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高校サッカー概論 https://soccer-tactics.hatenablog.com/

J下部育ち、畠中槙之輔、汰木康也、新里涼、佐藤裕太、三好康児、板倉滉、三苫薫、富樫敬真らとプレー。現在は、全国準優勝高校の若手指導者。現代サッカーの戦術、原則について書いてます。

神奈川育ち
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2022/04/15

  • オフザボールが大事な理由

    ランキング参加中サッカー 私が小学校2年生の頃、『オン・ザ・ボール』と『オフ・ザ・ボール』という言葉を初めて聞きました。当時はどこまで説明してくれたかは記憶にありませんが、 自分がボールを持っている状態=『オン・ザ・ボール』 自分がボールを持っていない状態=『オフ・ザ・ボール』 という概念を教えてもらったことだけは確かに覚えています。 おそらく皆さんも、早い段階からこれらの言葉を知っているのではないでしょうか。 厳密な話をすると、"on"という英単語は単語は"接している"ことを表す単語で、"off" という英単語は"離れている"ことを表す単語なので、人に対してボールが付いているか付いていないか…

  • 可変の原則と考え方

    ランキング参加中サッカー 現在、様々なチームが様々な方法でビルドアップをしています。 プレミアリーグの絶対王者であるマンチェスターシティはもちろんですが、日本代表の三苫薫選手が所属するブライトン&ホーヴ・アルビオンFCやスペインのラリーガで今シーズンの台風の目となったジローナFC、日本で一時代を築いた川崎フロンターレ、といったように、それぞれがそれぞれの方法で後方からゴール前までボールを運ぶ仕組みを構築しています。 それらのチームに共通して言えることは、可変システムを導入していることです。 以前の記事にも書いたように、偽サイドバックや偽センターバック、偽9番といったように、初期位置から選手の配…

  • サッカーノートを書くメリット

    ランキング参加中サッカー タイトルにもあるように、今回は『サッカーノート』について書いてみようと思います。 私が中学生の頃に、中村俊輔元選手の著者、『夢をかなえるサッカーノート』が出版され、目標の立て方やサッカーノートの書き方が記されており、実際にノートを書いてみたこともありました。 また、メジャーリーガーの大谷翔平選手の9×9マスの目標設定シートが近年有名となり、使用する指導者も増えていると思います。 そんな中で、私はコーチになった今でもサッカーノートを使用しており、気になったことをメモに書き出すことで整理をし、後日見直せるようにしています。 そこで、今回は、選手として、また指導者として、ど…

  • カバーシャドウの強みと対抗策の壁パス・レイオフ

    ランキング参加中サッカー 現代サッカーにおいて、『守備』はより戦術的に行われるようになりました。 様々なチームが様々な方法で、敵の攻撃を阻み、またボールを奪うだけでなく、そこから攻撃のことまでを考えて組織化しています。 今年に入ってからも、自陣で徹底して1-4-4-2のブロックを敷いて、カウンターを狙うチーム。1-4-4-2の状態からボールに対してハイプレスをかけて、ショートカウンターを狙うチーム。オールコートマンツーマンで人を消すチーム。様々な戦い方があり、それらをどのように攻略してゴールを奪うかが面白いところです。

  • ゴールキーパーに求めるビルドアップ時の考え方

    ランキング参加中サッカー ゴールキーパーはピッチ上で唯一『手でボールを扱う』ことが許されているポジションです。 現代でも、レアルマドリードの守護神ティボー・クルトワ選手やリヴァプールのアリソン・ベッカー選手が世界最高峰のゴールキーパーと言われ、長い手足を活かして、ことごとくシュートを止めています。 さらに、一昔前では、シュートストップにのみ焦点が当てられていたゴールキーパーでしたが、現在はシュートストップに加え、ビルドアップの参加も必要とされている傾向にあります。 マンチェスターシティのエデルソン・モラエス選手やバイエルンミュンヘンのマヌエル・ノイアー選手のように積極的に攻撃に参加し、アシスト…

