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2021/08/10

1件〜100件

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  • 読書日記853

    読んだ本 柄谷行人『近代日本の批評Ⅰ 昭和篇 上』講談社学芸文庫 (1997) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 定義というものは普通先にくるものであるが、文学史的には後からくるものなのかもしれない。 「いまふり返ればあれはああだった」 という具合に。 小説は芸術でもあるとされるが、今日の「大衆小説」と呼ばれるものに芸術性はあるのか。 純文学と呼ばれる小説は一般に芸術性を追求する小説と言われている。 しかし、本書によれば明治期の小説は「純文学」であった。 大衆小説と純文学、なにがどう違うのか。こういうのが現代人にとって混乱している、まさに今の自…

  • 佐藤優『いま生きる「資本論」』新潮文庫 (2017) 読了

    引用元:版元ドットコム つづきを読み終えた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 20代半ばは自己啓発、ビジネス書の類いを一生懸命読んでいた。 しかし本書を読んで、それらに書かれていた情報の9割ほどはマルクス『資本論』で語り尽くされていると感じた。 例えば瀧本哲史が書いていた「人間のコモディティ化」は勿論のこと、あと有名どころでいうと勝間和代氏の「スペシャリストになれ」といった言説はほぼ150年前から分かっていることであった。 ・・・ 本書における講義で使用される『資本論』の抜粋を読むと、肩…

  • 読書日記852

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 ジョルジュ・バタイユ、川端康成の話からタモリの話まで、幅広い世代との交流や自身の活動について語られた。 ふざけた話から真面目な話まで、多様な対談集であった。 ・・・ 最近個人的に関心の高い全共闘についても語られた。 岡本太郎の指摘は的確であるように思えた。 社会に反発心を抱く学生たちは、集団としてかたまることによって逆説的に画一的になり、個性のなさ、イニシエーションのなさに虚しさを感じてい…

  • 読書日記851

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 いっきに300ページ弱読み進めた。 端的に古典の力を感じさせられた。(『資本論』は1867年に発行) 世の中の出来事の大部分は古典によって既に語り尽くされている。 本書では、例えばビットコインのような仮想通過に関してもマルクスは間接的に説明していることが理解できた。 ・・・ 300ページまで中身が意外にも濃いので…

  • 読書日記850

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 平成生まれの私としては、全共闘は全くと言っていいほど無縁な存在であった。 親でさえも僅かにそんな運動があったな、程度の認識である。 だが彼ら、全共闘世代が日々追求、模索したものが過去の産物となってただ図書館の隅で眠っているのはどういうことなのか。 ここが本当によく分かっていなかったのが本書を読むきっかけでもある。…

  • 読書日記849

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 マクタガートの時間論は観念的で詭弁感は否めないが、考え方には共感できる。 人間は原因と結果を時に転倒させる。 「目標」と「努力」を繋げることは倒錯行為であると個人的にはいまだに思っている。 小林秀雄が語る。マルクス主義の欺瞞は歴史的な結果と原因を転倒させていることにあるのでは、と。 偶然と必然。 歴史は人間がつくるのか、つくったのか。 これをマクタガートの時間論に応用させてみると面白い。 …

  • アクセス数を上げるにはひたすら書くだけ

    アクセス数を上げるにはひたすら書くだけ – 読書梟の独り言

  • 読書日記848

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ 共産主義の初期状態を社会主義と呼ぶ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 古典の面白さに気がついたので、今日はマルクスとエンゲルスによる『資本論』を理解するべく本書をまず読んだ。 本書は宇野弘蔵によるマルクス解釈 (宇野学派) に依拠しながら講義が進む。 佐藤氏によれば、宇野学派は「理論ー実践」といった共産主義的な考えを退け、あくまで資本主義社会の論理構造だけを突き詰めていくものであるという。 そのため、主観性が排除されているのでイ…

  • 読書日記847

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 「コラッツ予想」という面白い問題が気になった。 ・・・ 偶数ならば2で割る 奇数ならば3倍し、1を加える これを繰り返すと {4.2.1} として循環するが、まだ証明まではされていないのだという。 これを読んで情報と数学についてあれこれ思いを巡らせた。 何故証明されていないのかというと、ミシガン大学教授のラガリアス氏は「従来の数学の構造的な問題の枠外にある」為であったり、エルデシュという人…

  • 副島隆彦/佐藤優『「知の巨人」が暴く世界の常識はウソばかり』ビジネス社 (2022) 読了

    引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 藤森かよこ氏が副島隆彦氏の本をよく読んでいることが分かったので、その流れに乗ってみた。 nainaiteiyan.hatenablog.com そして佐藤優氏との共著である本書を読み終わった。 個人的には全共闘に対する関心が強いので、その影響を受けている二人の対談は面白く、あっという間に読み終わった。 他にもマルクスに関する本は何冊か読んだ。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hate…

  • 読書日記846

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 不確実性の世界において、大数の法則 (試行回数が限りなく多くなると統計的に確率が算出されるものに近似する) のようにはいかない、大きな災害 (原発事故など) リスクを抱えるこの世界において、我々は何をするべきなのか、という問題提起のもと本書は進む。 著者は「近代二分論」 という案を提出する。 世俗的な言い方に直せば、「成長派 / 脱成長派」 である。 問題点として、両者は対話ができないこと…

  • 読書日記845

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 フランス革命をめぐり、近代文学者間の対立構造というものが少しずつ明るみになってきた。 先日はゲーテがスピノザに影響をされていて、ゲーテは始終スピノザに傾倒していたことを確認した。 nainaiteiyan.hatenablog.com 一方でゲーテはルソーのことを信用していないことをも同時に確認した。 今日はボードレールとエドマンド・バーク (『フランス革命についての省察』の著者) の両者…

