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2021/12/25

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  • 振返り: 2023年で読まれた記事総まとめ

    2023年も残すところ後わずかとなってきました。 今年もどんな記事がよく読まれたのか総まとめをを作ってみました。 ほぼほぼAI関係の雑談記事が上位を占めていて、2023年はまさにAIの年だったなという感じですかね。 2024年もどんな年となるのか楽しみです。 雑談: StableDiffusionのRAILライセンスを素人ながら調べてみた www.patent-topics-explorer.com 雑談: ChatGPT等のAIに情報を入力するときは注意! www.patent-topics-explorer.com 雑談: ChatGPTで特許出願書類の発明の背景技術は書けるのか? www…

  • 日本: AIと著作権に関する考え方について(素案)のその他の面白かった論点を拾ってみる

    以前もブログで記事にしましたが、2023年12月20日にまだ素案で今後変更などはある状態ですが、文化庁からAIと著作権に関する考え方について(素案)として、最初のドラフトが示されました。 AIと著作権に関する考え方について(素案)(365KB) 文化審議会著作権分科会法制度小委員会(第5回) 文化庁 RAG等については前回取り上げています。 www.patent-topics-explorer.com 今回は全体を読んでみて、面白かった論点をメモ的に抽出しておこうと思います。 (1) 著作権侵害の基本の考え方 今までの文化庁の審議会内での議論のとおり、生成AIの生成物であっても複製等にあた…

  • 英国: 最高裁もAIのDABUSが発明者となることを許さなかった

    英国の最高裁でもAIが発明者になることを否定する判決が出たそうです。 [2023] UKSC 49 Thaler (Appellant) v Comptroller-General of Patents, Designs and Trade Marks (Respondent) https://www.supremecourt.uk/cases/docs/uksc-2021-0201-judgment.pdf 結論としては、現在の英国特許法では発明者は自然人に限られ、AIは発明者になれず、AI所有者のThaler博士はAIから発明を移転することもできないということに英国ではなりそうです。 生成…

  • 日本: 生成AIのRAGは侵害になりうるという素案。日本の生成AI終了のお知らせか?

    文化庁で生成AIと著作権の考え方が議論されてきていまして、個人的には現在多くのサービスやユーザーが使っているであろうRAGがどのような解釈になるか注目してきました。 www.patent-topics-explorer.com さて、いよいよもって素案が出てきたわけです。 資料 AIと著作権に関する考え方について(素案)(365KB) 文化審議会著作権分科会法制度小委員会(第5回) 文化庁 該当する権利制限規定として、著作権法30条の4と47条の5があるのですが、30条の4についてです。 下記のように、RAGを行うためのベクトルデータの生成を行う段階について、該当する情報を生成AIで出力す…

  • 日本: イノベーションボックス税制が与党税制改正大綱に明記される

    以前このブログで取り上げたイノベーションボックス税制ですが、自民党の税制改正大綱がでてきました。 www.patent-topics-explorer.com 税制改正大綱はこちらです 令和6年度税制改正大綱 政策 ニュース 自由民主党 (jimin.jp) イノベーションボックス税制のおおまかな説明ですが、下記になるようです。 前評判通り、特定の知的財産権の譲渡やライセンスに関する収益に対象は限定されるようです。 令和6年度税制改正大綱 (jimin.jp) また、こちらも前評判通りですが、研究開発税制については、R&D費が減少した場合の控除率の引き下げが行われることになりそうで…

  • 米国: 自身が撮影した写真から生成AIで作成した画像の著作権登録がUSCOで否定される

    米国著作権局のreconsiderationプロセスで、生成AIに関連する著作権登録が再び否定されることを容認する決定がでました。 petapixel.com USCOの決定 Microsoft Word - 2023-12-11_SURYAST Review Board Decision Letter_final (copyright.gov) 今回の事件で興味深いのは、元となったものがプロンプトではなく、著作権登録を受けようとした人が撮影した写真を元に生成した画像ということです。 従って、元になった写真については通常著作権登録が認められる可能性が高いところ、今回その写真に基づいて生成された…

  • 日本: イノベーションボックス税制は実現しそう?

    昨年末から経産省などが推し始めた知財に関連する所得税の軽減政策「イノベーションボックス税制」が、自民党で議論され始めたようだ。 経産省の資料に詳しいが、知財に関連する所得の所得税を軽減するが、何を対象にするかなどが議論されているよう。 第2回我が国の⺠間企業によるイノベーション投資の促進に関する研究会事務局説明資料 https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/innovation_investment/pdf/002_05_00.pdf NHKの報道によると知財所得について、30%を課税所得から控除できるようになるよう。 経産省では所得の範囲として、①ライ…

  • 米国: ダブルパテントの議論は続く? en banc請求の行方

    IN RE: CELLECT事件がCAFCでなされ、パテントファミリー内であっても自明型ダブルパテントが適用される判決がでました。 22-1293.OPINION.8-28-2023_2181381.pdf (uscourts.gov) これに対して、en bancでの審理を求める請求がなされると共に、数々の団体等からen bancの審理を受理するようアミカスブリーフが出ているようです。 ipwatchdog.com まず、en banc請求の理由としては下記が挙げられています。 “Whether the statutory language and legislative history o…

  • 閑話休題: 変態に技術を持たせた結果がこれだよ! Brainowareの話

    脳組織と電子ハードウェアを使った”バイオコンピュータ”という記事。なんだこれはと思ったら本当に脳組織を使った機械学習をしていてびっくりである。 www.nature.com ちなみに論文はこちら www.nature.com さらに探していくと日本語の記事もでてきた。皆さん仕事が早い。。。 gigazine.net 人間の幹細胞を基に作られた脳オルガノイド(ミニ脳)を電子チップに接続した「ブレイノウェア」と呼ばれるセットアップを構築して、簡単な計算タスクを実行することに成功したとのことです。 うーん。。何言っているのかわかりませんね。。。。 日本語記事によると、 グオ氏らの研究チームは、実験室…

  • カスタムGPTsを作るときにはリスクを加味する必要がある?

