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わさびの日記 https://blog.goo.ne.jp/tsuki29_1954

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

わさび
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2021/08/08

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  • 徒然草第九十二段 (初心の人、二つの矢を持つ事なかれ)

    「初心しよしんの人、二つの矢を持もつ事なかれ」、二つの矢を持つと、ニ本目を頼り、一本目が疎かになる。一本目に集中しなさいとの教えです。初心は、失敗する確率が高いので、集中力を高めることが大切だということでしょう。テニスのサーブの場面で、ファーストサーブは強打し、セカンドサーブはコントロールして打つのを思い出します。あまりテニスをしませんので、思い切りいっては空振りしてしまうので、恐らくどちらもコントロールしないと相手のコートには入らないでしょう。後がないと思うと、反って緊張して結果がよくない場合もあります。集中力を高めることと、緊張を緩めることとは異なった指導になるかもしれません。二つ目があることでリラックスできるならば、それも一つの方法でしょう。何が足りないのか、何が必要なのかによって、何が正しいかは変わって...徒然草第九十二段(初心の人、二つの矢を持つ事なかれ)

  • 徒然草第九十一段 (吉凶は、人によりて、日によらず)

    「吉凶は、人によりて、日によらず」、なかなかの名言だと思います。6日ごとに訪れる不吉な日、赤舌日は取るに足りないことだ。物事の良い悪いのは、日柄ではなく、心の問題だと云ってます。日頃、日柄を気にすることはよくあります。契約日は吉日の日付にしたいとか、通夜は友引を避けたいなどてす。それは、上手くいって欲しいとか、悪いことは避けたいとの思いがあるからです。つまり、根拠のない日柄であってもすがりたいという心の問題です。人は、悪いことがあっても暫くすれば忘れ、良いことがあってもいつまでも幸福ではいられない。人の心の状態は常に変わるものです。6日毎にきっちりと悪いことが来るというのには無理がありますが、良いことがあれば、悪いこともある。なんとなく良い日と悪い日が繰り返えされる。それが何時か分かっていれば、不安を少しでも減...徒然草第九十一段(吉凶は、人によりて、日によらず)

  • 再チャレンジのプレミアム商品券

    プレミアム商品券の再募集があり、5セット応募しましたが、3セットしか当たりませんでした。前回と同じで、中途半端な喜びしかありません。抽選なんか止めて、応募者全員に一律の金額の商品券を配ればいいじゃないかと思います。人の心理は複雑ですが、当たらないより当たった方が良いのですが、当たったとしても、外れの部分が残念な気持ちになります。みんな幸せな気持ちなるには、当たったことだけに目が向くようにすべきと思います。1セット5000円で3セットなので1万5000円です。これで何か贅沢したいなどとは思いません。恐らく、必需品の購入に使うでしょう。この商品券の企画、何が目的なんでしょうか。以前、理髪店のおかみさんが、商品券を取り扱うと、皆な商品券で支払うので現金収入が減り、有難迷惑のようなことを云ってました。組合から協力要請が...再チャレンジのプレミアム商品券

  • 徒然草第九十段 (頭をば見候はず)

    「頭かしらをば見候はず」、人の頭はじろじろ見るものではありません。頭を見ずにどこを見ていたのか、これは恐らくスケベな話しだと思います。齢とともに、頭が白くなってきました。前髪やまつげなどが白くなる一方、後頭部にはまだ黒いものが残っています。ところが、先日、かみさんに、後ろも頭の地肌が見えてきたと云われ、とうとう薄くなってきたのかと心配しています。若い頃は、毛が黒光りして、一本一本も太く、頭に収まり切れないほどありましたが、すっかりその勢いはなくなってしまいました。理髪店のマスターは、白髪は見えるところから増えていき、禿げるのは見えないところから進行すると云ってました。このまま進行すればどうなるのか想像すると、お茶の水博士が思い浮かびました。いやいや、そうじゃないだろうと打ち消しています。徒然草第九十段(頭をば見候はず)

  • 徒然草第八十九段 (奥山に、猫またといふものあり)

