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セイレネス・ロンド統合サイト https://seirenesrondo.xyz/

私のオリジナル小説「セイレネス・ロンド」本文および関連情報・設定などを徹底的に網羅すべく作ったサイトです。常時成長中。まだまだ増築構想があります。是非覗いてみてください。

小説の作り込みとかそういうのを作者自らがとっことんマニアックに語っています。作品で語り尽くせなかったわけではなく、作品を読んだ上で更に楽しんでいただけるようにということから手元の設定を「読み物」に変換しました。

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2021/07/22

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  • 02-2-1:エレナとカティのコンタクト

    ↑previous 早くも上級高等部生活も一ヶ月が経過した。カティはげっそりとした顔で寮備え付けの大浴場の脱衣所に入る。そのまま、備え付けの大きな鏡の前に移動する。 「痛……ッ」 鏡を見ながら頬に触れ、思わず声を上げ […]

  • 02-1-5:主観的な未来予報

    ↑previous 傲……慢……? レベッカはまるで横面を張り倒されたかのような衝撃を覚えていた。何を言われたのか理解が追いつかず、ただ呆然とヴェーラを見る。ヴェーラはその瞳を無感情に煌(きら)めかせ、確認するかのよ […]

  • 02-1-4:きみは傲慢だよ

    ↑previous リチャード・クロフォード――。 ヴェーラは脳内の人物名鑑からその名前を大急ぎで検索した。そしてすぐにその名前を発見する。 「潜水艦キラー! 第七艦隊所属戦術機動分艦隊トライデントの指揮官!」「そう […]

  • 02-1-3:わたしを呪って死んで欲しい

    ↑previous ヤーグベルテ統合首都における十月といえば、もはや「寒い」と言っても差し支えのない季節だ。晩秋というよりも初冬である。そんな中、上級高等部に進んだ士官候補生たちはジャージ姿でグラウンドを走らされる…… […]

  • 02-1-2:わたしの物語の主人公

    ↑previous 二〇八二年十月に、ヴェーラたちは揃って士官学校上級高等部へと進むこととなった。上級高等部は大学に相当しており、順当にいけば四年で卒業し、少尉として軍に配属されることとなっている。士官学校高等部から上 […]

  • 02-1-1:ランチタイムトーク~確定的な未来について。

    ↑previous あれからもう四ヶ月、か。 カティは無表情のまま、日替わり定食を口に運ぶ。美味しいとか美味しくないとかいう感想は特にない。素材が変わっただけでいつもの味付け、代わり映えのない食事――それこそカティの […]

  • 01-2-7:観測者

    ↑previous なるほどね――。 女と思しきものの声が、カティたちの背中を見送っている。誰にも観測されることのない、銀の揺らぎがそこにあった。 「歌姫計画(セイレネス・シーケンス)とは、全く大袈裟な命名だこと。終 […]

  • 01-2-6:それは悪い涙じゃないから

    ↑previous カティが覚えていたことはほんのわずかで、言葉にすることができたのは更にその何分の一かだった。しかし、ヴェーラもレベッカも鋭く影のある表情でカティを見つめていた。 「ヴァシリー……」 ヴェーラは唇を […]

  • 01-2-5:殺戮の儀式

    ↑previous その夜、カティはあまり眠れなかった。ようやく睡魔がやってきたのはほとんど日の出の頃――漁師たちが家を出る時分だった。 「あれ?」 なんか階下が騒がしい。カティは思わず肩を抱く。大きな震えが身体を貫 […]

  • 01-2-4:敵国人との交流

    ↑previous カティたちの警戒心が氷解するのには、三日とかからなかった。カティに至っては、兄をさしおいて一人で様子を見に行くことさえあった。その頃には、ヴァシリーはカティにとっては「いい人」であり、敵国人であると […]

  • おしゃべり@論理空間09

    エディット そうそう、あれだわ、あれ。 カティ NHK教育でやってるあれ? エディット 子どもいる家庭にしか通じないわね、そのネタ。 カティ え、そうなの? アタシ、ああいうの結構好きでさ。あれ、ピタピタスイッチみたいな […]

  • 【デザイン】イザベラ・ネーミア

    ■キャラクターについての紹介はこちら 目次 その1その2 その1 デザインした日:2021/09/08 イザベラ様2パターン容易しなきゃらない気がする。 イザベラ様は、劇中では常時マスクを被っているので、素顔を見せること […]

  • 01-2-3:十年前の記憶

    ↑previous 約十年前、二〇七一年の晴れた夏の日のことだ。 ヤーグベルテ南部にある小さな漁村、アイギス村の周囲には文字通り何もなかった。大きな道路もなく、公共交通機関も名目上存在するだけだった。村で購入した輸送 […]

