予定通り下記の「はてなブログ」へ引っ越しました。まだ全然勝手が分かりません。まぁ習うより慣れろ、為せば成るの精神で怠けつつやっていこうと思います。https://numanntak.hatenablog.com/引っ越し先
久々のルメートル作品である。しかも嬉しいことに、あのカミーユ警部再登場である。これは読まずにはいられない。しかし、あの衝撃の三部作と比べると本作は短編に過ぎる。なによりカミーユ警部への虐待ぶりが物足りない。なにより犯人のサイコ・ミステリー具体が薄いのが不満だ。ちなみに私がカミーユ警部虐待シリーズだと呼ぶのは、異常なサイコ犯罪者に苦労し、署内の人的軋轢に悩み、政治的な干渉に振り回されるだけでなく、プライベートな問題にまで苦悶するカミーユ警部の悪戦苦闘ぶりが名物だからだ。ただ、これまでの異様なサイコ犯に比して、今回の犯人は善良さが目立つのが何故か好印象となる不思議な作品。その秘訣はタイトルにこそある。これ以上はネタばれになるから書かないけれど、真のサイコ犯は案外と皆さんの身近にいるかもしれません。単行本にする...我が母なるロージーピエール・ルメートル
けっこう一人暮らしが長い私だが、案外と偏食である。いや、出されれば何でも食べる。その意味では偏食ではないが、自分の好き勝手ができる独り暮らしだと結構嗜好性が強く出る。その一つにタクアンがある。居酒屋なので酒の肴として出れば、特に選り好みもせずに食べるし、定食屋などで出されれば普通に食べている。しかし、自分で買って自宅で食べることはなかった。おそらく20代の頃から30年以上、自分のためにタクアンを買ったことはないと思う。そんな私なのだが、最近は3か月に一度程度、総菜屋でタクアンを買っている。その原因がタクアン炒飯である。このレシピはブロガーのハラペコ・グリズリーさんが「世界一美味しい手抜きご飯」で紹介されていたものだ。レシピではタクアンを切り刻んで、ソーセージを切ったものを炒めて、あとは普通の炒飯同様に作る...タクアン炒飯
今年は自動車免許証の更新の年だ。今回の更新では、これまで青色だった免許証がゴールドに替わる予定だ。ただし、安全運転をしてきた結果ではない。車の運転を5年近くやってないからである。本当はお金を貯めてある車を買うつもりだった。でも心筋梗塞と、その後の病気続きで予想以上に金がかかり、車の購入預金をけっこう使ってしまい、どうしようかと迷っていたところに、心室細動となり止めを刺された。以前、書いたようにICDという機器を左胸に埋め込んだことにより、突然死のリスクは大幅に減った。ただ、その後も階段を登った直後に、立ち眩みがして数分棒立ちになったことがある。後で病院でICDから記録を抽出したら、数分間心室細動が起きていて、機器が自動修復のために作動していたことが分かった。まだ治療は完全ではないと分かったので、その後心臓...虚構のゴールド免許
あまり話題に上がらないが、現在アルゼンチンにおいてU20対象の世界大会が行われている。日本の若き代表選手(20歳以下)は3月のアジア大会でベスト4に入ったので、この世界大会への出場権を得ていたので、現在奮闘中である。初戦は優勝候補の一角であるセネガルなのだが、なんと1-0で勝利している。そのミドルパスを繋げるサッカーは、地元アルゼンチンの観衆を沸かせるほどダイナミックなものであったと伝えられている。残念ながら私はまだその映像をみていない。早く見たくて仕方ないが、あまり日本一般の関心が高くないので致し方ない。実はこの世代、十代の頃から世界はおろかアジア相手でもあまり芳しい成績を上げてこなかった。上手い選手が多いのだが、全体的に小粒で大柄な外国人選手に弾き飛ばされての敗戦が多い。ただ次第に体が成長して、今は松...若き日本代表
もしかしたら日本と南コリアの間で通貨スワップが再び復活するかもしれない。私個人は反対なのだが、どうも先の広島サミットでバイデン・米大統領からの要請があったのではないかと推測している。もちろん公にされた根拠は一切ない。日本政府も麻生氏をはじめ強硬な反対論者が多く、岸田首相も決して賛意を示しているわけではないと思う。だが国際情勢が変化している。率直にいって南コリアの本命はアメリカ・ドルとの通貨スワップであろう。しかしバイデン大統領がサミットを早退したように、アメリカ政府の財政状態は芳しくない。金融不安もあって、とても南コリアを支援する余裕はない。こんな時こそ便利な日本である。ドルがだめなら円でもいい、やい、日本、通貨スワップを締結してやるぞと言わんばかりの上から目線で昨年から喧しい。さんざん、南コリアの手のひ...通貨スワップ
すでに銀座から神田に事務所を移転して一週間になる。されど銀座には、ほぼ一日置きに通っている。これは旧事務所に残置してあるゴミを処理するためだ。燃えないゴミは週末限定だし、燃えるゴミも多すぎて、一日では片付かない。特に廃棄予定の書籍もしくは印刷物で守秘義務に反しないものは、月曜日限定である。あまりに一回に多すぎると、運びきれないと区役所から言われているので、分けざるを得ない。しかたなく通って片付けを分けてやっている。まぁ面倒ではあるが、馴染みある銀座の街で過ごすのもあと僅かと思うと、むしろ寂しい気持ちが強い。幸いにして、通勤路の途上に銀座があるので、時折立ち寄るつもりである。やはり美味しい店が少なくないので、昼時に立ち寄れたらいいなアと甘い夢をみている。実際には忙しくと、そうそう立ち寄れないのは分かっている...引っ越して一週間
よくよく考えたら、凄いことだと気が付いた。四千年の歴史を持つとされる中華の歴代の王朝は、基本親族統治である。親から子へ、そして孫へと支配者の地位は引き継がれていく。このやり方は、外部からの侵略者がいない限り、代々引き継がれてきた。しかし、現在中華の地を支配する中華人民共和国は違う。初代の毛沢東から現在の習近平に至るまで、全て血縁関係は認められていない。共和国なのだから当たり前だろうと思うかもしれないが、中華の歴史を考えたらこれはすごいことである。中華の地を支配する歴代の支配者は、常に後継者に苦労してきた。親子で、あるいは兄弟で支配者の地位を争うことは当然であり、敗者には死が賜れた。それが常識であった。これは西欧でもオリエントでも当然のことであり、時代の支配者となれなかった者は一族郎党皆殺しが普通であった。...薬屋のひとりごと13日向夏
