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  • 白尾悠『サード・キッチン』を読む

    白尾悠著『サード・キッチン』(河出文庫し31-1、2022年11月20日河出書房新社発行)を読んだ。裏表紙にはこうある。念願叶ってアメリカの大学に留学するも、英会話がままならずひとりぼっちの尚美は、ある日、人種や性別などあらゆるマイノリティが集う特別な学生食堂に招かれる。手作りの多国籍な料理に癒されると同時に、自らに潜む偏見や差別意識に気付いた尚美は初めて自分と深く向き合う―――時に傷つき、傷つけながらも仲間と支えあい前へ進む姿に感涙する、青春小説の傑作!◎解説=柚木麻子進学校の都立高校に通う加藤尚美は英語が好きで留学を夢見ていたが、シングルマザーの家庭では無理だった。留学支援基金を受験するが、惜しくも届かなかった。そんな中、祖父にお世話になったという老女・山村久子さんから資金援助の話があり、1998年、...白尾悠『サード・キッチン』を読む

  • 大谷義夫『「よくむせる」「せき込む」人のお助けBOOK』を読む

    大谷義夫著『「よくむせる」「せき込む」人のお助けBOOK』(2022年12月20日主婦の友社発行)を読んだ。主婦の友社の紹介中高年になると、食事中に食べ物や飲み物が間違って気管に入って、むせたり、せき込んだりすることがありませんか?●こうした誤嚥の際にせきをするのは、間違って入った飲食物を気管の外に出そうという「せき反射」で、病気ではありません。●しかし、これが頻繁に起こるようになると、のどの機能が衰えてきている証拠です。●放っておくと、2030年には死亡者が12万人に達するといわれる、こわい誤嚥性肺炎を招くことも少なくありません。●そこで、のどの機能を鍛える「のどトレ」など、肺炎にならない習慣を紹介します。Part1:「むせる」「せき込む」はのどの老化なの?夜間睡眠中に唾液などを誤嚥する「不顕(けん)性...大谷義夫『「よくむせる」「せき込む」人のお助けBOOK』を読む

  • 西式豊『そして、よみがえる世界。』を読む

    西式豊著『そして、よみがえる世界。』(2022年11月20日早川書房発行)を読んだ。表紙の裏にはこうある。医療テック企業、SME社が開発した脳内インプラント〈テレパス〉によって、介助用ロボットや仮想空間〈Vバース〉でのアバターの直接操作が可能となり、身体障害者の活動範囲は大幅に拡大した近未来。事故で脊髄を損傷しテレパスユーザーとなった脳神経外科医の牧野は、かつての恩師で、現在は同社の役員である森園からオペの代理執刀の依頼を受ける。記憶と視覚を失った少女エリカに視覚再建装置を埋め込む手術は無事成功したはずだったが、術後エリカは謎の黒い影の幻に脅かされるようになる。そして院内では新たな事件が起こり、経営陣の一人が犠牲に……。仮想と現実のはざまで少女を翻弄する幻影の、その驚愕の正体とは⁉第12回アガサ・クリステ...西式豊『そして、よみがえる世界。』を読む

  • 吉田修一の略歴と既読本リスト

    吉田修一(よしだ・しゅういち)1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。卒業後、スイミングスクールのインストラクターなどのアルバイト。1996年「water」が文学界新人賞最終候補1997年「最後の息子」で文学界新人賞、芥川賞候補2002年「パレード」が山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川賞受賞2007年『悪人』で毎日出版文化賞と大佛次郎賞受賞2010年『横道世之介』で柴田錬三郎賞受賞他に、『日曜日たち』、『空の冒険』、『静かな爆弾』『続横道世之介』など吉田修一の略歴と既読本リスト

