教員である皆様であればご理解いただけるかと思いますが、1単位時間の授業において、教えるだけが教員の仕事ではありません。知識や技能を教えることももちろん重要ですが、教えたことを活用する力や教えようとしていることを読み取る力、自ら考えようとする力など、目に見えない力を養う必要があります。
教員である皆様であればご理解いただけるかと思いますが、1単位時間の授業において、教えるだけが教員の仕事ではありません。知識や技能を教えることももちろん重要ですが、教えたことを活用する力や教えようとしていることを読み取る力、自ら考えようとする力など、目に見えない力を養う必要があります。
大学教員公募において、運は大変重要な要素と言えます。なぜかというと、他の校種とは違い、毎年採用試験が行われるわけでもなく、過去問があるわけでもなく、必要な人材の条件が公募ごとに変わるからです。何が言いたいのかと言うと、公募に定期的に起こされるものではなく、ある大学のあるポストに空きが出ない限り、公募は起こらないということです。
近ということではないのですが、前々から違和感を感じていたことがあります。 それは、「お金より幸せなことがある」「学歴が全てじゃない」と言った内容のことを周りに諭すように話す人達のことです。確かに、お金より幸せなことや、学歴だけが全てではないという世界もあるでしょう。 それは間違いありません。
現在、卒論指導の真っただ中ではありますが、最近ふと思うのは、「学生をいかにして救うか」という考えが染みついてしまっているなあ、ということです。 卒論指導だけでなく、普段の授業においてもレポートの内容がひどかったり、授業への取り組みが良くなかったりする学生がいたとしても、何とか単位をあげられないかと考えてしまっています。
大学教員公募も冬の時期に差しかかり公募情報から焦りが見え始める今日この頃ですが、公募情報を見ていると「update」という表示を見かけることがあるかと思います。jrecinでは緑色で表示されており、「新規」の表示である赤色のアイコンとは別の色で表示されているため、公募一覧を見ていると違いに気が付くのではないでしょうか。
見出しの出し方から予想できるかと思いますが、私個人として根性論は悪だと思っていません。 大学生と関わっている中でも、「つべこべ言わずにやれ」感じることは多々あります。ただ、社会の流れとして根性論はタブー視されるようになっており、根性論を唱えることとパワハラ認定されることは紙一重だと感じております。
世間的には「教え子に積極的にかかわる先生」がいわゆる「良い先生」として映るのではないかと思っています。確かに、子どもたちと積極的に関わり、学校生活の時間を共有することで、子どもたちの情報は手に入るかもしれません。ただ、「こどもと積極的にかかわる先生」=「良い先生」というのが妄想であるということをお話ししたいと思います。
今回は秋の公募が小学校教員におすすめだということについてお話ししたいと思います。タイトルと冒頭には「小学校教員におすすめ」と書きましたが、中学校、高校、特別支援学校、高専など、他の校種の先生方にもおすすめです。異動を考えている大学教員にもおすすめとなりますので、小学校教員だけにこだわらずにお読みいただけたら幸いです。
タイトルを見るとややこしく感じてしまうかもしれませんが、何を言いたいのかといいますと「何事も予定していたこと、予想していたことの通りにはいかない」ということです。例えば、週末にディズニーランドへの旅行を計画していたとしましょう。多くの方は週末を楽しみにモチベーションをあげたり、当日のスケジュールを考えたりするでしょう。
公募内容が細かく書かれているというのは、どういうことなのか説明したいと思います。例えば、担当予定の科目や授業内容、賞与の有無、公募スケジュールなど、それぞれの項目において詳細に書かれている、ということを意味しています。ただ、細かく書かれている公募から読み取れる意図としては、二つの背景が考えられます。
「イライラした時の対処法」「ストレス解消法」などと言った方法は巷に溢れておりますので、今更お話しすることもないかと思っていました。 ただ、私のイライラした時の対処法は特殊だと知人に指摘されたことから、一つの考え方として、何かのきっかけになればと思い、今回、記事にしてみることにしました。
教員の方は聞きたくもないくらい聞いたことのあるワードだと思いますが、指導案をご存じない方のために簡単に説明しておくと、授業を進めるための計画案のようなものです。 授業を行う意図、板書、子ども達への質問、子ども達からの予想される回答、子ども達の動き、授業の流れ、などが書かれた計画案といえます。
大学教員公募の数が徐々に増えてきており、公募人事が本格化する夏を迎えようとしております。そのような中で、転出先を決める最重要事項ともいえる項目が「待遇」だと思います。もちろん、研究環境や立地、学生の質など、何を重要視するかはそれぞれですが、待遇は生活に直結する事項ですので、昔も今も最重要事項の一つといえるでしょう。