民主主義を掲げる政治家にとって、時には偽善も必要だ。それは分かるので、広島に集まったG7の首脳たちが原爆資料館で心にもない発言をしていることを非難する気はない。本音を口にすることは、時として愚かしいことであることぐらい、私でもわかるからだ。でも私は政治家ではないし、大衆に媚売る義務もない。だから本音を言わせていただく。核兵器が廃絶される日が来るとしたら、それは最低でも二つの要件を満たした時だ。一つは、核爆発(核分裂)を外部から強制的に終わらせる技術が完成すること。もう一つは、核兵器以上に威力のある兵器が実用化されることだ。もっといえば、話し合いで核兵器は廃絶されることはない。核兵器は政治的な手段であり、それも極めて有効な手段である。だから、核兵器に替わる、あるいは核兵器以上の手段が見つからぬ限り、核兵器は...広島サミット
ようやく引っ越しが終わった。といっても主な荷物を移しただけで、銀座の事務所にはリース機器と、捨てる予定の雑物が散乱している状態だ。一応、今月いっぱい契約はあるので、休日にでもコツコツと片付けるはずだ。実は少々予定が狂った。大量の古い書籍を廃棄する予定だったのだが、管理ビルの掃除のおばちゃんが重いし、多すぎると拒否してきたのだ。専門書ばかりでしかも古いため、古本屋などでも扱いはないので、廃棄せざるを得ない。結局、中央区の廃棄物処理規定に従い、月曜日に自分で路上に出すしかなくなった。まあ日曜の夜に立ち寄って、自分で運び出せばいいだけだ。引っ越しを委託した業者に頼むと、廃棄料金がけっこうかかるので、地道に自分でやることにした。このあたり、私はけっこうケチだ。もっとも引っ越し先では、梱包した書類の分別作業が待って...お引越し
>NBS長野放送ゴールデンウィーク中に長野県内で発生した山岳遭難は18件、死者は4人でコロナ禍前の2019年とほぼ同じ水準となりました。過去3年はコロナの影響がありましたが、今年は登山者も増えたとみられます。原因で最も多かったのが「滑落」で8件。2日には前穂高岳で3人が滑落し2人が死亡しています。次いで「技量不足」が3件となっています。多分、遭難が増えるだろうと考えていたけど、悪い意味でコロナ前とほぼ同水準ですね。長野県内だけの情報なので、日本全国も同様ではないと思いますが、あまり大差がないだろうとも考えています。コロナ禍でユーチューブなどを視ると意外なほどに登山関係の番組が多い。私も感心するようなレベルの高いものもありますが、映像の美しさをメインに据えた危なっかしい番組も少なくありません。その危うさに気...GWの山
久々に笑った、それもモンスターパニック映画である。ジョーズ以来、サメ映画はいくつも製作されてきたが、これほど大真面目に馬鹿らしい映画は初めてだ。なにせ双頭のサメだぞ、サメを通り越してモンスターそのものである。いや怪獣のほうが相応しいかも。ちなみに続編ではトリプルヘッドシャーク、四はなく、ファイブヘッドシャークと続き、遂にはシックスヘッドシャークである。これだけ続編が製作されているのだから、けっこう人気があるのだろう。キングギドラを超越し、遂には八岐大蛇に迫る勢いである。いやギリシャ神話のヒュドラに進化する日も近いかもしれない。正直、首が幾つもあるサメなんてあるわけない。サメはある意味、進化の頂点であり流線型の体躯は高速泳法に必須のものだ。それなのに首が複数あったら水の抵抗で遅くなるではないか。そんな理屈を...ダブルヘッドジョーズ
閉店した店ばかり取り上げるのもなんなので、今も営業しているお店について話したい。ここは薬膳を売りにした中国料理店で「星福」シンフーといいます。S先生がご健在な頃は、しばしば利用しており、私も何度となく同席したものです。薬膳中華が売りで、アガリスク茸を使った料理など健康に気遣った献立が美味しいのが特徴です。でも薬っぽさはなく、普通の中華なので意識せずに食べられれます。いささか記憶はおぼろげですが、バブル期にはかなり人気があって原宿駅前や名古屋にも支店があったように覚えています。その当時は値段がいささか高くて、学生の私にはなかなか手が出ませんでした。でも人気店なので、原宿店にランチを食べに行ったことがありましたが、学生の財布にはきつかった。まさかその後、働き出してから銀座の本店に行くようになるとは思いませんで...薬膳中華
私もね、心が痛みます。なんで、こんなバカどもが近くに居るのか。なんで明治政府はロシアが南進してきたとき、素直に半島を渡さなかったのか。ロシアの直轄領になっていれば、あのアホどもは、今頃シベリアの地で凍土を掘って暮らしていたでしょうね。たしかに半島がロシア領だとすると国防上極めて危険だとは思いますが、憲法9条信者などという愚民は存在していないでしょう。少し冷静になって、もう一度事実関係をおさらいします。まず、ホワイト国指定解除は、そもそも核兵器製造に使われる高濃度フッ化水素を、国連決議に反してイランへ横流した南コリアの行為故です。徴用工訴訟なんてものとは無関係。また我が国の航空機に対するレーダー照射問題は、国連決議による北コリアへの経済制裁に反している疑い濃厚な海上での瀬取りを監視されたことへの反発であり、...心が痛む
中華料理は脂っこい。ある意味、真実だと思うが、中国料理は多民族料理であり、奥の深さは世界屈指だと評価している。ちなみに中華料理といった場合は、日本に合わせた中国料理だと私は理解している。日本人が大好きな天津飯は、日本に居たシナ人の料理人が日本人に合わせて作った料理で、本国はもちろん天津の街にもない料理として有名だ。また日本人が大好きな餃子だが、中国では水餃子か蒸餃子が普通で焼いた餃子なんて、食べ残しを下働きの下人などが焼き直して食べる料理だと聞いたことあある。これは受験漢文で有名な多久先生のお話だった。そうはいっても、魔改造好きな日本人は、わざわざ焼くことを前提に餃子の皮を練り上げ、美味しい焼き餃子を完成させてシナ人さえも楽しませている。私は蒸料理が多い点心などが好きだが、やはり全般的に中国料理は脂っぽい...さっぱり中華
ガソリンを給油しようとスタンドへ行ったら、レギュラーガソリンがリッター500円だった。そんな日が来たら、誰がガソリン車に乗りたいと思うだろうか。ちなみに2023年現在だとリッター160円前後だから、まだ我慢は出来る。しかし、原油自体が枯渇する日は、今世紀中に訪れることはほぼ確定である。そうなるとリッター500円どころか1000円だってあり得る話。だからこそ電気自動車(EV車)が求められるのは当然の理であろう。しかし世界的にみると日本の自動車メーカーは電気自動車に対して反応が鈍い。先行する欧米のメーカーはもちろん、シナやコリアのメーカーと比べてもEV車の製造販売が遅れている。これは事実であるがゆえに、日本のメーカー及び日本社会の対応の遅れを指摘するマスコミが出てくるのは当然であろう。それは分かるのだが、私が...EV車への対応
