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59歳。卒婚、引っ越し、そして退職。 日々衰える体力と衰えたくない好奇心。 ほっこりまったり、心の陽だまり大切に。

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2021/10/11

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  • 渡れない河に舟は出さない ④

    初めての子どもを授かったとき 彼はとても喜んでくれたが、 それと子育ての協力は別物だったようで テレビを見ながらビールを飲む、という 至福の時間を、彼は誰にも邪魔させなかった。 もう既に、アルコールの問題は 私にとって避けては通れない重大事だった。 何度も話し合い、3本飲ん...

  • 渡れない河に舟は出さない ③

    結婚してひと月もすると、 私は見事に結婚前の義母と同じ立場になった。 私自身、結婚後も仕事を続けており、 朝は彼と共に6時半には家を出た。 ワイシャツはクリーニングに出すし、 お昼は外で食べるから、 と彼は言っていたのだが、 あっという間に私がアイロンがけをし、 毎日、お弁...

  • 渡れない河に舟は出さない ②

    新婚旅行の最後の夜、 私はホテルの窓から外のネオンを見下ろして 何を間違えたのかと途方に暮れていた。 部屋のテーブルにはビールの空き缶が数本と そのおつまみが乱雑に置かれており、 彼はトランクス1枚で、 ベッドでいびきをかいていた。 お風呂から上がった私は、その光景に ため...

  • 渡れない河に舟は出さない

    「男と女の間には 深くて暗い河がある」 と歌ったのは野坂昭如氏だ。(黒の舟唄) この歌が、 自分の結婚生活の中で 何度も何度もリフレインされるなんて あの頃は思ってもいなかった。 結婚をひと月後に控えたある日、 私は初めて彼の家に招かれた。 義母も義姉夫婦もみんなが笑顔で、...

  • 「成長は選んだ人が通る道」

    ダフネ・セルフは現在93歳。 2014年、当時85歳で世界最高年齢モデルとしてギネスブックに認定された女性だ。 5年前、初めて手に取ったこの本は、 今でも素敵な人生の先輩として、 くたびれた心を鼓舞してくれる。 ダフネは素敵な女性だ。 この本は88歳のときに書かれたものだが...

  • フロントガラスから見つめていたのは

    その人は、突然目の前に現れた。 よく晴れた昼下り、車で国道を走っていた。 大きな交差点を右に曲がり、少し走ると 歩道から、若い女性が道路に出てきた。 見通しの良い、広い道路で 横断歩道からさほど離れてもいなかった。 その人は小走りになるわけでもなく、 ゆっくりと私の車の前に...

  • ほかほかと癒やされる

    忍者生活にも慣れつつあるが、 朝の忍びの生活はなかなか疲れる。 スリッパはどうしてもパタパタするので 今はモップスリッパを履いている。 掃除機はかけられないし ベランダの物干しは、長男部屋のすぐ隣。 洗濯物をパタパタする音が意外と響く。 そして、何より、 家電品の音にうんざ...

  • 伊賀の者か 甲賀の者か

    ひたひた ひたひた ひたひた ひたひた まだ暗い朝の時間、 まるで忍者のように 足音を忍ばせ 音を立てぬように気をつけながら 朝食の準備を始める。 カーテンも開けられない。 雨戸も開けられない。 冷蔵庫の開閉はそ~っと、そ~っと。 やがて 二番目の忍者が起きて...

  • 彼の憂鬱 私の憂鬱

    今朝もまた彼は深いため息をつく。 ブルーマンデイの朝、 私はその深いため息に溺れそうになる。 ため息の主は長男だ。 彼は先週からずっとため息をついている。 コロナ禍の影響は、 彼の仕事にも少なからず影響を与え、 緊急事態宣言で止まっていた仕事が 今にずれ込み、どう頑張っても...

  • 優しさのおすそ分け

    ある学校の学校だよりを見せてもらった。 校長先生が書かれたそのおたよりには コーヒーショップに行ったときのことが 書かれていた。 そこで運ばれてきたコーヒーには、 メッセージが添えられていた。 「このコーヒーはチョコとの相性が抜郡です。」 ん? そう。抜群の群の字...

