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モヤモヤを抱えて今日も生きる。 https://moyamoyaikiru.hatenablog.com/

どこのウマの骨かわからないワタシですが日々モヤモヤを抱えて生きています。モヤモヤジャンルは本・子育て・教育・映画・ニュース・社会などです。あなたに響けば幸いです。

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2021/09/13

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  • 公園の木が、木が・・・ないーっ!?

    二度見してしまいました。 公園の木が、木が・・・なくなっちゃいましたーっ! ある日、仕事から帰ってくると、 近所の公園の巨木がなくなっていました。 もう、びっくりです、目を疑いました。 近所の二階建てのお家よりはるかに大きなクスノキが、 こんな姿に変わり果てているではないですか。 いやっ、ショックです。 樹齢、ゆうに20年越えだと思います。 いやっ、それ以上。 まっ、確かに、大き過ぎてちょっと心配していたのです。 住宅地の中の小さな公園ですから、 風の強い日なんか、枝が折れて近所の家や人を直撃しないかと。 しかし、いきなりですから、びっくりです。 管理者の市も大胆というか、大雑把というか。 こ…

  • 谷川俊太郎✖️ブレイディみかこ🟰?が楽しみ!

    詩人とライターの往復書簡を読みました。 詩人とは言わずと知れた詩の大家・谷川俊太郎さんで、 ライターとは「地べたのライター」と自ら名乗るブレイディみかこさんです。 『その世とこの世』というタイトルの本です。 ワタシにとってはお2人とも興味関心を引かれる方ですので、 どんな化学反応が楽しめるのかと、ワクワク気分でページをめくりました。 面識のないお2人の手紙のやりとりですが、 これは、『図書』編集部の発案だとか。 このお2人を結びつけるとは、かなりの策士ですな。 そして、見え隠れするのが、作家の高橋源一郎さんの存在です。 NHKラジオの番組『飛ぶ教室』のパーソナリティですが、 いきなり、この番組…

  • 皆勤賞の記念品はどら焼きだって

    年度末ですねぇ。 卒業のシーズンだったりもします。 皆勤賞の記念品はどら焼きだって。 そんな声が聞こえてきました。 どら焼きって何で?どうして? 皆勤賞にどら焼きって、なんかしっくりこなかったもんで。 今どきの若者に、どら焼きって魅力的なんですかね。 そんなふうに思っていたら、どら焼きが頭から離れなくて。 どら焼きって、何でどら焼きっていうの? ドラえもんは関係ないよな。 どらやき、ドラヤキ、どら・・・ あっ! 打楽器のドラかぁ!!! ・・・という具合に閃いたわけです。 これ、ぜったい当たってる! なんか、すっごく嬉しくなっちゃって、ひとりニヤニヤ。 自分で問いを立てて、何にも頼らず答えに辿り…

  • 体育がきらい、でしたか?

    『体育がきらい』という本を見かけて思わず手に取ってしまいました。 何に惹かれたのか? 何を求めてなのか? 自分でも謎です。 学校の体育は別段好きでもなく、そうかといって嫌いというほどでもありませんでした。 しかし、「嫌いだ!」という人が相当数いるだろうことは容易に想像ができます。 鉄棒の逆上がりができずに、残って練習している級友を見ていたし、 長距離走では、みんなからずっと遅れて走る苦しそうな友を見た。 なんか残酷・・・ 自分があんなふうに晒されたらどうだろう? そうなんですよね、体育の時間って晒されるような気がする。 この本にもそんなことが書かれていました。 この本は体育の先生が書いたもので…

  • 高校生の日記がすごい!

    他人の日記を読むことはおもしろいです。 こんなふうに言うと、悪趣味で不謹慎に聞こえるかもしれませんが、 とくに、若い人の日記というものがおもしろいですね。 なんでなんだろう? そんなことを思いながら、書棚を眺めていたらこんな本を見つけました。 『高校生の日記』という本です。 相当に古い本なのですが、捨てないでとっておいてありました。 高校生から日記を提供してもらって、それを資料として青年の心理を解明しようとした本です。 「誰にも知られたくないが、しかし最良の理解者にだけは知ってほしい内面の世界が、日記に書き記される。」 だからですね、他人の日記を読むのはちょっと後ろめたい気がします。 でも、の…

  • こんな自分は嫌いだっ!と思ったときは、

    人間やってきて、20歳にもなれば「自分らしさ」なるものがどんなものか、 いいかげん、わかってくるものです。 「自分らしさ」は、個性とか人格とかいうものと捉えてもいいかもしれません。 でもね、この「自分らしさ」っていうものはやっかいなものでして、 あるグループの中では、そこにいる自分を「自分らしい」って感じられても、 別のあるグループにいる時は、何だか居心地がよくなくって、 「自分らしさ」が全然発揮できてないなぁって感じる時があったりするわけです。 これはワタシが実際に経験したことです。 大学に入学したワタシは、そこですぐに4~5人と顔見知りになり、 行動を共にするようになりました。 ある日、そ…

  • 『アンネの日記』

    『アンネの日記』はご存知でしょうか。 知っているけど、読んだことがあるか?と訊かれると・・・ ワタシ自身、覚えていません。 たぶん、一部分は読んだかもしれないけど、 最後まで全部読んだかどうかは、確かな記憶がありません。 『[グラフィック版]アンネの日記』を読みました。 もともと500ページ近い大著をアンネ・フランク財団監修のもと、 150ページのグラフィック版にまとめたものです。 オリジナルの日記のわずか5パーセントしか取り入れていないということですが、 翻案者であるアリ・フォルマンの編集が見事で、 大人が読んでも読み応え十分だと思います。 おかげで、現代の多くの子どもたちや若者がアンネの文…

  • 「誤解だらけの子育て」

    親「まだ飲んじゃだめ」「何て言うの?」「ほら、ありがとうでしょ?」 子「あり・・・・・・」 親「ありじゃないでしょう!」「ありがとうって言いなさい、はい、あ・り・が・と・う」 いかがですか? こんな光景をどっかで見かけたことありませんか? 成田奈緒子さんの本をたてつづけに読みました。 冒頭のエピソードは、著書『誤解だらけの子育て 』の「はじめに」に書いてあったものです。 「4歳の子どもが誰かからジュースをもらって、無言で受け取って飲み始めようとしたときのこと。」とあります。 ワタシ自身も、こんな場面に何回も出くわしています。 「子どもにしてみれば、『ジュース、はよ飲みたいねん!』です(笑)。」…

  • 子どもの脳をダメにする前に読んでおきたい本

    「100点取るなんて偉いね」 「大丈夫! あなたならできる」 「ちゃんと片づけなさい」 「遊んでないで早く宿題しなさい!」 この中で、子どもの脳をダメにする親からの言葉がけはどれでしょう? これは『その「一言」が子どもの脳をダメにする』の冒頭にあった言葉がけです。 この4つの言葉がけは、どれもダメです。 後の方の2つはともかく、最初の2つもダメなの? 「100点取るなんて偉いね」や「大丈夫! あなたならできる」のように、 「一見ポジティブで、子どものためになりそうな言葉も、伝え方次第では、脳にとってネガティブな刺激になってしまいます。」なのだそうです。 この本は「子育て科学アクシス」という親の…

  • 「知るということは、自分がガラッと変わること」

    『バカの壁(新潮新書)』、今さらながらですが読みました。 もう20年も前に発刊された本だったのですね。 言わずと知れた養老孟司さんのベストセラーです。 新潮社の編集部の方が養老さんのお話を聞いて、それを文章化したものです。 お話しとしては、おもしろいです。 最初のエピソードは特に印象に残りました。 大学の薬学部の生徒に、 ある夫婦の妊娠から出産までを詳細に追ったドキュメンタリー番組を見せたときの、 学生たちの反応です。 その反応が、男子学生と女子学生ではっきりと違ったというものです。 この違いは興味深いですね。 男子は「全部知っている」と言うし、 女子は「新しい発見をした」と言うのです。 これ…

  • 小学生の英語、すごいじゃないですか!

    ネットで見かけて、ビックリしちゃいました。 初めて英語を聞いた小学生の耳がすごい。この感覚を大切にしてほしいな。 pic.twitter.com/Lp4rGtCHtL — こあたん🇦🇺こあらの学校 (@KoalaEnglish180) 2023年1月13日 くわしいことはわかりませんが、 初めて英語を聞いた小学生が、 聞こえたままを文字にしたら、こんなだったようですね。 すごくないですか。 そして、これを見てすぐに思いました。 ジョン万次郎の英語教本にあったのと同じじゃん! そうです、日本が鎖国していた江戸時代に漁に出て遭難して、 アメリカの捕鯨船に助けられ、アメリカに渡ったジョン万次郎です。…

  • 装丁がいい本はおもしろい

    エッセイストの酒井順子さんが言っていました。 「やっぱり、そーか」と合点がいきました。 装丁が良いかどうかは、ワタシの本選びのポイントの一つです。 それにしても、本選びは楽しいものですが、 体力を奪われる、というのも事実です。 だから、こういう本はとても役に立ちます。 こういう本とは、酒井順子さんが著した『本棚には裏がある』です。 「週刊文春」連載の「読書日記」から39篇を抜粋したものです。 この本が魅力的なのは、堅苦しい書評みたいじゃなくて読書エッセイ的な味わいなとこ。 毎回、3冊の本を取り上げ、世相を絡めて興味深いお話に仕上げてくれます。 意外な本の組み合わせが、妙にピッタリだったりして感…