30年ちかく働いてきた銀座の街を離れるとなると、いささか感傷的にならざるを得ない。東京原住民の私だが、銀座の街とはあまり縁がなかった。幼少期に祖母に連れられて築地に買い物へ行き、その帰りに銀座スエヒロで牛肉のコマ肉を買って帰ったくらいしか記憶にない。だから30過ぎて銀座の街で働くようになるとは、まったく予想外であった。若かりし頃は酒豪であったS先生だが、糖尿病になってからは断酒したそうだ。元々酒好きが故に銀座に事務所を構えたと噂のあったS先生である。断酒してからは美味しい食事に拘るようになった。はて?糖尿病はどうするのだ。その答えはすぐに分かった。たとえば歌舞伎座近くのステーキハウス「チャコ」に行くとS先生はNYヒレステーキを頼む。同伴する私は先生の勧めるサーロインステーキだ。そして配膳されると自分のヒレ...チャコ
恐竜学はいつも現在進行形。私が子供の頃の恐竜のティラノサウルスは、尻尾と後足で直立する形、つまり漢字の「入」の形で表現されていた。ところがいつのまにやらティラノサウルスは、巨大な頭部と長い尻尾でバランスをとり、背骨から地面に垂直に立つ姿、いわばTの字で表現されるようになっていた。これが恐竜を学問的に研究してきた成果の一端であり、コンピューターによる力学的な解析も大きく貢献しているという。またご存じの方も多いと思うが、恐竜は鳥の先祖だと考えられるようになったのも比較的近年のことだ。ティラノサウルスも作画者によっては、羽をまとって描かれていることもある。また未だに決着をみていない論争の一つに、恐竜温血説がある。つまり爬虫類のような変温生物ではなく、恒常的に体温を維持する哺乳類のような身体であったと主張するので...新恐竜伝説金子隆一
今から4年ほど前のことだ。うちの事務所と取引のある某企業の営業の方から妙な相談を受けたのがきっかけだった。なんでも神田で40年やっている、ある税理士の先生が大怪我をして大変なので手伝ってくれないかとの事。当時、メガバンクのリストラに伴い退職した銀行員が、転職先への手土産としてうちの事務所の優良顧問先を某弁護士法人の会計部門に持って行かれたため、売上低下に悩んでいた最中だった。デフレ下での不況に悩む経済状況では、なかなか新規で高い報酬の顧問先は見つからない。だが事情が分からないので取りあえず、その神田の先生にお会いすることにした。その事務所は現在は淡路町にある。以前は駅前にあったそうだが、背骨を骨折され車椅子になった先生が、動きやすいように広めの事務所に移転したとのこと。驚いたことに、その先生は事務所内を車...新たな展開
部屋の中に居ても、風の唸りが聞こえてくる。風は気圧の高いところから、気圧の低いところへ吹き下ろされる。天気図をみると太平洋高気圧の淵が、丁度日本列島に係っている。そして日本海側には低気圧が連続して並んでいる。風が強いのも当然だ。しかも太平洋高気圧からの風は湿っぽく、かつ熱気をはらむ。そのうえ、日本海上空の低気圧が連なっている。凄く嫌な感じ。私なら登山を中断する天気図だ。実はGW中はわりと遭難が多い。登山者が多いのも一因だが、気候が荒れることも大きな要因になっている。一言でいえば、冬の空気が夏の空気に入れ替わる時節だ。こんな時、山の天気は荒れる。更に付け加えるなら、荒れた天気の合間の晴れた光景が美しい時期でもある。だからこそ撤退の決断がしずらい。十代の頃、何度か怖い思いをしている。ヒマラヤ登山にも使用された...風の唸り声
平和な日々が当たり前の日本とは異なり、今も世界各地で政府と反政府組織が戦っている。その双方から大人気なのが、日本メーカー製のオフロード・トラックである。トヨタのハイラックスと、日産のサファリが有名である。世界中の軍隊、特にあまり裕福でない国々では安くて壊れない日本製オフロード車に対する信用は絶大である。それは敵方であるゲリラも同様で、重機関銃を据え付けたり、ロケットランチャーを装着したりして、即席の戦闘車両に変身させる。トヨタや日産がどこまで分かって輸出しているのかは知らないが、余計な電子装備は付けず、頑丈さと整備のし易さ、修理の簡便さを優先させた作りは、正規兵からゲリラ、盗賊団まで世界中にファンがいる。要するに日本メーカーが製造販売した車両が輸出され、現地で改造されて戦闘車両として人々を殺し、家屋を焼き...日本製戦闘車
>アメリカ国籍のウームラッド・パトリシア・ピーツェンさん(60)です。警察によりますと、ウームラッドさんは今月10日午前7時ごろ、奈良県・十津川村の民宿を出発し、熊野古道を通って十津川村平谷に向かったとみられています。しかし、ウームラッドさんが夜になっても宿泊予定だった施設に到着しなかったため、従業員が通報しました。ウームラッドさんは、身長が157センチ、ピンク色のジャンパーを着て、黄色のリュックを背負っていたということで、警察が情報提供を呼び掛けています。ウームラッドさんの親族によりますと、ウームラッドさんはこうした一人での山歩きの経験は豊富だということです。親族は「彼女を見つけて家に帰したい」と話していて、SNS上で、情報提供とともに、民間の捜索隊を雇うためのクラウドファンディングへの協力を呼び掛けて...苔むす沢筋
誤解しているのか、濫用しようとしているのかは分からないけど、改めて確認したい。民主主義とは、「最大多数の最大幸福」を基礎原理とする思想である。断じて少数意見を優遇する思想ではない。むしろ少数意見を多数意見で押し潰す制度である。注意しなかればいけないのは、最大多数の意見が正しいと想定しているだけで、結果的に少数意見が正しくとも、多数決で選んだ結論だからと納得することを強要する思想でもある。つまるところ多数派の意見を押し通すための思想であり、少数意見は尊重はしても採用する必要はないと切り捨てる思想でもある。ところが何故だか、少数意見を採用するのが民主主義だと思い込んでいる輩がいるように思う。少数意見であろうとそれを採用できるのは、強力な支配力をもった独裁者に許された特権であり、民主主義ではない。私はスケベでは...LGBT法案に思うこと
