我が家の問題についての解説と感想

    本記事では奥田英朗さんの小説『我が家の問題』を紹介します。 家シリーズの第二作目です。 我が家の問題 ・甘い生活? あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・ハズバンド あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・絵里のエイプリル あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・夫とUFO あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・里帰り あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・妻とマラソン あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 我が家の問題 著者:奥田英朗 出版社:集英社 ページ数:304ページ 読了日:2023年4月27日 奥田英朗さんの『我が家の問題』。 『家日和』に続く家族を描いた家…

  • 【今野敏】隠蔽捜査についての解説と感想

    本記事では今野敏さんの小説『隠蔽捜査』を紹介します。 隠蔽捜査シリーズの一作目です。 隠蔽捜査 あらすじ 登場人物 感想 ネタバレありの感想 隠蔽捜査 著者:今野敏 出版社:新潮社 ページ数:409ページ 読了日:2023年4月25日 今野敏さんの『隠蔽捜査』。 吉川英治文学新人賞受賞作である。 警察官僚の竜崎伸也の活躍を描いている、隠蔽捜査シリーズの一作目。 テレビ朝日とTBSでテレビドラマ化された。 あらすじ 警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている竜崎伸也。 竜崎は妻の冴子や同じキャリアの伊丹俊太郎からも変人扱いされている。 綾瀬署管内で起きた殺人事件に続いて、さいたま市内でも殺人事件が…

  • 【奥田英朗】家日和についての解説と感想

    本記事では奥田英朗さんの小説『家日和』を紹介します。 家シリーズの一作目です。 家日和 ・サニーデイ あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・ここが青山 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・家においでよ あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・グレープフルーツ・モンスター あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・夫とカーテン あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・妻と玄米御飯 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 家日和 著者:奥田英朗 出版社:集英社 ページ数:264ページ 読了日:2023年4月23日 奥田英朗さんの『家日和』。 第20回柴田錬三郎賞受賞作であり、家…

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