  • 読書日記844

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ テクネー・・・・魂への配慮に基づいた生活全般へのパターン化された工夫 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 文学運動の流れを追うために政治的な動向についてもある程度把握したいと思い、読み進めた。 昨日読んだ本で理解できたことは、文学作品は思想的な背景に影響されるということである。 自分は三島由紀夫の文章を参考にしつつ、トーマス・マン『魔の山』のような教養小…

  • 読書日記843

    読んだ本 三島由紀夫『戦後日記』中公文庫 (2019) 引用元:版元ドットコム 正宗白鳥『自然主義文学盛衰史』講談社学芸文庫 (2002) トーマス・マン『ゲーテとトルストイ』岩波文庫 (1992) 引用元:版元ドットコム 林進『三島由紀夫とトーマス・マン』鳥影社 (1999) その他数冊 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 過去、世界的な規模で起きた文学運動について関心を持った。 そのひとつがエミール・ゾラを発端とした「自然主義」というものである。 こ…

  • 藤森かよこ『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』KKベストセラーズ (2020) 読了

    引用元:版元ドットコム つづきを読み終えた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 著者が副島隆彦氏の本をよく読んでいる事が伝わったので、佐藤優氏との共著「『「知の巨人」が暴く 世界の常識はウソばかり』ビジネス社 (2022) 」も併せて読んでみた。 佐藤優氏は数多くの本を出している。 好き嫌いは置いて、まず端的にここまで本を出している作家はなかなかいないと思われる。編集者から信頼されている作家だと個人的には認識している。 『私のマルクス』では、日本共産党とマルクス主義者たちの歴史について書か…

  • 適菜収『問題は右でも左でもなく下である。』KKベストセラーズ (2018) 読了

    引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 この本を書いた適菜収という人は面白い。文章は罵詈雑言ではあるが、痛快、明快、論理がしっかりしていて一貫性がある。 本書は学術的な方面からの引用が多いので、編集的な側面を持っている。 (ゲーテ、ニーチェ、小林秀雄、アーレント、ジョージ・オーウェルetc.) 現代政治は非常にややこしいが、人間の本質に迫ればある程度簡略化して物事を書けることもなんとなく伝わった。 古典はもう過ぎ去った過去の古い考えだ、というありがちな考えを常に疑うことの大切さも理解できた。 他の人も言っているように、物事のほ…

  • 砂川文次『ブラックボックス』講談社 (2022) 読了

    引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 (ネタバレなし) 第166回芥川賞受賞。 最近はどういう作品が賞を取るのか研究するためだけに読んだ。 物語はありふれた、Uber Eatsで働く若者の話であった。 読み終わったあと、選考委員がそれぞれ本作品にどのような評価を与えていたのか確認した。 本作品の優れた点は、現代社会の見えない部分をしっかりと捉え、詳述している点にあるのだという。 ここには納得できるものがあった。 タイトルの示唆するものは本作品のなかでうまく回収しきっているように感じた。 マニアックな知識についてはよく分からな…

  • 2022年11月26日の日記

    来年はいろいろな公募 (小説) に応募します。 書き続けることによって、そこから新しい発見があることを実感しました。 私は、主人公に何かを語らせることは、自分の心の声を代弁させることだと考えます。 加えて、アウトプットがよりリアリティーになっていく感覚を覚えました。 勉強とは違い、単なるメモではなくナラティブ性、ストーリー性のある、より具体的なアウトプットになります。 その為、読書量を減らしています。 面白い本は読みますが、もう読書ばかりしていられない段階にあると考えています。

  • 読書日記842

    読んだ本 三島由紀夫『小説読本』中公文庫(2016) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 三島由紀夫は、小説家はなりたくてなれるものではない、仕方なしになったと感じている、と話す。 その後100ページくらい夢中になって読み進めた。 ・・・ 細部までは分かりかねたが、主旨は概ね理解した。 文脈から察するに、小説はテクニックではない。 三島由紀夫はゲーテやフローベールを例に出し、世界に対する洞察力、学問的な知識の必要性を説く。 あらゆる仕事は自分に合わないとハッ…

  • 読書日記841

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 ゲーテはドイツ人の俗物根性を批判した。 (モーツァルトを指して)「とてつもない精神生活の素晴らしい泉に対してはーーー世間というものはーーーほんのちょっとのあいだ自分に栄養価の高いものを与えてくれるほんのかけらを、ときどき盗んでは満足しているだけではないだろうか?」(一部省略) また、ゲーテ著『ヴィルへルム・マイスター』については、「これはーーー大衆のために書いたのではなくーーー同じような傾…

  • 読書日記840

    読んだ本 引用元:版元ドットコム 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ 保守主義・・・活力、公正、節度、良識の平衡状態を保つために絶えず不断の努力を行う態度 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 読み物としては二つとも重厚であり密度が濃い。 保守の真髄では平衡状態というものに着目し、帰納的、演繹的に今日の問題について深い洞察をもとに論述されていったが、正直なところ内容を理解するのはかなり難しい印象であった。 自由と秩序の平衡はバイタリティ(活力) 平等と格差の平衡はフェアネス(公…

  • 読書日記839

    読んだ本 トーマス・マン『魔の山 (下) 』岩波文庫 つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 塵も積もれば山となる。上下合わせて950ページほど読み進めた。 (以下ネタバレ含む) ・・・ ・・・ 「カストルプは死に直面する」 下巻もいよいよカストルプにもピンチか、と思いながら読み進めた。 生と死の対立をこえた愛とヒューマニズムを認識する、と表紙に書いてあるが、第六章「雪」のことだったの…