  • 吉田修一『パレード』を読む

    吉田修一著『パレード』(幻冬舎文庫、よ7-1、2004年4月10日幻冬舎発行)を読む。裏表紙にはこうある。都内の2LDKに暮らす男女四人の若者達。「上辺だけの付き合い?私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分"を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め……。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第1回山本周五郎賞受賞作。解説・川上広美目次(以下5章、各章は以下の人物の視点で語られる)1.杉本良介:21歳、H大学経済学部3年。下北沢のメキシコ料理店でバイト中。七万円で買った愛車に「桃子」と名付けている。いかにも気のいい男だが、実は尊敬する先輩・梅崎の彼女・貴和子を狙っている。2.大垣内琴美:23歳、無職。美人。短大時...吉田修一『パレード』を読む

  • 夏の空

    これまでも洗濯物を干すのを手伝っているつもりで(子供か?)、ほぼ毎日ベランダに出ていたのだが、しばらく暑苦しい空を見上げることはなかったと思う。昨日の朝、久しぶりに部屋から空を見上げて、「夏の空だ!」と思った。さっそく、飛び出して、スマホでパチリ、パチリ。出来た写真をメール添付でPCに送り、PC画面で見るが、「憧れは無理でも、あの輝きが撮れていない!」AdobePhotoshop,と言っても簡易版Elementsだけど、精一杯輝かせてみたのに!ただの雲。ポツン、ポツンと浮かんだ感じも、キラキラとまぶしい輝きも、感じられない。私の眼の奥では輝いているのに。スマホじゃ無理、簡易版ソフトじゃ無理、と思うことにしよう。夏の空

  • 山本文緒『プラナリア』を読む

    山本文緒著『プラナリア』(2000年文藝春秋発行)を読んだ。乳ガンの手術以来、何をするのもかったるい25歳の春香。この洞窟の出口はどこにある?死ぬのも面倒くさい春香を描く表題作のほか、働かない女たちに現在を映す恋愛小説集。第124回(2000年)直木賞受賞作品。「プラナリア」「次に生まれてくる時はプラナリアに。」乳がんになり右乳を失った春香は飲み会でそう言った。周囲にはもう治ったのだからと言われるが、月1での病院通いや、時々の吐き気があり、仕事する気にならず、大学生の彼氏と遊びまわっている。永瀬さんに誘われて、アルバイトを始めるが、徐々にやる気がなくなり、ある日……。上原春香:25歳。2年前の手術以来、働く気がしない。豹介と永瀬さん以外は、誰に対してもひねくれてしまう。入院で集団生活をする能力がなく、社会...山本文緒『プラナリア』を読む

  • ポール・ベンジャミン『スクイズ・プレー』を読む

    ポール・ベンジャミン著『スクイズ・プレー』(新潮文庫オ-9-1、2022年9月1日発行)を読んだ。裏表紙にはこうある。私立探偵マックスが受けた依頼は、元大リーガー、チャップマンからのものだった。キャリアの絶頂時に交通事故で片脚を失い、今は議員候補と目される彼に脅迫状が送られてきたのだ。殺意を匂わす文面から、かつての事故にまで疑いを抱いたマックスは、いつしか底知れぬ人間関係の深淵へ足を踏み入れることになる……。ポール・オースター幻のデビュー作にして正統派ハードボイルド小説の逸品。あのポール・オースターのデビュー作(1982年刊行)だが、ポール・ベンジャミン名義だ。なんだか不思議な小説を書くオースターが、ハードボイルド小説を書いていたなんて。「よしの・じん」氏の書評によれば、カフカやベケットを愛するオースター...ポール・ベンジャミン『スクイズ・プレー』を読む

