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2022/02/27

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  • お為ごかし

    社会生活を営んでいた時期を想い起こすと、「お為ごかし」というものに遭遇したり見聞したような記憶がある。お為ごかしがよく目についたと言った方がよいかもしれない。人ごとばかりか自分自身もそれと気づかずお為ごかしをしていたに違いない。社会生活というものは、その類の俗習なしで済ますことは難しい。だがそれにも限度というか節度というものがある。常習的に「お為ごかし」をしている人は、自らの偽善性を隠すためにどうしても反応がオーバーになりがちである。したがって「お為ごかし」はすぐそれと判る。「お為ごかし」の程度の甚だしい人は、本心から他人に共感や同情をすることができない人なので、言動・活動は人一倍他人への配慮や思いやりに満ちているように見せる。反動形成というものである。無意識下での自己欺瞞であるから本人は気づかないが、周...お為ごかし

  • フナ寿司

    ^_^の近江の人に倣って東国遠江のやつがれが、フナ寿司を好んで食べるようになったのは6年ほど前からである。コロナ禍の最中は、近江行きを中断していたが、フナ寿司は取り寄せて食べていた。今は亡き山友と老生が、それぞれの事情で共に山に登ることを諦めた時、ふたりで「近江の歴史探索」をしてみようと思いついた。愛知県に住む山友と静岡県に住む小生とが、東海道線を使って、毎月1回、滋賀県内の史跡を探訪するというものだった。ある時は「深坂古道」を歩いてみたり、またある時は「番場宿」から「針摺峠」を越え「鳥居本宿」に降ってみたりした。分断している旧中仙道を縫うように歩いて、往古の名残りを街並みに自然景観から探索した。そのように、滋賀県内各地に存在する古代や中世の遺跡・遺構を訪ねているうちに、現地の伝統食フナ寿司の味を覚え、家...フナ寿司

  • サーカス

    息子・孫たちと共にサーカスを見に行った。ハッピードリームサーカスの浜松公演。迂闊にも3月の後半から公演が始まっていたとは知らなかった。今月29日で終了する。実は老生は大のサーカス好き。子どもの頃から、サーカスの興行があるとよく見に行った。サーカスと聞くと、その頃の、怯えと憧れの感情が沸き起こる。父親になってからも、自分が観たくて、子どもたちを連れよくサーカスに連れて行った。木下大サーカスの公演を観ることが最も多かったと記憶しているが、キグレサーカスも観たことがあった。旧ソ連時代のボリショイサーカスなどは、親にせがんで名古屋まで観覧に連れて行ってもらった。初めて見たときは甚く感動した。動物の出演が多いのが子どもには何よりの魅力だった。ヒグマとかトラも出演していた。コサックの騎乗演技に人気があって、見慣れた空...サーカス

  • フラワーパーク6

    フラワーパークでハナショウブが咲き始めた。エゴノキの生えている場所を見つけた。来年はこの木の花のシャンデリアを見逃さないようにしよう。噴水が上がると壮観だが、土日だけしか放水しない。フラワーパーク6

  • 恋は揮発性

    齢の所為で、年々男女の交情に疎くなる一方である。恋愛をしなくなったらもうお仕舞いだと、ある年頃まで見栄を張っていたが、お仕舞いになってからン10年も経つと、経験不足の老生の恋愛論には何の説得力もない。孫に冷笑されるのがオチだろう。それでも恋愛は個人の人生にとって心悩ませる最初の重大事、お役に立つかどうかわからないが、一老人の陋見を披歴させていただきたい。所詮男女というものは、誠実な恋愛をしても、自分と相手を幸福にできるのは、恋愛初期のごく僅かな期間だけのことである。互いを知れば知るほど、最初のときめきは薄れ、誘引力が弱まる。これは恋に普遍の経過である。恋情に偽りはなくても、幸福を実現できる見込みは、つまり当初切望したはずの恋の成果は、必ずしも得られないのである。好きになった異性を真の幸福に導く決め手は、恋...恋は揮発性

  • 自負

    自負は貯金と違って、老後の生活の支えにならないことを身をもって知り、たじろぐリタイア世代は少なくない。現役時代は、自負が自分を支えていたのである。いや私のは自信で自負ではないと胸を張る人がいるが、他人から見れば見分けはつかない。自負は本人だけのもので、他人には何の価値もない。もともと自負は主観だから、社会とは更々関わりがない。人は退職後と雖も社会とのつながりは消えないが、相互に自負の乗り入れを宥し合う関係は、会社や団体を離れると消滅するものだろう。自負心の強い人は一言でいうと自惚れ屋だから、現役時代は他人の自負心との競合が盛んだったに違いない。それが仲間との真の融和を妨げ、関係を歪めていた事実に、リタイアして初めて気付く。会社に組織に、依拠していた習性を脱しないと、その部分は見えてこない。自負をもってこの...自負