  • 都市伝説の怖い話

    インスタグラムを見ていたときに 「ウォーリーを探せ」の怖い話、 というものがあった。 「ウォーリーを探せ」は大量の群衆の中から 赤白のシマシマシャツを着た、ウォーリーを 探すという、イギリスの絵本だ。 怖い話、というのは そのウォーリーにはモデルがいて それは25人もの子ど...

  • 「小さい魔女」

    子どもの頃、この本が大好きだった。 何度も読んでボロボロだったこの本は、 引っ越しするときに失くしてしまったけれど 大人になって 子育てが終わった頃、 ふと思いだして ネットで注文した。 失くしてしまったあの本と全く同じ。 この表紙を見たときは懐かしくて、嬉しくて 一気に読...

  • ゆるゆるとダイエットは続く

    昨日、メルカリで注文した無農薬レモンが届いた。 レモン白湯を飲むというのが習慣になり、 それがダイエットにどれほどの効果があるか 全くわからないけれど、 レモンの香りは、それだけで癒しになる。 しばらくは続けてみようと思う。 ただし、歯は酸に弱いので、そこは要注意。 私は首...

  • 華麗なる加齢

    久しぶりに友だちと出掛けた。 彼女とは 子供が保育園の時からだから もう25年ほどの付き合いになる。 兄と同い年の彼女は、年齢より若く 会えばいつでも話題に事欠かない。 爽やかに晴れた空の下、 気持ちのいい自然の中を 誰にも気兼ねなく、沢山話して歩いた。 ランチの時間になり...

  • 空がきれいに見えた日に

    今日は病院を予約した日だ。 健診結果を聞きに行った日、 コレステロール値が高過ぎて、動脈硬化を調べるためにエコーの検査が入ったのだ。 この10日ほど、私なりに努力した。 白米オンリーは諦め、私だけ白米にもち麦と雑穀をブレンド。 豚肉は鶏肉に変え、揚げ物は辞め、 おやつはタニ...

  • 「サザエさん症候群」とブルーマンデイ

    昔は毎週見ていた「サザエさん」。 のんびり過ごした楽しい日曜日、 サザエさんの3本目の話が終わると もう1本ないかと期待し、 エンディングテーマが始まると なんだか気持ちがどんどん落ちていった。 そして 歌が終わると はぁ〜、と大きくため息をつくのが常だった。 あんなに明る...

  • メルカリで買って良かった物

    昨日、メルカリで買ったみかんが届いた。 早速、一つ食べてみると これだ、これ! 私が食べたかったみかんの味だ。 最近はなかなか好みのみかんに出会えない。 きれいだし 甘いんだけど なんというか ちょっと気の抜けた甘さで 淡白というか 大味というか でも、このみかんは ちゃん...

  • モンキーバナナの憂鬱

    まだ、長男が小さかった頃、 義父母は初の内孫である長男を とても可愛がってくれた。 2週間に1度、週末になると 私たちは泊りがけで義父母宅に出掛けた。 ある週末、長男は風邪をひいて熱を出し 予定は翌週末に持ち越された。 その日、 家に着くと、しばらくして義父は昼寝をし 夫は...

  • 冬支度

    今年は暖かい日が続いたので 11月になっても まだ厚手のスウェットで過ごしていたのだけれど 今週はさすがに寒い。 まだエアコン暖房は使っていないが、このヒーターは大活躍だ。 これが我が家の定番。 この季節になると、新聞広告で 「陽だまりのような暖かさ」というキャッチコピーが...

  • 「約束」

    私は天の邪鬼で 卒業式に泣くのは嫌だ と何故か考えていて、 4回の卒業式で一度も泣いたことがない。 可愛げのない学生だったのだ。 本を読むのが好きで、 たくさんの本を読んできたけれど どんなに心を揺さぶられても 涙が溢れ出る、という経験はなかった。 そんな私が 初めて本を読...