  • 読書日記838

    読んだ本 野口悠紀雄『だから古典は面白い』幻冬舎新書(2020) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 イエス『聖書』 シェイク・スピア『マクベス』 著者は、この二つの書から説得術を引き出せるという。 歴史的なベストセラーは『聖書』だと言う。 確かに2000年以上キリスト教は続いている。 「神は死んだ」とツァラトゥストラに宣告されもなお、現在も信仰心は消えてはいない。 その意味では最大の影響者である。 『マクベス』では魔女の台詞から、人間はどのようにすれば言う…

  • 読書日記837

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 ニーチェがアメリカにどのように輸入されていったのかが分かる面白い本であった。 ひとまず90ページ程読んだ。 読んでいくうちに、ニーチェも承認欲求というものをかなり抱いていたのでは、と思うようになった。 処女作『悲劇の誕生』はまったく売れず、その後も出版社を困らせ続ける。 そんな状況にニーチェが激しい怒りを抱いていたとかかれている。 現代人から見れば、ある意味では傲慢で承認欲求の塊である。 …

  • 読書日記836

    読んだ本 マーク・クーケルバーク『自己啓発の罠 AIに心を支配されないために』青土社(2022) つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 後半はいわゆる「ポストモダン」と関係付けて論じられた。 (ポストモダンの概略はこちら) nainaiteiyan.hatenablog.com AIで知能を向上させ、テクノロジーで身体的機能をエンパワーメントすることを本書では「超人主義」と読んでいる…

  • 読書日記835

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 アーレントがどのような本を読み、どのようなアウトプットをしていたのかが分かる本である。 目次を見れば数々の著書が並ぶ。 プラトン『国家』『法律』『第七書簡』 ミルトン『失楽園』 シェイク・スピア『マクベス』 フォークナー『八月の光』 モンテスキュー『法の精神』 アリストテレス『弁論術』 etc. 前半はプラトンの著書に関するメモが多い。 ルソーも、ニーチェも各々の著書でソクラテスに対する言…

  • 読書日記834

    読んだ本 マーク・クーケルバーク『自己啓発の罠 AIに心を支配されないために』青土社(2022) つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 前回ではソクラテスから始まった、「自己を知る」人文主義の系譜が20世紀哲学まで、すなわちサルトルの実存主義において、「実存主義は人文主義である」の発言からも分かる通り、ひとつなぎになっていることが語られた。 そしてその人文主義が今日の自己啓発の推進力…

  • 読書日記833

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 250ページまで読み進めたが、こちらはコロナ禍初期に書かれたものなので(2020年12月出版)、2022年11月現在では古い情報も含まれている。 明らかに読む必要のない箇所は読み飛ばした。 ・・・ ユヴァル・ノア・ハラリ氏とニック・ランド氏が、民主主義と平等主義は失敗したことを直視しようと書いた、とある。 ハラリ…

  • 読書日記832

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 困難に遭遇して気が動転しないくらいではまだまだ甘い。困難が来たら大いに喜ばねばならない。 そう言いながらも、三島由紀夫は常朝の矛盾を指摘する。 快楽主義的な側面も持っていて、人生はすぐに終わってしまうのだから好きなことをやるべし、と説いていたりもする。 "我は寝る事が好きなり" P83 また、148項では「損得だ…

  • 読書日記831

    読んだ本 トーマス・マン『魔の山 (下) 』岩波文庫 つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ カストルプ「人間は善意と愛とを失わないために、考えを死に従属させないようにしなくてはならない。」 カストルプ「愛のみが、死よりも強いのだ。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 塵も積もれば山となる。 『魔の山』は上下合わせて約900ページ読み進んだ。 感情と理性が分離していると考えることは『デカルトの誤り』において否定された。 na…

  • ドゥルーズ+ガタリの理論は突飛ではない

    「一秒も無駄にするな」 お金を稼ぐことに躍起になる人物によく見られる行動規範 合理的、かつ資本主義的 「人間の活動は資本主義のコードに従う」 ドゥルーズ+ガタリのどこが空論なのか ピタリと当てはまる人間は数多にいる 当てはまっていないように見える人間も、行動を遡及すれば資本主義のコードに還元されていくだろう 肌感覚的な話だ 一秒も無駄にしない発想で時間に殺されている人間は多く見受けられる 気持ちの余裕がない 勿論例外もある 効率主義は逆説的に生を壊滅させる 生のない人生は虚無だ 反証可能性はない 従って反論しようもない 戯れ言にすぎない たかが戯れ言、されど戯れ言

  • 2022/11/20 覚書

    目的よりも副産物に目を向ける 思索⇒深く考える。そこから「派生する」面白さ 一定の目的を定めると大抵は失敗するのでむしろ副産物に目を向ける 物事の多面性は副産物、つまりは二次的なものから 二次的なものは三次的なものを生む。以降無限連鎖 人はそれを創発、ゲシュタルトと呼ぶ 以上にして連鎖されたものが表出する 真理は無限に連鎖する派生物に隠されていく 表のない裏、裏のない表はない。物事は必然的に多面的 正義とは表だけを認め裏を認めないもの A⇔A' A⇔-A 一つの物事は座標系からして多面的 何かを追い求めるのではなく、「結果として」それが得られるような言語活動、アクティビストたれ 必然を求めるの…

