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59歳。卒婚、引っ越し、そして退職。 日々衰える体力と衰えたくない好奇心。 ほっこりまったり、心の陽だまり大切に。

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2021/10/11

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  • 失敗の後始末 〜結末〜

    銀座にある日本のブティックだと信じて ブラウスを購入したら、 全くデタラメな詐欺サイトだった。 という、なんとも情けない失敗をした私だが とりあえず自分のやれることをやろうと あれこれ失敗の後始末に追われた。 それが3月のことだ。 そのあれこれが功を奏したのか、 楽天カード...

  • 雨の朝

    雨の朝、いつものように 長男の車を見送っていたら、 ふと、 息子を戦地に送り出した母親の気持ちは どんなに切なかったろうと思った。 どうか無事で、と どれだけの母親が祈ったことだろう。 お国のためなんてどうでもいい。 ただ無事で帰ってくれさえすれば、と 必死で祈ったことだろ...

  • 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

    明日のシフトも定かでない春を越して、 日々のバタバタに鬱になりそうだった。 もう、無理だ! 自分のメンテナンスが必要になり、 6月に1日、休暇申請をしていた。 有給が40日も貯まっていた長男に、 有給消化も働く者の権利だ! とそそのかし、温泉に出掛けた。 長男の希望に沿った...

  • NoとYesの間には

    仕事で、オーナーからの丸投げが続き、 私たちは疲弊した。 疲弊して、その不満はやがて オーナーだけではなく、 互いにも向かった。 Noと言わなきゃ! 私たちは合言葉のように言ったけれど、 そして、それを目指したけれど。 気づいてしまった。 あたりまえのことに。 Noと言った...

  • 「よろこびのうた」

    まだ明るい夕方、 ピーチクパーチクやたら賑やかである。 空を見上げると、 巣を離れたばかりのツバメたちが すごい勢いで飛んでいる。 ビュン!と音がするようなその勢いは 初めて自転車に乗れるようになった、 元気な子どものようである。 嬉しくて嬉しくてたまらない、 楽しくて楽し...

  • いつもと同じで違う朝

    その朝はいつもと同じ朝のはずだった。 同じ時間に起きて朝食を作り、 長男と朝食を済ませて、6時半に送り出す。 我が家にはカーポートがないので、 長男の車は黄砂で汚れる。 雑巾で軽く車を拭いて、 いってらっしゃい、と見送る。 そして、 いつものようにまた玄関のドアを開けた。 ...

  • 「おつかれ、今日の私。」

    1年に1回くらい、 ブックオフで大量に本を買うことがある。 それは、大抵が弱っているときだ。 啓発本だったり、 運について書かれた本だったり、 タイトルを見れば、その時の自分がわかる。 忙しい日々でオフにも何もやる気が起きず、 明け方に目が覚めては、何かに怯えていた。 「お...

  • ブラックな4月

    桜が咲いたな、と思っていたら あっという間に葉桜になり、 あっという間にGWの声がする。 2月は忙しかった。 やれ講習会だ、研修会だと スケジュールがびっしりだった。 やれやれと3月を迎えたら、 イベントの準備やら新年度の準備やらで これまた忙しく過ぎていった。 新年度はい...

  • ありがとうの日

    あっという間に3月は去り、 あっという間に桜の4月である。 3月は忙しかった。 特に後半は新年度の準備に追われた。 そうして4月になると、 可愛い1年生がやって来た。 まだまだ借りてきた猫状態なので平和だが、 人が足らず、毎日超過勤務である。 中休みも出勤となり、 土日は在...

  • 雨の中でも花開く

    雨の中、散歩に出かけたら 桜の花がふたつ開いていた。 こんな雨の中でも桜はちゃんと咲く。 健気に凛と花開く。 マイナスだと思えることが あちこちに転がっていて ぶつかってはため息をつき、 転んでは悲鳴を上げる。 いいことも悪いことも きっと無駄なことはひとつもない。 立ち止...

  • 失敗の後始末 途中経過

    自分の後始末が一区切り、と思ったら 嘘つきのあの子の後始末があり、 せっかくの休日もPCとにらめっこ… やれやれ…なんて春なんだ! そんなとき、 携帯に楽天カードからの着信履歴。 こちらから折り返すと、あちらが忙しく また着信があるとこちらが出られず… すれ違いを繰り返した...

  • 春の憂鬱(2)

  • 嘘つきは泥棒の始まりと言うけれど… 人間は嘘をつく。 大人も子どもも嘘をつく。 自分を守るための嘘もあるし、 誰かを守るための嘘もある。 だから、嘘がいけない、とは 一概には言えないと私は思っている。 しかし、まるで呼吸をするように いつもいつも口からでまかせ、というのは ...

