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初めての歌舞伎を楽しもう https://munakatayoko.hatenablog.com/

歌舞伎初心者に、歌舞伎の魅力を伝えます。 趣味は歌舞伎、文楽、落語、映画鑑賞。 ブログでは、初心者も通の方も納得する歌舞伎にまつわる楽しい話をつづっていきます。日常生活もぽちっと。

むうむう
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2022/07/14

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  • 今年印象に残った歌舞伎珍プレー

    ベストテンを考えていたら、珍プレーを思い出しました。 いろいろな珍プレーがありましたが、一番は9月の秀山祭での『土蜘』での出来事。 『土蜘』で僧智籌 が出てくるところは、かなり不気味です。通常、花道から人が登場するときは大概揚幕がシャリーンとなるし、花道の照明もパーッとつくからすぐわかりますが、智籌が出てくるときは、不気味な雰囲気です。揚幕も音をたてないし、照明もつかず、ハッと気づくと七三あたりにいきなりいるという感じで、観客はぎょっとします。 ちょうど私が観たときは2階の右桟敷席だったので花道から出てくるところからずっと見えました。スーッと音もたてずに静かにゆっくりと気配を感じさせずに本舞台…

  • 今年の私の歌舞伎ベストテン発表♪

    やっぱりテンでは収まりませんでした(;^_^A 印象に残ったのは13.ほかにもいっぱいありましたが泣く泣く落としました。 片寄っていると思いますが、個人の趣味なのでご容赦ください。 2月 船弁慶 鷹之資 3月 一條大蔵譚 曲舞 又五郎(国立劇場) 4月 与話情浮名横櫛 仁左衛門・玉三郎 5月 不死鳥よ 波濤を越えて 四代目猿之助(明治座) 5月 韃靼 松緑 6月 摂州合邦辻(KAAT神奈川芸術劇場) 7月 京鹿子娘道成寺 菊之助(大阪松竹座) 8月 フェードル 京蔵 (国立劇場) 9月 車引 又五郎・歌昇・種之助 9月 連獅子 菊之助・丑之助 9月 一本刀土俵入 幸四郎・代役勘九郎 11月マハ…

  • 2023年12月の振り返り~充実!バラエティ豊かな構成で楽しめた

    今月の歌舞伎座はどれもよかったのですが、演目自体だけではなく、演目の構成がバラエティに富んでてとても良かったと思います。 革命的新作歌舞伎『超歌舞伎』には、小学生、若い子、お年寄り、老若男女というだけではなく、幅広い趣味(?)の層が集まっていました。 時代劇や講談などの寄席演芸ファンには、同じ新作でも『俵星玄蕃』はおもしろかったはず。 ファンタジーや泉鏡花ファン、玉三郎ファンには『天守物語』観劇が得難い経験になったでしょう。 munakatayoko.hatenablog.com 能の好きな方には『猩々』がありました。 munakatayoko.hatenablog.com また中村屋ファンは…

  • おせち作りは人生だ

    千穐楽も終わり、最後の仕事も終わって年末モードに入りました。 大掃除とおせち。 私、毎年おせちは頑張って作っているんですが、なんというかおせち作りって、人生を感じるんですよねえ。。。 毎年うまくいっているから「えっへん。これはもうバッチリ!」なんて思っていると、思わぬ落とし穴にはまって失敗したり。 どれも全然おいしくできなかったと思っていると、思いがけず日にちが経ってみたらおいしくなっていたり。その頃には、誰もいなかったり。 新しいものに緊張してチャレンジしたり、美味しくできて喜んだり。 作ろうと思っていたのに、準備不足でできなかったり(牛のすね肉がない。もっと早めに準備しとけばよかった) 自…

  • 切腹最中〜カロリー甘さ控えめで美味しい

    気になるお菓子。気になるけど、ちょっと手が出なくて食べたことない。 そんなお菓子ありませんか? 私にとって切腹最中もそんなお菓子の一つでした。 忠臣蔵大好きだから、切腹というネーミングは気にならない。むしろそそられる。 でも、このどっちりとしたあんこは、どうだ。そのまま私のお腹周りにびっしりとついて、切腹もできない腹にますます育ちそうではないか。 その上あんこが甘かったら、これだけボリューミーだから、ちょっとヘビーかも。 そう思って手がでなかった。 そしたら同じことを考えている人はいるもので、Twitterで、(もうどなたかわからなくなっちゃったけど)、切腹最中、カロリー低いし、食べたら美味し…

