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モヤモヤを抱えて今日も生きる。 https://moyamoyaikiru.hatenablog.com/

どこのウマの骨かわからないワタシですが日々モヤモヤを抱えて生きています。モヤモヤジャンルは本・子育て・教育・映画・ニュース・社会などです。あなたに響けば幸いです。

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2021/09/13

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  • 「は? マジで? つら 」これが哲学だって

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  • 地名っておもしろくないですか?

    自動車を走らせていると気になることがあります。 それが地名です。 交通量の少ない郊外の農道なんかで赤信号で止まると、 何にもないので、つい信号機に付いてる地名表示に目が行きます。 そう、そこにはその場所の地名が書かれています。 ときどき読み方がわからない地名にも出くわします。 先日、「◯◯大町」という表示がありました。 「◯◯おおまち」って普通に読んだら違いました。 「◯◯ ocho」ってローマ字表記がありました。 「◯◯ おおちょう」だったのです。 地元の人じゃないとわからないですよね。 地名を見てると人の名前を連想します。 日本人の苗字(姓)って地名からとったものが多いって聞いたことがあり…

  • 為末さんの「学びのパターン」はどの世界でも応用可能だと思う

    『熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―』を読みました。 著者はアスリートの為末大さんです。 一流の話は普遍的で、すべてのことに通じると感じました。 スポーツの話だけど、それに留まらない深さがある。 だから、為末さんの話はワタシのようにスポーツのことを詳しく知らない者をも惹きつける。 一流の選手はこういうことを考えているんだぁ、って感じです。 どんなことが書かれているかというとー 「私自身の体験と、幸運にも話を聞くことができた方々の体験を集め、私が積み上げた推論」 そして、これが鋭いのです。 熟達への道は「遊」「型」「観」「心」「空」の5段階です。 これって生きることに通じているよね、そんな…

  • 足りないのは「対話」だったのかも

    私たちの関係づくりで圧倒的に足りていないのは対話じゃないのか。 この本を読んで、強くそう思いました。 この本とは『感じるオープンダイアローグ 』です。 著者は森川すいめいさんです。 世にオープンダイアローグというものがあるという。 1980年代にフィンランドの精神科の病院で始まった試みです。 「なんでも精神を病む人たちの8割が、回復しているという。」(p.3) このことを聞いて、実際に目にしたら「これだーっ!」って思うでしょうね。 著者の森川さんは精神科のお医者さんです。 著書によると、私たちの住んでいる国、日本は「世界中でもっとも多くの精神科病院を持ち、世界の精神科病床数の5分の1が日本にあ…

  • 前車が青信号になっても発進しない

    こんなとき、どうしますか? 青信号になっても、前の車が発進しないんです。 最近、たて続けに2回も。 プッ!ってクラクションを鳴らしたくなるけど、ちょっと躊躇。 怖いオニィさんが降りてきたらどーしよ? 逆ギレされたらって恐怖心が・・・。 前車の中の様子ってよくわからないんですよね。 そういえば、この前は、 片側2車線道路を走行していて、ちょっと無理気味な車線変更をしたんです。 後ろを走るの車の前に、強引に割り込むかたちになってしまって焦りました。 逆ギレされたらどーしよ。恐怖🫨 バックミラーで運転手を確認しました。 年配の女の人だったのでホッとしました。 何なんだろう?この安心感は? 運転してる…

  • コーヒーでちょっと一服

    今週のお題「コーヒー」 今週のお題が「コーヒー」だと聞いて、もう堪らなくなりました。 コーヒーが大好きなんです。 かおり、におい、いろ、はもちろんなんですがそれだけじゃない。 コーヒーの周りに漂う空気まるごとが好きなんです。 「コーヒー、淹れようか?」って誰かが言った瞬間から全てが好き! コーヒーって文字を見かけただけでたまりません! だから、本だってコーヒーってタイトルが付いていたら必ず手にとります。 大学生のときは、もらったコーヒーの木の栽培を試みました。 サークルの溜まり場だった部室で育てたのですが、実はなりませんでした。 当たり前ですよね。 普段はドリップ式で淹れますが、インスタントも…

  • 「子どもはみんな問題児。」

    『子どもはみんな問題児。』を読みました。 著者は絵本作家の中川季枝子さんです。 ウチにも『ぐりとぐら 』『いやいやえん 』など、彼女の本がたくさんあります。 この本のタイトルの『子どもはみんな問題児。』って、彼女の愛情を感じます。 子育てってものすごく大変な仕事なんですよね。 子育てを担う親の立場の人にはその重責がかかるわけです。 特にお母さんという立場の人にはズシンっとのしかかる。 そんな人への優しいメッセージがこの本にはあふれてます。 「もう、無理!」とか叫びたくなる瞬間もいっぱいあるけど、それでも大丈夫。 この本を読んで、フーっと息を抜きましょう。 『もしもうちの子大丈夫かしらと心配でも…

  • 「子どもの学びにとって一番大切なこと」って何だろう

    大人に問いたいですー 学校、楽しかったですか? 「楽しかったー」って答えてくれる人もいるでしょう。 では、学校の勉強は楽しかったですかー? この質問に「イエス!」って即答できる人は幸せです。 たぶん、「学校は楽しかったけど、勉強はねぇ・・・」 こんなふうに思っている人は結構いるのではないでしょうか。 『学校とは何か 子どもの学びにとって一番大切なこと (河出新書)』を読みました。 この本の編者は汐見稔幸さんです。 汐見さんが「はじめに」でこんなことを書かれていますー 「教育は、子どもの苦手なところを見つけ、それを訓練して得意なことに変える、という仕方ではうまくいかない」 でも、現実の学校ってこ…

  • 「あなたのため」には気をつけろ!

    これは、ワタシが10歳代の若者に言いたいことです。 こどもだと思って、大人は上から目線で迫ってくるものです。 世の中の先輩面してマウンティングしてくるのが大人なんです。 実は、当の大人だって社会のことなんてよくわかっていないのです。 それなのに大人と子どもの情報格差をいいことに、 「親の言うことを聞いていればいいの!」と迫ってくるのです。 朝日新聞に「『学び』の悩み相談室」というのがありました。 4月1日付は「親が過干渉 自分を責めてしまう」という相談でした。 相談者は大学1年生の10代女性です。 答えているのはスクールソーシャルワーカーの鴻巣麻里香さんです。 ワタシ、相談に対するこの回答には…

  • 「死児の齢を数う」

    「折々のことば」(4月3日付の朝日新聞)にあったことわざです。 死んでしまった子どもの年齢を数えることですね。 「取り返しのつかぬことを悔いたり、愚痴ったりすることの喩え」とあります。 そんなことをしても詮ないこと、仕方ないことだと。 「しかし、ほんとうに詮ないことか」と、鷲田さんの文は続きます。 読んでびっくりと同時に嬉しくもなりました。 ワタシも同じようなことを思っていたからです。 「人は死して無に帰すのではなく、死者として・・・生まれなおす」 「遺された者の語らいの相手として」 まったくもって同感です。 以前に当ブログでも書きました。 人は二度死ぬ、現世での死と人の記憶からの消滅だと。 …

  • どうやったら会社がうまくいくのか?

    『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 』を読みました。 この本はどうやったら会社や社会は機能するのか? それを易しく教えてくれる「組織論」が書かれています。 会社などの組織がうまくいかないのは「適応課題」があるからだそうです。 「適応課題」は、見えない問題であり、向き合うのが難しい問題で、技術で一方的に解決ができない問題なのだということです。 もうちょっと具体的にいうと「他の部署に協力を求めても協力をしてくれない場合ように、これといった解決策が見つからない問題です。」(p.5) そして、これら問題を解く鍵は「対話」であると。 「対話とは、一言で言うと「新しい関係性を構築すること」…

  • 読書の流儀!ってほどじゃないけれど

    高校生くらいの若者に訊かれたから・・・ その回答です。 本の読み方なんて気にしていません。 本は読みたいから読んでいるだけです。 勉強のためとも思っていません。 ただ、読んだことは結果として勉強になった、と思うことはたくさんあります。 私が本を読む愉しさを知ったのは高校時代だったと思います。 国語の教科書にあった文章がおもしろかったので、元になった本を買い求めました。 井上靖の『夏草冬濤』という小説でした。 10歳代は、これを皮切りに小説をたくさん読みました。 最初は石坂洋次郎のシリーズを片っ端から読みました。 その当時の友達の影響です。 別の友達の影響で庄司薫にも熱中したこともありました。 …

  • 「世界の人々が忘れてしまわないでほしいと願う」

    年度末は慌ただしい。 故あって今年の年度末は殊に慌ただしい。 こうなってくると、自分のことだけで精一杯で、世間のことになんてかかずらってはいられない。 そんなワタシをも、今日のニュースは惹きつけた。 「自分と変わらぬ人たちが、あの戦禍の中にいるー」 今日の朝日新聞のコラム天声人語はこんな書き出しで始まった。 書いてあったのは、ムハンマド・マンスールさんのこと。 彼が死亡したことを受けてのコラムだった。 イスラエル軍の攻撃を受けるガザで、朝日新聞の通信員を務めてきた。 「ハマスが支配している地域に生まれたことが、罪なのか」 「物陰で大きな声をあげて泣いた。家族の前でこんな顔を見せるわけにいかない…

  • 「ティーンのわが子に怒ったり怒鳴ったりしても、何もいいことがない」

    こんなふうに語るのは、デンマーク生まれの心理療法士であるイーベン・ディシング・サンダールさんです。 著書『デンマーク流ティーンの育て方 (集英社新書)』を読みました。 「ティーンのわが子に怒ったり怒鳴ったりしても、何もいいことがないと思います。わたしにとっては、子どもとギブ・アンド・テイクの会話をしながら、自分の理屈を説明することが重要だ。そうすることで、子どもはクリティカルかつ合理的に考えることを学ぶ。」(p.194) デンマーク流の子育てとは、こういうものらしいのです。 簡単に言ってしまえば、「民主型」の子育てということです。 これは、「権威型」の子育ての対極にあるものです。 家庭の子育て…

  • 『いなくなくならなくならないで』にやられた!