  • 純粋経験としての思考

    純粋経験としての思考 – 読書梟の独り言

  • スピードのAmazon、丁寧なhonto

    スピードのAmazon、丁寧なhonto – 読書梟の独り言

  • 読書日記830

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 読書日記というものを地道に続けてはいるが、いつまでも自分のなかで進歩が見られない虚無感に時々襲われる。 学問の円環構造についてはある程度掴めた気はしている。 三島由紀夫が言うように、倫理を考えれば政治のことも自然と考えるようになる。 政治について考えるならば自ずと経済についても考えるだろう。 経済を考える場合、資本主義というものが持っている数々の良い面と悪い面について否応なく考えさせられる…

  • 読書日記829

    読んだ本 佐藤文隆『転換期の科学 「パッケージ」から「バラ売り」へ』青土社(2022) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 日本は明治時代において、「西洋の政治制度」と「科学技術を基盤とした資本主義」を一つのパッケージとして取り入れ、急速に発展を遂げた。 つまり、本書に則せば科学というものはイデオロギー(≒民主主義)のような側面を同時に持つわけである。 現代はというと、西洋問わず、世界中に科学技術は普及している。 著者はパッケージが解体されバラ売りされたもの…

  • 読書日記828

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 面白そうな本があったので読んでみた。 ひとまず第一章「ポストモダニズム」の最後、51項まで読み終えた。 忘れないように書き残す。 ・・・ キャンセルカルチャーというものが日本でも浸透しているように私は感じる。 特定の人物の過去の言動を掘り起こされ拡散されることによって、差別だ、時代遅れだ、などと人々から罵声のように浴びせられ、社会的地位が剥奪される。 この荒れ狂う人種、ジェンダー、ポリティ…

  • 読書日記827

    読んだ本 マーク・クーケルバーク『自己啓発の罠 AIに心を支配されないために』青土社(2022) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 50ページ読み進めた。 というのも、一般書というものは概ね50ページ読めば軸は見えてくるものだと思っている。 結論から書いても意味がないと思ったので軽いまとめと感想を書き残す。 ・・・ まず著者は自己啓発をプラトン哲学、ストア派、ヘレニズム時代と流れていく「人文主義」の伝統を引き継ぐものだと位置付けている。 古代ギリシアの格言…

  • 読書日記826

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 170ページほど読み進めた。 本書はくだらないエッセイのようなものに見えるが、そこらのくだらない新書よりもはるかに読む意義はあるように思う。 端的に情報量が圧倒的に多い。また、参考文献の量も1000円台の本にしてはかなり多いようにみえる。 そして参考文献はデヴィット・グレーバー、マルクス・ガブリエル、ジャック・アタリ、ユヴァル・ノバ・ハラリといった、学術方面の引用が多い。 ・・・ 本書はコ…

  • 読書日記825

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 理工系でなにか面白い本がないかと、ぶらぶら書店のなかを歩き回っている時に本書に出会った。 一度気になった本はとりあえず買う。これは自身の失敗から学んだことである。 ・・・ 自分はエリック・ホッファーと荒木優太氏に勇気づけられてきた。 大学院にこだわらずとも、在野という選択肢もあり、逆にアカデミズムに浸ることで独創性を失う可能性については、ベンジャミン・クリッツァー氏の本から学びとった。 n…

  • 読書日記824

    読んだ本 アントニオ・R・ダマシオ『デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳』ちくま学芸文庫(2010) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 タイトルが気になり、読んでみることにした。 隙間時間を利用し、100ページほど読み進めた。 ・・・ 心理学を学んでいる人であればウェルニッケ、ブローカという言葉は聞いたことがあるはずである。 しかし、教科書的なことは書きたくないので割愛。それに関連する話である。 物語は25歳、有能な現場監督をしていた男性の不幸話によって幕…

  • 読書日記823

    読んだ本 米山優『アラン『定義集』講義』幻戯書房(2018) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 独断論【dogmatism】について、本書で調べてみた。 アランによれば、独断論は懐疑主義の対を成す。 アランによれば、独断論とはいかなる事も言説によって説明可能とみなす心理的傾向、または確信である。 また、再検討する必要もない知識の存在を認める。それはドクマとも呼ばれる。 ・・・ 面白いことに、西田幾多郎がこの独断論の欠点を鋭く批判する。 「絶対的な真理は存在…

  • 読書日記822

    読んだ本 トーマス・マン『魔の山 (下) 』岩波文庫 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ 静寂主義・・・神の決定に従い、心を静かにする態度 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 塵も積もれば山となる。 上巻と合わせて約750ページ読み進んだ。 (以下ネタバレ含む) ・・・ ・・・ 今日も読みながら様々なことを書いてはメモし、思索を行った。 まずひとつ、個人的に教条主義というものが心のなかで引っ掛かりと…

  • 読書日記821

    読んだ本 中島義道『過酷なるニーチェ』河出文庫(2016) トーマス・マン『魔の山 (下) 』岩波文庫 つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 (以下、『魔の山』のネタバレ有) 今日はいつも以上に身体が重く、普段の半分程度の読書量であった。 何をするにも気乗りせず、久々に図書館へ行くことにした。 ほぼ毎日書店へ行くと、図書館では品薄の本や絶版になっている本が目立つように感じた。 子供の…

  • 読書日記820

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ファム・コン・ティエン『新しい意識』東京外国語大学出版会(2022) トーマス・マン『講演集 ドイツとドイツ人』岩波文庫(1990) 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ オルダス・ハックスリー「時間は最近の発明である・・・それは技術の副産物である・・・今日、時間は私たちに対する残酷な独裁者となっている」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…