  • クレヨンハウス東京店でランチ&見学

    吉祥寺大正通り沿い、藤村女子中・高等学校近くに移転したクレヨンハウス東京店でランチした。前回ランチしたのは、昨年12月だ。元といっても大昔のことだが文化放送アナウンサーで、作家の落合恵子さん主宰で、大阪にも店舗がある。1階がレストラン、オーガニック食材などの店。左手前に調理場、真ん中が奥まで食事テーブルで、右側壁が野菜、オーガニック商品。奥にもオーガニック化粧品などの売り場がある。食事はまず、左手のレジでお金を払い、トレーを取って、カウンターでおかずや味噌汁などを好きなだけ自分で取って、手前のテーブルで食べるというビュッフェスタイル。今回、私が取ったのは、好きな昆布が一杯。相方は、食事が終わってから、絵本・子どもの本、木のおもちゃ、女性の本の2階を覗いてみた。おもちゃも木製の物などが多く、本も意識高い系の...クレヨンハウス東京店でランチ&見学

  • 原田ひ香の略歴と既読本リスト

    原田ひ香(はらだ・ひか)1970年神奈川県生まれ。大妻女子大を卒業し、秘書として働き、29歳で結婚。シナリオを独学で学ぶ。2006年「リトルプリンセス二号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。シナリオのプロットライターとして活動した後、2007年37歳になりプロットライターを辞めて小説を書き始め、「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞し、小説家デビュー。他の著書に『東京ロンダリング』『失踪.com東京ロンダリング』『アイビー・ハウス』『人生オークション』『母親ウェスタン』『彼女の家計簿』『ミチルさん、今日も上機嫌』『三人屋』『復讐屋成海慶介の事件簿』『虫たちの家』『ラジオ・ガガガ』『ランチ酒』『DRY』『古本食堂』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『三千円の使いかた』『老人ホテル』など。原田ひ香の略歴と既読本リスト

  • 原田ひ香『老人ホテル』を読む

    原田ひ香著『老人ホテル』(2022年10月30日光文社発行)を読んだ。光文社の内容紹介埼玉県の大家族で育った日村天使(えんじぇる)は、生活保護を受け自堕落な生活を送ってきた。大家族ファミリーとしてテレビにも出ていたが、16歳で家を出て、大宮のキャバクラ「マヤカシ」に勤める。そこでビルのオーナー綾小路光子と知り合った。数年後、訳あり老人が長逗留する古びたビジネスホテルにひっそりと暮らす光子と再会する。天使は、投資家だという光子の指南で、生きるノウハウを学ぶことになるが……。日村天使(えんじぇる)は、母・由子と父・正隆の7番目の末っ子だった。両親は30年以上生活保護の不正受給だけで暮らしていた。一家はTVの番組で紹介されて一時人気番組になる。天使は高校を中退して大宮の「マヤカシ」というキャパクラで働いていた時...原田ひ香『老人ホテル』を読む

  • バンクーバー旅行2023 (10) フライト

    これが「バンクーバー旅行2023」のようやく最後。いつものように、数日前に吉祥寺から成田に行くリムジンバスを予約しようとアクセスすると、当面休止との表示。乗換案内ソフトに従って、中央線で新宿、山の手線で日暮里、京成スカイライナーで成田という初めてのコースとなった。ネットで予約してスマホが券がわりになるのは嫌いだが従わざるを得ない。生まれも育ちも東京だが、テリトリ―が山の手の二人とも日暮里で降りるのも初めて。これが、日暮里駅へ入ってくるスカイライナー。成田で乗る日航機。767-300だったが、機内は広いと言えず、相方の日航の評価下落。バンクーバー空港に到着。数年前と変わっていない。空港にあった公衆電話機。バンクーバー空港の出発ロビー。今回の7日間の旅行、ほとんどタクシーと、乗り降り自由のバスを使ったのだが、...バンクーバー旅行2023(10)フライト