    「奥山に、猫ねこまたといふものあり」、暗い夜道を不用心に歩いていると、得体のしれないものに襲われ、命からがら逃げ帰るという、よくある昔話しです。子供の頃、近所に遊びに行って、すっかり暗くなるまで遊び惚け、遅く帰って来くると、夕食時に母親から聞かされたのが似たような話しでした。おじいさんが、町に出かけ、ご馳走になってほろ酔いで夜道を帰ってくると、綺麗なお姉さんに話しかけられ、気が付いたら身ぐるみ剥がされ素っ裸で踊ってたという、狸に騙される話しです。暗くなる前に帰らないと、怖い目に会うよとの戒めのつもりだったのでしょう。狸はなんとなく愛嬌がありますが、猫は襲い掛かるとは狂暴ですね。猫好きの人には悪いですが、猫かぶりという言葉もあるように、どうも猫は信用できません。徒然草第八十九段(奥山に、猫またといふものあり)

  • 徒然草第八十八段 (世にあり難き物には侍りけれ)

    「世にあり難き物には侍はべりけれ」、代々伝わる家宝はどんなに珍しい物でも、その家にあるからこそ値打ちがあるということがあります。例えそれが偽物でも、大事にして永く引き継いで行けば家宝になります。我が家は元々旧家で、昔は沢山の家宝があったと思いますが、没落してお金に換えてしまったため、今となっては仏壇と仏様ぐらいしか残っていません。さすがに、仏様は売り払いことはできなかったようです。仏壇の中に、結構、重たい金属製のロウソク立てがあり、興味本位に骨とう品屋に持ち込んだことがあります。年代ものではなく、然したる値打ちもないとのことでした。布袋様の置物もありますが、これも値打ちはないでしょう。最近、富が減り気味なのは、富貴・繁栄をもたらす布袋様を床の間に鎮座させてないからかもしれません。我が家のささやかな家宝として大切...徒然草第八十八段(世にあり難き物には侍りけれ)

  • カレーうどん

    お昼にカレーうどんを食べました。かみさんが、通販でレトルトのカレーうどんの素を買ったからです。これからはカレーうどんを追求するぞと言ってます。カレーうどんと言えば、小学校の給食を思い出します。「今日はカレーうどんだ」と異様にテンションのあがる奴がいました。嫌いとかいう訳ではありませんが、アルミのお椀に入ったカレーうどんは、カレーとアルミが化学反応を起こすように思えて好みではありませんでした。それに、午後まで教室に匂いが残り、ふと見るとシャツにカレーうどんの痕跡が残っていることもありました。会社の社員食堂にはカレーうどんはありませんでしたが、たまに同僚達と外に食べに行くと、夏でも決ってカレーうどんを注文する人がいました。店によっては、紙のエプロンを用意してくれますが、シャツやネクタイに汁が飛んだら昼何食べたか分か...カレーうどん

  • 徒然草第八十七段 (下部に酒飲まする事は、心すべきことなり)

    「下部しもべに酒飲まする事は、心すべきことなり」、お酒が入ると、見境がなくなり、とんでもない事をしでかす人はいるものです。下部とは、雑用をする召使いで、普段から主人や世間から虐げられ、精神的に病んでる人もいたでしょう。うつ状態ですね。そういう人がお酒を飲むと、心の錠前が外れ異様な行動をとる。時には乱暴になって他人を傷つけることもあったでしょう。うつ状態の人がお酒に逃げ込むのはよくあるパターンです。お酒を飲んで、朝起きたら記憶が飛んでいるというのは恐ろしいものです。その記憶のない間に何をしでかしたのか不安になります。不安が益々うつを助長する悪循環です。現代はストレス社会といいますが、生きるのがやっとの昔も結構なストレス社会だったのではないかと想像します。そもそも、生きていること自体、ストレスなのかもしれません。徒然草第八十七段(下部に酒飲まする事は、心すべきことなり)

  • 一泊二日の山口の旅 門司港レトロ

    毎年、秋の旅行は私達夫婦の恒例行事になっています。昨年は、GoToキャンペーンがあり、長期の四国旅行でしたが、今年は仕事もあるので、一泊二日のツアー旅行に参加しました。朝、7時半に新大阪集合ですから、早朝に家を出なければなりません。朝起きて、体調が良くありませんでしたが、熱があるわけではなく、ただ頭が重く腰痛が辛かっただけなので、電車に乗ってしまえばなんとかなると出発しました。新大阪から九州小倉まで行き、バスに乗って門司港レトロを観光します。門司は神戸、横浜と並ぶ古い港街です。レンガ造りの建物が残っていて、レトロな雰囲気が人気あるようです。門司港駅は駅舎が立派で、駅前広場は海外にいるような気分になります。周辺を散策すると、旧門司三井倶楽部や旧大阪商船などのレトロな建物が幾つもあります。港の方に行くと歩行者用のは...一泊二日の山口の旅門司港レトロ