    いなくなって欲しいの? いなくならないで欲しいの? どっちなの? 『いなくなくならなくならないで』を読みました。 完全にこのタイトルにやられました。 チラ見して、二度見して、最後はじっくり「い・な・く・な・く・な・〜・〜」 完全にやられましたね。 ここまできたら、手に取りますわぁ。 読んでみますわ、ね、とりあえず。 読んだ後は・・・ 芥川賞候補だったんだって。 ねぇねぇ、ど〜だった? 聞いてみたくなりました、他の人に。 だって、わからないのですもの。 朝日への時子の揺れる気持ちはわかります。 愛憎半ばする、とでもいうのでしょうか。 あぁ、だからこのタイトルなのね、って感じです。 でも、何となく…

  • 人にどう思われるかなんて気にするな!って素直に思える本

    ライバルを蹴落とせば自分が優秀であることを示せる。 以前はワタシもそんなふうに思っていました。 『俺には俺の生き方がある』を読んでガツンとやられました。 書いたのは加藤諦三さんです。 ラジオのテレフォン人生相談は大好きでした。 ものすごく著作の多い著者ですが、この本は、氏の初期のそのまた初期の本です。 調べたら、初版は1965年でした。 たまたま図書館で見かけたので手に取りました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.curren…

  • ヒトって厄介な生き物なんですね

    生産性がないとダメですか? 『生殖記』を読みました。 朝井リョウさんの著作を読んだのは、『何者』以来です。 不思議な感覚を味わえる読み物です。 なんて言ったって、語りがヒトに宿る生殖器目線なんですから。 語りが生殖器??? もうちょっと詳しく言うと、生殖器に宿る生殖本能です。 ???・・・ですよね。 この生殖本能が宿っているのがオスのヒト個体である尚成(しょうせい)です。 すぐに夏目漱石の『吾輩は猫である』を想起しました。 こちらは、猫目線でご主人様を語るわけだから、 考えてみれば、相当ヘンテコなお話ですよね。 一方、『生殖記』では語りが生殖本能ですから、 似ているけど、さらにその上を行ってる…

  • 流れ星に願い事3回、なぜ叶う?

    流れ星を見たら願い事をすると叶う、って聞いたことあります。 幼い頃は信じていたかもしれませんが、 成長するにつれ、現実的対応をするようになってきました。 つまり、否定はしないが積極的に肯定もしない。 だって、現実的に考えて無理でしょ! 流れ星が流れているうちに願い事を言うなんて! 「あっ、流れ星!」って思った瞬間にもう消えちゃう。 できる事といったらせいぜい、それを声に出すことくらい。 願い事を言うなんて無理ですよね。 しかも「3回唱える」なんてルールもあるみたいだから。 西欧では「money, money, money」と唱える人がいるみたい。 なるほど、これなら言えるかもしれない・・・。 …

  • 解釈ひとつで「モノの見え方」はどうにでもなる

    「悲観は気分、楽観は意志によるもの」 大学生の頃に出会ったアランの言葉です。 かなりの衝撃だったのを覚えています。 『あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる』を読みました。 なんか、アランと通じるものがあると感じました。 「解釈ひとつで、世界は素晴らしいものになる」 これがこの本のコンセプト。 「どう認識するかで、現実の見え方がまったく変わります。あなたの「認識」こそあなたの「世界」そのものです。」(p.341) 「本来、世界は、中立で、真っ白なキャンバスとして存在しています。それを面白くするのは、あなたの「見方」なんです。」(p.12) しかし、そうは言われてもねぇ〜 なんて思っちゃうか…

  • 思ったことを上手に自分の言葉で語りたい!

    「これ、すごくない?」 「ヤバイでしょ?」 書店の棚にこの本がずらっと並べてある様を見て、ワタシが発していた言葉です。 この本とは『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 』です。 特設コーナーもできていたりして、平積みでどっさり。 書店での並べようからして、売れ筋本だってことがわかります。 推しを語るときに「ヤバイ」しか出てこない。 こんな感じのことが本の表紙に書いてありました。 あっ!これってワタシじゃん! かくしてワタシもこの本を手にすることになったわけです。 考えてみたら、一般の人が文章で多くの人に思いを伝えるなんてことは 一昔前には、なかっ…

  • 「男の子なんだから、チンチンぐらい触られても・・・」

    こんなこと、言ってませんか? 「男の子なんだから、チンチンぐらい触られても別に問題ないだろう」 『いばらの道の男の子たちへ ジェンダーレス時代の男の子育児論』を読みました。 弁護士の太田啓子さんと男性学研究の第一人者である田中俊之さんの対談本です。 女の子が性器を触られたら、大騒ぎですよね。 でも、性器を触られたのが男の子だったらどうでしょう? 同じ反応だったら良いのですが、男の子の性被害の深刻さが疎かにされていないか。 田中さんは言っています、「『男の子なんだから、チンチンぐらい触られても別に問題ないだろう』では済まされない話です。」(p.170) 「『男の子の性的プライバシーは、女の子より…

  • 「子どもを生きる」ってどういうこと?

    「子どもがまさに自分というものの感覚や自分の価値を育て始めるはずの時期に、(中略)子どもは世界中どこでも、次のような疑問に答えを出そうと必死なのです。」(引用p.116) 『子どもを生きればおとなになれる―「インナーアダルト」の育て方』に書いてありました。 その疑問とは・・・ 「私は誰? 私はお母さんという人間の延長? お父さんの所有物? それとも別の人間?」 「私には価値がある? 私は愛されている? 私は好きになってもらえる?」 「私は何を考えて、何を感じている? 私が内心の不安を親に話したら、どんなことになる?」 「どんなときにノーと言っていいんだろう? それでも好きでいてもらえるためには…

  • クセになる・・・『コーヒーが冷めないうちに』

    「人生には分岐点がある。だが、その分岐点が人生を大きく変えることを意識できる者は少ない。後から振り返ってみれば、あの日、あの瞬間が分岐点だったと気づくことがほとんどである。(引用 p.152)」 そうなんですよね、人生には遡りたいと思う分岐点がある。 できることなら、そこまで遡ってやり直したい。 そんな分岐点を誰だってひとつや2つ持ってますよね。 『愛しさに気づかぬうちに』を読みました。 「コーヒーが冷めないうちに」シリーズの第6弾です。 「世界500万部突破! ハリウッド映画化!」と、本の帯にありました。 みんな、こういうのが好きなんですね。 多くの人が同じような想いを持っているのかな? 過…

  • どんな人でも勉強にハマれる!

    「自分は勉強が苦手」と思い込んでるそこのあなた。あなたの頭が悪いんじゃないです。 これは、『私はこうして勉強にハマった』からの引用文です。 書いているのはビリギャル本人のさやかさんです。 ビリギャル・・・ 知ってますか? さやかさんの恩師である坪田信貴さんが著した本『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)』は、当時話題になりました。 本書はその、ビリギャル本人さやかさんが書いた、勉強をやる気にさせる本です。 「自分は頭が悪いから」 こんなふうに思っている若者って結構多いんですよね。 何を根拠にそんなことを言っているの?って聞きたくなります…

  • 差別はたいてい悪意のない人がする

    このタイトルにはドキっとしました。 「私たちはあらゆる場で、みずからを善良な市民であり差別などしない人だと思い込んでいる「悪意なき差別主義者」に出会うことができる。」 ワタシも「悪意なき差別主義者」かもしれない。 いやいや、かもしれないじゃなくて、 しばしば、それと自覚しないで誰かを差別しているかもしれない。 いやいや、かもしれないじゃないって。 この本を読んで、思いました。 『差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章』です。 昨年、韓国で16万部を突破したベストセラー本です。 「悪意なき差別主義者」とは、自らを善良な市民であり差別などしない人だと思い込んでいる人。…

  • 『なんだか今日もダメみたい』by竹中直人

    『なんだか今日もダメみたい 』を読みました。 著者はあの、竹中直人さん。 全編書き下ろしの自伝的エッセイ集なのだそう。 「ネット通販でアダルト本に分類されてた」 「学校の図書館に入れてもらおうとリクエストしたら断られた」 などなど・・・ いわくありそうな一冊だったのでちょっと用心していました。 人前では恥ずかしくてちょっと開けない? いやいや、そこまでではありませんでした。 ただ、期待を裏切らない、くっだらない本でしたね(笑)。 全然嫌いではないですけど。 知らずのうちにニヤけてしまわないように要注意です。 こういう本、好きです。 P.S. 大物俳優や映画監督など、たくさん出てきて、 そのエピ…

