予定通り下記の「はてなブログ」へ引っ越しました。まだ全然勝手が分かりません。まぁ習うより慣れろ、為せば成るの精神で怠けつつやっていこうと思います。https://numanntak.hatenablog.com/引っ越し先
日本はアメリカの軍事的保護下に置かれている。このことはいくら悔しくとも、屈辱に感じても決して失念すべきではない。同時に感謝も必要だ。貿易立国として再建を果たした経済大国である日本は、アメリカの保護下にあったからこそ経済に全力を注入できた。このことを失念して、賢しげにアメリカを非難することは止めたほうがいい。醜悪である以上に危険だからだ。ペリー提督の黒船来航により無理やり開国させられた日本ではあるが、アメリカの協力あってこそ軍事大国として急成長できた。学校で教えないので再度書くが、明治維新後の日本は世界史にも珍しいほど軍事的に急成長を果たした国である。だからこそ五大国に選ばれたのだが、このことは絶対に忘れてはダメだった。だったと過去形で書くのは、アメリカの恩を忘れてシナ大陸で権益を独占しようとしたことが、ア...本音はまだ言えない
久しぶりに贅沢をした。銀座の街は、金さえ払えば相当に美味い食事が楽しめる。夜が本命なのだが、実はコストパフォーマンスが良いのはランチだ。夜に出す予定であった残り食材を昼に回して、ランチとして出す店がある。上手く調理しているので、使いまわしには見えないところがミソだ。ただし、そうはいってもお値段はそれなりなので、私もそう頻繁には頂いてはいない。また夜のコースを知っていると、やはり格落ちの感は否めず、物足りなさもあった。だからこそ昼のコースに力を入れているお店は貴重だった。幸いにしてバブルが弾けて以降、銀座の名店は有閑マダムが顧客の筆頭に上がるようになっていた。そうなると、店も昼のコース料理に格落ち感を感じさせないものが増えてくる。これはありがたい。銀座から神田へ事務所を移して二か月余り。新スタッフの歓迎会を...たまには贅沢を
今少し注目して欲しいのが現在開催中の女子サッカー・ワールドカップ大会だ。オーストラリアとニュージーランドの二か国共催であり、我が日本代表は現在Cグループで予選突破を狙っている。所詮はいろんな意味で強豪ザンビアに5-0で大勝。続く二戦目は男子も敗れたコスタリカである。この試合に勝たないと決勝トーナメント進出は厳しい。何故なら三戦目は女子サッカーの強豪スペインだからだ。かつて伝説的とも云える名選手であった沢穂希を有した日本女子代表は、難敵アメリカを倒して女子ワールドカップで初優勝を遂げている。だが、その後は大野、宮間、大儀見らの奮闘むなしく芳しい結果は出せていない。女子サッカーのプロリーグも人気は低調であり、アメリカのプロリーグは廃止。ヨーロッパで細々とプロリーグが行われている。その欧州のプロチームで活躍して...女子サッカーワールドカップ大会2023
川遊びは怖い。なぜに、このことを教えない親が多いのか私は不思議でならない。学生時代、夏は標高の高い山に登るか、あるいは沢登りを楽しむかが悩ましかった。標高の高い山は北アルプスか南アルプスなど3千メートル級の稜線を持つ山域なのだが、アプローチが長くどうしたって二泊三日以上の日程が必要になる。交通費を考えると一週間は欲しい。一方、近郊の山の沢登りならば日帰りも可能で、帰路に温泉を楽しむことも出来る。夏の沢場は水も適度に冷たく、木々を抜けて吹き渡る風は涼しい。最後の藪漕ぎだけが苦痛だが、私は稜線に逃げて藪を避けるナマケグマであったから問題ない。ただ・・・沢の怖さも知っていたので、間違っても一人では行かない。力量の高いメンバーと行くのが必須だった。何といっても日本の沢筋は苔むして滑りやすい。日本の山岳事故の多くは...川の怖さ
国家を作れなかった悲劇の民族、それがクルド人だ。人類史のなかでも、数千万の人口を持ちながら、民族を統合することが出来ず、結果的に自分たちの国を作れなかった珍しい民族がクルド人。もちろん国を作らなかった民族はけっこういるが、その大半は少数民族であり、国を作れなかったのも規模が小さすぎて、独立を維持できないゆえの合理的な判断だ。しかしクルド人は違う。なにせ世界中に5千万人はいるとされており、その大半がトルコ、イラン、イラクの山岳地帯に分散している。クルディスタンなんて呼称もあるが、有史以来、一度として民族としてまとまったことはない。その理由、あるいは原因はいろいろあるが、一つには民族、人種、宗教などが混在し、その上にオリエントという人類史上最初の文明が確立した地の一つであり、国家の存亡が著しく激しかった地であ...クルド人問題
少し冷静になって温暖化を考えてみたい。太古においては燃え滾るマグマと放射能で灼熱の惑星であった地球は、大気を形成し大雨を降らせて全地球を水面下に沈めることで徐々に冷却化を進めた。その後冷えて固まった地殻に水の一部が吸収されて、現代にも連なる古の大陸が形成された。一方、酸という劇薬を含む大気が形成されるとオゾン層が上空に広がり、宇宙線という放射能が遮られ、地上に生物が繁栄するようになった。ただ地球という惑星は太陽に対して斜めの地軸をもって周回しているため、大気温度は常に不安定だ。簡単に言えば、暖かい時期と寒い時期が交互に訪れる。ただし地質学的期間なので、その時期は長いと数千万年、短くても数万年となる。ちなみに暖かいと寒いの区分は、極点が常時凍り付いているかどうかで判断される。すなわち現在の地球は寒い時期に該...シロクマだって暑い
昨今、マスコミが顕著にアピールしていたEV車シフトの動きがおかしな事になってきた。欧州最大の自動車メーカーであるVW(フォルクスワーゲン)社が、再びガソリンや軽油を燃料にする車種の販売にシフトしつつあるのだ。BMW社やアウディ、ダイムラーなども追随の動きを見せている。もちろんEV車を見限ったと明言している訳ではない。しかし、電気料金の高騰や寒冷地におけるEV車の利用の難しさなどの現実的な視点から、もはやEV車一辺倒ではいられなくなったようだ。ただし、私が調べた限り、この動きは労働者サイド(組合など)から出てきているようなので、会社の経営陣がどの程度本気なのかはわからない。私からすると、予想通りの展開に過ぎない。元々欧州のガソリン車廃止の動きは、EU委員会を中心とした政治的なものだ。彼らが口にはしない本音を...EVシフトへのブレーキ