  • そんな自分

    夢を見た。 お酒に酔ってヨロヨロの夫が現れた。 私はうんざりする。 酔っぱらってヨロヨロで、 足もともおぼつかない。 その姿を見て途方に暮れた… 場面が変わって、私が部屋に入ると 長男がひとりでいる。 「お父さん、帰った?」と聞くと 私のすぐ後に夫がいた。 しまった、と思う...

  • 失敗の後始末

    今週、私は自分の失敗の後始末に追われた。 月曜日、楽天カードに電話した。 カードを止めるためである。 想定内だが、なかなかつながらない。 火曜日、再度消費生活センターに電話した。 受取拒否をヤマト運輸に申請したが、 それ自体が良かったのか知りたかったのだ。 結論を言えば、 ...

  • シニアの前足

    ゴミ収集日に慌てて転んだシニア初心者は その日、またもや失敗を重ねることになる。 あまりにバカな失敗で、 思い切り転んだくらい恥ずかしい。 自分の傷に塩を塗るようだけれど、 自分への戒めとして書き残そうと思う。 あの時、ゴミを出すのを忘れるくらい、 私はスマホの画面に見入っ...

  • シニアは痛い

    3日前、思いっきり転んだ。 予期せぬすごいスライディングだった。 ゴミの収集日だったのに、うっかり忘れて ゴミ収集車が流す音楽に反応して ゴミ袋を持って駆け出した。 走らなくても、まだまだ収集車は来ない。 それなのに焦って駆け出したのだった。 収集場所は砂利を敷いた駐車場の...

  • 伏線回収(2)

    何年も前のある晩、 私はテレビの画面に釘付けになっていた。 情報番組の特集を見ていたら その画像が現れた。 どこかで見たことがある。 とこかで、どこかで… そう、それはあの日の私の顔だった。 姿見に映っていた老婆のような私の顔。 あの日の私にそっくりだったのである。 その番...

  • 伏線回収

    それはまだ息子たちが小中学生だった頃。 ある日、晩ご飯の片付けを終えて 見るともなくテレビを見ていた。 なんとなく体が重だるく、少し顔が痒い。 当時は体調が悪いことなんてざらにあり、 ちょっと疲れがたまってるのだと思った。 翌日は平日だったが、私は仕事が休みで 同じく仕事が...

  • 春の憂鬱

    ぼちぼちと目と鼻が反応し始める。 花粉である。 もう花粉症とも長い付き合いなので、 その症状にも慣れたものだが、 少し要注意なのが、そのオプションである。 3年ほど前から、食物アレルギーがある。 それも、花粉症に連鎖するアレルギーだ。 それはある日突然始まった。 なんだか唇...

  • 背中

    朝、散歩をしていたら 登校する小学生の集団と一緒になった。 小さな体に大きなランドセル。 その背中を見ていたら、 息子たちのことを思い出した。 毎朝外まで出て、見えなくなるまで見送る。 卒業するまでそれが私のルーティンだった。 高学年になった頃、 そろそろ見送られるのが恥ず...

  • 屍の前で笑う者

    もしトラがまたトラになり、 思った通りと言うか、それ以上と言うか、 やりたい放題のアメリカのトラさんである。 漫画にしやすい強烈なキャラは、 ものすごくわかりやすいクレイジーさで 世界中を翻弄する。 ロシアによる理不尽な侵略戦争は、 どちらの国にも多大な犠牲を強いた。 クレ...

  • 「いつか」じゃない明日

    私はこのところ大変忙しい。 仕事の講習会だの研修会だのがあって、 せっかくの真ん中休日も潰れた。 この3連休も土曜日に仕事が入り、 職場で丸投げされた事務仕事を持ち帰り、 日曜日も今日もその作業に追われた。 どんだけ仕事が好きなの?という話である。 そうして気づけば花の3連...

  • 冴えない今日の終わり

    1週間前に風邪をひいて、1日寝込み、 木、金と普通に仕事をしていたけれど… 土曜、日曜となんだか冴えない気分。 今日に至ってはもう仕事にも行きたくない。 首から頭にかけてどんより重たい。 自分で自分にハッパをかけて どうにか仕事に向かえた。 帰り道はいつもより長く感じた。 ...

  • 風邪

    月曜日、なんだかちょっと喉に違和感。 仕事中も首が重く固まったような感じ。 あ〜、これは風邪かも… 気をつけていたんだけどな。 とりあえず葛根湯を飲んで早めに寝た。 翌日、やっぱり熱が出た。 祝日で良かった、と思いながら 首痛と頭痛と吐き気に悩まされた。 熱はむやみに下げな...