  • 「むなしさ」に襲われたなら

    むなしい・・・ この、なんともやっかいな感覚・・・ どうやって付き合っていったら良いのでしょうか? しっかり考えさせてくれるのが本書です。 きたやまおさむ著『「むなしさ」の味わい方 (岩波新書)』を読みました。 著者は、「帰ってきたヨッパライ」を大ヒットさせたフォーク・クルセダーズのメンバーである北山修さんです。 北山修さんは精神科医でもあり、大学の学長も務めた人です。 だからでしょうか、本書では精神分析の視点からも、言葉の視点からも、文化からも・・・ そして、自分の経験からと、あらゆる角度から「むなしさ」に迫ってくれます。 むなしいって、どういう感覚なんだろう? 望んで味わいたい感覚ではない…

  • 『走れ!児童相談所2』

    『光に向かって ―走れ!児童相談所2 』を読みました。 以前、ご紹介した「ジソーもの」の第2弾です。 出るだろうなぁ、とは思っていたんです。 好評だったんでしょうね。 それに、ネタには困らないでしょうから。 このあと、シリーズ化されるかもしれません。 「児童相談所を最も過酷で最も感動的な職場と感じる」 と、著者である安道理(あんどうさとし)さんのプロフィールにありました。 著者自身が現役の公務員で元児童福祉司で児童相談所にも勤務経験ありです。 だからでしょう、臨場感たっぷりです。 今回は、住民票を移さずに子どもを連れて全国を転々とする家庭についてと、 性的虐待についてのエピソード2本立てです。…

  • 「身体障がい者による感動ストーリー」じゃないよ!

    『壁を超えるマインドセット』を読みました。 著者は「全盲スイマー」として知られる木村敬一さんです。 『闇を泳ぐ 全盲スイマー、自分を超えて世界に挑む。』に続く第2弾だそう。 もしかしたらこちらを先に読んだほうが良かったかも。 こちらの方には自身の生い立ちが書かれていて、 木村さんってどんな人? ってところを知るのにはグッドだと思います。 その上で、彼がどんな心持ちで日々を生きているのか? 数々の壁をどうやって乗り越えたか? そのマインドセットを知ることは、自分が生きる上でのヒントになりそうだ。 しかししかし、 ワタシはなぜこの本を手に取ったのだろうか? それは、彼が「パラリンピアンである」から…

  • 知識を増やすだけじゃなくセンスを磨かなきゃ!

    『チョコレートを食べたことがないカカオ農園の子どもにきみはチョコレートをあげるか?』を読みました。 「知識を増やすだけじゃなく、絶えず自分のセンスを磨いていってほしい。」(P.225) 著者の木下理仁さんは本書の「おわりに」で、こう述べています。 この本はそのためにピッタリの“読むワークショップ”です。 この本に出てくるワークショップの問いが鋭くて、 どれも簡単に答えが出るものじゃないんですね。 若者にしてほしい勉強って、こういうことなんですよね。 ただ知識を身につけてテストでいい点を取る、なんてことではないはず。 カカオ農園の人たちは貧しくって子どもを学校に通わせずに、 カカオ農園で働かせて…

  • 「話し方の授業」って日本でも必要だと思う

    『アメリカの中高生が学んでいる話し方の授業』を読みました。 「コミュニケーションに苦手意識を持つ人が多い」 これは、日本人のイメージです。 一方、こちら、 「自分の意見を堂々と言える。第一印象が良い人が多い。初対面でもすぐに打ち解けられる。トークで人を動かす力がある。」 こちらはアメリカ人のイメージです。 本書に書いてありました。 うん、うん、ワタシの抱いているイメージもだいたい同じです。 この違いはどこからくるのか? 国民性? いえ、「いえ、そうではなかったのです。」 「なぜなら、アメリカ人は、学生時代から『話し方』を体系的に学ぶからです。」 こう言われると、俄然、興味が湧いてきます。 アメ…

  • いいものもらっちゃった!『絵本の与えかた』

    書店のレジカウンターに置いてあったので、いただきました。 福音館書店の冊子『絵本の与えかた』です。 いいもの、もらっちゃった! というのが素直な感想です。 中身が充実してるうえに無料なんですから。 冊子に松居直さんの名前がありますから、 著作を元に編集されたものなのですかね。 幼児をお待ちの親御さんや子どもに関わる仕事をしている方にはぜひ読んでほしい。 目次 絵本は、子どもが生まれてはじめてあう"本"です “本”好きの子どもを育てるには 絵本は、おとなが子どもに読んであげる本です 赤ちゃんの絵本 二歳・三歳児の絵本 四歳児の絵本 成人式を終えた絵本 五歳・六歳児の絵本 科学の絵本、知識の絵本 …

  • 男だって「おしゃべりしたい!お茶したい!」

    『おしゃべりから始める私たちのジェンダー入門』を読みました。 今までなんとなく感じていたことが、ここに言語化されていました。 清田隆之さんには他に共著『どうして男はそうなんだろうか会議 』というのがあるらしい。 まだ、読んだことがないのですが、興味があります。 ワタシ自身、「どうして男はそうなんだろう」と思うことが多いからです。 からかっているときは「ギャグじゃん(笑)」という空気を強要し、からかわれた際は自虐ネタにしてリアクションするしかなかった。p.54 そうそう、こういうリアクションしか取りようがなかった。 真面目に傷ついたりするのは、認められるリアクションではなかった。 自覚のないまま…

  • 『置かれた場所であばれたい』

    タイトルに惹かれてこの本を手に取りました。 念頭にあるのは『置かれた場所で咲きなさい 』ですよね。 渡辺和子さんが2012年に著したエッセイのタイトルです。 渡辺さんはキリスト教カトリックの修道女であり、 ノートリダム清心学園の理事長をされていた方でもあります。 以前に読んで、ド・ストライクの素晴らしい本だな、と記憶しています。 天命を信じて人事をつくしなさい!ってことですよね。 宗教的な言葉だと思うのですが、 ツベコベ文句ばっかり言ってないで、神様に与えられた場所なんだからそこで頑張れ! そんなメッセージなんだと受け止めました。 こちら『置かれた場所であばれたい』は潮井エムコさんのデビューエ…

  • 「世の中の見方が魅力的だから好きなんです」

    『存在の耐えられない愛おしさ』を読みました。 このエッセイ集、伊藤亜和さんのデビュー作です。 「一個人としての世の中の見方が魅力的だから好きなんです」 伊藤亜和さんをこんなふうに言っているのはジェーン・スーさんです。 本書の巻末に特別対談が載っています。 「伊藤亜和をいち早く発見し、広く世に知らしめたジェーン・スーさん。」 こんなふうに紹介されています。 スーさんのファンのワタシは「やっぱりね」と嬉しくなりました。 「世の中をどうみるかはセンスだと思っていて、そのセンスが私の好みにぴったりだったので、感動してしまって。」(本文p.210) わかるわぁ〜。 特に共感したところを引用させていただき…

  • 「家族」って厄介な存在だと思った

    「家族」って実に厄介な存在だと思いました。 『家族、この不条理な脚本』を読みました。 韓国の家族事情を書いたものなんですが、 日本のことも出てくるし、 似てるところもいっぱいあって参考になります。 「家族という脚本」という視点がとてもいい。 家族とは堅固な脚本のようなものだと思った。私たちは、生まれたときからその脚本通りに娘または息子としての役割を期待され、大人になってからは妻と夫、母と父、嫁と婿などの配役が与えられる。(本書から引用p.3) そう言えば、改めて家族とは? なんて考えずに育ちました。 知らず知らずのうちに、与えられた役を演じていたのかも。 その役は当たり前のように頭に刷り込まれ…

  • 三浦しをんという作家の脳内が覗き見できるエッセイだ

    三浦しをんさんの『好きになってしまいました。』を読みました。 筆者がこれまでに雑誌やら新聞やらに書いてきたエッセイをまとめた本です。 親戚のおいちゃん・おばちゃんの話を聞いてるような読書でした。 こんなことを言ったら失礼かな?とは思ったのですが、 著者ご本人がこんなことをおっしゃっているー 「エッセイではなるべく、楽しかったことや興味深かったことを書きたいと思っているが、(中略)本書をまとめるにあたり読み返してみたら、あいかわらず脳みそを一ミリも使わず、アホなことを言ったりやったりしていた。」 三浦さん、ってこんな方なんですね。 本書のあとがきの「おわりに」だって、 「あと行数計算間違えた。み…

  • 「3割うまい!!」が気になるタイプ

    これがキャッチフレーズの餃子の外食チェーンがあります。 前を走っていたトラックにこのフレーズが書いてあったので、 それ以来、気になって気になって仕方がないのです。 「3割うまい」ってどーいう意味?っていうことです。 感覚的にスーっと受け入れて気にならない人と、 ワタシみたいに気になって仕方がない人がいると思うんですが、 どっちが多いんでしょうか。 それはともかく、「3割うまい」ってどーいう意味?ということなんですが・・・。 やっぱり気になる人がいるようで、ネット上にはいろいろあります。 「うまさ3割アップ」だという人もいますが、 何を根拠に「3割増し」と言えるのか依然ナゾです。 比べる対象は他…

  • 『文庫旅館で待つ本は』を読んだらズシンっと来た

    強烈な余韻を残す物語でした。 『文庫旅館で待つ本は 』を読みました。 まさかこんな展開になるとは。 あらすじ 戦前から続く小さな旅館・凧屋の別名は文庫旅館。名物の図書スペース「海老澤文庫」には、いまは名前しかわからないかつての常連・海老澤氏が寄贈した膨大な蔵書が揃い、若女将の丹家円(たんげ・まどか)があなた向けの一冊をそのなかからおすすめしてくれることもある。お客と同じにおいがする=宿泊者にいま必要な物語が不思議とわかる円だが、自分自身はその「利きすぎる」臭覚ゆえに小説が全く読めないという。(筑摩書房のホームページより引用) 自分の全く知らない世界を垣間見せてくれるのも本の大きな魅力だが、 「…

  • 演劇ってすごい!