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予定通り下記の「はてなブログ」へ引っ越しました。まだ全然勝手が分かりません。まぁ習うより慣れろ、為せば成るの精神で怠けつつやっていこうと思います。https://numanntak.hatenablog.com/引っ越し先
素人の趣味だと軽く考えていたが、とんでもない勘違いだったようだ。素人という言葉には、どこか軽く見る雰囲気が漂う。しかし、この素人たるアマチュアの人たちが日本の考古学、とりわけ文献の無い石器時代の研究に貢献してきたことには驚きを隠せえない。もっとも本書でも触れられているが、藤村真一氏による旧石器の捏造事件に代表されるように、個人の邪な願望を優先した事例もある。これが氷山の一角なのか、あるいは特異な事例なのか私は判断できる自信がない。だが現代の科学は、一つの事例について多方面からの考察と研究を求めており、第三者客観性を重んじる。藤村氏の捏造事件以降、旧石器時代の遺構の発掘作業は、多様な研究手法が活用されるようになった。それはそれで喜ばしいことである。私が本書を読んで驚いたのは、素人であるはずの高校生の考古学ク...古代史の謎はどこまで解けたか
学生の頃は毎年ゴールデンウイークには山に登っていた。そのせいで、今は憂鬱になることが時たまある。街中では、春であり、時には半袖で歩きたくなるほど快適な季節である。しかし山の上は違う。一言で云えば春と冬とを行き来する狭間の時期である。これが怖いが美しい。冬の蒼天は輝くほどに美しく、緑の芽吹いた山稜とのコントラストが目を奪う。山が最も美しく見える時期かもしれない。だがまだ高層の空気は不安定であり、高気圧も冬型である場合もある。つまり晴天でも空気は冷たい。この高気圧の後にやってくる低気圧は、この時期不思議なくらい連弾型というか通称二つ玉と呼ばれる暴れん坊だ。大気は気圧の高い(高気圧)ところから低い(低気圧)に流れる。冷たく湿気た大気が低気圧に沿い降下して地表にぶつかり急上昇する。この時に雨雲が発生する。GWの時...GWと雪崩
いやはや南友、もとい、いやはや何とも時間がかかる。なにがってブログ記事の引っ越しデータ作成である。現在申込はしたが未だ終了の連絡はない。どうもかなり混みあっているようだ。まぁ今が最盛期なのだろう。果報は寝て待て、ですね。引っ越し準備
だからサウジは弱くなった。それが痛感できたのが、先日に横浜マリノスに圧勝したサウジのクラブチームであるアル・ナスルを見た時の感想である。AFCアジア・チャンピオンシリーズ・エリートと称するアジアのクラブチームNo1を決める大会である。アr・ナスルはサウジアラビア・リーグではアル・ヒラルとの二強で知られている。特徴はなんといってもオイルマネーをつぎ込んでの著名選手を海外から招聘していることだ。ポルトガルのCロナウド、コロンビアのデュラン、セネガルのマネと有力な選手を抱えている。試合を観てみると、攻撃は明らかに外国人助っ人選手の独壇場であり、辛うじてDFとGKだけがサウジの選手である。日本のJリーグも当初10年以上、攻撃は外国人選手が中心であったが、それでも徐々に日本人の若手を競わせてプレーの質の向上を目指し...サッカーの強化方法
やばいくらいに快適だ。何がってハンズフリーシューズである。なにせ靴ベラを使わずに履けるかけでなく、脱ぐのも楽なのだ。私の本性はナマケグマなので、こんな怠惰な靴には本能的に惹かれてしまう。少し前から足腰の衰えを感じていた。心臓の機能が4割弱に低下したので、必然的に歩く速度が遅くなり、歩行距離も短くなっていたから当然だと思う。だから歩く時間を増やそうと思っていたが、スーツに合わせた革靴は長時間の歩行には向かない。だからスーツにも違和感のないスニーカーを少しづつ試している。やはり靴底が分厚くクッション性の高いスニーカーのほうが長時間歩いても疲労度が違う。30年前ならカラフルなスニーカーが主流であったが、現在はスーツ姿で履いても不自然に見えないスニーカーがけっこうある。私は歩くこと自体は嫌いではない。むしろ好きな...ハンズフリーシューズ
日本に戦争の危機が迫るとしたら、一に台湾、二に半島だと思う。特に台湾は共産シナが固執しており、軍事上の衝突が起きる可能性が高い。そして日本は無関係ではいられない。共産シナが台湾を欲するのは、国民党が国宝級の歴史的遺物を奪っていったからだと主張しているが、本音はかつての仇敵の殲滅であろう。シナ人の執念深さを軽視してはいけない。だが、もう一つの本音は、西大西洋への自由な出入り口を保持して、アメリカに対して強烈なアピールをすることだ。中国とは世界の中心の国を意味する言葉であり、アメリカではなくシナこそが世界の中心でなければならないと確信している。これはかつて太平洋を二分割することをアメリカに提案したことで顕在化した野心だが、もちろんアメリカが受け入れる訳がない。このアメリカの態度に期待を寄せるのは台湾の人たちだ...台湾危機と日本
戦うだけでは十分ではない。そのことを痛感したのは、大学4年の就職活動の時だった。以前にも書いたが、私は中学2年の秋までは大学どころか高校にも進学する気のない落ちこぼれであった。別に勉強嫌いであった訳ではない。母子家庭で家計に余裕がないと分かっていたので、中卒で働くつもりであった。だから勉強なんて必要ないと割り切っていた。ところが7歳の時に離別した父が突然連絡をとってきて単身会いにいくと、大学までの学費を負担するから進学しろと言うではないか。今更父親面かよと内心思ったが、進学できるならば、それに越したことはない。とはいえクラスどころか学年でも下から数えて一桁台の落ちこぼれの私だ。急いで私のような馬鹿でも相手してくれる塾を探して通うことになった。当然に今までの夜遊びの時間は激減した。当時はゲーセンや公園の裏で...デッドマウントディスプレイ第15巻
いつの時代にも騙される人はいるものだ。日本政府の負債が地方政府分と合わせて1,317兆円に達したと報じられ、国民一人当たりの負担額は1,063万円になるとの記事が出た。素直に「これじゃ、減税なんて言っている場合じゃないね」とのコメントもネット上に上げられていた。はっきり言いますけど、馬鹿ですね。馬鹿でなければ、財務省側の情報操作の一環でしょう。まず国の借金とは国債であり、その国債の所有者こそが債権者です。地方債も同様ですが、債権の所有者は主に金融機関、財団等の半公共団体、そして日本銀行です。個人の国債保有者が極めて少ないのが特徴です。この国債の保有者が外国人や外国企業、外国政府だったりするとデフォルト(債務不履行)の発生の可能性が高まります。つまり国家の破産ですね。日本の場合はまずあり得ません。何故なら国...バカは騙される