  • 「この子はあなたの所有物じゃないのよ」

    「タキ姐のいろんなこと、いっぱい聞きたい。僕がインタビュアーになる。いろいろと聞いて活字に残しておきたい。本にして多くの人に読んでいただき、知ってもらいたい、タキ姐のさまざまなことを」 こんなふうに、さだまさしさんから加藤タキさんにオファーがあったようです。 こうして、2日間6時間余りに及ぶインタビューが実現し本になったのがコレ、 『さだまさしが聞きたかった、「人生の達人」タキ姐のすべて』です。 さだまさしファンのワタシとしては興味津々です。 さださんがそうまで言う加藤タキさんってどんな人だったんだろう?って。 ただね、対談本って要注意なんですよね。 話が深まらないでどんどん横滑りして行っちゃ…

  • 『チーズはどこへ消えた?』を読んだのですが・・・

    「変化に対する見方が変わったんだ」 これが、この物語を読んでの正しい反応なのだろう。 「変化とは、何かを失うことだと思っていたのが、何かを得ることなのだ、とね。」 でも、ワタシはそうなれなかった。 「最初は、みるからに単純なのでいらいらしてさ。」 そう、そう。 「小学校で聞かされるような話だったから」 ワタシも、そう思いました。 「そのうちに僕は、その単純なことがわかっていなかったこと、物事の変化に対して効果的な手が打てないでいることにいらだっているんだ、ということがわかった。」 どうやら、これがこの本を読んでの正しい反応のようです。 だって、続いてこんなふうに書いてあるのですから。 「会社の…

  • ディズニーで考えた、働く意味って?

    教育が人格を陶冶する こんな表現を聞いたことがあります。 陶冶するとは簡単に言うと、形づくるってことだと思うのですが、 じゃぁ、仕事は人格を陶冶するのだろうか? この本を読んで、そんなことを考えました。 その本のタイトルは、『真夜中のディズニーで考えた幸せに働く未来』です。 ディズニーランドで、夜間清掃からスタートした著者が、 実際に働きながら考えた、「仕事」と「人生」についての考え方のヒントが書かれています。 教育が人格の形成に大きな影響を及ぼすことはわかります。 それと同じように、仕事も人格の形成に影響しないわけがないですよね。 著者はそれまでの仕事を辞めてまで、ディズニーランドで働こうと…

  • 大人が若い人に教えなければならないことってなんだろう

    本屋で、図書館で、本を眺めるのが好きなんです。 時間があるときは、書棚と書棚の間を背表紙を眺めながらただただ歩きます。 向こうから手招きしてくれるような本もあるかと思うと、 「近寄るなよ!」と言わんばかりに、ワタシを拒むような本もあります。 そんな中で、目に入れば必ず手に取ってしまう本もあります。 岸見一郎さんの本も、そんな類いの一つです。 そして、ワタシにとってはハズレということがない。 本を読むときは付箋をしおり代わりにしています。 気になった箇所にはペタッと貼り付けて、 一通り読み終わった後に、付箋の箇所を再読します。 『数えないで生きる 』を読みました。 読み終わって見ると、おびただし…

  • 『続 窓ぎわのトットちゃん』を読みました。

    『続 窓ぎわのトットちゃん』を読みました。 読みだしたらどんどん引き込まれて、一気に読んでしまいました。 トットちゃん、サイコーです。 黒柳さん、スゴイ! 読んでいて、物語の世界がありありと浮かんできます。 まるで目の前で起こっているかのようです。 ビックリするのは、黒柳徹子さんの記憶力ですね。 何十年も前のことをこんなにも生き生きと描けるなんて、驚くべき記憶力です。 前作『窓ぎわのトットちゃん』はトモエ学園が印象的でしたが、今回も負けず劣らずです。 「とっさの判断だった。トットは線路の下にもぐりこみ、両手で枕木にぶら下がった。轟音を立てて汽車が頭の上を通過していく。貨物列車には、いったい何両…

  • この本の表紙の絵はおっぱいです。

    西加奈子さんの新刊本、『わたしに会いたい』を読みました。 この本の表紙の絵を描いたのは、著者の西さんだそうです。 ご自身の小説のほとんどは、表紙の絵を西さん自身が描いているのだとか。 この本の表紙も西さんの手になるもので、 「体に見える木に、おっぱいの実がたくさんなってるみたいな。」 NHKの番組「クローズアップ現代」で知りました。 西さんは2021年に、カナダでがんであることを宣告されています。 乳がん発覚から寛解までの様子を書いた『くもをさがす』はベストセラーです。 このことが、『わたしに会いたい』にも影響しているんでしょうね インタビューに答えてこんなことをおっしゃっています。 「乳首は…

  • 女が「子なしで生きる」と決めるのは、こんなにタイヘン

    「子どもを産みたくないと思う自分はどこかおかしいのだろうか?」 「子どもを産まないと、歳をとってから後悔して不幸な人生を送るのか?」 「何かが欠乏した人生なのか?」 「私は親不孝者なのか?」 こんな疑問や不安を持ったことはありますか? この国で、『子なし女性として生きる!』と決めることはかなりしんどいことだと思った。 この国では、「結婚が出産と同意語とみなされ、子どものいない結婚生活は不完全なものと認識され、子どもを望んでいないというと血も涙もない自分勝手な女扱いされる」から。 この国とは、どこのことだと思いますか? 『ママにはならないことにしました』という本を読みました。 この国とは、韓国の…

  • これってわたしのせいですか?

    「もう時給さえ上げれば人が集まる状況じゃない」らしい。 朝日新聞で「8がけ社会」という連載が始まりました。 2040年には働き手の人口が今の8割になるらしい。 そうしたら、働き手が足りなくなる。 実際、「時給一千円で介護スタッフを募集していた広告の並びで大型スーパーが時給1300円でレジ打ちの求人を出していた」と、ある特別養護老人ホームの施設長が話しています。 「時給300円も違えば、介護業界を選んでもらえるはずがない」 たしかに、これは深刻です。 どんな社会になっちゃうのでしょう? ヤバいです。 「個人的なことは政治的なこと」という言い方があります。 「個人の困難だと思って抱えている問題のほ…

  • みんなが賞賛する人が自分の好きじゃない人だったとき、その自分をどう受容するか。

    これ、星野源さんがNetflixのLIGHTHOUSEという番組の中で発した言葉です。 こんなことを思っている彼が、結構好きです。 『いのちの車窓から(角川文庫)』という本を手にとってみました。 星野源さんの、雑誌『ダ・ヴィンチ』に掲載されたエッセイをまとめたものです。 紅白歌合戦の初出場の記者会見のことを書いた「おめでとうございます」には、こんなことが――― 「20年前の14歳の頃、テレビの画面はとても眩しかった。年越しまであと2時間を切ったとき、リビングの両親を残して、自分の部屋に行こうとした。『一緒に観ないの?』母親が言った。『何だか眩しくて目が痛い』そう吐き捨てるように言ってドアを開け…

  • 塀の中のお医者さんが見たもの

    小説を読むのは 自分の知らない世界をのぞいてみたいから。 ひとりの凡人に経験できることなんか、高が知れてる。 架空の世界でもなんでも、自分の世界が広がるのは気持ちがいいものだ。 それには、小説を読むのが手っ取り早い。 『プリズン・ドクター』を読んだ。 自分の知らない世界があった。 でも、こちらは作りモノでもなんでもない。 刑務所のお医者さん・おおたわ史絵さんの著書です。 法務省矯正局医師である著者から見た塀の中の出来事がつづられています。 普段見られない世界だけに、興味深いものがあります。 そして、自分には関係ない世界だと思っていたものが、 何だか、地続きで、 そこには、自分も含めた社会問題が…

  • カウントダウンに思うこと

    2023年も残すところあとわずか。 一年でいちばん時間というものを意識する領域に入ってきました。 日付変更なんて、いつでもあるのにね。 どうして、12月31日から1月1日への変更は特別なのでしょうか。 新しい年へのカウントダウンは格別ですよね。 でもね、みなさんそんなに新しい年を待ち望んでいるのでしょうか。 私たちの生活って、時間に縛られていますよね。 仕事の始まる時間に合わせて、朝起きて身支度をします。 次の日のスケジュールに合わせて寝る時間も決まってくるので、 その前の晩から準備が始まっていると言ってもいいかもしれません。 こんな感じで時間に縛られている私たちの生活ですが、 では、一秒一秒…

  • だれも列から逃れられない

    列に並ぶのは好きではない。 どうしても並ばなくてはならないときだけ並ぶ。 直近では、大好きなレストランの開店待ちで並んだ。 人気のテーマ遊園地でも、長時間並んで待ったものです。 果てしなく続く列に並ぶのはとても苦しいことです。 忍耐力が求められる。 ワタシにはそれがない。 それほどの苦労までして獲得したいものがないということかも。 ましてや、なんだかわからない列に並ぶことなんてないっ! 絶対にないっ! ・・・と、思っていたが。 断言できるのか? この小説『列』を読んで愕然とした。 人生そのものが列なのか? なんと残酷な! 「あらゆるところに、ただ列が溢れてるだけだ。何かの競争や比較から離れれば…

