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  • 今野敏『清明』を読む

    今野敏著『清明(せいめい)隠蔽捜査8』(2020年1月20日新潮社発行)を読んだ。新潮社の宣伝文句神奈川県警刑事部長に着任した異色の警察官僚・竜崎伸也。着任早々、県境で死体遺棄事件が発生、警視庁の面々と再会するが、どこかやりにくさを感じる。さらに被害者は中国人と判明、公安と中国という巨大な壁が立ちはだかる。一方、妻の冴子が交通事故を起こしたという一報が入り……。リスタートで益々スケールアップの第八弾!死体が発見されたのは東京都だが、神奈川県と入り組んだところだった。警視庁に神奈川県警が協力する形で合同捜査本部が立つ。竜崎は捜査第一と考えるのだが、何かと下に見る警視庁への神奈川県警の反感は強い。さらに秘密主義の公安が絡んできて、警察組織の内部の軋轢は厳しいが、竜崎は毅然として立ち向かう。神奈川県警竜崎伸也:神奈川...今野敏『清明』を読む

  • 天羽健介・増田雅史『NFTの教科書』を読む

    天羽健介・増田雅史編著『NFTの教科書ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計までデジタルデータが資産になる未来』(2021年10月30日朝日新聞出版発行)を読んだ。以下、厳密な記述は容易でないので、雰囲気だけでも感じ取れるようにと、おおよその説明になっています。2021年以降、NFT(Non-FungibleToken非代替性トークン)が話題になっている。(Fungible:代替・交換可能な)。これまでのデジタルデータはコピーや改ざんが可能であった。しかし、ブロックチェーン技術を使うことで、デジタルデータでありながら、固有で唯一無二の原データ(世界に一つのデジタル資産)であることが容易に証明できるようになり、取引きが可能になった。(2021年3月オークションハウスChristie‘sで、デジタルアーティストBe...天羽健介・増田雅史『NFTの教科書』を読む

  • 佐藤雅彦、大島遼、廣瀬隼也『解きたくなる数学』を読んだ。

    佐藤雅彦、大島遼、廣瀬隼也『解きたくなる数学』(2021年9月28日岩波書店発行)を読んだ。岩波書店の内容紹介あの「ピタゴラスイッチ」制作メンバーが、これまでにない数学問題集を作りました。そこには、ひと目で心を奪われる問題ばかり。数学が苦手な人も得意な人も、魅力的な写真とグラフィックで表現された23題に、きっと夢中に。論理の組み立てが学べ、思考のジャンプが身につきます。考える楽しさを求める中学生以上のすべての方へ。日常に潜む問題を写真、絵でわかりやすい設問にし、かみ砕いた回答を添える。思考パターンを分析して応用しやすいように工夫している。本の中味を写真に撮って無断で公開するのは違反だと思うが、私の文章ではこの本の面白さを紹介できない。見事と思った問題と解答を2つだけご紹介。一つ目の問題厚さは同じの、大一つか、小...佐藤雅彦、大島遼、廣瀬隼也『解きたくなる数学』を読んだ。

  • 道尾秀介『カエルの小指』を読む

    道尾秀介著『カエルの小指amurderofcrows』(2019年10月23日講談社発行)を読んだ。「講談社BOOKS倶楽部」における本書の内容紹介「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」詐欺師から足を洗い、口の上手さを武器に実演販売士として真っ当に生きる道を選んだ武沢竹夫。しかし謎めいた中学生・キョウが「とんでもない依頼」とともに現れたことで彼の生活は一変する。シビアな現実に生きるキョウを目の当たりにした武沢は、ふたたびペテンの世界に戻ることを決意。そしてかつての仲間――まひろ、やひろ、貫太郎らと再集結し、キョウを救うために「超人気テレビ番組」を巻き込んだド派手な大仕掛けを計画するが……。60万部のヒット作『カラスの親指byruleofCROW’sthumb』の続編で、今回も二重、三重のペテンが仕掛けられている。俺...道尾秀介『カエルの小指』を読む

