「映画90本感想」【パワフルで素敵なおばさま方が活躍するおすすめ映画6選】
「ゴッドファーザーIII]で90本に到達。初期目標の100本まであと10本。大目標まであと910本となりました。 今回観た10本は、残念ながらそれほど大きな印象を残す映画とはなりませんでした。それぞれの良さも無論ありますが、少し小粒という感じでしょうか。また期待して観たけれどそれほどでもなかったとか、面白いのは面白かったけれどとか、特殊にこれが推し!!!といった感じもなく、私の中ではやや低調気味な10本となりました。 いつも「ミセス・アイの名作映画ガイドブログ」をお読みいただき本当にありがとうございます。 (前回の映画記事はこちらです。「ゴッドファーザー最終章:マイケル・コルオーネの最後」 )
映画「ゴッドファーザー最終章:マイケル・コルオーネの最後」【感想:衰えたアル・パチーノの魅力」
前作「ゴッドファーザーII」から16年後に、二部作の後日談として語られました。その後、公開30周年を記念して2020年にフィルムと音響を修復し、新たなオープニングとエンディング及び音楽を追加して再編集されました。私が今回視聴したものはこの再編集版になります。 「私自身を満足させるために、観客の期待を裏切った」これは評価も興行収入も全二作に比べはるかに低調であった1990年公開時のコッポラ監督の言葉です。前作までのマイケルの非情さや冷酷さは影を潜め、糖尿病を患い、過去を悔い、贖罪と自分の罪に苦悩するマイケルの老境をその弱さと共に描いています。 私自身は公開時の映画を観ていないため何とも言えないの
映画「クレイマー、クレイマー」【感想:今、子育て中なら是非観てほしい】ダスティ・ホフマン×メリル・ストリープ
40年前に離婚裁判を題材に制作されたこの映画は、現代を予言しているかのような物語となりました。 当時傑作と評判が高く、アカデミー作品賞をはじめ5冠に輝くこの映画を観て感じる所は、新しいものは何もないごく日常の一こまを切り取っただけの作品に思えました。時代の最先端を行っていたこの映画に時代が追いついてしまったからです。 仕事やキャリアを棒にふらないと子育てをすることが出来ないシングルファーザーですが、この時代から裁判所は母親の味方です。子どもを育てるには母親の方が子供のためになる、この考えもこの映画が制作された40年前から変わることなく現代においても裁判所の固定観念として存在します。 「子供への
連続猟奇殺人。映画「セブン」【感想:まさかこんな形で犯罪が完成するなんて・・】主演:ブラッド・ピット
キリスト教の「七つの大罪」になぞらえた連続猟奇殺人事件を追う、若い新人刑事と定年を間近に控えたベテラン刑事の物語です。 「死ぬまでに観たい映画1001本」には、次のように書かれていました。 タワー・レコードのレジ係(アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー)が書いた連続殺人犯の震えるような物語が、ブラッド・ピットとモーガン・フリーマン主演、ディビッド・フィンチャー監督によって芸術作品に生まれ変わるとは、誰が予想しただろう? 連続殺人鬼との攻防は本当に行き詰るものであり、その殺人鬼による七つの大罪を完成させてしまうことになるラストまでの展開を一気にみせてくれます。この世の者とは思えない無慈悲で極悪な殺
【考察:妻が不機嫌な顔をするとき】「夫の言い分」「妻の言い分」魔法の「雪だるまの法則」
「世の中のご主人へ」妻が不機嫌な顔をするとき、心の中で何を要求しているか知っていますか? 「世の中の奥様へ」妻が不機嫌な顔をするとき、それを横でみているご主人が何を思っているかわかりますか? この記事では夫婦の問題を考えてみたいと思います。夫婦の問題と言っても夫婦特有の問題というわけではなく、私はおつき合い中の彼・彼女、職場の上司と部下など他者と他者といった普遍的人間関係の問題であろうとらえています。ですが、ここでは便宜上「夫」「妻」という単語を使わせていただきます。 いつも「ミセス・アイの名作映画ガイドブログ」をお読みいただき本当にありがとうございます。 (前回の映画記事はこちらです。「カツ
映画「カツベン」【感想:良質な日本映画を観たいときに是非!】ハチャメチャな展開を上手に処理!主演:成田凌