    日々進化するChatGPTのサービスですが、有料版では自身の趣向に合わせてチャット形式でコードを描かずにカスタマイズしたボット(通称GPTs)が作れることになりました。 internet.watch.impress.co.jp ノーコードでそこそこのものを作れますし、Assistantsという機能を使えばAPIで外部で呼び込めたりするので、なかなか便利です。 一方で、そんな便利なGPTsでせうが、情報漏洩のリスクもあるという記事が出ていました。 wired.jp 実際にどこまで情報が流出するかは不明ですが、流出リスクを加味したうえでの運用も考えた方がよいかもしれないですね。 ChatGPTの法…

  • 米国: バイデン政権が高価な医薬品の特許を制限することを検討

    主に医薬品に関連するものと思いますが、価格の高い医薬品の特許を制限することを検討いしてる旨の報道が出ました。 www.cnbc.com www.whitehouse.gov どうも今回の枠組みはバイドール法という政府の資金が入った発明に関して、政府が実施権を発動できるmarch-in rightを用いる枠組みを利用するようです。 新しい運用は下記ですが、公開され60日間のパブリックコメントに付されるそう。 www.federalregister.gov バイドール法の枠組みを使うのであれば、米国の大学などと共同研究してできた発明などに適用されるので、海外で生まれた発明や米国でも独自に生み出した…

  • Googleの新AI GeminiをチャットボットBardで使ってみる

    Googleが米国時間2023年12月6日にGeminiという新しいAIモデルが発表されました。 japan.googleblog.com Geminiのテクニカルレポートにあるように、インプットはテキストだけでなく、テキスト、音声、画像、動画といったマルチモーダルになっているそうです。さらにアウトプットもテキストと画像での出力ができるものとなっていることが分かります。 gemini_1_report.pdf (storage.googleapis.com) Geminiには、Nano、Pro、Ultraの3バージョンがあり、中間のGemini ProはBardに実装されているそうですが、投稿…

  • 米国: AIの学習過程が争点のThomson Reuters v. ROSS Intelligenceは陪審含むトライアルへ

    AIの学習利用が著作権侵害となるか各国で議論や争いが起きているが、今回Thomson Reuters v. ROSS IntelligenceはFair Useなどの争点について事実の争いがのこされているため、Summary Judgementではなく、陪審含むトライアルに進むOrderが出されたのでメモ。 www.mindingyourbusinesslitigation.com 特にFair Useの適用を巡って、商業的利用とtransformativeのバランスについての事実問題が大きな問題となるよう。 米国で起きているClass Actionの多くは、具体的に自身の著作物の類似や依拠と…

  • 中国でOpenAIは、GPT-6やGPT-7などまで商標登録出願しているらしい

    今年の夏ごろOpenAIがGPT-5の商標登録出願を米国で行っているとして、話題となりました。 実際にUSPTOで調べてみると審査中ですが、GPT-5が商標登録出願がされていることがわかります。 Trademark Status & Document Retrieval (uspto.gov) 一方で、中国でOpenAIがGPT-6やGPT-7まで商標登録出願していることが話題になっているようです。 【ChatGPT】避免中國起商標爭議? OpenAI申請「GPT-6」、「GPT-7」等商標 https://inews.hket.com/article/3665242 とはいえ、これは中国に限…

  • 英国: ニューラルネットワーク利用発明は特許法上の発明の対象となるのか?

    ニューラルネットワークを用いて、セマンティックに関連するファイルをリコメンドするシステム・方法に関する特許出願が、特許法上の発明の対象となるか争われたEWHC判決が出てきたので、メモ。 Neutral Citation Number: [2023] EWHC 2948 (Ch) https://www.bailii.org/ew/cases/EWHC/Ch/2023/2948.html 英国特許庁では、今回の発明は、コンピュータプログラム自体にあたるとして、特許法上の発明に該当しないとされました。 これに不服の理由で、EWHCへの上訴が行われました。 (a) The computer prog…

  • 米国: 再発行特許で、patent term extensionのissue dateはいつになるのか?

    医薬品などは承認に臨床試験が必要であり、その間製品を販売し収益を上げることができないため、特定の期間を延長する特許期間延長制度が米国等で認められています。 米国は、臨床試験より後に特許が発行されると、そのissue dateを起算点として種々の特許期間延長の計算を行うことになるため、issue dateは非常に大事な日付になります。 ここで、再発行特許のissue dateを巡る争いが起きているようで、メモ。 www.foley.com 米国で登録済みの特許を訂正などをすると、特許が再発行され、再発行特許となります。 再発行特許ですが、最初の特許のissue dateと、再発行特許のissue…

  • 中国: 北京インターネット法院でAI生成画像の著作権が認められたらしい

    中国の北京インターネット法院で、AIが生成した画像に対して著作権が認められたそうです。 www.globaltimes.cn global.chinadaily.com.cn ニュースによると、画像はStableDiffusionを用いてtext2imageで作られた画像だったようです。 法院は、AIはあくまでツールとして使用されたものでクリエイターが著作者となり、著作権が認められるとしたようです。一方、公共の観点からAIを使用したことを記載すべきとも付言したようです。 一方で、インターネット法院とはなんぞやというところですが、2017年に杭州に最初のインターネット法院が設立され、現在は杭州、…

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