  • 読書日記819

    読んだ本 引用元:版元ドットコム 加藤周一『言葉と戦車を見すえて』ちくま学芸文庫(2009) 引用元:版元ドットコム 『虚無の構造』のつづきと『言葉と戦車を見すえて』、『悪魔の辞典』を読んだ。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ビアス・・・「 (人文主義者とは) 救世主は人間であった、そして当の自分は神である、と信じている者」 加藤周一 「トマス・マンを知らなければならぬ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 世の中には絶対的な真理はない、言…

  • 読書日記818

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ハイデガー『「ヒューマニズムについて」パリのジャン・ボーフレに宛てた書簡』ちくま学芸文庫(1997) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ヤスパース・・・「デモクラシーと合体したヒューマニズムの言葉は人間性に宿る虚無感を直視していない」 ハイデガー・・・"言語が存在へと原初的に帰属しているというこの関わりは、公共性というありさまで自分を呈示してきいる主観性の支配のもとでは、隠されたままにとどまっている"『ヒューマニズムについて』P27 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー …

  • トーマス・マン『魔の山 (上) 』岩波文庫 読了

    トーマス・マン『魔の山 (上)』岩波文庫 つづきを読み終えた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 つづきから最後まで8時間もかかってしまった。 (下) のほうはゆっくり読み進めたいと思う。 そしてよく見れば上下合わせて800ページではなく1100ページという怪物的な長さであった。 (以下ネタバレ有) ・・・ ・・・ ・・・ 執行草舟氏が『現代の考察』(毒を食らえの章) のなかで、「『魔の山』には毒が詰…

  • 相対主義に対するささやかな抵抗

    相対主義に対するささやかな抵抗 – 読書梟の独り言

  • 読書日記817

    読んだ本 (トーマス・マン『魔の山 (上) 岩波文庫』) 続きを読みすすめた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 420ページまで読みすすめた。 主人公のカストルプはサナトリウムで暮らす様々な人物との交流から人間に対する理解を深めていく。 個人的には、上巻ではイタリア人の人文主義者、セテムブリーニとの議論が本書の中核的な内容になっているように感じた。 (以下、内容に関すること、つまりネタバレ有) ・・・ セテ…

  • 読書日記816

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ 異なるタイプの知識は異なる機能と文脈に照応する ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 本書を、人文書読解の助力とするべく読むことにした。 鶏が先か卵が先か。 社会科学においてそれは二項対立、二元論という意味、枠組みとされる。 人々ー自然 個人ー社会 主観ー客観 思想ー行為 心ー身体 知識ー実践 (本書から一部引用) 以上のように、世の中には二項対立が無数に存在している。 二項対立という、非常に乱暴で単純化されたものでさえここまで世界…

  • 読書日記815

    読んだ本 ダニエル・C・デネット『心の進化を解明する バクテリアからバッハへ』青土社(2018) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 150ページ弱読み進めた。 読んでいるうちに何について語っているのか分からないことが多々あったので戻ってすすむ、戻ってすすむという読み方でなんとか基本的なことを押さえることができたように思う。 ・・・ 「なぜ意識はあるのか?」 この漠然とし過ぎた問いは不毛である。 デネットはダーウィンの理論を反転させ、目的論の復権を試みる。 …

  • 読書日記814

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 160ページまで読んだ。 思想という括りではあるが、歴史的裏付けによる系譜学的な権力論ということで、単なる個人の感想ではないというのは十分伝わるところではあるが、原典を先に読まなければあまり収穫がないように感じた。 ・・・ ひとつだけ印象的な点を挙げるとするならば、権力の偏在性についてドゥルーズ+ガタリの提唱した「リゾーム」に通ずる点があるというフーコーの読みであった。 権力というと国…

  • 読書日記813

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読みすすめた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 第三回の終わり、182ページまで読み終えた。 内容的には難解ではあったが、マルクスが貨幣、生活、労働、政治形態に対して本気で考えていた様子が伝わった。 ・・・ まず本書を読む前に素朴な疑問があった。 私有財産を認めない社会において、婚姻はどのような形態を取るのか。 例えば、御田寺圭『正しさに殺されないために』(…

  • 読書日記812

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 物価上昇。中間層の崩壊。 格差社会は問題なのか。 こういったテーマは2020年以降個人的にいろいろと考えてきたが、大事な点は同じことを繰り返しているかどうかのように思われる。 これが人文系のやっかいなところであり、数学的な証明がなされることがほぼないことから、人々が同じことを繰り返しているという事実を立証しにくい。 だが、個人的に人間は根本的なところで同じことを繰り返しているように感じる。…

  • 読書日記811

    読んだ本 ジャック・リゴー『ジャック・リゴー遺稿集』エディション・イレーヌ(2021) 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 私は自分が存在していないと感じる瞬間に生を感じる、という逆説めいた格言に引っ掛かるものがあった。 没入。一体化。 ただ、もっと深い意味がこめられているようにも思えた。 超現実主義の時代はまさに人間の存在が問われていた時代であった。 本書を読むことでシュルレアリスムの構成について多少の知識が付随して得られた。 人間…

  • ランドルフ・M・ネシー『なぜ心はこんなに脆いのか: 不安や抑うつの進化心理学』草思社(2021) 読了

    続きを読み終えた nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 半日以上費やし約500ページの長い読書が終わった。 本書の内容はまだ仮説に過ぎないが、物事を進化論に還元するのではなく、進化論による説明にも限界があることを理解することができた。 また、物事の多面性について再度考えさせられる内容であった。 ・・・ 物事を単純化することによってのみ、私たちは初めて断定的に判断することが可能となるのではないだろうか。 別言すれば…