  • 幸福の軌跡

    母は文藝春秋が好きで、 ほとんど毎号買っている。 認知症でも読書は欠かさない。 この分厚い、文字も小さな文藝春秋を 時間をかけて読むのが楽しみらしい。 私は全部読み切る自信がない。 それでも、乱雑に積まれた1冊を パラパラと読んでいると、 和田秀樹さんのインタビューがあった...

  • 週末

    今週は過ぎるのが早かった。 本当にあっという間だった。 私は週の真ん中、水曜日を休みにしている。 これが思いのほか良かった。 ものすごく疲れるので、 もう、土日だけでは休みが足りない。 週の真ん中で休みがあると、 ちょっとがんばりが効く。 2日働いて休み、2日働いて休み… ...

  • それぞれの価値観

    このシリーズが好きで、 見るたびに笑ってしまう。 こんなふうに価値観って違うもの。 人と比べて悩むのはほどほどでいい。 みんなそれぞれにどうでも良くて みんなそれぞれに大事。

  • 下衆の極み

    昨日、私の好奇心を満たす動画が流れて、 思わず全部見てしまった。 世の中を騒がす件の話なのだが、 感心したのは、話が面白いことだ。 早口で機関銃のように放たれる言葉の数々… あれも叩き、これも叩き、のぶっちゃけ話… その情報ソースは本当に確かなのか、と 疑いたくなるが、 そ...

  • 事実と真実と内心の不一致

    録画したドラマを観ていたら、 ケビン・カーターのエピソードがあった。 ケビン・カーターは、あの有名な 「ハゲワシと少女」を撮ったカメラマンだ。 1993年、内乱と干ばつで疲弊したスーダンで その写真は撮影された。 痩せ細り、うずくまる少女の後にハゲワシ。 子どもを中心に飢餓...

  • 「S·O·S」

    昭和の歌謡曲を今聴くと、 なかなかすごい歌だな、と思うことがある。 歌詞の内容が、である。 晩ご飯の支度をしているときに、 ふっとこの歌が頭の中を通過した。 イマドキの歌は全然覚えられないのに、 昔の歌は空で歌える。 ピンク·レディ-は私が中学生の頃に 大人気だった。 学校...

  • 言霊

    1月が終わった。 今年は絶対にこの言葉を使うまい、 この言葉を思い浮かべまい、と決めていた。 だから、1月31日はカウントダウンのように その日が終わるのを待った。 1月は鬼門。 私は1月が嫌いだ。 良くないことが起こる1月。 でも、そんなことを思うから やっぱり1月に悪い...

  • クレイジー

    もしトラがまたトラになったとき、 アメリカ国民、大丈夫か?と思った (失敬!) あんな品性に欠ける大統領でいいの? (こりゃまた失敬!) まぁ、よその国のことは言えないけど。 またトラに決まったとき、 ある識者が書いた記事が腑に落ちた。 今、アメリカが中国と戦争になったら、...

  • 好奇心

    仕事から帰ってテレビをつけたら、 まだ例の記者会見をやっていて驚いた。 予約録画をしておいたのは、 私の好奇心からだ。そう、ただの好奇心。 正義とか、倫理とか、どうでもいい。 真実の追及は好奇心の追及。 これほどの熱意を持って この国が抱える黒いあれこれを 追及していただき...

  • 「人生の終わりに後悔すること」

    後悔なんて山ほどあるが、 それを忘れて生きていくのも人間である。 人生の最後に私は何を後悔するだろう? それはきっと 挑戦しなかったことへの後悔ではないか? と思う。 今からでは遅いこともあるし、 遅くないこともある。 合いの手に笑える、こんな歌を聴きつつ、 月曜日は始まる。

  • 柔らかい心

    お正月休みに、前から録画しておいたものを 整理しつつ観た。 その中に2年前に録画したBSの番組があり、 録画したことも忘れていたことに驚いた。 それは、田原俊彦さんの特集で、 インタビューを交えて、懐かしいヒット曲が 次々と披露されていた。 高校生のとき、田原さんのファンに...

  • オセロ

    あっという間に白が黒に変わる。 そのスピードがあまりにも速すぎて 本当のことがうやむやにされていく。 誰かがつまづいたら、 蹴飛ばして、踏んづけて、 立ち上がれなくなるまで叩き続ける。 悪いことは悪い。だめなことはだめ。 だから、オセロの盤面は 一気に黒くなっていく。 みん...

  • 人は死ぬ

    あたりまえだけど、人は死ぬ。 そのあたりまえを 本当はあたりまえと認識していないことに 突然気づかされる。 身近な人が突然に亡くなると あぁ、人って本当に死ぬんだ、と思う。 祖父母や義父母、父や夫を見送っても、 人の死があたりまえのこととして 自分の中に入ってこない。 年末...