  • 【番外編】全国高校サッカー選手権大会を終えて

    ランキング参加中サッカー プレミアリーグEASTを制し、プレミアリーグWESTの王者、サンフレッチェ広島ユースを倒して年間チャンピオンに輝いた青森山田が、今大会でも手堅いゲーム運びで優勝しました。 今大会でもロングスローを中心としたセットプレーと強靭なフィジカルを武器に勝負強さを発揮していた印象です。 賛否両論はありますが、チャンスを決めきるという点においては全国トップレベルであることに変わりはないでしょう。また、先日発表されたデンソーカップでは青森山田出身の選手が数多く招集されていました。

  • ビルドアップの考え方②

    ランキング参加中サッカー 前回の記事ではビルドアップで必要不可欠な3つの優位性、『質的優位』・『数的優位』・『位置的優位』を説明しました。 特に位置的優位に関しては、チームとしてだけでなく、個人としても必ず理解しておいたほうが、サッカーが簡単になる要素です。 コンマ何秒のせめぎ合いをしている中で、相手のプレスがコンマ何秒でも毎回遅くなるということはメリットしかないはずです。是非選手に意識をさせてあげてほしいです。 さて、今日はビルドアップの時に何を意識してプレーするかということを書いていきたいと思います。 当然、ただボールを動かしていればいいわけではありません。

  • ビルドアップの考え方①

    ランキング参加中サッカー 言うは易く行うは難しが『ビルドアップ』ではないでしょうか。 ビルドアップにおいては『3つの優位性』を保つことが重要であると言われています。敵チームとの力量次第で必要不必要は別れますが、これら3つを具現化できるチームは格上に対してもビルドアップがチャレンジできるでしょう。 まずは3つの優位性とは何か? それは ①『質的優位』 ②『数的優位』 ③『位置的優位』 と呼ばれているものです。聞いたことがある方もいるかもしれません。順番に見ていきましょう。 ①質的優位 読んで字の如く、質で上回るということです。 極端な例を挙げるなら、リオネル・メッシ選手、ネイマール選手、キリアン…

  • センターバックに必要な能力はこれ

    ランキング参加中サッカー 『センターバックについて教えてほしい』 という、なんとも難しい質問を頂きました。 随分前に質問を頂いており、センターバックについて、何を書こうか迷っていましたが、先日、Jユースのコーチと話をして整理ができたので、書いてみようと思います。

  • 4バックに対して3バック最強説

    ランキング参加中サッカー 『フォーメーションはあくまで人の配置で、個の質がサッカーは大事である。』 このように話す指導者によく会いますが、私の意見としては、半分正解、半分不正解だと考えます。 もちろん、自チームの選手の個の質が高いに越したことはありません。ですが、相手チームのほうが個の質が高い時だってあります。ではそうなったときにどうするのか。 『対策をたてるのではなく、真っ向勝負で自分たちがやってきたことを信じてプレーしよう。』 なんて話す方もいるみたいですが、その考え方が私には理解できません。 過去問があるのに全く解かず、今年やってきたこの問題集を入試の最後の日まで解きつづけて、当日を迎え…

  • 育成年代はどこまで戦術を教えるの?

    ランキング参加中サッカー 育成年代において、どこまでを教えて、どこまでを縛って、どこまでを自由にするのかということは、古今東西での議論の対象ではないでしょうか。 明治大学出身の選手に話を聞いたところ、明治大学のボールトレーニングは対人のみで、1vs1、2vs2、3vs3だけで1時間以上かかることがざらにあるそうです。 考え方として、『ピッチに立つ11人が1vs1で負けなければ、試合に負けることはない。』 ということだそうです。 1学年13名前後のみの選りすぐりの選手が4年間対人を極めていくことを想像すると、11人以上が毎年プロ内定を勝ち取っていくことも頷けます。 他の関東1部リーグの選手に話を…

  • サッカーのシンプルな上達法

    ランキング参加中サッカー 今日は小学生やその保護者の方でも読んで頂きたい記事を書いてみました。 ですがどの年代においても当てはまることなので、是非一読してもらいたいです。 サッカーを少しでもかじったことことがある人であれば誰でもこんなことをかんがえたことはないでしょうか? 『リオネル・メッシ選手のようにボールコントロールが上手かったらどれだけサッカーが楽しいのだろうか?』 そしてそれと同時に 『なんで、自分は簡単なパスやドリブルをミスしてしまうのか?』 と思ったことはないでしょうか。

  • 距離感の適切な距離は?

