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2021/12/25

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  • 雑感: 科学雑誌Nature出たChatGPT関係の記事2つをよんでみた感想

    ChatGPTが世間を席巻していますが、科学雑誌NatureでChatGPTについて取り上げた2本についてメモ。 一つ目はChatGPT等のGenerative AIについて、今後の開発方針について示唆をなげかけた記事です。 www.nature.com 気になった個所としては現在や将来の利用法について述べた部分の太字のところです。 This technology has far-reaching consequences for science and society. Researchers and others have already used ChatGPT and other la…

  • 米国: 特許が成立を悪質に遅延させたとして権利行使が認められなかった事例

    米国:で、特許が成立を悪質に遅延させたとして権利行使が認められなかった事例があったのでメモです。いわゆるラッチェスというやつです。 法律の判断は下記にあるので、そちらなどに譲ろうかと思います。 Patent Affirmed as Unenforceable Due to Prosecution Laches Knobbe Martens - JDSupra 興味深いのはその遅らせた戦略なので、そちらをこちらでは深堀りしていこうかと思います。 まず、今回の特許ですが、いわゆるサブマリン特許とよばれるやつです。 patents.google.com 昔の米国の特許制度は、登録されてから17年…

  • 英国: 博士課程で生まれた特許の所有権を大学が持てるか高裁判断

    大学がで生まれた発明で問題になるものとして、博士課程などに所属学生が発明を生んだ場合です。 というのも、学生は大学が雇用しているわけではないため、大学に特許の所有権を移すには、教授などのように雇用されているものと異なる対応が必要になる場合があります。 今回英国高裁が、この問題について判断を下したそうなので、メモ! www.twobirds.com 事件の背景 事案としては、インターンおよび博士課程でOxford大学に所属した研究者がその過程で生まれた発明に基づき、スタートアップを設立したそうです。発明の特許についてはOxford大学に移転され、当該スタートアップはライセンスを、Oxford大学…

  • 欧州: ニューラルネットワーク発明で進歩性が認められなかった事例

    欧州特許庁では、コンピュータ関連発明についてCOMVIKアプローチという手法がとられており、進歩性の判断においては「技術的な特徴」を有さないと進歩性の判断で考慮してもらえません。 今回下記のニューラルネットワークに関する発明が、「技術的特徴」を有さないと判断された事例です。 T 0702/20 (Sparsely connected neural network) of 7.11.2022 Catchword A neural network defines a class of mathematical functions which, as such, is excluded matter…

  • 雑談: ChatGPT等のAIに情報を入力するときは注意!

    OpenAIが開発した、GPT-3.5という自然言語モデルをベースにしたチャットAIであるChatGPTが衝撃を与えています。 openai.com 色んな内容を回答してくれるのはもちろんですが、プログラマーの方はコードを聞いたりして参考にするなど、様々な用途があるそうです。 法律業界でもどんな影響があるのか記事も出始めています。 www.forbes.com さて、知的財産の観点では、便利なAIがいろいろ出てくるようになっていますが、機密保持は注意点です。 Amazonでは注意喚起がでていますが、ChatGPTに機密情報等を共有しないように注意が必要です。 www.msn.com 特にCha…

  • 米国: Web3を代表する分散型組織DAOは特許訴訟ができるのか?

    このブログではWeb3を代表する分散型組織DAO(分散型自律組織; decentralized autonomous community)について、よく取り上げてきました。 www.patent-topics-explorer.com 今回、DAOが特許訴訟ができるのかという記事があったのでメモ。 www.kramerlevin.com (1)訴える側の場合 DAOは法人格を有しない可能性が高く、知的財産権を管理する法人をどのように設立するかという問題が生じます。一部のDAOでは知財管理の法人を作るなどしているそうです。 また、DAOに参加する人間は、DAOと雇用関係を結んでいるわけではないこ…

  • 日本: Web3報告書でDAO関係についてはゼロ回答?

    年末にデジタル庁内のWeb3.0研究会から報告書が上がりました。 www.digital.go.jp Web3研究会としてDAOも立ち上げたことでも話題を呼んだ研究会です。 coinpost.jp 一方で、下記の関係省庁取り組みからわかるように、すでにほかの省庁でもいろんな取り組みが進行中で、デジタル庁で検討できることは少ないのではという予感もしていました。 Web3.0研究会(第5回) 【資料2】(別紙)関係省庁検討状況について(PDF/598KB) そんな中でもDAOの取扱いについては、どの省庁もやっていなかったため、こちらの議論の結果を楽しみにしていました。 www.patent-top…

  • 米国: NFTと商標・著作権の注目事件

    米国でのNFTに関連する商標権と著作権関連の事件として2つ挙げられていたのでメモ! Courts Offer More Guidance on Enforcing Rights to Brands and Images Used with NFTs Holland & Knight LLP - JDSupra まず一つ目が、Hermes v. Rothschild事件だそうです。こちらまだ係属中で1月30日からつ目に、Rippsは つ目に、 ことの発端は、RothschildがHermesのファー付きバーキンバッグのデジタル版であるMetaBirkin NFTを制作・販売したことが原因との…

  • 日本: 特許権等の権利回復の要件の緩和が2023年4月から施行予定

    令和3年の特許法等の改正で、審査請求などの特定の法定期限の徒過した場合の権利回復要件が緩和する法改正がなされました。こちら改正はされましたがまだ施行されておらず、4月1日から施行が予定されているようです。 こちらの要件ですが、「正当な理由」から「故意でない」という要件に変更になり、下記の改正本等に詳しく載っています。 令和3年法律改正(令和3年法律第42号)解説書 第1章 特許権等の権利回復の要件の変更(PDF:510KB) 過去に「不責事由」から「正当な理由」に要件が緩和されたのですが、実質的に「不責事由」と同等の厳しさで運用されたことから、「故意でない」という要件に緩和されました。 法改正…

  • 米国: ポケモンGoを侵害すると主張したNantWorks特許は2つ目の101条違反の地裁判決

    ポケモンGoについて米国では、NantWorksが自身の特許を侵害しているとして、ポケモンGoを提供しているNinaticに特許侵害訴訟が繰り広げられていました。 www.finnegan.com 今回米国特許10,664,518について、米国特許法101条の特許適格を満たさないとして、地裁で無効とされたそうです。米国特許10,614,477に続く無効で、残りは米国特許10,403,051があるそうです。 www.b2ipreport.com 米国特許10,664,518は、米国特許10,614,477と比較しステップを分けており、位置情報からARを形成する際に、マップを部分に分けるという工夫…

  • 雑談 & サッカー: 本田圭佑が知財DX会社にシード投資したそう

    先日のW杯では、Abemaでの本田圭佑の解説が話題を呼びました。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com そんな本田圭佑ですが、投資家としての顔をもっています。 toyokeizai.net Abemaのワールドカップ前の本田圭佑を追った番組でもWeb3等の起業家から話を聞く本田圭佑の場面が流れていた記憶があります。 abematv.co.jp 今回、SmartIPという知財DXの推進をサ…

  • 米国: DABUSのThaler博士、著作権でもAI著作でもねばる

    Thaler博士の作ったAIであるDABUSが作ったと主張する発明が、AIが発明者であるとする訴訟が各国で繰り広げられています。 www.patent-topics-explorer.com そのThaler博士ですが、米国でAIが生成した絵画でもAIが著作について争っています。 www.patent-topics-explorer.com こちらの訴訟の最新の話題が出ており、Thaler博士は略式判決の申し立てをしたそうです。 ipwatchdog.com Stable Diffusionなど生成系AIが出力する画像はかなり進化しており、こちらの問題は特許より喫緊の課題かもしれません。巷にも…

  • 米国: 知財窃盗を防ぐためのProtecting American Intellectual Property Actに大統領サイン

    知財窃盗を防ぐためのProtecting American Intellectual Property Actにバイデン大統領がサインを行ったそうです。 President Biden Signs the Protecting American Intellectual Property Act of 2022 Foley Hoag LLP - JDSupra こちらの法律では、ホワイトハウスが「米国経済または国家安全保障に脅威を与える企業秘密の窃盗に従事する外国法人および個人を、毎年議会に報告することを大統領に義務付け」るそうです。 さらに、「大統領は、現行法の下で大統領が利用できる制裁…

  • 大学入試共通テスト: 現代社会に途上国への医薬アクセスと特許権に関係した問題がでる!