  • 待つもの、来るもの

    待つもの、来るもの – 読書梟の独り言

  • 読書日記810

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読みすすめた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 300ページにたどり着くまでに4時間ほど費やしてしまった。 抑うつ気分はなんの役に立つのか、という問いを「自然選択」から説明しようと試みたが、突然変異から起きる現象を説明しきれず、それでは十分でなかった。 ・・・ 著者は精神疾患が起きる原因を、「法則」に還元されるものと「物語」に還元されるものに区別した。 法則…

  • 読書日記809

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『啓蒙の弁証法』はホロコーストを解明するべく立てられたフランクフルト学派のアドルノとホルクハイマーの共著である。 本書では、第二回の講義から第四回まで、これを仲正昌樹氏と共に精読する流れとなっている。 第一回は飛ばし、二回から読みすすめた。 ・・・ 本書を読むと、マルクスが人間のコモディティ化について予言していたことはだいたい当たっていると感じた。 啓蒙の弁証法は神話が挿入されるので、神話…

  • 佐藤優『私のマルクス』読了

    佐藤優『私のマルクス』文藝春秋(2022) つづきを読み終えた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 最初の頃は本書からマルクス主義と人間の心理についていろいろと考えることができると思っていたが、確かに考えさせられたものの、読み終えたあとはむしろその対象は今までよりも逆に複雑に、電線コードがどんどん絡まっていくような感覚を覚えた。 小坂井敏晶『責任という虚構』のなかでアイヒマン実験について語られていたが…

  • 小坂井敏晶『責任という虚構』読了

    引用元:版元ドットコム つづきを読み終えた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 一読しただけでは全てを把握することはできないが、ある程度は押さえられたように感じた。 小坂井氏の考える「無責任」について軽くまとめ、感想を書いて終わりにしたい。 小坂井氏の例を引用する。 まずお札自体には価値がない。自分で生産した商品に買い手がいて、買い手のお札と交換するのは、次に交換したお札で売り手の商品を交換する相手が…

  • 読書日記808

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ルソーの一般意志 ≒ ロールズの無知のヴェール ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 360ページ弱まで読みすすめた。 ひとつひとつ議論の整理をしていてはキリがないのでただ感じたこと、感想を書き残す。 ・・・ 錯覚というものは視覚的であるが、本書はシステム上の錯覚というものを明るみに出す。 延々と読むのはつかれるが、新しい発見が多くあり面白い。 錯覚という…

  • 10月の読書ふりかえり

    前回はこちら nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前回は映画『もののけ姫』の製作秘話を明かす、宮崎駿『折り返し点』を読んだところからスタートし、小林秀雄、池田晶子、モリス・バーマン、林達夫へと流れていく過程を書いた。 今回はそのつづきから、最新の読書日記807までのふりかえりを行う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー nainaiteiyan.hatenablog.com 文学や書物には何ができるのかという問いを絶えず行いながら本書を読み終えた。 正直なとこ…

  • 読書日記807

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 とりあえず細かいことにとらわれず、一旦最後まで読んでみようということで、300ページまで読み進めた。 結局のところ、因果律で責任を問おうとするとおかしなことになることは、この300ページまでで忌憚なく述べられた。 突き詰めると個人主義と自己責任論はむしろ対極にあることが見えてきた。 ・・・ 小坂井氏は時間軸上の責…

  • 読書日記806

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 小坂井敏晶『責任という虚構』の議論がややこしくなったので一度時間をおくことにした。 そしてこちらの本を軽く読もうと考えた。 大澤真幸氏の書く本はほぼ全て読みにくいという私の直感はこちらの本でも当てはまってしまった。 ・・・ 議論は因果律から入る。 まず大澤氏はスピノザの答えを引っ張る。 スピノザは自由意思を錯覚のようなものだと結論付けた。 次にカントの力学的アンチノミーを引っ張り出す。 ざ…

  • 読書日記805

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 220ページ弱まで読み進めた。 佐藤氏の問題意識がようやく明らかになってきた。 ・・・ 佐藤氏の母はカルバン派のプロテスタントと書いてある。 そして、モリス・バーマンと同じようなことを書いている。 近代以前、人間は1000年以上ヘルメス的世界観に浸ってきた。 佐藤氏は、神学の知的遺産にフォイエルバッハの無神論は砕…

  • 対象と関心

    対象と関心 – 読書梟の独り言

  • 読書日記804

    読んだ本 梅本克己『唯物史観と現代』岩波新書(1974) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 マルクス主義に対する理解を深めるべく手にとった。 唯物論と唯物史観の微妙な違いを理解することができたので忘れないうちに書き残す。 ・・・ 唯物論は定義をしようとすると長くなるが、端的に、精神は物質の産物という見方である。 唯物史観はほぼ経済史観と同義である。歴史の記述を、経済活動に依拠させ、人間の主観性の排除する。本書では唯物史観は、ヘーゲルの歴史哲学から脱却するという…

  • 読書日記803

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ”ことばを正確に使わなくてはならないと神学部の教授陣は常に強調していた。” P122 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 160ページまで読み進めた。 本書もそろそろ折り返し点であり、面白さゆえにあっという間に過ぎ去っていく。 ・・・ 佐藤優氏が無神論とマルクス主義に強い関心を抱いていたことが伝わった。 同志社大学神学部に進むか琉球大学法学部に進むか。 …

  • 読書日記802

    読んだ本 高橋和巳『高橋和巳 世界とたたかった文学』河出書房(2017) つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 暴力に関する論述を読みながらいろいろと考えた。 高橋和巳は書く。 人間の精神と身体によって築き上げられるあらゆる価値、その生成可能性に対して、権威が過酷な労働環境へ押しやったり、可能性を潰すような環境へ投げ込むことが「暴力」であると。 ・・・ これは、俗な言い方でいうと「自己実…