  • バンクーバー旅行2023 (9)フェアモント・ホテル Fairmont Hotel Vancouver

    BurradSt.とGeorgiaSt.の交差点、バンクーバー美術館の隣りにあるフェアモント・ホテルFairmontHotelVancouverに滞在した。TDCanadaTrust銀行の壁に映るホテル。ベッドの厚さは厚いが、部屋はごく普通。窓からはカナダプレイスへ向かうBurradSt.が見え、手前に教会、正面にハイヤットリージェンシーホテルが見える。このホテルのガーゴイル(gargoyle)が目の前に見えた。ガーゴイルとは、雨樋から流れてくる水の排出口としての機能を持つ怪物などをかたどった彫刻。向かいのビルの壁に人影が。拡大したら窓ふきだった。ご苦労様。フロント前に置いてあるクラシックな電話機が回転ダイヤルでなく押し釦??金ぴかの郵便ポストも派手だが、大きな腕時計型の柱時計もユニーク。一応、革靴、上着...バンクーバー旅行2023(9)フェアモント・ホテルFairmontHotelVancouver

  • バンクーバー旅行2023 (8) ハーバー・クルーズHarbour Cruise

    48時間乗り降り自由の”Hop-On,Hop-Off”バスの4番CoalHarbour/StanleyParkで降り、DenmanSt.の突き当り近くにあるチケット売り場(下の写真の青い看板)で、HarbourCruiseの券を買った。この日はカナダデイ、特別割引で一人$50、30%弱の割引だった。乗ったのはこの船、CONSUTITUTION号(憲法号?)。外輪船・パドル船で、幅広い航跡を残す。約1時間のクルーズだ。水上飛行機が頭上を越えて行った。CoalHabourのビル群を後に、芝生の小山がコンベンションセンターで、その手前にビクトリア・ナナイモ行き水上飛行機発着場。今まさに到着。バラード入江の真ん中に水上飛行機/船舶用給油所。カナダプレイスに着岸中のクルーズ船。2艘並んで。中央左に、スタンレー・パー...バンクーバー旅行2023(8)ハーバー・クルーズHarbourCruise

  • バンクーバー旅行2023 (7) グランビル・アイランドGranville Island+市内

    グランビル橋の下にあるフォールス・クリークに浮かぶ約500mの半島。いわゆる市場(いちば)であるパグリック・マーケットを始め、レストラン、ショップが並ぶ。48時間乗り降り自由の”Hop-On,Hop-Off”バスの7番GranvilleIslandBusLoopで降りて、人の列に続いて歩く。20世紀初頭に工場街として栄えていたころのコンクリート工場が派手にペインティングされているGiants。左のビルが変な形。Broker’sBay?にはヨットが一杯。新鮮な食材がそろうパグリック・マーケット。大好物のブルーベリーとマンゴスチンなどをご購入。かって良くお世話になった日本人の店員さんがいる魚屋さん。指で指し示すだけでなく、「3枚におろして、アラも下さい」などと注文できた。大道芸を実演中。観客に助手をお願いして...バンクーバー旅行2023(7)グランビル・アイランドGranvilleIsland+市内

  • バンクーバー旅行2023 (6)バンデューセン植物園 VanDusen Botanical Garden

    ダウンタウンの南、クイーンエリザベス公園から歩いて30分ほどの西にあるバンデューセン植物園VanDusenBotanicalGardenに行った。かってのゴルフコースを植物園にした22ヘクタールの広大な敷地に多様な植物が植えられている。OakStreetからアプロ―トに入り、ゆるやかに波打つ屋根を持つ建物の前で停まる。シニア料金$8.6×2を支払い入園し、さっそくカフェスペースでやれやれとコーヒーやラテを飲んで一休みしてから、植物園に入る。建物を出て、直ぐの庭園。ハナミズキが並ぶ。季節柄、華やかとは言えないバラ園。数少ない満開のバラ。青く尖っているのがマツカサアザミで、ピンクがセイヨウノコギリソウらしい。(byGoogleLens)これはどう見てもアメリカ原産のアジサイのアナベルでしょう。このすべてが垂れ...バンクーバー旅行2023(6)バンデューセン植物園VanDusenBotanicalGarden