ロシアのウクライナ侵攻以来、既に一年半が過ぎた。しかし、一向に終わりが見えない。国力に乏しいウクライナは西側諸国の支援を受けて戦い続けているのは予測通り。本来、外国からの支援を受けずらいはずのロシアは、国内ではかなりキツイようだが、意外と外国からの支援があるらしく、持久戦の様相を見せている。ロシアの撤退を望む声は西側を中心に多いが、実はこれは危険な結果となる。混迷するユーラシア大陸の綴じ蓋の役割を果たしているのがロシアだからだ。イスラム勢力が中央アジアでは一定の力を持つが、これもイラン(シーア派)やトルコ(スンニ派)に分かれるし、ウィグルやクルドも蜂起の焔を立てる可能性が高い。今でこそロシアに協力的だが、シナとは本来長く国境を接するが故に微妙な関係にある。かつてモンゴルに支配された恐怖は、ロシア人の心の奥...最後は人かな・・・
白状すると私はアイドルに夢中になったことがない。いや十代の頃、よく聴いていたアイドル歌手なら居た。松田聖子を筆頭に中森明菜などはLPも買っているし、カセットテープにエアチェックして、よくドライブ中に聴いていた。また友人との会話のなかで、あまりに芸能音痴なのも差し障りがあることも分かっていたので、芸能人のスキャンダル情報などを楽し気に話す友人を馬鹿にするような幼稚な真似もしていない。ただ私は基本的に歌を聴きたかったので、どんなに可愛くても歌の下手なアイドルには冷淡であった。その一方、どんなによく聴いていたアイドルでも、コンサートなどに行ったことはない。サイン会などとも無縁であった。ただ曲が聴きたかっただけだ。それなので、現在大ヒットしているYOASOBIの「アイドル」の原作といえる「推しの子」は読んでいない...アイドルYOASOBI
YouTubeで食事に関する番組を作っている人はかなり多い。また外国人のユーチューバーの中には、母国と日本のものを比較した番組を出していることが多々たる。なかでもフランス人はパンに対する拘りが強く、とりわけクロワッサンについては黙っていられないらしい。日本語で番組を発信しているのがベベチャンことオレルアン氏とアマさんことアマンディーヌさん。この二人、立場も育ちも違うのだけど、日本が大好きでほぼ定住している。この二人に限らないのだけど、フラン人はワインとパンにはうるさい。男性のベベチャンがワインに厳しいのは分かるが、アマさんもブルターニュ地方出身の自称フランスの田舎娘だけに、ワイン蔵が身近にあったので、ワインには一言、二言ある。それだけでなく、二人ともパン、とりわけクロワッサンに厳しい。この二人は共に日本在...クロワッサン
中毒性があるから、あまり読まないようにしている作家が西尾維新だ。でも最近のヒット作である「化物語」シリーズは読んでいない。中毒性が薄いというか、初期の不思議な文章が普通の文章に変わってしまい、それが物足りなく感じるからだ。実際、デビュー作の「クビキリサイクル」に始まる戯言シリーズの異常で異様で異質な文章は凄かった。あまりに異相で異端で意外な内容に呆れを通り越して感心してしまった。ミステリー地味てはいるが、内容は娯楽小説である。当時、出版社は「青春エンタ」と宣伝していたと記憶している。私は気に入った本は、幾度も繰り返して読む癖がある。一番頻度が高かったのは吉川英治の「三国志」で、次点が田中芳樹の「銀英伝」である。おそらく三位に入るのが「戯言シリーズ」だと思う。ただ、私は戯言シリーズを読んだ後は、鴎外や芥川、...キドナプキディング西尾維新
逃げることも大事だと何故に教えない。その点、シナ人は偉い。あの毛沢東なんざ日本軍はもちろん、アメリカ製の兵器で武装した蒋介石の国民党にも勝てないと踏むと、ひたすら逃げ回った。恥も外聞もないどころではない。俗に長征一万キロなどと威張っているが、実態は戦わずに逃げまくりである。これこそが毛沢東をしてシナ共産党を勝利に導いた軍事指導者としての最大の功績だと思う。敗北を認めず、敵に投降することさえ禁じた日本軍とは大違いだ。日本軍と国民党が戦い合い、消耗戦を繰り返した後、日本軍をゆうゆう逃して、日本軍の下で鍛えられた北方軍を受け入れて、国民党を台湾に追いやった。まさに逃げて勝つを実践してのけたのだ。その点、日本軍は撤退戦が下手だ。これは一概に軍指導部のせいだけとは言えない。元々細く長い日本列島は山と川に区切らている...コールドゲーム萩原浩
本日、終日検査のためお休みします。お休み
硬くなったパン、どうしていますか。最近のパンは、添加物が優秀なのか、あまりパンが固くなることはないみたいです。でも、私が子供の頃は、食パンでさえ固くなることが珍しくなかった。まぁ、固くなる前に黴が付くのが早いのですが、冷蔵庫に入れておけば黴はある程度防げる。ただし、その場合、パンが固くなってしまう。硬いパンは美味しくない。でも工夫次第でなんとかなる。一番簡単なのは、蒸し器に入れて蒸気で柔らかくすることだ。食パンならば、これが一番簡単。しかし、相当に硬くなっていたり、黴がしつこくついているパンは、これではダメだ。母は包丁で叩き割り、小鍋に入れて牛乳と砂糖、バニラエッセンスなどを加味して即席のおやつにしてくれた。たしか砂糖ラスクにしてくれたこともあるし、一晩溶き卵に漬けてフレンチトーストにしてくれたのも楽しい...蒸しパン
二大会連続の優勝には、素直に賛辞を贈りたい。でもね、この年代までだと40年以上前から、けっこう良い成績を残していました。原因は高校サッカーの隆盛です。そして優勝歴が少ないのは、高校サッカーが学校教育の一環であったからでもあります。今回、タイで行われたアンダー17世代のアジア大会ですが、私が感心したのは若き日本人選手たちのフィジカルの強さでした。もちろん個人のテクニックも優秀であり、チームの戦術理解も良かったと思います。しかし、20世紀の頃に行われたU17大会では、フィジカルに勝る中東の選手や、激しく汚い接触プレーを得意とする南コリアの選手に、若き日本人選手は皆弾き飛ばされていたのです。それが変わってきたのは、やはりJリーグ開幕以降です。ただ当初は個人間でかなり差があった。中田英寿や前園といった選手は、専属...U17アジア大会優勝
