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岸上達朗
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2022/06/11

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  • 島唄(10)秘密

      夕闇迫る八丈中央通りを家路に向かって走っていた時である。車の出も長閑なもので、暗くなってきたせいか建材を運んだ軽トラックがちらほら見えるだけであり、観光シ…

  • 島唄(9)法の子

      秋一は二階建ての公務員官舎での学習を終えると自転車で自宅へと帰宅するのであるが、その夕は八丈中央通りに出てからバックして大賀郷の海岸方面へと進んだ。  毎…

  • 島唄(8)三権分立

      義人のアドバイスによれば、秋一の現在の学業成績からすると東京の名の通った大学法学部に入学するのは難しいかもしれない。確かに司法試験に合格し裁判官になるのな…

  • 島唄(7)進路

      昭和の時代、八丈島の観光を象徴するようなゴージャスなホテルがあり、それが底土港から三根に向かった海辺に面したロイヤル・リゾートホテルであった。とにかく島に…

  • 島唄(6)無人島

      「ヨシトさん・・・。」  「お腹すいたんじゃないのかな。レストランを予約しているから、早く行こう。」  白いスポーティなポロシャツからはシトラスの香りが立…

  • 島唄(5)昭和57年、夏

      ユミコの本名は武田秋一といい、昭和四十年に東京都八丈町三根で出生した。代々続く生粋の島民である。  八丈島は東京都に属し、行政区分上は東京都八丈町と称され…

  • お知らせ

      小説「島唄」の次回更新は今週土曜日を予定しています。  諸般の事情により遅れていますが、今週土曜日以降は週に二、三回を目途に書き進め年内終了を予定していま…

  • 島唄(4)回 想

      その年の十月、ユミコは五十五歳の誕生日を港区内癌研病院で迎えた。  結局、胃がんは初期の段階であり摘出手術は成功に終わったのであるが、検査から退院まで意外…

  • お知らせ

      次回更新もうしばらくお待ちください。  自分なりに思う会心の文章も、やる気に左右されますね。  虚空に花を咲かせ、それを摘むようなところがありますが、虚空…

  • 島唄(3)入院

      扉の隙間から中を覗いたのは、すぐに最近常連客となった高橋さんであることが分かった。四十代半ばで、ちょっとゴツメなゲイであり、丸の内の大手企業に勤める会社員…

  • 島唄(2)風車~YUMIKO~

      会員制ゲイバー「風車~YUMIKO~」は、新宿二丁目の仲通りから新宿公園方向に曲がった路地の一番奥にある。仲通りを離れると、一挙にうら寂しい雰囲気が靄のよ…

  • 島唄(1)この人物だけは小説にして世に知らしめたい

      私が新宿二丁目のゲイバーである「風車」のママ、ユミコさん逝去の報を知ったのは昨年の二月のことであるから、もう一年半前のことになる。  体調を崩し、店を閉じ…

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法律学における理解の足跡
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