立川武蔵の著作からバリヒンドゥで近しい神々を学ぶことができた。以下は著作からの引用です。インドから、実にさまざまな神々が日本にやってきた。琵琶に似た楽器を奏でる弁財天は芸能の女神として日本各地で崇拝されているが、この女神はインドで仏教が誕生する以前にすでによく知られていた。この女神が仏教にとり入れられ、中国などを経て日本に至ったのである。帝釈天も同様に、仏教以前の「ヴェーダの宗教」(バラモン教)においてもっとも勢力のあった神インドラであったが、「ヴェーダの宗教」が勢力を失った後、ヒンドゥイズムが台頭する以前にインド仏教にとり入れられたのである。日本で聖天あるいは歓喜天の名で知られる象面神ガネーシヤは、仏教誕生のかなり後、ヒンドゥイズムが興隆してから勢力を得た神である。ガネーシャはしたがって、ヒンドゥイズム...バリ・ヒンドゥの神々と日本の神々