  • 読書日記801

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 本書もいよいよ折り返し地点を過ぎた。 感想としては、いまだに釈然としない。 ・・・ 自然選択では説明がつかないことがある。 そのひとつとして「突然変異」が挙げられた。 これは偶発的なものであり、状況に対する「調整機能」としての感情に対する適切な回答を阻むものとなっている。 そして更に、うつ病患者の共通する遺伝子が見つ…

  • 読書日記701~800

    nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenab…

  • 読書日記800

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ セクト主義・・・・左翼運動の党派間における排外主義 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 百項まで読み進めた。 佐藤優氏が徐々にマルクス主義へと傾斜していく様子が描かれた。 また、マルクス『資本論』絡みで社民党の過去の活動などにも触れられていて、政治的な話へと繋がっていく。 ・・・ 何事も出発点は大事である。 理数分野においても、公理を誤るとニュートン力学…

  • 読書日記799

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 二百ページまで読み終わったので感想を書き残す。 終始、議論の軸は「落ち込んだ気分はいかに役に立つのか」であった。 この問いかけは進化論と親和性が高いように感じる。 生存戦略という観点から見れば、普通に考えて感情は全てその有益性にある程度還元できると思われるからである。 ・・・ 著者は「抑うつリアリズム」という表現…

  • 読書日記798

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ウ・トポス・・・・・・・ギリシア語。ユートピアの語源(諸説あり) 「存在しない場所」という意味がある。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 時間のあるうちにマルクスについてある程度理解しておきたいと思っている。 政治に詳しくなりたいという理由ではない。 端的に、人間の本質が隠れていると感じているからである。 それは、マルクス主義がなにか崇高的なものだからという理由ではなく、逆に物質礼拝はいろいろな意味で錯誤していると私は解釈してい…

  • 立ち読み日記7

    立ち読み日記7 – 読書梟の独り言

  • 読書日記797

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 270ページまで読み進めた。 哲学的に考えるならば自由意思は存在し得ないことはこれまで散々本書のなかで論じられた。 結論としては、自由があるから責任が発生するという発想は逆で、本当は責任を社会が要請するから自由というものが作られるという主張であった。 著者は責任という現象をさらに広い視野で解明する試みを行う。 正…

  • 読書日記796

    読んだ本 ルソー『学問芸術論』岩波文庫(1968) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 ルソーが性善説を信じていたということはルトガー・ブレグマンの本を通して知った。 nainaiteiyan.hatenablog.com それはおいておいて、「学問芸術論」というあまりにも抽象的なタイトルは、退屈さそのものの象徴でもありしばらく興味が持てずにいたが、これがのちにルソーが名声を得たきっかけを与えた懸賞論文であったということを知り、その不純な動機から読んでみる運…

  • 読書日記795

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 170ページほど読む。 恐怖心と適応についてある程度理解することはできた。 高所恐怖症、広場恐怖症など、あらゆる恐怖症が現在分類されているが、これらの恐怖症、つまり「不安」は進化論的には誤報ではあるものの、生存のための警告であるということが説明された。 身体的にも、神経は痛みとして警告する。それが無ければ人は身体…

  • 読書日記794

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 後半は非常にややこしいがなんとか整理することはできた。 様々な研究者の論述を引用しながら責任の特定が不可能であることが見えてくる。 ・・・ まず運によって責任の大小が決まるという不合理が存在している。 端的に言えば、たまたま事件現場の近くに優秀な医者が通りがかって、運良く被害者の一命を取り留めた場合と、不運にも渋…

  • 毎日記事を生産する技術

    毎日記事を生産する技術 – 読書梟の独り言

  • アクセス数のわずかな変化

    アクセス数のわずかな変化 – 読書梟の独り言

  • 習慣の内部エネルギー

    習慣の内部エネルギー – 読書梟の独り言

  • 反出生主義再考

    Googleからアクセスが集中しているのでここは更新すべきであると判断。 人の考えは常に更新されるものであり、この記事でブログの全体を判断されてもらっては個人的に困る部分もある。 nainaiteiyan.hatenablog.com 端的に、信仰の自由がまずある。 そして思想も同じく基本的には自由であり(反社会的でなければ)、特段この思想に思うことはない。 この思想は特に影響のない弱い思想だと思われるからである。 ・・・ 遺伝子の力は強大である。 禁酒法でさえ飲酒を止めることができなかったのに、繁殖を制限することなどおよそ不可能である。 したがって、一例ではあるが歴史的事実が裏付けているよう…

  • 読書日記793

    読んだ本 池田晶子『私とは何か:さて死んだのは誰なのか』講談社(2009) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ヘーゲル「理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 池田晶子の本は読めば読むほど面白味の増してくる奇妙な本だと感じている。 噛めば噛むほど味が薄くなるのはガムであり物質であり、噛めば噛むほど味が濃くなるのが池田晶子であり精神なのである。 ・・・ タイムリーで今読んでいることに関する「自己責任」について池田晶子が語る。 nainaiteiy…

  • 読書日記792

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 気がつけば最終章が見えてきた。 冤罪に関する歴史的な事実をもとに、人間の認知バイアスと法手続の形式性に問題があり、冤罪を誘発することについて指摘がなされた。 もう一度ふりかえる。 『普通の人々』は誰もがナチスに荷担する可能性を示し、『普通のドイツ人』はイデオロギーがナチスに荷担する可能性を示し、後者を否定する場合…