なぜ地形と地理が分かると世界史がこんなに面白くなるのか 関 真興
歴史の授業はつまらないというクラスメイトは少なくなかった。歴史大好きな私はそれを耳にするのが辛かった。でも分からなくもない。あんな年号と事象の暗記に堕した授業を面白いと思う訳がない。私だって嫌だ。でも、なぜに面白いはずの歴史が面白くないのかが分からなかった。今なら分かる、そのツマラナイ理由が。一言で言うなら、歴史を科学に仕立て上げようとした科学信仰が悪い。西欧近代主義に染まった国特有の現象なのだが、古来より人類を支配してきた宗教あるいは神に替わって、近代は科学を崇め、論理を貴ぶようになった。科学的志向は古代からある程度はあった。しかし、神に替わって価値観の中心に居座ったのは近代以降である。だが、よくよく考えれば歴史は科学ではない。むしろ物語である。人が主役の物語だ。だからこそ悲劇と喜劇が繰り返され、戦争が...なぜ地形と地理が分かると世界史がこんなに面白くなるのか関真興
私は実利主義だ。役に立つのならば、国会議員はもちろん首相や大臣だって女性で構わない。でも、あくまで有能ならばの大前提である。ぶっちゃけた本音を言わせてもらうと、あれだけ馬鹿な男性の国会議員や大臣がたくさん居るのだから、女性にだって十分務まると思う。ところが不思議なくらいに女性の政治家は増えていかない。現在でも2割に達していないと思う。この結果により、一部のお方々から日本はジェンダー差別が著しいとの非難の声が上がっている。一部のマスコミも声高に同調する。だが立候補者名簿を見れば分かるが、都下の選挙区だと過半数が女性候補だったりする。しかし投票の結果は無慈悲で、当選するのは男性のほうが多い。私自身あまり女性候補に投票した記憶がない。だから女性差別だと非難する声が上がるが、私はいささか懐疑的だ。あくまで私自身の...女性差別
簡単でお手軽な料理ってだけで惹かれてしまう。独り暮らしが長く、しかも病気治療のための減塩、低カロリー食を毎回作っている。料理を作るのは嫌ではないが、やはり偶にはちょっと我がままに料理してみたい。そんな時に作る料理の一つがソーセージ丼だ。作り方は簡単。まずソーセージを細かく刻む。そしてフライパンにごま油を少し引いて、弱火でカリカリに焼き上げる。その間にタレを作っておく。これも市販の焼肉のタレにケッチャップをそれぞれ大匙一杯づつ混ぜるだけ。ソーセージがカリカリになったらこのタレを掛けて、次に卵を割ってカリカリソーセージの上に乗せて、黄身が半生になるまで弱火で焼く。面倒くさがりな私は白身が固まり始めたら、火を止めて蓋をして放置。その間に、どんぶりに暖かいご飯を入れて、フライパンの卵焼きプラスカリカリソーセージを...カリカリソーセージ丼
一人殺せば殺人者、10人殺せば殺人鬼、でも1万人殺せば英雄。歴史上、特に近代以前では大量殺人者は英雄として賛美されてきた。もちろん敵国の兵士を殺してこそだが、歴史は勝者によって書き記される。これは、やらねば、やられることが常識の世界の価値観であり、法治により安定した社会ではなかなか通じない。でも、それはこの200年足らずのことだ。下剋上が当然の価値観であった戦国時代、暗殺と謀殺により戦国大名として名を挙げたのが備前の宇喜多直家だ。江戸時代に儒教的観点から卑劣な悪人扱いされていたのは気の毒に思うけど、戦国時代でも周囲から警戒されまくりの不幸なお方。でも私はこの人は英雄とは言わないまでも、立派な戦国大名だと考えています。宇喜多直家は本来味方のはずの相手に襲われて城と領地を失い、ボンクラの父と共に流浪の生活を送...殺っちゃえ宇喜多さん重野なおき
一般向けの髭剃りには、電動シェーバーとT字型カミソリの二種類がある。私が髭を剃りだした頃は、夜半近所の銭湯でおじさんたちに教わりながら、石鹸を泡立てて、貝印のT字型カミソリで髭を剃ることが普通だった。だが、湯沸かし器の普及と、朝の洗顔が日常的になると、家で剃る事が普通になった。たしか中三の頃には、貝柱からSICKの二枚刃カミソリに替わり、石鹸からシェービングフォームを使うようになった。それが20代半ばまで続いた。ちなみに電動シェーバーは好まなかった。髭が濃い私の場合、深剃りが甘いと感じてしまうので使わなかった。但し、旅行用に一応持ってはいた。髭剃りを面倒くさいと思う人もいるだろうけど、私はけっこう好き。朝の定例行事であり、髭剃り後のさっぱりした気分が好きだ。そんな私だが、20代後半から悩みが増えた。それが...電動五枚刃カミソリ
情けないとは思うが、致し方ないと諦念もしている。南コリアの前大統領とは異なり、現行の大統領は西側というかアメリカ側に付くことを明言している。コリアの民は歴史的に約束とか契約を守らない性質なので、どうせ絶対に裏切ると思う。アメリカだって散々苦渋を飲まされているはずだが、明白に西側寄りを宣言したことに対する褒賞は必要だと考えたのだろう。でも自分の財布から支払うのは嫌だ。こんな時に便利なのが、敗戦国である日本である。おかげで当初は南コリアに冷淡な姿勢を示していた岸田政権は、いつの間にやらホワイト国再指定を言い出した。私はてっきり通貨スワップをまず先に締結してやるのかと思っていたが、どうも両方ともやるらしい。一ドル1300ウォン(南コリアのローカル通貨)があの国の経済破綻直前の黄色信号だと思うので、ここで破綻され...ホワイト国再指定
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予定通り下記の「はてなブログ」へ引っ越しました。まだ全然勝手が分かりません。まぁ習うより慣れろ、為せば成るの精神で怠けつつやっていこうと思います。https://numanntak.hatenablog.com/引っ越し先
素人の趣味だと軽く考えていたが、とんでもない勘違いだったようだ。素人という言葉には、どこか軽く見る雰囲気が漂う。しかし、この素人たるアマチュアの人たちが日本の考古学、とりわけ文献の無い石器時代の研究に貢献してきたことには驚きを隠せえない。もっとも本書でも触れられているが、藤村真一氏による旧石器の捏造事件に代表されるように、個人の邪な願望を優先した事例もある。これが氷山の一角なのか、あるいは特異な事例なのか私は判断できる自信がない。だが現代の科学は、一つの事例について多方面からの考察と研究を求めており、第三者客観性を重んじる。藤村氏の捏造事件以降、旧石器時代の遺構の発掘作業は、多様な研究手法が活用されるようになった。それはそれで喜ばしいことである。私が本書を読んで驚いたのは、素人であるはずの高校生の考古学ク...古代史の謎はどこまで解けたか