ご存じでない方もいらっしゃるかと思いますので「サイヤ人」について説明しておくと、漫画「ドラゴンボール」に登場する異星人の種族名です。サイヤ人は戦闘民族でありますので、戦闘に特化した様々な特性を持っているのですが、その中でも特筆すべき特性があります。それは、瀕死の状態から回復した際、戦闘力が大幅に上昇するというものです。
最近の傾向についてお話しする前に、年度が変わり、徐々に公募数が増えてきました。大規模大学の一部は前年度(2023年度)から次年度(2025年度)の募集をすることがあるため、例外的なところもありますが、ほとんどの大学がここから夏にかけて公募数を増やしてきます。 そのため、これから大学教員の闘いが本格化してきます。
今年度は2つの場所で非常勤の採用をいただきました。 採用は前期1つ、後期1つとなりますので、現在進行形で進んでいる前期の非常勤先についてお話をします。今期の非常勤は2コマ担当となっており、本務校で教えている内容と重なっているため、本務校と合わせると3回同じ内容の授業を行うこととなります。
大学や研究職に就かれている方でないとぴんと来ないかもしれませんが、研究費というのはその名の通り、研究を遂行するために使えるお金であり、自分の私腹を肥やすためのものではありません。たまに研究費の不正利用で話題になる人がいますが、それは、研究以外に研究費を使ってしまっているからです。
jrecinをご存じない方のために簡単に触れておくと、jrecinというのは大学教員の公募情報が集まるサイトのことです。基本的に大学教員を目指す、または大学を異動したいと思った時には、こちらのサイトで公募情報を確認し、応募します。大学のホームページにしか載らない公募などもありますが、ほぼすべての公募が集まります。
義務教育学校まではあまり関わりがないかもしれませんが、高校、さらに大学になると、髪の毛の色を染めてくる生徒、学生が出てきます。髪の毛の色を染めること自体に何も感じることはありません。私も学生の頃は染めたこともありますし、おしゃれの一環として楽しむ分には全く問題ないでしょう。
仕事が早い人の要因には様々なものがあります。事務処理能力が高い、集中力が高い、的確に仕事を振ることができるなど、その他にも多くの要因があるかと思います。そもそも仕事が少ない、仕事が簡単など、ネガティブな要因ももちろん含まれている可能性があります。ただ、個人的には共通している点があると感じています。
国立大学付属小学校において、不適切な授業が行われていたという報道です。報道では、授業時間が不足していたことや、学習指導要領に沿っていなかったことなどが指摘されています。報道によると、学習指導要領に定められている各単元の授業時間数が足りておらず、教科としての授業数が足りていなかったということではなさそうです。
はじめに、優秀な研究を進めていれば、おのずと知名度は上がり、有名になっていくことは当然です。多くの方が、研究の副産物として知名度が上がっていくというパターンで有名になっていっていると考えられます。ただ、有名になりたいという理由で大学教員を目指した方は意外と多く、知名度を上げることに注力している教員は結構います。
学生時代、単位をくれる先生は優しいと思っていました。実際に雰囲気が柔らかい先生方が多く、人間的にも優しい先生が多かったのかもしれません。現在は私自身が大学で教員をすることになり、単位を認定する側になりましたが、この考え方に対して改めて考えてみると、「単位をくれる先生は面倒くさがり」と感じるようになっています。
昨日から本日(2024年1月13日、14日)にかけて、共通テストが行われました。私も端くれではありますが、大学教員であることから試験監督をしてきました。2週間前くらいから試験監督に関する記事がじわじわと読まれていたため、もしかしたら大学関係者の方がご覧いただいているのかもしれません。
私は以前から教員不足解消の最善策は給与を上げることだと申してきました。財源をどうする、公務員として他の職業との整合性が取れないなど、解決すべき問題はもちろんありますが、シンプルに給与を上げればよいと本気で思っています。現在の文科省が小手先で行う試験日程の前倒しなどの対策よりも、よほど効果があると考えます。
教員という職自体が好きというのもありますが、そこに研究が加わる大学教員は私にとって天職だと感じています。そう思わせてくれる大きな要因は「自由度が高い」という点です。良くも悪くも自分で決めて、自分で進めてしまう私は、誰かに縛られるのが苦痛に感じることがあり、自分で物事を進めたいというタイプの人間です。
