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  • 廃れゆくままでいいのだのうか

    いつも4日間の湯治を終えて、北上駅の待合室で、今度の在来線が来るまで相当の時間を費やすのであるが、決まって座る席は、今降りてきたばかりの湯治場のPRポスターの前だ。どう見ても、昭和懐古のお宝写真なのであるが、何の時代説明のないポスターなので、何も知らない都会の人が、あるいは東京駅や横浜駅でこのポスターを見たら、「ああ、この時代、なんてレトロな湯治場があるのね、行ってみようかしら!」なんて思うのかもしれない。下記の写真は、今朝湯上がりに、このポスターと同じ通りを反対側から撮影したものだ。朝とはいえ、人影はなく、写っている湯治棟の建物の大半は、現在利用されておらず、廃れるに任せているようなありさまなのだ。(現経営者に失礼があったらすみません。)オイラは、この廃れ具合が好きでこの湯治場に年に2回間隔で訪れている...廃れゆくままでいいのだのうか

  • ブナの森に感謝し、春の湯治場を終える

    まだたっぷりと雪を蓄えたブナの森に二日間染まった春の湯治場だった。ブナの実の成長は確認されなかった。残雪上に数えきれぬほどのブナの実の残滓が落ちていたが、昨年がいかに豊作だったかを証明している。豊作の翌春、ツキノワグマの母親は複数の子グマを引き連れているという。気の抜けない山歩きではあった。今日は、コシアブラ、ハリギリ、タラノメのほかに、甘くておいしいユキザサの新芽も少しいただいて来たので、ペペロンチーニのほかに、コシアブラ・ハリギリとユキザサのおひたしもこさえて、春の恵みをたっぷりといただく。さあ、次回は、昨年同様ブナの紅葉とキノコ狩りを楽しみにこの湯治場を再訪したいのだが?さあ、どうだろう、この秋は只見線経由の守門岳・浅草岳を優先したい。であれば、次はまた春になってしまうのか!山の恵みを意識すると季節...ブナの森に感謝し、春の湯治場を終える

  • 春の湯治場の定番ディナー

    湯治場の春の山を歩いて、対象となる山の幸をウコギ科のコシアブラ、ハリギリ、ウド、タラノメに限定する。何となれば好きだし、手間がかからないからである。今日は、ハリギリとコシアブラを二つかみほど収穫してきた。時間と手間をかければ、日本人なら、天ぷら、おひたし、コシアブラごはん、お吸い物などのフルコースとしたいが、それだと酒をたくさん飲みたくなる。宿の自販機で450円の缶ビール1本だけで、満足のいくディナーはないかと考えると、やはり三合炊きメスティンを使ったペペロンチーニとなる。早炊きパスタを塩少々で茹で、ゆであがる頃によく洗ったコシアブラとハリギリをどざっと突っ込む。ゆで汁を八割ほど捨て、タカノツメ、ニンニク、オリーブオイル、バター、マヨネーズを適当に入れ、水分がなくなる直前に火を止め、塩コショウで味を調える...春の湯治場の定番ディナー

  • 湯治場行きの荷物

    毎年思うことなんだけれども、湯治場行きの荷物って何でこうもがさばるのだろう。今朝も、ドイターの50リットルザックにパンパン、ナイキのスポーツバックにパンパンと隙間のない状態のパッキングなのである。三日分の食料と言っても質素なのだ。卵4個、納豆2パック、ちくわワンパック、ウインナー8本、レトルトカレー類4パック、パックごはん3パック、早ゆでパスタ3食分、八割そば3食分、インスタントみそ汁3パック、行動用にカップ麺の中味3個、タンパク質15gの「これ1本満足」バー3本、あとは、そばつゆ、みそ、しょうゆ、塩、砂糖、各種オイル類、マヨネーズ、タカノツメ、コショウ、ワサビ、ショウガ、ニンニクのチューブ程度だ。あ、それから今回は天ぷら粉の代わりにそば粉を少々持参した。こだわりは、食器やナベ(3合炊きメスティン)ザル...湯治場行きの荷物

  • 梅雨入り前に行きたい展望の山旅

    今年の梅雨入りは遅いのか早いのか。例年ゴールデンウィーク明けに早くも梅雨入りする沖縄地方は、いまだ梅雨入りが宣言されていない。5月中旬と予想されていたが、もう中旬に入っている。全体に遅いのかな。関東甲信は、平年並みの6月上旬とされるが、東北や北陸はやや遅れて6月中旬の見込みだ。梅雨入り前に晴れ予報が3日以上続きそうだったら、かねてより計画していた上高地から横尾にベースキャンプをした半世紀ぶりの天狗原からの槍ヶ岳、ついでに涸沢と蝶が岳からの槍・穂の大展望の山旅を実行したい。とすれば、5月下旬か。5月20日の週から「2週間天気予報」にくぎ付けとなって、晴れ予報が高確率で見込まれるのなら躊躇なく実行しよう。関東甲信といっても、いささか広うござんす。東京と上高地をひとくくりにするわけには行くまい。大事なのは直近の...梅雨入り前に行きたい展望の山旅

  • 春の湯治場にお酒を持って行かないと決めた

    4月の末に缶ビール500mlとワンカップ日本酒180mlを広瀬河原で花見をしながらいただいた以降、アルコールの類は一切摂取していない。相変わらず寝不足は続いているが、「酒を飲みたい」という禁断の指令は、わが脳細胞に今のところ降りてこない。今日の午後、街を歩いていたら、妙に変な気持ちになっていた。「酒と縁のない人生を歩んできたオイラが街を歩いている」と。行き交うヒトビトがまるで異国のヒトビトのように感じる。いつも午後に街を歩くときは、「さて、今晩は酒の肴に何をいただこうかしら・・」という潜在意識に支えられた自分がいたが、今日はそれがない。いつの間にか、酒神(バッカス)の影が消えているのだろうか。ずうっと酒とともに歩んできたオイラと、ずうっと酒に縁がない人生を歩んできたオイラと、二つのパラレルワールドがこの世...春の湯治場にお酒を持って行かないと決めた

  • 眠い ⇒ 朝日を浴びて日中活動することこそが眠れる術

    アルコール抜きの生活10日目。不眠状態が続いているが、経験者に言わせると当たり前なのだという。本来眠気を催すホルモン「メラトニン」の分泌により眠りを誘うようにできている脳内システムが、アルコールを原因でうまく機能しなくなっているということ。これまで寝酒派は、「メラトニン」を分泌させることなく、アルコールで脳細胞を麻痺させて「強制的に」眠らせてきたものだが、アルコールを断ったからといってすぐに「メラトニン」は正常に分泌せず、正常化には時間がかかるということだ。焦る必要はない。昨日は、少なくとも4,5時間はうつらうつらと眠ることができた。でも、今朝の寝起きは悪い。朝食後あくびばかり出てくるので、近所の自販機で「ドデカミン」と「ClearBLACK」を買ってきて飲みながら「朝カフェ」を聴いている。「カフェイン」...眠い⇒朝日を浴びて日中活動することこそが眠れる術

  • 不眠の夜に

    振り返れば、成年になってからほぼ〇〇十年間「寝酒」をたしなみとしてきたことは、「深い眠りを求める」欲望の表れだったのかもしれない。いま、ちょと肝機能検査結果が思わしくないという理由でその「寝酒」習慣を断とうとして10日ばかり過ぎた時点で、その「深い眠り」はやってこない。耳元で静かな音楽や朗読などを流しての「浅い眠り」もしくは「うつらうつら」が続いている。でも、まだそんなのはいいほうで、昨日から現在まで「不眠状態」といってもいいくらいの身体状況なのだ。昨日は、一日晴れ予報だったため、一番バスで泉ヶ岳を歩いてこようかと前夜タイマーをセットして早々と寝床についたが、非情にも前夜から目が冴え冴えとして、まったく眠りに落ちず、落ちないまま朝のタイマーを聞き、身の危険を感じて泉ヶ岳登山をあきらめた。昨日の夕方、しばら...不眠の夜に

  • 風薫る季節の仙台ハーフマラソン

    月に1、2度、「業務スーパー」に買い物に行ったり、図書館に本を借りに行く場合には、少し遠回りしてでも、ケヤキ並木の定禅寺通りを歩く。今日は、あまりにも爽やかな風がそのケヤキ並木を突き抜けて、芽吹いたばかりの若葉をさらさらと揺らしていた。もうアウトウェアを羽織るには汗ばむ季節。GWのヒトの動きばかり報道されていたため気が付かなかったが、5月5日のこどもの日は「立夏」だった。季節は「夏」になったのだ。もう「夏の季語」である「風薫る」を堂々と使ってもいい季節になった。この日曜日は、「仙台ハーフマラソン」が開催され、1万人のランナーがコースとなっている「風薫る」定禅寺通りを東西に往復する。もちろん、その1万人の中にオイラはいない。このマラソンが従来のエリートランナーだけの大会から、泉区で開催されていた「仙台市民マ...風薫る季節の仙台ハーフマラソン

  • 思い残しの未踏峰・厳選31座

    ヤマケイ新年号付録の地図帳を手元において、全部で301座ある日本百名山・日本二百名山・日本三百名山の未踏峰を空想(共有)登山をする旅は、昨年12月17日の「高隈山・日本三百名山№300」を皮切りに、本日5月6日の「天塩岳・日本二百名山№101」をもって終止符を打つ。今正確には数えていないが、未踏として空想(共有)した山は108座ほどだったか。足掛け140日、4か月と19日の短い旅ではあった。が、なんだか長い人生という遠近時空の内で、日本全国あちこち回ることができた気分だ。これも若い気鋭のYoutuber達のおかげである。感謝申し上げたい。おかげで、未踏峰だった名山のルートや山頂からの展望などをオイラの脳細胞に上書きできて、もしかしたら遅くない将来にボケ始めたときに「あそこの山は、あそこのルートを登ったが、...思い残しの未踏峰・厳選31座

  • 摩周岳(カムイヌプリ)残像

    標高が900mにも満たないため日本三百名山に選定されなかったが、道東摩周湖の風景にアクセントを加える摩周岳(カムイヌプリ・857m)は、ヤマケイによってこの度「日本百低山」の筆頭に選定されている。摩周湖に観光に来た大半のヒトは、神秘的な青さをたたえる摩周湖の奥に聳える形の良いピークが摩周岳という名の山であって、その展望台から山頂を往復してこれるとは思わないまま次の観光地に向かうのだろうが、山好きなヒトは、ぜひそんな道があれば登ってみて、その山頂から摩周湖を眺めてみたいと思うだろう。さいわい若い時釧路に2年間在住していたこともあり、オイラはこの摩周岳には、無雪期に2度、雪のある時に歩くスキーの歩行訓練にと1度歩いている。スキーは途中で引き返したのかもしれないが、無雪期に踏んだ山頂の絶壁からは、まるで吸い込ま...摩周岳(カムイヌプリ)残像

  • 大雪山クワウンナイ川の思い出

    北海道の山の思い出の中で、大雪山の天人峡温泉からクワウンナイ川の長大な滑沢を歩いたことを外すわけにはいかない。20代のある時期、大雪山のふもと街、旭川に1年だけ在住したが、オイラは地元の山の会に所属した。たしか週一ペースで例会が開かれていて、その場では、会として年間計画に基づいていく「会山行」、だれでもいいが会員個人が計画した「個人山行」などのプランが発表されていたが、オイラはオイラの能力で参加できそうなプランに手あたり次第手を上げ、なんだかんだと毎週のように様々な山行に参加していた。このように積極的だったのは、仕事柄、旭川には1年しか住めないことが分かっていたため、できるだけ多く、この山の会の主たる活動エリアである大雪山系の山々を歩きたいと思っていからなのだろう。7月終わりか8月初めだったか、会山行で「...大雪山クワウンナイ川の思い出