  • 4月(3)の散歩花

    混乱して4月(4)の方を先にアップしてしまったが、4月6日、7日の散歩で眺めた花々をご報告。書いた順にアップするのでなく、あらかじめ日にちを予約して投稿してある(予約投稿)が、後から割り込んで追加すると混乱して、順序が狂うことがある。4月上旬はカイドウの花盛り離れて見ても、近づいて見ても、美しい。薄紅の花びらに濃いピンクの蕾が混じるのも良し。ツツジも咲き始めた拡大すれば、まちがいなくツツジ。大きな木にモアモアした赤い花近くで見れば、まちがいなくトキワマンサク。ドウダンツツジに小さな鐘のような白い花がチラホラ。(2022年4月7日)昨年12月には真赤に紅葉していた。大輪のツバキの花花芯が見えないモクレンでなく、花びらが広がっているのでコブシかと思ったのだが、拡大すると花芯に緑がみえるのでハナミズキとド素人判定した...4月(3)の散歩花

  • 4月(4)の散歩花

    4月中旬になると庭先のハナミズキが目立つ。薄紅色のハナミズキ唄の文句じゃないけれど、まさに「薄紅色の可愛い君のね」ですね。さらに淡い薄紅色のハナミズキ拡大すると30年以上前に出張でカルフォルニアに行ったときに、市街地で爽やかな花が咲く木をあちこちで見かけた。日本では見かけないいかにも明るいカルフォルニアという感じで、印象に残った。多分あれがハナミズキだったのだろう。白いハナミズキまだまだ幼い白いハナミズキ覆いかぶさるモッコウバラ拡大撮影すると、まだ蕾がある。コデマリ近づくとこちらもコデマリ秋には真赤に紅葉していたドウダンツツジ。白く小さな鈴のような花はなぜかほんの少しだけ。こちらのドウダンツツジは花一杯昔は方々にあったヤマブキ。「実のひとつだに無きぞ悲しき」というのだから、挿し木で増えるのかな?道路の街路樹の下...4月(4)の散歩花

  • ラクールでランチ

    「ラ・クール・カフェLacour(中庭)café」でランチした。昨年11月に初めて訪れ、料理がなかなか美味しかった。中道通りに行ったので、ようやく再訪した。年寄にとってのここの欠点は、階段が急なことと、エレベーターが二人でいっぱいなことだ。そのわりに下の写真で2階のガラス窓が見えているように、店内は意外と広く開放的だ。私は「冷製パスタ(野菜たっぷり!パン付き)」量は少ないがおいしい。相方は、「エビとマッシュルームのマカロニグラタン(パン・サラダ付)」こちらも高評価でした。モンブランを一つだけ追加注文。二つともドリンク付きで1,100円+ケーキ400円。多分姉妹の美人の店員さんがこまねずみのように大忙し。余計に好印象。ラクールでランチ

  • ゼレンスキー大統領は最善の判断をしたのか?

    以下、少数意見として。ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアが国境に兵を集めたときに、あくまでNATOに加盟するなどと言わず、ロシアと妥協して戦争を避ける道を探ることはできなかったのだろうか。少なくともその努力はすべきではなかったのだろうか。結局のところNATOもアメリカもウクライナのために直接戦うという犠牲を払う気はなかったのだから。ヒットラーに妥協して全面戦争を招いてしまったという教訓や、クリミア半島をロシアに占拠されても欧米も含めてそのままにしてしまったという事実はあるのだが。多くの人が亡くなり、何百人もの人が国を逃れ、悲惨な状況に陥り、国土が破壊されても守らねばならぬというほどのものがあったのだろうか。もちろん過去のことを仮定に基づいて議論することはできなしし、第一義的に悪いのはプーチンなのだが。例えば...ゼレンスキー大統領は最善の判断をしたのか?

  • 早乙女勝元『東京大空襲』を読む

    早乙女勝元著『東京大空襲―昭和20年3月10日の記録―』(岩波新書(青版)775、1971年1月28日第一版発行)を読んだ。表紙の裏にはこうある。昭和20年3月10日.一夜のうちに東京の下町一帯を焼け野原に変え,8万人にのぼる死者で街や河を埋めた東京大空襲の惨状――.自身被災者でもある著者が,生きのびた人々を訪ね,戦後25年のあいだ埋もれていた記憶を再現しつつ,無差別絨緞爆撃の非人間性を暴き,庶民にとって戦争とは何であったかを訴える.第1章~第4章は、当時12歳の著者、警視庁カメラマンの石川光陽氏、8名の下町庶民の証言集で、第5章は米空軍の効率的に焼殺すための戦略が語られる。1945(昭和20)年3月10日0時15分、空襲警報発令、それから2時37分まで正味142分間(約2時間半)に、死者88,793名、負傷者...早乙女勝元『東京大空襲』を読む