  • 母を捨てるということ

    『母を捨てるということ』 これがこの本のタイトルです。 書いたのは、テレビでコメンテーターなどでも活躍する、 医師でもある、おおたわ史絵さんです。 彼女がこんな環境で育ってきたなんて。 とりわけ、お母さんとの関係がひどい。 お母さんはオピオイドという薬物の依存症だったようです。 そのおかげで、おおたわさんは子どもの頃から自傷行為に及んでいた。 もうすでに、ご両親は他界しているのだそうです。 自分自身や親のことを本に書くなんて、乗り気はしないでしょう。 でも、書いてくれたおかげでワタシもいろいろ知ることができました。 依存症になったり、依存症の家族をもったらどんなに辛いか、 その一端を知ることが…

  • カモナマイハウス

    以前、ずっと以前のことですが、 「重松清、好きでしょ?」と同僚に言われたことがあります。 半ば決めつけるように。 別段、なんとも思ってもいなかったから否定も肯定もしませんでした。 でもね、悪い気持ちはしなかったけど良い気持ちもしなかった、というのが正直なところ。 今回、『カモナマイハウス』を読んでみました。 自分では意識していなかったけど、『好きでしょ?』というのは当たっていたかも。 「具体的な心配事や段取りではなく、ただ、重いものがある。まるで、はしゃぐな、楽しむな、安らぐな、忘れるな、と無言で戒めるように、その重石はずっとココロに居座って動かないのだ。」 人生を重ねてくると、こういう気持ち…

  • 日本人は心配しすぎだって

    日本人は心配し過ぎなんだそうです。 これは、和田秀樹さんが著書の中で語っていたことです。 日本人は老後に不安を抱いている人が多い。 その一因が、「世界で有数の不安が強い人々だから」なのだそうです。 『60歳からはやりたい放題 』に書いてありました。 受験指導に著作業にと多彩な和田さんですが、 老人医療に長年携わっていらっしゃるだけに説得力があります。 具体的なアドバイスが参考になります。 60代に突入した人にはもちろんのこと、 この世代を親に持つ人たちにも参考になるのではないでしょうか。 著者の和田さん自身がこの世代だから実感も籠っていて説得力があります。 ワタシが特に興味を惹かれたのは第6章…

  • 「頭悪いね」と言われちゃいました

    「頭悪いね」 とある国会議員が記者に向かって言った言葉ですが、 記者に向かってのこの言葉は、 国民に向かって言ったのと同じことです。 「呆れちゃう」なんて言ってる場合じゃないです。 圧倒的な力を持ってるのは、彼の方なんですから。 一国民のワタシになんて到底及ばない権力を持っているんです。 笑い飛ばすわけにいきません。 そもそも、人に向かってこんな言い方をするとは。 品性を疑います。 「バカって言う方がバカなんだよ」 子どもが言ってた言葉を思い出しました。 friday.kodansha.co.jp

  • 「あたしたちの声を聞けよ」ってリスペクトだよ、リ・ス・ペ・ク・ト

    リスペクト、尊厳 この言葉っていいなぁって思います。 それにしても、女の人たちいいなぁ。 シスターフットだよ、シスターフット! こんな話が日本でも聞こえてくるといいんだけど。 イギリス、ロンドンのお話しです。 ブレイディみかこさんの小説「リスペクト」を読みました。 実際にあった出来事がースになっているそうです。 状況は厳しいんだけど、 この人たちとつながりたいと、思ってしまう。 なんだか楽しそう。 野球の選手が、1000億円を超える金額で契約だって。 そんなニュースが流れてきました。 なんだかなぁ~ 彼のことは嫌いではないけど、 むしろ、好感を抱いているけど、 ひとりの人がこんなにも巨額なお金…

  • ハチドリのひとしずくに学ばねば

    ハチドリってご存じでしょうか。 ハミングバードとも言うそうです。 世界最小の鳥ということらしい。 南米エクアドルの先住民族の言い伝えが、本になって出版されています。 森が火事になったとき、他の生きものたちは逃げるのに、 ハチドリは水を運んで火の上に落とす・・・ 「そんなことをして何になる?」 それでも、ハチドリは水を運ぶ。 「私にできることをしているだけ」 今、ウクライナで、イスラエルのガザ地区で起こっていることを考える。 無力感でいっぱいになっていた。 ハチドリの話を聞いてハッとした。 この小さな鳥の名を冠したカフェがあると、新聞で知りました。 広島にある、「ハチドリ舎」というカフェです。 …

  • トイレを磨けば心も磨ける?

    トイレ掃除を教わる研修会というものがあるらしい。 教員や教員を目指す学生がトイレ掃除を教わるようです。 こんな記事をネットで読みました。 研修を受けた先生は学校で児童・生徒に実践させるのでしょう。 「トイレを磨けば心も磨ける」ということらしい。 便器に頭を突っ込むくらいに近づけて、2時間くらい磨き続ける なんか、読んでいてモヤモヤです。 自分の子どもが学校でやらされたらイヤだなぁ。 みんなが使う場所を綺麗にすることをやらせたくないわけではありません。 掃除をした後は気持ち良いものでしょう、それはわかる。 でもね・・・ だからって、便器に頭を突っ込むのは・・・ 「衛生面でも心配」と保護者が言うの…

  • 愛は、愛する能力の問題です

    こう言うのは、哲学者の岸見一郎さんです。 『泣きたい日の人生相談 』の中で、そう語っています。 社会心理学者のエーリッヒ・フロムが考えていたことだと。 「この能力は特定の誰かだけを対象とするものではなく、他の人を排除するわけでもありません」とも。 つまり、「『あの人は嫌いだけど、あなたは好き』という人は、愛する能力を持っているとは言えないのです。」 さらに、アドラーも、「たとえ誰からも愛されなくても私は隣人を愛そう」と語っています。 では、特定の人を愛するって、どういうことでしょう? それは、「(相手と)言葉を交わし、全人格を持って向き合う関係」 「この関係になったときの私は、もはやそれ以前の…

  • 秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる

    古今和歌集に収録されている歌ですね。 昨晩は風が強く、深夜に目がさめてしまいました。 ヒュ~ヒュ~、ガタゴトガタゴト 夜明けにはまだ早い、 昼間の仕事のことを考えると、寝なければ・・・ しかし、眠りにつけないワタシの頭の中で、 この歌がグルグルくり返されるわけです。 『秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる』 いい歌だなぁ。 1000年以上の時を超えて、ワタシの心に響くなんて 眠れない布団の中で、しばしうっとり。 この歌に出逢えて自分はどんなに豊かになったことだろう、と。 この歌に出逢っていなかったら、ただの「ヒュ~ヒュ~、ガタゴトガタゴト」ですから。 よく、若い人たちに「勉…

  • 子育ての基本は「ほめない」「しからない」

    「ほめない」「叱らない」が子育ての基本だな。 岸見一郎さんの『泣きたい日の人生相談 』を読んで改めて思いました。 ほめたり叱ったりしてはいけない理由は、 子どもが自分に価値があると思えなくなるからです。 ほめるかほめないかは、親の基準で決まるわけですから、 ほめられない子どもは自分を過小評価するようになる。 自分に価値がないと思ったら、何をするにも意欲を持てない。 人間関係においてもチャレンジする気を失う。 しかも、ほめるも叱るも親の基準ですから、 子どもは自分ですることの価値を自分で決められなくなります。 親の顔色をうかがう子どもになっちゃいます。 では、「ほめない」「叱らない」子育てを実践…

  • お詫びするけど謝罪しない?

    今、話題になってる団体が記者会見を開きました。 そこでの発言が「お詫びするけど謝罪ではない」との内容。 「???」 これには、違和感が・・・ 詭弁というかごまかしというか。 裁判が控えているので、言葉には気をつけているのでしょうが。 それにしても、ひどすぎでは。 そんなふうに思ってモヤモヤしていたら、 朝日新聞の天声人語(2023.11.9)がやってくれました。 冒頭に落語を持ってくるなんて、さすがです。 瀬戸物屋で、小さな壺を3円で買う、 ほんとうは、大きな壺を買うつもりだった。 辺りを巡って店に戻って、大きいのと換えてくれと頼む。 おまけに、値段は6円にしてくれと。 そして、 さっき3円払…

  • 「ちょっと待って、おかしいよ」と言えるかなぁ?

    「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」 2015年8月に発表された安倍晋三首相(当時)の戦後70年の談話です。 そうですよね、戦争当時にはまだ生まれてなかったんですから責任ないですよね。 国の首相がこういう覚悟をもっていてくれるのは頼もしい。 でもね、だからと言って、やったことすべてを忘れてよいって話じゃない。 被害を受けた国の人たちが覚えているのに、加害者側が忘れちゃダメでしょ。 「なかったこと」にしちゃダメでしょ。 そんな国は他国から信頼されるはずがありません。 ワタシはこの本『集団に流されず個人として生…

  • あれが青春だったんだね

    『シタマチ・レイクサイド・ロード 』を読みました。 何も起こらない、と言ってしまえばそれまで。 青春なんてそんなものですよね。 ドラマなんてなくても、それでもワクワクする。 それが若いってことだと思う。 自分の心と身体の変化について行くのが精一杯でしょ。 それに、他者がどう思っているかなんて、未知の世界。 羨望や劣等感で頭の中も心の中もグチャグチャ。 青春時代が夢なんて 後からほのぼの思うもの なんて、唄の歌詞にもありました。 「青春時代の真ん中は、道に迷っているばかり」です。 「胸にトゲ指すことばかり」なんです。 阿久悠さんの歌詞ですけどね。 過ぎてしまった者にとっては、甘酸っぽくもすがすが…

  • 『ハンチバック』

    芥川賞を受賞した話題作だから読んでみた。 市川沙央著『ハンチバック』 「わかるわぁ」と言ったら、 「健常者のおまえになにがわかるのか!」って言われそう。 「まったくわからない」と言ったら、 「ボーッと生きてるからだよっ! いいよな、その身分でいられて」って返ってきそう。 他者を理解するのは難しい。 紙の本をめくるのも命がけ、という人がいることを突きつけられハッとした。 「日本では社会に障害者はいないことになっている」 こう指摘されれば、その通りかもと思う。 自分自身で気づく、ワタシ自身も あるときは差別する側の人間で、 別のあるときは差別される側の人間、だということ。 この本を読んで、「障がい…

  • コレも読みたい、アレも読みたい、全部読みたいっ!