世界で最も人気のあるスポーツがサッカーだ。そして4年に一回開催されるサッカーの国別の世界一を決める国際大会がワールドカップ大会である。200か国を超える国が参加するだけに、予選を行うだけでも膨大な時間がかかる。その予選は各大陸別に開催される。欧州、アフリカ、アジア、オセアニア、北中米、南米に大別されるのだが、この中で最も巨大なのがアジアである。なにせ中近東から中央アジア、東南アジア、極東を含むのだから、予選も3段階に分けて行われる。このアジア予選を仕切るのがAFC(アジア・フットボール・コンフェデレーション)であるが、あまり評判が良くない。なにせ組織を牛耳っているのは豊富なオイルマネーを持つアラブ諸国である。組織の事務局こそマレーシアのクアラルンプールにあるが、その運営はアラブ諸国に牛耳られている。日本で...AFCの分割
金の問題ではない。このことが理解できていないマスコミ報道が多すぎる。トランプ大統領が、より多くの軍事貢献を求めていることをお金の問題にすり替える間抜けな報道が多くて困る。それどころか、これをトランプの横暴だと認識しているおバカが巷に溢れている。そうではない、これは20年以上前からアメリカが求めていたものだ。それをアメリカ軍の駐在費用の分担の問題にすり替えたのが日本のマスコミ様である。この問題は古くて新しい問題でもある。1960年代から70年代にかけて日米安全保障条約の改訂がなされるたびに、左派学生や労働組合、教職員組合が動員されて国会議事堂前で反対デモが盛大に行われた。しかし、集まっている反対派で、日米安全保障条約の内容を理解しているものは皆無であった。この軍事条約の本質は、アメリカは日本を守ってやるが、...アメリカが求めるもの
本を読むのは大好きだが、文章を書くのは決して得意ではなかった。特に簡潔に分かり易く書くのは苦手であった。だからインターネットが始まってから、ネット上のコミュニティに参加して、そこの掲示板に書くことで文章書きが上手くなれたら良いなと考えていた。それがAOLの会員限定のコミュニティであった。私はそこで掲示板に多数書き込み、徐々に文章を書く楽しさを覚えていった。しかし、AOLがコニュニティーの掲示板を廃止し、替わりにブログを導入した。それが2005年の秋であった。私のブログ書きは、ここから始まっている。数年間、AOLでブログを書き続けていたが遂にAOL自体が事業撤退となり、後継としてTeacupを紹介されたので、そちらに引っ越した。そこで十年近く書き続けたがやはりブログサービスの撤退を受けて引越し先として推奨さ...ブログについて
現生人類がその存在を認められるのは今から4~5万年前である。単純にネアンデルタール人からクロマニョン人へ移行したのではなく、混在したり、分化したり複雑な進化の経路を辿って現行人類が圧倒的な支配者となったことが分かっている。ただ、その移行の時期は氷河時代だと分かっている。氷河期が終わり、間氷期に入ったのは概ね一年前であるからして、現生人類が農業を始めたのは今から8千年ぐらい前だと言われている。つまり人類はその生存期間の過半以上、概ね3万年以上は遊牧生活で暮らしてきたと想像できる。農耕が始まったのは間氷期に入ってからで、そこから農産物の蓄積により富が溜まり、都市文明が花開いた。現代の人類はこの都市文明の発展から育ったものなので、遊牧生活は野蛮なものだとの偏見が、当然の考えとして広まっている。そう、遊牧生活が農...逆転の大中国史楊海英
私は以前から21世紀は、原油と食料と水を求めて戦争が起こると考えています。ただ20世紀に起きた二度の世界大戦のような形ではなく、局地的な紛争の頻発となるのではないかと予想しています。実際問題、冷戦終結以降、世界各地で起こった戦争は、規模が小さく他の国の支援を受けての地域紛争ばかりです。現在の覇権国であるアメリカの最新兵器は、基本的に対ソ連向けが中心で技術の粋を尽くしたものが中心です。多額の開発資金を投じ、大学や研究所、軍需企業等に協力を要請して製造した兵器は、いずれも高性能なものばかり。ただあまりに高額過ぎた。世界第一位の経済力を誇るアメリカでさえ、その高額な軍事費に疑問を感じざるを得なかった。特に税金の使途に厳しいアメリカの議員たちが疑問視したのが、コストパフォーマンスでした。ゲリラやテロリストたちが保...21世紀の戦争
お昼時になると、美味いと評判の店にはサラリーマンやOLが行列をつくる。ナマケグマの癖に食べ物に関してはせっかちな私は行列に並んでまでして昼食を食べるのは好きではない。時間の無駄に思えて仕方ないからだが、それでも美味しい昼食を気軽に楽しみたい気持ちはある。事務所の近くにある冒頭のカリー屋は、昼時になると常時行列の出来る店である。興味はあったが、並ぶのが嫌でいつも通り過ぎていた。実は神田界隈はカレーの名店が幾つもあるカレー激戦区でもある。時折人気投票などをやっているが、「ジンコック」は上位の常連店でもある。だから気になっていた。その日は氷雨が横殴りの風と共に吹き付けるせいで、外を出歩く人の姿は少なかった。もしやと思い、ジンコックに行くと2人しか並んでいない。これはチャンスと思い初めて並んだ。冷たい氷雨に吹かれ...ジンコック
どうも冷たい風に吹かれたせいで風邪を引いた模様。なので一日静養します。やわな身体になったもんですわ。お休み
日本サッカーの二つの欠点が明らかになったのが今回のU17アジア大会だ。初戦がUAEに3-1で勝利、次戦がヴェトナムに1-1で引き分け、そして三戦目がオーストラリアに2-3で敗北である。ヴェトナムとUAEが引き分けた為、得失点差で決勝リーグに進出、合わせて世界大会への出場も決まった。私は三戦ともネット観戦したが、個々人の選手の技量は決して低くない。ただチーム戦術が中途半端だ。特に二戦目のヴェトナム戦は勝ち切れたはずの試合だった。終盤で失点しての引き分けだが、あれはしっかりと守り切れなかった日本側の当然の失点だ。守るのか、攻め切るのかが明白でない中途半端な戦い方が失点を招いた。いったい廣山監督は何をしていたのだ。これはオーストラリア戦でも同様で、攻めるのは個人の技量次第で、守りのコンセプトが曖昧だった。守らな...U17アジア大会