  • 浅茅ヶ原

    今年も、目の前の川堤にチガヤの銀白色の穂並みを見る季節になった。穂が消えると、紫陽花が咲き、梅雨になる。チガヤの古名はチ(茅)だったという。穂のついた状態を昔はツバナと呼んだらしい。この草は穂を出さないと人の目を惹かない。穂の無い季節のチガヤの草原は「浅茅(あさぢ)ヶ原」の様相を呈する。ススキの穂のない季節の「カヤトの原」と同様である。チガヤの原はカヤ(萱)の原より草丈が低く歩きやすい。私はシバ(芝)より高くカヤより低いチガヤの原、「浅茅ヶ原」が原野の中で最も好ましく思う。翁・媼は、朝露に濡れた浅茅ヶ原を散策するのが似つかわしい。浅茅ヶ原

  • 久しぶりの佐鳴湖公園

    コロナ禍中は、佐鳴湖という絶好の散策地を訪れることが年数回に激減した。排気量の大きいランニングの人たちとすれ違う度に、マスクを装着するのが煩わしく、怯えながらウォーキングするのは楽しくなかった。街中での買い物や飲食も、激減していた時期のことである。公園を管理する側にも、危惧は同じだったはずで、ヨシの刈り取りを始め、芝地の保守や樹木の剪定も、思い通りにならなかったことだろう。クローバーとクズとヨシが、我もの顔で勢力を拡大していた。かつて山の林道などで目の当たりにしたが、自然には、手入れを怠れば3年ほどで元に戻るほどの復元力が備わっている。クレソンとマコモとマルバヤナギが生育していた清流の湧く場所に行ってみたら、ヨシが高く密生、クレソンは消え、マコモはひと株が気息奄々、マルバヤナギの葉も精気がなかった。佐鳴...久しぶりの佐鳴湖公園

  • 伎倍(きべ)の林

    万葉の森公園はウィークデーとあって来訪者が少なく、広い駐車場に車は6・7台ばかり。それも園入口の休み処「きべの茶屋」に勤務するボランティアさんたちの車をも含む。この時季、園内にはあまり草花は咲いていない。シランぐらいだろうか?木の花ヤマボウシが盛りだった。姿佳く箒状に枝を伸ばした欅5・6本が、芝地を取り囲んでいる広場に、無数の白いセッカニワゼキショウが、小さな花を空を向け咲いていた。別の芝地に咲く薄い赤紫色を帯びたニワゼキショウを妻が見つけてくれた。いつもながら草花には目聡い。老生は近眼のハンディが付いて廻り、車の運転をやめて5年にもなる。その前に好きな登山も諦めた。山野草を見つける能力では、いつも妻に遅れをとっている。この花を見ると、老生は中2の時に亡くなった祖母を想い出す。母代わりに心血を注ぎ養育し...伎倍(きべ)の林

  • フラワーパーク5

    フラワーパークには、ツマグロヒョウモンの幼虫の食草、パンジーやビオラが多く植えられ、野生のスミレ類も自生しているから、この蝶は至る所で翔び回っている。南方系のちょうなので、子どもの頃には三重県あたりが北限だったらしく、これを採った記憶がない。漸次北上して、遠州の何処でも観られるようになったのは、この2・30年のことだろうか?今は東京でも多く見かけるらしい。これはメスで、白黒の紋様があるが、オスは豹紋のみ。アジサイの初咲きを観た園内の巨木のひとつ、モミジバスズカケノキに表敬気温が25度を超えると、水辺と木影を慕うようになる咲き残りのシャクナゲオダマキの一種で名前は不明この石畳の小径が、老生と老妻の最も好ましく感じている園路高齢者専用道路であるフラワーパーク5

  • 「どうするNHK大河ドラマ」

    NHKの大河ドラマに異変が続いている。昨夜の「どうする家康」第18回の「三方ヶ原合戦」の戦闘シーン。何と将士たちの兜に、奇妙な白い房毛のようなものが取り付けられていた。武士たちの兜の天頂に棒を立て、50センチはあろうかという房毛を垂らしているではないか!総大将なら、戦闘に参加しないので、どんな奇抜な兜を冠せても有りだろうが・・・本来将士の兜は機能優先、事実と合理性を無視して見栄え優先でマンガチックな空想力を発揮されては、いくら視聴率アップのためとはいえ、多少とも歴史に関心ある者は目を覆いたくなる。後ろからポニーテールのような毛房を敵兵に掴まれれば、引き倒されたり落馬するではないか。戦場の武士に長いポニーテールはいけない。武具の考証家が制作に参加しているはずだが、この手段を選ばぬ演出には呆れた。衣装部のスタ...「どうするNHK大河ドラマ」