  • 微笑ましく衰えて

    若い頃、近所のおばさま方が 「足が冷えて冷えて…」と話すのを聞いて、 足が冷えるってどういうこと?と思ってた。 寒いのなら、タイツを履くとかすれば? と不思議だった。 今になってよくわかる。 足が冷えるって、こういうことなんだ。 タイツを履こうが、レギンスを履こうが 足は冷...

  • ライフハック

    警視庁というと、 なんだか堅くて敷居の高いイメージだが、 このHPで紹介しているライフハックがいい。 災害時に役立つラップの使い方とか ジッパー付き袋の再利用の仕方とか ちょっとした便利技を紹介している。 やってみようかと思ったのがこれ。 朝のウォーキングコースに歩道橋があ...

  • 欲望

    欲望は人を惑わせる。 どこでブレーキが効かなくなるのだろう。 心の片隅で、危ないぞ、引き返せ、という 信号が点滅したりはしないのだろうか。 気づいていても、気づかぬふりで めいっぱいアクセルを踏み続け、 そして、突然にそれはやって来る。 ほらね、やっぱりね… 欲望が最後に連...

  • ずるい可愛さ

    何がずるいって、その可愛らしさである。 携帯電話の指南に行った実家で、 兄が「アライグマがいた!」と言う。 え〜っ💦 5月にアライグマがいる、という話は 聞いていた。 市役所から捕獲器を借りてきて しばらく様子を見たけれど、 アライグマもバカじゃない。 簡単には捕まらなか...

  • 料理上手なにゃんこ

    自分の楽天カードが悪用され、 年末にカードは停止されたのだが、 先日、新しいカードが届き、 カード払いになっている公共料金に カードを変更する手続きをした。 電気&ガス、新聞、電話料金などなど… 新聞はハガキによる手続きでスムーズに。 電気&ガスはWEBだが、なんとかできた...

  • 花さき実る末も見えつつ

    はっと気づくと1月も半ば… 重い腰を上げて、神社に出かけた。 御神籤を引くためである。 信仰心のない私ではあるが、 散歩コースに神社があるので、 毎朝、お詣りする。 神社は願いごとをする場所ではなくて、 感謝の気持ちを伝える場所なのだと 何かで読んだことがある。 だから、毎...

  • 殺処分ゼロ

    お正月に録画しておいた番組を この休日に見ていた。 石田ゆり子さんが出演していたこの番組は 台湾のペット殺処分ゼロへの取り組みを ある映画監督を通して伝えていた。 台湾を殺処分ゼロの国へと変えたのは、 1本のドキュメンタリー映画だ。 台湾の動物保護施設の悲惨な現状を映し出す...

  • 「Hey」

    3年という月日が長いのか短いのか… あの日はうんと昔のような気もするし、 ついこの前のことのような気もする。 去年もそんなふうに考えていた。 夫に似た後ろ姿はもう見かけなくなった。 シルバーの車にもドキッとしなくなった。 思い出すのはまだ痛いから、 なるべく触れないでいたい...

  • ついていけない

    何がって? 何でもかんでも電子端末で操作すること… 兄の携帯壊れました問題は、 立派に年を超えて、まだなお続く。 MNP転出がどうにかできて、 やっとこさ端末が届いたのが昨日のこと。 午前中をほとんど潰して、 携帯のセッティングを始めた。 何だかかんだか、本人認証が必要で、...

  • こんなリアル

    なかなかリアルで、つい見てしまうんだけど 笑いつつ笑えない、というのが、 この職業あるあるの動画である。 確かに学校の先生も大変だ。 私は忙しい自営業の家に育ったので、 早食いには自信がある。 しかし、その私でも勝てない、と思うのが 学校の先生だ。 短い給食の時間に配膳の指...

  • 雪の朝

    今年、初めての雪の朝。 誰も通っていない道に サクサクと足跡をつけて歩く。 歩道橋には小さな小さな足跡もある。 ご主人の大きな足跡の横に ちょこちょこと続く、可愛い足跡。 何もしたくないくらい寒い朝だが、 この人の姿を見て、背筋が伸びる思いだ。 インスタグラムに流れてきたの...

  • ユーモア

    日常にはユーモアが必要である。 私は時々、インスタグラムに流れてくる、 この方の動画が好きだ。 どこかシニカルで、バカバカしくて、 でも、クスッと笑える。 さぁ、クスッと笑って、仕事に出かけよう! 今日も無事に過ごせますように🙏

  • 子どもの悲しみ

    年明けの初勤務はイベントで始まり、 もう既にクタクタの私である。 今日は児童指導員の資格研修が朝からあり、 夕方、またヘトヘトになって帰り着いた。 今日の研修のラストは、 大学の先生による貧困と虐待をテーマにした 講義だった。 日本は見かけより貧しい国で、 貧困家庭の問題は...