    先週末は大学入試共通テストが行われ、受験生・関係者の皆様お疲れさまでした。 大学入試共通テストの問題は話題になることが多く、ことしは親ガチャが問題文に出たと話題になったようです。 www.khb-tv.co.jp 一方、難易度も上がったようで今年は非常に難しかったそうです。 www.khb-tv.co.jp このブログでは毎年現代社会で出る知的財産関係の問題を紹介しています。昨年は著作権についての問題が出ました。 www.patent-topics-explorer.com さて、今年はというと、第1問問7で難病と特許権に関する問題が出ていました。 現代社会 第1問 問7 現代社会 第1問|2…

  • まとめ: 2022年読まれた記事ランキング

    特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 、、ということで今年の読まれたブログランキングをやろうと思います! 結果は以下になりました!!! ワールドカップ、生成系AI、欧州単一特許/欧州統一特許裁判所、日本特許庁の公報システム刷新、日本でのマルチマルチクレーム禁止などが入ってきまして、今年の世相を表したランキングになったかなと思います。 第1位: www.patent-topics-explorer.com 第2位: www.patent-topics-explorer.com 第3位: www.patent-topics-explorer.com 第4位: www.paten…

  • Podcast: オープンソースソフトウェア取引の落とし穴

    オープンソースソフトウェア取引の落とし穴というPodcastがあったのでメモ。 www.mayerbrown.com オープンソースソフトウェアを用いる場合の契約条件として挙げられているものに、事前に使えるものをリスト化する、プロバイダーが情報権利(どのオープンソースパッケージが使用されているか、どのバージョンで、どのように使用されているかなど)を提供する義務を設定しておく等がありました。 These days the terms in contracts regarding open source are much more nuanced to manage risk. There can…

  • 雑談: StableDiffusionのRAILライセンスを素人ながら調べてみた

    以前、画像生成AIであるStable Diffusionを紹介しましたが、今回はこちらのライセンス条件をつらつら雑談していこうかと思います。 www.patent-topics-explorer.com まず、Stable Diffusionですが、先日v2がリリースされたため、投稿日時の時点では大きくv1とv2が下記のように存在しています。 Stable Diffusion v1 github.com Stable Diffusion v2 github.com こまかい点ではありますが、v1とv2ではモデルに対して下記の利用条件をつけています。 StableDiffusion v1: Cr…

  • 米国: データスクレイピングに関する訴訟がデータ保有元のLinkedin有利で和解した模様

    hiQが偽のアカウントを作りLinkeinのデータをスクレイピングしていた事件で、データ保有元のLinkedin有利で和解が成立したようです。 www.natlawreview.com Linkedinのポストによると、「hiQは、LinkedInのユーザー契約に違反してhiQが会員のプロファイルデータをスクレイピングした際に作成したすべてのソースコード、データ、アルゴリズムを破棄するよう求める終局的差し止め命令を受けることに合意」したそうです。「This is a final, decisive victory against a company that illegally scraped…

  • 米国: 当事者系の特許有効性再審理手続き(IPR)を濫用したとされる当事者にさらなる制裁

    当事者系の特許有効性再審理手続き(IPR)を濫用したとされる当事者にさらなる制裁が課されたそうなので、メモ。OpenSkyの事件の追加の制裁の決定はこちらになるようです。 OpenSky download-documents (uspto.gov) Patent Quality Assurance download-documents (uspto.gov) 事件の経緯ですが、JETRO(20221013.pdf (jetro.go.jp))など詳しいですが、簡便に下記になります。 まず、OpenSkyやPatent Quality Assuranceが出てくる前に、VLSI社とIntel社間…

  • 米国: 鬼が笑う? 2023年の米国注目最高裁事件

    下記の事件で2023年の注目の米国最高裁事件がまとめられていたので、メモ。 patentlyo.com (1)上告受理された事件 上告受理された事件として、実施可能要件が問題となっているAmgen Inc., v. Sanofi事件が挙げられています。 www.patent-topics-explorer.com 事件自体は、広くクレームされた抗体医薬品のAmgen特許が、その後開発されたRegeneron(Sanofiが買収)した抗体を含む範囲で成立していますが、実施可能要件をみたすかが争われている事例です。 一方で、下記にあるように、実施可能要件一般の規範が示された場合、Mayo事件やMy…

  • 雑感: AIの発展と法的課題

    下記にAIと法的課題についてまとまった記事があったのでメモ。 Image-Generating AI: Trends and Legal Challenges Holland & Knight LLP - JDSupra 2022年は、AI界隈ではMidjourneyやStable Diffusionと画像生成AIが巷を騒がせたかなという個人的な印象です。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com また、年末には文章をOpen AIがリリースした、トランスフォーマーベースのChatGPTの自然なチャット能力に…

  • 欧州: [待望]欧州特許庁が単一特許の移行期間中の請求のためのフォーマットを開示

    本ブログは来年運用開始が予定されている欧州単一特許と欧州統一特許裁判所について何度か記事にしてきました。 現状として、欧州統一特許裁判所は当初の2023年4月1日稼働を2か月後ろ倒しにして、2023年6月1日とされています。 www.patent-topics-explorer.com そちらに伴い単一特許の開始も2023年6月1日になります。 一方、欧州特許庁は当初の予定どおり移行期間の措置(事前の欧州単一特許効の申請や欧州特許付与決定の発行遅延申請)を2023年1月1日から開始できるよう準備しているとアナウンスしていました。 www.patent-topics-explorer.com こ…

  • 米国: 著作権の優先規定は契約違反等にも該当するのか?

    今回歌詞などをアノテートしたプラットフォームを有するGeniusが、Google等が自身のプラットフォームの商用利用禁止に違反したとして、米国でGoogle等を訴えた事件が、最高裁に上告された事件がピックアップされていたのでメモ。 ipwatchdog.com 今回の事件のポイントですが、GeniusはGoogle等を著作権違反でなく、契約違反と不正競争で訴えている点です。 その際、米国著作権法301条には著作権は、その一般的範囲内の排他的権利に相当する普通法または衡平法に対する権利に優先するという規定があり、こちらで今回の訴えに制限がかかるかということが争点のようです。特に契約等が"排他的権…

  • 欧州: 欧州司法裁判所が医薬品並行輸入の再包装による差し止めを認めたそう

    下記によると、欧州司法裁判所(CJEU)が医薬品並行輸入の再包装による差し止めを認めたそう。本件は商標権に関する事件だったようです。 lifesciences.mofo.com こちらの問題ですが、欧州連合(EU)内では薬の価格(薬価)は統一されておらず、国ごとに同じ薬でも薬価が違うという現状があります。そうすると、差益目的で、薬価が安いEUの国で薬を買い、薬価が高い国で売り、儲けようとする業者が出てくることになります。 一方で、EUではEU内での流通の自由を確保するため、いったんEU市場に置かれた商品の知的財産権は消尽する(差止め等の権利行使ができない)ことが原則となっています。 再包装した…

  • 英国: イギリスのEU離れは知的財産でも加速するのか?

    2022年9月にイギリスで、Brexit時に保持された特定のEU法を2023年末までに廃止、修正、撤回することを目的として、Retained EU Law法案が提出されたそうです。記事によると、「本法案は、英国の知的財産権に幅広く影響を与える可能性がある。」そうで、メモ。 www.engage.hoganlovells.com 法案の概要としては、下記で、「EU離脱法に基づき"Brexit時に留保されたEU法は廃止または改正されるまで効力を有する"という前提を覆し、特定の留保されたEU法の有効期限をSunset dateとして設定するものである。Sunset dateは2023年12月31日で…

  • 米国: 【注目】非特許実施主体(NPE)の隠された関係は暴かれるのか?