映画が活動と呼ばれていた時代、「活動弁士」と呼ばれる人たちがいました。彼らは語りの専門家で、サイレントな画面を独自の解釈で配役のすべての声を演じ、かつ説明(ナレーション)まで担当します。彼らの解釈で映画が再現されるわけですから、10人の活動弁士が語れば、同じサイレント映画でも10本の映画が存在するということになります。 本作のタイトルの「カツベン」とは「活弁」、つまり「活動弁士」を略したものです。 この映画は周防正行監督の「舞妓はレディ」以来5年ぶりとなるオリジナル映画で、脚本は監督補を務めた片島省三。周防監督にとって、初めて他人の脚本を監督しています。 サイレント映画時代のドタバタコメディを
映画「アメリ」【感想:他人と関係を結ぶことが怖い人に是非観てほしい!】人それぞれの癒し方でいいんだよ~
小さなころから人とのコミュニケーションが苦手な女の子、アメリは一人遊びと空想の世界に生きています。モンマルトルを舞台にパリジャンの日常を描いたこの映画は、フランスでは国民的大ヒットとなりました。 前髪を短くカットしたおかっぱ頭のヘアスタイルやクリームブリュレ、作中のインテリアなど、映画の世界観を真似る女の子たちが急増しました。 語りを務めたアンドレ・デュソリエのフランス語のテンポが耳に心地よく、アメリとその周辺の人の世界観を優しく解説してくれています。 いつも「ミセス・アイの名作映画ガイドブログ」をお読みいただき本当にありがとうございます。 (前回の映画記事はこちらです。「スパイの妻」) これ
映画「スパイの妻」【辛口感想:キネマ旬報推し作品だが、ラスト納得いかない】蒼井優・高橋一生出演作品
この映画は2020年6月6日に14:00-15:54分にNHKBS8Kで放送されたテレビドラマを、劇場映画としてスクリーンサイズや色調を再編集したものです。作中に登場する昭和の町並みは、大河ドラマ「いだてん」のオープンセットがそのまま使用されています。 本作への専門家の評価は高く、映画雑誌キネマ旬報は2020年のベスト映画に選んでいます。また、ヴェネツィア国際映画祭に出品され、コンペンティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞しています。これは「座頭市」の北野武監督以来17年ぶりの快挙となりました。 物語は昭和の色濃く、太平洋戦争開戦前後を描いていますが、高橋一生、蒼井優ともに古き昭和の匂
映画「ベン・ハー」【感想:キリストの生誕・受難を背景にルネサンス美術のような超大作】
「ベン・ハー」といえば、手に汗握るアクション満載の戦車レースシーンが有名ですが、アカデミー賞で11個のオスカーを獲得するという偉業を成し遂げた作品としても名高く知られています。これに並んだのは40年後の「タイタニック」、さらに6年後の2004年の「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の3本のみとなります。 セリフのある役者だけで350人、エキストラは5万人以上、6年半の製作期間に、制作費が54億円!戦車シーンを撮影するためだけに3か月をかけ、100万ドル以上を費やしたというこの映画は、はたして大作の上に超をいくつ積み重ねればいいのでしょうか。この映画には莫大な制作費がかかっていますが、それ以上
映画「ベン・ハー」【感想:キリストの生誕・受難を背景にルネサンス美術のような超大作】
「ベン・ハー」といえば、手に汗握るアクション満載の戦車レースシーンが有名ですが、アカデミー賞で11個のオスカーを獲得するという偉業を成し遂げた作品としても名高く知られています。これに並んだのは40年後の「タイタニック」、さらに6年後の2004年の「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の3本のみとなります。 セリフのある役者だけで350人、エキストラは5万人以上、6年半の製作期間に、制作費が54億円!戦車シーンを撮影するためだけに3か月をかけ、100万ドル以上を費やしたというこの映画は、はたして大作の上に超をいくつ積み重ねればいいのでしょうか。この映画には莫大な制作費がかかっていますが、それ以上