  • 休み明け

    「帰りたくねぇ〜!」と次男が言った。 「終わっちゃった〜💦」と長男が言った。 昨夜の嘆きの声である。 私は彼らを慰めつつ、やれやれと思う。 大丈夫、日本中がサザエさん症候群。 君たちだけじゃない。 そう言う私も、スーツケースを車に乗せて、 次男と駅に向かうと、なんだか寂し...

  • 痛み

    今朝、ふと父のことを思い出した。 父のことを思い出すと、なぜだか 「ごめんね」と心の中でつぶやく。 父は前立腺癌だった。 それもたちの悪い癌で、見つかった時には かなり大きくなっていた。 ホルモン療法が効くけれど、 それも4年で効かなくなる、と言われた。 食事療法、アガリク...

  • 私は私

    あっという間に三が日が過ぎて、 次男は友だちに会いに行き、 長男は一人でお出かけ。 ひとりになった私はお昼の片付けをしつつ、 ちょっとのんびりの時間を楽しんでいる。 息子たちと一緒の時間も楽しいけれど、 彼らが出かける、と言うとホッとする。 「いってらっしゃーい」と思い切り...

  • 選べても選べなくても

    親ガチャっていう言葉が嫌いだ。 選べないことなんて、世の中に山ほどある。 親も選べないが、子どもだって選べない。 自分の意志で選んだけれど、 それでもうまくいかない残念な選択もある。 親ガチャなんてふざけた言い訳はなしだよ。 生まれる国も時代も性別も 私たちは何一つ選べない...

  • 思ったよりも時間は短い

    私が住む地方は、思ったより暖かくて 天気に恵まれたお正月である。 お正月休みには、本を沢山読もう!とか 撮り貯めた番組をまとめて見よう!とか 色々思っていたはずなのに なんだか時間が思ったより早く過ぎる。 さっき朝食の支度をしたばかりなのに もうお昼の心配をしなければならな...

  • 相方

    暮れに帰って来た次男が 「相方」がいることを報告してくれた。 前にインスタグラムで東京の素敵なカフェを 見つけて、次男にLINEで送信した。 その時、「相方と行ってくるわ!」と 軽〜い返信があった。 はて?相方とは? 男子?女子?友だち?彼女? ちょっとドキッとしたけれど、...

  • ほんの少しの希望

    12月は早い。 毎日があっという間に過ぎてゆく。 クリスマスを過ぎると、更に加速度を増して まるでピストンで押し出されていくようだ。 今年は運良く、私は26日が仕事納めとなり、 27日には次男も帰って来た。 大掃除も余裕だぞ、と思ったけれど 結局、この大晦日まで頑張っても ...

  • 便利と危険は表裏一体

    兄の携帯回線乗り換えの手伝いをしていて ふと自分のメールを見ていたら、 何だか嫌な件名が目に飛び込んだ来た。 「重要 楽天カードから緊急のご連絡」 やな予感…何、何? 不正使用… 人間ってすごいな。 ちゃんとその文字だけ浮かび上がる。 それでも、その時点では信じていなかった...

  • クリスマス寒波

    子どもがホットカーペットの上で寝ている。 こんなふうに子どもがゴロゴロしだすと 黄色信号である。 もう冬休みが始まる。 暖かい日が続いていたのに、あっという間に 冷たい冬がやって来た。 私が勤める施設は寒い。 エアコンが入っていても、 ホットカーペットがついていても、寒い。...

  • スタンディングオベーション

    あぁ、クリスマスだなぁ、 もうすぐ今年も終わりだなぁ、と思うのが フィギュアスケートの全日本選手権だ。 毎年、このシーズンの楽しみの一つだが、 今年は特別に楽しみにしていた。 織田信成選手が出場するからだ。 現役を引退してからも、4回転を跳べている というニュースは知ってい...

  • 赦し

    年末になると必ず、わずかな金額ではあるが ユニセフと国境なき医師団に寄付をする。 それは、美しい善意の気持ちからではない。 善意のラッピングをした偽善である。 では、なぜ寄付をするのか、と考えたけれど 答がうまく見つからない。 年末ジャンボを買うようなもの? あるいは神社で...

  • 今日の幸せ

    この忙しい年末に兄が携帯端末を落として 電源もつけられないほど壊れてしまった。 で、頼られるのが私である。 理系頭のくせに文系頭の私よりメカに弱い。 と言うか、電子媒体に弱い。 端末を購入するのも、回線契約するのも ぜーんぶ私が代行した。 端末のセッティングまで丸投げだった...

  • 「慎み深く生命がある」

    新聞の愛読書を紹介するコーナーで 俳優の中嶋朋子さんの言葉が印象に残った。 「この世の中、テロも悲劇も起きる。 私はその中に人生が、 慎み深く生命があるということを感じたい」 慎み深く生命がある。 この混沌とした世界の中で 今を生きる私たちは、きっと忘れている。...