いきなりブログサービスの終了のお知らせ。参ったね、teacupから引っ越してきて3年足らずなのに・・・仕方ない。次を探すか。gooblog終了
戦争でやってはいけないことの代表が、戦力の逐次投入だ。戦力を小出しして、相手の反応をみて方針を決める。歴史上、数多の政治家、将軍がやらかした典型的失敗である。やるのならば投入できる最大戦力を惜しまず出して、相手を圧倒して有利なポジションを得てから交渉に入る。戦争における王道であるのだが、これが出来なかった事例もまた多い。実は最大戦力を一気に投入するにはいくつかの条件がある。まず事前の情報収集であり、次に迅速な行動を可能にする連絡網の構築であり、具体的な行動のための道筋を明確にすることだ。そして困ったことに日本人はこれが苦手なことが多い。だからこそ歴史上の勝者である武将や政治家は、この迅速にして果敢な攻勢をするための準備を欠かさない。典型的なのは織田信長で、情報収集のための努力を惜しまず、街道の整備、海運、...10円値下げでいいよね
「お触りはダメよ」といきなり言われた。十数年前だが、銀座9の新橋側に新しい店舗が出来た。なんでもアメリカ版キャバクラもどきらしい。私はそもそも酒をさほど好きではないし、女性を侍らせて酒を楽しむ趣味もない。どちらかといえば、食事や会話を楽しむための酒である。第一、飲むならば自分のペースで飲みたい。だから女性が横について一々グラスを満たしてくれるのは、有難迷惑とさえ思っている。ただ、そうはいっても仕事の延長線上で飲みに行くこともある。友人ならまだしも、お客さんだと会話が途切れた時の空白がよろしくない。そんな時は場慣れしたホステスさんが仕切る銀座のクラブはけっこうありがたい。また若い顧客と飲む時は賑やかな新宿あたりのキャバクラを使うこともあった。だからアメリカ版のキャバクラってどんなもんだとの興味はあった。幸い...HOOTERS
小池氏の続投で決まった令和6年の東京都知事選挙。東京の原住民として関心を持つべきであろうが、正直ほとんど無関心であった。ちなみに選挙は白紙投票だ。だって支持したい候補者皆無だもの。首都である東京は日本の都市問題の縮図でもある。問題は山積しているが、率直に言って自治体レベルで単独に解消できる問題ではない問題が多すぎる。まず人口減少による社会基盤の再構築。現在の電気、ガス、水道などの生活インフラだけでなく、道路、電車、バスといった公共のインフラを維持することが困難になる。働き手が減少するのに、必要とされる社会資本の維持管理が現状のままでは必ず破綻する。また人口減少は必然的に空き家を産み、その結果としての不動産市況の下落を招く。実は現在進行形なのだが、不動産業界及び金融機関が必死で食い止めているので目立たない。...都知事選挙
歴史から学べることは数多ある。そのための一冊だと言えるのが表題の作品だ。ただし読む前に知っておいた方が良いことがある。著者である田中隆吉は、戦後のGHQ裁判においてアメリカ側の証人として発言している。また第一次上海事変を始めとして対ソ連工作など陸軍において暗躍した人物であることは確かだ。また東京裁判に於いて、東条らを死刑台に追いやったのは田中の証言が大きく影響しており、それ故に売国奴呼ばわりされたのは事実だ。しかしながら田中が虚言を吐いたとの評はなく、その驚異的な記憶力は一般に知られていなかった陸軍の暗部を暴き出すのに大きく貢献した。実際、田中氏を批難する意見は少なくないが、嘘を言っているとの批判はほぼない。感情的というか主観的な意見の相違はあるようだが、陸軍内部に在籍し、しかも決して軽い立場ではなかった...日本軍閥暗闘史田中隆吉
相変わらずの軍事音痴に呆れてしまう。日本の国防を担う上で重要な戦術に、潜水艦による領海防衛がある。核恐怖症に陥っている日本では原子力潜水艦は作れない。だから通常動力の潜水艦を作って、広大な日本の領海を守ってきた。長年、通常型潜水艦を作ってきたのは川崎重工と三菱重工である。なかでも川崎重工の製作する潜水艦は、その高性能さで知られている。そのことは何よりも同盟国であるアメリカが良く知っている。なにしろ演習の度に日本の潜水艦に苦杯を舐めさせられてきたのだから。ただし、攻撃型原潜であるシーウルフ級はその強力な原子力エンジンを使って膨大な電力を生み出し、その電子探査能力は日本のそうりゅう型を上回るとされる。だから最強とは言わない。でもロシアはもちろん、シナの原潜は騒音が大きく日本の潜水艦に遠く及ばない。もちろんろく...情報戦
連帯責任は無責任と同意語だと思う。要は失敗の責任の重さを、当事者ではなく無関係な人たちにまで背負わせて軽減しようとする誤魔化しだと思う。実のところ私は学生時代、この連帯責任という奴を散々取らされている。だからはっきりと言ってやる。連帯責任を取らされて、真剣に責任の重さを痛感したことなんざ一度たりともない。思い出すのは「俺、関係ないじゃん」という口には出せない愚痴だけだ。はっきり言うが、連帯責任が有効なのが一定の仲間意識が成立している場合だけだ。だが大概の場合、なんで自分が巻き込まれるのだとの被害者意識が出るだけで、事態の改善には役に立たないと思う。ところが日本では別の使い方もある。それは個人の責任を薄めて、個人攻撃をさせないための連帯責任である。先日、高知県の中学校のプールで起きた水死事故がこのケースだと...プール中止
日本の大マスコミ様はとっても偉いので、国民は新聞やTVで報じられた真実を信じなければいけないと考えていらっしゃるようでアリマス(ケロロ軍曹の口調で)。特に大陸や半島へのお気遣いを欠かさないマスコミ様におかれましては、石破、小泉、河野はお気に入りでアリマス。八方美人主義で誰にでも媚を売り、勇ましい発言はしても必ず尻切れトンボになるヘタレっぷりは、我が日本国の首相として相応しいでアリマス。この三人ならば誰であろうと、きっと正義と潔白の野党との連合政権も可能でアリマス。ケロ?アメリカが心配でありますか。いやいや、大丈夫でアリマス。あの鳩ポッポや怒鳴る菅でも出来る仕事でアリマス。それどころか、きっと日米安保を破棄して、沖縄を中国に献上し、高純度ウランの製造技術を半島に捧げて対話による恒久的な平和を実現してくれるで...次期自民党総裁は