  • バンクーバー旅行2023 (5)クイーン・エリザベス公園Queen Elizabeth Park

    ダウンタウンの南にあるクイーンエリザベス公園QueenElizabethParkに行った。このブログでも、「クイーン・エリザベス公園へ」というタイトルで、2007年6月と、2010年5月に登場する。久しぶりに読むと、同じようなことを書いていていやになる。いや、いや、10年以上前の私のブログなど誰も覚えているわけがない、本人もすっかり忘れていたのだから。ということで、性懲りもなく、3回も同じようなことを書いてしまう。クイーン・エリザベス公園は、1940年にバンクーバーを訪れたエリザベス2世女王の母エリザベス王妃を記念した公園だ。かって私たちが元気だったころは、ダウンタウンから南へ、市バスで行った。郊外ではバス停はないし、案内はチンプンカンプン(死語?)だし、通り過ぎる道路名を見て、地図をチェックしながら、こ...バンクーバー旅行2023(5)クイーン・エリザベス公園QueenElizabethPark

  • バンクーバー旅行2023 (4)バンクバー水族館Vancouver Aquarium

    スタンレー・パークにあるバンクバー水族館VancouverAquariumに行った。入口前にはネイティブ・アートのブロンズ製のシャチが鎮座する。シニア料金$42.45を支払って入館。くらげJellyfishは、ゼリーJellyからきている言葉だろうが、宝石jewelryからと間違いそうなほど美しい。展示方法も工夫を凝らしている。近づいて見ても懸命に動いているような気がしてカワイイ。変なクラゲと思ったら、“PlasticBagJellyfish”とあった。要するにプラゴミの被害を訴える展示だった。イソギンチャクが英語で”sea​​anemone”海のアネモネと言うのを知った。う~ん、アネモネねぇ~。ヒトデは英語でstarfish。そのままじゃん。なんやこれ?と思ったが、どうも蛇の脱皮した皮のようだ。そばに小...バンクーバー旅行2023(4)バンクバー水族館VancouverAquarium

  • バンクーバー旅行2023 (3) StanleyPark スタンレーパーク

    6月末から7月初めまでカナダのバンクーバーで涼んでいた。気温は20度少々だが、日差しは強い。湿度が低いので日陰はひんやりする。半袖シャツで出かけるが、建物によっては冷房がきついのでカーディガンが手放せない。今日は、ダウンタウンの北西、イングリッシュ・ベイに突き出た約400万平米のスタンレー・パークStanleyPark。かっては、二人乗り自転車で一周したこともあるのだが、いまや夢のよう。スタンレー・パークの入口近くは、公園はもとより、散歩に最高なイングリッシュベイが近く、しかも勤め先のダウンタウンにも通えることから人気の地域となり、ビル群が乱立したという。右手遠くにカナダプレイスに停泊するクルーズ船が見える。左手の三角形の屋根が並んだ建物は船が入るお宿(船庫?)。洒落た建物は、“TheVancouverR...バンクーバー旅行2023(3)StanleyParkスタンレーパーク

  • バンクーバー旅行2023 (2)ギャスタウン Gastown

    6月末から7月初めまでカナダのバンクーバーで遊んでいた。48時間有効で乗り降り自由の循環型バス「HOP-ON,HOP-OFFのバス」でギャスタウンGastownに出た。1867年、Gassy(騒がしい)というあだ名の男が原野に一軒の家を建て、バンクーバーの発祥の地になった。これがギャスタウンGastownの名の由来だ。中央に小さく見えるのが、15分ごとに蒸気音を鳴らす名物の蒸気時計。ランチ処を探していて、たまたま眺めが抜群という広告を見て、ほぼ屋台という小さな店・MICHELLE’Sに入った。確かに眺めは良い。左手遠くにカナダプレイス、遥かかなたにウィスラーなどのノースバンクーバーの山々、手前にウオーターフロント駅から東へ約70㎞伸びる鉄道の車両“WESTCOASTEXPRESS”が見える。ときどきバラー...バンクーバー旅行2023(2)ギャスタウンGastown