  • NHKスペシャル取材班/山辺昌彦『東京大空襲 未公開写真は語る』を読む

    NHKスペシャル取材班/山辺昌彦著『東京大空襲未公開写真は語る』(2012年8月10日新潮社発行)3月10日は1945年の東京大空襲の日。本三冊を読んでみた。今回は、写真・文石川光陽『グラフィック・レポート東京大空襲の全記録』に次いで2冊目。新潮社の内容紹介(現在はみあたりません)戦後67年、誰の目にも触れることのなかった大量の空襲写真が発見された!「今は無視されても、50年後、100年後に評価される写真を撮ろう」──木村伊兵衛率いる陸軍の宣伝機関「東方社」の写真家たちが、自らの良心と使命感に迫られて撮影し、今日まで発表されることのなかった大量の写真群。学校や神社、病院まで含めた、被爆直後の無残な市街地の様子を記録した、米軍の無差別爆撃の実態を証す写真集。B5版160頁で、ほとんどが写真で、文が少々。東京大空襲...NHKスペシャル取材班/山辺昌彦『東京大空襲未公開写真は語る』を読む

  • 石川光陽『グラフィック・レポート 東京大空襲の全記録』を読む

    3月10日は1945年の東京大空襲の日。本三冊を読んでみた。まずは、写真・文石川光陽、編集森田写真事務所『グラフィック・レポート東京大空襲の全記録』(1992年3月10日岩波書店発行)岩波書店の内容紹介警視庁カメラマンとして東京大空襲の全貌を撮った唯一の人光陽が撮影と平行して綴った手記が見つかり,混乱して伝えられていた全写真の日時と場所が特定された.無辜の庶民に犠牲を強いる戦争の実態を証言する貴重な写真と記録.B5版160頁で、写真と文が約半分ずつ。1944年11月、関東大震災を経験した警視総監が著者に米軍空襲の様子を写真に撮影するよう命令した。生死の境を彷徨して危険な撮影を終戦まで続け使命を果たした。当時空襲災害状況の撮影は禁止されていて、著者も憲兵隊に2回も検挙された。敗戦直後、占領軍がこれらの写真の提出を...石川光陽『グラフィック・レポート東京大空襲の全記録』を読む

  • 4月(1)の花

    4月4日に届いた花ガーベラ8本、アストロメリア3本、カスミソウ1本、タマシダ2本白いアストロメリアはまだ蕾が開いていない。4日後、すべてがほぼ満開。オレンジとピンクのガーベラ黄色、白、えんじ色のガーベラ。黄色いアストロメリア赤いアストロメリア白いアストロメリアカスミソウタマシダ1週間後。何本かは捨てられ、花瓶も小さくしました。9日後、花も花瓶も小さくまとまって、まだ最後のひと花を咲かせています。ガーベラの花の淵が反りかえり、花びらが乱れ、茎は下の方がどろっとして、すべてが限界に近づいている。頑張ってる80歳代かな?4月(1)の花

  • 東京ソラマチ31Fの國見でランチ

    法事のあとの会食で、東京スカイツリーの傍にある東京ソラマチの最上階31Fにある「國見」でランチした。店内に入ると、大きな窓からスカイツリーが目前。ここも地上150mだが、634mはまだまだ上。まずもって各自に運ばれて来たのが、2段重。上でブリッジになっているのは鳥観図。一番上にはゆば(湯波)。自家製でこだわりがあるらしい。上の段が左で、下は右。いずれも上品な味で、美味。次々と運ばれてくる。デザートのお供はそば茶(?)。久しぶりに満腹まで食べてしまった。ご馳走様でした。國見を出て、展望フロアからの眺める。東京ソラマチ31Fの國見でランチ

  • 4月(2)の散歩花

    サクラに代わりカイドウ(海棠)が目立つ枝を伸ばしたカイドウ枝にみっちり花が群がる、これはサクラ?ボケの上にカイドウ。ぼけ街道まっしぐら?早くもツツジの登場ミモザも健在空に突き出たコブシ拡大すると、花びらが6枚で、広げて咲いていて花芯が見えそうなのでコブシと判定。花モクレンは花びらが9枚でチューリップのように上を向くので花芯は見えない。(ネットの5分知識での素人判定)ベニカナメモチの生垣と立木けっこう大きな柑橘類大きな木に満開のツバキニラズイセンチューリップときどき見かけるのだが、何?(コメントにあるように「orai」さんからアセビ(馬酔木)だと教えていただきました。ありがとうございました。)4月(2)の散歩花