映画「ダ・ヴィンチ・コード」【感想:知的好奇心と謎解きの面白さが満たされる!】主演:トム・ハンクス
世界的なベストセラー作家、ダン・ブラウンの小説が原作です。 ルーブル美術館の現場に残されたレオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィルウィウス的人体図」を模した死体を発端として、テンプル騎士団・シオン修道会・イエスの末裔などの謎が解き明かされる過程が、スリル溢れる逃亡劇の中で明かされていきます。一つの謎を解くとまた次の謎につながる、そうやって行きついた先はまさに現代のキリスト教の教義を覆す内容だったのです。 ダン・ブラウンは原作の小説中でも「作中の芸術作品、建築物、文書、秘密儀式等はすべて事実に基づいている」と語っており、その膨大な蘊蓄が彼の小説の魅力でもあります。この映画でも原作をほとんど踏襲していま
映画「レベッカ」【感想:設定・役者・物語、美しいものが観たい人におすすめ!】ヒッチコック監督作品
妻を失って悲しみに暮れているというイギリスの大金持ちの貴族の男と、その男を心から愛する若い女性の愛の物語をヒッチコック監督独特のサイコミステリーで描いています。伝統的貴族の生活が豪奢なセットや衣装と共に、陰気な物語を華やかなものにしています。 この映画はイギリスで活躍していたヒッチコック監督の渡米第一回目の映画です。生涯にわたって名作を生み出してきたヒッチコック監督ですが、どういうわけかアカデミー賞にはあまり縁がなく、本作が唯一のアカデミー作品賞受賞作品です。 また、「風と共に去りぬ」で有名なデヴィッド・O・セルズニックがプロデューサーを務めています。 いつも「ミセス・アイの名作映画ガイドブロ
映画「カッコーの巣の上で」【感想:その良さがわからないまま・・】主演:ジャック・ニコルソン
精神異常を装って刑務所での強制労働を逃れようとした男と、入院先の病院の患者たちの物語です。圧巻なのは入院患者たち。よくもこんなに個性的な人たちを集めてきたなと思うのと同時に、その演技力の高さには感服しました。 ただアカデミー賞をはじめ、数々の賞を受賞した評価の高い映画なのですが、ジャック・ニコルソンが演じた主人公マクマーフィーがどうしても好きになれませんでした。「死ぬまでに観たい映画1001本」(2004年度版)では「閉じ込められても自由な魂を失わないマクマーフィーを演じたジャック・ニコルソンが魅力的」と書いてあるのですが、「そうかな~?」「そうかな~?」と思いながら観ているうちに映画が終わっ
「80本感想まとめ」おすすめ映画【多分映画史には残らないけれど、元気が出る映画】6選
コツコツ映画を観て書いた記事が80本となりました。 今回の10本は比較的新しくて、「アルゴ」と「レヴェナント 蘇りし者」を除いて、軽い作品が多かったと思いました。深くて、重くて、映画的価値のある作品を観ることは自分自身を豊かにしてくれる有意義な時間です。 でも「多分映画史には残らないだろうけれど、観ると元気になる」或いは「馬鹿々々しい作品だけれど元気になりたいから観る!」。時にはそんな選択をしたいときがあります。 今回はそういったときに観るおススメ作品を、今まで観た80本の中からセレクトしたいと思います。 いつも「ミセス・アイの名作映画ガイドブログ」をお読みいただき本当にありがとうございます。
アニメ映画「ルパン三世/カリオストロの城」【感想:ルパン音楽こそが最高級の発明品】宮崎駿監督作品
久しぶりにルパン三世をみました。今から約40年前に制作された本作は、宮崎駿監督の映画監督デビューの作品です。 40年たった今でも色あせることなくルパン作品が楽しめるのは、主要キャラクターの個性とともにその背後にある音楽性ではないでしょうか。もし「ルパン三世のテーマ」が違う音楽だったならば、ここまで多くのルパン作品を生み出すことはなかったのではないかと思います。 そういった意味ではルパン作品音楽は、映画史上最大級の発明品と言えると思っています。 いつも「ミセス・アイの名作映画ガイドブログ」をお読みいただき本当にありがとうございます。 (前回の映画記事はこちらです。「プラダを着た悪魔」 ) これま
【感想とみどころ】「プラダを着た悪魔」メリル・ストリープ×アン・ハサウェイ火花散らす二人の演技が最高!