    演劇がこんなに大事なものだなんて知りませんでした。 『ともに生きるための演劇 (NHK出版学びのきほん)』を読みました。 「演劇は、人間や世界をリアルに感じるための有効な手段です。そもそも、多様な他者とイメージを共有し、価値観の差異を認め共同体を維持するために生まれた芸術ですから、演劇にはコミュニケーションのノウハウがあふれているのです。」 本の帯に書いたあったプロローグの一部です。 日本では、演劇は趣味程度と見られていますよね。 「大学で演劇をしていた」と言えば、まるで『遊んでいた』『趣味に没頭していた』かのように受け止められ、就職に不利になる時代が長く続いていました。」 本の中で、著者の平…

  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

    完全にこのタイトルに惹かれてこの本を手に取りました。 『世間とズレちゃうのはしょうがない 』を読みました。 養老孟司さんと伊集院光さんの対談本です。 「智に働けば角が立つ情に棹させば流される」と言ったのは夏目漱石でした。 『草枕』の一節ですね。 これを見つけたときは、ド・ストライクでしたね。 「漱石先生!ありがとー」って心の中で叫びましたから。 こちらの対談本もそこそこ楽しませてもらいました。 世間とズレちゃってるお2人の対談には力をもらいました。 養老先生はもう“完全に行っちゃっている”感じで、 伊集院さんの方は苦しみながらも“これでいいんだ”と理論武装しているところが、 それぞれ味を出して…

  • 自分で決められる子は幸せになれる

    子どもに幸せになってほしかったら、 自分で決められる子になるように育てること。 これ、研究データに基づいて言えることみたいです。 『自分で決められる子になる育て方ベスト』を読みました。 自身が二児の母でもある医師・研究者の柳澤綾子さんが著した本です。 著者が年間500本もの研究論文を読んで得た知見がギュッと詰まっています。 データに裏付けされているというのが説得力を増しています。 子どもには幸せになってほしいと思います。 じゃ、どのようになったら幸せだと言えるのでしょうか? 幸福感を決定する要因は健康・人間関係・自己決定の3つだそうです。 そして3番目の自己決定がとても大事で、 所得や学歴より…

  • 何がふつうかわからなくなる

    「ふつう普通」って言うけど、普通ってどういうこと? 何が普通か、わからなくなる。 だからって、悩ましいことでも困ることでも何でもないんです。 この感覚が気持ちいいのです。 でもワタシ、初めからこんなふうな感覚だったわけではありません。 最近、やっとこのような感覚を持つようになれたってことです。 普段の生活の中で「普通はこうだよね」というような言い方をしちゃいます。 こう言った瞬間に、線引きをすることになるんですよね。 そして、自分がマジョリティの方にいることで安心する。 でも、これって 気をつけないと知らず知らずのうちにマイノリティを排除することにもなります。 『だれか、ふつうを教えてくれ!』…

  • 『自分は自分、バカはバカ』じゃさすがにマズイか

    ひろゆき氏の『気にしない生き方』を読みました。 以前に『1%の努力』を読んだ感想を書きましたが、 こちらはそれより前の2019年の4月に出版された本でした。 そして、タイトルが改まっていました。 最初に出版されたときのタイトルは『自分は自分、バカはバカ』だったようです。 ずいぶんマイルドな題名に改めましたね。 「加筆・改筆・再編集したもの」と断り書きがありました。 どんな経緯だったのかが知りたくなっちゃいました。 Amazonでチェックしたら「はじめに」の部分が載っていたので、 比べて見たら「なるほどねぇ〜」って感じで面白かったです。 もっと裏事情が知りたいっ! 「この表現はまずいだろ〜」とか…

  • 「地球とつながっている」という実感を大事にしたい

    『こどもを野に放て!』を読みました。 こんなタイトルだから教育の本だと思いました。 編著者の春山慶彦さんが養老孟司さん中村桂子さん池澤夏樹さんと対談して、 「自然観」を語るって感じの本でした。 池澤さんとの対談ではアラスカで岸辺に繋いだはずのカヤックが流される話が出てきたりして、 『イントゥ・ザ・ワイルド 』なる映画を連想してしまいました。 この映画はあまりの衝撃で、二度と観られないと封印した映画です。 中村さんとの対談で面白かったのは、 「人間は弱かったから直立二足歩行になった」という説です。 弱さも必要で、「弱さは人間だけのものではなく、生きものの特徴なの」だと。 「人間は弱かったから、思…

  • 「頭がいい」ってどういうこと?

    『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?』を読みました。 この本はどんな人を読者に想定しているのだろう? 漢字に読み仮名がふってあるので小学生でも大丈夫かも。 もしかしたら小学生や中学生をお持ちの親御さんが手にとるかもしれませんね。 そのどちらでもないワタシはどうして読もうと思ったのだろうか?と自問自答。 本当の「頭のよさ」ってなんだろう?って、訊かれているような気がしたからかな。 「頭がいい」とか「勉強ができる」とか聞くと気になっちゃうんですよね。 「はてっ?」って感じ。 「頭がいい」とか「勉強ができる」とかいう表現を子どもに対して使うのはやめてほしいんですよね。 なんか上から目線だし、誰かと比…

  • 「教養は声に出る」ってどういうことなんだろう?

    気力は眼に出る。 生活は顔色に出る。 教養は声に出る。 秘められた感情は口のまわりに出る。 年齢や悲しみは後ろ姿に出る。 写真家・土門拳の言葉です。 9月27日付の朝日新聞「折々のことば」にありました。 すごい観察眼というか鋭い感覚だ!と圧倒されました。 自分には見えないけれど、 他人には見られているんですよね。 見る人が見たら、何でもお見通しなのでしょう。 ボーッとしてはいられないな、と気が引き締まる思いです。 ただひとつ、「教養は声に出る」がピンときません。 教養は言葉に出るとか話し方に出る、ならわかるが声に出るとは? 声に出るとはどういうことなんだろう? すると家人が「わかるなぁ」と呟い…

  • 国連で各国首脳が演説!日本の総理大臣はどこ?

    国連総会が始まりましたね。 各国の国家元首もしくは政府首脳による一般討論演説が始まったというニュースが伝わってきました。 ウクライナやガザ地区での戦闘の長期化、直近ではイスラエルとヒズボラとの衝突が伝えられました。 こんな情勢ですから国連の存在意義が問われます。 今こそ国連の出番なのでしょう、期待も高まります。 しかし安保理の常任理事国5カ国のどこかが絡んでいて有効な手立てが打てないのも事実。 なんとかならないのでしょうか、ね。 「国連はここ数年、設立時の使命を果たせず、機能不全に陥っている」と演説で語ったのは、トルコのエルドアン大統領です。 続けて、「国際的な正義を特権的な5か国の意思に委ね…

  • 『チーム・オルタナティブの冒険』を読みました

    「僕の通っている高校の生徒のほとんどは同じ市内にある国立大学か隣の県にある旧帝大を受験して、少し冒険心のある生徒が東京の私立大学を受験する、といったあたりが相場だった。」(p.186) 主人公はある地方都市に暮らす高校生。 「今のお前たちのように、いつも男子ばかり5,6人でつるんでいた。毎日しょうもないことばかりやっていたけれど、ものすごく楽しかった。でも、心の底では、この仲間たちに女子が一人か二人でも混じっていれば、それだけでもっと楽しくなるのにと考えていた。」 こんなことを口にするのは、主人公の通っている学校のカバパンという教員、続けてこんなことを言う。 「考えていたけれど、口にできなかっ…

  • 「まったり」は使うけど「もふもふ」はまだ使えない

    「仕事がサクサク進む」が口癖の同僚がいたという話を以前書きました。 「サクサク」とは「物事が滞りなく進行するさま」(デジタル大辞泉) かつての同僚が言っているのを耳にするまで、この表現を知りませんでした。 9月18日の朝日新聞に「『さくっと終わらせる』を使う人は56.2%」とありました。 文化庁の調査結果です。 「サクサク」も「サクッと」も、ビスケットなどの快い歯ごたえなどを表す擬音表現から来ているようですね。 今ではワタシも、この表現を違和感なく受け入れています。 知らなかったのはこちらの表現です。 「間髪を入れず」は本来「間、髪を入れず」と区切る。 「綺羅星のごとく」も「綺羅、星のごとく」…

  • 友だちもいないし交際経験もないって相談されたら・・・

    友人が一人もおりません。 交際経験もありません。 結婚できるとは考えていません。 両親はそうではないようです。 両親は私をどうにかしたいようです。 こんな内容の相談が「悩みのるつぼ」に載っていました。 朝日新聞の相談コーナーです。 相談者は40代の男性です。 相談の最後に「人間関係について状況を良くする方法はあるでしょうか。助言をください。」 と、ありました。 こんな相談には何て答えるんだろう? 人生相談のおもしろいところです。 回答者は文筆業の清田隆之さんです。 彼の回答は・・・ 「友人が欲しい」が差し迫った問題だろうと、 その解決策を提案しています。 その答えが、筋トレ・美容・勉強・料理の…

  • もし片道だけの燃料で戦闘機の出撃を命じられたら

    「こんな議論してましたゎ」って以前、当ブログで書きました。 moyamoyaikiru.hatenablog.com 今、思い起こすと恐ろしいです。 「敵艦に突っ込む!命を無駄にしたくないから」 あの時のワタシはどうしてこんな考えだったのでしょう? 親の教育? 周囲の影響? 放っておいてこうなるとは思えないので、何かが影響してるのでしょうが。 今だったら、良心的兵役拒否かな。 人を殺すことはできないから。 たとえ牢屋に入れられてもいい、そっちを選ぶ。 この良心的兵役拒否のことが、朝日新聞の「日曜に想う」で取り上げられていました。 「以前は人を殺すことはできないという信仰、信条が主な動機だった。…

  • 先がどうなるか?わからないからおもしろい!