  • パルコのスタバで一休み

    吉祥寺で買物。久しぶりにアトレをプラプラ。見慣れない店があちこちにある。アトレも閉店、開店が激しい。こんな看板があった。同じ数だけ閉店もあるのだろう。耐えている皆さん、お疲れ様。いろいろ用事を溜めて一度に済まそうとするので、あちこち寄って気がつくと、くたびれている。パルコが近いので、2Fのスタバを目指す。珍しく席が空いていた。なぜかオートチャージの会員になって、しかも飛行機のマイルをスターバックスポイントに変換したので、残高が1万円以上。ついつい足がスタバに向く。ブレンドコーヒーとラテに、お金持ち気分になってチーズケーキを追加。店内を見渡すと、後ろにはバギーに乗った子どもと、久しぶりなのか、話に夢中のお母さんとお友達。アクリル板の前には、ホテルの接客方法を示した分厚い冊子で勉強する女性。就活?研修?隣りはIT関...パルコのスタバで一休み

  • 佐藤究『テスカトリポカ』を読む

    佐藤究(きわむ)著『テスカトリポカ』(2021年2月19日KADOKAWA発行)を読んだ。「カドブン」(KADOKAWA文芸WEBマガジン)の特設サイトの書籍紹介選考委員大激論!今一番ヤバいエンターテインメント!メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神...佐藤究『テスカトリポカ』を読む

  • 4月(2)の散歩花 桜シリーズ

    何と言っても春はサクラ。カイドウかと思ったが、多分サクラ。間違いないサクラ紅白の揃い踏み白い枝垂桜「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」というが、梅のように枝を伸ばした桜四方に伸び伸びと枝を広げた薄桃色のサクラ新入生を迎えるサクラ空を覆う桜。「願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ」西行法師散歩範囲で最大のサクラ。圧倒される。4月(2)の散歩花桜シリーズ

  • 伊兼源太郎『密告はうたう』を読む

    伊兼源太郎著『密告はうたう警視庁監察ファイル』(実業之日本社文庫、い13-1、2019年4月15日実業之日本社発行)を読んだ。裏表紙にはこうある。かっての仲間も容赦しない。それが俺の仕事だ――警察職員の不正を取り締まる部署、警視庁人事一課監察係に所属する佐良(さら)は、元同僚で、現在は運転免許場に勤務する皆口菜子(みなぐちさいこ)の監察を命じられた。彼女が免許証データを売っているとの、内部からの密告があったのだ。佐良は、上司とともに皆口の尾行を始めるが、やがて未解決事件との接点が……実力派の俊英が放つ警察ミステリー!解説/池上冬樹私は、WOWOWで放送された(2021年8月~-9月、全6話)「密告はうたう警視庁監察ファイル」を見た。主演はTOKIO松岡昌宏で、ほかに仲村トオル、泉里香らが出演した。映像を観たイメ...伊兼源太郎『密告はうたう』を読む

  • 3月(4)の散歩花

    春、真っ盛り。散歩していてもあちこちで開花する花が目立ち、何かというとスマホでパチリばかり。「3月の散歩花」も4回目になってしまった。3月28日、相方の買物ついでの散歩のお供。春は、何と言ってもサクラです。八重桜かな?「山桜」というあだ名の友人がいた。由来は「花より先に葉が出る」=「鼻より先に歯が出る」だと本人が言っていた。下の写真は、2009年5月のブログ「吉祥寺のお屋敷めぐり1」で紹介した趣ある門。覆いかぶさるような傍らの桜の古木も春には溢れんばかりの花を咲かせていた。吉祥寺の専門学校「中野スクールオブビジネス」のオーナーのお宅だと聞いた。つい最近まであったと思ったが、この通り。桜の木は切られ、門もなくなっていた。村上春樹並の喪失感を抱きつつ散歩を続ける私自身にうっとり。カイドウ(海棠)が満開だ!たちまちテ...3月(4)の散歩花

  • 3月(2)の花

    3月18日に届いた花チューリップ5本、リューココリーネ2本、ブプレリウム2本、コデマリ2本翌日、早くもチューリップがいくつか開花23日(2日後)にははやほぼ最盛期チューリップ5輪と蕾1つ。この蕾は蕾のままでプリザーブドじゃなくてドライフラワーになった。リューココリーネコデマリも満開。ブプレリウムは、枝の先端の緑色の苞(ほう)に囲まれたの中に黄緑色の小さな花をつける。24日(3日後)3月(2)の花