  • 仙崎から〇〇のはなし

    早起きして温泉に入りました。ようやく腰痛は治まってきて、温泉が効いたようです。朝食もしっかり食べられました。午前中、元乃隅神社、明倫小学校、松陰神社と巡り、仙崎から今回のツアーのメインである「〇〇のはなし」観光列車に乗ります。元乃隅神社へは狭い山道を登っていき、大型の観光バスは対向車がくるとすれ違うのが大変そうです。朱色の立ち並ぶ鳥居は竜が海に向かって行くようです。夜、ライトアップされるとさらに神秘的かもしれません。萩に戻って、旧長州藩の藩校の明倫学舎を見学します。ごく最近まで小学校として使用されていたそうです。木造の校舎は、母校の小学校、油が塗られて独特の匂いのした板張りの廊下を思い出します。萩は世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」になっています。幕末の歴史は人気があり、近代日本の基礎を築いた時代として評価...仙崎から〇〇のはなし

  • 門司から湯本温泉へ

    門司港レトロをあとにして、バスは関門海峡のトンネルを渡りました。お昼はツアーのテーマでもあるフグ料理です。個人的には、フグ料理はそれほど好きではありません。団体用のレストランは、小学生の団体で満員になっていて、近くにある「小串屋」さんへ案内されました。高級そうな料亭で、団体客を扱い慣れてなく、料理の配膳が遅れ気味、すべて食べ終わった頃に赤出汁が出てくるあり様でしたが、食事は美味しかったです。次に向かったのは赤間神社です。壇ノ浦はの合戦で敗れた平家とともに、入水した安徳天皇が祭られています。琵琶で平家物語を弾き語った耳なし芳一の舞台でもあり、境内には「芳一堂」があります。かみさんは、それよりも下関条約が締結された、隣にある春帆楼に関心があるようでした。バスは一気に日本海側まで走り、到着したのは角島大橋です。天気が...門司から湯本温泉へ

  • 徒然草第八十六段 (風月の才に富とめる人なり)

    「風月ふげつの才さいに富とめる人なり」、昔の知識人は自然の風物に感性豊富な人のことをいったのでしょう。風月とは、心地よい風と美しい月という意味ですが、季節は秋、まだ夏の暑さが残る夜、明るくて丸い月を見ていると心地よい風が吹いて、ススキを揺らしているといった光景が思い浮かびます。地球温暖化の影響でしょうか、秋の過ごしやすい時季は短くなっていて、夏から直ぐに冬になってしまいます。日本の四季を楽しめるのは春と秋だと思います。特に、秋は夏の疲れを癒す期間でもあります。人は弱っていると物事に過敏になり、むしろ感性は高まるように思います。秋は短くなりましたが、季節の変化に注意を払い、感傷に深けるのも良いでしょう。それが夏の疲れをとる薬になるのかもしれません。徒然草第八十六段(風月の才に富とめる人なり)

  • Home,I’mDarling~愛しのマイホーム~

    結婚記念日に、かみさんと観劇しました。総合文化芸術センターでの「Home,I’mDarling~愛しのマイホーム~」の公演です。主演は鈴木京香さん、相手役は高橋克実さんです。その他に、銀粉蝶さん、青木さやかさん、袴田吉彦さん、江口のりこさんです。出演者は有名な人ばかりで、見応えのある舞台でした。内容は、50年代のライフスタイルにこだわる専業主婦がその夫との間に生じる問題を乗り越えていく物語です。私たちの結婚記念日に相応しい内容でした。夫婦のライフスタイルは、共に生活する上で大切なコンセプトです。現代的な機能重視なものではなく、少し懐古的なものを取り入れたい気持ちはよく分かります。ただ、人によって好き嫌いはあるもので、その違いを愛によっては克服はできません。そのためか、かみさんは、結末が簡単にハッピーエンドになっ...Home,I’mDarling~愛しのマイホーム~

  • 徒然草第八十五段 (人の心は素直でないから、嘘偽りにまみれている)