    『いつか君に出会ってほしい本』を読みました。 共同通信社文芸記者による連載記事をまとめたものです。 11年に渡る、500回を超える人気連載だそうです。 その中から、何度でも読み返したい158冊が本書に掲載されています。 「中学生用の読書案内」というコンセプトのようなのですが、 大人が読んでも満足できると思います。 すでに読んだ本は、紹介文を見ながらアレコレ思い出したり、 まだ読んだことのない本は、「読んでみたい!」と刺激されます。 著者の本にまつわるエピソードも載っていて、 ワタシ自身の、本との出会いもアレコレ思い出したりしました。 「おわりに」に、本書の担当編集者のエピソードが載っています。…

  • 無謀な英語教育でこどもが壊れてしまう

    英語嫌いが増えている。 小学校に教科として英語が導入されてから英語嫌いが増えているそうです。 「英語の学習が好きではない」と回答した小学6年生の割合が、 23.7%(13年度)⇒ 31.5%(21年度)、文部省の調査結果です。 そら、みたことか! 英語教育を始めるのは中学校からで十分と思っていたので、 この記事を読んで再確認できました。 www.dailyshincho.jp 国の政策に任せていたら、こどもが壊れてしまいますよ。 記事の中でとりわけ目を引いたのは、ここです。 「日本人が『使える英語』を習得するにはそもそも生半可なやり方では無理である。」 「アメリカ国務省には、外交官など政府職員…

  • 子どもが不登校になったら何が困るって・・・

    学校に行かない子どもたちが増えています。 自分のこどもが「学校に行きたくない」と言い出したら平気でいられる親は少ないでしょう。 でもね、こんな時にどうするか?その答えを頭の隅っこに常に置いておきたいですね。 こどもが学校に行きたくないと言い出したときに、 「なんで?」「どうしたの?」とあれこれ聞くのはNGみたいです。 「もうちょっとがんばってみよう」とか「今日だけでも行ってみよう」なんて言うのも、こどもを追い詰めることになるので避けた方がよさそうです。 「学校に行きたくない」と言い出すこどもは追い詰められていて、ギリギリで耐えている場合が多いでしょう。 これ以上、こどもを追い詰めたらこどもは潰…

  • 「本を読め」と言えない?

    もう「本を読め」とも言えない。 こんな記事をネットで見かけました。 「前後の関係も何も気にせずに、その切り取られた15秒だけを楽しんでいる人間に、文章を読んでその奥にあるものを想像することは難しいというか、そんなことしようと思ったことがない・・・」(記事から引用) 「長時間何かの中にぐっと入り込むという体験ができないという問題がある」(記事から引用) 高校生が普段接しているものってネットの世界の文字や動画。 そのどれもが極端に短いものばかりだというのです。 映画だって、ドラマだって倍速で見てしまうご時世ですからね。 本をじっくり読むなんて、もう時代に合わないことなのかも。 映画なんか、内容がわ…

  • 「涙を食べて生きた日々」

    「涙を食べて生きた日々 摂食障害――体重28.4kgからの生還」を読みました。 本書は、拒食症と過食症という摂食障害を経験した当人によるエッセイです。 ノンフィクションとして、読み物としても十分に惹き付けられる作品です。 どうして、この本を手にとったのか? 自分でもわかりません。 当事者でもないし、身近に摂食障害に苦しむ人がいるわけではありません。 そんなワタシでも、この本を読んでよかったと思います。 本書の「はじめに」で、著者が本書を書いた理由をこんなふうに説明しています。 「私がこの本を書いたのは、摂食障害の患者とそうでない人との〈ズレ〉を示すためです。」 「なぜこのようになったのか、その…

  • こんな世の中、間違ってるぜっ!

    「生きていることが苦しいか?この世を憎んでいるか?この世の変化を望みながら、その兆しすら見えない現状に失望しているか?布団の上で動けないまま、特に見たくもないSNSだの天井だの毛布の裏側だのをえんえんと眺め、自分でも正体のわからない不安をやり過ごしているか?」 『布団の中から蜂起せよ』の冒頭です。 「あなたにもしそのような経験があるなら、この本はあなたのためにある」と、著者が語りかけます。 さらに、「あなたがこの本を必要としていなかったとしても、この本はあなたのためにできている。」 著者からの一方的な「あなたへの祈り」です。 だから、ワタシへの祈りであると受けとめました。 「私はこの世を、少し…

  • 血液型性格診断、こどもにはダメ?

    「血液型、何型?」 この話題って便利ですよね。 特に、あまり親しくない段階での飲み会の話題なんかには持って来いです。 何が始まるか?って。 血液型による性格診断ですよ。 「O型は大雑把、A型は几帳面で、B型は自分勝手で、AB型は変わり者・・・」 日本人なら、これくらいのことはみ~んな知ってますよね。 これ、「子どもにいちばんしちゃダメな話」ってカズレーザーさんが言ってた記事が目に留まりました。 「『血液型で性格が決まる』みたいなバカみたいなバイアスを子どもにかけるのはかわいそうですよ。」 ワタシも、これ怖いなぁって思うんです。 自分自身、血液型による性格診断の信奉者ではありません。 どちらかと…

  • あの時に戻ってやり直したい

    「人生には後悔してもやり直せないことがたくさんある。そのほとんどは感情のもつれである。特に親子や兄弟姉妹、身近な相手とのこじれほど解決に時間のかかるものはない。どれだけ過去の発言や行動を後悔しても、相手に与えた心の傷は、相手の心に変化がない限り修復できない。」 『コーヒーが冷めないうちに』シリーズの第5巻、『やさしさを忘れぬうちに』の一節です。 「あんなこと言わなければよかった」とか、「もう一度やり直したい」なんてこと、生きていれば必ずありますよね。 とくに、相手が身近な家族などになると厄介ですね。 本当は優しくしたい気持ちがいっぱいなのに、素直に言葉や行動にならないなんてことはいくらでもあり…

  • 坂本龍一の本『音楽は自由にする』

    特段ファンというわけでもないが、気になっていた人 それが坂本龍一さんです。 この本、『音楽は自由にする(新潮文庫)』が目に留まり迷わず手に取りました。 本書は、坂本龍一さんの一人語りの自伝という感じです。 雑誌のロングインタビューを一冊にまとめたものなのですが、 とても読みやすくて引き込まれ、夢中で読みました。 インタビューなのに、それを感じさせない臨場感。 坂本さんが目の前で自分に語ってくれているようです。 坂本さんと言えば、YMOの人というくらいの認識で、 「ライディーン」は知ってる。 「い・け・な・いルージュマジック」や「君に、胸キュン。」ならよく聴いた。 こんな程度の認識しかありません…

  • こどもが大人に聞きたいこと。

    日本の子どもの幸福度は38ヵ国中20位です。 これは、ユニセフ(国連児童基金)が2020年に発表した先進国の子ども幸福度ランキングです。 その中の身体的健康では38か国中で1位なのですが、注目すべきは精神的幸福度です。 なんと、38ヵ国中で37位です。 このことは、『生きのびるための「失敗」入門 』(雨宮処凛)にも書いてありました。 「内戦もテロもなく、清潔で治安もよい国で、決して幸福ではない子どもたち」と。 子どもたちは相当に生きにくさを感じているのは確かなようです。 そこでこの本の登場ということになるわけです。 著者の雨宮処凛さんは中学時代にいじめに遭い死ぬほど辛かった。 その時に周りの大…

  • こんな社会からは逃げるが勝ち!

    日本社会の息苦しさが凝縮された世界、 それが学校という所らしい。 これは斎藤環氏が、佐藤優氏との対談本『なぜ人に会うのはつらいのか』で語っていたことです。 学校が逃げたくても逃げられない場所になっているとは、なんとも不幸なことです。 「基本的に子どもや個々の先生、学校の責めに帰すべき問題ではないはず。」とは佐藤優氏。 不登校の急増に対しての佐藤氏の考えです。 じゃぁ、実際にはどうしたらいいの?と、解決策を聞きたいのですが、 そこは、対談本ですからはっきりとはわかりません。 ただ、「逃げろ!」というメッセージは伝わってきました。 「絶体絶命になったら逃げるというのは、立派な問題解決の手段、賢い生…

  • そうか、こうやって考えるのか

    世界一短い手紙といえば、ヴィクトル・ユゴーのそれが有名ですよね。 本の売れ行きを出版社に尋ねる彼の手紙「?」に対して、担当者の「!」という返事。 見事という他ないですね。 この本『こうやって、考える。』にも、短い手紙が紹介されています。 その短い手紙というのが、 「アナタ」 南極に行っている夫に新妻が正月に送った電報だそうです。 うわー、切なさがハンパないです。 「?」も「!」も「アナタ」も、これだけではただの記号ですが、 シチュエーションが加わると、想像が広がり何よりも雄弁に語ってくれます。 この本『こうやって、考える。 (PHP文庫)』は、外山滋比古氏の箴言集です。 彼のこれまでの著作の中…

  • わたしがブログを書く理由

    なぜブログを書くのか? それは、お金ですね。広告収入なり物品販売なりで、なにがしかのお金が入ればラッキーとか、記事が売れたりして・・・なんてことを考えたことがなかったわけではありません。 ただ、未だに思うような成果が挙げられていないのにブログを書き続けているわけですから、お金がブログを書く理由ということではなさそうです。 かつて、日記を書こうと決意したことが幾度かありました。しかし、いずれも長続きすることはありませんでした。なぜなんだろう? 日々の出来事を書いたり、思ったこと考えたことを書くのですが、気恥しくて堪えられなくなりました。 そもそも、誰に向かって書いているのかわからなかったのです。…

  • なぜ学ぶのか?