  • バンクーバー旅行2023 (1)カナダプレイス

    7月1日のカナダディ(独立記念日)をまたがって7日間、カナダのバンクーバーを訪れた。以下、多分10回に渡ってご報告。バンクーバーは2007年以来5回目の訪問で、2007年には周辺観光も含め2か月滞在して遊び回っていた。このブログでも「カテゴリー」の「バンクーバー」をクリックすると83回分がずらずら出てくる。ダウンタウンならどこもかしこも知っているつもりだったが、前回2017年から6年ぶりで、変わったところもあって、ダウンタウンでも道に迷うことになった。到着日の翌々日、カナダプレイスに行き、観光案内所で市内地図をもらい、48時間有効で、乗り降り自由の循環型バス“HOP-ON,HOP-OFF”の券を買った。アラスカへのクルーズ船だろうか、大きな船が。前回2017年に来た時には工事中だったオリンピックのメディア...バンクーバー旅行2023(1)カナダプレイス

  • 6月(2)の花

    6月19日に届いた花ガーベラ12本、真ん中に突っ立っているリアトリス2本、赤い玉のヒペリカム2本、一番後ろの葉っぱコーディライン1本ガーベラはほとんど満開で、12本もそろうと豪華絢爛。ちょっと派手過ぎて……。リアトリスは一つ一つの小さな花を見ると、けっこうカワイイのだが。ヒペリカムは黄色い花が咲いて、そのあとに赤や緑の実が成る。(6月(1)の散歩)いかにも南洋の島ですくすくと育ちそうなコーディライン。2日経過したこの日が最盛期.ガーベラは水に浸かった茎が腐って、あっというまに萎れてしまった。「湯あげ」が良いと添付書にあったが、、なかなかやる勇気がでない。ガーベラには効かないという情報もあるし。6月(2)の花

  • 五十嵐彰、迫田さやか『不倫』を読む

    五十嵐彰・迫田さやか著『不倫―実証分析が示す全貌』(中公新書2737、2023年1月25日中央公論新社発行)を読んだ。表紙裏にはこうある。既婚者が配偶者以外と性交渉をもつことを指す「不倫」。毎月のように有名人がスクープされる関心事だが、日本では客観的な研究がほとんどない。本書では、気鋭の社会学者と経済学者が大規模調査を敢行。実験的手法や海外の先行研究も活用して実態に迫る。経験者は何%か。どんな人が不倫しやすいのか。どこで出会い、いかに終わるか。家族にどんな影響があるか。誰が誰をバッシングするのか。実証分析により解き明かす。帯にはこうある。既婚男性の51.9%、既婚女性の24.7%に不倫経験あり「過ち」はなぜ、どのように起きるのか男性は職場に女性が多いと、女性は自由時間が多いと不倫しやすい収入の高い男性ほど...五十嵐彰、迫田さやか『不倫』を読む

  • 堂場瞬一『ラットトラップ』を読む

    堂場瞬一『ラットトラップ』(講談社文庫2023年5月16日講談社発行)を読んだ。裏表紙にはこうある。愛と平和の祭典、ウッドストック・フェスティバル。若者たちが音楽に酔いしれる中、一人の少女が消えた。依頼を受けた探偵ジョーは、助手リズと調査を開始。コンサート会場で、少女が中年のヒッピー女性と一緒にいたとの証言を得て、現地へ向かうが……。ハードボイルドの魂を歌い上げる傑作!〈文庫書下ろし〉1969年のウッドストック・フェスティバル。愛と平和の祭典で若者たちが音楽に酔いしれる中、18歳のジェーンが消えた。16歳妹メアリーからの依頼を受けた探偵ジョーは、押しかけ助手のリズと調査を開始する。ようやく、コンサート会場でジェーンが中年のヒッピー女性と一緒にいたとの証言を得たのだが……。ジョー・スナイダー:44歳、独身。...堂場瞬一『ラットトラップ』を読む

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