  • 天守物語~耽美な世界に圧倒された

    泉鏡花と『天守物語』 玉三郎 亀姫 異形の人。偉業の人 七之助 富姫 受け継ぐ人。やり抜く人 すっぽんの使い方 はてしなく広がる空と天空から見下ろす視線で空間無限大 青獅子 観劇終えて。 おまけ ちょっとしたハプニング 泉鏡花と『天守物語』 泉鏡花原作の『天守物語』。 『諸国百物語』に載っていた物語から着想したそうですが、 https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/51450/ こちらの記事によれば、その伝説とは姫路城の天守閣に殿様の命令で昇って行った若武者が十二単を着た美しい人に出会う。提灯の火をともしてもらうように願い、火をもらって帰るとこ…

  • 壽 初春大歌舞伎 1月歌舞伎座演目のご紹介~華やかに、晴れやかに。初笑いも。人情も♪

    ▲2022年のお正月の画像です 昼の部 めでたく、人情味もあって、初笑いも。11:00~15:15頃 当辰歳歌舞伎賑 荒川十太夫 江戸みやげ~狐狸狐狸ばなし(こりこりばなし) 夜の部 華やかに。晴れやかに。新春を愛でる 16:00~19:40頃 鶴亀 寿曽我対面 息子 京鹿子娘道成寺 上演スケジュール 歌舞伎座アクセス 12月も無事千穐楽を迎えることができました。めでたし。まだ全部感想を書いていないのですが、1月の演目紹介です! もう来週はお正月。めでたいめでたいお正月がやってきます。 お正月と言えば初芝居♪ 私のように年がら年中観ている人ではなくても、正月くらいお芝居見ようかと思う人は多いは…

  • 爪王~野生の狐と鷹の戦いに魅せられた♪濃密な30分

    あらすじ 今回の爪王。今回の爪王。原作を読みながら ★余裕で鷹をいたぶる狐が憎い ★最後の鷹匠のプライドが勝利を呼ぶ ★雪舞う平原に、空高く舞う鷹が見えた 平成22年の爪王との違い ★老いた鷹匠 ★わかりやすく誇張した部分も なんの説明もいらないので、とにかく観てほしい。って今日は千穐楽。今回はもう終わってしまいましたが、必ず再演はされると思うので。 原作は戸川幸夫。この原作がまたいいんですわ。私は図書館で借りて読んだのですが、とてもどっしりとした文章というか、最近こういう文章読んでいないなあとしみじみと感動しました。50ページくらいの短編ですので、ぜひ皆様も手に取って読んでくださいませ。舞台…

  • 【申し込み開始】「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」 第9回 人形浄瑠璃・歌舞伎の土台をつくった巨人『近松門左衛門』(Vol.3)

    「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」 第9回の詳細です。 2023年6月より「近松門左衛門」をテーマにした3回シリーズ。いよいよ最終回の詳細です。 3回目は「近松門左衛門」シリーズの集大成として、木ノ下さんが近松について「世話物」を中心に総括をしていきます。 取り上げる作品は現在検討中。近松は一生で24編の世話物を書いていますが、さてどういう取り上げ方をするのか?楽しみですね。 2023年は近松の生誕370年、2024年は300年忌にあたります。近松は、神様の話であった古浄瑠璃を人間ドラマに仕立てたパイオニア。 まさに「歌舞伎のセカイ」に燦然と輝く巨人である「近松」を、この機会にも…