    以前の投稿で、デラウェア地裁の非特許実施主体(NPE)の財務的関係等の詳細な情報を要求するStanding Orderについて触れました。 www.patent-topics-explorer.com 何が問題だったかというと、以前の投稿でも触れましたが、NPEが、訴訟毎に別会社を作り訴訟を行ってくる場合があり、このような場合誰が実際に訴訟を主体的に起こしているのかわからなくなる場合があります。以前の投稿のケースでは、IP Edgeは無名の個人を創業者としてそれぞれ会社を設立させました。さらに、その会社も訴訟地に本社の住所をもつだけのバーチャルオフィスで、IP Edgeが背後にいることを特定す…

  • 中国: 米国特許庁が審査指南改定案の英語翻訳を公開したそう

    以前、10月31日より中国特許庁が審査指南改定案の意見募集を開始したことを投稿しました。 www.patent-topics-explorer.com こちらの投稿によると、USPTOが非公式の翻訳文を出したそうです。 chinaipr.com 第四次専利法改正自体はすでに施行されていますので、審査基準などがどうなっていくか注目が集まります。 中国知的財産法: 法解説と実務ハンドブック 作者:馮 超,光安 徹 オーム社 Amazon

  • WTO: [延長?]COVID19診断薬や治療薬への特許権免除拡大はどうなる???

    2022年6月ですが、WTOでコロナワクチンの特許権の一時的な適用除外/履行義務免除についての合意がありました。 www.patent-topics-explorer.com この話ですが、実はまだ続きがあり、当時決まらなかった、COVID19診断薬や治療薬について特許権の一時的な適用除外/履行義務免除を拡大するかが、継続議論になっていました。 で、この期限ですが、決議から6カ月以内となっております。 No later than six months from the date of this Decision, Members will decide on its extension to …

  • 欧州: [注意]欧州単一特許の移行期間の開始のタイムラインは今のところ変更なし

    先日、欧州統一特許裁判所の開設等が2か月延期となることが発表されました。 www.patent-topics-explorer.com 一方で、欧州特許庁から欧州単一特許効申請にむけたタイムラインも以前発表されていました。 www.patent-topics-explorer.com 欧州特許庁から、移行期間の開始については現在のところ2023年1月1日から変更なしというアナウンスがありました。 www.epo.org ちなみに移行期間中は、事前の欧州単一特許効の申請や欧州特許付与決定の発行遅延申請ができる形になります。 https://www.jetro.go.jp/ext_images/_…

  • 番外: クロアチアに惜敗。でも勇気と新しい世界を見せてくれて有難う。

    ノックアウトステージ(トーナメント形式)に進出した日本代表は、12月5日日本時間0時からクロアチアとの一戦が行われました。 結果は、1-1で延長まで終え、PKで3-1で惜しくも敗れる結果となりました。 www.nikkei.com 今回の日本代表の4年間の準備期間を含めたカタールワールドカップの戦いは、チャレンジャーとして勝負所はどこかというところ意識する重要性を強く感じさせられました。 人間は褒められたい生き物ですが、手札を隠し続け、批判にされされながらも目標の場に立ち、本当の勝負所でカードを切りドイツ・スペインという2大強国に勝ちを収めるという、したたかさ、強靭な忍耐の重要性を感じました …

  • 欧州: [悲報?? or 朗報??]欧州統一特許裁判所の開設は2か月延期に

    このブログでは、新しく新設される欧州統一特許裁判所の開設までのタイムスケジュール等について取り扱ってきました。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com 前回公開されたタイムラインが以下で、2023年4月1日に欧州統一特許裁判所が始動し、2023年1月1日からサンライズ期間という予備的な期間が始まるタイムラインとなっていました。 https://www.unified-patent-court.org/sites/default/files/upc_-…

  • 欧州: EPO User Day 2022の録画が視聴可能に!

    EPO User Day 2022が先日開催されましたが、録画が視聴可能になったそうです。 newepoonline.newsweaver.com こちらのページにレコーディングがまとめられているようです。 www.epo.org 欧州単一特許システムの話があがっていたり、 Welcome to EPO User Day 2022 and panel discussion on the Introduction of the Unitary Patent User Day 2022: Welcome und Introduction - YouTube 欧州特許庁の異議申し立てや審査において、…

  • 番外: [祝]日本代表、スペインにも勝利! グループリーグ突破!

    日本代表が日本時間早朝の試合で、スペインに2-1で勝利し、W杯でグループリーグを突破し、ノックアウトステージへと駒を進めました。 news.yahoo.co.jp 下馬評を大きく覆して、格上のドイツとスペインに勝利してグループリーグ突破と、世界を驚かしているのではないでしょうか。 ノックアウトステージ初戦は、12/6の0時からモドリッチら擁する前回大会2位のクロアチアになるそうです。 www.nikkei.com しばらく眠れない日々が続きそうですね!

  • 日本: [雑談]珍しい業界の特許無効審判?

    特許庁から定期的に特許無効審判の期日が開示されますが、面白そうな事件があったのでメモです。 www.jpo.go.jp 目についた事件はこちらで、丸大食品の特許に対して、プリマハムが特許無効審判をかけた事件です。 https://www.jpo.go.jp/system/trial_appeal/general-koto/document/kousyo/12.pdf 食品業界でこのような無効審判を見ることは少ないので目についたわけです。 実際に丸大食品の今回の争われている特許をみてみるとこんな形のようです。乳酸菌の増殖を抑制することができる製造工程のようです。素人の私から見ると乳酸菌って健康に…

  • 日本: 東京大学から知的財産報告書が出る

    東京大学から知的財産報告書という報告書が出ていました。 www.ducr.u-tokyo.ac.jp 項目としては下記になるそうです。 <目次>東京大学における知的財産権の役割とは?【特集】ノーベル賞級の研究成果 特許を使って普及、社会実装 (結晶スポンジ法)1.発明の届出状況2.特許の出願状況3-1.特許の活用状況3-2.特許等の知的財産を活用するスタートアップ企業4.ソフトウェア著作権等の承継と活用状況5.知的財産活動から得られる収入の状況6.知的財産活動による更なる社会貢献に向けて 東京大学知的財産報告書 東京大学 産学協創推進本部 (u-tokyo.ac.jp) なかなかひとつの大…

  • ワールドカップ: カタールW杯の公式球の特許出願はあるのか???

    再び、番外で今回カタールW杯では、公式球としてアル・リフラが使われています。 特許にかかわる身としては、このボールの特許をアディダスは出しているのかというのは気になるところです。 adidas アディダス ミニボール アル・リフラ ミニ AFMS150 adidas(アディダス) Amazon 日本出願を検索していると、ボールの継ぎ目の特許と思しきものが発見されました。 特開2022-145673 【出願日】令和4年3月22日(2022.3.22)【優先日】令和3年3月19日(2021.3.19)【優先権主張国・地域又は機関】ドイツ(DE)【優先日】令和4年3月16日(2022.3.16)【優…

  • セミナー: 米国特許庁から101条特許適格性のセミナーが開催される

    米国特許庁から、101条特許適格性のセミナーが予定されているようです。 約1時間のセミナーに下記の内容がカバーされるそうです。 Review the 35 U.S.C. § 101 statute Provide examples of how to apply it Cover legal requirements and categories 現地時間で、下記の3つのタイムスロットが用意されているようです。 November 29, 9-10 a.m. SOaR hosts training on patent eligibility under 35 U.S.C. § 101 USP…