    なぜ学ぶのか? それは、学ぶことで自由になれるから。 どのように学ぶのか? 人と出会い、本を読み、旅をする。 『なぜ学ぶのか(小学館YouthBooks)』に書いてありました。 ワタシもそう思っていたのでうれしくなりました。 この本を著したのは出口治明さんです。 立命館アジア太平洋大学の学長さんです。 「学ぶ」とは、学校で良い成績をとることとは無関係です。教科書に書いてあることを覚えることではありません。学校は行きたくなければ行かなくてもいいのです。ただ「学び」そのものはやめないでいただきたいと思います。「学ぶ」ことは、生涯にわたって人生を豊かにしてくれます。(本書より引用P.16) 本の「は…

  • 触れてはいけない?ジャニーズ問題

    9月7日にジャニーズ事務所が故ジャニー喜多川氏による性加害を認める記者会見をしました。 これをきっかけに、この問題は大きく動きだし、ジャニーズ事務所所属のタレントの広告起用見直しの動きも喧しくなってきました。 ジャニーズ事務所の記者会見の内容もスッキリするものではないし、タレントを起用する企業も対応がまちまちだったりして、 この問題を受け止めるこちらとしても、どう判断してよいのやらと重い気持ちになります。 なかには、「タレント自身に非があるとは考えていない」とかで契約を継続する企業もあるそうですね。 何だか問題が複雑になってきて、まともな議論にならない状態になってしまわないか心配です。 そもそ…

  • なんだかんだ言っても、人は外見!?

    社会と自分との接点はカラダなんだ、とつくづく思った。 頭で考えて理解しているようだが、もっと身体に注力する必要がありそうだ。 他人は自分が思うよりも、外見によってワタシと言う人間を判断しているのかもしれない。 そんなふうに考えたのは、この本を読んだから。 『ケチる貴方』は、なんともユニークな本だと思います。 「冷え性」と「脂肪吸引」という設定もユニークだし、 著者の表現の仕方がおもしろいのです。 心の描写が実にユニークで愉快、引き込まれました。 自虐ネタで自己嫌悪のように見えて、しっかり自己肯定かもしれません。 以下の引用から、そんなところを感じ取ってもらえるかもです。 「私は何かやばい奴とい…

  • 親にできることはクウ・ネル・ダス

    クウ・ネル・ダス・・・??? 何のことだかわかりますか? 「ごはんを食べられてるかな」 「ちゃんと寝てるかな」 「ちゃんとウンチ出てるかな」 親にできることって、これくらいなんだそうです。 こうやって語るのは『7歳までのお守りBOOK』の著者・西野博之さんです。 西野さんは不登校のこどもたちの居場所づくりに、ずっと関わってきた人、 そして「川崎市子ども夢パーク」の所長を長く勤めていた方です。 その西野さんが語るのが、 「親にできることは、その命の幹を枯らさないこと。(略)「食べられているか、寝られているか、うんちが出ているか」それに気を配ること。たったこれだけ。これ以上のことをやってあげようと…

  • ヤバいっ!任侠にハマりそうだっ!

    『任侠シネマ 』を読みました。 本作は人気の任侠シリーズの第5弾だそうです。 任侠と言えば「その筋」ですか? もともとは、悪い意味ではなくて、 反権力で、暴政に対して庶民を守るって意味もあったようですね。 それを地で行くようなのが、この本のお話しです。 読んでいて、組のメンバーに好感を持ってしまいます(-_-;) メンバーの一人一人が愛すべき存在に見えてしまう。 反対に、暴力団排除条例を盾に寿司屋の出前も許さない警察官には 人間味がこれっぽっちも感じられない。 しかもテーマが映画なだけに、 組長が語る映画論には心動かされてしまいます。 「映画はな、いろいろなことを教えてくれるし、人生を豊かにし…

  • 「目からウロコ」も「豚に真珠」も・・・

    「目からウロコ」も「豚に真珠」も聖書からの言葉だったのですね。 他にも、「求めよ、さらば与えられん」や「人の生くるはパンのみによるにあらず」も、 聖書由来の言葉だったってご存知でしたか。 「迷えるこひつじ」なんてフレーズも聖書からですよね。 キリスト教っていうと、外国の宗教のような感じで受け止めてしまいますが、 私たちの生活の中に深く根付いているってことがわかります。 『 声に出して読みたい新約聖書〈文語訳〉』という本を読みました。 齋藤孝さんの「声に出して読みたい・・・」シリーズの一冊です。 「聖書には(途中略)警句やことわざのたぐいがたくさん登場します。それらの言葉を抜き出して自分に引き寄…

  • ドイツ人は夏休みを3週間とる!

    ドイツ人は3週間の夏休みをとるのが一般的、と以前新聞で読みました。 ドイツに転勤になった新聞記者の実体験記事でした。 最初の一週間は仕事を忘れるため、 次の一週間は夏休みをエンジョイする、 そして、最後の一週間は仕事に戻るためのリハビリ期間、だそうです。 日本とのあまりの違いにショックだったのを覚えています。 『ドイツの女性はヒールを履かない』という本を読みました。 この本にもこんなことが書かれていました、 ドイツ人の場合は、年に2度ほど、長期休暇を取るそうです。 従業員に年間約30日の有給休暇を与える会社が多いそうです。 こんなジョークもあるとか- 「ドイツ人は、月曜日は週末の疲れを取るのに…

  • 火おこしって何?

    今の子どもたちは「火起こし」って知っているのでしょうか? 「火を起こす」という言葉すら聞いたことがないかもしれません。 家庭でもIH調理器具が普及して、火を見る機会が少なくなりました。 考えてみると、これは怖ろしいことです。 火を制御できることが人間としての重要な気がするからです。 原始時代のきりもみ式火起こしまでさかのぼらなくても、 マッチくらいは扱いを知っていてほしいと思うのですが。 (そういえば、マッチも簡単には手に入らなくなりました) キャンプやバーベキューには、火起こしが欠かせません。 上手に火をおこすためには、経験がものを言います。 こうやって、身体を使った経験を通してものがわかる…

  • 『堤未果のショック・ドクトリン』を読みました。

    読んで楽しい気分になるものではありません。 この本が悪いという意味ではありません。 書いてある内容に気が重くなり、滅入ってしまったのです。 その内容というのが、恐ろしい現実です。 政府などの権力者と財界のお金持ちたちのやりたい放題。 しかも、国民を守るどころか、食い物にしているとも言える現実。 知ったら知ったで、気が滅入る。 知らなかったら幸せかといえば、後々つけが回ってくるのは確実。 「おかしいな」と感じたら、黙っていないこと。 コレに尽きるんですよね。 自分のためにも、子どもたちのためにも。 これ、最低限の大人の責任だと思うんです。 最後は、そんな気持ちにさせてくれました。 書いてあるのは…

  • 本がボクをしあわせにしてくれる

    「昔話の世界とは私たちの住む現実と並ぶようにして存在しているのですが、時どき、ふたつの世界を隔てる壁がひどく薄く、脆くなることがあり、そうなると両方の世界が混ざり合いはじめてしまう場合があるのです。」(25ページ) 「本を好む人はいいなァ」と思います。 子どものころは実体験がまだまだ少ないですから、容易に物語の世界に入っていけます。 子どものころは、たくさん本を読んだらいいと思います。 時どき、現実と物語の世界が区別できなくなることもあるかもしれません、が。 この疑似体験が、大人になった時の豊かさにつながるような気がします。 子ども頃に、自分の中に物語の世界を持つことが大事なような気がするので…

  • 勉強に競争を持ち込まないで!

    子どもに勉強させるために、競争心を煽る大人がいます。 競争こそが人を鍛えると思っている人は多いみたいです。 そう思って、周りを見渡してみると競争ばかりのような気がします。 学校でも会社でもスポーツでも・・・ 競争をすべて否定するつもりはありませんが、 こと勉強に関しては、競争を持ち込むのはやめてもらいたい。 『勉強が面白くなる瞬間』にも書いてありました。 「ライバルはやる気を吸い取る吸血鬼」だと。 お子さんをやる気にさせるのに、競争させるのはやめた方がいいです。 ライバルとの競争で期待されるやる気は一時的なもので、副作用の方が大きいと。 他人と比べだすと苦しいだけです。 勉強の面白みを味わうこ…

  • 勉強はおもしろい?