  • 花から若葉へ、汗ばむ季節を歩く

    季節は桜花から新緑の季節を迎え、速足で歩くと汗がにじむ季節となった。山を歩かない日の日課と決めている15,000歩の課題設定とするコースに、今日より階段歩行を取り入れてみる。広瀬川沿いの歩道よりほどない位置にある大年寺の美しい階段は、緑陰の中に施されてあるので、このコースに採用する。体が重い、そんなに息は上がらないが、だる重い。まだ体重は減っていないか。家飲みを止めて、10日ばかりが経過する。長年の慣習をぱたりとやめたのだから、体が拒否反応を示すと思ったが、何の反応もなく。汗ばんだがビールが欲しいとは思わず、自販機で午後の紅茶を買ってがぶ飲みし、それで満足する。一昨日500mlのビールを飲んでから48時間経過するが、何ともない。平気だ。なので、家飲み習慣廃止にともなう効果が今後期待される。体重減、肝機能回...花から若葉へ、汗ばむ季節を歩く

  • 青葉山5月1日アルバム

    昨日、歩いた順に撮影したものをアルバムとして残しておこう。スイカズラ科ウグイスカグラ(鶯神楽)なぜウグイスと神楽が結びついた名前なのかわからない。が、あまりにも可愛く、神楽でも踊りたくなる心境は理解できる。ユリ科チゴユリ青葉山の林床では、この花が咲くとスプリングエフェメラルの季節が終わり、やがてヒメシャガなどが彩り、目立った花が少なくなる。うつむき加減のチゴユリに何やら手を差し伸べたくなる。シロチョウ科ヤマトスジグロチョウ春型♂かタンポポ色に染まるシロチョウは、花と混然一体化した生き物のように感じる。ツツジ科トウゴクミツバツツジムラサキヤシオに花の色がよく似るが、低山なのでミツバツツジなのだろう。カタクリ4or5年生の葉の下に、松葉のようなカタクリ1年生が二本ほどのびていた。まだカタクリ卒業生がタネを飛ば...青葉山5月1日アルバム

  • 青葉の森は5月、この子は誰だ

    ちょっと肌寒かったけれど、青葉の森を少し歩く。お目当ては夏鳥たちの到来状況。結論から言うと、姿は見えなかったがキビタキとクロツグミたちの声を聴いた。キビタキはこれまで何度か姿を確認したが、クロツグミはいつも同じ場所でさえずっているがどうしても姿を捉えることができない。「キョロンキョロン」という美しい鳴き声は、この鳥だと思うけれども、如何せんエイズがないと真偽不明なのだ。あれ、若葉でチョコチョコ忙しく上下に枝々を動き回っている小さな鳥は、きっとエナガにちがいない!とP950クンのレンズを向けてシャッターを切ったが、お腹を見せた姿ばかり写っていて、それも解像度が悪い。図鑑で確認したが、エナガさんのお腹は真っ白なのに、この子は少し黒ずんでるし、くちばしは黄色に見えるがエナガさんは黒い。けれども長い尾羽はエナガさ...青葉の森は5月、この子は誰だ

  • お花見しながら五日ぶりのアルコールをいただく

    広瀬川の土手のバラ科サクラ属(名前不明)の花の下のポカポカしたベンチに座り、買ってきた後楽弁当とビール500ml、日本酒ワンカップ真澄をいただく。先週の金曜日から酒を断っていたので五日ぶりのアルコールだ。じつは、ビールも酒もそんなにおいしいとは感じなかった。炭酸飲料やお茶のペットボトルで充分である。いい傾向なのか(断酒効果が表れたのか)、悪い傾向なのか(肝臓が弱りすぎて受け付けないという)、今のところ誰も知らない。広瀬川にはカジカガエルが鳴きだした。青葉の森はどうなっているのだろう。もうルリビタキさん、キビタキさん、サンコウチョウさんらご一行は、遠い南の国からのやってきているのだろうか。明日晴れたら行ってみよう。残したい北の山のフォルム~トムラウシかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山暑寒別岳(暑寒別岳...お花見しながら五日ぶりのアルコールをいただく

  • 減酒か断酒かは、次の検診結果を見て考えよう

    恥ずかしくて公にはしたくないが、4日間アルコールと縁のない生活をしたのは、飲酒を生活習慣化した20代以降初めてなのかもしれない。これまで何度かインフルエンザにり患して寝込んだこともあったが、それでも4日間飲まなかったことはなかった。風邪にいいからと「タマゴ酒」としていただいた時もあろう。昨夜は、「真田太平記」を寝そべって読み進めたら眠いというより疲れたので、枕元でらじるらじるの「聞き逃し配信」で「ベストオブクラシック」が放送した「ウィーンリングアンサンブル」のウィーン音楽を低く奏でて聴いていたらすぐに寝入り、4時間くらいは睡眠できたと思う。目覚めに何か夢見ていたから眠りは浅かったのだろうが、それでもこれまでの三夜とちがい少しは睡眠障害から解放されつつあるものと自覚した。うん、なんとかアルコール依存から脱却...減酒か断酒かは、次の検診結果を見て考えよう

  • 北海道の未踏峰たち

    断酒60時間をクリア。睡眠うつらうつら2時間。睡眠障害継続中。日本三百名山未踏峰空想(共有)登山もはやくも最後の北海道エリアに突入した。.北海道の名山は全部で26座選定されているが、20代後半、3年ほど釧路や旭川に住んでいたこともあってあちこち登り、未踏峰は下記の9座を残すのみである。狩場山(道南)渡島駒ヶ岳(道南)神威岳(日高山脈)カムイエクウチカウシ山(日高山脈)余市岳(札幌近郊)夕張岳(道央)暑寒別岳(日本海側)石狩岳(大雪山系)天塩岳(道北)そうだなあ、もう少し若く体力があった50代後半、オイラは北海道の思い残しの山として、あこがれていたのは上の9座のうちカムイエクウチカウシ(カムエク)石狩岳夕張岳暑寒別岳天塩岳で、この5座だけは何としても登りたいと思っていた。が、カムエクなどは、八戸の山仲間から...北海道の未踏峰たち

  • 48時間の断酒を乗り切って

    さすがに断酒二日目の夜は、朝方2時間ほどうつらうつらした。らじるらじるで聴いたNHKラジオ「朗読の時間」は、運悪く「松本清張短編小説集・地方紙を買う女」だったので、眠りにはまるどころか、1回15分を5回、頭がさえるほど聞き入ってしまった。清張作品はいつも、犯人を悪人たらしめることはない、ヒューマンドラマとなっているから犯罪小説を文芸作品として成り立たせている。などと、講釈をたれながら眠れぬ夜を送った。あと、Youtubeで音楽を聴くことや朗読を聞くことは、途中で場違いなコマーシャルが入るから不眠患者には適さない。やはりNHKのらじるらじるか深夜便、録音ものに限る。などと、講釈をたれながら朝まで過ごした。そして48時間断酒に成功した。禁断症状は出ないから、オイラは決して中毒者ではない。だが、依存者であること...48時間の断酒を乗り切って

  • 酒がないと眠くならない体質

    肝機能の改善を図るためどのような生活習慣とすべきか、とりあえず昨夜は酒を摂取しなかったが、やはりほとんど眠れなかった。布団に入り枕元のライトの灯りで英文のテキストを読んだり、コードレスイヤホンで現在行われているショパンコンクール予備予選の演奏を聞いたり、youtubeやⅹで兵庫県問題を巡る発信を閲覧したり、らじるらじる聞き逃しでジャズピアノを聞いたり、朗読で文芸作品を聞いたりと、およそ早晩眠りにつきそうな媒体にたよったが、まったく睡魔は訪れなかった。ただし、少しばかり夢うつつになった時間はあったように思うが、ほとんど覚醒していた。久しぶりにNHKラジオ深夜便を聞いたが、「霧島昇特集」をやっていた。いったい、今の時代誰が「霧島昇」を聴くんだろう。少なくとも80歳後半以降の者が懐かしく聴くんだろうが、そのよう...酒がないと眠くならない体質

  • しばらく減酒し、体からの返事を待とうかな

    2ヶ月に一度ほど、近くのクリニックに「降圧剤」の処方のための診断に行くのだが、小さい医院のわりに待ち時間が長いので、(昨日は2時間も待った)いつも気が進まない。だがこの日は、1月末に受けた特定検診結果の通知をもらおうと、「降圧剤」が切れた時点で重い足を運んだ。その待合室で、読売新聞のいやな記事を読んでしまった。「高齢者のアルコール依存が認知症をまねきかねない」と。まさに、オイラの事が書かれているような記事であった。認知症とは自覚していないが、山で出会った花やチョウの名前がすぐに出てこない。シソ科の「カキドオシ」など、つい二・三日前図鑑で名前を確認したばかりだが、昨日道端でこの花に出会ってもすぐ名前が出てこなかった。まずい。そして、検診結果だが肝機能、尿酸の検査結果がいずれも基準値を超えていた。とくに、肝機...しばらく減酒し、体からの返事を待とうかな

  • 東北の三百名山未踏峰たち

    日本三百名山未踏峰空想(共有)登山も、いよいよわが東北エリアにやってきた。しかしさすが地元ということもあって、東北エリアで百から三百までの名山四十座のうち未踏峰はわずか五座、すなわち栃木・福島県境の「荒海岳」と「男鹿岳」、福島南部の「七ヶ岳」、山形西部の「摩耶山」そして岩手南東部の「五葉山」である。だが、もうオイラには「全部クリアしてやる」という若さは残されていない。空想(共有)登山で済ませようと考えている。だが「五葉山・ごようさん」だけは、かねてよりの評判を聞いているので登らねばならない。また、三百名山リストに入らなかったが、岩手県北部の「七時雨山・ななしぐれ」その名前の美しさに惹かれていたがまだ登っていないのであり、「思い残し山リスト」に搭載している。そしてこれからは未踏峰というより東北の思い入れのあ...東北の三百名山未踏峰たち

  • スプリングエフェメラルバタフライたちにお別れ

    昨日、素晴らしく晴れ渡った宮城蔵王エリアの青麻山の山ふところ。つい5日前、同じ道を歩いたばかりなのに、もう一度この山のスプリングエフェメラルバタフライ「ヒメギフチョウ」さんに会いたくて、晴れ予報を得ていつもの電車とバスを乗り継いで遠刈田温泉に。この5日間の気温上昇と多少の慈雨が、この森の落葉広葉樹たちの緑をさらに深め、スプリングエフェメラルフラワー「カタクリ」さんたちはこの季節の役目をそろそろ終えて、ふもとの林床一面の花咲かせていた6,7年生たちの花はしおれ、一部は大きな種袋を膨らませている。したがって、蜜を求めたふもとを舞っていたヒメギフチョウさんたちは、もうこの場所には姿を見せず、さらに標高を上げたまだカタクリやスミレの花が咲いている場所で目撃することができた。だが、この日は同じアゲハ科のキアゲハやク...スプリングエフェメラルバタフライたちにお別れ