    書店が舞台の小説を読んだら「本屋さんになりたい」と思った。 今度は「小説を書くってやってみたいなぁ」なんて血迷ったことを思っている。 作家が書いたエッセイを読んだからです。 『あなたの言葉を』という辻村深月さんが書いたエッセイ本を読みました。 筆者が月に一度毎日小学生新聞に連載していた記事をまとめたものです。 読者として想定されるのは小学生なのでしょうね。 「辻村さんは大人なのに、どうしてこんなにぼくたち子どもの気持ちがわかるんですか」 彼女のもとには、こんな感想が届くそうです。 そして、辻村さんの返事は「私も昔、子どもだったから」。 そうですよね、大人も昔はみんな子どもだったのですよね。 だ…

  • 『80歳。いよいよこれから私の人生』

    ワタシも80歳になったとき、同じようなことが言えるだろうか? 『80歳。いよいよこれから私の人生』を読んで考えちゃいました。 書いたのは多良久美子さんです。 YouTubeの「Earthおばあちゃんねる」ってご存知ですか? これを運営している多良美智子さんは久美子さんのお姉さんです。 お姉さんの出版した本が売れてビックリしていたら、 その縁で久美子さんにも出版の話が舞い込んできたようです。 「この本では、私のありのままの暮らしを紹介しています。」とありますが、 まずは、久美子さんとはどんな人なのか? 本の「はじめに」に書かれている生い立ちを見て驚きました。 「私は北九州の郊外で、夫と障がいを持…

  • 『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』

    「本屋さんになりたいな。」 街の本屋さんがどんどん姿を消して行く状況の中、こんなことを言ったら、 「なに、夢みたいなことを言ってるんだ!」と言われそうですが。 これが『ようこそ、ヒュナム洞書店へ 』を読んだ後のワタシの素直な感想です。 2024年の本屋大賞(翻訳小説部門)第1位です。 全国の書店員さんの多くが「売りたい本」として選んだのもわかります。 まず、表紙の絵を見た瞬間に引き込まれました。 こんな本屋さんがあったら必ず立ち寄ります! この本はソウル市内にある小さな本屋さんが舞台です。 会社を辞めたヨンジュと、彼女が立ち上げたこの書店にやってくる人々が描かれています。 みんなそれぞれ思いや…

  • 『おしいれのぼうけん』

    我が家には夜のルーティンがありました。 それは就寝前の絵本の読み聞かせです。 このルーティンのおかげでこどもを寝付かせるのに苦労した覚えはありません。 我が家にはリビングに作り付けの自作の本棚があります。 下の方の2段には絵本を中心にこども用の本が並んでいます。 「寝る時間だよ」という声かけを合図に、こどもたちは歯磨きを済ませ本棚の前へ。 ここで就寝前に読んでもらう本を一冊選ぶのがルールです。 読んでもらえるのは一人一冊ですから選ぶのも真剣です。 たくさんある本の中から本日の一冊を選ぶことは、こどもにとっては大変な決断だったのでしょうね。 よく選ぶ絵本の人気ベスト3に入る作品に『おしいれのぼう…

  • 何としても戦争は起こさぬという決意なんだよな

    この文、8月27日付の朝日新聞の天声人語にありました。 「政治家にまず求めたいのは、何としても戦争を起こさぬという決意である。」 そうそう、これなんですよね。 「日本は絶対に戦争はしません!」と事あるごとに政治家に言ってほしいのです。 政治家は「戦争はダメです!」って、世界に向けて愚直に言い続けてほしいんです。 沖縄県石垣島で住民説明会があったそうです。 「台湾有事」などの武力攻撃事態を想定した島外避難などについての意見交換会だとか。 参加した住民からは「疎開と何が違うのか」という質問もあったようです。 政府や行政がこんな説明会を開くこと自体、なんか、戦争の準備のように思えて良い気がしません。…

  • 戦争を回避する小さな抵抗を生活の場面から

    「生活を楽しみ、ぼんやり生きながらも、戦争を回避できる」 これが理想的な環境だな、と思いました。 これは、「日常から消えたあの戦争」と題した朝日新聞の寄稿記事にあったものです。 毎年、夏になると戦争のことを思い起こします。 それは、この季節に終戦記念日があり、広島長崎原爆投下の日があり、テレビや新聞などのメディアが話題に取り上げるからなのでしょう。 くだんの記事は「生活の場面から小さな抵抗で戦争を回避していくような内容を」という、依頼を受けて小説家の柚木麻子さんが書いた寄稿文です。 ドイツでは季節を問わず、「日頃からごく当たり前に、戦争に関する番組がゴールデンタイムにバンバン流れているらしい …

  • 「走れ!児童相談所」を読みました

    ジソーって言われて、児相のことだと思い当たる人はどれくらいいるだろうか。 ジソーが児相=児童相談所だと言い当てても、 児童相談所がどんなところであるか的確に説明できるだろうか。 児童相談所のことは特に最近耳にするようになった気がするが、気のせいか? 気のせいでないとしたら、児相で扱うような出来事が多くなったということか。 児相で扱う案件といったら、発達障害や児童虐待や非行など。 こういうことが世の中で話題になるくらい増えているってことでしょうか。 走れ! 児童相談所 を読みました。 「どの解説書よりも、わかりやすく、感動的に児童相談所の仕事と職員の活動を、臨場感あふれるタッチで描き出した物語」…

  • 「大人になれるか不安」

    大人になれるか不安。 こんなつぶやきがポツンと紙切れに書かれていた。 どうやって応えればいいのだろうか? ワタシには明確な答えの持ち合わせがない。 大人になるのは至極難しいことなのかもしれない。 偶然にも『デミアン』を読んでいた。 この本は、かなり歳の離れた若者に読むことを以前より強く薦められていた。 実は何度か読み始めたことはあったのだが、最初の数ページで挫折していた。 今回、何度目かの挑戦で最後まで読み切った。 しかも、読み終えた次の日に、もう一度最初から読み直した。 立て続けに2度読んだということだ。 どう理解したらよいのかわからないところがいっぱい残ったからかもしれない。 2回読んでス…

  • 戦争起こさぬ責任は誰にある?

    改めて日本国憲法の前文を読み返してみました。 〈政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し・・・〉 若い頃からこの憲法前文に感銘を受け、この部分も何度もくり返し読みました。 朝日新聞の社説(2024.8.18付)を読んでハッとしました。 「その『戦争の惨禍』とは何かが具体的に分かって初めて、国民主権の意味に迫れるのではないか」 「戦争の惨禍」とは何か? 具体的にリアルに考えてみたことがありませんでした。 惨禍とは見るに堪えないような災難という意味ですよね。 「戦争の惨禍」とは具体的に言うとしたら何だろう? 殺されること、食べ物がなくて飢えること、着る物がないこと、…

  • 「親孝行」は心をしばりつける呪いの言葉

    親孝行というワードであれこれ検索していて見つけた本です。 お母さん、年末、実家に帰らなければダメですか? まだ読んでいないのですが、これは読んでみたい!と思う一冊です。 きっかけはこちらの新聞記事を読んだから。 「親孝行」圧力って、きついんですよね。 最近では、「毒親」なんて言葉も定着してきた感があるので、 「親孝行」に否定的な考えを人前で言っても受け入れてくれる雰囲気がありますが、 一昔前はきつかったですね。 「親不孝」なんて言葉もあって、 実際に自分の親から言われたりしたら、たまったものではありません。 「親孝行」は人の心をしばりつける呪いの言葉にもなりえる、と記事にありました。 そういう…

  • ブレイディみかこさんの最新エッセイ集

    その国を知るには、そこに行って自分の目で見ることがいちばんだ。 できれば、しばらくその国に住んでみることだ。 転がる珠玉のように を読みました。 著者は、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)』の ブレイディみかこさんです。 長年イギリスに住んでいるから、現地のことがリアルに伝わってきておもしろいです。 特に「巻き込まれるスキル」はおもしろかった。 シャイを自称する著者が次々にコミュニケーションの輪に巻き込まれていく様がおもしろい。 「・・・と、ここで会話が終わってもいいところだ。が、」 で、次の展開がはじまってしまう。 これが何回も続くのだから、「英国の人はめっちゃしゃべる…

  • 『誰にも相談できません』by高橋源一郎

    人生とはかくも悩み多きものなんですね。 誰にも相談できません (毎日文庫) を読みました。 新聞に掲載された人生相談とその回答が100本収められています。 回答者は作家の高橋源一郎さん、げんちゃんです。 げんちゃんの人生相談は大好きです。 毎回、どんな回答が出てくるのか楽しみです。 それにしても、100本を一気に読むのはハードですね。 なんていったって、人生がかかってますからね。 ひとつ一つが重い。 だから、こんな読み方をしていました。 まず、相談者からの相談を読んで目を閉じて一呼吸入れます。 自分だったらどんなアドバイスをするだろう?と想像します。 それから、げんちゃんの回答をじっくり読みま…

  • もう少し生きやすい社会をつくるんだよ!だれが?