    「人の心は素直でないから、嘘偽りにまみれている」、人はなかなか素直にはなれない。齢を取れば取るほど、素直さは失われていきます。自分自身を偽り、現実の自分を認められなくなります。それは、残り少ない人生ではもう挽回できないと思うからかもしれません。人生の列車が走っているレールの先が断崖絶壁だとします。そのまま行くと奈落の底に落ちていくだけなのか、それとも銀河鉄道の様に夜空に飛び出して行くのか、それはその人の心がけ次第です。閻魔大王が決めるのではなく、自分自身が決めるのです。自分を偽って目を覆っていると、前は何も見えなくなります。しっかりと自分自身を見つめていれば、その先に何があるか、それが幻想であっても見えてくるかもしれません。生前に思い描いたものが死後の世界にも繋がっていくような気がします。死後に後悔しないように...徒然草第八十五段(人の心は素直でないから、嘘偽りにまみれている)

  • 徒然草第八十四段 (優に情ありける三蔵かな)

    「優いうに情なさけありける三蔵さんざうかな」、孫悟空で有名な三蔵法師がインドでボームシックになったとの話しです。異国で病気になると、誰でも気弱になって、日本人なら美味しいご飯が食べたいと思うものです。国際的な環境の会議が開かれてました。環境を意識した活動の一つとして、ヨーロッパでは週に一回、肉を食べない日を決め、子供たちが野菜中心の料理を食べている風景が報道されていました。調べると、ミートフリーマンデーという活動があり、ビートルズの元メンバーのポール・マッカートニーが提唱したそうです。牛が排出するメタンガスが地球温暖化の大きな原因だからです。日本食は、野菜と魚介類が中心の料理です。毎日、肉ばかり食べている欧米に比べると地球環境にやさしい食文化です。その中でも、ご飯、お米は最強です。世界に誇れます。なのに、日本は...徒然草第八十四段(優に情ありける三蔵かな)

  • 徒然草第八十三段 (先の詰まりたるは、破れに近き道なり)

    「先さきの詰つまりたるは、破れに近き道なり」、先が見えると、もう終わりにしても良いということでしょう。先が見えるということは、予期せぬ事はもう起きない状態です。変化が期待できないと面白味くなく、その状態に留まる意味もない。次の新たなステージに向かって行くべきということでしょう。一つのことを始め、それを止め、次に進むまでの期間はどれぐらいが適正でしょうか。齢を取ると時間が早く過ぎるように感じます。それは分母が大きくなるからだといいます。分母とは自分が生きてきた時間、10歳の子供と60歳の年寄りとでは凡そ6倍速く感じるということです。一方、時間の価値は余命が分母になると考えると、残り80年も余命のある子供と、40年しかない老人では時間の価値は2倍だと考えられます。石の上にも3年と云いますが、老人は1年半で見切りをつ...徒然草第八十三段(先の詰まりたるは、破れに近き道なり)

  • 自転車事故

    かみさんが、近所で起きた自転車事故のニュースを教えてくれました。自転車で塾通いの中学生が70歳のおじいさんと正面衝突して、そのおじいさんが死亡したというのです。先日、自転車保険に入りましたが、死亡事故を起こした際の賠償保険の必要性を実感しました。いや、そうじゃなくて、70歳のおじいさんの方の立場じゃないのと云われそうです。朝のランニング中も、自転車がたくさん走っています。特に、休みの日には集団で走って来て、一瞬恐怖を感じることもあります。狭い遊歩道でも、前からおばあさんがおたっしゃ車を押してくる、そのすぐ後ろからロードバイクが勢いよく走ってきて、ちょうど三者がすれ違う瞬間、後ろから別の自転車が追い抜かして行くという悪いタイミングになる事があります。自転車事故は侮れません。死亡事故では高額の賠償金になることもあり...自転車事故

  • 徒然草第八十二段 (不具なるこそよけれ)

    「不具なるこそよけれ」、完全に仕上がっているのが良いのではなく、どこか未完成な部分が残っている方がおもしろいということです。話しでも、最後の結末を明らかにせずに、この後どうなるんだろうと思わせて終わると、面白く想像できるということでしょう。人の人生は、死を迎えると終わりますが、その人に纏わるものが同時には消えてしまったり、突然終わるということはありません。その意味では何を残すかは大切なことです。自分は何を残せるのか。もちろん、子孫を残すこともその一つですが、未完成という意味ではいつまでも心配な子供たちも未完成といえるのかもしれません。それ以外に、残すつもりでいると未完成は未練になります。意識せずに残したものが、自分の魂を引き継いでいてくれれば粋だなあと思います。徒然草第八十二段(不具なるこそよけれ)