  • ウコギ科たちの春を寿ぐ

    いよいよ、植物分類上「ウコギ科」に属する木の芽が伸びだしてきた。先週蔵王山ろくで少しばかり摘み取ってきた「タラの芽」のほかに、「ハリギリ」・「コシアブラ」・「タカノツメ」などが山菜としての対象となるが、地中から生える「ウド」もこの「ウコギ科」に分類される。いつも通う青葉の森では「ウド」を見かけたことはないが、晴れた今日は小1時間ばかり歩いて、「コシアブラ」数十本と「ハリギリ」・「タカノツメ」をほんの少し摘み取ってきた。晩餐に「天ぷら」・「炒めしょうゆ煮」・「おひたし」をつくり蕎麦と一緒にいただこう。日本酒も買ってきた。さながら「ウコギ科」の春を寿ぐささやかな酒宴である。あらゆる春の山菜の中で、オイラは「ウコギ科」のメンバーたちを愛する。何より土の精霊が乗り移ったのではないかと思われるほど個性的な「エグサ」...ウコギ科たちの春を寿ぐ

  • 野沢菜の思い出~指でつまんでおにぎりといただく

    十日に一遍感覚で、駅まで歩いて行って成城石井の「平飼い卵」と日の出納豆製造所製の「成城石井の納豆」買いに行く。今日は、漬物コーナーに「野沢菜」が置いてあったのでついでに買い求めてくる。帰り道、急に白いご飯と野沢菜を昼に食べたくなって、お昼、コシヒカリを100gだけ水蒸気炊飯をしておにぎりを作り、ゆで卵との野沢菜でいただいた。すべて箸を使わず指でつまんでいただいた。野沢菜の思い出はすべて長野県の野沢温泉での思い出。一度は学生時代だから50年前、友と野沢温泉にスキーに出かけて民宿でいただいた。友の知り合いの女子大生だったか、居合わした人たちだったか忘れたが男女が部屋でどんぶりに山ほど盛られた野沢菜を酒の肴にして、トランプの「大富豪」に夜の更けるまで興じた。みな幼かった。野沢温泉の野沢菜は漬ける前に温泉で洗って...野沢菜の思い出~指でつまんでおにぎりといただく

  • 只見線で行く守門岳と浅草岳

    守門岳と浅草岳のことは、深田久弥さんの「わが愛する山々」所収の紀行文「守門山」を読んで20代のころから知ってあこがれていた。これらの二座は山スキー対象として登る山として描かれていたことから、いつかオイラも3月か4月のこれらの春山に登ってみたいと思っていた。30代前半まではへたくそながら北海道や青森の山岳会の先輩に連れられて山スキーをやっていたので、将来は東北や上信越の雪山を歩くことを思い描いてたのかもしれない。だが、どういうことだろう、30代半ばの職場が和歌山ということもあって、いつしか「雪山」のことは頭から離れた。東北に戻り山登りには復帰したが、30代後半から40代半ばまでは夏の高山植物などに夢中となった。その後、40代半ばから50代には、職場が沖縄ということもあって、ランニングや南西諸島を拠点にしたト...只見線で行く守門岳と浅草岳

  • 遅い春でも舞っていたヒメギフチョウさんたち

    宮城蔵王エリア・青麻山山ろくに、そろそろヒメギフチョウさんたちがお出ましになっっているかリサーチトレッキング。やはり、今年の春は1週間ほど遅れているようだが、カタクリは咲き誇っていて、日差しが出て、風の当たらない斜面に、ヒメギフチョウ7~8頭は確認できた。路で知り合ったオジサンが気付いてくれて、1頭の♂だけ枯草に留っているのを撮影できた。もう少しカタクリが花盛りになり、日が火照るくらいになるとカタクリの蜜を吸いに来る個体も増えるのだろう。来週の今頃でも、まだカタクリは咲き誇っていそうだし、シドケやユキザサの山菜たちも元気な姿で迎えてくれるだろう。来週条件のいい日、また訪ねてみよう。帰り道で、少しだけ伸びてきたタラの芽を20個ばかりもぎ取ってきた。棘が指に刺さり、切り傷も負った。不忘山方面に雲かかる雁戸山ク...遅い春でも舞っていたヒメギフチョウさんたち

  • 青葉の森の山菜たち、少しずつ顔を出す

    今日歩いてみて、青葉の森の山菜たち、去年よりは1週間遅い顔出しと判断した。お目当ては、ウコギ科の「コシアブラ」と「ハリギリ」なのだが、まだ極小の芽が顔を見せ始めたばかりで、とても収穫対象ではない。今日は、わずかに小さな芽を出していた「リョウブ」、「ウルイ(ギボウシ)」と「ヤマブキショウマ」、「フキノトウの伸びたもの」をいただいてきて、クセのある「リョウブ」と「フキノトウ」は茹でたあと刻んでソーメンの薬味に、「ウルイ」と「ヤマブキショウマ」はおひたしにしてマヨネーズでいただいた。明日からは、やっと日中20℃台に上昇するとの予報。これからの1週間、青葉の森の山菜たちも爆発的な成長をみせるだろう。青葉の森のスケジュールは、来週だけ山菜収穫を主目的とし、それ以降はオオルリ、キビタキ、サンコウチョウといった夏鳥たち...青葉の森の山菜たち、少しずつ顔を出す

  • 佐渡のユキワリソウ

    新潟の佐渡島には、たしか二度ほど訪れたことがある。いずれも、ランニングを日課としていた50代になってから。一度目は、佐渡島1周ウルトラマラソンで、ふらふらにながらも48時間以内に完走した記憶がある。佐渡といえば海なので、海岸線をぐるっと観光したようなものだ。トビシマカンゾウで有名な大佐渡の大野亀や寅さんのロケ地である宿根木の町並みなども歩いた。二度目は、第一回トキマラソンで、これは主に内陸の田園地帯を42.195k駆け回った。たしか、4月中旬に開催されたそのマラソン大会の前日、レンタカーを借りてユキワリソウ(オオミスミソウ)の原生地を二か所ばかり歩いて、多様な色彩に彩られたユキワリソウに出会った。車での移動だったから一眼レフと三脚を持参してたが、一眼レフのファインダーから覗いて、マクロレンズを通して覗くユ...佐渡のユキワリソウ

  • ストック二本とチェーンスパイクを通販買いする

    5月からの本格的な山登りを前に、ストック二本とチェーンスパイクを通販で購入する。ストックは中華製だが軽量で思いのほかしっかりしている。二本セットで、これまで使用してきたモンベル製の半額である。ストックについては、悲しい歴史があり、二本セットで買っても一本なくしたり、列車の移動中二本ごと紛失したり、バスを待ち合わせ中に置いていたものをバスに乗るとき置き忘れたり、この10年間で様々な目に遭ってきた。だからもう、メーカー品だったり、専門店のものだったり高価なものをそろえるという気にはならなくなった。簡易アイゼンは二種類持っているが、今はやりのチェーンスパイクを残雪の傾斜地で使ってみたくなった。買ったものは、これも中華製だがモンベル等の専門店においてあるものの半額から1/3以下のもので、税込み3000円しない。こ...ストック二本とチェーンスパイクを通販買いする

  • カタクリのピンク縁の葉は菩薩さまの光背

    4月8日の青葉の森での自然観察時にめぐりあったピンクの縁取りのカタクリの葉。どうしてこのような葉ができるのだろか、と花の名を教えてくれるアプリ「はなせんせい」に写真をアップし、識者の意見をきいたところ、ある方から下記のような意見をいただいた。(一部省略)「春の妖精のお洒落な姿、出会えたのは奇跡かも?」といわれてお礼までされてしまった。恐縮であるが、オイラも何かしら奇跡のようで、もう二度とこんな美しい葉には逢えないと思い、ますます自然というものは、あの世からこの世、この世からあの世へと奇跡のような糸の絡み合いにより引き継がれているんだなと、いとおしくなった。まるでこの世に神秘の歓びを授けるために現れた菩薩さまの光背のような、この一枚のカタクリの葉をお守りとして、脳内細胞に埋め込もう。(あるお方のコメント)ピ...カタクリのピンク縁の葉は菩薩さまの光背

  • 今年のお花見納め

    花曇りで暖かいので、駅の成城石井で弁当とお気に入りの諏訪の銘酒「真澄」のワンカップを確保し、都合10年近く通い続けた職場近くの公園に「見納めの花見」としゃれこむ。勤めていたころは思いもよらなかったが、職場の建物を見ながら昼日中から飲酒。「ああ、これがやりたかったんだよ、労働者諸君!ざまあみやがれ。」この公園の、お気に入りのエドヒガンをオイラは「ツバサ桜」と命名していたが、しっかり花をたたえてくれて、しっかり翼を広げて今にも空に飛び立ちそうであった。「ありがとう」と言い残して、少しふらつきながら帰りの電車に乗る。かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山鳥甲山(とりかぶとやま)・2038m・日本二百名山(№132)秘境秋山郷という地名は永らく記憶にあったが、なかなか遠そうなので敬遠していたし、鳥甲山や佐武流山...今年のお花見納め

  • あこがれの白峰三山、不発!

    石垣山の仲間の夏山プランとして南アルプス白峰三山トレッキングをもくろんで、北岳肩の小屋の今日からの電話予約に挑んだが、全く電話がつながらず希望宿泊日が次々と×印の満室となってしまう。昨年秋の涸沢ヒュッテや涸沢小屋と同じ傾向だ。今時電話予約システムによる先着順の受付は全く時代遅れで、インターネットによる受付システムを人気山小屋は早急に導入すべきだ。何より、何度も発信しては「話し中」は、まったくもって時間の無駄だ。今日一日棒に振ったと言っていいだろう。白峰三山の縦走は、オイラ自身未経験で死ぬまでに歩きたいと思っていたルート。三山とも既に別の機会に踏んではいるのだが、3000m峰の三山を一度に歩いたことはなく、沖縄の皆さんにかこつけて自身のあこがれを果たそうとしていたのに・・・全く電話がつながらない1日を過ごし...あこがれの白峰三山、不発!

  • カタクリさん、今年も会えてよかったよ

    寒い寒い冬だったなと思っていても、予定調和のごとく3月末には咲いてくれたカタクリさん(6年生か7年生)も、次々と花開いて林床を埋めるようになると、もうほかの花に目が移って、カタクリさんにレンズを向けようなんて思わなくなるのが、ヒトの業としてちょっと悲しい。でも、昨日は久しぶりにレンズを林床すれすれにおいてカタクリさんを下方から撮影するのが得意のGx3くんを連れて行って久々電子ビューファインダーでのぞいたら、この花の美しさをあらためて理解できた。スミレよりも花弁が陽の光を通しやすいので、逆光に映る内と外併せて6枚の花弁の反り返りは、まるで精緻な工芸品かお菓子細工のようで、これだからチョウやハチたちを魅了せざるをえないのだろう。こんな美しい花だから、Ð750くんとマクロレンズも連れてくればいいのに、このところ...カタクリさん、今年も会えてよかったよ

  • 早咲きのスミレたちと不思議なカタクリの葉

    MLBドジャースのゲーム終了を確認して、急いで八木山行きのバスに乗り青葉の森に出向く。もう長袖の下着は汗ばむほどの日差しを浴びる。スプリングエフェメラルの花々にピンク系、うす紫系が多いのはなぜだろうか。カタクリ、ショウジョウバカマはもちろん林床を華やかにしているが、早咲きのスミレたちも姿を見せ始めた。一番気になっているのは、この森のあちこちに咲いてはいるが、あまりに小さく、あまりに独りぼっちで咲いているマキノスミレ。だがいつもの場所に、前の年よりはすこしだが個体を増やしているのを見るのはうれしい。一見個体数の多いタチツボスミレと間違うが、「距(きょ)」という蜜をためている袋が長く、「テングスミレ」の別名で知られるナガハシスミレがあちこちに咲きだしている。そしてこの森で、あるエリアにしか咲いているのを見たこ...早咲きのスミレたちと不思議なカタクリの葉