  • 番外: 日本代表、W杯でコスタリカに惜敗

    3日前のドイツ代表に対する歴史的勝利の興奮が冷めやらぬ中、コスタリカ戦が夜7時から行われました。 www.patent-topics-explorer.com 結果、日本は後半に自陣からのクリアが甘くなったところをコスタリカにボールを拾われ、そのままゴールされ、1-0で惜敗ということになりました。 ドイツに対する勝利で警戒されてか、いきなりコスタリカに5バックで来られたのが厳しかったなと思い見ていました。 www.msn.com 日本がグループリーグを突破するには、夜3時から行われるスペイン-ドイツの試合結果も大きくかかわってくるようです。 主軸の、鎌田選手、遠藤選手、吉田選手はここまでフル出…

  • 欧州: Unitary Patent SystemのEPO等共催の会議のrecordingが公開される

    2023年春より欧州においてUnitary Patent Systemが稼働し始めるかもしれないというこで、急ピッチでいろいろなイベントが開かれています。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com 2022年11月17日(現地時間)に、ベルギー連邦経済局・欧州特許庁・欧州委員会の共催で、Unitary Patent Systemの会議が行われたそうです。 www.epo.org 会議の様子のプレスリリースが欧州特許庁からも出ました。 www.epo.org プログラムはこちらだったそうです。 EPO - Prog…

  • 米国: 米国特許商標庁と米国著作権庁がNFTに関する知財政策についてパブコメ募集

    米国特許商標庁と米国著作権庁が非代替性トークン(NFT)*に関する知財政策についてパブコメ募集する旨のアナウンスがありました。 content.govdelivery.com NFTはアートを中心に盛り上がりを見せていましたが、知財界でも知財をNFT化するという動きも出てきています。 www.patent-topics-explorer.com Noticeによると、パブコメ期限は"no later than 11:59 p.m. Eastern Time on January 9, 2023"となるそうです。 www.federalregister.gov また、Notice内に現在パブコメ…

  • 番外: [祝]日本代表がW杯でドイツ代表に勝利!

    カタールワールドカップが開幕し、今晩日本の初戦が行われました。 日本(FIFAランク24位)は、グループステージはドイツ(FIFAランク11位)、スペイン(FIFAランク7位)、コスタリカ(FIFAランク31位)と同じ組で、非常に厳しい状況にありました。 初戦はドイツで、格上でしたが、後半逆転で2-1で勝利し、勝ち点3を得ました。 www.msn.com 前日に、サウジアラビアが、メッシ擁するアルゼンチンに逆転勝利しましたが、まさか日本も同じ展開になるとは! www.nikkansports.com 次は中3日でコスタリカだそうです。 4-4-2を基調としながら、4-3-3のハイプレスや5-4…

  • 欧州: [朗報]異議申し立てのビデオ会議の運用がデフォルトに!

    欧州異議申し立て手続きのビデオ会議の試験運用がされていましたが、このたび目出度くデフォルトの手続きとなるようです。 www.epo.org プレスによると、2023年1月1日よりデフォルトの運用となるようです。 As the pilot project for oral proceedings in opposition by video conference (VICO) draws to a close, the EPO President has carefully evaluated its conclusions as well as the feedback from the nu…

  • 米国: 特許庁での審査係属時間が再び増加しそうらしい???

    下記のブログで面白い統計があったのでメモ。 ここ数年米国特許庁の審査係属時間は減ってきていたのだが、最近増加に転じそうなトレンドが見えてきたそう。 patentlyo.com ここで、米国特許庁が原因の審査遅延については、一定の条件で特許期間が回復するPatent Term Adjustment (PTA)という制度が米国ではあります。 最近はPTAが付かないケースもよく見られましたが、審査係属時間がさらに長くなる場合はPTAを狙いにいくかの戦略を再度立てる必要があるかもしれないです。 実際、昔米国で審査が遅かった時代はPTAが500日を超えてつくということもよく見ました。 一方で、もうひとつ…

  • 米国: バイデン政権の医薬系特許牽制のためのFDA-USPTO共同施策の公聴会が近く開かれる

    昨年7月にアメリカ経済の競争を促進する大統領令が出ており、その中で医薬品の薬価抑制もひとつの焦点になっています。 www.whitehouse.gov 今年の6月には議員から米国特許庁に、ひとつの医薬品を少し変化させた複数の特許で保護することによる懸念が示されています。 https://www.leahy.senate.gov/imo/media/doc/20220608%20Letter%20to%20PTO%20on%20repetitive%20patents.pdf これらの動きにより、米国特許庁は薬事当局であるFDAと共同の取り組みをしており、ホームページも立ち上げました。 www.…

  • オーストラリア: 【決着】AI発明者の発明者適格性についての上告は最高裁は受理しない模様

    以前オーストラリアの2審で、1審の判決を覆し、結局AI発明者の発明者適格性は認められない判決が出たことを投稿しました。 www.patent-topics-explorer.com こちら最高裁に上告されていたようですが、口頭審理の議事録がでたようです。 www.austlii.edu.au 結論からいうと、下記のように、上告は棄却という結論になるようです。従って、本件について、「AI発明者の発明者適格性はオーストラリアでは認められない」という結論になるかと思われます。 UPON RESUMING AT 1.15 PM: GORDON J: The Court is of the opinio…

  • 欧州: 欧州特許庁からも欧州単一効申請にむけたタイムラインが発表される

    先日欧州統一特許裁判所の開設目標タイムラインがでたことを投稿しました。 www.patent-topics-explorer.com 下記が公表された工程表の概要図になります。2023年4月から欧州統一特許裁判所が開設し、2023年1月からは移行期間が開始される予定となります。(いずれもドイツの条約の寄託が最終的なトリガーとなりますが。。) https://www.unified-patent-court.org/sites/default/files/upc_-_exco_-_upc_external_roadmap-v0.9_edit.pdf 裁判所の準備自体は順調のようで、先日は裁判官の…

  • 技術: Google Colabで、Stable Diffusionを実装してみる

    個人的に最近はやりのAIによる文章家から画像を自動生成をしてみたくて、幾つかチャレンジしてみたのでメモ。 Midjourneyもありますが、無料版では生成できる画像や利用に制限があるので、ソースコードが開示されているStable Diffusionで実装を試みてみました。 www.patent-topics-explorer.com 参考にしたサイトは下記になります。 gammasoft.jp 簡易に行うには、 (1)Google Colabを使うために、googleアカウントを用意する。 (2)Diffuserライブラリを使うために、Hugging Faceのアカウントを用意する。 Hugg…

  • 情報漏洩: GitHub上に機微情報が残ったままコードがアップされる

    GitHub上に患者さんの機微情報が残ったままコードがアップされるという事態がおこったという報道が出ていました。 www.fiercepharma.com OSSライセンスの要請、コミュニティへの貢献、技術者の採用や維持等の理由で、近年はソースコード等をGitHub等に公開することが増えました。 今回ニュースになっているAstraZenecaもGitHub上にいくつかソースコードをアップしている製薬企業で、報道によると自社アプリに関係するコードをGitHub上にアップしたところ患者さんの機微情報が残ったままになっていたようです。 GitHubを介した情報漏洩は近年多く起こっているそうです。 例…

  • 米国: 【速報】米国最高裁がEnablementについてAmgen事件を上告受理!