    「勉強はおもしろいですか?」って訊かれたらどう答えますか? 「おもしろい」って答えられたら幸せ者ですね。 「おもしろくない」って答える人の方が多いような気がします。 これがゲームだったら、「おもしろい」でも「おもしろくない」でもどちらでもいいのですが、 こと、勉強に関してはそれでは済まないように思います。 「おもしろくない」と思っていても「しなければいけない」というプレッシャーがあるからです。 本来、勉強って面白いものなんですよね。 でも、多くの人がそれに気づいていないのが現実なのかも。 勉強が面白いって気づくまでには相当な労力が必要だからかもしれません。 それには、勉強する意味や理由をしっか…

  • どうして?テストの満点は100なのですか?

    「100点なんて目指さなくてもいい」 ご自身の小2の娘さんにかつて言ったそうです。 慶応義塾大学の川原繁人教授です。 その記事を読んで共感しました。 ワタシも常日頃から思っていたことがあったからです。 それが、「テストの満点はどうして100なのか?」ってことです。 20点満点の小テストや大学入試共通テストのように、 一部の例外はありますが、 テストの満点は100と、だいたい相場が決まっています。 ワタシはこれに大いに疑問なのです。 そもそもテストに点数をつけるということは、先生側の都合じゃないですか? 児童や生徒にとっては正解できたかどうかが大事なことのはずです。 それに点数をつけるのは評価を…

  • 「勉強ができない」本当の理由

    「勉強ができる子になってほしい」と、多くの親御さんが思っていることでしょう。 「勉強ができるようになりたい」と今思っている若者も多いでしょう。 ある本を読んでいたら、こんなフレーズに出くわしました。 「勉強ができない」と思っていたのは、もっとまじめに努力すればだれにでもできることを後回しにしてきたせいです。これは能力不足のせいではなく、「苦労不足」のせいです。 (『勉強が面白くなる瞬間』より引用) 勉強ができるようになるにはコツコツ勉強することを避けて通れないのです。 最初から面白みを感じることなんてないのです。 わからないし、つまらないし、退屈な時間が続きます。 この段階を乗り切ることが、勉…

  • 女性の価値は若さや美しさや従順さだけではない

    「女性の価値は若さや美しさや従順さだけではない」 わかっているはずなんですけどね。 これは、この本の解説を書いた宇垣美里さんの言葉です。 そして、この本とは『これでもいいのだ 』 書いたのはジェーン・スーさんです。 わかっているはずなのに、これでもかって不安が頭をもたげるときってありますね。 そんなときにジェーン・スーさんが力になってくれるようです。 こんなふうに思っている人は多いだろうなって思います。 とくに女性に。 ジェーン・スーさんは感性鋭く、ほど良く凡人なところが魅力です。 そして、日常生活でイラッとしたりモヤモヤってすることを、 適格に言葉にしてくれるので助かります。 この本は『婦人…

  • トラックの最高速度が引き上げられる?にモヤモヤ

    現在の高速道路ではトラックは時速80キロまでという制限があります。 この上限を引き上げてもいいんじゃない?って政府が言い出したわけです。 その理由っていうのが、「2024年問題」です。 トラック運転手が不足して物流が滞ってしまうって懸念です。 「その解決には、スピードを上げて走ればいいじゃん!」 「そうすれば時間が短縮できるでしょ?」ってことです。 これを聞いて? 「えっえっえ~?!」って思ったのはワタシだけ? 今まで80キロ規制があったのは、それなりの根拠があったからでしょ。 それを変えるのに、 「ブレーキ機能が格段に良くなって安全性が向上した」という理由ならわかりますが、 「運転手が減って…

  • 『はるか、ブレーメン』(重松清=著)を読みました。

    死ぬ間際に見るという走馬灯、 言葉では知っていましたが、リアルに考えたことなんてありませんでした。 この物語には、走馬灯を描く旅をアテンドする会社〈ブレーメン・ツアーズ〉が出てきます。 なんとも怪しい会社ですが、不自然に感じることもなく引き込まれました。 「死ぬ間際に自分はどんな走馬灯を見ることになるんだろう?」 その走馬灯を描き換えることができるとしたら、 自分だったら依頼するのだろうか? 読んでる最中はずっとこんなことを考えていました。 この物語の主人公が16歳の高校生だっていうのもいいですね。 他人の走馬灯を覗く能力を見込まれ仕事の手伝いをすることになるんですが、 自分を捨てた母親との関…

  • 宮崎監督が『失われたものたちの本』を読んだのは確実だァ

    鈴木さんが著した本『スタジオジブリ物語 』の中に意味深な箇所があるらしいですよ。 宮崎監督が「読んでみてください」って鈴木プロデューサーに渡した本、 それが『失われたものたちの本 (創元推理文庫)』だってもっぱらの噂です。 ちょっと読んでみて確信しました。 あのオッサン(宮崎監督のことを親しみを込めて)がコレを読んだのは確実ですね。 「物語の中には、実は見た目とまったく違った意味を持っているようなものがあるだろう?隠された意味があり、それをひもとかなくてはいけないようなものがさ」 コレなんか、あの映画のことを言ってると思ってしまいます。 そして、この物語の主人公の少年デイヴィッドは本棚の中に、…

  • 評価の分かれる映画に思うこと

    ある映画の評価が分かれているみたいですね。 5段階評価で☆1つと☆5つが30パーセントずつで、 残りの☆2つ☆3つ☆4つがそれぞれ10パーセントずつだそうです。 これほどきれいに分かれているのもおもしろいです。 そして、こんなことを考えちゃいました。 良い評価をしている人も悪い評価をしている人も理由は同じ。 「わかりにくい」というものらしいのです。 そうなんです、ある人は「わかりにくい」からダメと辛口の評価で、 別の人は「わかりにくい」けど良いと高評価を下しているってことです。 わからないものに対して、拒否反応を示すのもわからなくないです。 ある意味、分かりやすいですね。 理解不能なものは気持…

  • 映画『君たちはどう生きるか』を観てきましたよ。

    映画『君たちはどう生きるか』を観てきました。 よかったか?って聞かれたら、 う~ん、悪くなかった。 「よかった」とは、今、言い切れない。 だって、よくわかんなかったんだもん。 でも、またみたい、みたい、観たい。 「よかった」とは言い切れなくっても、「楽しめた」とは断言できる。 観ていて楽しかったし、終盤ではジーンときた。 でもね、頭の中には?マークがいっぱいで、 ワタシにとっては、遊園地のアトラクションに乗ってきた気分です。 「あ~、たのしかったぁーっ」って。 でも、ワタシは意味がわからないと気が済まない質なのだろう、 「おい!オッサン!」(宮崎駿さんのことです、親しみを込めて!) 「置いてい…

  • そういう性格なんだから・・・

    他人との関係作りに悩む人が多いですが、 基本をしっかりつくれば、それほど難しくありません。 『”私”が生きやすくなるための同意』で学びました。 その基本は、自分の領域と他人の領域をはっきりさせること。 そして、その間にしっかりと線を引くことです。 自分から相手の領域に入りたかったり、相手が求めてきたら、 その都度、同意を得たり同意したりして線を引き直せばいいのです。 このテクニックを習得すれば、かなり生きやすくなると思います。 「でもねぇ、私って優柔不断の性格だから・・・」 そうなんですよ、 「自分のことを自分で決める」ができれば、はじめから苦労はしないんですよ、ね。 性格なんだから・・・ 性…

  • 「じぶんのことはじぶんできめる」

    自分のことは自分で決める。 あたりまえのことなんですけどね・・・ これについては、多くの人が異論はないと思うのですが、 わかっているはずの人でも、個々の問題になると意外や意外、 他人の問題にズカズカと入って行ってしまったり、 自分の問題に首を突っ込まれて困ったりしているケースは少なくありません。 これは、親子などの極近い関係でも言えることです。 関係が深ければ深いほど問題も深刻になることがありますね。 以前に紹介した、『母という呪縛 娘という牢獄』なども正にコレでしょう。 『”私”が生きやすくなるための同意』を読みました。 こんな経験はありませんか? 「整列乗車に強引に割り込んできた人に、イラ…

  • 勉強の中に人生があるような人がいい

    「勉強の中に人生があるような人がいい」 人生の中で先生との出会いは影響が大きいと思います。 学校を卒業して人生をそれなりに歩いてきて、 自分の学生時代の先生を思い出せたら、それは幸せだと思います。 一人も思い出せなかったら、それは間違いなくアンラッキーです。 人生の多感な時期に強烈なインパクトを与える人との出会いは、その後の人生を決定づけます。 ワタシ自身が自分の学生時代を振り返ってどうだっただろう? 数人の先生の顔と名前が浮かんだ。 たくさんではなかったが、皆無ではなくてよかった。 冒頭の「勉強の中に人生があるような人がいい」は、ある予備校の先生のことばです。 直接お会いしたわけではなく、知…

  • 「食って寝れば生きていけます!」に納得半分モヤモヤ半分

    ネットでこんな記事を目にしました。 中学校の先生が小テスト前に、生徒の付焼刃的な直前暗記を吹っ飛ばす小話を炸裂。 漫画家のふえふきさんのそんな内容の投稿漫画にたくさんの反響があったそうです。 この漫画はふえふきさんの実際の体験がもとになっているらしいのですが、 中学2年生のときの地理の先生が突然言い出したそうです。 「究極的には食って寝れば生きていけます。だから私の授業がなくても死にません、無駄です」 「アイドルなんかいなくても困りません」 「将棋が廃れても君たちには関係ない」 「ゲームやってて腹の足しになりますか?」 「本も同様ですね、絵画だって」 「料理だって味にこだわるの、無駄ですね。栄…