  • 旅噂岡崎猫(たびのうわさおかざきのねこ)のエピソードや感想など♪

    やゑ亮健闘 巳之助の思い 立師・坂東八重之助『影の名優』 『岡崎猫』は45分ほどですが、もとは長いお話の中の一部分です。そのお話というのは長く上演の途絶えていた鶴屋南北原作の『獨道中五十三驛』。先ごろ亡くなった市川猿翁が1981年に復活させました。そしてその中の「無量寺」の部分をピックアップしたのが今回の『旅噂岡崎猫』です。 あらすじは、若い夫婦、由井民部之助とお袖と赤ちゃんが旅の途中で無量寺に泊まります。そこにいたおさんという老婆は実は猫の化け物でした。 恐怖の惨劇が繰り広げられるのですが、どことなくユーモラス。それは鳴り物がちゃかぽこちゃかぽこと楽しいこと、猫のぬいぐるみや着ぐるみが出てく…

  • しらたまや。観劇の後のおたのしみ。

    昨日は、3部を観たあとしらたまやに行ってきました。 久しぶりに女将とのおしゃべり、おいしいお食事、楽しかった~。 わたしの好きなお豆。 今月の歌舞伎座の演目にちなんだメニューが、じわりと感動を呼び覚ましてくれます。 俵星玄蕃にちなんで、おいしいかまぼこもいただきました。もちろんわさび醤油で。 玄蕃といえば蕎麦! 蕎麦団子鶏ごぼう餡かけ とろーりと温かくて心がほぐれます。 玄蕃~っ!日本酒もいただきましたぞ。 毎度絶品あん肝旨煮 お腹いっぱいでもするりと入る鴨葱ごはん オレンジのデザートもうれしかった。 おいしいごはんとお酒と楽しいおしゃべり。今年ももうすぐ終わりですねえ。しみじみします。 女将…

  • 初歌舞伎の感想を聞きました♪

    昨日のツアーの参加者の方から嬉しい感想が届きました。 昨日の様子はこちら→ munakatayoko.hatenablog.com 「歌舞伎は筋もわかるし、コミカルな面も!大衆の娯楽だった」 お一人目。 初歌舞伎を大変エンジョイさせていただきました!! 感想は、普通に面白い、筋も分かる、現代風にアレンジされててコミカルな一面もある、歌舞伎役者の運動能力ってすごい、声量がすごい、女形は所作が飛んだら跳ねたりしても女性っぽい、声量がすごい、などなど新しい発見だらけでした。あんなに躊躇していたのに外国人はたくさん来てるし、会場の雰囲気も和やかで寄席みたいだし、やっぱり歌舞伎って大衆の娯楽なんだよなっ…

  • 一幕見ツアー開催しました~岡崎猫

    今日は一幕見ツアーを開催しました。 今日ご案内をしたのはお二人。いずれも歌舞伎は初めてです。 4階の幕見席に上がると「歌舞伎座って広いんですね!」 岡崎猫を観終わった後は、「あっという間だった!」 「もっとわからないかと思ったけれどもセリフもはっきり聞き取れました」 「化け猫すごかったですね」 と口々に。 そのあと歌舞伎座タワーの5階にある寿月堂でいろいろとお話をさせていただきましたが、とても興味深く聞いてくださり、質問もポンポンと出て、私もとても楽しい時間を過ごすことができました。 一幕見が再開したのが6月で、それからも不定期にしか開催していませんでしたが、来年はもう少しきっちりやろうと思い…

  • 逸青会~今年もあふれ出るアイデアとパワーが楽しかった!

    16日に渋谷セルリアンタワーでおこなわれた「逸青会」に行ってきました。 15回目となる今回も盛況で、私はチケットを取りそこなって「しまった!」と思っていたところ、東京の最後の公演のあとで追加公演が行われることになり、滑り込みで行くことができました。 昨年同様とても楽しむことができました。 新作の「ひまわり」以外は、全て演目が違います。 長唄助六(すけろく) 助六って花道の出てきたところで、いくつかのポーズをつけて、それがとても格好いいですよね。その様式をベースに長唄に乗って美しくポーズを決めていく菊之丞さん。歌舞伎では成田屋が河東節、音羽屋が清元、松島屋、澤瀉屋は長唄といったように役者の家によ…