    このブログではたびたび知財に関する米国最高裁の上告事件を取り上げてきました www.patent-topics-explorer.com その中に、抗体発明の実施可能要件について争われていたAmgen v. Sanofiがありますが、報道によると米国最高裁が審理を行うことを決めたようです。 www.reuters.com apnews.com 上告受理を判断する前に、最高裁は法務省Solicitor Generalにも意見を求めていましたが、 Solicitor Generalは本件を上告受理すべきでないというコメントを出していました。 ipwatchdog.com 結局、事件は上告受理される…

  • 日本: デジタル庁のWeb3研究会が独自DAO設立する模様

    先日DAOについての投稿を下記のようにしましたが、デジタル庁で面白い取り組みがされるようです。 www.patent-topics-explorer.com コインポストのニュースによると、デジタル庁のWeb3研究会で、独自のDAOを設立する方針という投稿がされました。 coinpost.jp こちらが該当する第5回の議事等になるようです。 www.digital.go.jp 確かに資料4に資料がありますね! 【資料4】Web3.0研究会DAOの立ち上げについて(PDF/540KB) 当初は構成員のみのDAOとなるようです。コミュケーションはDiscordというそうですが、こちらがどこまで公開…

  • 書評: Web3関係で読んで参考になった書籍

    最近Web3関連でいろいろ書籍を読んだので、一通り書評でまとめておこうかと思います。 Web3の概念をまずさくっとつかみたいというところで、下記2冊がありました。Web3ってなんやねんという感じなので、コンセプトと関連技術を掴むという感じでした。 入門 Web3とブロックチェーン (PHPビジネス新書) 作者:山本 康正 PHP研究所 Amazon Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」 作者:亀井聡彦,鈴木雄大,赤澤直樹 かんき出版 Amazon Web3の関連技術でブロックチェーン技術は外せないように思われますが、いきなり技術書にいってもついていけないですが、「60分でわかる!…

  • 中国: 審査指南改定案が意見募集を開始

    10月31日から、中国特許庁が審査指南改定案について意見募集を始めたようです。 www.cnipa.gov.cn 意見募集の期限は2022年12月15日となるようです。 有关单位和各界人士可以在2022年12月15日前,选择以下方式中的一种,围绕再次征求意见内容的修改完善提出具体意见: 国家知识产权局 通知 关于就《专利审查指南修改草案(再次征求意见稿)》公开征求意见的通知 第四次専利法改正に伴う変更やそのほかの法規の変更等を含めた改訂となっており、対照表は169ページに及ぶ大作となっています。 中国知的財産法: 法解説と実務ハンドブック 作者:馮 超,光安 徹 オーム社 Amazon

  • ロシア: 最初のロシア特許がユーラシア特許庁Pharmaceutical Registerに登録される

    最初のロシア特許が、ユーラシア特許庁Pharmaceutical Registerに登録されたというアナウンスがされていました。 The first Russian patent was included in the EAPO Pharmaceutical Register www.eapo.org 2021年3月からユーラシア特許庁は、Pharmaceutical Registerを立ち上げています。 EAPO launches the Pharmaceutical Register www.eapo.org 当初はユーラシア特許が対象でしたが、ユーラシア特許加盟国の国内特許も登録できるよ…

  • 【分岐点】AI生成画像を素材プラットフォームでどう扱うかは岐路に

    先日、写真などの素材を販売するGettyにおいて、AIで生成された画像が禁止になるというニュースが出ました。 www.patent-topics-explorer.com Gettyは大手のため業界への影響が心配されたところ、AI生成画像の取扱いは、プラットフォームで異なる対応がされていくようです。 今回は下記にあるように最大手の一角であるShuterstockは、むしろOpenAIと提携しAI画像生成機能を追加することにしたようです。 新たに、ストックフォト最大手の一角である「Shutterstock」が画像生成AI「DALL・E」を開発したことで知られるAI研究団体「OpenAI」と提携し…

  • 日本: 裁定請求更新速報 再び持ち越し

    当ブログではたびたび話題になる裁定請求の話です。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com 2022年6月の空白期間を終え(和解交渉等していたのでしょうか???)、10月初めに久しぶりに発明実施部会が開催されました。 再び昨日10月25日に発明実施部会の第10回が開催されたそうです。 第1回(令和3年12月2日) 第2回(令和4年…

  • 【速報】音楽教室の楽曲使用巡る最高裁事件は上告棄却

    先週は特許権の損害賠償の知財高裁大合議がでましたが、 www.patent-topics-explorer.com 多くの知財関連の人は固唾をのんで見守っていたであろう、楽教室の楽曲使用巡る最高裁事件の判決も出たそうです。 www.jiji.com 裁判所から判決の全文も出ています。 www.courts.go.jp 令和3(受)1112 https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/473/091473_hanrei.pdf 簡単に言うと、論点は、音楽教室が生徒に著作権で保護された楽曲をレッスンで弾かせることによる著作権侵害の主体が、音楽教室になる…

  • 日本: 損害賠償額の認定についての大合議事件の要旨が出る

    知財高裁の大合議事件にかかる事件で損害賠償額の認定について、大きな判断がされたそうです。 www.nikkei.com 大合議事件は係属したのはわかるのですが、主要な論点については判決が出るまで分からないことも最近は多いです(ドストライクな案件は大合議になりにくい気もしています)。 こちら大合議の判決文は投稿時点では未掲載ですが、要旨については出てきました。 www.ip.courts.go.jp こちらが判決の要旨になるようです。 判決の要旨(PDF163KB) ポイントは102条2項による推定が一部覆滅される部分についても、いわゆるライセンス相当額の損害賠償を認める102条3項が認められる…

  • 欧州: 欧州統一特許裁判所の裁判官が任命される

    先日、欧州統一特許裁判所の新たな解説目標タイムラインについて投稿しました。 www.patent-topics-explorer.com 下記が公表された工程表の概要図になります。 https://www.unified-patent-court.org/sites/default/files/upc_-_exco_-_upc_external_roadmap-v0.9_edit.pdf 既に10月に入っていますが、裁判官の採用が始まる予定でしたが、かなりいいペースで進んでいるようです。 https://www.unified-patent-court.org/sites/default/fi…

  • 日本: 【続報】DABUS案件の日本での行政不服審査の裁決がでる。

    先日に日本のDABUS案件で日本での行政不服審査会の答申が出たことを速報し、こちらに沿った裁決がでるだろうという投稿をしました。 www.patent-topics-explorer.com こちら2022年10月12日に裁決が出たそうです。審査請求段階では、DABUSというAIを発明者の欄に記載することは、認められないという結論になりました。発明者の「氏名」は、自然人の「氏名」に限られると解されるからです。 理由は行政不服審査会の答申に沿ったものかと思われました。 今後、本事件が裁判所へ出訴などされるのか注目されるところです。 裁決の引用はこちらです。 〇 事案の要旨 本件は、特許協力条約に…

  • 技術: イーサリアムの技術基礎について面白かった動画

    最近DAO等のWeb3に関連した記事を投稿したり、 www.patent-topics-explorer.com イーサリアムのアップデートなども投稿してきました。 www.patent-topics-explorer.com Web3においてはイーサリアム等のスマートコントラクト機能をもつブロックチェーンが重要な役割を担ってきます。 ブロックチェーンではビットコインが有名ですが、ビットコインはあえて仮想通貨としての機能に留めているため、DAOなどを実装するためのスマートコントラクトの機能等が基本的にはのせられません。 そこで、スマートコントラクト機能等がのせられるブロックチェーンの中でイーサ…

  • 欧州: [心・証・開・示] Post-published evidenceが考慮される基準についての拡大審判部の心証が口頭審理前に開示される

    現在、欧州特許庁の拡大審判部では、進歩性の主張にあたり、出願後の実験成績証明書の提出の基準が争われています。特に、近年その基準は"plausibility"と呼ばれる基準が審判部の判決などで出てきています。 事件の詳細は下記や、 www.epo.org JETROの日本語記事をご参照ください。 欧州特許庁(EPO)審判部、出願日後に提出された証拠に関する質問を拡大審判部に付託 20211027_2.pdf (jetro.go.jp) 特に、化学系やバイオ系では予想外の効果がでやすく、進歩性の主張にあたっては、Post-published evidenceの提出が認められ、考慮されるかが、特許を…

  • 欧州: 欧州特許庁の猶予期間10-dayルールは廃止に向かうもよう

    欧州特許庁に対する手続きでは、本来手続きを行う期間に10日間の猶予期間が加えられる、10-dayルールというものがあります。 欧州法律事務所のニュースレターによると、欧州特許庁のAdministrative Councilは10-dayルールを廃止することを決定したそうです。 www.mathys-squire.com www.wpt.co.uk jakemp.com こちらの決定はすぐに効力を発揮するわけではなく、2023年11月1日以降から有効とするようです。 新欧州特許出願実務ガイド (現代産業選書―知的財産実務シリーズ) 経済産業調査会 Amazon [対訳]実務家のための欧州特許条約…

  • AI: 【悲報】AI契約レビューサービスの提供は弁理士法違反となるのか?