  • 01-2-2:見えてしまった過去

    ↑previous 行こうか――と、三人は連れ立って歩く。カティはヴェーラたちがどこに住んでいるのかを知らない。少なくともカティの住む寮ではないこと以外は。 カティの右手をそっと握りながら、ヴェーラがポツリと言った。 […]

  • 【デザイン】カティ・メラルティン

    ■キャラクターについての紹介はこちら デザイン日:2021/09/11 久しく斜め顔ばかり描いていたので、ということで大の苦手、苦手中の苦手である正面顔にチャレンジ。うーむ……。いまいち! おとなしく斜め顔にすればよかっ […]

  • 【デザイン】マリア・カワセ

    ■キャラクターについての紹介はこちら デザイン日:2021/09/11 従来のカワセ大佐のイメージを大きく変えてみた(つもり)。ミステリアスな雰囲気を残しつつ、マンガっぽくできないものかと試行錯誤した結果がこれ。自分の中 […]

  • 01-2-01:焦げ付いた記憶

    ↑previous カティは講義室の前の方で講義のサマライズをしているヴェーラとレベッカに視線を送りつつ、携帯端末(モバイル)で空軍配信の動画を眺めていた。今日更新されたばかりのものだったが、実際のところは五年前に作ら […]

  • 【デザイン】レベッカ・アーメリング

    ■キャラクターについての紹介はこちら デザイン日:2021/09/10 紆余曲折激しいレベッカさんデザイン。やっとこさある程度方向性が見えてきた。もうちょっとブラッシュアップしたいところ。眼鏡が難しい、眼鏡が。でも灰色髪 […]

  • 01-1-4:ベルヴェルク

    ↑previous 広大な執務室の奥、ぽつんと一つ置かれたデスクにて、青年――ジョルジュ・ベルリオーズは腕を組んで目を閉じていた。 「ふぅん」 そう呟いて目を開ける。左目が不規則に赤く明滅する。 「無事に接触できた、 […]

  • 【デザイン】ヴェーラ・グリエール

    ■キャラクターについての紹介はこちら 目次 その1その2 その1 デザイン日:2021/08/28 マンガにするにあたってどうしたらいいべかということでとりあえず情報量を落として描いてみたのがこれ。この描き方が初めてだっ […]

  • 【デザイン】レネ・グリーグ

    ■キャラクターについての紹介はこちら デザイン日:2021/09/05 レニーに関してはデザインがコロコロかわっていたが、ようやく落ち着いた感じがある。このデザインは最初期のレニー(いわゆるversion 1.0)を踏襲 […]

  • 【デザイン】アルマ・アントネスク

    ■キャラクターについての紹介はこちら デザイン日:2021/09/05 アルマに関しては、最初期の頃からデザインそのものはあまり変わっていない(絵のうまさは変わった……と思う)。このデザインではどうやったら「まんがっぽく […]

  • 【デザイン】レオノール・ヴェガ

    ■キャラクターについての紹介はこちら デザイン日:2021/09/04 レオンも紆余曲折あっちいったりこっちいったりで、ビジュアル的に彷徨っていた人。ここにきてようやくレオンらしい線が見えてきた。マリオンともどもちょっと […]

  • 【デザイン】マリオン・シン・ブラック

    ■キャラクターについての紹介はこちら デザイン日:2021/09/03 今の所、これが一番しっくり来る。やっぱり「黒髪ちゃん」と呼ばれたりしているから、茶系より青系かなと。以後はこれをブラッシュアップしていくつもり。線を […]

  • 01-1-3:コンタクト

    ↑previous 図書室を出たヴェーラとレベッカは手をつなぎながら食堂の隣の売店に向かった。目的地にこれといった根拠はない。ヴェーラの「なんとなく」が発動しただけだ。 ヴェーラはぐいぐいとレベッカを引っ張って突き進 […]

  • 01-1-2:教室の片隅にて

    ↑previous レベッカを先頭にして、六人の士官候補生(女子ばかり)が講義室の最前列に移動した。ヴェーラはのんびりと後をついてくる。レベッカはテキパキとタブレット端末と電子黒板を接続(リンク)させて、試験範囲の講義 […]

  • 01-1-1:二人の少女~ヴェーラとレベッカ~

    ↑previous 実に退屈な講義だ。毎回とても退屈だ。少女は長く美しい白金の髪(プラチナブロンド)をくるくると弄(もてあそ)びながら、あくびを噛み殺していた。戦術研究科戦史研究室の教授による講義なのだが、講義室にひし […]

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