  • この本読めばすこしは息がしやすくなるかも

    ジェーン・スーさんの『おつかれ、今日の私。』を読みました。 この人は、モヤモヤって心の中で思っていたことを言葉にしてくれる人だわ。 そして、やさしいのですわ。 「おわりに」で、ジェーン・スーご本人もこんなふうに書いています。 「とにかく、やさしさを持って書こうと決めた。面白さなんてどうでもいい。今回は、仲の良い友達の背中をさするように書こう。」 うん、これがよく伝わってきますね。 「誰かにしあわせにしてほしかったら、相手のしあわせを真剣に願うしかない。だから、私は私のしあわせを真剣に願っている人のことしかしあわせにできない」 モヤモヤって心の中で思っていたことを言葉にしてくれた典型はこれかな。…

  • モンスターを倒した。これで一安心だ。

    「モンスターを倒した。これで一安心だ」 母を刺殺した娘はツイッターにこう投稿した。 このとき娘は31歳、医学部合格を目指して9年間の浪人生活を経験していた。 『母という呪縛 娘という牢獄』というノンフィクションを読みました。 読み物としては、すごく引き込まれて一気に読んでしまいました。 これが小説ではないということが、気持ちを重くします。 「どうしてちゃんとできないの?」 「何でこんなことが分からないの?」 「勉強してたのに結果が出ないってどういうことなの?それって本当に努力したって言えるの?」 子を持つ親なら、誰だって一度や二度は口にしそうな言葉ですよね。 しかし、これが度重なってエスカレー…

  • 『その本は』・・・立派そうに見えました。

    その本は・・・立派そうに見えました。 そうです、立派な本に見えました。 新刊なのに、もう何十年も書棚に置かれていたように歴史を感じます。 多くの人が手にとって読んだことがその風格から見て取れます。 お笑い芸人で芥川賞作家と大人気の絵本作家の共著です。 その本の内容はこんな感じです。 ふたりの男が王様に呼ばれます。 王様の依頼は「世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。そしてその本の話を、わしに教えてほしいのだ。」 そして、ふたりは旅に出て、一年後にたくさんの本の話を持ち帰り、 夜ごと王様に聞かせて差し上げるというものです。…

  • 『モノガタリは終わらない』という本を読んで妄想が止まらない

    『モノガタリは終わらない』を読みました。 ひとつの共通のお題から紡ぎ出される物語が魅力たっぷりです。 初出は「モノガタリby mercari」で、メルカリ公式twitterで配信されたものです。 名立たるベストセラー作家21人が「捨てない」というお題で独自の世界をつづります。 寄席の大喜利のようで、こういう企画はおもしろいですね。 「よくも、こんな発想が生まれるものだ」と、その才能に脱帽します。 しかも、作品の一つ一つが個性的で作家自身のことに思いが及んで興味深いです。 好きな作家が何人かいたので、どんな作品を書いてるのかな?とワクワクしました。 そして、僭越ながら「自分だったらどんなモノガタ…

  • 裁判の傍聴はおもしろい

    もう、かなり前のことになりますが、裁判傍聴にハマった経験があります。 阿曽山大噴火さんがきっかけです。この方、裁判傍聴芸人として有名ですね。 この人の著作を読んで、がぜん裁判傍聴に興味を持ち裁判所に足を運びました。 予約も要らず、タダで見せてもらえるなんてお得感たっぷりです。 東京地裁の正面玄関横のちょっとした待合で、阿曽山大噴火さんを見かけたこともあります。 当時、彼は毎日裁判所に通っていたというのですから、偶然でもありませんね。 そうなんです、タダで見られるんですよ。しかも難しい手続きも要りません。 テレビの番組表でも見るかのように、「本日の裁判予定」をチェックして、 指定の部屋に行くだけ…

  • しあわせになれる石、100万円です

    「しあわせになれる石、100万円です」 これで買う人が現れたら商談成立ってことになります。 「ちょっと待って!よく考えて!それだけの価値があると思う?」 あなたが買う気満々でいるところに、第三者がこんなふうに言ってきたらどうしますか? 「だまされているんだよ、ぼったくりだよ。」 「しかも、持っていれば幸せになれるなんて、あやしいでしょ?きっと何かの宗教だよ」 「気づかせてくれてありがとう」となれば、それはそれでオッケーなのですが・・・ 「私がいいと思ってるんだから邪魔しないで!」 こんなふうな展開になるとやっかいです。 止める方は、「現実を見て!」って必死になります。 これは善意からの行動だと…

  • 自分の殻を破れない!

    自分の殻を破るのって難しいってつくづく思います。 年齢を重ねていけばなおさら難しくなるのを実感します。 失敗するのが怖くて挑戦ができなくなるのかなァ? 失敗した時のことを考えると、その重みに耐えられないのかなァ? それとも、成長することをあきらめちゃってる印なのかも。 とにかく、殻を破るのがなかなかできない人なのですね、ワタシって。 先日、ランチを食べに出かけました。 飲み物とデザートが付いてくるお得なランチです。 ドリンクもデザートも種類が豊富なのですが、 ワタシは自分の定番がどうしても崩せないのです。 ドリンクはコーヒーで、デザートはアップルパイ!これが定番。 しかしこの時は店員さんの無情…

  • みんな、どうやって生きているのだろう

    601ページ、一気に読み切りました。 小説「黄色い家」です。 この小説を読んで、あれこれ考えちゃいました。 今、自分がこうして生きているのは、自分ががんばったからか? もしかして、単に運がよかったというだけかもしれない? 金持ちの家に生まれるか貧乏な家に生まれるかでその後の人生は決まってきますよね。 自分より若い人には「そんなことない!がんばればなんとかなる!」 そんなふうに言える自信はないし、それほど能天気でもありません。 「歯車が狂う」と言う表現がありますよね。 自分ではどうしようもなく、落ちていく・・・こんなこともないとは言えないです。 今の社会、生きにくさを感じている人ってたくさんいる…

  • はじめては一度きり

    若い人にオススメの映画ってなんかありますか? こんなふうに訊かれることがあるものですから、いつも考えています。 いまのところの、オススメの2作を選んでみました。 偶然ですが、2つともインド映画でした。 「マダム・イン・ニューヨーク」と「きっと、うまくいく」です。 この2作品はワタシ自身が何度もくり返し観ている作品です。 若者と一緒に観ることもあります。 「マダム・イン・ニューヨーク」は見どころがたくさんです。 最初っから名言のオンパレードで、思わずメモしたくなります。 「何事も“初めて”は一度だけ その一度は特別な体験だ だから楽しんで」 主人公のシャシが、ニューヨーク行きの飛行機で隣り合わせ…

  • 手本にはならないけど見本にしてくれ!

    「手本にはならないけど、見本にはなるかもしれない」 ある集まりで、こんなことを口走ったのです。 そうしたら後になって、それを聞いていた身近な人から「わかりにくい」と言われました。 そうなの? 手本は、見て習うもので模範にするようなものと考えておりました。 それに対して、見本は単なるサンプルです。良いも悪いもない。 こういう認識でいたのですが、違いましたか? 子どもの前だと、おとなってお手本になろうと思ってはりきってしまいます。 だから、こどもにはちょっと嫌な感じに映ったりします。 なんかお高く留まっている感じだし、威圧的だったりします。 親や学校の先生は、もっと素の自分をさらけ出してもいいんじ…

  • 「磯野家の相続」を読んで遺言書を書くぞ!

    「どんなに幸せな家族でも、遺産相続の問題では必ずもめる」 この本『磯野家の相続』の冒頭に書いてありました。 これを見たら、「ウチはだいじょうぶ」と自信を持って言える人はいないでしょう。 しあわせそうにみえる、あの磯野家にだって揉める要素が潜んでいるのですから。 それでも、「もめるほどの財産がないから」って思った人はいませんか? 「こうした楽観的な考えが、数多くの悲劇を生んでいる」のだそうですよ。 ワタシ自身も、最近相続手続きをしたばかりなので、実感してます。 相続の事務手続きをするだけだって、相当な手間で面倒な仕事です。 それに加えて、残された者たちでもめたりしたら最悪です。 そのために、相続…

  • 「忘れる読書」がタイトルだったから

    この本を手にとったのはタイトルが『忘れる読書 』だったからです。 ワタシも本を読むことが好きですから、ジャンルを問わずいろいろ読みます。 そして、その内容を逐一覚えているかというと、決してそんなことはありません。 内容どころか、読んだのか読んでないのかの事実自体覚えてないことも。 こんな状態ですから、時には落ち込むこともありました。 でも、この本を読んで「これでよかったんだっ!」と納得しました。 落合さん曰く、「ウェブで調べれば十分な知識は、記憶しておかなくてもいいと私は思います。必要な時にその都度、調べればいいからです。」 そうですよね! 「これからの時代、クリエイティブであるための知的技術…