  • 3月(3)の散歩花

    今更ながらの3月24日、桜開花前の井の頭公園の話。井の頭公園駅へ着く寸前の井の頭線の下をくぐり公園へ。木曜日の朝9時では、ボートはもとより、人影も少ない。野外ステージ前の広場には暇そうに座る警察官が控えるテント、トイレ、ゴミ箱が寂しそう。上の写真の右手にある、いつもは通らない低い崖の上の「緑の小道」を歩いてみた。入り口に、小さな看板があり、「深緑に包まれて、土の上、落ち葉の上を、歩くことができます。」とある。この階段を登る。池の手前のメインの道を右手に見下ろしながら東に進む。道は落ち葉に埋もれて大きくぬかるむこともなく、少々の弾力が心地よい。ちょっとしたハイキング気分。あっという間に降りてきて、いつもの道に合流。こんなところにツバキがあったっけ?公園を出て、ブラブラとさまよう。立教女学院の庭の木を刈り込む空師(...3月(3)の散歩花

  • THE CITY BAKERYで一休み

    まだ11時前とはいえ、今日は土曜日、パルコ2階のスタバは、パソコンや分厚い本を前に頑張る若い人で満員。1階に降りて、TheCityBakeryに入った。ここはN.Y.の老舗ベーカリーだそうで、前にランチしたが、パンが濃厚で年寄にはきつく、雰囲気にもなじめなかった。今回はコーヒーだけだからと、一休みした。外からガラス越しに中の様子が良く見えるのだが、そとからは直接入れない。入口はユニクロの向かい側からパルコに入り、一番奥で席を確保してから、手前のパン売場で注文して、その奥のカウンターで飲物を受取って、席に着く。今回はブレンドコーヒー(¥420)とラテ(¥480)のみ。スタバの方が安い。カウンター席も若干あって入りやすいのか、女性の一人客がパラパラと居た。吉祥寺大通りが井の頭通りにぶつかる少し手前、ヤマダデンキの脇...THECITYBAKERYで一休み

  • お菓子「二人静」

    両口屋是清は名古屋市の老舗和菓子屋だ。何しろ創業は1634(寛永11)年で、388年前というからすごい。失礼ながら、まさに「越後屋、おぬしも悪よのう」の世界だ。その両口屋是清を代表する名菓が「二人静」だ。今からおそらく50年程前だったろうか、友人から「二人静」をもらった。なんて美しく上品な箱なのだろうと思い、友人の姿とのアンバランスにも驚いた。先日、吉祥寺アトレの両口屋是清を覗いていて、ショーケースの中の「二人静」を見ているうちに懐かしくなり、一つ購入した。蓋を開けると、かすかに透けて見える和紙風のおひねりが並んでいて、薄紅と白の半球が合わさる一対の干菓子が現れる。口に含めば、徳島県産の和三盆糖を使った干菓子が口の中で静に溶けていく。姿かたち、味も、すべてが上品。私には無いものねだりの世界だ。和三盆糖は、「竹糖...お菓子「二人静」

  • 中山七里『ヒポクラテスの試練』を読む

    中山七里著『ヒポクラテスの試練』(祥伝社文庫、な21-3、2021年12月20日祥伝社発行)を読んだ。裏表紙にはこうある。死因はMRIにも映らない、急激に悪化した肝臓がん?――浦和医大法医学教室の光崎(みつざき)藤次郎教授のもとに、急死した前都議会議員の司法解剖の依頼がきた。埼玉県警の古手川が捜査すると、毒殺の疑いが浮上。だが光崎は、別の死因をつきとめる。法医学の権威の動揺ぶりに、得体の知れない恐怖を感じた助教の栂野(つがの)真琴たち。さらに、都議会関係者から第二の犠牲者が!「ヒポクラテスシリーズ」(~の誓い、~の憂鬱、~の試練、~の悔恨)の第三弾。第一弾はWOWOWで連続ドラマ化された。「ヒポクラテスの誓い」とは、医師の倫理・任務などについての、ギリシア神への宣誓文。ヒポクラテスは、紀元前4世紀のギリシャの医...中山七里『ヒポクラテスの試練』を読む

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