好きな怪獣は、と問われれば即座に「レッドキング」と答える。初代ウルトラマンに出てきた怪獣で、太平洋上の孤島である多々良島に生息する。骸骨みたいな小さな頭部にどれだけの脳みそがあるのか不明だが、頑丈な体躯と暴れっぷりは怪獣番長に相応しい乱暴者である。蛇腹模様の逞しい体と怪力で暴れまわるだけで、知恵もなく、落ち着きもない。ただただ暴れるしか能がない単細胞でもある。まさに怪獣とはかくあるべしを体現した偉大な怪獣様なのです。それなのに、何だこの漫画は、主人公の奴、正義のヒーローに変身するならまだしも、よりにもよって怪獣に変身するとは何事か。しかも、一丁前に悩んだり、愚痴ったりと人間臭いことこの上ない。怪獣なら怪獣らしく人類壊滅に貢献せんかい。この裏切り者めェ~。まったくもって、この怪獣8号はとんでもない奴である。...怪獣8号
なんか気になる。山梨県の富士吉田市の学校給食で出されたビワが原因で、小中学校の生徒126人が中毒を起こしたと報じられた。たしかにビワはリンゴや桃と同じくらいで、一定数のアレルギー反応を引き起こすことで知られている。だが割と珍しく、まさかビワがと驚いた方も多いと思う。私が子供の頃に住んでいた借家の庭にはビワがあり、夏ごろになると熟したビワを食べていた。この熟した時の見極めが難しく、早過ぎると不味い。その点、野鳥は凄い。一番美味しい時を見極めてビワを食べにくる。だから夏が近づくと、毎朝鳥に食われていないかを確認するのが日課だった。もっとも、ほとんどの場合鳥の勝利で、私らが食べられるのは全体の三分の一程度であった。もちろん熟しているので大変に美味しいし、アレルギーも出なかった。ただ親から種は絶対に食べるなと教わ...ビワの中毒
戦闘機のロールスロイス、そう呼ばれたのがアメリカのかつての主力戦闘機であるF15である。なにせ初期の頃は、あまりに高額すぎて日本とサウジアラビアしか買えなかったほどだ。だが実戦での墜落は皆無で、その戦闘力の高さは有名だった。その後F15Eという対地攻撃力を大幅に向上させたタイプが登場してからは、多くの国で採用されている。もっともアメリカ本国ではF22ラプターへと交替が進み、やがてはF35に代替されるはずであった。ところがその後、F15EXという改良機が発表された。ステルス性皆無のF15だが、このEXタイプは大量のミサイルを搭載した攻撃特化タイプであった。軽量な機体に大出力のエンジンをもつF15ならではの活用法であった。私は最近までF15を名機だと思っていた。ただF15には妙な話がいくつかあった。模擬戦闘に...弱いが強い
暑くなると、素肌の露出が増える。スケベ心丸出しでなんだが、やはり若い娘の日焼けした肌がのぞける姿には無意識にも視線を奪われる。もう還暦過ぎても、このスケベ心は健在なのだから、男の本能の強さには肩をすくめるしかない。とはいえ、男たちのスケベな目線にさらされる若い娘の心情は複雑であるらしい。厭らしい中年男のジメジメしたスケベな目線で見られるのは不愉快極まりない。これはまぁ分かる。しかし、イケメンの格好良い男性の目を引き付けるセクシーな姿には憧れるらしい。私が十代後半、多分大学浪人をしていた頃だと思う。当時私は予備校通いをする一方で、渋谷のホテルの駐車場で、係員のアルバイトをしていた。基本的に遅番が多く、仕事を終えるのは23時である。あの頃は、三軒茶屋に住んでいたから、その気になれば歩いて帰宅できた。まぁ一時間...政治家がするべきこと
>2021年、北海道旭川市で凍死した中学2年(当時)の女子生徒がいじめを受けていた問題で、市教委の第三者委員会が“黒塗り”で非公表にしていたとみられる文書がインターネット上に流出していることがわかりました。今頃になって良心がうずいたのか、はたまた隠し通せないと思ったのか爆弾文章が密かに公開された。被害者家族の心情を思いやり、敢えて黒塗りにしたそうだが、やはり本音は犯人の隠匿と事件の矮小化であろう。そもそもね、凍死に追いやるような暴挙を「いじめ」で済ませること自体おかしい。本来なら殺人事件として警察が動くべき事件だと思う。しかし、旭川市は左派系の労働組合が強い影響力を持ち、その筆頭である教職員組合が率先して事件の隠蔽を図る異常な地域である。教育委員会は当初は「いじめ事件」はなかったものとしようとした。しかし...子育てに不向きな町
悲しいことに歴史の授業を嫌う学生は多い。歴史好きの私だが、正直無理はないと思っている。だって年号と歴史上の史実だけを丸暗記するだけの勉強が面白い訳がないと痛感していたからだ。私が歴史を好んだのは、歴史小説を先に読み、歴史を面白いと思っていたからで、歴史の授業は大学予備校で武井先生や山村先生の講義を受けるまではつまらないと思っていた。日本の学校の歴史の授業がつまらない最大の理由はマルクス主義である。共産党宣言で名高いマルクスは、自分の主張を裏付けるために歴史を科学で化粧した。すなわち事実と年号だけで歴史を組み立てた。マルクス主義には同意できない歴史学者も、この科学的な歴史には惹かれてしまった。これを唯物史観という。しかし、この科学的偽装こそが歴史をつまらなくさせた最大の原因である。いい国作ろう(1192年)...なぜ、地形と地理がわかれば世界史が面白くなるのか関真興
騒げばいいのか?そんな印象が否めないのが、史上最多の立候補者が乱立した東京都知事選である。とにかく都知事の候補者ポスターを展示する掲示板がひどい。特に元N党の立花の遣り口がひどい。私はNHKが嫌いだが、都知事選とは関係ないと思っている。ところが立花の遣り口は、都知事候補者のポスターを展示するべき掲示板を利用して自分の主張をアピールするポスターを貼り散らかす。正直言って今回の都知事選挙は50人を超す立候補者がいるが、そのうち当選が本当に出来ると考えている候補者は十人に満たないと思う。つまり残りの候補者は、都知事になりたいのではなく、自分の政治的主張をアピールするだけに立候補している。その意味で元N党の立花と似たり寄ったりではあるが、掲示板を占拠するような暴挙はしていない。はっきり言って選挙妨害だと思うが、何...騒げば良しなのか
ワールドカップ大会アジア三次予選の組み合わせが決まった。正直、このC組をトップで突破できないようでは、本大会での活躍は絶望的だ。アジアの国々との対戦は、日本にとって厄介なのは承知の上。なにせ日本は今やアジアトップクラスの実力国だと看做されている。だから対戦相手は引いて守っての引き分け狙いも平気でしてくる。それでも無敗で予選を勝ち抜けたのは、日本人選手の基礎的な能力が向上したうえに、戦術的理解が格段に上がっているからだ。特に前線の選手の大半が欧州リーグで活躍しており、相手の守備陣を切り裂ける。選手たちの相互理解により、無人のスペースを作り、そこへボールを出しての得点機の創出は、日本サッカーの進歩を象徴する動きだと思う。ただ日本人選手はアジアではスター選手であり、その情報は広く知られており、対策をされるケース...三次予選分け決定