    「講釈師、見てきたように嘘をつき」っていう表現がありますよね。 学者にも、同じようなところがあるんじゃないかって感じるときがあります。 「現場を知らないくせに抽象的な理論を振り回して満足してない?」 学者や研究者に対してこんなふうに感じることがあります。 ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた を読みました。 人新世の「資本論」 (集英社新書) でお馴染みの研究者です。 「もっと現場から学ばなければいけない」と思い、 「現場に行け」を実践した2年間の記録です。 理屈を聞いてるよりもおもしろい。 そう言えば、ウーバーイーツもその仕組みは理屈ではわかっているが、 実際にやってみたこと…

  • 山田太一の小説、宮藤官九郎の脚本でドラマ化!

    今年、2024年の夏、 広島と長崎に投下された原爆によって被爆した人たちの平均年齢が85.58歳となったと、 ニュースが伝えていた。 被爆体験をどう引き継いでいくのかが課題になっていると。 戦争体験を継承するのは難しい。 過去の戦争体験をどんなに詳しく聞こうが、 昔の話に過ぎない。 現在世界のどこかで起こっている戦闘の話を聞いても、 遠い外国の話としか理解できない。 どこか、ひとごと。 リアリティーがない。 戦争はしちゃいけないと思っている。 自分が巻き込まれるのはまっぴらごめんだ。 どんなに不正義でも、戦争よりはいい。 自分が、こんなふうに思うのはどうしてなんだろう。 人間は、放っておいても…

  • 読書感想文にはあらすじは書かなくてもいい!

    あらすじは書かなくっていいって、 三谷幸喜さんが言ってます。 以前に当ブログでも書いたことがありますが、 読書感想文の宿題ってホント厄介です。 読書感想文の書き方なんて学校で教えてくれないですよね。 それなのに「書け!」って乱暴じゃないですか。 あんまり考えたことなかったけど、ちょっと考えたら気づきました。 この宿題は、出す方は簡単(楽ちん)で効果が大きいということじゃない? つまり先生は、「読書感想文を書きなさい」というだけ。 やる方の子ども(児童・生徒)は、本を選んで読んで作文して…とかなり作業が多い。 しかも、提出された感想文はコンクールかなんかに出せるわけですから、 先生にとっては効率…

  • だから本を読めとは言わないが

    パリオリンピックの体操男子個人総合で 岡慎之助さんが金メダルを獲得したことを報じる、 8月2日付の朝日新聞の記事の切り口が素晴らしかった。 金メダルの陰に言葉の力があったことを伝える記事です。 「監督にミスした理由を問われても、返す答えはきまって『きつかったからです』。」 何を訊ねても、答えがいつも「きついっす」。 こんな高校生がいますね。 これだと考えてることがなかなかこちらに伝わってこないんですよね。 いろいろ言葉を補って、「こういうこと?」とか助け舟を出してなんとかわかる。 岡選手の場合、18歳の春にケガをして練習ができないときに、 「練習ができない時間を使って本を読み、感想文を書くこと…

  • 『国民の違和感は9割正しい』

    今年の夏は暑い! いや、今年の夏も暑い! こう暑くては、どうしても・・・という必要に迫られなかったら外に出たくない! そんな状況の中でこの本を読んだ。 国民の違和感は9割正しい 最悪のタイミングでこの本を読んだ。 そんなことあったっけ? こう暑いと、全てのことがどうでもよくなる。 思考停止状態だ。 これはまずい・・・ 「災害や芸能ニュース、政治家のスキャンダルなどでニュースが一色になった時は、あれ?と違和感を持って下さい。」 と、著者の堤未果さんは言います。 なぜか?っていうと、 そういうときは、「かなりの確率で、怪しげな閣議決定がされていたり、政府が私たち国民に作っているところを見られたくな…

  • 『その島のひとたちは、ひとの話をきかない』

    そのタイトルに惹かれて、読みました。 その島のひとたちは、ひとの話をきかない――精神科医、「自殺希少地域」を行く―― 精神科医の森川すいめいさんが「自殺希少地域」5か所を巡ったときの記録です。 「自殺希少地域」とは自殺で亡くなるひとが少ない地域のことです。 「自殺希少地域」だって前情報があるからなるほどなぁ〜って感じるところがあるけど、 それがないと、ただの田舎探訪って感じ。 著者の森川さんはどうだったんだろう? こういう研究は難しいなって思いました。 「自殺希少地域」ってことは、一人ひとりが大事にされてるんだろうなとか思うし、 読んでるこちらも、他の地域と違うはっきりした特徴が知りたくなる。…

  • 上野千鶴子さんの初プライベート・エッセイ

    上野千鶴子さんといえば・・・ ワタシごときが今さら云々することはありません。 「本やエッセイをたくさん書いてきた。だがプライベートな暮らしについては、これまでほとんど書いてこなかった。」 そうそう、そこに興味があってこの本を手に取りました。 『八ヶ岳南麓から』 爽やかな印象を与える表紙、 それに八ヶ岳っていう響きがワタシにはとっても気持ちがいいのです。 そうそう、勝手につくっていた上野千鶴子さんのイメージとはかなり違う。 大学時代はワンダーフォーゲル部に所属し、スキーもお得意だったのですね。 彼の地での暮らしのレポートを楽しく読ませていただきました。 妙に印象に残っているのがトイレのドア問題。…

  • 「学校・会社を休むこと」もっとみんなで考えよう!

    唐突ですが、 あなたは仕事を休めますか? 40度もの熱が出たりしたら、さすがにあきらめるかもしれませんが、 「平熱だけどなんかだるいな」ってときに、躊躇なく会社を休めますか? ワタシは自信がありません。 学校と日本社会と「休むこと」 「不登校問題」から「働き方改革」まで という本を読みました。 日本人は休むってことが苦手みたいです。 休めないのはワタシの性格やDNAのせいではないし、 日本人にもともと備わっている特性でもないようです。 なんか、そういうふうに仕向けられてきたみたいです。 それには学校という場も装置として使われてきたようです。 本の中にこんな指摘がありますーー 「休暇取得者の仕事…

  • 教育って何? 学校は何をするところ?

    教育って何? 学校は何をするところ? 教育も学校も身近なものなのに、改めて聞かれると答えに窮する。 わかっていそうでいてうまく説明できないもの、 こういうものこそじっくり考えたほうがいい。 この本を読んで、そう思いました。 『学校に染まるな! ――バカとルールの無限増殖 (ちくまプリマー新書)』 サブタイトルが過激なのですが、教育や学校を考えるには良い材料です。 当の中学生・高校生はもちろん、先生や親にも読んでもらいたい。 最初の方で福沢諭吉の言葉が紹介されていますー 「世界万物についての知識を完全に教えることなどできないが、未知なる状況に接しても狼狽することなく、道理を見極めて対処する能力を…

  • 世界の一流は「雑談」で何を話しているのか

    学生時代に友人が「世間話同好会」なるものを立ち上げた。 目的は世界平和で、“世間話は世界を救う”というのがコンセプト。 ただの軟派サークルだろ?って揶揄する者もいたけど、 当の本人たちは本気でそう思っていた。 『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』を読みました。 もちろん、「雑談」というワードが引っかかったからです。 「世界のビジネスマンが雑談に求めているものは、『リベラルアーツ』です。」 なんて書いてあるのを読んで、“そうそうそうなんだよ”って共感! さらに、「世界のビジネスマンは、雑談を学びの場と考え、お互いの人生を豊かにするための知識や情報を『やりとり』する時間と捉えています」 ま…

  • あした死ぬかもよ?

    この本の存在を知ったのが1ヶ月以上前、 実際に手元に来てからは2日が経っていました。 この2日すら、もったいなかった。 1日でも早く読み始めればよかった。 そのくらいに思える本です。 『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろうのベストセラー本』を読みました。 気になるフレーズばっかりで、 あっちこっち付箋だらけになってしまいました。 たとえば、 いきなりこんな質問を投げかけられました。 「90年の人生を振り返って唯一後悔していることはなんですか?」 この質問は「アメリカで、90歳以上のご老人に聞いたもの」だそうです。 「これに対して、なんと、90%…

  • 勉強のやり方って学校で教えてもらったことある?