  • 最期の曲はスピッツで

    最期の晩餐は何がいいか という話を見聞きする。 私は何だろう。 イタリアンでもフレンチでもない。 こってりした焼肉や鰻でもない。 まぁ最期の晩餐なのだから コレステロールも中性脂肪も 全く気にしなくていい話ではあるのだけれど やっぱり最期は和食だろう。 私はシンプルにおにぎ...

  • 息子がポリスと帰って来た件

    昨夜のことだ。 次男との晩ごはんを終え、テレビを見ながらブログのチェックをしていた。 長男は残業でまだ帰らない。 もうすぐ10時になろうという頃 電話が鳴った。 受話器を取ったが、何も言わない。 「もし、もし?」 何も聞こえず、いたずら電話かと受話器を下ろした。 また、少し...

  • 「ありがとう」が動かすもの

    まだ、20代の頃、 近くの横断歩道で車が止まるのを待っていた。 すぐに1台の車が止まってくれて、 私は頭を下げながら、そこを渡った。 すると、渡った先にいた近所のおばちゃんが 「若いっていいね〜、私らなんか車は止まってくれんよ。」 と笑った。 時は過ぎ、 私はあの頃のおば...

  • ごめんよ、ハーゲンダッツ

    そうなのだ。 よくあるやつだ。 自分へのご褒美という名の甘やかし。 仕事をしているとき、あまりにもハードで 毎日がいっぱいいっぱいだった。 だから、休みの前の日は知らず知らずとテンションが上がる。 嬉しくて、いつの間にか 休みの前夜はハーゲンダッツ、というのが定番になってい...

  • 心の距離は目に見えない ③

    よく 映画とかドラマとかで 平和で仲良く見えていた家族や友人が あるとき、ちょっとした出来事をきっかけに あっという間にガタガタと崩れだし 互いの見えなかった不満や ねじれた複雑な感情が 一気に吹き出す という展開になったりする。 まさにそんな感じだった。 年下の彼女は こ...

  • 心の距離は目に見えない ②

    突然、パンドラの箱は開いた。 同い年の彼女が同期の男性との飲み会に合流することを提案すると、 年下の彼女がすぐにそれを遮った。 私たちだけで話したいことがたくさんある。 私たちだけで集まりたいと。 私は皆が良ければどちらでもかまわなかった。 しかし、年下の彼女の言い分は尤...

  • 心の距離は目に見えない ①

    5年ほど前、私たちはある資格の養成研修で出会った。 トータルで5か月を超えるその研修は、想像以上に厳しいもので、仕事や家庭との両立、試験勉強や実地研修、と、いくら時間があっても足りないくらいだった。 その厳しい時間を共有した仲間は、ライバルではなく、同じゴールを目指すチーム...

  • メルカリで買うもの、買ったもの

    新米のコシヒカリが届いた。 10kg×2 6700円 中米と言われる少し小粒のお米で、農家のまかない米だと言う。 メルカリショップで購入した。 20kgでこのお値段はかなりお得だ。 前回、お試しで10kg注文したが、これがおいしかった。 我が家はこれで十分満足だ。 こんな...

  • 三日坊主を防ぐ1番効果的な方法は

    11月だというのに暖かい日が続く。 今日はベランダの掃除をやろうと思い立ち、 デッキブラシでゴシゴシ洗った。 毎年、暖かいうちに大掃除を始めなくては、と思いながら、いつも大晦日の夕方まで掃除を続ける、という羽目になるのが我が家だ。 クタクタになりながら、 「来年こそはゆと...

  • それでも日々は過ぎて行く

    退職して1か月が過ぎた。 無職になって1か月と言うべきか… そして、気づいたことは 仕事があろうがなかろうが、 1日はあっという間に過ぎて行くということだ。 見たいDVD、読みたい本、行きたい場所、 色々あるけれど、まだまだそこまで辿り着けない。 今日は朝から 子宮がん検診...

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