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  • 125 『名句の所以』(著:小澤實)から

    Ryo Daimonji Blog打ち終り柱時計の去年今年 齋藤三規 この季語を私は去り行く年と来る今年の流れを詠嘆を込めて言っているものと解し、気に入ってもいた。ところが午前0時を境に去年と今年が変わる境目を、行く年の時間の流れの早さを感慨を込めて思う季語であるそう

  • 57 芭蕉を読む(芭蕉全句:小学館)

    Ryo Daimonji Blog鰒釣らん李陵七里の浪の雪 芭蕉 この句は李陵という人物に関する予備知識が必要である。後漢の時代の高等遊民でのちの帝とさえ対等に遊ぶ、変人であったようだ。その李陵は七里灘で釣りをしたというが、私は、雪の渡しで、鰒を釣ろう、との句意。あそ

  • 88 定本 高浜虚子全集 第一巻『五百句』より

    Ryo Daimonji Blog巫女舞をすかせ給ひて神の春 虚子 巫女さんが神殿で舞を奉納する時にその衣が美しく透けている、そのことを詠んでいるものと解した。次に神の春と随分大仰な季語の仕立てである。新年のお祭りを言祝いでのことと受け止める。

  • 124 『名句の所以』(著:小澤實)から

    Ryo Daimonji Blog鏡餅岩に乗せあり貴船道 五十嵐播水 貴船神社は命の神様と言われ、京の尊い神社の中でもなにやら強烈なパワースポットである。その参道に鏡餅が供えある。そのひとつひとつが、さりげなくあるのだ。日本の神々のありがたさはそのさりげなさの内にこ

  • 56 芭蕉を読む(芭蕉全句:小学館)

    Ryo Daimonji Blogあそび来ぬ豚釣りかねて七里まで 芭蕉 天和四年(貞享元年/一六八四)の作。豚釣にあそびに来て釣れぬまま七里まで来てしまった。『万葉集』巻九・一七四〇の「水江の浦島の子が、堅魚釣り鯛釣りかねて、七日まで家にも来ずて」。凝りに凝った、念入

  • 87 定本 高浜虚子全集 第一巻『五百句』より

    Ryo Daimonji Blog神近き大提灯や初詣 虚子 昭和十年一月一日未明 明治神宮初詣とある。 私は明治神宮にお詣りしたことはないのであるが、未明の初詣どころか大晦日から年明けまで氏神様の境内で総代役一同で境内の焚火を囲み年送り年迎えをさせていただいた。今年

  • アプリ「blog見る」でもよろしく

    謹賀新年 僕はlive doorのブログをさせていただいています。俳句を中心に、ほぼ毎日芭蕉、虚子、小澤實先生の名句の所以を軸に簡単なコメントを投稿しています。 そんななか、「ブログ見る」っていうアプリがありまして、ダウンロードしています。俳句に関して今年で澤20

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