『チョコレートを食べたことがないカカオ農園の子どもにきみはチョコレートをあげるか?』を読みました。 「知識を増やすだけじゃなく、絶えず自分のセンスを磨いていってほしい。」(P.225) 著者の木下理仁さんは本書の「おわりに」で、こう述べています。 この本はそのためにピッタリの“読むワークショップ”です。 この本に出てくるワークショップの問いが鋭くて、 どれも簡単に答えが出るものじゃないんですね。 若者にしてほしい勉強って、こういうことなんですよね。 ただ知識を身につけてテストでいい点を取る、なんてことではないはず。 カカオ農園の人たちは貧しくって子どもを学校に通わせずに、 カカオ農園で働かせて…