絶望の淵にある時こそ真価が問われる。平凡な人生を望んでいたのだが、それでもこれはヤバいと深刻に悩んだことがある。あれは大学4年の8月のことだ。たまたま出会った高校のWV部の後輩と飲んだ際、岩登りをしたいというので、当時私が練習によく登った奥多摩の岩場へ連れて行った。夏休み中とはいえ平日であるため、誰もおらず自由にコースをとれたのはありがたかった。40メートルほどの簡単なルートを登攀し、昼食のお弁当を河原で食べて、さあもう少しランク高めのルートへ挑んだ時だ。やはり2ピッチ、つまり40メートルほどのルートであり、1ピッチ目を慎重に登りテラスで一休み・・・のつもりであった。ところがセルフビレイのためのザイルをカラピナにつなげた直後のことだ。ザイルがするするっと滑り落ちていくではないか。慌てて手を伸ばしたが間に合...ロストバケーション
どうやら令和5年の日本政府の税収は70兆円を超えそうである。コロナが終わり、外国人観光客が戻り、円安効果で輸出が好調なのだから不思議ではない。私が不思議でならないのは、日ごろ財政赤字を声高に叫ぶ役人様や、その手先と化しているマスコミ様におかれましては、一向に減税の声が出てこないことだ。日ごと財務省の発表する財政赤字のニュースは大々的に報じる癖に、いざ税収が増えているにもかかわらず黙り込む。私は何度も書いているけれどマスコミ様は報じたがらないので、嫌みったらしく再び書くぞ。日本政府が膨大な財政赤字を抱えているのは事実だ。しかしその赤字の中身は国債が中心だ。国債は借金であり返済しなければならない。既に国債の返済は始まっており、日本政府の支出のうち4割近くがこの国債という借金の返済に充てられてる。だから財政危機...税収好調
真面目な人って突然切れるから怖い。そんな生きた実例が新日本プロレス育ちで、のちのパンクラスや藤原組で活躍した船木誠勝だと思う。私が主に観ていたのは、1980年代中盤の新日本プロレスの前座の試合だった。野上らと組んでの試合はスピーディーでありながらパワーも感じさせる活気のある試合だった。彼はバランスが良かった。鍛え上げた筋肉が不自然ではなく、動きも滑らかで、跳躍力もある。そして何よりも顔立ちが良かった。顔立ちの良さは善玉レスラーとして必須の項目であり、未来のエース候補だと思っていた。ただ身長が180前半なので、ヘビー級としてはいささか物足りなさを感じたが、同じくらいの身長の藤波辰爾が成功しているので、彼の後継者として新日本プロレスはかなり期待していました。ただ彼は良くも悪くも真面目であった。当時はUWF勢が...プロレスってさ船木誠勝
馬鹿にせずに一度は読んで欲しいと思う作家の一人にディーン・R・クーンツがいる。ホラー小説を娯楽作品として極めている作家だと思っている。どんなに恐ろしい怪物が登場しようと、あるいは凄まじく絶望的な状況下であろうと最後はハッピーエンドで終わる安心のホラー小説を提供してくれる。キングやマキャモンと比べると、ホラーの深度は浅いかもしれない。でも、必ず読者を安心させて笑顔で最終頁を読み切れる。変に後を引きずるホラー作家が少なくない中、徹底して娯楽作品に徹するクーンツは凄いと思う。ところが皮肉なことにハッピーエンドが分かっているが故に、クーンツの作品を過小評価されることが多い。とんでもない誤解というか、理解が斜め上過ぎる。陰惨なエンディングならば、ホラー小説としての面白いといえるのか。救いようのない絶望が待ち構えてい...12月の扉ディーンRクーンツ
日本の軍隊は強いのかと問われると答えに窮する。兵士の教育練度は高い。日本では各地方で自衛隊の募集拠点があり、各高校に生徒の斡旋を依頼している。ちなみにそれを妨害するのは平和ボケした左派活動家である。もっとも阪神淡路大震災や東日本大震災により、自衛隊が国民を守るために泥まみれで奮闘している姿を直に見た人たちから、劇的に評価が上がったのは確かだ。なにせ世界最強の軍隊を有するアメリカ軍の最大の悩みは、基礎的な教育程度が低い兵士たちである。とりわけハイテク兵器の多くは、高度な知的訓練を前提にしている。だが多くの下級兵はそれに対応でしない。そこでPMC(民間軍事会社)を利用しているのは隠せぬ事実である。もっとも日本でもあまり偏差値の高くない高校の卒業生が、最後の伝手で自衛隊を選ぶことも多く、その教育練度はさほど高く...少子化の怖さ
戦後の日本人の最大の欠点は、世の中の動きを経済中心で観てしまうことだ。私が事務所でたまに聴くラジオでのことだ。>タレントの大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)6月17日の放送では大竹が、経済アナリストの森永卓郎氏と共に、在日米軍再編に伴う在沖縄米海兵隊の米領グアム移転に関する東京新聞の記事を取り上げた。移転は今年12月から行われ、28年までに海兵隊約4千人をグアムに移すほか、ハワイや米本土などに約5千人を移動させることが見込まれている。森永卓郎氏今アメリカが何をやろうとしているかというと…グアムに海兵隊を移転させるというのは、今まで日本列島がアメリカを守るための防衛ラインだったのを下げるということです大竹まことグアムに。...軍事音痴
1980年代後半、私は病院と自宅を往復するだけの人生を送っていた。たまに入院もしていたが、家で巣篭りというか引きこもっていることが多かった。時間はいくらでもあったが、体力がなかった。それなりに衰弱もしていたが、なによりも免疫力が低く、人込みなんて怖くていけなかった。なにせ電車に乗っていて同じ車両に咳をする人がいれば、その日の夕方には感染して発熱して寝込んでいたほどだ。サッカー部の部員と間違えられるほど太かった大腿筋は痩せ細り、上半身は骨と皮。別にマッチョ願望はなかったが、長年の闘病生活で病み衰えた身体は私の劣等感そのものだった。だからこそだと思うのだけど、この頃はけっこうマッチョな俳優が主演する映画を良く観ていた。ただ風邪などの感染症が怖かったので、映画館には行かず、もっぱらレンタルビデオ屋で借りて自宅の...プレデター