  • 徒然草第八十一段 (費もなくて、物がらのよきがよきなり)

    「費つひえもなくて、物がらのよきがよきなり」、身の回りの物は、そんなに高い物でなくても、使いやすくて気に入った物が良いということでしょう。気に入った物とは、使っているうちに愛着が出てくる物です。愛着とは、自分の一部のような、これでなければ上手く行かないとか、これを使っていると良いことがあるとか、精神的な結びつきが生じます。自分とっての一番のお気に入りは何かと考えてみると、意外とそれほど拘っているものはありません。ただ、つまらないものですが、良いことのあった日に履いていたパンツには愛着が生まれます。大切な日のために取っておこうと、いつまでも捨てることができません。そなんことで、洗濯タンスにはゴムが緩々のパンツが増えていきます。昔、母親から、旅行に行って大浴場に入ったら、みっともないパンツをはいていると恥ずかしいか...徒然草第八十一段(費もなくて、物がらのよきがよきなり)

  • 徒然草第八十段 (武に誇べからず)

    「生いけらんほどは、武に誇ほこるべからず。人倫じんりんに遠く、禽獣きんじうに近き振舞ふるまひ」、人は武力を誇ってはならず、戦争は人のやることではなく、獣のやることだとの意味ですが、まったくその通りです。習近平に読ませてやりたい。古来の中国には偉い人が多いのに、どうしてあのような力を誇示する指導者しか出てこないのでしょうか。多くの人は戦争には反対です。しかし、誰の心の中にも戦う心はあります。戦いに勝った者が生き残り、力づくで支配者になるというのが人の歴史です。ただ、「盛者必衰」と平家物語にもあるように、支配者はどんなに強くなってもいずれは滅びる運命にあります。中国は、国内外ともに人権抑圧、言論の規制、武力の誇示、経済の覇権など力で抑えつけようとする傾向が強まっています。混沌とした社会では、強い力、リーダーシップが...徒然草第八十段(武に誇べからず)

  • 雨が降るらしい

    今朝は、東の空が明るく晴れていて、上空で薄曇りのようですが、2時間もすれば雨が降るとの予報です。これから、早朝ランニングに出ると、帰る頃に雨に見舞われそうです。汗をかいたところで、風が強くなって体感温度が下がり、雨に濡れて風邪をひくことに成り兼ねません。そのため、今日はお休みにしました。南の空を見ると、どす黒い雲が近づいてきました。予報通りになりそうです。冬の天気は、晴れていて雨が降ると寒くなる傾向があります。寒冷前線が通過するためです。冷たい空気の塊、寒気といいますが、それが北から南下してきて、南の暖かい空気とぶつかると大気が不安定になり雨が降ります。このぶつかる境目が寒冷前線で、それが通過すると寒くなるのです。ランニングをする上で、その日の天気は大変気になります。雨が降るか降らないかは、走るかどうかを決める...雨が降るらしい

  • 現金給付について

    選挙の結果、18歳未満の子供に一律10万円給付の公約が話題になっています。一律ではなく所得制限を付けるべきとの意見も多くあります。それに対して、子供の断絶を生まないと訳の分からない理由で、一律給付を正当化しようとしています。給付の対象になる、ならないがいじめの原因になるかの発言もあり、意味不明です。これら政治家たちは本当に、子供の貧民やいじめ問題に真剣に取り組んできたのか疑問にさえ思います。コロナで社会制限を加えたため、その影響を受けて困窮している人に緊急的な現金支給するのは仕方ないとは思います。しかし、子育て支援として打ち上げ花火のようにお金を配るというのは愚策としか思えません。お金を配って、やってます感を出すだけではないのか、面倒くさいので、いっそお金を配っちまえといった感じで決めているとしか思えません。も...現金給付について

  • 徒然草第七十九段 (自らもいみじと思へる気色)