    AI契約レビューにあたって問題となるのが、弁護士法72条に違反しないかというところがあります。 下記にもありますが、非弁護士の方は、報酬を得る目的で、法律事件に関して法律事務を取り扱うこと等は、原則禁止されています。 (非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止) 第七十二条 弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限り…

  • ドイツ: [悲報]特許法改正の差止め制限導入のその後

    ドイツでは、特許が侵害と認められるとほぼ差止めが認められるいわゆるautomatic injunctionが問題とする声があります。 そのような声をうけてか、2021年に下記の差止め制限が導入されています。 2. 差止による救済規定の明確化(2021 年 8 月 18 日施行)特許法第 139 条(1)(特許権侵害に対する差止請求権の規定)に、個別の事案の特段の事情及び信義則の要件により、排他的権利が正当化されない、侵害者又は第三者にとって不相応な困難が生ずる場合に限り、差止請求が排除される旨、また、そのような場合には被侵害者は相当の金銭的補償を受けなければならない、また、このことが同条(2)…

  • 裁定請求: 久しぶりの工業所有権審議会のページ更新....!!!

    本ブログでは、株式会社ビジョンケアおよび株式会社VC Cell Therapyが独占権を有する特許に対して請求された日本における裁定請求(いわゆる強制実施権請求)を追ってきました。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com こちら、判断の前に工業所有権審議会に諮問することが特許法で定められており、下記で会議日程の進捗については確認ができます。 www.jpo.go.jp 見ていただくとわかり…

  • 欧州: [2023年4月1日]欧州統一特許裁判所の新たな開設目標タイムラインがでる

    欧州統一特許裁判所の準備委員会から、UPC開設に向けての新たな目標タイムラインが示されたそうです。 www.unified-patent-court.org 下記が公表された工程表の概要図になります。 https://www.unified-patent-court.org/sites/default/files/upc_-_exco_-_upc_external_roadmap-v0.9_edit.pdf こちらによると、新たな開設目標は2023年4月1日になるそうです。 また、UPCの開設には、ドイツの関連条約の寄託が必要になりますが、こちらは2022年12月中をみこんでいるようです。 既…

  • ノーベル化学賞を分析してみよう! -特許編- (結果と内容は保証しませんので悪しからず)

    先日Google trendsに基づく今年のノーベル化学賞の受賞内容(クリックケミストリー)についてレビューしてしました。 www.patent-topics-explorer.com 前回の繰り返しとなりますが、日経サイエンスで詳しく載っていますが、2つの分子を簡単にリンカー結合させることができる反応になります。 www.nikkei-science.com その応用性は広く例えば医薬分野では最近抗体と低分子をリンカーで結合させたAntibody-Drug Conjugate (ADC)とという手法がありますが、抗体と低分子を結合させるリンカー部分にもこの反応が用いられたりします。 bio.…

  • ノーベル化学賞を分析してみよう! -トレンド編-

    今年もノーベル賞の季節になりました。 前回はイグノーベル賞でしたが、今回はノーベル賞を取り上げますw www.patent-topics-explorer.com 2022年のノベール化学賞ですが、見事クリックケミストリーに決まりました。 www3.nhk.or.jp 日経サイエンスで詳しく載っていますが、2つの分子を簡単にリンカー結合させることができる反応になります。 www.nikkei-science.com その応用性は広く例えば医薬分野では最近抗体と低分子をリンカーで結合させたAntibody-Drug Conjugate (ADC)とという手法がありますが、抗体と低分子を結合させる…

  • 著作権: 【衝撃】画像生成AIの使用で作成した画像がGettyで禁止に

    Stable DiffusionやMidjourneyといった画像生成AIを使って生成された画像をGettyが販売を禁止するようです。 gigazine.net 著作権侵害の懸念を等を払拭できないことが理由のようです。Gettyは大手の画像販売サイトなので、今後この流れが波及するかもしれません。 日本の著作権法において、AIは"人(自然人)"とはなりませんので、著作者とならず、著作権も原則は発生しません。 AIの学習データには著作物となりうるものがあり、AIが学習データの画像と類似するものを生成した場合複製や翻案などに該当するか色々と意見が分かれているようです。 また、著作権上の懸念が少なくて…

  • 厚労省: 「副業・兼業の促進に関するガイドライン」パンフレット等が公開される

    厚生労働省から、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」パンフレット等が公開されたそうです。 www.mhlw.go.jp 今年の7月に、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が改訂され、企業の対応として、副業等を許容しているか、許容する場合はその条件を開示することが好ましいことが追加されたことを受けての改訂のようです。 https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/000956491.pdf 「新しい資本主義」ではスタートアップ支援が一つの柱ですので、人材の流動性を高めることが狙いかと思います。一方で、今回の改訂だけで効果があるか不明です。 何か変えるとき…

  • イグノーベル賞: 法律文書の理解を不必要に困難にしている原因の分析

    ノーベル賞の時期が近づいてきましたが、その裏で面白くて考えさせられる研究に送られるイグノーベル賞が先じて発表されました。 今年の文学賞は「法律文書の理解を不必要に困難にしている原因の分析」で、法律を扱っている人間としては苦笑いの受賞内容です(苦笑い)。 gigazine.net かれらの元論文はこちらになるそうです。 Poor writing, not specialized concepts, drives processing difficulty in legal language - ScienceDirect ちなみにこちらがイグノーベル賞の授賞式の日本語公式版だそうです。 15分4…

  • 日本: 【速報】DABUS案件の日本での行政不服審査会の答申がでる

    DABUSというAIが単独で発明者になれるかという案件が各国で争われていることを投稿していました。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com 日本においては出願されていることは確認されているものの、今回の事項は方式マターであり、出願公開がされないため、実際にどのように審査が進んでいるか公開されず状況がわかないということが続いておりました。 今回の審査会の答申から、日本では下記の経緯をたどっていたようです。 令和2年8月5日:特許出願人が、特許庁に対し、…

  • イーサリアム: The Merge, かんりょう確定な

    先日、NFTやスマートコントラクトの基盤暗号資産技術イーサリアムのアップデート"The Merge"が、9月10-20日の間で完了予定である投稿をしました。 www.patent-topics-explorer.com 無事9月15日にMergeが完了したそうです。 coinpost.jp www.nasdaq.com www.nikkei.com 投稿時点でのETHの値動きはこんな感じみたいです。 イーサリアム(ETH)|投資情報・リアルタイム価格チャート CoinPost|仮想通貨ビットコインニュース・投資情報 前回も投稿したように、アップデートはまだまだ入り口で、さらにSurgeから…

  • セミナー: 国境を越えた特許発明の実施行為に対する特許権権利行使ついてのセミナー

    FC2 v. ドワンゴの特許侵害訴訟で、海外にサーバー等が存在する場合の日本の特許権の権利行使ができるかが、にわかに注目が上がっています。 特に、今年6月の東京地裁判決では、海外にサーバー等が存在する場合は、属地主義の観点から日本の特許権は行使できないという判決が出て、話題となっています。 www.nikkei.com 一方で、別特許の知財高裁事件においては、一転して日本の特許権が行使できるという判決が8月にでています。 www.nikkei.com デジタル化によりソフトウェア関連発明等の機会が増える一方で、これらは常に域外適用の問題をはらんでいます。 どのようにクレーム文言や権利行使時に主…

  • 技術: NFTやスマートコントラクトの基盤暗号資産技術イーサリアムのアップデート"The Merge"

    イーサリアムという暗号資産(いわゆるブロックチェーン)技術の"The Merge"というアップデートの最終段階が9/10-20に向けて大詰めを迎えているそうです。 www.nikkei.com イーサリアムは、NFT、スマートコントラクト、DAO*1といった、Web3に欠かせない多くの技術の基盤にもなる暗号資産(いわゆるブロックチェーン)技術のようです。 minkabu.co.jp 暗号資産には、中央管理者がいないため取引の正しさを検証する作業が必要ですが、こちらマイニングという作業で大量の電力を消費していたそうです。今回99%以上消費電力を削減するPoSという方式に"The Merge"によ…

  • プリンストン大学すげぇ!