簡単にお話ししておくと、小学校時代の働き方は激務で、残業時間は月200時間を超えていました。ほぼ毎日学校にいて、家にいるのは寝るときだけといった生活でした。 ここで勘違いしていただきたくないのですが、これは私の働き方が良くなかったからであり、小学校教員は残業が多いということを言いたいわけではありません。
これまでも、外部資金(競争的資金)などについてお話してきましたが、大学教員は研究を進めるためにお金(研究費)を集めてくる必要があります。ここで注意したいのが、あくまで「研究費」ということです。研究費は研究のために使用するお金ですので、厳格に管理されたうえで、研究に必要な支出の時のみ使用することができます。
小学校教員と大学教員の収入については過去の記事でも書いていますので気になる方はご覧ください。詳細な年収や月収などは上記の記事を見てもらえたらと思いますが、大雑把な話をすると、大学教員の収入は本当にピンキリです。国立、私立、短大など、高等教育機関の種類によっても変わりますが、大学の規模によっても収入や手当は全く違います。
大学教員公募においては、1年の中で夏に公募数のピークを迎え、冬は最も少なくなる時期といえます。 そのため、正直なところ、これから公募を探すのは難しくなる一方といえます。ただ、以前の記事でもお話ししたことがありますが、冬の公募はチャンスがごろごろと転がっています。なぜなら、イレギュラーな公募が発生しやすいからです。
受験を控えた学年を担当している方は忙しい日をお過ごしかと思いますが、時間が許すのであれば、学会への参加を検討してみてはいかがでしょうか。大学教員を目指すために重要なのは、論文や教歴といった実績であることは間違いないのですが、学会に入ることで論文の書き方、最新の知見など、多くの情報を仕入れることができます。
大学教員を含めた研究職に就いていない方はピンとこないかもしれませんので、外部資金について簡単に説明しておきます。外部資金とは、その名の通り、学外から取得してくる研究資金のことです。代表例でいえば、科学研究費助成事業が挙げられます。ただ、外部資金というのは科研費だけではなく、民間企業からの助成金なども存在します。
いやらしい話になるかもしれませんが、現実的にメリットとなるのは収入が増えるということでしょう。副業がしやすい大学教員という職ではありますが、その中でも非常勤講師は最も身近にある副業の一つと言えます。大学は非常勤講師で成り立っているといっても過言ではありませんので、非常勤講師の担い手を探している大学は毎年出てきます。
最近やたらと目につくのが「最低限の取り組みしかしない」という学生です。例えば、グループワークである課題を課したとしましょう。早く結論が出るグループ、時間内に結論がまとまらないグループなど、グループによって様々ですが、時間いっぱい考えて、より良い結論にたどり着いてほしいというのが個人的な願望です。
大学では「怒れない教員」が多いと感じます。最初に断っておきますが「怒る」という言葉に関して、最近は「指導する」「注意をする」というように書き換えられることもあり、「怒る」という言葉を使うことが憚られることがしばしばありますが、実際、厳しい言葉を投げかけることもありますので、あえて「怒る」という言葉を使っています。
高校までは基本的には45分~50分、長くても60分となる授業時間ですが、大学では90分~100分となります。当たり前のことを書いていますが、これは子ども達や学生だけの問題ではなく、教員にとっても大きな違いとなります。小中高では授業時間が足りないということはあれど、授業時間が余るということはそれほどないかと思います。
まず、指定校推薦とは何かということですが、その名の通り、大学が指定した高校にのみ与えられる推薦枠であり、私立大学にのみ存在する制度です。大学が指定する高校に対して「何名の推薦を受け入れます」という話を持っていき、その大学を志望する生徒がいたら、学内での検討の後、高校として推薦をするという形です。
私個人の結論から申し上げますと、ただ見ているだけの教員はダメでしょう。これは誰しもが思うことであり、おそらく、肯定する方はほとんどいないのではないかと思います。少なくとも、教育関係の方にはいないのではないかなと思います。「見ているだけ」というのは、字面的にも、実際にも印象が良くないのは明白です。
所属先にもよりますが、今年も卒論指導が佳境を迎えております。 近年は卒論の提出がない大学や卒業研究が卒業必修となっていない大学も増えておりますので、大学教員のみんながみんな卒論指導を行うというわけではないと思いますが、私の所属する大学は漏れることなく卒業研究が必修科目として存在しております。
一部の大学生は課題や提出物の期限を守ることができません。 私の勤務する大学では3分の1くらいの学生は提出期限を守ることができず、実習などの教職に関わる科目であっても期限を過ぎてから書類を提出してくる学生がいます。「まあ、そんなもんだよね」と感じる方、「そんなにいるの?」と感じる方、感じ方はそれぞれだと思います。