    「自らもいみじと思へる気色、かたくななり」、これはワイドショーに出てくるコメンテータのことでしょう。専門家ならば発言に責任があるので、間違ったことは言えないでしょうが、素人なのに知識人を気取ってる人はたちが悪いということです。そもそも知識人とはどういう人でしょうか。物知りとしいうことなのか、社会的には成功してるということでしょうか。多くの事を知っているから正しい意見を出せるとは限りません。社会的に成功している人が正しい道を示せるとも限りません。一般人を代表しているつもりで意見を述べているのか、それとも偏った考えで民意を扇動しようとしているか分かりません。時々、あなたの考えや気持ちは聞きたくもないと言いたくなったり、コメントを出すに値する人を出して欲しいと思うことがよくあります。最近のテレビ番組はバラエティ化して...徒然草第七十九段(自らもいみじと思へる気色)

  • 徒然草第七十八段 (今様の事どもの珍しき)

    「今様いまやうの事どもの珍しき」、今どきの珍しいことに夢中になり、それを知らぬ人を子馬鹿にするのは、それこそ馬鹿者のやることだと戒めています。今日は、世の中の流行りの移り変わりが激しく、流行を追いかけるよりも本当に良いものを見極めたことが大切な時代だと思います。流行というのは価値観を短絡化します。一つのことを多くの人が好きになり、皆が同じ物を持ち、同じ事をし、同じ所に行きます。しかし、流行が廃れると誰も見向きしなくなります。本当の価値は流行が去ってから評価されるものかもしれません。長く生残るものは文化になり、伝統になります。最近は、マイブームとかいって、他人はどうであれ、自分の中だけで盛り上がります。それも一時的なブームとして去ってしまうものと、永く続けられるものがあり、後者が見つかるならば、どんどんマイブーム...徒然草第七十八段(今様の事どもの珍しき)

  • ワンコインコンサート

    新しい文化芸術センターで、弦楽四重奏のワンコイトコンサートがありました。クラッシックの曲に交えて、宮崎アニメ、久石譲さんの名曲が演奏されました。満員御礼で、いかに皆さんワンコインが好きかが分かります。ワンコインはもちろん500円玉、1982年に初めて発行されました。社会人になってすぐの頃でしたが、ワンコインといえば100円玉の時代でした。500円玉の印象は、じゃらじゃらと多い100円玉をまとめてくれる親玉のような感じでした。今では、500円玉がリーズナブルの基準になっていて、ワンコインで昼食が食べられたらお徳だなあと思える時代です。弁当も500円玉で少しお釣りが返ってきて、500円を超えるとちょっと贅沢かなあとなります。もっとも、ご褒美ご飯となると3000円、5000円のランチが当たり前ですが。コロナが落ち着き...ワンコインコンサート

  • 徒然草第七十七段 (人のもてあつかひぐさ)

    「人のもてあつかひぐさ」、最近、話題になったことで気になるのは、東京で起きた電車内での事件です。あるワイドショーで、電車が停止するのに車内放送が無かったことや、扉が開かなかったことを、司会者が責めるような口調で問いかけてる場面がありました。話題性を高めるためなのか、誰に責任があるかあぶり出そうとする姿勢に問題があると思うとともに、不快感を感じました。電車という密室で、予期せぬ事件が起きると、どんなに訓練していても、即座に正しい判断するのは難しいです。後で、ああだこうだと責め立てるのは簡単です。都会の中には、命の危険に晒されるリスクはいくらでもあります。ましてや電車という密室では、今回の事件に限らず、どのような事故や災害に見舞われるかわかりません。どんな事が起きても大丈夫な対策を事前にしておくことは不可能です。結...徒然草第七十七段(人のもてあつかひぐさ)

  • ランニングは順調に回復

    夏の暑さは去り、秋の爽やかさ、朝は少し冬の訪れを感じる寒さもあります。早朝ランニングを再開して2か月ほどになります。当初は、走力の低下に愕然としましたが、半分ほど戻ってきました。といって、残り半分が取り戻せるかどうかは分かりません。目指しているのは、心拍数を上げずに、ビッチ数も増やさず、以前のペースに近づけることです。半分ほど戻ったというのは、1分ほどペースが落ちてましたが、安定した心拍数とピッチで30秒ほど縮めることが出来たからです。最近、走る際に心掛けているのは、蹴りをしっかりすることです。どうも、蹴りが弱く、着地の際にブレーキをかけてるような走りになっていたからです。つま先からしっかり地面を捉えて蹴りきるように走るようにしています。そうすると、意外と心拍数もピッチ数も安定し、イーブンペースで走れるようにな...ランニングは順調に回復