    プリンストン大学が年収10万ドル(現在のレートでおおよそ日本円で1400万円)の世帯まで学費を全てカバーするようです。 www.forbes.com 更に年収10万ドル(現在のレートでおおよそ日本円で1400万円)を超えても、場合によってはサポートを受けることができるようです。 In addition, many students from families with income exceeding $100,000 will also receive additional financial support, including those at higher income levels …

  • 【悲報】米国特許庁経由の日本特許庁の国際調査手数料は値下げ

    米国特許庁経由の日本特許庁の国際調査手数料値下げがアナウンスされました。 Decrease in Patent Cooperation Treaty (PCT) fees United States Patent and Trademark Office sent this bulletin at 09/07/2022 11:27 AM EDT Patent Alert Decrease in Patent Cooperation Treaty (PCT) fees The United States Patent and Trademark Office (USPTO) fee schedu…

  • 中国: 【注目】第4次特許法改正で導入されたパテントリンケージ訴訟での初めての最高人民法院判決が出る!

    2022年に中国で第4次専利法改正が施行され、先発医薬品の特許権と後発医薬品の承認を調整する制度として、パテントリンケージ制度*1が創設されました。 過去の投稿でパテントリンケージ制度に基づく、初めての北京高等人民法院の判決があったことを投稿しました。 www.patent-topics-explorer.com 今回上記の事件が、中国最高人民法院に上訴され、最高人民法院の判決が出たそうです。 www.natlawreview.com 上記のプレスを読んでいて、興味深かった点を下記でメモしてみました。 (1) パテントリンケージ制度で、先発会社特許権を後発品が侵害するか判断する資料は何か。 パ…

  • 米国: 大学の特許登録数のランキングが公表される

    National Academy of Inventors (NAI)とIntellectual Property Owners Association (IPO) が、2021年大学の特許登録数のランキングを出したそうです。 8.17.2022-Top-100.pdf (academyofinventors.org) こちらのブログでは2020年と2021年の比較も出ています。 www.patentdocs.org 1位はカルフォルニア大学、2位はMITでこちらは不動だったようです。CRISPR特許でも鎬を削る両大学ですが、多くの特許を保有しているようです。 その他気になるところとしては、k…

  • 米国: 特許庁と薬事当局のスタートアップのための合同セミナー

    日本時間のAM2~4時という厳しい時間帯ではありますが、米国特許庁(USPTO)と米国薬事当局(US FDA)のスタートアップのための合同セミナーが開催されるそうです。 Strategies for biotech and medtech startups: Successfully navigating the USPTO and FDA USPTO アジェンダは現地時間で下記になるそうです。 Agenda All times listed are in PT. Time Topic Speaker/Panelist Master of Ceremony: Laure Clark, Se…

  • 米国: 【速報】米国特許期間延長の新しいpublic webpageができたそう

    米国特許庁から、特許期間延長の新しいpublic webpageができた旨のアナウンスがありました。 USPTO launches new public webpage to enhance accessibility to patent term extension information The United States Patent and Trademark Office (USPTO) has launched a new public webpage that provides information on applications for patent term extensi…

  • 分析: 株式会社マクアケの出願戦略をみてみた(結果と内容は保証しませんので悪しからず)

    DXに成功している会社として紹介されている会社の特許を時間があるときに今後分析していこうかなと思います。 まずは株式会社マクアケを見ていこうと思います。 www.makuake.co.jp 会社概要ですが、今年で10年目の渋谷に本社をもつ日本の企業のようです。 00.pdf (eir-parts.net) 業績をみると順調に売上を伸ばしているようです。 00.pdf (eir-parts.net) 沿革を見ると前身はサイバーエージェントクラウドファンディングで2017年から株式会社マクアケに称号を変えているようです。 2019年にマザーズに上場し、昨年はグローバル展開も視野に入れ始めたようです…

  • 英国: 【速報】最高裁がAI発明者問題の事件を受理! 審理されることに!

    最近、米国知財高裁(CAFC)や欧州特許庁審判部のAIが発明者になれるかという判決について紹介していました。いずれもAIが発明者となることは認められていません(欧州特許庁は面白い判断の部分がありますが、そちらは過去投稿をご覧ください)。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com さて、イギリスにおいても高裁が昨年やはりAIは発明者になれないという判決を出しています。 一方で、先週英国最高裁のHPがアップデートされ、こちらの事件を最高裁が上告を受理したようです。 Thaler (Appellant) v Compt…

  • 資産形成: 金融庁の令和5年度税制改正要望をみる

    閑話休題で、金融庁から令和5年度税制改正要望が出たので、中身を見ていきたいと思います。 金融庁の令和5年度税制改正要望について:金融庁 (fsa.go.jp) 今後財務省や与党や国会などのやり取りを通じて最終版はどうなるかまだ分かりませんが、家計の資産形成に関係しそうなところをピックアップしてみようかなと思います。 (1) NISAの抜本的拡充 金融庁の要望によると、つみたてNISAをベースに年間投資枠と非課税限度枠の拡充を要望しているそうです。また、制度や非課税保有期間も無期限を要望するそうです。 長期投資がベースとなったときは、リバランスをしたいのですが、現在の制度ではリバランスをすると投…

  • 書評: エセ著作権事件簿: 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪

    久しぶりに書評です。 著作権は、世の中では倫理や感情論も相まって、法律以上の対応が求められることがあります。 タイトルはエキセントリックですが、どんなところに問題が生じうるのか知るうえで参考になりました。 エセ著作権事件簿: 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪 (過剰権利主張ケーススタディーズ) 作者:友利昴 パブリブ Amazon 言いがかり71事件の顛末・裁判例を徹底批評!合法かつ正当に表現するための知恵と勇気を身に着けよう!宮崎駿が同じ曲を聴いている!驚愕のパクられ被害妄想©『崖の上のポニョ』事件狂気! パクられ妄想を天皇陛下に直訴した暴走老人に塩を撒け!©『中国塩政史の…

  • DAOってビジネス用語知ってますか?

    みなさん、DAOというビジネス用語はご存知でしょうか? DAOと書いてダオと読むそうです。 Nature Biotechnologyでスタートアップの投資エコシステムの記事を読んでいたところ、分散型自律組織(decentralized autonomous community; DAO)の存在が紹介されていました。 www.nature.com DAO自体は投資エコシステムのみで用いられる用語でなく、非中央集権型でブロックチェーン(仮想通貨)技術を用いたガバナンストークンにより運営がなされている組織形態のようです。 www.caica.jp 最近はやりのWeb3を象徴する組織形態として、有名な…

  • 著作権&倫理&雑感: イラストの作風を学習するAIを提供するサイトが停止に追い込まれたそう

    巷で話題になっているようですが、イラストの作風を学習するAIを提供するサイトが、他人のイラストを学習素材として無断利用する対策が不十分と批判を浴び、機能停止に追い込まれたそうです。 www.j-cast.com ここで、今回のサイトmimicは下記のようなAIを提供するサイトだったようです。 mimicは、クリエイティブやエンタメに関連するAIの開発などを行うラディウス・ファイブがリリースしたAIイラスト生成サービスだ。最小15枚から最大100枚までのキャラクターイラストをアップロードすると、AIがそれらの特徴を学習し、一定時間(数時間以上)経過後に「そのクリエイター風の独自の新しいイラスト」…