ジャーナリスト志望の若い女性が、一流ファッション誌の編集部で働くことになりますが、上司は伝説カリスマ編集長。周囲はモデルのように着飾った同僚たち。矢継ぎ早に指示を出す鬼編集長のもとで奮闘しながらも、やがて本当に目指していた自分の夢に気づく現代のシンデレラストーリーです。 タイトルの通り、プラダ・シャネル・ディオールなどのブランドが頻繁に登場します。着こなすメリル・ストリープがグッドです。 以前観た「クルエラ」もそうでしたが、ファッション業界が題材の映画は本当に楽しいです。豪華でファッショナブルな美の競演をみることができるのもまた映画の醍醐味です。ただどうしてもストーリーよりもファッションに眼が
【衝撃・異常殺人者たちの心理】「羊たちの沈黙シリーズ」FBI心理分析官のプロファイリングとは?
シリーズで作品を語ってみようと思い、新たなカテゴリー「シリーズ」を設けることにしました。 第一回は「羊たちの沈黙シリーズ」を取り上げようと思います。 最初に制作された「羊たちの沈黙」はホラー映画で初めてアカデミー賞作品賞を受賞しただけでなく、主要5部門(作品賞・主演男優賞・主演女優賞・監督賞・脚本賞)を獲得するという快挙を成しています。またそれは「或る夜の出来事」(1934年)、「カッコーの巣の上で」(1975年)に続いて3番目の5部門受賞作品です。 「羊たちの沈黙シリーズ」四作品 観る順番のおススメは? 羊たちの沈黙(1991年) ハンニバル(2001年) レッドドラゴン(2002年) ハン
【実話・感想】映画「レヴェナント:蘇りし者」ディカプリオの怪演と壮絶サバイバルと美しい映像
レヴェナントとは「幽霊とか幽鬼」を意味します。熊に襲われ瀕死の重傷を負うガイドでもある猟師が、動けない自分の目の前で息子を殺され、極寒の地に置き去りにされてしまいます。 本作は1800年代、アメリカの西部開拓時代を生きた実在の罠猟師ヒュー・グラスの一生と、彼が体験した過酷なサバイバルの旅を映像化した作品です。極寒の川に飛び込み、生肉をくらい、動物の死体の中に入って暖をとる。ディカプリオが9か月にも及ぶ過酷な撮影を制して、見事5度目のノミネートで初のアカデミー賞のオスカーを獲得しました。 またアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督は2年連続、撮影のエマニュエル・リベツキは3年連続のオスカー獲得となり
【実話・サスペンス映画】「アルゴ」感想とイランアメリカ大使館人質事件
1979年から1980年にかけて発生したイランアメリカ大使館人質事件の真相を題材にした、緊迫感に溢れる社会派サスペンス映画です。 イラン革命への道のりを軽く振り返る冒頭の場面では、民の信仰や生活を無視して、栄耀栄華をむさぼる王族の信じられない浪費ぶりと石油利権をめぐってイランをコントロールしていく欧米の横暴ぶりが語られます。結果として、パフラヴィー皇帝の亡命という形で王権は終焉を迎え、イランの世俗化に強く反発してきたイスラム法学者のホメイニ師が亡命先のパリから帰還することによりイラン革命が成立するのです。 ベン・アフレックが監督・製作・主演をつとめ、第85回アカデミー賞では作品賞を受賞していま
【緊急提案】子供同士が喧嘩した時のママ友の対応に、自分が納得がいかないとき
ママ友グループの子供同士でちょっとしたいじめや喧嘩があったとき、そのママは「ごめんね」と言うだけで子供を叱らないし、あまり善処してくれない。 そんな時あなたはどう対処していますか?表面は平静を装っているけれど、内心はムカムカした気持ちや、なんか納得いかない気持ちや、相手のママに言いたい言葉を無理に飲み込んだりしているのではないでしょうか? こんにちは。 ローズです。 「世界で一番幸せなおばあちゃまの挑戦ブログ」にご訪問頂きありがとうございます。 前回の映画記事はこちらです。(「今日から俺は!!」) 今日は「子供同士が喧嘩した時にママ友の対応に納得いかない」」と悩んでいる方に、こんな考え方もあり
【コミック原作】「今日から俺は!!劇場版」感想とツッパリの矜持