  • メジロさん花やぐ

    向かい側のサクラの樹には、スズメやメジロたちがやってきては花の蜜を求めている。スズメは、花そのものを摘み取って花の蜜付近をかみしめて蜜を吸い取っては、花を地上に捨てているようだが、体が小さくて身軽なメジロは、しっかり枝を支えては体をくねらせたり、さかさまにしながら起用に花の蜜だけを吸って、花を地上に捨てることはない。なんでもメジロの舌先は筆状になっているとのことで、まるで花の蜜を筆でふき取るようにして上手に効率よく吸い取ることができるのだろう。小さきものは、小さきものなりの利点を生かし、命をつないでいる。それにしても、雌雄同色だというメジロさんたちの体の上面は何と品のいい黄緑色で、よくウグイス色とも称されているが、実際のウグイスは薄い茶褐色でウグイス持ちのあの美しいキミドリ色はメジロさんたちのものだ。それ...メジロさん花やぐ

  • 花に酔う日があってもいいじゃないか

    1年のうち1日か2日だけ、暖かな日差しを浴びて、桜花のさくらいろに染まって、お酒を飲んで(日本酒でなければならない)、柿の種のような乾いたつまみをかじりながら、日がな、まったりと過ごすのもいいんじゃないか。日曜日はそんな風にして過ごした。片平のシダレ隣の庭に咲く桜少しこわい顔で桜の枝を独占するスズメくん鉛筆書き風にして桜の枝も愛でる庭に座って、これだけあればいい。かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山太郎山(たろうさん)・2368m・日本三百名山(№231)ううん、いいね、この山、登山道も展望も素晴らしい。必ず登りに行こうと思いました。湯元にキャンプして始発バスで光徳牧場から登るのか、切込湖・刈込湖から直接歩いて登るのか、考えます。奥日光、愛してやまないエリアです。太郎山Wikipedia「日光を歩くn...花に酔う日があってもいいじゃないか

  • 2025年羽化のヒメギフチョウさん、日向ぼこ

    土曜日、ようやく暖かくなったので、太白の森にヒメギフチョウさんの様子を見に行く。日当たりのいい草原にカタクリの花は咲きほこっていたが、チョウの舞っている姿はほとんど見受けられない。彼らの食草であるアオイ科のウスバサイシンもまだ芽を出していない。大型レンズを持ち歩いていた老夫婦に「チョウを見かけましたか」と尋ねたら、「あそこの角の草むらにじっとしているのがいる」と教えられたので、そちらに移動した。見かけたのは、♂と♀の二頭。まだ羽化したばかりだろうか、飛び回るでもなく、蜜を吸うでもなくカタクリの花と葉につかまって、羽を広げ、じっと陽の光を浴びている。きっと生まれたての彼らには一定量の太陽エネルギーの蓄積が必要なんだろう。ウスバサイシンの葉が展開するのに、あと10日ばかりかかるのだろうか。それまで、かられは太...2025年羽化のヒメギフチョウさん、日向ぼこ

  • 片平の桜が咲いたからオイラの開花日

    気温9℃、日中はほぼ雨。そんな環境でも、片平の大学構内のサクラの気が早い個体(ソメイヨシノではなく、ウバヒガンやサクラなど)は開花していた。気象台の標本木での開花で当地の開花宣言となるが、いつも昔から歩いている片平のサクラが開花した日が、オイラにとっての開花宣言の日となる。2025年4月2日。出店も提灯もない片平の桜の季節を愛してやまない。来週の今頃が満開かな。美酒「爛漫」でもいただきながら静かだが狂おしい時に身を任せよう。スマホで撮影グレートトラバース3より妙義山かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山妙義山(みょうぎさん)・1104m・日本二百名山(№140)ヤマケイの地図帳の「妙義山」を見ると、表妙義最高峰の相馬岳(白雲山)に至る縦走ルートが破線も含めて赤線で表示されていない。いわゆる上級者コースで...片平の桜が咲いたからオイラの開花日

  • 冷たい春の中で息づく草花

    昨日は10℃という冷たい春の中だが、いつも通りスロージョグ×ウォーキングに出かけた。近所のお堂の草むらに二もとのカタクリの花が眠るようにツボミを閉じていた。この草むらは山里から離れた庭にすぎないが、いつ、だれがこの庭にカタクリの種を落としたのだろう。お堂に住んでいた尼さんか、近所の誰かか、このお堂には、天保○○ねんという古い墓石も見られるから、あるいはそんな古い時代の種の子孫かもしれないが、毎年この場所に幾もとかの花が育っている。カタクリは、種が落ちてから6,7年で花を咲かす。今、ここで花開こうとしているツボミの主は、確実に6,7年前に種を飛ばした母株の子である。ただそれだけが真実といえば真実だが、その遠い祖先はどこからやってきたかは、もう誰も知らないだろう。広瀬川沿いの土手に、レンギョウが数本枝を伸ばし...冷たい春の中で息づく草花

  • 寒の戻り、花やチョウたち心配

    本日、現在11時の気温は7℃。最高気温は10℃の予測。予定では、太白の森にヒメギフチョウさんを観察に行く予定であったが、しり込みをしてしまい、明日以降に延期する。果たして10℃以下の外気温でチョウたちは花を飛び回るのであろうか。もうカタクリの花は一部咲いているのだから、蜜を求めることはできるだろうが、チョウやアブたちの体は動いてくれるんだろうか。二週間天気予報によると、気温が15℃を超えるのは週末の土曜日ころからとなる。その間、生まれいでしスプリングエフェメラルたちはどうやって生を伸ばすのだろう。このところの極端な気温の高低差に、なしかしらこれまでの体験とは異なる不気味さというものを感じる。話は変わるが、ミャンマーでのマグニチュード7.7の地震で数多くの建物や施設が破壊され、いまだ犠牲者、不明者は判然とし...寒の戻り、花やチョウたち心配

  • 未踏の名峰ひしめく北関東・上信越エリア

    三百名山未踏峰空想(共有)登山は、北関東・上信越エリアに行きついたが、このエリアの百名山・二百名山・三百名山はざっと数えて58座あるが、未踏峰は25座もある。なかでも上信越エリアは、雪国でもあり比較的標高の低い山にかかわらず、山上が低い笹や草地に覆われ、そのため展望に優れ、おそくまで残雪が残り、夏は高山植物が咲き誇り、秋は錦のにぎやかさを装い、ふもとは魅力的な温泉があちこちに点在し、お米や酒もうまいと、登山愛好家を引き付けてやまない魅力あふれる地域である。越後駒ケ岳や谷川岳、そして妙高・火打とを歩いて、若かりし時はこのエリアに足しげく通いたいなと考えてはいたのだが、如何せん仕事の関係であちこちと住まいを転々とする人生になって、とうとう多くの未踏峰を残したままになっている。これから約ひと月にわたって若いYo...未踏の名峰ひしめく北関東・上信越エリア

  • もうスプリングエフェメラルたち、登場してますよ!

    今年はじめて青葉の森に入る。どんな低山でも森に入るということは何かしら異界に入るような厳かな心地になる。多様な生物たちとの交信が始まるからなのだろうか。どのような生物、それが虫や鳥や植物であっても、彼らなりの意識というものがあって、入山してくる異界のホモサピエンスに対して警戒だの、興味だの様々な電波を発信してくるのをビリビリと感じる。早春の森に入って、まずぐるっと樹間を見渡す。期待していたマンサクの愛すべき黄色の花たちはこの日観察できなかった。もう終わったのか。例年だと、まだいっぱい花をつける個体があちこちに見られるのだが、まだ早いというのか。代わりにキブシの花があちこちに垂れ下がる。この日樹木の花といえばキブシと早咲きの梅ぐらいだった。コブシはまだ銀白色の産毛のツボミのままだ。陽だまりの径に小さな紫のチ...もうスプリングエフェメラルたち、登場してますよ!

  • 北アルプス、思い残しの場所

    今日の毛勝山をもって北アルプスエリアの空想(共有)登山を終える。この登山の動機は、山と渓谷新年号の付録「2025日本百名山・二百名山・三百名山地図帳」を手にした時に「この地図帳を眺めながら、まだ登っていなかった108座ほどの山を全国のYoutuberのお世話になりながら、空想で訪れてみよう」と決意したからであった。以来、この232ページもある大部の地図帳を毎日のように見開いては地図に赤字で書かれた登山ルートを動画を見ながら辿って楽しんでいるという生活である。(あまりに安易ではあるが。)そして、この安易な登山を遂行することで未踏峰も半分以下になって、やっとアルプスの山旅も終えようとしているわけであるが、どういうことか急に元気づいて、50年前の青年期に一度訪れた場所をこの足でもう一度歩いてみたい、あの場所にも...北アルプス、思い残しの場所

  • 春あらし

    当地は夕刻にかけて暴風警報が発令されていて、在来線は運転見合わせが相次ぎ、新幹線も泊まっている様子。俳句の世界では、「春あらし」、「春疾風・はるはやて」などと春の季語となっているようだが、愛媛や岡山で続いている山火事の事を思うと、風流に句を詠む気にもならん。昼頃から、窓を閉めていても物凄い風音がしてきた。気温は18℃まで上がる予定で、青葉の森のスプリングエフェメラルたちの動向を観察つもりが、今日はあきらめた。生まれたてのチョウも、今日は草葉の陰でじっとしているのだろう。三百名山未踏峰空想(共有)の旅もあっという間に北アルプスを通過しようとしている。この旅は若者を中心としたYoutuberさんらのお世話になりながら進めているのであるが、温暖化のためか8月になると日本三大雪渓の針ノ木雪渓の雪が消えていたり、立...春あらし

  • 野草園の早春の花たちに会ってくる

    3月24日、今年の花は早いのか、遅いのか、それを確かめるため開園したばかりの野草園に行ってくる。昨年は3月25日にはすでに青葉の森のカタクリは開花を始めていたが、野草園のカタクリはまだ葉を伸ばし始めたばかり。予想通り、今年の冬が寒かったので4,5日は遅いようだ。桜の開花予想も当地では4月5日なのだという。野草園には自生のものとは異なるが、カタクリよりもっと早咲きのバイカオウレン、フクジュソウ、アズマイチゲ、ミスミソウなどが顔を出していた。ミズバショウの仲間のザゼンソウも顔をのぞかせていたな。中でも、雪国ではユキワリソウと呼ばれる色とりどりのミスミソウの会えることは、太平洋側に暮らすものにとって、なによりうれしい。チョウの姿は見られなかったが、すでに近所のお堂の庭に薄紫の小さなチョウが舞っていたのを確認して...野草園の早春の花たちに会ってくる

  • 高天原温泉と雲ノ平の思い出

    北アルプス深奥の地にある雲ノ平とそこから半日ほど歩いて到達する高天原温泉は、北アルプスに足を踏み入れたものにとってはあこがれの場所であり、「一度は訪れたい場所」なのである。赤牛岳の動画を提供いただいた「走れ!エブ子」さんの行動を見て、彼女が赤牛岳から下った高天原温泉に屈託もなく湯あみする様子を見て、その高天原温泉と雲ノ平のことが思い出された。その「一度は訪れたい場所」に、自慢するわけではないがオイラは三度も訪れている。それだけお気に入りの場所ということである。一度目は、もう50年も前の学生時代。山岳愛好会の夏の合宿ということで、富山の有峰湖口から入山し二日目に雲ノ平に幕営し、たしか翌日日帰りで高天原温泉に下り、当時は立派な湯小屋があったが、その湯船に気持ちよく湯あみした記憶がある。今でも記憶が鮮明なのは、...高天原温泉と雲ノ平の思い出

  • See you again !