    これこそ、学校で教えることじやないの?って思います。 これって、勉強のやり方です。 『勉強脳―知らずしらずのうちに結果が出せる「脳の使い方」』を読みました。 「授業中はノートをとり、家では教科書を読み込み、宿題をやり、試験勉強をするように言われたはずです。」(本書より抜粋) 中学校ではこのくらいのことは言われました。 けど、これって勉強のやり方というには大雑把すぎると思います。 これはどんなことを期待されているのか、本書ではもっと細かい項目にしてくれています。 1優先順位をつけて計画を立てる 2難しい文章をひとりで読む 3先延ばしにしない 4内容を記憶する 5集中する 6十分に勉強できたかを自…

  • チョコボールの思い出

    リビングルームで寝転がって本を読んでいると、 いつのまにか、家人が近くで柿の種を食べていた。 カリカリボリボリ 匂いもかすかに漂ってくる。 構わず、本を読み続ける。 相変わらず聞こえてくるカリカリボリボリ。 たまらず、「ひとつちょうだい」と言ったときには既に時遅し、 「アッ」、ちょうど今最後の一粒を口に入れたところだった。 袋の中は空っぽ。 タイミング良すぎでしょ! 別にそれほど欲しかったわけじゃないからいいんですけど。 何でかわからないのですが、 それで思い出したことがあります。 小学生だったはるか昔のこと、 近くのそろばん塾に通っていたボクは そこで授業前に、友人が食べていたチョコボールが…

  • 目が見えない人と美術館に行ったら

    ダイアローグ・イン・ザ・ダークのことを思い出しました。 日本での初開催は1999年の11月だったようです。 随分と話題になったものですからすごく興味がありました。 でも、そのまま行かずじまいになっていました。 それが突然思い出して、行ってみようかなと思ったのは、 『目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)』 を読んだからです。 人が得る情報の8〜9割は目から、とか言われてるようですから、 もし、視力がなかったら世の中はどんなふうに見えるのだろうか? 興味がなかったわけじゃありません。 でも、興味本位でいいのかなぁ、なんて気持ちもあったのかな。 ダイアローグ・イン・ザ・ダークのこと…

  • 人は死んでも誰かの中に生きている

    死んでしまった人を想って悲しくなるのは、 その人の生きていた時を知っているからです。 「生きていてくれたらなぁ」って想うと切ないです。 これは直接関係があった人に限りません。 メディアに登場する有名人も同じです。 これが、自分が生まれる前に死んでしまった人となると ちょっと違った感覚です。 自分が生まれる前に死んでしまった人は直接的にも間接的にも交流がなかったので、 有名人だろうが自分の身近な人(先祖)だろうがそれほど悲しいとは感じません。 つまり、自分に対してみんな歴史上の人物なのです。 その人物を想って悲しいという感情は湧きません。 その人物のことを考えても、けっこうサバサバしてます。 こ…

  • 映画は楽しくって学びがいっぱいなんだよ

    「結婚相手と出逢うということそのものが奇跡にほかならない」 「他人への優しさこそが自分をも救うのだ」 「すべての文学もコミックも映画も、メッセージは二つでいい」 「その二つとは『生きろ!』ということ、そして『優しくあれ!』ということです。」 「これ以外に、大事なメッセージなど存在するでしょうか?」 これ、みんな「君の名は。」の映画評のところに書いてありました。 一条真也さんの著書『心ゆたかな映画 ハートフル・シネマズ』の中の一節です。 思わず書き留めておきたいような言葉がいっぱいです。 いやぁ〜勉強になるなぁ〜、なんて思っていたら、 本日(7月7日)の朝日新聞「日曜に想う」に人生雑誌のことが書…

  • 映画ってほんとうにいいもんですね

    誰かのセリフじゃないですが、 この本、読み終わって、 映画って本当にいいなぁって思いました。 『心ゆたかな映画 ハートフル・シネマズ』です。 SFはあまり食指が向くジャンルじゃなかったのですが、 この本を読んで俄然興味が湧いてきました。 『ドント・ルック・アップ』はすぐにも観てみたい! 著者である一条真也さんのうんちくがすごいです。 映画の知識自体もさることながら、 専門のグリーフケアも切り口になってるところが コメントに深みを増しているのでしょう。 たとえばこんな・・・ 「わたしは、この映画を観て、『やはり、人間には死生観が必要だ』と思いました。もちろん生き延びる可能性を求めて、人間は最大限…

  • 学校行ってる子どもたちが幸せそうじゃないと感じたら

    『「学校」をつくり直す (河出新書)』に、こんなことが書いてありました。 「学校が、みんなで同じことを、同じペースで、同じようなやり方で勉強させる場だった。」 だからですね、 「これまで150年もの間、学年学級制が当たり前のものとして続いてきました。」 「同じ年生まれの子どもたちだけからなる集団が作られ、どの学年で何を学ぶかがこまかく決められ、その決められたカリキュラムにしたがって、まるでベルトコンベヤーに乗って運ばれていくように、みんなが一斉に授業を受けていきたのです。」 「同じ年生まれの人たちだけからなるコミュニティ」なんて学校くらいしか思い当たりません。 これじゃ、些細な差も際立って見え…

  • 『頭のいい人が話す前に考えていること』

    『頭のいい人が話す前に考えていること』 を読みました。 この本はどんな本か? 筆者がこんなふうにまとめてくれています。 「本書は、私がコンサルタントとして得た知見を、だれでも、どの業種にでも、どの時代でも役に立つように、プログラムしたビジネス書です。」 追加で、こんなふうな記述も。 「本書にはビジネスシーンだけではなく、『どっちの服がいい?』と聞かれたらときの対応や婚活の男女の会話など、プライベートなシーンでも役に立つ例をたくさん載せました。」 つまり、ビジネスシーンだけじゃなくプライベートでも役に立つよ!ってことです。 そして、読んだワタシの感想は?というと、 良いコミュニケーションはビジネ…

  • 人に寄り添える、そんな人でありたい

    朝日新聞に「寂聴 愛された日々」という連載があります。 6/21付は、「加藤登紀子さんに聞く6」でした。 「大変な状況にいる人に寄り添いたい」 「それが歌手としての責務だと」 瀬戸内寂聴さんも同じだっただろうと。 寂聴さんは「困った人たちを訪ねて、本当の姿を見てその人たちの心の奥底に入って、救ってきました。」 加藤さんは自身のコンサートで「この中で一番つらい思いをしてるのは誰だろうと想像します」 その人に寄り添いたい。 その人の気持ちに応えたい。 「それが歌手としての責務だと」 寂聴さんや加藤さんレベルでなくても、 市井のワタシにも通ずるものがあると思います。 生きるってこういうことなのかも、…

  • 何があった?あの香山リカさんがへき地のお医者さんになるなんて!

    香山リカさんが恐竜ファンだとは知らなかった。 恐竜ファンどころか恐竜オタクか恐竜フェチか。 香山リカさんと言ったら、あの精神科医の香山リカさんです。 いろんなジャンルで執筆活動もしてるので有名ですよね。 その香山リカさんが大学教授を辞めて僻地のお医者さんのになった、 と言うのだから、何があったのだろうと興味津々で読んでみました。 「61歳で大学教授やめて、北海道で「へき地のお医者さん」はじめました 」という本です。 そうしたら、選んだ地が「恐竜の町」だって。 まじでソレが決め手だったというからビックリです。 それほど好きになれるものがあるなんて、幸せですね。 それにしても、東京での生活を捨てて…

  • 女の人には成功例がもっともっと必要だ

    「編集さんに『出る杭は打たれるって知ってる?』っていわれたから、『出過ぎればいいんじゃないですか?中途半端だから打たれるんですよ。』って返して。私、生意気なのは直さなくていいと思っていました。素直でいい子で人気がない作家と、生意気で扱いづらい人気がある作家なら編集はどちらを選ぶかなと。とにかく人気と実力をつけるために自分を追い込んで、退路をガンガン断ったら、やるしかないじゃない」 ちょっと長いですが、引用させてもらいました。 『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由 』からです。 ジェーン・スーさんのインタビュー本です。 この発言の主は、一条ゆかりさんです。 「出る杭は打たれる」に対して、「出…

  • 「我が国の家族観を、この国を破壊させる気かな?」

    「我が国の家族観を、この国を破壊させる気かな?」 NHK連続テレビ小説『虎と翼』の神保教授の言葉です。 ドラマで描く時代から何十年も経っているというのに、 現代とシンクロしていて妙な気分です。 この発言、選択的夫婦別姓制度に反対しているどこかの党の政治家の口から出たとしてもおかしくない。 冒頭の発言は、 「妻は夫の名字を名乗ることが基本だが、申請すれば逆も可能」という民法改正案の内容に対して、 ドラマの中で神保教授が放ったもの。 現代とシンクロしていると感じたのは経団連の提言があったからです。 「今の制度は女性活躍を阻害する」 「政府が一刻も早く改正法案を提出し、国会において建設的な議論がおこ…

  • みんな同じ人間だとわかれば差別や戦争は起きない

    知らなかった。 フォトジャーナリストの吉田ルイ子さんのことです。 亡くなったというニュースでその存在を知るなんて。 6月9日の朝日新聞「天声人語」で知りました。 すごい人がいたもんだ、と胸を打つ。 『ハーレムの熱い日々 (講談社文庫)』はとにかく読みたい。 「彼女の文や写真の魅力は、取材相手と築く信頼関係にある。」と、 天声人語で紹介されている。 「人々が心を開いてくれるまで待った。」とも。 「『みんな同じ人間だ』とわかれば、差別や戦争は起きない。 だから撮り続ける。その信念はずっと、揺らがなかった。」と、 天声人語は結んでいます。 「みんな同じ人間だとわかれば、差別や戦争は起きない」 本当に…