  • つらい思いをしたあとに

    バタバタと忙しく過ごしていたら、 あっという間に11月も終盤である。 あれこれ家の中の棚卸しをしていたら、 新聞の切り抜きが1枚出てきた。 雑に切り抜かれたその紙片には こんな言葉が書かれていた。 「なんだかうまくいったなと思うことは、 全部つらい思いをしたあとだった」 ...

  • 虹の橋

    いつも日曜日の朝は FMラジオをつけて過ごす。 なんとなくTV、という選択はなく、 なんとなくラジオ、が日曜の朝の気分。 そうして、もうすぐお昼というタイミングで 木村拓哉さんの番組が始まる。 その日、冒頭で木村さんは 西田敏行さんのことに触れていた。 私たちがイメージする...

  • 赤いシクラメン

    いわさきちひろが最後に残した絵本は 「戦火の中の子どもたち」である。 いつだって戦争は 罪のない人々や未来のある子どもたちを 犠牲にする。 いつの時代も、世界のどこかで戦争が起きて 子どもたちは怯えながら生きている。 この詩の最後の1行が胸を貫く。 私たちは、この言葉を ど...

  • 月夜はぼんやり歩かせて

    昨日、仕事を終えて駅を出た瞬間、 「!」…(⁠ ⁠・ั⁠﹏⁠・ั⁠) となった。 パンフレットを手渡され、 「あちらに本人がおりますので…」ときた。 いや、望んでないので。 勘弁して欲しい… ニコニコと手を差し出され、 握手していただく私である。 いや、だから、望んでないっ...

  • 「もし、私が死ななければならないなら」

    その美しい詩は If I must die から始まる。 もしも、私が死んだなら、ではない。 もしも、私が死ななければならないなら、 である。 こんな悲しい始まりの言葉があるだろうか。 リフアト・アライールは ガザ・イスラム大学の教授で詩人だった。 「天井のない監獄」、ガ...

  • 「絶対に選びたくない」と言う

    新聞を読んでいたら、 「選びたくないを選ぶ」という言葉が 目に飛び込んできた。 選挙の話である。 「選びたい政党がない」 「選びたい候補者がいない」 そんな理由で選挙に行かないのではなく、 「選びたくない」を選ぶために選挙に行く。 それが大事なことなのだ、と。 絶対に選びた...

  • ろくなもんじゃない

    新内閣が発足した。 何が変わるんだろう? 着ぐるみのきつねがたぬきに変わった程度か と思う。 もうきつねさんには飽き飽きしてたけど、 たぬきさんなら期待できるかと言うと、 まぁ、それはない。 「新しい内閣を信任してもらえるのか、 主権者たる国民に問うのが大義だ」 大義?大...

  • 鉄仕事

    使っていたフライパンが劣化してきた。 テフロン加工の軽いフライパンと ティファールである。 テフロン加工のフライパンは便利だが、 強火でガンガン焼くことはできない。 ここで結構失敗してきた。 このフッ素樹脂は 温度が260度以上になると劣化し始め、 360度になると、有害な...

  • 土鍋仕事

    もう1年以上、炊飯器を使っていない。 色にこだわって探した、 お気に入りのネイビーブルーの炊飯器だが、 土鍋で炊いたご飯の魅力には敵わない。 慣れてしまえば、土鍋の方が早くて楽だ。 コロンとした丸い形状に惹かれて購入した、 萬古焼の土鍋は値段もお財布に優しかった。 長男と二...

  • 残念な仕事

    秋はあちこちで陶器市が開かれる。 器好きな私には楽しい催し物だ。 陶器市にはお値打ち品が沢山並ぶが、 普段はちょっと手が出ない作家さんの 作品も並ぶ。 正規品もあるけれど、 いわゆるセカンド品も並ぶ。 焼き物は、どうしても鉄粉が落ちたり、 釉薬が流れたり、剥げたりすることが...

  • 月夜

    仕事を終えて、駅を降りたら 見上げた先に丸い月。 子どもの頃、お月さまって ずーっと付いてくると信じていた。 大人になっても お月さまはずーっと付いてくる。 ひとりで夜道を歩きながら 寄り添ってくれるお月さまに感謝した。 月の歌は数々あるけれど 私が思い浮かべる月の歌はこれ...

  • 宿題の終わり ②

    弁護士に相談するもっと前、 市の無料法律相談にも出かけた。 無料の相談ではあったが、 その弁護士は誠実に耳を傾けてくれた。 やはり相続放棄をするか、 相続して、分担金を払うかになると言う。 昔からお世話になっている、 地元の金融機関にも相談してみた。 ベテランの融資係は 「...