学生の頃は毎年ゴールデンウイークには山に登っていた。そのせいで、今は憂鬱になることが時たまある。街中では、春であり、時には半袖で歩きたくなるほど快適な季節である。しかし山の上は違う。一言で云えば春と冬とを行き来する狭間の時期である。これが怖いが美しい。冬の蒼天は輝くほどに美しく、緑の芽吹いた山稜とのコントラストが目を奪う。山が最も美しく見える時期かもしれない。だがまだ高層の空気は不安定であり、高気圧も冬型である場合もある。つまり晴天でも空気は冷たい。この高気圧の後にやってくる低気圧は、この時期不思議なくらい連弾型というか通称二つ玉と呼ばれる暴れん坊だ。大気は気圧の高い(高気圧)ところから低い(低気圧)に流れる。冷たく湿気た大気が低気圧に沿い降下して地表にぶつかり急上昇する。この時に雨雲が発生する。GWの時...GWと雪崩
いやはや南友、もとい、いやはや何とも時間がかかる。なにがってブログ記事の引っ越しデータ作成である。現在申込はしたが未だ終了の連絡はない。どうもかなり混みあっているようだ。まぁ今が最盛期なのだろう。果報は寝て待て、ですね。引っ越し準備
だからサウジは弱くなった。それが痛感できたのが、先日に横浜マリノスに圧勝したサウジのクラブチームであるアル・ナスルを見た時の感想である。AFCアジア・チャンピオンシリーズ・エリートと称するアジアのクラブチームNo1を決める大会である。アr・ナスルはサウジアラビア・リーグではアル・ヒラルとの二強で知られている。特徴はなんといってもオイルマネーをつぎ込んでの著名選手を海外から招聘していることだ。ポルトガルのCロナウド、コロンビアのデュラン、セネガルのマネと有力な選手を抱えている。試合を観てみると、攻撃は明らかに外国人助っ人選手の独壇場であり、辛うじてDFとGKだけがサウジの選手である。日本のJリーグも当初10年以上、攻撃は外国人選手が中心であったが、それでも徐々に日本人の若手を競わせてプレーの質の向上を目指し...サッカーの強化方法
やばいくらいに快適だ。何がってハンズフリーシューズである。なにせ靴ベラを使わずに履けるかけでなく、脱ぐのも楽なのだ。私の本性はナマケグマなので、こんな怠惰な靴には本能的に惹かれてしまう。少し前から足腰の衰えを感じていた。心臓の機能が4割弱に低下したので、必然的に歩く速度が遅くなり、歩行距離も短くなっていたから当然だと思う。だから歩く時間を増やそうと思っていたが、スーツに合わせた革靴は長時間の歩行には向かない。だからスーツにも違和感のないスニーカーを少しづつ試している。やはり靴底が分厚くクッション性の高いスニーカーのほうが長時間歩いても疲労度が違う。30年前ならカラフルなスニーカーが主流であったが、現在はスーツ姿で履いても不自然に見えないスニーカーがけっこうある。私は歩くこと自体は嫌いではない。むしろ好きな...ハンズフリーシューズ
日本に戦争の危機が迫るとしたら、一に台湾、二に半島だと思う。特に台湾は共産シナが固執しており、軍事上の衝突が起きる可能性が高い。そして日本は無関係ではいられない。共産シナが台湾を欲するのは、国民党が国宝級の歴史的遺物を奪っていったからだと主張しているが、本音はかつての仇敵の殲滅であろう。シナ人の執念深さを軽視してはいけない。だが、もう一つの本音は、西大西洋への自由な出入り口を保持して、アメリカに対して強烈なアピールをすることだ。中国とは世界の中心の国を意味する言葉であり、アメリカではなくシナこそが世界の中心でなければならないと確信している。これはかつて太平洋を二分割することをアメリカに提案したことで顕在化した野心だが、もちろんアメリカが受け入れる訳がない。このアメリカの態度に期待を寄せるのは台湾の人たちだ...台湾危機と日本
戦うだけでは十分ではない。そのことを痛感したのは、大学4年の就職活動の時だった。以前にも書いたが、私は中学2年の秋までは大学どころか高校にも進学する気のない落ちこぼれであった。別に勉強嫌いであった訳ではない。母子家庭で家計に余裕がないと分かっていたので、中卒で働くつもりであった。だから勉強なんて必要ないと割り切っていた。ところが7歳の時に離別した父が突然連絡をとってきて単身会いにいくと、大学までの学費を負担するから進学しろと言うではないか。今更父親面かよと内心思ったが、進学できるならば、それに越したことはない。とはいえクラスどころか学年でも下から数えて一桁台の落ちこぼれの私だ。急いで私のような馬鹿でも相手してくれる塾を探して通うことになった。当然に今までの夜遊びの時間は激減した。当時はゲーセンや公園の裏で...デッドマウントディスプレイ第15巻
いつの時代にも騙される人はいるものだ。日本政府の負債が地方政府分と合わせて1,317兆円に達したと報じられ、国民一人当たりの負担額は1,063万円になるとの記事が出た。素直に「これじゃ、減税なんて言っている場合じゃないね」とのコメントもネット上に上げられていた。はっきり言いますけど、馬鹿ですね。馬鹿でなければ、財務省側の情報操作の一環でしょう。まず国の借金とは国債であり、その国債の所有者こそが債権者です。地方債も同様ですが、債権の所有者は主に金融機関、財団等の半公共団体、そして日本銀行です。個人の国債保有者が極めて少ないのが特徴です。この国債の保有者が外国人や外国企業、外国政府だったりするとデフォルト(債務不履行)の発生の可能性が高まります。つまり国家の破産ですね。日本の場合はまずあり得ません。何故なら国...バカは騙される