  • 免疫力の減衰

    免疫力というものは、加齢により衰えるのが避けられないもののようだ。その免疫力低下に拍車をかけるものに、以下のようなものがあるらしい。①疲労(スポーツ・ワークアウト)②紫外線③放射線④食品添加物⑤睡眠不足⑥残留農薬・除草剤⑦ストレス⑧アルコール・医薬この外にも、脅威になる物質や環境に関する知見は増える一方である。免疫力を減衰させるものには、A:細胞の損傷を修復するために生体のエネルギーを消耗するものB:代謝・排泄を促進するために生体のエネルギーを消耗するものの2系統があるようだ。コロナ禍後は、ワクチン注射によるある種の免疫機能低下が報告されてもいる。これはどちらの系統にあたるのか定かでないが、さしずめ⑨番目の減衰要因ということになるだろう。現代の生活が、これだけ沢山の免疫力減衰要因に取り囲まれているのにはた...免疫力の減衰

  • フラワーパーク4

    4回目のフラワーパーク。スイセン、チューリップ・サクラ、フジに続いて、今日はバラを観に行った。園内観覧車に一遍乗ってみたいが、ウォーキングを兼ねているので、夏まで楽しみに取っておこう。シダ植物がよく繁茂している場所は涼しい。アヤメはもう花期を過ぎた。ヤシャブシが斜面に生えていた。園と同じ年頃だろう。ヒメウツギネジキの花が咲いていた。フタバアオイを栽培中の区画があった。本命のバラ園。目を奪われる。思い入れの深いハマナス。心は自生地の北海道亀田半島と秋田JR五能線に飛ぶ。クレマチスがバラの植え込みの中に。3キロ4000歩の朝の散歩を終える。真紅のバラ・純白のバラを観たら、日頃活力の乏しい翁・嫗も、元気が湧いて来た。フラワーパーク4

  • 変身の術

    結婚生活も60年近くなると、夫婦は互いに空気のような存在で、お互いの特徴にも飽き飽きしてくるというか、夫とか妻の役割が面倒になるようだ。父母としての役割も随分昔に了えている。それなのに、今でも何かというと妻に「お父さん!」と呼ばれる。妻に対しては、私はファーストネームを約めた愛称で呼んでいて「お母さん」とは呼ばなかった。私も新婚の時のままファーストネームで呼ばれていたかったが、ある時期から「オトウサン」にされてしまった。長年の体験で、子どもたちの父「オトウサン!」には非難の前触れを感じ、今でも「ドキッ」とする。甚だ心臓によろしくない。もう「オトウサン!」はお役御免に願いたい。妻の発する「オトウサン!」には、どうも過去の怨念が籠っているようで、気持ちが安らがない。それをかつて「きみまろ」が巧みに演じていた。...変身の術

  • 通行手形

    人は自分に忠実であること、自分を欺かないで生きることが最も大切である。自らのアイデンティティを確立する、または自分のアカウントで生きるとは、そういうことではないだろうか。この世に固有の人格をもって生れてきたことの意味は、其処にあるのではないかと思う。生まれてきたことの歓びは、これに尽きるのではないか?しかし、社会生活の中で自分を貫き通すことは容易ではない。心ならずも周囲や集団組織に同調したり、職制上の上長の意向に追従せざるを得ないことはよく生じる。多様な個の集まりである集団内で共有される意識が、個人の自我の在処である個別の意識と一致することは、ほとんど無いと考えるのが正しい。集団の意思が確定した時は、個の意思を捨てて同調するか、異端者として排除される途を選ぶかのどちらかであろう。それでも多数の中にあって雷...通行手形

  • 万葉の森公園3

    浜松市「万葉の森公園」この公園の在る辺り「浜松市浜北区平口」は、三方原台地の東縁北部にあたり、万葉の時代には「伎倍の郷」と呼ばれていたらしい。出かけよう!万葉の森公園一般財団法人浜松公園緑地協会トベラの花が満開だった。ムラサキムラサキとアカネは、どちらも万葉の時代の重要な染料だが、野外で見かけるのはアカネが圧倒的に多く、ムラサキは自生のものを見つけたことがなかった。初めて見るムラサキの花に感動した。万葉の森公園3

  • 鎌鼬(かまいたち)

    4月29日、浜松にNHK大河ドラマ「どうする家康」の家康役、松本潤が来て、三方原合戦の激戦地「犀ヶ崖」で市長と記念植樹を行った。5月5日の「松潤家康武者揃い」の前哨イベントである。犀ヶ崖の地形については、当ブログの過去記事犀ヶ崖(さいががけ)-道々の枝折でご案内している。その時には「かまいたち」には触れなかった。「鎌鼬(かまいたち)」とは、架空の小動物の名称である。名前が示すとおり、鎌の切り傷のような傷跡と、小さなプレデターの鼬を念頭においたものだろう。その謎の生き物を、土地の人たちは「かまいたち」と呼んでいた。犀ヶ崖の特殊な地形に冬の強い西風が衝ると、小さなつむじ風が崖上の橋の辺りに発生する。その小旋風の中心が真空に近くなり、通りがかった人の手足に触れると、衣服を切り裂き皮膚を傷つけた。昔の人は、目に見...鎌鼬(かまいたち)

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