  • 宿題の終わり ①

    夫が突然亡くなって、 私には沢山の宿題が残された。 汚部屋の片付け、様々な手続き、 そして、1枚の書類。 私には永遠に縁のないと思われた書類。 絶対に背負うことなどないと思われた責任。 夫は小さな会社の役員だったから、 会社の借金の連帯保証人になっていた。 会社の社長と2人...

  • 米津玄師さんのインタビューを録画して テレビで見た。 曲のイメージから もっと尖った人かと思っていた。 もっと暗くてトリセツが必要な人かも、とも 思っていた。 でも、違った。 なんというか、穏やかで理知的で 素敵な人だった。 いかにも業界の人、みたいに スタイリッシュであっ...

  • 見えない誰かと握手する

    友人をひとり失った私は それでも何も変わることなく毎日を過ごす。 年齢を重ねるごとに ひとりで過ごすことが好きになり、 それをとても贅沢なことだとさえ思う。 夫婦で仲良く歩く姿を見ると、 羨ましく思う気持ちは変わらないけれど それが私にとってのベストでもない。 2人でいても...

  • 痛み分け

    頭の片隅で気にはなっていたけれど、 突き詰めて考えないまま来てしまった。 私は友人をひとり失った。 マスオさんである。 それは突然のことだった。 久しぶりにマスオさんからLINEがあった。 秋にあるイベントのお誘いだった。 参加は抽選で決まるので、 マスオさんが申し込んでく...

  • 9月も絶賛迷走中

    甘い。 私はまだまだ甘い。 夏休みが終わったくらいで浮かれていたら、 始業式はまだ夏休みの延長であった。 子どもは自己中の塊だ。 どんなに忙しかろうが、電話中だろうが、 自分の要求はとことんぶち込んでくる。 走るな、と100回言われても彼らは走る。 注意をすれば、倍返しでた...

  • 活力の素

    今年は梅シロップを作るのが遅かった。 「梅仕事」の言葉を聞くと、 梅を買わずにいられなくなる。 今年もメルカリで農家さんから購入。 きれいに洗って、軸の始末をして 冷凍庫で凍らせた。 そこまでは良かったが、 その後の歩みがのろかった。 気がつけば夏は終わる。 慌てて氷砂糖を...

  • 夏休みの魔界

    夏休みが終わった。 やれ、やれ… ではなく、「やった~!」である。 もう両手を上げて「バンザ~イ!」なのだ。 いつも4時間から5時間の勤務なのだが、 長期休み中は6時間勤務になる。 これが長い。 子どもたちにも長いらしく、 「暇〜」「やることない」「退屈〜」 と刺激を求め続...

  • 今夏のマイブーム

    マイブームは突然やって来る。 この夏、 私にやって来たブームは、着物リメイク。 と言っても、作る方ではない。 買う方、着る方である。 発端は、メルカリで見つけた1枚のストール。 有松絞のブルーのストールである。 新品未使用でお手頃価格のそのストールは、 巻いてみると、思った...

  • 今日はそんな日

    お盆休みもあっという間に終わる。 私はまた明日から仕事だ。 次男は日曜の夜遅く帰って来て、 明日、帰る予定だったのだけれど 台風で新幹線が終日運休となった。 土曜日に千葉であるフェスに行く予定らしく 仕方ないので、今晩帰ることになった。 こちらも午後から大雨である。 一昨日...

  • ふっと通り抜ける風になる

    シルバーの車を見ても普通の景色になった。 夫と同じ車種の車を見ても ドキッとはしなくなった。 けれども 最近、時々見かける男性の後姿に ドキッとする。 白髪混じりの短い髪。 首の下から少し丸めた背中。 夫と同じ年頃だろうか。 その疲れた背中にドキッとする。 前に回って確認し...

  • 夏疾風

    先週、ふっと唐突に 「私の夏は終わった」と思った。 まだ、お盆も終わっていないのに この厳しい暑さはまだまだ続くのに 私の中で夏は終わった、と感じたのだった。 いつの間にかオリンピックが始まり いつの間にか8月になっていて そこに私の気持ちがついていっていないのに 夏は終わ...

  • そして、ヤサグレる

    休みの日だというのに、 LINEの着信音が何度も鳴る。 勤務先の業務連絡でグループLINEを使うが、 便利なようでいかがなものかと思う。 休みは労働者の権利だぞ¯⁠\⁠_⁠ಠ⁠_⁠ಠ⁠_⁠/⁠¯ シフトの確認とか、注意事項とか、 とか、とか、とか……うんざりであるತ⁠_⁠ತ...