世界で最も人気のあるスポーツがサッカーだ。そして4年に一回開催されるサッカーの国別の世界一を決める国際大会がワールドカップ大会である。200か国を超える国が参加するだけに、予選を行うだけでも膨大な時間がかかる。その予選は各大陸別に開催される。欧州、アフリカ、アジア、オセアニア、北中米、南米に大別されるのだが、この中で最も巨大なのがアジアである。なにせ中近東から中央アジア、東南アジア、極東を含むのだから、予選も3段階に分けて行われる。このアジア予選を仕切るのがAFC(アジア・フットボール・コンフェデレーション)であるが、あまり評判が良くない。なにせ組織を牛耳っているのは豊富なオイルマネーを持つアラブ諸国である。組織の事務局こそマレーシアのクアラルンプールにあるが、その運営はアラブ諸国に牛耳られている。日本で...AFCの分割
金の問題ではない。このことが理解できていないマスコミ報道が多すぎる。トランプ大統領が、より多くの軍事貢献を求めていることをお金の問題にすり替える間抜けな報道が多くて困る。それどころか、これをトランプの横暴だと認識しているおバカが巷に溢れている。そうではない、これは20年以上前からアメリカが求めていたものだ。それをアメリカ軍の駐在費用の分担の問題にすり替えたのが日本のマスコミ様である。この問題は古くて新しい問題でもある。1960年代から70年代にかけて日米安全保障条約の改訂がなされるたびに、左派学生や労働組合、教職員組合が動員されて国会議事堂前で反対デモが盛大に行われた。しかし、集まっている反対派で、日米安全保障条約の内容を理解しているものは皆無であった。この軍事条約の本質は、アメリカは日本を守ってやるが、...アメリカが求めるもの
本を読むのは大好きだが、文章を書くのは決して得意ではなかった。特に簡潔に分かり易く書くのは苦手であった。だからインターネットが始まってから、ネット上のコミュニティに参加して、そこの掲示板に書くことで文章書きが上手くなれたら良いなと考えていた。それがAOLの会員限定のコミュニティであった。私はそこで掲示板に多数書き込み、徐々に文章を書く楽しさを覚えていった。しかし、AOLがコニュニティーの掲示板を廃止し、替わりにブログを導入した。それが2005年の秋であった。私のブログ書きは、ここから始まっている。数年間、AOLでブログを書き続けていたが遂にAOL自体が事業撤退となり、後継としてTeacupを紹介されたので、そちらに引っ越した。そこで十年近く書き続けたがやはりブログサービスの撤退を受けて引越し先として推奨さ...ブログについて
現生人類がその存在を認められるのは今から4~5万年前である。単純にネアンデルタール人からクロマニョン人へ移行したのではなく、混在したり、分化したり複雑な進化の経路を辿って現行人類が圧倒的な支配者となったことが分かっている。ただ、その移行の時期は氷河時代だと分かっている。氷河期が終わり、間氷期に入ったのは概ね一年前であるからして、現生人類が農業を始めたのは今から8千年ぐらい前だと言われている。つまり人類はその生存期間の過半以上、概ね3万年以上は遊牧生活で暮らしてきたと想像できる。農耕が始まったのは間氷期に入ってからで、そこから農産物の蓄積により富が溜まり、都市文明が花開いた。現代の人類はこの都市文明の発展から育ったものなので、遊牧生活は野蛮なものだとの偏見が、当然の考えとして広まっている。そう、遊牧生活が農...逆転の大中国史楊海英
私は以前から21世紀は、原油と食料と水を求めて戦争が起こると考えています。ただ20世紀に起きた二度の世界大戦のような形ではなく、局地的な紛争の頻発となるのではないかと予想しています。実際問題、冷戦終結以降、世界各地で起こった戦争は、規模が小さく他の国の支援を受けての地域紛争ばかりです。現在の覇権国であるアメリカの最新兵器は、基本的に対ソ連向けが中心で技術の粋を尽くしたものが中心です。多額の開発資金を投じ、大学や研究所、軍需企業等に協力を要請して製造した兵器は、いずれも高性能なものばかり。ただあまりに高額過ぎた。世界第一位の経済力を誇るアメリカでさえ、その高額な軍事費に疑問を感じざるを得なかった。特に税金の使途に厳しいアメリカの議員たちが疑問視したのが、コストパフォーマンスでした。ゲリラやテロリストたちが保...21世紀の戦争
お昼時になると、美味いと評判の店にはサラリーマンやOLが行列をつくる。ナマケグマの癖に食べ物に関してはせっかちな私は行列に並んでまでして昼食を食べるのは好きではない。時間の無駄に思えて仕方ないからだが、それでも美味しい昼食を気軽に楽しみたい気持ちはある。事務所の近くにある冒頭のカリー屋は、昼時になると常時行列の出来る店である。興味はあったが、並ぶのが嫌でいつも通り過ぎていた。実は神田界隈はカレーの名店が幾つもあるカレー激戦区でもある。時折人気投票などをやっているが、「ジンコック」は上位の常連店でもある。だから気になっていた。その日は氷雨が横殴りの風と共に吹き付けるせいで、外を出歩く人の姿は少なかった。もしやと思い、ジンコックに行くと2人しか並んでいない。これはチャンスと思い初めて並んだ。冷たい氷雨に吹かれ...ジンコック
どうも冷たい風に吹かれたせいで風邪を引いた模様。なので一日静養します。やわな身体になったもんですわ。お休み
日本サッカーの二つの欠点が明らかになったのが今回のU17アジア大会だ。初戦がUAEに3-1で勝利、次戦がヴェトナムに1-1で引き分け、そして三戦目がオーストラリアに2-3で敗北である。ヴェトナムとUAEが引き分けた為、得失点差で決勝リーグに進出、合わせて世界大会への出場も決まった。私は三戦ともネット観戦したが、個々人の選手の技量は決して低くない。ただチーム戦術が中途半端だ。特に二戦目のヴェトナム戦は勝ち切れたはずの試合だった。終盤で失点しての引き分けだが、あれはしっかりと守り切れなかった日本側の当然の失点だ。守るのか、攻め切るのかが明白でない中途半端な戦い方が失点を招いた。いったい廣山監督は何をしていたのだ。これはオーストラリア戦でも同様で、攻めるのは個人の技量次第で、守りのコンセプトが曖昧だった。守らな...U17アジア大会
いきなりブログサービスの終了のお知らせ。参ったね、teacupから引っ越してきて3年足らずなのに・・・仕方ない。次を探すか。gooblog終了