  • 米国: 【注目】非特許実施主体(NPE)に詳細な情報を要求するデラウェは地裁の命令

    今回、非特許実施主体(NPE)に、財務的利害関係者の開示の十分性を問う命令をデラウェア地裁が出したので、面白い事例なのでメモ。 www.fr.com 何が問題だったのか? 世の中には特許権を自らの事業と実施せず権利行使を主に行う会社等が存在し、いわゆる非特許実施主体(NPE)があります。とはいえ、非特許実施主体(NPE)の定義だけでも論文が一つかけるくらいなので、詳細は論文などを検索してください。 さて、NPEは特許権にかかわる事業をしておらず、実際に事業をしている人に訴訟をしかけ、金儲けだけをし、場合によっては新規の技術が世に出るのに所謂妨げになりうる場合もあります。 このNPEですが、訴訟…

  • IPランドスケープのデータソースの記事をメモ

    IPランドスケープの流れと、有用なデータベースが載っていたのでメモ。 www.scienbizip.jp IPランドスケープに最も重要なのが非特許情報のマクロやミクロの情報をいかに収集し、分析するかというところかと思います。特許分析はおまけで、非特許情報の分析やストーリー作りで8割程度が完成するとも個人的には思っています。 非特許情報の分析として、SPEEDAとG Serachが載っていました。 個人的には非特許情報の分析にはデータベースである程度の土地勘を得たら、自分でも書籍やインターネットで隈なく情報収集をしてみることが大事かなと思っています。 情報は常にアップデートされ、意外なところに有…

  • 米国&ドイツ: モデルナが特許侵害でPfizer/BioNTechを提訴したそう

    モデルナが、Pfizer/BioNTechのコロナワクチンが、モデルナの特許権を侵害するとしてアメリカとドイツで提訴したそうです。 www.nikkei.com モデルナはパンデミック中は自身の特許権で提訴を行わないと言ってきましたが、いよいよと判断したのでしょうか。 ちなみにモデルナ自身も色んな会社から特許侵害訴訟で訴えられています。 下記の記事に今回の訴訟が始まる前の訴訟のランドスケープをFig1に示した記事があります。 The Current mRNA/LNP Patent Litigation Landscape Rothwell, Figg, Ernst & Manbeck, P…

  • 中国: 知財の権利行使戦略についてのセミナー

    中国における知財の権利行使戦略についての下記セミナーがあるそうです。 どこまでやるかわかりませんが、実例を踏まえてメリット・デメリットを示してくれるようです。 China has been successful in reshaping its image as it is evolving into one of the friendliest and most efficient jurisdictions for IP right holders, despite being once portrayed as a copycat-riddled market. A bunch of I…

  • 分析: Natureに紹介されたLaboratory Automationの会社の特許をみてみた②(結果と内容は保証しませんので悪しからず)

    NatureにCloud labsということで、Laboratory Automationの紹介記事が出ており、Emerald Cloud Lab社とSynthace社いう2社のスタートアップが紹介されていたので、分析してみました。 www.nature.com Emerald Cloud Lab社の分析は下記です。 www.patent-topics-explorer.com 今回は、2社めのSynthace社をみていこうと思います。 企業名: Synthace Limited Synthace: the Experiment Platform for Intelligent Discove…

  • 分析: Natureに紹介されたLaboratory Automationの会社の特許をみてみた①(結果と内容は保証しませんので悪しからず)

    NatureにCloud labsということで、Laboratory Automationの紹介記事が出ており、Emerald Cloud Lab社とSynthace社の2社が紹介されていたので、。 www.nature.com まず、1社めのEmerald Cloud Lab社です。 企業名: Emerald Cloud Lab, Inc. (Also konwn as Emerald Therapeutics) 創業者: Brian Frezza, DJ Kleinbaum (Co-founder & Co-CEO) 創業: 2010年 HQ: San Francisco, Califor…

  • 米国: 【急務】他の行政機関に提出した文章等も米国特許庁への開示義務の対象になりうると見解がでる

    先日ELSA Speakの特許分析を投稿しましたが↓、 www.patent-topics-explorer.com そちらの使っている米国代理人のホームページを見ていると面白い記事が出ていたので、メモ。 具体的には下記の投稿になります。 www.goodwinlaw.com 今回、下記にあるように米国特許庁への開示と矛盾する他の政府機関(例えば、FDA)への陳述の開示等も開示義務の対象になるとする通知を出したそうです(This notice is intended to clarify the duties, including as to materials or statements m…

  • LIXILの知財機能を紹介する記事が面白かったのでメモ

    LIXILの知財機能とその戦略やガバナンスを紹介する機能がありました。 bizzine.jp LexisNexisの主催するPatentSight Summitのレポートなので、最終的にはIPランドスケープと彼らの製品の宣伝につながっていきますが、面白い情報もあったのでメモ。 go.lexisnexisip.com まずは海外知財拠点ですが、南アフリカにもあるところが面白い点でした。 「海外においては米国やドイツ、中国、シンガポール、そして南アフリカに知財機能があり、」 LIXILのグローバル事業戦略を支える「戦略組織」としての知財部門──新たな役割と進化の道筋とは? | Biz/Zine(ビ…

  • 欧州: AIは発明者にはなれないけれども、〇〇は.....?

    昨年末欧州特許庁審判部で、AIのみを発明者とする特許出願は認められない旨の決定が出たことを投稿しました。 www.patent-topics-explorer.com 今回そちらの理由が公表されたそうです。詳細は下記のJETROやEPOの発表をご確認ください。なお、J8/20は拡大審判部への付託はしないという決定も併せてしていたようです。 EPO審判部、人工知能「DABUS」を発明者とする特許出願の拒絶の「理由」を公表 (2022年7月11日, JETRO) 20220711.pdf (jetro.go.jp) www.epo.org www.epo.org こちらの決定で興味深い説示として、…

  • 分析: ELSA Speakを提供するELSA Corpの特許分析してみた(結果と内容は保証しませんので悪しからず)

    *調査内容や考察などの正確性等は保証しません。 先日ELSAという発音学習アプリを紹介しました。 今日は知財関係者の端くれとして特許戦略が気になったので調べてみました。 www.patent-topics-explorer.com まず、提供する会社概要ですが、下記のELSA Co. Ltd.が提供する会社のようです。日本、インド、インドネシアにも拠点を設立しているようです。また創業者のいるベトナムもベトナム語のサイトが用意されているので、注目していると思われます。 企業名: ELSA Co. Ltd. 創業者: Vu Van (Co-founder & CEO), Xavier Anguer…

  • セミナー: MidjourneytというAIにイラストを描かせるイベントがあるらしい!

    先日下記の投稿で、MidjourneyというAIがイラストを自動生成するというものを紹介しました。 www.patent-topics-explorer.com ちょうど、15日21時から下記のイベントがあるようです! *日にちを間違えてました liveai.connpass.com DX時代における デジタル・コンテンツ著作権 作者:金井 重彦,高橋 淳,宮川 利彰 ぎょうせい Amazon

  • 契約: 共同研究契約などの改良技術の条項には要注意

    ADC技術の過去の共同研究契約の文言をめぐって、発明の所有権の争いが生じていましたが、仲裁の結果が下記のように出た事件があります。本件はSeagenが別途第一三共を特許権侵害訴訟を提起しているそうですが、契約の注意点として面白い論点があるのでメモです。 www.nikkei.com 今回、契約の何の解釈がもめていたか仲裁のため、すべて憶測になりますが、Seagenの発表をみると、2008の契約の「改良技術の所有権の帰属」が問題になったそうです。 In November 2019, Seattle Genetics submitted an arbitration demand to the A…

  • The 2022 Gartner Hype Cycle™ for Emerging Technologiesが発表される

    今年も、The 2022 Gartner Hype Cycle™ for Emerging Technologiesが発表されました。 www.gartner.com Hype Cycleの用語等の説明はこちらもご覧ください。 www.gartner.co.jp 今年の3つのトレンドは、以下のように、(1) immersive experiencesの進化又は強化、(2) AI automationの加速、(3)technologist deliveryの最適化となるそうです。 (1) immersive experiencesの進化又は強化 「これらの技術の利点は、個人が自分のアイデンティテ…

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