  • 読書日記791

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 ひとまず100項まで読み進めた。 苦悩の原因は遡及していくと結局のところ遺伝子にたどり着くというものであったが、個人的にもどかしいところでもあった。 DSMの混乱をたどり、ダーウィンの進化論から精神疾患を説明しようとする野心的な本である。 ・・・ 著者は情動を機能として捉えるのではなく、状況から生成されていく視点で捉えようとする。 およそ千年間、大勢の人間が情動について研究した。 しかしな…

  • 岡本太郎再考

    nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 克己。 自分の欲望に打ち勝つこと。 岡本太郎は自分自身に打ち勝ち生きがいを貫くことが人生だと書いた。 ただ、歴史的、人類学的に見ればどうなのかと思うところもある。 官僚制。 自制が美徳とされるのがこの資本主義社会の一側面ではないだろうか。 どう考えても自制が人間らしい生き方だとは思えない葛藤が今の自分にある。 しかし、一旦タガが外れると動物的になるのが人間である。 この世界では自制することでようやく、ギリギリのところで動物から一歩離れることができる。 私はそう思…

  • 夜中の咆哮

    眠れない。 睡眠薬は興奮を抑えるが微睡みへ誘うことなしに、ただ体内に沈殿していく。 私は時の流れに抗う。 明日は何のための明日となろう。 明日は人類にとって何のための明日となろう。 ・・・ ルーティン糞くらえ To Do 糞くらえ あんたはアメリカの犬。 横文字が多い? 日本はアメリカの犬だからだ。 エフォートレス思考、エッセンシャル思考。 カタカナをタイトルに入れておけば売れると馬鹿にされている。 そこのサラリーマン。 あんたはアメリカの犬だ。 本は読まない? あんたは家畜だ。 幸福になりたい? あんたは幸福ファシスト党員か。 幸福は至上価値か? 否。 自由なき幸福など家畜だ。 あんたは何の…

  • 読書日記790

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 ホロコースト再考の章と死刑と責任転嫁の章を読み終えた。 ホロコーストの真の責任者は誰か。 ブラウニングは『普通の人々』、ゴールドハーゲンは『普通のドイツ人』を書いた。 前者はアイヒマン実験のように、誰でも加担者になり得ることを、後者は加担者は反ユダヤ主義に還元されることを示した。 しかし、一過性のイデオロギーに還…

  • 読書日記789

    引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 人は意思をしたと自覚する前に、既に脳活動が行われている、ということを示した「リベット実験」というものがある。 これが極端に解釈されると「自由意思は存在しない」となる訳である。 本書ではそのことについて触れられている。 著者はカントがこのことを知ったところで、合法則性(自然の法則などが一定の法則にかなっていること)が揺らぐことはなく特段驚くことはないだろう、と述べている。 ・・・ 小坂井氏の本でも書か…

  • 読書日記788

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 文庫本は読みやすい。 150ページ読み進めた。 責任と自由という観点から本書を読む。 ・・・ ボエシ『自発的従属論』、フロム『自由からの逃走』では自由を与えられているはずの人間が逆説的に自由を放棄していく様子が描かれていく。 打算的であり惰性的。 岡本太郎の本はその硬直した近代の精神に対する挑発である。 ・・・ プラトン、池田晶子、岡本太郎の三人に共通する点がある。 プラトンは自分のことを…

  • 何を最高価値とするか

    何を最高価値とするか – 読書梟の独り言

  • 読書日記787

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 アイヒマン実験、ホロコースト再考の観点から責任転嫁が分業によって誘発されるリスクについての検討がなされた。 個人的に、アイヒマン実験は被験者の心理的負担が小さいことから、この実験から得られた知見にはさほど有効性が無いと考えていた。 しかしながら、ホロコーストの構造分析おいて、ヒムラーが現場の親衛隊が心理的にダメー…

  • 読書日記786

    読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 50ページほど読む。 本書を読むことによって、なぜ言葉の絶対的な価値性が現代において失われつつあるのかという問題提起に対するひとつの材料を提供し得ると感じた。 そのことについては一旦置いておいて、興味深いと感じたことを書き残したい。 ・・・ 著者は、人格形成は環境に依存するため、責任の所在は人間個人ではなく環境にあるという考えを示す。 その考えでは、罪を犯す人間は決定論的に犯すのであり、また、…

  • 読書日記785

    読んだ本 高橋和巳『高橋和巳 世界とたたかった文学』河出書房(2017) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ゲヴァルト・・・ドイツ語で暴力の意 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 高橋和巳という人物についてもっと知りたく本書を読む。 三島由紀夫との対談が印象的であった。 倫理と政治は永遠に人間に課される問いである。 三島由紀夫は倫理を分析すると政治を考えざるを得ないと話す。 倫理はミクロ的、政治はマクロ的なものであり、論理構造としては両者とも相似的であるからだ。 ・・・ 政治家が信用ならない、学者…

  • 読書日記784

    読んだ本 西川純也『窓の環境史 近代日本の公衆衛生からみる住まいと自然のポリティクス』青土社(2022) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 導入部分から方法論の説明まで、94項まで読み進めた。 端的に、どういう問題意識を持ちながら本書を書いているのかなかなか伝わってこなかったが、私の解釈では公衆衛生の歴史の書き直しをしようとする試みだと感じた。 ・・・ 公衆衛生というのは政府が主導のもとで発展してきたということで、歴史的に記述する際には「権力」という概念を…

  • 読書日記783

    読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 科学系の本は1ページ1ページ、丹念に読んでいかないと理解が進まないので時間がかかると感じている。 裏を返せば、飛ばし読みや速読というものは科学系の本では不可能ということである。 さらに言えば、年間200冊読んでいます、と高らかに宣言する人は内容の薄い本ばかり読んでいる可能性もある。 ・・・ まず人体の細菌の総数は…

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