    ランキング参加中サッカー 「距離感がいい」 サッカーの試合をテレビで見ているとよく解説者が話しているのを耳にします。 試合会場でも、指導者の方が自チームの選手に対して 「もっと距離感を縮めよう」 「今日は距離感が遠い」 と話しているのをよく耳にします。 では、最適な距離感とはどのくらいの距離を表すのでしょうか?

  • ボールを離す重要性

    皆さんは、ドリブル成功確率が何%だと高いと感じますか? 自分が選手であれば、100%成功を目指して練習するべきでしょうし、指導者も同様に考えるでしょう。 ですが、実際に100%ドリブルが成功する試合なんてことはありませんし、実力が拮抗すればするほどその確率は下がっていくでしょう。 欧州リーグの2022-23シーズンにおいては ヴィニシウス・ジュニオール選手(レアル・マドリード) 38% リオネル・メッシ選手(パリ・サンジェルマン) 54% ジュード・ベリンガム選手(ドルトムント) 53% ラファエウ・レオン選手(ACミラン) 40% と、いうように世界のドリブラーですら成功確率が半分に到達する…

  • Jユースと高体連の違いは?

    長年、『Jユースと高体連はどちらが良い選手を輩出する?』ということが議論のテーマになっています。 実際、日本代表におけるJユース出身選手と高体連出身選手の割合はこのように推移しているそうです。 2002年 日韓ワールドカップ Jユース 5人(21.7%) 高体連 18人(78.3%) 2006年 ドイツワールドカップ Jユース 5人(21.7%) 高体連 18人(78.3%) 2010年 南アフリカワールドカップ Jユース 4人(17.4%) 高体連 19人(82.6%) 2014年 ブラジルワールドカップ Jユース 10人(43.5%) 高体連 13人(56.5%) 2018年 ロシアワール…

  • 偽○○で一番効率がいいのは?

    欧州サッカーを見ているとよく耳にするのが「偽」という単語です。 これまでに皆さんはどんな「偽」を聞いてきましたか? 「偽9番」はかつてスペインのFCバルセロナをグアルディオラ監督が率いていた際に使われていた単語で、4-1-4-1のFWの選手(9番)が頂点にい続けるのではなく、中盤に降りてプレーすることで中盤の枚数を増やし、数的優位を形成したものでした。その際には、ただでさえシャビ・エルナンデス元選手やアンドレス・イニエスタ選手といった強烈なタレントが構成している中盤に、若きリオネル・メッシを偽9番として起用するものですから、敵チームからするとたまったものではありません。中盤を蹂躙され、弄ばれて…

  • 全国総合体育大会(インターハイ)を終えて

    7月29日~8月4日まで北海道で行われた全国総合体育大会(インターハイ)にコーチとして出場してきました。 個人的な感想は、『全国制覇』という目標と、『チームの理想』を両立することの難しさを痛感しつつ、冬の選手権に向けて確かな手ごたえを掴んだ大会になりました。残り少ない期間ですが、新たな取り組みをスタートさせつつ、修正すべき点はきちんと向き合って対応していきたいと考えています。 さて、今回は様々な試合を見たり、対戦させて頂いた感想を少し書いていきたいと思います。 改めて重要なサッカーの要素だと感じたことは、『個のクオリティ』です。 千葉県の代表として出場していた市立船橋高校の郡司選手を始め、圧倒…

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