  • 仕事に行きたくない

    朝ドラで、虎ちゃんが 「仕事に行きたくな~い!」と 転がってひとりで駄々をこねていた。 そのシーンがネット民の心に刺さった様で 共感の声であふれていた。 日本全国民の声を代弁してくれてる!と。 な〜るほど! そうなんだね。 みんな、仕事に行きたくないんだね。 いっしょなんだ...

  • 大好きだった人を嫌いになるのは悲しい

    大好きだった人を 大好きなまま失うのは辛い。 いっそ、嫌いになって失うほうが どんなに良かったか、という人もいるけれど 大好きな人を大好きなままでいられるのは ある意味、素敵な奇跡だ。 その素敵な奇跡に巡り会えたのなら、 失う辛さがどんなに大きくても それは、きっと幸せなこ...

  • めんどくさい大人

    金曜日、体調不良で早退。 目眩で気分が悪く、三連休は何もできないで 終わろうとしている。 昨年辺りから、低気圧に弱い。 このところ、多忙で疲れていたこともあり、 梅雨時の天気に耐えきれなかった。 この1年、三連休を体調不良でつぶしたことが 何度かあった。 その度に、これでい...

  • 猫は歯が痛み、飼い主は懐が痛む

    コタロウは9歳である。 年末にワクチンを受けに行ったとき、 コタロウも9歳なので、そろそろ 歯石を取ったほうが良い、と言われた。 人間と同じように、歯周病は怖い。 特に猫は、歯周病と口内炎がセットで起こり 体にダメージを与える。 全身麻酔で歯石を取る、という話に 少しおよび...

  • 選択肢

    東京都知事選が終わった。 東京に住む次男から 候補者みんな胡散臭くて迷う、と ラインが来た。 ものすごくわかる話だ。 でも、だから投票に行かない、という選択は してほしくなくて、 マシな人を1人選ぶよう、返信した。 候補者の中にドクター中松の名前を見つけ、 まだ出馬する意欲...

  • 古民家カフェにて5年後を語る

    マスオさんからお誘いがあり、 古民家カフェで語り合う。 周りは白髪頭のオールドボーイばかり… モーニングタイムは女性が多いものだけど 何故か店中、オールドボーイ(⁠≧⁠▽⁠≦⁠) マスオさんは、ちょっと若手に入る(⁠ ͝⁠°⁠ ͜⁠ʖ͡⁠°⁠)⁠ᕤ ちょっと若手の私たちは ...

  • おじいちゃんたちのディベート

    子どもたちを見ていると、 本当によく揉める。 ケンカが始まって、言い分を聞いていると 大抵、女の子は理詰めで闘う。 男の子はまだ語彙も貧困で、 口よりも先に手が出る、足が出る╮⁠(⁠╯⁠_⁠╰⁠)⁠╭ 相手を攻撃する言葉としては、 「ばーか!」が最もスタンダード。 他に思い...

  • 「これから」

    その題名には、 平和をずっと願い続ける決意が込められる。 〜戦争の「せ」の字も知らないけれど、 常緑の平和を知っている あの日も 海は青く 同じように太陽が照りつけていた そういう普遍の中にただ 平和が欠けることの怖さを 僕たちは知っている〜 沖縄全戦没者追悼式で朗読された...

  • 秘密

    バタバタした毎日に疲れて、 家の片付けがなかなか進まない。 とりあえずは玄関の引き出しから、と 整理を始めたとき、 引き出しの奥から、見慣れない印鑑ケースが 出てきた。よくある和柄の布製だ。 何の印鑑だろう? とケースを開けてみると、鍵が入っている。 鍵?どこの鍵だろう?…...

  • 旬の人

    その高校生は、末期がんの病床にある母を クールに見下ろしていた。 母ひとり子ひとり。 水商売で子どもを育てて来た母親は おそらく、子どもより恋愛の比重が重く、 いつもいつも嘘を重ねていた。 賢い少年は、嘘を嘘だとわかっていたが、 気づかぬふりでやり過ごして来た。 末期の母の...

  • アンチテーゼ

    今朝の朝日新聞で目を引いたのは、 俳優の松重豊さんのインタビューである。 松重さんは、情報をネットだけに頼らず、 紙媒体の情報を読んで精査している。 そして、ある読者の投稿に号泣した。 それは、大学生による、こんな投稿だ。 松重さんは、おそらく この「今も聞こえる ロックじ...

  • 70歳まで働きますか

    お馴染み、リベ大学長のこのテーマに やっぱり考え込んでしまう私なのだ。 70歳まで働きますか? う〜ん、う〜ん…(⁠٥⁠↼⁠_⁠↼⁠) 70歳まで働けますか? う〜ん、う〜ん…(⁠٥⁠↼⁠_⁠↼⁠) 正直、来年のことだってわからない。 職種にもよるんだろうけれど そして、 ...

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