戦争でやってはいけないことの代表が、戦力の逐次投入だ。戦力を小出しして、相手の反応をみて方針を決める。歴史上、数多の政治家、将軍がやらかした典型的失敗である。やるのならば投入できる最大戦力を惜しまず出して、相手を圧倒して有利なポジションを得てから交渉に入る。戦争における王道であるのだが、これが出来なかった事例もまた多い。実は最大戦力を一気に投入するにはいくつかの条件がある。まず事前の情報収集であり、次に迅速な行動を可能にする連絡網の構築であり、具体的な行動のための道筋を明確にすることだ。そして困ったことに日本人はこれが苦手なことが多い。だからこそ歴史上の勝者である武将や政治家は、この迅速にして果敢な攻勢をするための準備を欠かさない。典型的なのは織田信長で、情報収集のための努力を惜しまず、街道の整備、海運、...10円値下げでいいよね
「お触りはダメよ」といきなり言われた。十数年前だが、銀座9の新橋側に新しい店舗が出来た。なんでもアメリカ版キャバクラもどきらしい。私はそもそも酒をさほど好きではないし、女性を侍らせて酒を楽しむ趣味もない。どちらかといえば、食事や会話を楽しむための酒である。第一、飲むならば自分のペースで飲みたい。だから女性が横について一々グラスを満たしてくれるのは、有難迷惑とさえ思っている。ただ、そうはいっても仕事の延長線上で飲みに行くこともある。友人ならまだしも、お客さんだと会話が途切れた時の空白がよろしくない。そんな時は場慣れしたホステスさんが仕切る銀座のクラブはけっこうありがたい。また若い顧客と飲む時は賑やかな新宿あたりのキャバクラを使うこともあった。だからアメリカ版のキャバクラってどんなもんだとの興味はあった。幸い...HOOTERS
相変わらずの軍事音痴に呆れてしまう。日本の国防を担う上で重要な戦術に、潜水艦による領海防衛がある。核恐怖症に陥っている日本では原子力潜水艦は作れない。だから通常動力の潜水艦を作って、広大な日本の領海を守ってきた。長年、通常型潜水艦を作ってきたのは川崎重工と三菱重工である。なかでも川崎重工の製作する潜水艦は、その高性能さで知られている。そのことは何よりも同盟国であるアメリカが良く知っている。なにしろ演習の度に日本の潜水艦に苦杯を舐めさせられてきたのだから。ただし、攻撃型原潜であるシーウルフ級はその強力な原子力エンジンを使って膨大な電力を生み出し、その電子探査能力は日本のそうりゅう型を上回るとされる。だから最強とは言わない。でもロシアはもちろん、シナの原潜は騒音が大きく日本の潜水艦に遠く及ばない。もちろんろく...情報戦
連帯責任は無責任と同意語だと思う。要は失敗の責任の重さを、当事者ではなく無関係な人たちにまで背負わせて軽減しようとする誤魔化しだと思う。実のところ私は学生時代、この連帯責任という奴を散々取らされている。だからはっきりと言ってやる。連帯責任を取らされて、真剣に責任の重さを痛感したことなんざ一度たりともない。思い出すのは「俺、関係ないじゃん」という口には出せない愚痴だけだ。はっきり言うが、連帯責任が有効なのが一定の仲間意識が成立している場合だけだ。だが大概の場合、なんで自分が巻き込まれるのだとの被害者意識が出るだけで、事態の改善には役に立たないと思う。ところが日本では別の使い方もある。それは個人の責任を薄めて、個人攻撃をさせないための連帯責任である。先日、高知県の中学校のプールで起きた水死事故がこのケースだと...プール中止
日本の大マスコミ様はとっても偉いので、国民は新聞やTVで報じられた真実を信じなければいけないと考えていらっしゃるようでアリマス(ケロロ軍曹の口調で)。特に大陸や半島へのお気遣いを欠かさないマスコミ様におかれましては、石破、小泉、河野はお気に入りでアリマス。八方美人主義で誰にでも媚を売り、勇ましい発言はしても必ず尻切れトンボになるヘタレっぷりは、我が日本国の首相として相応しいでアリマス。この三人ならば誰であろうと、きっと正義と潔白の野党との連合政権も可能でアリマス。ケロ?アメリカが心配でありますか。いやいや、大丈夫でアリマス。あの鳩ポッポや怒鳴る菅でも出来る仕事でアリマス。それどころか、きっと日米安保を破棄して、沖縄を中国に献上し、高純度ウランの製造技術を半島に捧げて対話による恒久的な平和を実現してくれるで...次期自民党総裁は
好きな怪獣は、と問われれば即座に「レッドキング」と答える。初代ウルトラマンに出てきた怪獣で、太平洋上の孤島である多々良島に生息する。骸骨みたいな小さな頭部にどれだけの脳みそがあるのか不明だが、頑丈な体躯と暴れっぷりは怪獣番長に相応しい乱暴者である。蛇腹模様の逞しい体と怪力で暴れまわるだけで、知恵もなく、落ち着きもない。ただただ暴れるしか能がない単細胞でもある。まさに怪獣とはかくあるべしを体現した偉大な怪獣様なのです。それなのに、何だこの漫画は、主人公の奴、正義のヒーローに変身するならまだしも、よりにもよって怪獣に変身するとは何事か。しかも、一丁前に悩んだり、愚痴ったりと人間臭いことこの上ない。怪獣なら怪獣らしく人類壊滅に貢献せんかい。この裏切り者めェ~。まったくもって、この怪獣8号はとんでもない奴である。...怪獣8号
なんか気になる。山梨県の富士吉田市の学校給食で出されたビワが原因で、小中学校の生徒126人が中毒を起こしたと報じられた。たしかにビワはリンゴや桃と同じくらいで、一定数のアレルギー反応を引き起こすことで知られている。だが割と珍しく、まさかビワがと驚いた方も多いと思う。私が子供の頃に住んでいた借家の庭にはビワがあり、夏ごろになると熟したビワを食べていた。この熟した時の見極めが難しく、早過ぎると不味い。その点、野鳥は凄い。一番美味しい時を見極めてビワを食べにくる。だから夏が近づくと、毎朝鳥に食われていないかを確認するのが日課だった。もっとも、ほとんどの場合鳥の勝利で、私らが食べられるのは全体の三分の一程度であった。もちろん熟しているので大変に美味しいし、アレルギーも出なかった。ただ親から種は絶対に食べるなと教わ...ビワの中毒
戦闘機のロールスロイス、そう呼ばれたのがアメリカのかつての主力戦闘機であるF15である。なにせ初期の頃は、あまりに高額すぎて日本とサウジアラビアしか買えなかったほどだ。だが実戦での墜落は皆無で、その戦闘力の高さは有名だった。その後F15Eという対地攻撃力を大幅に向上させたタイプが登場してからは、多くの国で採用されている。もっともアメリカ本国ではF22ラプターへと交替が進み、やがてはF35に代替されるはずであった。ところがその後、F15EXという改良機が発表された。ステルス性皆無のF15だが、このEXタイプは大量のミサイルを搭載した攻撃特化タイプであった。軽量な機体に大出力のエンジンをもつF15ならではの活用法であった。私は最近までF15を名機だと思っていた。ただF15には妙な話がいくつかあった。模擬戦闘に...弱いが強い