    NHKBS「K2西壁ふたりの軌跡平出和也と中島健郎が挑んだ空白地帯」を視聴。NHKさん、このお二人の挑戦をドキュメンタリーにするため、BC(ベースキャンプ)にスタッフを待機させていたんだね。そのため、昨年7月お二人が遭難するまでの貴重な映像を残してくれていたんだ。なぜ、危険を冒してまでチャレンジするのか。という究極の登山家に向けられた永遠の問いに、なんだかお二人は答えているような気がした。平出和也さんもさんも、その奥様も、中島健郎さんも、その奥様も、この映像では笑顔でインタビューに応じてくれた。見ているこちらのほうに涙は訪れなかった。その代わり、なんだか澄み切った潔い心地になった。このようなお二人が地上に存在したこと、そのお二人を追い続けたNHKが現地の厳しくも美しい映像を残してくれたことに感謝せずにはい...Seeyouagain!

  • アイラップを使った水蒸気炊飯

    登山関係のYouTubeを眺めると、耐熱120℃のポリ袋、イワタニの「アイラップ」を利用し、お米を「湯煎」して食べる方法は、食器を汚さないので、テント泊にも.災害時にも便利だとする動画が散見される。だが、オイラの経験上この「湯煎」よりも「水蒸気炊飯」のほうがおいしくいただけるし、炊飯時間も「湯煎」の30分程度に対して、「水蒸気炊飯」は15分程度で済む。(むらしは10分程度)今日はシェラカップに半分程度切ったアイラップを敷いて100gのお米と110ccのおミスを入れて「水蒸気炊飯」してみた。やや硬めに炊けたが、コメが立つように炊けでおいしかった。沸騰したら、ふたが浮き上がらない状態で、弱火には変わりがないがやや強めの火力で炊き蒸気を吹き上がらせるのが「水蒸気炊飯」のコツかな。アイラップをかぶせて食べるのはや...アイラップを使った水蒸気炊飯

  • なごり雪、そして週末から春を探しに行こう

    今日は、朝から細かな雪が舞っていたが、積もることもなく昼頃にはどこかに消えた。なごり雪かな。明日まで気温10℃程度だが、週末からの予報は連日15℃をこえている。まず、青葉の森を歩いて、スプリングエフェメラルたちの様子をうかがいに行こう。あと1週間もすれば、カタクリの花が開き、それを合図にヒメギフチョウさんが太白の森に姿を現すだろう。昨年、青葉の森のカタクリの開花は3月25日、ヒメギフチョウの初見は4月5日だったな。寒かった冬を終えた今年はどうなのだろう。興味が尽きないな。2024年3月25日青葉の森のカタクリ2024年4月5日太白山山ろくのヒメギフチョウグレートトラバース3「両神山」から秩父側からの両神山は巌の屏風のようだかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山鉢盛山(はちもりやま)・2447m・日本三百...なごり雪、そして週末から春を探しに行こう

  • ご当地梅満開、すこしだけ若菜摘む

    気温10℃とやや冷たくも空晴れわたり梅花ことごとく輝けり春の野に萌いでし野カンゾウとヨモギわずかに摘み取りて夕餉の酒のあてとすかくしてことしの春は来ぬグレートトラバース3「御座山」からシルエットかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山鉢伏山(はちぶせやま)・1929m・日本三百名山(№244)百名山の霧ヶ峰や美ヶ原の西側、諏訪湖の北側といえば地理的位置が分かるだろうか。この山に連なる高ボッチ山のほうが有名かもしれないが、美ヶ原に負けず劣らずアルプス大展望の山だ。山頂一帯が短い笹原なのは山容が平らかで冬に風が強いからだろうか。ただ残念なのは、公共交通機関派にとっては、登山口にバスが通じていないことだ。ただ、美ヶ原にはバスが通じているから、美ヶ原ロングトレイルから鉢伏山(鉢伏山荘泊は必要か)高ボッチまで足を伸...ご当地梅満開、すこしだけ若菜摘む

  • 「わが愛する山」の愛する紀行~御座山(おぐらさん)

    深田久弥さんの山岳紀行文集「わが愛する山々」所収の紀行文で、オイラが好きなのは「笊ヶ岳」(ざるがたけ)と「御座山」(おぐらさん・おぐらやま)である。三百名山未踏峰空想(共有)登山が八ヶ岳周辺に進んできて、まず二百名山の「御座山」に行きあたって、改めてこの深田さんの御座山紀行を読み返してみた。深田さんら三人の山おやじは、そのころすでに登山は大衆化していて、人気の山の人込みを避ける「避集登山」を実行すべく、人の歩かないような山とルートを選んだ。山旅はユーモアあふれる会話を交わしながらの楽しいもので、天気に恵まれたこともあって思う存分に山岳展望を楽しむ姿は、読者をこのうえない愉快な気持ちにさせてくれる。「アンリ・ルソーの雲だね」と茂知君が空を見上げながら呟いた。「税関吏(ドアニエ)の雲か」と不二さんは応じる。い...「わが愛する山」の愛する紀行~御座山(おぐらさん)

  • 若菜の季節

    広瀬川沿いのの土手にノカンゾウの芽が3,4センチほどに伸びてきた。あと1週間?、いや4,5日もすれば「若菜摘む」ほどに育ってくれるだろう。いよいよ、里山に「山の幸」の季節がやってきた。ノカンゾウヨモギフキノトウノビルツクシタンポポことしは、どうやっておいしく食べようか。土の神様の1年に1度だけの恵みをいただく、早春の祭事だ。グレートトラバース3山岳展望集農鳥岳からかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山乾徳山(けんとくさん)・2031m・日本二百名山(№159)奥秩父前衛の鋭鋒である。国師ヶ原までは女性的、そこからは男性的なスリリングな岩山の対比が面白い山だが、高所恐怖症気味のオイラは動画を見ているだけで足がすくむので、もう満腹です。晴れた日にはさぞや展望に快哉を上げるだろう。うらやましか。乾徳山Wiki...若菜の季節

  • 新緑の奥秩父縦走

    三百名山未踏峰空想(共有)登山は関東周辺の山々に差し掛かっているが、このエリアの未踏峰は少なく、今日の和名倉山の後は乾徳山を残すばかりの急ぎ旅である。このエリアは学生時代に登ったほか、50を過ぎてからハセツネや富士山1周トレイルなどを経験しているため知らずと二百名山、三百名山のピークを踏んでいる。まあ、登山というイメージではないが未踏ではないので再登山はしないことにした。それよりも、ヨレヨレにならないうちに、もう一度奥秩父の山々を縦走したいと思った。東京の雲取山から山梨の金峰山までのロングトレイルをテントや山小屋利用で1週間、ゆっくり歩けたらと思うようになった。この山域を歩いたのは、もう半世紀ほど前になるが、山脈のほぼ中間地点にある雁坂峠から眺めた新緑の峰々の雰囲気が忘れられない。山また山が新緑で沸き立つ...新緑の奥秩父縦走

  • 図鑑たち集まれ!

    年のせいにはしたくないが、このところ山で出会う植物や野鳥やチョウの名前がすぐ出てこない。その原因は、おおむね植物ならば花や新緑の樹木や採取対象の山菜といったように、彼らとは1年の上半期に出会う機会が多く、同じように野鳥ならばルリビタキのような夏鳥、チョウならばヒメギフチョウなどのスプリングエフェメラムを中心とした春に飛び回るチョウを追いかけてばかりいるので、1年の下半期はもう出会う機会がなく、そのため記憶力が薄れてしまうからなのではないか、と思っている。昨年などは、秋から初冬にかけてはキノコばっかり追いかけていた節があるので、悲しいかな、わが薄っぺらな脳裏にキノコの名前が上書きされてしまい、せっかく覚えた春のスミレや高山植物などの名前がなかなか出てこないようになっている。今年も、あっという間に春の生き物の...図鑑たち集まれ!

  • さまざまな春を祈ってマーラーを聴く

    年が明けてまだ三月もたたないのに、1月の能登半島地震、阪神淡路大震災、3月の東京大空襲、東日本大震災、福島第一原発のメルトダウン、地下鉄サリン事件、・・・と苛烈極まりのない災害、事件の記憶がメディアによって呼び覚まされる。能登や東日本ではいまだ再生には至らぬ多くの人がいることを知らされ、追い打ちをかけるように大船渡では大規模森林火災が発生し、ふたたび絶望の淵に追いやられる人もいる。ようやくロシアとウクライナは停戦に向かうのだろうか。といっても、夥しい命が奪われてしまっているし、その責任はどう見てもロシアにあるのだが、米国のトランプによってその責任のありようがグジャグジャにされ、この世に「正義」という言葉が定義さえできなくなっていて、決してウクライナのヒトビトが歓ぶような停戦にはならんだろう。日本も世界も気...さまざまな春を祈ってマーラーを聴く

  • 3.11のマーラー

    昨夜NHKで放映された「感想戦3.11のマーラー」を視聴。そんな出来事があったことにまず驚いた。そして、あんなふくよかで美しいアダージェットがあの夜に東京の「すみだトリフォニーホール」に響いていたことに驚いた。あの東日本大震災が発生した夜に、新日フィルはハーディングの指揮でマーラーの第5交響曲を演奏した。演奏できたのではない。演奏する意思をもって演奏したのだ。会場にやってこれてこの奇跡の演奏会を聴くことができた観客はわずか105人。全席完売していたということだったが、いかにあの夜の東京も混乱していたか明らかだ。それでも彼らは、演奏して奇跡的な音を作っていた。一人でも観客が来れば演奏したのだという。奇跡的な名演だったという。映像と音響が残されていてよかった。番組なので一部しか聞けなかったが、イヤホンでではあ...3.11のマーラー

  • 山食研究 高たんぱくと野菜の摂取

    日曜日に手にしたテント泊の山食候補。①トップバリューPBの「エネブーストプロテイン」・・・タンパク質15gにカフェインとアルギニンが入って行動中に向いたチョコレート菓子②クノール「たんぱく質が多く摂れるスープ・コーンクリーム」・・・1袋にタンパク質が8g、朝食にプロテインバーと一緒に撮れば、あとはコーヒーを飲むだけ③日清食品「高たんぱくプロ・カップヌードルシーフード」・・・たんぱく質15g、低糖質と体の冷えた晩飯にいいかも④エースコック「ヌードル春雨・3分の1日分の野菜・うま辛チゲ」・・・野菜不足対策と144カロリーなので酒の肴でも罪悪感がない?NHKBSグレートトラバース3からいただいた絶景(気に入った風景を記録しておこう)色鉛筆仕様檜尾岳方面から見る空木岳と南駒ヶ岳かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)...山食研究高たんぱくと野菜の摂取

  • 山頂の憩い

    2018年から2021年までNHKBSで放映された「グレートトラバース3」の録画は、アルプスエリアと関東以北シリーズは比較的残っている。南アルプスと中央アルプス周辺の分を、今、未踏峰空想(共有)登山を終えるにあたり、再び視聴する。こう言ってはお世話になっているYoutuberの皆さんに申し訳ないが、さすがNHKの画像は美しくダイナミックすぎてツイツイ見とれてしまう。今日は空木岳、南駒ケ岳・越百山、安平路山の3放送分を視聴したが、残雪を少しいただいた6月の空木岳や南駒ヶ岳が何とダイナミックで美しかったことか。ハイマツの褥を敷いた緑の越百山の何と美しかったことか。越百山から安平路山にいたる道なき笹尾根を苦闘しながら突き進む田中陽希さんを捉えたドローンからの映像が何と美しかったことか。空木岳から安平路山までの激...山頂の憩い