  • 流白浪燦星(るぱんさんせい)生配信決定♪

    12月は、新橋演舞場で『流白浪燦星』が上演されています。 先日の「笑ってコラえて」見ましたか? 見逃しはこちら! tver.jpとても構成がよくて、歌舞伎の「こんなところ気になる」「これどうなっているの」がたっぷり紹介されていましたね! さて、その中でも多くの時間を費やして紹介されていた『流白浪燦星(るぱんさんせい)』。 私も先日観てきました!とても楽しかったですよ 我が家は『ルパン三世』はテレビでよく観ていましたから、『鬼滅の刃』や『NARUTO』『FFX』よりはずっと身近。その親近感もあって肩も凝らずすんなりとその世界へ。 何より遊び心満載で楽しかったですね。そして「笑ってコラえて」を見る…

  • 『 猩々』能と歌舞伎と見比べ

    能楽堂で、15日に能・宝生流の『七人猩々』を観た。 12日には歌舞伎座で『猩々』を観ている。 能は、狂言の『六地蔵』とともに、「演出の様々な形」という企画の一環で、11月と同じ演目で演出が流派によって違うもの。『猩々』は、今月歌舞伎座でもかかっているのでより興味がわく。 あらすじはこちらに (六地蔵も) https://munakatayoko.hatenablog.com/entry/2023/11/20/104152 11月の能(観世流)は2人の猩々が出てきたが、なんと今月(宝生流)は7人。お酒に吸い寄せられたのだろうか7人もの真っ赤な髪をした猩々が出るとさすがに圧巻。橋掛かりに4人、本舞…

  • 【速報】「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」次回日程場所決定!

    先日、盛況のうちにおわった「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」第8回ですが、次回の日程と場所が決まりましたので、速報でお送りします。 「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」第9回 ■日にち:3月11日(月)18:30~20:30 ■場 所:神楽坂赤城神社 近松シリーズ第3回の最終回は、木ノ下裕一さん担当で「世話物の深掘り」です! お楽しみに!! 神楽坂は素敵な街なので、散策や食事とセットにしても楽しそうです♪ 3月って年度末で行事も多いですよね。皆さんお早めにスケジュール表にチェックをしておいてくださいね! 詳報出ましたら、逐次こちらでお伝えします!!

  • 討ち入りの夜に。

    昨日は討ち入りの日でした。 討ち入りと言えば、忠臣蔵。浅野内匠頭が無念の切腹をしてその後大石内蔵助以下47士の赤穂浪人たちが吉良上野介の屋敷に討ち入り、主君の仇を取ったという日です。もちろん旧暦なので今のカレンダーで言いますと、12月14日というのは2月になりますので、雪もしんしんと降っていましたね。現代の12月14日はスプリングコートでも問題がないほどポカポカです。 昨今は、地上波でも忠臣蔵のドラマはあまりやらないので私も気合が入っていなかったのですが、かえって地上波ではないところでいろいろとありました。 衛星放送 紀尾井町家話 11段目 衛星放送 とりあえず、歌舞伎の11段目(討ち入り)は…

  • 満席?だけど諦めないで幕見席

    コロナが明けて、歌舞伎座でも一幕見が再開しました。当日売りだけだった一幕見ですが、コロナ明け以降は、前日からネットで予約ができます。 当日売りもあるので、便利になりました。 ここから予約できますhttps://www.e-tix.jp/shochiku_makumi/詳しい説明はこちらhttps://www.shochiku.co.jp/play/theater/kabukiza/makumi/ ところが私、一度勘違いしてしまって、見られるのに見損なったことがあるので皆さんも間違えないようお知らせします。事前予約席は70席。当日自由席は20席。断然予約席が多いです。 しかも事前予約席はセンター…

  • シアター1010で文楽を観る

    国立劇場がいったん閉場したため(怒)、文楽公演はこれからあちこちでやることとなります。それがいい意味で活性化につながるとよいですね。(至芸員さんたちは大変だけど) 盆も近く、真下の席は迫力ありそう! さて、そういうわけで昨日初めてのシアター1010に行ってきました!なかなかよかったので、ご案内します。 北千住駅直結 地下で食料調達可能 見やすいすり鉢状客席 9階はレストラン街 別冊の床本なくなる 北千住駅直結 東京メトロ日比谷線・千代田線の北千住駅降りてマルイ方面出口から出るとすぐです。 天候を気にせず行けるのはありがたいですね。 地下で食料調達可能 地下1階の食遊館の横からシアター1010に…

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