  • 徒然草第七十六段 (法師は人にうとくてありなん)

    「法師は人にうとくてありなん」、隠居人は孤独を常とすべしということでしょう。人と交わるのは生きていく上で必要なことなのに、どうしてそれを避けなければならないのか。それは現世に欲の未練があるからではないでしょうか。欲は人を醜くし、それまでの人生を汚す恐れがあります。人生の前半と後半では、人と交わる目的が大きく変わるのかもしれません。若いうちは自分以外から多くを学び、自分自身を成長させたいとの気持ちが強いです。齢をとっても成長することは大切ですが、体力も精神も衰えます。今まで得たものだけでなんとかできないかと考えてしまいます。なんともずる賢くなるものです。そして、新しいことに戸惑て、毛嫌いするようになります。自尊心が傷つき、何とかしようと強がり、頑固になり、意固地になります。みっともない限りです。人は安心を得るため...徒然草第七十六段(法師は人にうとくてありなん)

  • 来年のカレンダー

    もう来年のカレンダーが送られてきました。今年は、オリンピックがどうなるか分からず、休日が振り替わるのか、替わらないのかどうにもすっきりせず、休みでもないのに休みになって戸惑うカレンダーでした。来年はどうかなと見てみると、元旦を除いて、土曜日が休日になることはないようです。フルで働いている人には良いかもしれませんが、平日だと思って出かけると休日で家族連れが多くて混んでるなんてこともありそうです。会社勤めしていると、年末に向けて、取引先や銀行がカレンダーや手帳を持って挨拶に来ます。それらを一纏めにして、年末最終日の打ち上げで集まった社員に好きなのを持って帰ってもらいます。もちろん、これはというのは事前に自分のものにするぐらいは許されます。最近は、経費節減でちゃちいものが増えました。手帳は自分好みの実用的なものを買う...来年のカレンダー

  • 読書の秋

    読書の秋です。朝のひと時、BGMを聴きながら読書してます。今は、「本所おけら長屋」の著者、畠山健二さんの古典落語の本を読んでます。古典落語に出てくる話しは、江戸時代の庶民の文化や風習を題材にしたものが多く、古文書の解読の参考にもなりますが、むしろ人々の生き様に興味があります。落語の話しには、ちょっとした失敗があり、間抜けがあり、おっちょこちょいがあっても、いいじゃないかといった寛容な世相を表しています。現代社会は、きっちり仕事をして当たり前、失敗するともう駄目と堅苦しい世の中です。ストレス社会といわれる所以でしょう。古典落語のような社会に憧れてしまいます。小説選びは、話題になった本、あるいは映画化やドラマ化されたものを読み、それをきっかけにその作家の過去の作品を順に読んでいくことが多いです。一人の作家の作品ばか...読書の秋

  • 徒然草第七十五段 (たゞひとりあるのみこそよけれ)

    「たゞひとりあるのみこそよけれ」、誰とも交わらず、ただ一人で自分の時間に浸っていることができれば、それが一番だと思います。人との交わりの煩わしさ、本当に時間の無駄遣いです。生きていくには、衣食住はなんとかしなければなりません。自力だけでは難しく、人の助けが必要なのが現実です。世の中、お金という便利なものがあり、それさえあれば大概の物質的なものは手に入ります。ただ、そのお金を手に入れるにも人と交わらざるを得ません。自分一人でなんとか100年生き切れるだけのお金を貯めれは安心かもしれません。自分一人でなんていうと、かみさんに叱られますから、夫婦二人としても、かつて問題になった老後資金2000万円が必要といわれています。ただ、女性は、人と交わらないでいられないものらしく、かみさんも義母も寂しいのが何よりも怖いようです...徒然草第七十五段(たゞひとりあるのみこそよけれ)