  • 木曽谷の思い出

    空想(共有)登山は、三百名山の南木曽岳を登ったが、南木曽(なぎそ)とは懐かしい響きである。オイラは、たしか2014年8月末に御嶽山のふもとの町、木曽福島町を起点とし周囲の町村を巡るKISOトレイル100Kというウルトラマラソンに参加し、翌日はレンタカーを借りて野麦峠を越えて乗鞍高原の温泉で疲れを取り、その晩はJR中央線の南木曽駅(なぎそえき)で降りて、そこから少し歩いた場所にある中山道の宿場町「妻籠宿」の民宿に泊まった。当時は、この南木曽駅や妻籠宿のすぐ近くに三百名山の南木曽岳が聳えているとは思いもよらなかったが、もし知っていたとしても、ウルトラマラソンの疲れがあり登る気にはならなかっただろう。そして、疲れは残っていたが、翌日は半日をかけて「馬籠宿」までの街道を、まるで江戸時代の旅人になったつもりで歩いた...木曽谷の思い出

  • 深田久弥さんが「美しい」と言ったから登ってみたい山

    「深田久弥選集.百名山紀行」(ヤマケイ文庫)の「木曽山脈縦走」という紀行文を読んでみた。深田さんが1938年(昭和13年)8月、35歳の時に大学時代の先輩と案内人の3名で、越百山から木曽駒ケ岳へ3泊4日の縦走をした紀行である。そして、まず最初に登った越百山については、「越百山というのは実に美しい山だ。森林帯を抜けると一面の匐松(はいまつ)で、なだらかな線をした山がまるでビロードに覆われたようである。こんなきれいな山はちょっと類がないだろう。綺麗な、といってもいろいろあるが、ここのは全山が褥(しとね)のような物軟らかい優しい美しさだ。」と最大級の賛辞を送っている。その日、次に登った南駒ヶ岳については、山頂付近のハイマツと花崗岩の岩と白い砂礫の織り成す風景が気に入ったらしく、「南駒の頂近くまで来た時、そういう...深田久弥さんが「美しい」と言ったから登ってみたい山

  • 中央アルプスの思い出

    三百名山未踏峰空想(共有)登山も、南アルプス周辺を過ぎ、中央アルプス周辺にまでやってきた。このエリアでオイラが足跡を残したのは、中央アルプスの百名山、木曽駒ケ岳・空木岳、それから周辺の百名山、恵那山・御嶽山である。空木岳登山だが、大学の友人と50年前にテントで登った記憶があるが、お隣の南駒ケ岳や越百山、北側の檜尾岳まで足を伸ばしたのかどうか記憶があいまいだ。当時はまだ尾根上にテントを張れたので、二泊ならその可能性があるのだが、どうも思い出せない。そのため、来年南アルプスを縦走できる体力まで向上したのなら、来年か再来年、あらためてこれらの山域に足を伸ばし、中央アルプスという存在をわが脳裏に確たるものとしてインプットしよう。と思い始めた。また山渓オンラインのお世話になるが、中央アルプスは、比較的尾根の距離が短...中央アルプスの思い出

  • 山食研究 アルファ米活用

    むかしから縦走登山などでお世話になっている「尾西のアルファ米」だが、今年計画している横尾山荘テン泊展望登山は無洗米持参でよいとしても、来年夏に予定している南アルプス南部テン泊縦走は、6泊7日であるためアルファ米持参による徹底した軽量化を今から研究していく。そのアルファ米は、1日1袋として最低6袋は持参したいが、今日白米を袋ごと軽量したら117gであった。117g×6=702gである。袋から米だけを取り出してアイパックのポリ袋にいれると105gであった。105g×6=630gであり、袋ごと持って行くより72gも軽くなるほかゴミも軽減できる。食料は全体で2kg以下を目標としているので72gの軽量化は大きい。このアルファ米だが、やはり無洗米を炊くのとは食味において劣るのは否めない。今朝がた布団の中で「アルファ米...山食研究アルファ米活用

  • 山食研究・・大豆麺・・おいしい

    昨日の山食研究で、キッコーマンの大豆麺は「おいしくない」的なコメントをしたが、今日山でゆでることを想定して、30gだけ300mlのお湯で5分ゆで、よく水でぬめりをとって、このところ夕食の定番の「もやしあんかけスープ」に入れて食してみたら、マルタイラーメンとそん色のないほどのつるりとしたおいしさだった。水の豊富な山以外は、持って行かないが、高たんぱく、低糖質なのでダイエット食として重宝しよう。かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山アサヨ峰(あさよみね)・2799m・日本三百名山(№254)鳳凰三山と甲斐駒の中間点の尾根上の高峰で、山名の由来については、朝日が最初に当たる山なので「朝夜」なんだという説と、朝日の日の字から一画目の縦棒が抜けちゃって「朝ヨ」なんだとする珍説もある。お隣の栗沢山と並んで、甲斐駒の...山食研究・・大豆麺・・おいしい

  • 山食研究・・大豆麺

    スーパーで「大豆麺」なるものを見つけ、何種類か買ってみた。1食分60gでたんぱく質が18gもあり、低糖質なので、山に持って行き、乾燥野菜や乾燥わかめなどを入れて、晩餐のお酒の友としてラーメンの代わりに食すれば、あまり罪悪感はないであろう。ただ難点は、60g茹でるのに水を800gが必要とあり、実際茹でてみたが水の量が少ないとドロッとなってしまうようだ。また、茹でたあとの湯切りの徹底と、できれば別に沸騰させたお湯に通すとおいしいとあり、水を節約すべき山の上では意外とやっかいか。ちなみにお味の方だが、山に持って行く定番となっている「マルタイラーメン」よりは食感が少しもさっとして、付属のスープもいまいちなのである。スープは液体で重いので、粉末スープの「マルタイラーメン」にやはり軍配が上がるか。もう少し、調理方法を...山食研究・・大豆麺

  • マンサクは開いたかな

    おとつい、まだ風が冷たかったのにウグイスを聴いた。いったいウグイスは冬の間どこに暮らしているのだろう。渡りという話をあまり聞かない。きょう、散歩をしながら図書館に田淵行雄さんのご本を借りに行く途中で、あちこちでツツピー・ツツピーとシジュウカラを聴いた。陽の光は春のもの、頬を伝う風は春のもの、気温はまだ14℃であり、つい先だってに行ってきた南西諸島では「寒い、寒い」という感覚の気温だったが、この北国ではこうした気温も春のもの。遠回りして国際センターの「マンサク」の様子をカメラにおさめに行った。ちょっと離れた場所に、二本の「マンサク」の細い立木が植えられているが、1本は満開状態だったが、もう1本は1週間前と同じまだほとんどツボミの状態だった。陽の光や風のうごきの違いによるものだろうが、数年間観察しているが、こ...マンサクは開いたかな

  • 南アルプス前衛の山に登ってみよう

    この三日間南アルプス前衛の山「七面山」、「櫛形山」、「入笠山」を空想(共有)登山をしてきたら、この三山は、山岳展望と山の雰囲気が抜群なので、空想ではなく実際に登るべき山々であるという結論に達した。南アルプス北部と八ヶ岳に囲まれたエリアには、このほか「守屋山」、「釜無山」、「甘利山」など魅力的な前衛峰があるが、まず三百の名山に選定されている七面・櫛形・入笠の三山を登ってみよう。そして、せっかく遠くまで行くんだから、三山セットで登ろうと、公共交通機関移動派のオイラは、さっそく電車やバスでの移動方法を検索はじめている。幸いこの三山は、JR中央線と身延線から近く、主要駅から登山口までバスも走っているようなので、甲府あたりに宿をとって連続日帰り登山を試みてみよう。でも七面山は、身延山とセットで登りたいな。うーん山中...南アルプス前衛の山に登ってみよう

  • 山に向かう道

    二月初めの西表島「やまねこマラソン」に向けて設定した広瀬川沿いの10kコース。中間の5キロで折り返すと、晴れていれば正面奥に日本三百名山の「泉ヶ岳1175m」を仰ぐことができる。今は、山頂から山ろくのスキー場が白いのでまだ雪をたっぷりかぶっているが、週末から急に春めいてくるとの予報であり、三月になると雪解けも近いだろう。昨年から、山登りのトレーニング場として月に数回は通う存在となったが、来月からは週一程度通ってみようか。軽アイゼンくらいあれば、山頂を踏まずともぶらぶらと歩けるだろう。「やまねこマラソン」が終わっても、ほぼ毎日のようにこの10コースを早歩きやスロージョグしている。老化にめげず、減量し、体を作り、この夏のアルプスの楽ちん安全登山を「目標」としている向上心が芽生えた。この1か月で、微々たるものだ...山に向かう道

  • 山食研究・・たんぱく質と野菜

    テントと食料を担いだ登山の軽量化のために、いつもコンビニ・スーパー・ドラッグストアを周回し、山に持っていけそうな.商品を探しているが、けっして企業PRの意図はないのだが、アサヒ食品の「おどろきカップスープ」と「1本満足バーPROTEIN」をみつけ.実食してみた。カップスープは1日分の野菜が摂取できるカレーと1食分の野菜と5gのたんぱく質が取れるカレースープを実食したが、どちらもおいしく、カレーの方はアルファ米などごはんとの相性のよさそうだ。このシリーズはカップを開けると包装されたものに内容物が入っているので、山に持っていくときはカップから取り出して持っていけばいいだろう。カップ麺よりずっとガサばらず、軽量化の味方にもなるだろう。そしてプロテインバーの方は15グラムのたんぱく質が補給できるので、カレースープ...山食研究・・たんぱく質と野菜

  • 背負子に一斗缶スタイルで伝付(でんつく)峠を越えた頃

    若き日に読んでいた深田久弥「日本百名山」の目次に、その山に登った年月がメモ書きしてあったが、それを事実だとすれば、オイラは昭和52年7月に南アルプス南部の「悪沢岳」に登り、昭和55年8月に「聖岳」~「赤石岳」~「悪沢岳」を歩いたことになっている。オイラは当時、たしか40リットル程度のミレーの布製のザックを愛用していたが、南アルプスだと最低二泊から三泊の日数を要したので、当時持ち歩いていた一眼レフカメラやテント、それに食料や衣類などはザックにすべて収納できないとの理由からか、当時あまり珍しいスタイルではなかったが、背負子にザックと食料を入れた一斗缶(と言っても知らない年齢の方もいるだろうが)をゴムバンドに括り付けて登っていた。そして、当時南アルプス南部に行くのは、山梨県の身延方面からバスで行って、「伝付峠・...背負子に一斗缶スタイルで伝付(でんつく)峠を越えた頃

  • 寒かった2025年の二月・・マンサクの花はまだ蕾

    昨年は、二月半ばには満開の様子を呈していた国際センターのマンサク。「もう咲いているころかな」と、ひさびさp950君をつれて行ってみると。なんと、ほとんどの枝の蕾は固く閉じたままで、うっすら黄色の花弁と紅い蕊を丸めて寒そうにしているものが、ポツンポツンと二つの枝に見られただけ。来週半ばから、やっと暖かくなるのだという。1週間後、またこの木の根元にやってこよう。咲いていてくれるかしら。確か、長期予報で気象庁は、今年に二月は暖かいと言っていなかったか・・・・(うそつきか)この二月は月初めから寒波で、南西諸島でも部屋のエアコンを「暖房」モードにする状況であった。二月もあと一週間。もう少しの辛抱か。唯一の救いは、山にいっぱい雪が降ったこと。この夏、山は水に事欠かないだろう。白馬雪渓は歩けるようになるだろう。かぜねこ...寒かった2025年の二月・・マンサクの花はまだ蕾