タイトル名は知っていたけれど、ことさら観ようともしなかった本作を地上波放送されたのを機会に観る気になりました。すでに放送されたTBSドラマ日曜劇場の劇場版です。でも観てみたら、まぁ面白いこと!。いまやドラマ・映画で主役や脇役を担う若手役者陣が総出演。生き生きと画面で大暴れしてくれました。 主役は賀来賢人(伊藤健太郎とのW主演らしいですが)。主役でありながら三枚目に近い役どころで、飄々とつかみどころのない演技は他の人には真似できない魅力があります。「ソフトボーイ」を観て以来の賀来賢人ファンの私は、特に本作のような役どころは大好物!!しっかり楽しませてもらいました。 主役NO.2ポジションの伊藤健
【感想】映画「スラムドッグ$ミリオネア」映画賞多数、貧しい少年の成功ドラマ
2008年、2009年の数々の映画賞に輝いた話題作です。スラム街に生まれ、母を殺され、たった二人で生きてきた兄と弟、ジャマールとサリーム。同じ境遇の娘ラティカ。三者の成長の過程と人生の顛末が、インドの清濁併せた景色の中で描かれています。 アカデミー賞では何と8冠に輝いています。 人生の横道にそれてしまった兄と、自分の生き方と自分の愛する人を頑なに守り抜こうと奮闘する弟との明暗も物語の見どころの一つと言えると思います。子役たちの名演技が素晴らしいです! いつも「世界で一番幸せなおばあちゃまの挑戦ブログ」をお読みいただき本当にありがとうございます。 (前回の映画記事はこちらです。「 インディ・ジョ
【感想・冒険映画】「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」アクションの楽しさを堪能できる!
聖杯をめぐりインディたちとナチスが熾烈な争奪戦を展開するアドベンチャーアクション映画です。インディ・ジョーンズシリーズ第三弾。007で有名なショーン・コネリーがインディの父親、ヘンリー・ジョーンズ教授役で出演していて、ハリソン・フォードと息の合った軽妙な演技をみせてくれます。 シリーズ第二弾の「魔宮の伝説」より物語的には本作の方が面白かったと思います。なにしろ「魔宮の伝説」の方は、アクションと蛇や毛虫以外は何もありませんでしたから(笑) でも本作でも出てきましたよ~~蛇と大量のネズミ!何とかなりませんかね~これ、マジで勘弁してほしいです。ただ、そんな中で演技する役者さんたちのプロ根性には脱帽し
【考察・永遠のラブコメ映画】「ローマの休日」と秋篠宮真子様のご結婚
まだ無名だったオードリー・ヘプバーンをハリウッドの頂点、いえ世界中の人々の憧れの頂点に押し上げた作品です。白シャツにフレアスカート、太いベルトとスカーフなど、そのファッションも女性たちの永遠の定番アイテムになりました。美しさ、気品、清純さ、純真無垢、まさしく某国の王位を継承する王女その人でした。 ローマ、トレヴィの泉、真実の口。王女と新聞記者。一日の恋。 若い女性たちの夢や憧れをたっぷり詰め込んだ永遠のラブコメディです。私自身、子供の頃から何度も観てきましたが、何度観ても拍手喝さいを贈りたくなります。 いつも「世界で一番幸せなおばあちゃまの挑戦ブログ」をお読みいただき本当にありがとうございます
【感想・大人の恋愛ミュージカル映画】「ラ・ラ・ランド」今、人生に後悔しているあなたへ贈りたい
ジャズに生き、ジャズを愛するピアニストの青年と、ハリウッドの女優を目指す娘の恋愛をミュージカルの手法で描いた作品です。恋愛・歌・ダンス・バンド・ピアノ、様々な要素で楽しませながらロサンゼルスに夢を持ってやってくる人たちに敬意を示した作品でもあると思います。 青年セブを演じたライアン・ゴスリングは何と!何と全曲自分で演奏しています。頭からつま先まで映すカットなしのシングルテイクで撮影されている本作を観ると、ゴスリングが弾いていることはごまかしようがありません。音もいいです。もう、最高のピアノでした! 「クルエラ」でエマ・ストーンに魅了されて本作を観ることにしたのですが、やられましたね~~!!ゴス
【痛快コメディ・ディズニー映画】「クルエラ」ファッションショーでもある!