  • ジェットストリームの原田宗典さん

    先日、娘が書斎の本棚から、原田マハさんの『楽園のカンヴァス』を借りていきました。マハさんは美術館のキュレーター(学芸員)で小説家です。美術館と言えば、先日の戯曲「東京ノート」でフェルメールの技法について学芸員が熱く語る場面を思い出します。娘は、真子さまもメトロポリタン美術館に就職されるということから、美術館の仕事に興味を持ったのかもしれません。この本は、美術館の学芸員の仕事を知るのに良い作品だと思います。若かったころ、城達也さんのジェットストリームの夜話しが好きでよく聴いてました。その話しを書いていたのが原田マハさんのお兄さんの原田宗典さんです。放送での話しを「旅の短編集」という本にまとめられました。原田宗典さんの作品は、その他にエッセイを中心に何冊か読みました。2013年に薬物所持で実刑になり残念でしたが、そ...ジェットストリームの原田宗典さん

  • 徒然草第七十四段 (変化の理を知らねばなり)

    「常住じやうじゆうならんことを思ひて、変化へんげの理ことわりを知らねばなり」、選挙の年代別の投票傾向の調査では、若い人ほど保守的で、齢を取るほど革新的な割合が増えます。人は元来変化を好まない傾向があり、若い人は活動的で革新的というのは偏見で、生来の気持ちに素直な結果なのかもしれません。革新は、現状を良しとせず、より良い方向に変えることです。しかし、現状を変えると必ず良くなる保証はありません。確率的に五分五分だとすると、大きな不満が無ければ、今のままで良いじゃないかということになります。勇んで制度や仕組みを変えても前より悪くなってしまったということもあります。年齢が上がると革新的な割合が増えるのは、団塊の世代が学生運動を経験し、徒党を組んで反対するのが好きな世代だからとの見方があります。それは当たっているように思...徒然草第七十四段(変化の理を知らねばなり)

  • 最高裁判所の国民審査の結果

    選挙の結果、自民党が単独過半数を取り、世の中は保守傾向が強まっています。立憲民主党が比例区で大敗したのも、右に偏り過ぎたためと云われています。多くの人は中道を好み、うまいバランスの政治を求めています。決して、ナショナリズム的な保守ではなく、リベラル的な保守だと思います。近隣の困った国々の脅威に備えるのは良いですが、それを正当化する強硬な思想に流されないよう注意したいものです。あくまでも自由社会を守るための備えであってほしいです。選挙とともに行われた国民審査、あまり報道されませんが、結果は「夫婦同姓」を合憲とした裁判官の不信任が8%近くあり、そうでない裁判官と明らかに差がありました。このことは、裁判官だけでなく政治家も重く受け止めてもらいたいものです。この問題は、社会環境の変化に対して政治が上手く機能できなくなっ...最高裁判所の国民審査の結果

  • 徒然草第七十三段 (虚言多き世なり)

    「とにもかくにも、虚言そらごと多おほき世なり」、昔からフェイクニュースは多かったようです。うわさ話や言い伝え、いやいや教科書で習う歴史でさえも本当かどうか疑わしいです。特に、歴史は、起きてから数十年、場合によって百年以上経ってから書物に記録されることもあります。正確な事実であるはずかなく、当然に勝者によって捏造されている部分が多いでしょう。明治維新も疑わしいことだらけで、勝者の新政府に都合のよくしているはずです。それまでは悪党とされていた者が、英雄に祭り上げられたこともあります。楠木正成は、土着の武士や農民を率いて荘園領主の年貢を強奪する悪党だったと云われています。悪党は幕府側から見れば悪ですが、民衆側からは正義の味方、さらに幕府と敵対していた朝廷には救世主だったのかもしれません。楠木正成といえば、湊川の合戦で...徒然草第七十三段(虚言多き世なり)

  • 徒然草第七十二段 (賤しげなる物)

    「賤いやしげなる物、居ゐたるあたりに調度てうどの多おほき」、どうしても捨てられず物が増えてしまいます。それを戒めているのかもしれませんが、物持ちが良いとか、勿体ないとか、捨てることに抵抗のある言葉もあり、まだまだ使えるのに捨てるのは罪悪感が働きます。毎週、水曜日は粗ごみの日です。他所の門口に出されている廃品を見ると、うちのより綺麗なのにと思うフライパンや鍋が出されています。調度が多くなるのは、古いものを大切に使うからではなく、使っているものがあるにに、新しいものを買ってしまうからです。新しいものを買ったら古いものは捨てる習慣をつけると、無駄に物が増えないのかもしれません。生産性理論では、新しくて機能・性能の良いものを優先的に使った方が良いということになります。古いものを大切に使うのは分かりますが、新しいものを買...徒然草第七十二段(賤しげなる物)

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