  • もう、恋する山に行こうぜ

    「やまねこマラソン」結果に気をよくしてか、きょうも自前の10kコースをスロージョギングと速足で歩いた。そのあとシャワーを浴びて、体重計に乗った。心療的にいい傾向である。体力向上と減量にあこがれている自分がいる。来年の南アルプス南部縦走のプランから逆算しての体力作りが始まっている。「もう一度、聖岳の聖者にお会いしたい。」この人生で、ただの一度、それも半世紀前に相まみえた聖者にもう一度お会いしたいのだ。北部の北岳も愛する山ではあるが、聖岳が南アルプスで一番好きな山かもしれない。深田さんは「仙丈ケ岳」が好きだと言っているけど、オイラは「聖岳」。前聖と奥聖の微妙な傾きの絵姿が、なにか宇宙を駆けるケンタウルスのような壮大な剛毅を感じる。北アルプスで最も好きな山はと聞かれたら、オイラも深田さんと同じ「鹿島槍」である。...もう、恋する山に行こうぜ

  • 2024初夏の上高地周辺展望旅行

    北アルプス槍ヶ岳を正面に仰ぐ、小さな池のある岩のゴロゴロした、まるで北欧の山岳地の一角のような場所。北アルプス「天狗原・てんぐっぱら」。50年前、大学のサークル部員らと「一夜を明かした」?その場所にもう一度立ちたい。最近の登山は、特定の山の山頂に立つという目的からはなれ、「懐かしい場所に立って山を仰ぎたい」という志向に変わってきている。来年の南アルプス南部の旅も、ピークハントというより、聖岳や赤石岳という豪傑たちの雄姿をもう一度眼に収めたいというのが実のところだが、縦走がその目的を高確率でかなえてくれるだろうから、縦走計画をたてた。この「てんぐっぱら」にもう一度立ちたいがため、例の「山と渓谷オンライン」を利用し、「2025上高地展望旅行」という計画を立てた。日程は仮に定めたが、5月から6月の残雪が消え新緑...2024初夏の上高地周辺展望旅行

  • 来年八月の登山計画をたてる

    「山と渓谷オンライン」というツールを用いて、ものの30分程度で「来年夏の南アルプス南部縦走計画」を作成する。入り口は日本最高所の「三伏峠」。学生時代に、塩見岳の下りで立ち寄った日本最高所の峠。その峠からテント泊で南下すること6泊7日、悪沢岳を含む荒川三山~赤石岳~聖岳~上河内岳~茶臼岳をへて静岡の畑薙第一ダムにくだる。ずいぶんとのんびりとした行程だが、体力を考えるとギリギリだ。行きのバスが伊奈大島駅から夏山だけ走るバスに飛び乗ればいいが、帰りのダムからの静岡駅までのバスは「完全予約制」だとか。荒天やアクシデントでの停滞は許されないから、何ごともなければいいのだが。(何事もないということは、経験上ありえないことなのだが)人生で、1年半も先の登山計画を立てたのは初めてだ。とにかくこの計画通り歩ける体力を向上さ...来年八月の登山計画をたてる

  • 南アルプスが好きだった深田久弥さんを読み直す

    来年までの最大の目標として掲げた「もう一度、南アルプス南部の山々再訪」を構想するにあたって、わが心の師、深田久弥さんはどのように南アルプスに向き合っていたのか、を改めて確認する。「深田久弥選集百名山紀行下」(ヤマケイ文庫)所収「南アルプスの印象」から抜粋する。私は自分の性質からして、北アルプスよりは南アルプスのほうが好きである。そして南アルプスの好きな人には、どこか共通点がある。鷹揚で、野暮ったく、辛抱強い。それは山の性格からきている。北アルプスは手っ取り早く収穫があるが、南アルプスは度重ねて登っているうちに次第にその滋味が分かってくるというふうである。そしていったんその味が分かると。すっかり惚れ込んでしまうのである。深田さんは、このように「南アルプスが好きだ。」と端的に記している。そして、南アルプスの3...南アルプスが好きだった深田久弥さんを読み直す

  • もう一度南アルプスへ・・・・

    日本の三百名山のうち、未踏峰の山々をYoutuberとヤマケイ付録の地図のお世話になりながら空想(共有)登山して歩くたびも、いよいよ南アルプスにやってきた。あまり歩いてこなかった山域だが、なぜか胸が鳴る。この山域の三百名山は、全部で26座選定されているが、二百名山7座、三百名山8座の15座が未踏峰になっている。また、百名山の塩見岳、悪沢岳(東岳)、赤石岳、聖岳の4座については、なんと半世紀の間ご無沙汰している。そんなこともあって、65歳で勤労生活を辞めてからは、できるだけ早く上の4座の再訪と.併せていくつかの未踏峰を歩きたいなと切望していたが、コロナのブランク約3年も含め、もう6年近く経過してしまった。時とは残酷である。若い時のように、「それでは行ってきます。」というわけにはいかないのである。老化による衰...もう一度南アルプスへ・・・・

  • 広瀬川青に染む・あをにそむ

    南西諸島からもどって、すぐにでもトレーニング開始と意気込んでいたが、こちらの寒気のせいか体調を崩してしまい、今日の午後になってやっと図書館や買い物に行けるまで.回復してきた。広瀬川の岸辺の柳が、いつのまにか色づき始めている。啄木も歌にしていたように柳の葉は緑色、芽吹きの黄緑色であっても「青める・あをめる」なのであって信号の青がみどりなのと同じだ。広瀬川の現状の柳の色は、やや赤みを帯びた黄緑色で、冬芽の茶色が少しずつ緑を帯びてきたからなのだろう。気づいてみればもう二月の半ば、国際会議場のマンサクはもう開花しているかな、もう半月もすれば青葉山のマンサクの黄色い花が冬の木立に冴え始めるだろう。それに続いて、毎年、毎年、同じ順序で、林床の白い星(オウレン)、桃色の星(カタクリ)、薄紫の星(スミレ)たちがさんざめき...広瀬川青に染む・あをにそむ

  • 営業休止スキー場問題について役所に問い合わせた結果・・・

    南西諸島から帰って、高熱ではないのでインフルではないだろうが風邪をひいてしまった。「葛根湯」でもあまり回復しないので、久々感冒薬「ジキニン」を服用。あちらが寒い寒いといっても、1日の最高気温が10度以上も異なるのであるから、体も急激な変化に追いつけないというところか。先に国立公園や国定公園など自然公園法の域内にある廃墟化していくスキー場のことで役所に問い合わせたが、結論からすると「よくわからない」、「あまりまじめに向き合ってない」ということがわかった。顛末を簡単に記すると下記のようになる。1月22日環境省にメール国定公園内で休業中のスキー場が廃墟化している現状について、環境省の取り組み内容について蔵王国定公園の「スノーパーク面白山」を例示1月23日環境省自然環境局国立公園課より返信(対応は早い)「お問い合...営業休止スキー場問題について役所に問い合わせた結果・・・

  • さくら道270Kウルトラマラソンの思い出

    三百名山空想(共有)登山は、ただいま世界遺産「白川郷」と「五箇山」周辺の山々を登っているが、この地域を歩いたのは、東日本震災の前後のころだったか。海宝ロードランニングというウルトラマラソン企画運営主催の「さくら道270Kウルトラマラソン」という大会に2度ほど参加したときのこと。一度目はこの地域の手前の岐阜県「ひるがの高原」でリタイアしたが、二度目のチャレンジで「白川郷」をすぎて、たしか長いトンネルを越えて夕闇迫る「五箇山」のあたりの上り坂を歩いた。昼間だったので「白川郷」のあの有名な古民家群はしっかりと目に収めたが、そのあと、二日目の夕刻ということもあり眠気と幻覚に襲われていて、「五箇山」観光どころではなかった。結局、オイラは制限時間内に金沢まで到達できず、富山の「城端じょうはな」駅で三日目の未明にリタイ...さくら道270Kウルトラマラソンの思い出

  • 久々に感じたランナーズハイ

    久々にマラソン大会を走った。「やまねこマラソン」は2019年以来だが、まだあの時は23キロを走る元気があった。今回は、10キロの部だが、キロ8分、1時間20分を切るほどのスピードが限界だった。だが、無理せず走ったおかげで、例の膝痛もでず、最後まで走り切った。そして、レース前半あのマラソンを始めた頃の「ランナーズハイ」、すなわち脳内からドーパミンなる快楽ホルモンが分泌され「いつまでも走っていたい」という恍惚感になる現象が訪れた。6年間もランニングを辞めていて、体重もそれなりに増加し、膝痛も警戒しながらの走りだったので、スピードが往年と比べ相当に落ちてはいるが、それが逆に「ランナーズハイ」をもたらしたのか。今大会のために、わずか2週間前にスロージョギングを始めたが、結局ウォーキングが主体となり、キロ10分程度...久々に感じたランナーズハイ

  • 八重山六日回復の旅

    六年ぶりの石垣・西表の旅。石垣の山仲間と昨日登った島の最高峰古見岳山頂からは、与那国以外の八重山の主だった島々が見晴るかせた。それは、オイラの人生の四半世紀にわたる八重山の思い出の展望台みたいな山頂だったろうか。「やまねこマラソンを走った翌日に西表の山を歩こう」という発想は、体力に自信をもった若きランナーかトレラン好きの山ヤの発想。平均年齢70にも届くオジーどものそんな誘いに乗せられてやって来たが、「どうせオイラも含めまともに走れんだろうし、翌日の登山はへたり続けるのだろう」と予想はしていた。だが、その予想は見事に覆された。10キロの号砲とともに、皆が若者たちに背中を押されるように走り出したし、このオイラも、なんと6年ぶりに(歩きではなく)走って10キロを完走した。歩き完走の予想時間より30分も早くゴール...八重山六日回復の旅

  • 西表の雨と風に吹かれて

    ああ、当初思い描いた美しい図式。南風見田の海岸でキャンプをしながら未明のサザンクロスと黄昏のエルダヌスやカノープスと再会しよう、という願いは見事に覆された。日本列島をおそう第一級の寒波の影響で、ここ西表島は朝から強風と降り止まない細かな雨である。それでも、さまざまな思い出のある白浜までバスで行き、そこから明日のマラソン会場である上原小学校まで「雨にも負けず風にも負けず」11.5キロを早足で歩いた。雨にかすむ穏やかな白浜の風景に、今度こそお別れをした。今回はほんとに宿にしてよかった。濡れものをすぐに洗濯し、冷えた体に熱いシャワーを浴びた。近くのそば屋でおいしいソーキそばをいただいた。あとは、近くの小さなスーパーで2合ビンの島酒とあてを仕入れて、雨、風、冷をしのぐ畳のある部屋にしけ込むだけ。西表の雨と風に吹かれて

  • ここが故郷、山も海も青い島

    ああ、この島の地を踏むとなぜだか分からんが、「故郷」という言葉か脳細胞すべてに浸透する。列島ほとんどが茶か白の地味色世界のいま、ここだけが山も海も青い。自然、涙ぐむ。ここが故郷、山も海も青い島

  • 島酒、マグロ、カマボコの島へたどり着く

    大寒波到来で、飛行機が飛ぶか心配したが、ドアツードア13時間かけ石垣島に6年ぶりに帰還。最高気温仙台3℃、大阪5℃、石垣17℃の列島であったが、石垣の宿の女将は寒い寒いと肩をすくめていた。なつかしい島酒の2合ビン、マグロのブツ、マーミヤカマボコで「晩餐」していると、すぐに。睡魔におそわれる。島酒、マグロ、カマボコの島へたどり着く