  • 日本にいて批判的思考を育むのは絶望的に難しいかも

    NHKテレビの『ニュー試』(2024年5月25日放送)という番組を見て驚いた。 この日のタイトルは『世界最高峰!ハーバードビジネススクール前編』 ゲストの国際基督教大学理事長である竹内弘高さんがVUCAという言葉を紹介してました。 今、ビジネスシーンでよく聞かれる用語のようです。 どんな意味かというと、 Volatility Uncertainly Complexity Ambiguity の頭文字をとったもので、 それぞれ、変動性、不確実性、複雑性、曖昧性という意味で、 物事の不確実性が高く将来の予測が困難な状態を言うらしいです。 これからは正にVUCAの時代です。 VUCAの時代には、過去…

  • フィンランドに魅力を感じるのはどうしてなんだろう

    「娘が胃腸炎になり、自分にもうつったので、今日は仕事を休みます」 これ、一国の首相のツイッターでのつぶやきです。 『自分らしく生きる フィンランドが教えてくれた100の大切なこと』 に書いてありました。 2019年から2023年春まで首相を務めたサンナ・マリンさんのつぶやきです。 首相のサンナさんは5歳児の母でもあったのです。 なんだか、ほっこりします。 親近感が湧きます。 フィンランドって、ワタシが惹かれる国のひとつです。 『かもめ食堂』という映画を観て興味津々で、 ロケ地まで行っちゃいました! 当地を訪れたらますます魅了されちゃいましたね。 それ以来、フィンランドと聞くと触手が動くというか…

  • 職場に内緒で書いてた小説が有名な賞を受賞して急に有名になったら

    「いかにも私小説として読まれそうな作品ですよね。」 作者ご本人が文春オンラインでこのように語っています。 はい、その通りに読ませていただきました。 『うるさいこの音の全部 (文春e-book)』です。 芥川賞を受賞したばかりの作家・早見有日(はやみゆうひ)が主人公です。 早見の本名は長井朝陽(ながいあさひ)で、ゲームセンターで働いているという設定。 この本は小説だから、作者の身に本当に起こったことではないでしょう、 ・・・が、 やっぱり、想像しちゃいますね。 読みながら、本の中での早見有日と長井朝陽の境界が曖昧になっていく。 そして、主人公の長井朝陽とこの本の作者である高瀬隼子さんとの境界も・…

  • それは子どもに言わない方がいいと思う

    先日の昼下がり、 ある学習会に参加するために会場へ向かっている途中です。 子ども連れの夫婦が私の前を歩いていました。 一番大きい子は5歳くらいか、次が4歳くらいかな。 一番小さい子はお母さんが背負っていました。 なんともほのぼのとした風景でした。 なだらかな坂道をゆっくりと歩いていくと 道ばたに道祖神だかお地蔵さんだかを祀った祠がありました。 思った通り子どもが興味を持ってのぞき込みます。 すかさずお母さんが、 「ね、みんなを見てるんだよ」 いい光景だなぁ、なんて思っていたら、 続いて聞こえてきたお母さんの言葉にびっくり! 「わるいことしてないかな~って」 ・・・・・ わるいこと? 悪いこと?…

  • レジ、座ってちゃダメですか?

    座ってちゃダメですか?って、 座ってイイッスよね。 両方とも、レジなどの立ったままの接客をどうにかできないかと、 立ち上がったプロジェクトの名前の一部です。 しかしねぇ、よその国に比べると何十年も遅れてますよね。 いったい誰が座ることを許してくれないのでしょうか。 「座ってちゃダメですかプロジェクト」のメンバーが店の前でアンケートをとったところ、 「ほぼ100%賛成してくれた」そうですよ。 実際はお客の方だって、座るな!とまでは求めてない。 この国はお客様が神様のような国ですからね。 従業員に無理させてでもお客様に満足してもらいたいという気持ちが経営者側に働きます。 そんなお客さま第一主義みた…

  • 正解を欲しがる生徒と正解を与えたい先生

    失礼な言い方だとは思いますが、 学校はこんな生徒と先生で成り立っているのではないでしょうか。 前々回の記事でも紹介した朝日新聞の投書欄「声」に、 中学生のこんな投稿もありました。 「個性の尊重 本当にしてますか」というタイトルで、 「「個性の尊重」という言葉をよく聞くが、学校で過ごしていると少し違和感を覚える。児童や生徒に幅広い選択肢が与えられないことがある教育現場に、物申したい。」と。 「学校のテストの問題の問題のほとんどは、答えが一つしかない。」 「教科書を読んでいればわかる問題は楽しくない。」とも。 正解を欲しがる生徒と正解を与えたい先生は、 順番から言うと、正解を与えたい先生が先なのか…

  • クソな仕事って何なんだよ!

    『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』を読みました。 私労働小説なんて、訳がわかんないですよね。 著者がブレイディみかこさんだから手に取ってみました。 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の作者ですから。 それに、ラジオなどでもお話をよく聴いていて、 イギリスでどんな生活をしているのかな?って、 前々から興味があったのでおもしろく読めました。 この本は「ノンフィクションではないし、自伝でもない」と、 みかこさん自身が「あとがき」でことわりを入れています。 でもね、ご自身の体験がベースにあるのは確かでしょう。 イギリスでこういう体験をして生きてきたんですね。 階級がある社会っていうのがどう…

  • 「板書を写したノートの提出」って何のため?

    「板書の丸写し 本当に必要なのか」 朝日新聞の投書欄「声」に、こんなタイトルの投稿がありました。 投稿の主は16歳の高校生です。 学校の一部の教科で「ノート提出」なるものがあるそうです。 そして投稿主は、提出したノートの内容の評価点が低いそうです。 理由は「板書をきちんと写してない」から。 「私には生徒の従順さや、言われたことを淡々とこなす能力を評価している気がしてならない」と、投稿主。 この投稿主にワタシも同感です。 ノート提出って、いまだにやってる先生がいるんですね。 しかも、観点が「きちんと写しているかどうか」だなんて。 投稿主のように思ってしまうのも至極自然なこと。 百歩譲って、板書を…

  • 自分で思っているよりずっとエライっ!〜若者への手紙②

    生きていると順調なことばかりではありません。 思い通りにならないことはしょっちゅうで、 とても耐えられないと思うようなことも、ときどき襲ってきます。 今現在も、様々な苦しみの中にいる人もいるでしょう。 その若さでよくがんばっているなぁと感心します。 そんな若者を見ていると声をかけたくなります。 「苦しいのは本当におまえが悪いのか?」と。 これはある本の「はじめに」に書いてあった言葉です。 その本はこう続きます。 「おまえは真面目に生きてるじゃないか。サボらずに耐えてるじゃないか。だいたいなんだ今の世の中は。うまくいってるように見えるのは小ずるい奴ばっかりじゃないか。・・・だから苦労しているお前…

  • ある若者への手紙

    なぜ学校に行くんだろうか? 学校に行くことは当たり前のことではないと思うのです。 学校に行くことで良いこともあれば悪いこともあると思います。 これは普通のことです。 良いことは楽しいことといえるかもしれないし、 悪いこととは嫌なことと考えてよいのかもしれません。 楽しいことより嫌なことのほうが上まわっていたら、学校に行くのは苦しくなります。 嫌なことばっかりなのに耐えてまで学校に行くことはないと思います。 ただですね、嫌なこととはどういうことか、じっくり考えてみることは必要です。 気分で嫌だなと思うことでも我慢してやることで自分が成長することだってあるものです。 一言で嫌なことといってもいろい…

  • 新任先生が辞めちゃうんだって

    2023年度に東京都が採用した新任教諭のうち、1年以内の退職者が169人だったそうです。 朝日新聞の記事で読みました。 これは全体の4.9%で、過去最多だそうです。 新任先生が辞めちゃうって話はワタシの身近でも聞きました。 全国的な課題だと新聞にも書いてありました。 こうなると、これはもう個人の問題じゃないですね。 そして、辞めちゃう理由の約半数が病気で、多くが精神疾患というから深刻です。 4月7日付朝日新聞の投書欄「声」にも、新任先生のリアルな声がありました。 「教員は業務が多く、朝早く出勤しても退勤するのは夜7時を過ぎてしまう日も多い。」 そうですよね、忙しすぎるんですよね。 東洋経済ed…

  • ロックだね、シビレタ!

    揺さぶりたい、 立ち止まらせたい、 音楽や映画はそのためにあるって、か。 かっこいいなぁ、 グサグサって刺さった。 ロックミュージシャンの マヒトゥ・ザ・ピーポーさんです。 朝日新聞の"明日へのLesson"という記事で読みました。 マヒトさんはロックバンドGEZANのフロントマン、 彼らが主宰する野外フェスティバル「全感覚祭」は、 チケットが3千円、5千円、7千円と価格差はあるが、 内容に差はないそう。 観客が自分のお財布と相談して決められる。 つまり、いくら出すかは客が決められるってことです。 こうなると、考えちゃうよなァ。 自分が今いくら出せるか? このアーティストにいくらなら出していい…

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