暑くなると、素肌の露出が増える。スケベ心丸出しでなんだが、やはり若い娘の日焼けした肌がのぞける姿には無意識にも視線を奪われる。もう還暦過ぎても、このスケベ心は健在なのだから、男の本能の強さには肩をすくめるしかない。とはいえ、男たちのスケベな目線にさらされる若い娘の心情は複雑であるらしい。厭らしい中年男のジメジメしたスケベな目線で見られるのは不愉快極まりない。これはまぁ分かる。しかし、イケメンの格好良い男性の目を引き付けるセクシーな姿には憧れるらしい。私が十代後半、多分大学浪人をしていた頃だと思う。当時私は予備校通いをする一方で、渋谷のホテルの駐車場で、係員のアルバイトをしていた。基本的に遅番が多く、仕事を終えるのは23時である。あの頃は、三軒茶屋に住んでいたから、その気になれば歩いて帰宅できた。まぁ一時間...政治家がするべきこと
>2021年、北海道旭川市で凍死した中学2年(当時)の女子生徒がいじめを受けていた問題で、市教委の第三者委員会が“黒塗り”で非公表にしていたとみられる文書がインターネット上に流出していることがわかりました。今頃になって良心がうずいたのか、はたまた隠し通せないと思ったのか爆弾文章が密かに公開された。被害者家族の心情を思いやり、敢えて黒塗りにしたそうだが、やはり本音は犯人の隠匿と事件の矮小化であろう。そもそもね、凍死に追いやるような暴挙を「いじめ」で済ませること自体おかしい。本来なら殺人事件として警察が動くべき事件だと思う。しかし、旭川市は左派系の労働組合が強い影響力を持ち、その筆頭である教職員組合が率先して事件の隠蔽を図る異常な地域である。教育委員会は当初は「いじめ事件」はなかったものとしようとした。しかし...子育てに不向きな町
悲しいことに歴史の授業を嫌う学生は多い。歴史好きの私だが、正直無理はないと思っている。だって年号と歴史上の史実だけを丸暗記するだけの勉強が面白い訳がないと痛感していたからだ。私が歴史を好んだのは、歴史小説を先に読み、歴史を面白いと思っていたからで、歴史の授業は大学予備校で武井先生や山村先生の講義を受けるまではつまらないと思っていた。日本の学校の歴史の授業がつまらない最大の理由はマルクス主義である。共産党宣言で名高いマルクスは、自分の主張を裏付けるために歴史を科学で化粧した。すなわち事実と年号だけで歴史を組み立てた。マルクス主義には同意できない歴史学者も、この科学的な歴史には惹かれてしまった。これを唯物史観という。しかし、この科学的偽装こそが歴史をつまらなくさせた最大の原因である。いい国作ろう(1192年)...なぜ、地形と地理がわかれば世界史が面白くなるのか関真興
騒げばいいのか?そんな印象が否めないのが、史上最多の立候補者が乱立した東京都知事選である。とにかく都知事の候補者ポスターを展示する掲示板がひどい。特に元N党の立花の遣り口がひどい。私はNHKが嫌いだが、都知事選とは関係ないと思っている。ところが立花の遣り口は、都知事候補者のポスターを展示するべき掲示板を利用して自分の主張をアピールするポスターを貼り散らかす。正直言って今回の都知事選挙は50人を超す立候補者がいるが、そのうち当選が本当に出来ると考えている候補者は十人に満たないと思う。つまり残りの候補者は、都知事になりたいのではなく、自分の政治的主張をアピールするだけに立候補している。その意味で元N党の立花と似たり寄ったりではあるが、掲示板を占拠するような暴挙はしていない。はっきり言って選挙妨害だと思うが、何...騒げば良しなのか
ワールドカップ大会アジア三次予選の組み合わせが決まった。正直、このC組をトップで突破できないようでは、本大会での活躍は絶望的だ。アジアの国々との対戦は、日本にとって厄介なのは承知の上。なにせ日本は今やアジアトップクラスの実力国だと看做されている。だから対戦相手は引いて守っての引き分け狙いも平気でしてくる。それでも無敗で予選を勝ち抜けたのは、日本人選手の基礎的な能力が向上したうえに、戦術的理解が格段に上がっているからだ。特に前線の選手の大半が欧州リーグで活躍しており、相手の守備陣を切り裂ける。選手たちの相互理解により、無人のスペースを作り、そこへボールを出しての得点機の創出は、日本サッカーの進歩を象徴する動きだと思う。ただ日本人選手はアジアではスター選手であり、その情報は広く知られており、対策をされるケース...三次予選分け決定
絶望の淵にある時こそ真価が問われる。平凡な人生を望んでいたのだが、それでもこれはヤバいと深刻に悩んだことがある。あれは大学4年の8月のことだ。たまたま出会った高校のWV部の後輩と飲んだ際、岩登りをしたいというので、当時私が練習によく登った奥多摩の岩場へ連れて行った。夏休み中とはいえ平日であるため、誰もおらず自由にコースをとれたのはありがたかった。40メートルほどの簡単なルートを登攀し、昼食のお弁当を河原で食べて、さあもう少しランク高めのルートへ挑んだ時だ。やはり2ピッチ、つまり40メートルほどのルートであり、1ピッチ目を慎重に登りテラスで一休み・・・のつもりであった。ところがセルフビレイのためのザイルをカラピナにつなげた直後のことだ。ザイルがするするっと滑り落ちていくではないか。慌てて手を伸ばしたが間に合...ロストバケーション
どうやら令和5年の日本政府の税収は70兆円を超えそうである。コロナが終わり、外国人観光客が戻り、円安効果で輸出が好調なのだから不思議ではない。私が不思議でならないのは、日ごろ財政赤字を声高に叫ぶ役人様や、その手先と化しているマスコミ様におかれましては、一向に減税の声が出てこないことだ。日ごと財務省の発表する財政赤字のニュースは大々的に報じる癖に、いざ税収が増えているにもかかわらず黙り込む。私は何度も書いているけれどマスコミ様は報じたがらないので、嫌みったらしく再び書くぞ。日本政府が膨大な財政赤字を抱えているのは事実だ。しかしその赤字の中身は国債が中心だ。国債は借金であり返済しなければならない。既に国債の返済は始まっており、日本政府の支出のうち4割近くがこの国債という借金の返済に充てられてる。だから財政危機...税収好調