  • 落合陽一さんの本の読み方がかなり刺激的です。

    いつもはダメダメなのに、ここ一番!という時に頑張れることってありますよね。 こういうときって、大概、自分のためじゃなくて誰かのためだったりします。 そんな時には、「モチモチの木 だね!」ってワタシは言うんです。 これだけで、何を言っているのか通じちゃう仲だったらどんなにいいか。 落合陽一さんの『忘れる読書 』を読んでいたら、こんなことが書いてありました。 ある本を引き合いに出して、「これは・・・的な話ですよね」と言った時に、 聴衆から何かしらの反応が返ってくると、本質的なところで話が進めやすい、と。 逆に反応が薄いと、ベタな説明をしなくちゃならなくて話のスピード感が削がれてしまう。 これだと、…

  • もっと早く言ってよ。

    『もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと 』 この本は、「50代の私から20代の私に伝えたいこと」とサブタイトルにあるから、 50代の著者が20代の自分に言ってやりたいことが書いてあるのだと思います。 20代の頃は先のことがわからないから、夢がある反面で不安も大きいものですよね。 だから、50代になって気づいたことを、20代の自分に言ってやりたい気持ちはわかります。 そうすれば、もっと楽に生きられるだろうって思うのでしょう。 この本を読んでいる最中は、「自分だったら何を伝えたいのだろうか」とずっと考えていました。 「伝えたい」というよりも、「20代の自分が聞きたかったこと」…

  • いつか、ここではないどこかへ

    いつか、ここではないどこかへ 中学生くらいのときかなぁ、ワタシもこんなふうに思っていました。 角野栄子さんの『イコ トラベリング 1948-』を読んで、思い出しました。 この本は角野さんの自叙伝的物語と帯に書いてありました。 主人公のイコは、栄子(エイコ)=イコってことなのかしら。 戦争の傷跡が残る1948年から物語が始まります。 イコ、中学2年生、13歳です。 英語の授業で、現在進行形に出会って 「イコの足元から頭の天辺(てっぺん)まで、びーんと鋭い音が貫いた」んですね。 「この言葉って素敵じゃないの! こういうふうに生きて行けたら…」 この本を読んでいて、時代背景は違うけど、自分の中学~大…

  • ダイソンの掃除機に性格を変えられた

    ダイソンの掃除機、恐るべしです。 何がスゴイかって、性能の話ではありません。 ダイソンの掃除機の性能が良いってことなんか皆さんよくご存知でしょう。 ワタシが恐るべしと思ったのは、ワタシの性格を変えてしまったからです。 正直なことを言うと、掃除は好きではありませんでした。 散らかった部屋が好きなわけではないのですが、 掃除をすることを考えると面倒なのでついつい後回しにしてしまうことが多いのです。 掃除機を出してくるのも面倒くさいのです。 掃除機って、階段下の収納スペースや家の奥の方の納戸に収めていることが多いですよね。 取り出すことを考えると、それだけで面倒だなって思ってしまうのです。 ホースを…

  • 「仕事がサクサク進む」と言うひと

    もう、10年以上前になりますが、 このフレーズが口癖の人が職場にいました。 やたら聞こえてくるんです、「あぁ~、仕事がサクサク進む」って。 それまで、このフレーズを聞いたことがなかったものですから、 なんだか気になって気になって。 後にも先にもこの人からしか聞いたことがありません。 それくらい強烈にその人とこのフレーズが結びついています。 もちろん、意味も分かるしニュアンスも伝わってきます。 ただ、自分でこのフレーズは使わないな、と思っていました。 ところがです、最近、仕事をしていてこの感覚をはじめて知りました。 まさに、「仕事がサクサク進む」です。 おもしろくない仕事です、できることなら後回…

  • 明日死ぬかのように生きろ、永遠に生きるかのように学べ

    明日死ぬかのように生きろ、永遠に生きるかのように学べ マハトマ・ガンジーの言葉と言われていますが、けだし名言です。 人生も半分をとっくに過ぎて、残り時間も多くはないと感じる身としては、 何かを始めるにしても、考えてしまいます―― 死ぬまでにモノになるのだろうか? ピアノやギターを始めてみたいが今から始めても・・・ こんな具合に。 ましてや、新たに外国語の習得を目指すなんて! だから、この言葉がリアリティーをもって迫ってきます。 まさに、あした死ぬと思ったら習得が困難なものに挑戦する気にはなれない。 永遠に生きるかのように学べ!は、けだし名言です。 60歳を過ぎてから英語を学び始め、イギリスの永…

  • 作者の声が聞こえてきそうな本です

    作家の高橋源一郎さんのショートエッセイ、最高です! 現在も毎週放送されてるラジオ番組の冒頭約3分の語りです。 これが2年分まとめて本で読めるなんて! この本はNHKのラジオ番組「飛ぶ教室」の冒頭エッセイを収めたものです。 『高橋源一郎の飛ぶ教室: はじまりのことば (岩波新書 新赤版 1948)』 金曜日の夜、このラジオ番組を聞くのが楽しみです。 いつもは自宅で、時には車の中で… 静かな語り口調に聴き入ってしまいます。 作家自身の肉声でエッセイを読み聞かせてもらえるなんて! 考えてみたら、これって最高の贅沢ですね。 同時代に生きてる者の特権ですね。 この3分間だけでも聴く価値があると思っていた…

  • 入学式でどんな言葉をもらった?

    「自分は入学式でどんな言葉をもらっていたか、ボーッとしていた記憶しかないのが、悔やまれる。」 謙遜でしょうが、4月14日の天声人語の筆者はこんなふうに語っています。 各地の大学の入学式で語られた学長らの言葉を紹介した記事の結びです。 この時期は、卒業式や入学式やらで言葉をもらう機会がたくさんあります。 いかがですか、心に響く言葉がありましたか? ワタシも自分の入学式や卒業式でどんな言葉をいただいたのか、全く覚えていません。 まっ、だいたいの人はそうなんじゃないかと推察しますが…。 歳をとったから、ということもあるでしょうが、 若くても、もらった言葉を鮮明に留めておける人は多くはないでしょう。 …

  • 「そうなんですね」に違和感、その正体は?

    「そうなんですね」という表現に違和感を感じます。 ラジオを聴いていて、最近たて続けに耳にしたものですから。 以前はあまり耳にしませんでしたが、ワタシだけなのでしょうか。 この場合は「そうなんですか」じゃないの? 最近は「そうなんですか」の場面で「そうなんですね」が使われている。 ワタシにはそんなふうに感じられるのです。 特に女性に多いような気がします。 気になったものですからネットでチェックしようとしたら、 検索候補に「そうなんですね 違和感」と出てきたものですから、そう感じているのはワタシだけじゃないんですね。 そして、記事を読んでみてもイマイチ納得できないのです。 「そうなんですか」も「そ…

  • 平気で笑う人間になってしまうのか?

    スリランカ女性が入管施設で死亡するという事件がありました。 そして、女性が亡くなる直前の映像を遺族が公開しました。 「きょう死ぬ」 「病院、持っていって。おねがいします」 入管職員への、こんな哀願が映し出されます。 懇願する女性を前に職員が笑っている場面も。 この光景に言葉を失ってしまいました。 このことに関連して、3月3日の朝日新聞の天声人語にはこんな言葉がありました。 権威体勢に取り込まれた人間は「自分の行動に責任をとらなくていいと考えるようになる」 心理学者のスタンレー・ミルグラムの言葉だそう。 「その無責任さが密室での残酷な行為につながるというのだ」と、筆者は語ります。 自分がその立場…

  • 「つい怒ってしまう」のはどうしてか?

    「つい怒ってしまう」のはどうしてか? 子育てしていると「つい怒ってしまう」というのはよくあることです。 「ダメ!」 「うるさいなぁ!」 「いいから、早くして!」 こんなこと、しょっちゅうです。 でもね、怒っても子育てはうまくいかないんですよね。 そして、親自身が自己嫌悪に陥ったり。 そんな悪循環から抜け出すためのヒントをくれるのが本書です。 『怒らないですむ子育て: そのイライラは手放せます 』 著者は精神科医の水島広子さん――対人関係療法の第一人者と言われる人です。 本書は2012年に刊行された著書のリメイク版です。 写真も取り入れられていて、雑誌みたいでとても読みやすくなっています。 さす…

  • 成熟した大人になりたいもんです、ね。

    「本を読む」ということは、自分とは違う人生を見るための格好の材料なのです。 文中にあった著者・林真理子さんの言葉です。 この本はまさにそうですね、林さんがどんな人生を生きてきたかが見られます。 そして、どんなふうに考えているかを知ることができます。 タイトルは「成熟スイッチ (講談社現代新書)」です。 大人になるってどういうことなのか、ってことを語っている感じですね。 表紙の帯に目が惹かれました。 林真理子さんの写真がインパクトあります。 昔の顔と今の顔がドカーンと。 これだけでいろんなことを語ってくれちゃってます。 4つの成熟テーマを設定して、具体例をいっぱい出しながらのお話しは結構おもしろ…

  • 学校に行けない子はフリースクールに???

    全国の小・中学校で不登校をしている児童・生徒の数は24万5,000人だそうです。 ここ4、5年 毎年増え続けています。 こういう状況の中で、「フリースクール」なる言葉もあちこちで耳にするようになりました。 しかし、その実態は様々です。 子どもが「学校に行かない」と言い出したら・・・ 不登校の子どもを持つ親にとっては切実です。 「学校に行くことが当たり前」と受け止めていた親にとっては、 どうしたらよいのか、苦悩の日々を過ごすことになります。 しかし、一番苦しんでいるのは当の本人だということを忘れてはいけませんよね。 世の中はいろんな形で線引きされています。 障がいを持つ人と、そうじゃない人、 病…

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