アニメ「百一匹のワンちゃん」に登場するディズニーきっての悪役、クルエラの誕生秘話を実写化した映画です。クルエラとは残酷・残忍・悪魔を意味するデビルとド・ディビルをもじったもので、彼女の名前は「クルエラ・ド・ヴィル」が正式名称となります。 クルエラに扮したエマ・ストーンの容姿からてっきりホラー映画かと思い見始めたのですが、さすがはディズニー、面白さ満杯、しかも痛快なコメディ映画でした。特筆すべきはその衣装や背景の豪華さ。特にクルエラと敵役バロネスの二人のファッションは圧巻でした。 バロネス役のエマ・トンプソンは1959年生まれの62歳。世の中に、「美魔女」ならぬ「美婆」という言葉がありますが、本
「70本感想まとめ」絶対観て損しないおすすめ【家族を考えさせられる】映画6選
早いものです。もう70本まできました!今回の10本は旧作で名作といわれるもの、過去ランキングでは必ず上位表示されるものを中心に観ました。俗にいう「死ぬまでに観ておきたい映画1000本」を私なりに選んでみたいと思っているので、ちょっと、身の程知らずですが。 61.雨に唄えば(1952年)アメリカ映画62.巡り逢えたら(1993年)アメリカ映画63.アイ・アム・サム(2001年)アメリカ映画64.タクシードライバー(1976年)アメリカ映画65.孤狼の血(2018年)日本映画66.スターウォーズ(新たなる希望)(1976年)アメリカ映画67.サウンド・オブ・ミュージック(1964年)アメリカ映画6
【感想・映画】「百万円と苦虫女」今、人生から逃げたい人に是非観てほしい!
どこにでもいそうな普通の女の子、鈴子。彼女は人と距離を置き、トラブルになりそうな気配がしたら愛想笑いでごまかして生きてきました。鈴子は実家でも居場所がないと感じるため、独立して自由を得ようと決心します。でも、本音を言わずに愛想笑いでごまかす生き方は思わぬ波乱を呼ぶことになるのです。 細くて伸び伸びとした手足、小さな顔、濃いくっきりとした眉毛に白い肌、ややぽっちゃりした唇。薄化粧とほどよいパーマがかかった腰まで届く長い髪。蒼井優がチープファッションだけど、どこか人を魅了する鈴子を、時にはおどおどと、時には困惑気味に、時には大胆に演じています。市井のとりとめのない若い女性を演じさせたら、この人の右
【感想・冒険映画】「インディジョーンズ/魔宮の伝説」アクションがやみつき!
最近この映画ブログを書くために、金曜劇場の予約をするようになりました。本作も2021年9月にテレビ放映されたものです。 ちょうど「スターウォーズ」を観たばかりなので、ハリソン・フォードがいい感じでした。無精ひげが良く似合います。笑うと照英と似てると思うのは私だけ?もっとも照英そのものを知らない方も多いかもしれませんが・・・ いつも「世界で一番幸せなおばあちゃまの挑戦ブログ」をお読みいただき本当にありがとうございます。 (前回の映画記事はこちらです。「ミリオンダラー・ベイビー 」) これまでネタバレにならないように極力務めてきましたが、思う存分感想を書きたくなりました。あらすじも書きますが、読み
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