真面目な人って突然切れるから怖い。そんな生きた実例が新日本プロレス育ちで、のちのパンクラスや藤原組で活躍した船木誠勝だと思う。私が主に観ていたのは、1980年代中盤の新日本プロレスの前座の試合だった。野上らと組んでの試合はスピーディーでありながらパワーも感じさせる活気のある試合だった。彼はバランスが良かった。鍛え上げた筋肉が不自然ではなく、動きも滑らかで、跳躍力もある。そして何よりも顔立ちが良かった。顔立ちの良さは善玉レスラーとして必須の項目であり、未来のエース候補だと思っていた。ただ身長が180前半なので、ヘビー級としてはいささか物足りなさを感じたが、同じくらいの身長の藤波辰爾が成功しているので、彼の後継者として新日本プロレスはかなり期待していました。ただ彼は良くも悪くも真面目であった。当時はUWF勢が...プロレスってさ船木誠勝
馬鹿にせずに一度は読んで欲しいと思う作家の一人にディーン・R・クーンツがいる。ホラー小説を娯楽作品として極めている作家だと思っている。どんなに恐ろしい怪物が登場しようと、あるいは凄まじく絶望的な状況下であろうと最後はハッピーエンドで終わる安心のホラー小説を提供してくれる。キングやマキャモンと比べると、ホラーの深度は浅いかもしれない。でも、必ず読者を安心させて笑顔で最終頁を読み切れる。変に後を引きずるホラー作家が少なくない中、徹底して娯楽作品に徹するクーンツは凄いと思う。ところが皮肉なことにハッピーエンドが分かっているが故に、クーンツの作品を過小評価されることが多い。とんでもない誤解というか、理解が斜め上過ぎる。陰惨なエンディングならば、ホラー小説としての面白いといえるのか。救いようのない絶望が待ち構えてい...12月の扉ディーンRクーンツ
日本の軍隊は強いのかと問われると答えに窮する。兵士の教育練度は高い。日本では各地方で自衛隊の募集拠点があり、各高校に生徒の斡旋を依頼している。ちなみにそれを妨害するのは平和ボケした左派活動家である。もっとも阪神淡路大震災や東日本大震災により、自衛隊が国民を守るために泥まみれで奮闘している姿を直に見た人たちから、劇的に評価が上がったのは確かだ。なにせ世界最強の軍隊を有するアメリカ軍の最大の悩みは、基礎的な教育程度が低い兵士たちである。とりわけハイテク兵器の多くは、高度な知的訓練を前提にしている。だが多くの下級兵はそれに対応でしない。そこでPMC(民間軍事会社)を利用しているのは隠せぬ事実である。もっとも日本でもあまり偏差値の高くない高校の卒業生が、最後の伝手で自衛隊を選ぶことも多く、その教育練度はさほど高く...少子化の怖さ
戦後の日本人の最大の欠点は、世の中の動きを経済中心で観てしまうことだ。私が事務所でたまに聴くラジオでのことだ。>タレントの大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)6月17日の放送では大竹が、経済アナリストの森永卓郎氏と共に、在日米軍再編に伴う在沖縄米海兵隊の米領グアム移転に関する東京新聞の記事を取り上げた。移転は今年12月から行われ、28年までに海兵隊約4千人をグアムに移すほか、ハワイや米本土などに約5千人を移動させることが見込まれている。森永卓郎氏今アメリカが何をやろうとしているかというと…グアムに海兵隊を移転させるというのは、今まで日本列島がアメリカを守るための防衛ラインだったのを下げるということです大竹まことグアムに。...軍事音痴
1980年代後半、私は病院と自宅を往復するだけの人生を送っていた。たまに入院もしていたが、家で巣篭りというか引きこもっていることが多かった。時間はいくらでもあったが、体力がなかった。それなりに衰弱もしていたが、なによりも免疫力が低く、人込みなんて怖くていけなかった。なにせ電車に乗っていて同じ車両に咳をする人がいれば、その日の夕方には感染して発熱して寝込んでいたほどだ。サッカー部の部員と間違えられるほど太かった大腿筋は痩せ細り、上半身は骨と皮。別にマッチョ願望はなかったが、長年の闘病生活で病み衰えた身体は私の劣等感そのものだった。だからこそだと思うのだけど、この頃はけっこうマッチョな俳優が主演する映画を良く観ていた。ただ風邪などの感染症が怖かったので、映画館には行かず、もっぱらレンタルビデオ屋で借りて自宅の...プレデター
昨今、日本中で多発する熊による被害を拡大したいのが日本政府だ。ヒグマはもちろん、一回り小型のツキノワグマでさえ拳銃や散弾銃では倒せない。必然的にクマを狩る場合に使用するのはライフル銃かハーフライフル銃となる。ところが今年になり、ライフル銃及びハーフライフル銃に対する規制が強化された。現状、これらの銃器を保有するのは、長年クマの駆除に貢献してきた猟友会のハンターたちである。そして、猟友会のメンバーは高齢化により年々減少しているのは時折報道されている。具体的には、現在は狩猟免許の取得後すぐに所持することができるハーフライフル銃について、許可の基準をライフル銃と同じ、『猟銃を10年以上継続して所持している人』などに限定するとしています。ただでさえ銃規制は厳しくなり、特に威力のあるライフル銃などは規制強化され保有...会議室にクマはいない
車に関心がない人でもジープの愛称で知られる小型車は知っていると思う。第二次世界大戦中に開発されて戦場に投入された小型自動車である。小柄な車体だが走破性能は高く、壊れにくく、修理も容易である。武装はなく、装甲もないが、その抜群の機動力で兵士たちに愛用された。重い重機関銃を運んだり、傷病兵を後方に送ったり、まさに万能の自動車であった。戦後、ソ連も似たような車両を作ったが、ジープほどの信頼性の高いものではなかった。呆れたことに冷戦時代、アメリカに敵対していた左派ゲリラでさえもジープを愛用していたほどだ。その後アメリカ軍はジープの後継として大型の自動車を採用した。横幅が広く、車高が高い独特のスタイルで、愛称はハンビィーである。やはり固定の武器はなく、装甲も薄いがジープよりも大型であるため兵士の移動や武器、食料など...戦場を駆ける車