  • 立春過ぎて今季最大の寒波到来

    気象庁は、「日本列島、2月は暖かいよ」とアナウンスしていなかったか。それが、立春の今日から「大型寒波が到来して今週いっぱい居座る」と手のひらを返したかのような予報。楽しみにしていた週末の南西諸島も、「シベリア高気圧のヘリ」にあたることから、連日「曇り・雨」の予報となっており、最低気温も土曜日が最低13℃最高16℃、日曜日が最低12℃最高15℃と、現地住民からしたら耐えられない寒さである。北西の風も強いに決まっている。西表島のキャンプ場にテントを張ってサザンクロスとエリダヌスを撮影する目的は、大いなる方向転換をせざるを得ないか。出発前の明日、熟考しよう。ヤマネコマラソン事務局からゼッケンと参加通知書、そしてTシャツがやっと届いた。マラソンにはいい気温だろうが、ほとんど走る予定はないので半そででは寒いのかもし...立春過ぎて今季最大の寒波到来

  • 新しい仲間となったバーナーでご飯を炊いてみる

    あたらしいバーナーを買ったので、さっそくご飯を炊いてみたくなった。アルコールストーブや固形燃料使用時の「自動炊飯」とちがってガスボンベ使用時の炊飯は「見守り炊飯」である。はたしてIwatani社製のジュニアバーナーは、ご飯をおいしく炊ける能力万全か。ご飯をおいしく炊くコツはいったん沸騰して吹き出した後の「とろ火」能力だが、結果は万全だった。一合炊いてみたが、わずか4,5分で沸騰し、「とろ火」10分、すこしそこの方でプチプチ音がしだしたら焦げはじめ、そこで火を止めて、10分ほど蒸らす。都合25分ほどでおいしいご飯ができた。固形燃料の自動炊飯より10分以上出来上がりが速いし、沸騰速度が速いことと「とろ火」が使えることでアルストよりおいしいと感じた。「見守り」だけは手間であるが、それも短時間だから楽しいのかもし...新しい仲間となったバーナーでご飯を炊いてみる

  • CB缶(カセットボンベ)用コンパクトバーナー購入

    いったいこれまで、登山やキャンプに使用するためどれぐらいの種類のバーナー、ストーブといった燃料器具を購入してきたのだろう。①10代から40代前半までは、燃料に白ガソリン(白ガス)を使ったホエーブス、プリムス、コールマンなど冬山でも使用可能な強力なバーナーを使用してきた。②40年代後半から60代前半までは、軽量で火力も十分なOD缶(アウトドア缶)という半円球状のボンベとプリムスの軽量バーナーをもっぱら使用してきた。③60代後半にアルコールストーブ(アルスト)や固形燃料とメスティンの存在を知って、その器具のシンプルな構造、軽量、安価という性質に惹かれた。百均で110円で3個の袋に入った固形燃料もアルストしよと正確を一にし、適量のアルコールや固形燃料を使用したメスティンの自動炊飯も楽しくなってきた。なので、もう...CB缶(カセットボンベ)用コンパクトバーナー購入

  • 理想の老後を夢見る、老人ホームなんか行かないよ。

    2か月に1度ほど、高血圧の薬の処方のために近くのクリニックに行くことにしているが、今日はそれに合わせて国保の特定検診(無料)を受けた。身長・体重・腹周り・心電図・眼圧・血液検査・尿検査・いつもの血圧計による血圧測定と医師による問診、という簡素なものだが、すでに胃検診(バリウム)、肺がん検診(レントゲン)、大腸検診(検便)は、これも無料で他日に実施しているので、昔の勤労時代の人間ドックと比較したら腹部の超音波検診、視力、聴力、肺活量の検査がないくらいで、当時は1万円くらい払ったから、すべてにわたって無料なのは年寄りに寄り添っているというべきか。高齢者の検診に、超音波・視力・聴力検査がないのは、年寄るとともに当たり前に視力も聴力も衰えて、ガンにもなるだろうから、行政は「まっ、いいか」と考えているからだろう。勤...理想の老後を夢見る、老人ホームなんか行かないよ。

  • 黄昏のエリダヌス・薄明のサザンクロスは見られるか‥‥今年の運だめし

    1週間後の南西諸島行、マラソンはさておいて、期待するのはこの冬に北緯23度の世界だけで.堪能できる星空のことだ。その星々を観察に、一眼カメラと広角レンズ、そして荷物にはなるが三脚を携えて島に渡ろうと思っている。まず、「南十字星」だ。日本人の何%のヒトが、日本で「南十字星が見られる」と思っていることか。石垣島天文台によると、沖縄県の石垣島では12月頃から6月頃まで南の水平線上に南十字星が見られると説明している。日本でも、沖縄本島から最南端の波照間島までサザンクロスという正式には「南十字座」が観察できるのだ。賢治さんの「銀河鉄道の夜」に書かれた銀河鉄道の終着駅、それがサザンクロスであるので、オイラはこの小さな星座に特別の思い入れがある。南西諸島に行くのは2月上旬であるが、この時期サザンクロスは、夜明け前の南の...黄昏のエリダヌス・薄明のサザンクロスは見られるか‥‥今年の運だめし

  • 年齢制限なし、制限時間2時間の10kマラソンでランニング?復活!

    ああよかった。あと10日ばかりとなった西表島やまねこマラソンの10kの部、大会要領をよく確認したら、制限時間は何とユルユルの2時間であった。てっきり1時間30分とばかり思っていて、今のオイラでは完走は危ういなと焦っていたが、2時間なら速足、時速5kのウォーキングでも完走できる時間だ。右ひざ痛のため、何らトレーニングをしてこなかったが、先週からようやくスロージョグを取り入れて準備を開始ししたばかりであったが、情けないかな、歩くより遅いスピードでよたよたと走る自分の衰えに恥じ入った。しかし、「制限時間2時間」を確認したら急になんかやる気が出てきた。「速歩で完走できる」と。今日は、その制限時間2時間内で歩けるか、設定した広瀬川沿いの10Kコースでスロージョグとウォーキングを取り混ぜて試してみたら余裕で?1時間4...年齢制限なし、制限時間2時間の10kマラソンでランニング?復活!

  • お気に入りのアルプス展望台を探す旅へ

    NHKBSの新シリーズなのだろうか、「にっぽん♪ピアノ旅」という番組。チャンネルをいじっていてたまたまなのだが、その番組の後半だけを観た。作曲家の松本俊明さんという方がトラックの荷台にアップライトピアノを載せて、全国を旅しながら、土地のヒトと語らいながらミニコンサートを行うという趣向らしい。昨日は、長野県小川村ところで、里山を案内してくれた優しそうなおじさんの前で、そのおじさんが子供のころの母親との小さな悲しい出来事などをイメージした美しい即興を奏でてくれていたが、その演奏シーンに一目でアルプス、それも後立山連峰と思われる山岳風景が映し出されていて、思わず目が点になった。恥ずかしながら小川村という村を知らなかった。すぐに地図帳を出して調べたら、白馬村と長野市の中間に位置する場所にあった。あの番組の風景を見...お気に入りのアルプス展望台を探す旅へ

  • 地異転変が林道を消してゆく

    たかが雑誌の付録というなかれ、2025年ヤマケイ新年号付録の「日本百名山・二百名山・三百名山地図帳」は名山山頂に至る主要登山道のほか、山腹に何本ものリフトやゴンドラの線を引くスキー場の設置状況、名山の登山口へと我々を誘うクネクネと山肌を縫う林道の荒廃状況や通行止め情報なども赤字で教えてくれている。日本三百名山№272の「川上岳(かおれだけ)と日本二百名山№180「位山(くらいやま)」の地図を眺めると、「川上岳」に至る林道は二か所、「位山」は一か所の林道が土砂崩れや落石の危険があるため通行止めと表記されている。この情報を知らないマイカー登山者は、山に登るために思わぬ迂回や登山の断念などひどい目にあうだろう。名山の山腹を走る林道の開削は、林業や治山・発電目的のダム建設とそれらの施設維持など、いわば産業目的が主...地異転変が林道を消してゆく

  • 三百名山とスキー場

    日本の三百名山を地図で眺めながら、山腹にスキー場が多いのに気づく。昨日空想(共有)登山をした「鷲ヶ岳」には二つ、今日の「大日ヶ岳」には三つものスキー場がある。少し多すぎないか。ほとんどの名山の山域は国有林などの公有林になっているはずだし、国立公園、国定公園ないし県立公園等の自然公園法適用地域になってはいないか。Wikipediaによると「大日ヶ岳」などは、スキー場開発のため多くのブナ林が伐採されたとある。オイラも、学生時代から20代まで(1970年代と古いが)ゲレンデスキーを愛好していた身であり、また、現在はスキー場にも連結するロープウェイなど盛んに利用していて、言える立場にはないが、かつてのお役所はすこし民間業者に甘かったのではないか。将来の見込みもなく、スキー場の新設を許可し、多くの森林を伐採してこな...三百名山とスキー場

  • ウィンナワルツを口ずさみながらスロージョグ

    北国に住んでいると、気温が10℃を超えると「ああ、春が近づいてきたな」という感覚になる。南西諸島在住時は、気温が13度にもなると、部屋に暖房もないので「耐えられない寒さだ!」と顔をゆがめていたっけ。昨日は、約2か月ぶりに広瀬川沿いをスロージョグしたら、あまりにも春めいていたので、ついウインナワルツが口に出てしまった。ヨハン・シュトラウスの「青く美しきドナウ」や「春の声」などのメロディーがたどたどしく口について出たが、春先に浮かぶ曲として一番心地よいのは、1975年3月25日(だと下記HPが教えてくれた)にカール・ベー&ウイーンフィルが演じて生まれて初めて聞いた「南国のバラ」なのかもしれない。「こうもり」序曲まで6曲演奏されているが、「南国のバラ」だけは、今でも心に焼き付いている。えもいわれぬ美しいメロディ...ウィンナワルツを口ずさみながらスロージョグ

  • 大寒の日にやっと春の声が

    膝痛のためずうっと走ることをやめていたが、今日大寒の日、最高気温が11℃ということから始動する。日差しといい、草の匂いといい、野鳥たちの躍動感といい、春がもう近づいていることを肌で感じる。あくまで膝の具合を確認しながらのスロージョギングに努めたら、それほどの苦痛を感じなかった。来月の10キロマラソンまであと二十日、なんとか持ちこたえてほしい。明日から毎日走ろう。昨年末からとても寒い日が続いたが、広瀬川河畔の草むらに、いつもどおり「イヌフグリ」のうす紫の花がお日様の方を向いて、微笑んでいるかのようであった。スロージョギング、久しぶりにランナーズハイを感じた。かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山藤原岳(ふじわらだけ・1140m・日本三百名山№274)三重県北部、三重・滋賀県境にそびえる花の百名山。石灰岩質...大寒の日にやっと春の声が

  • 三百名山とふもとの温泉郷

    日本百名山・日本二百名山・日本三百名山に選定された301座の名山のふもとに温泉郷(明確な定義はないが複数の温泉宿・施設が集中している場所と決めたい)はどれくらいあるのだろうか。2025年山渓新年号の付録である地図帳をもとに拾ってみたいかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山御在所岳(ございしょだけ・1214m・日本二百名山№182)ロッククライミング、奇岩で有名な花崗岩質の山。山頂までロープウェイとリフトで歩かずして、それも1年中1200mの高所に登れるということは、国内でも珍しいだろう。ふもとに湯の山温泉もあり、山頂付近にスキー場もあり老若男女に寄り添う山だ。寅さん第三作「フーテンの寅」のロケ地が湯の山温泉だったんだ。登ってみたい山リストに搭載決定。「かほの登山日記」さん提供中登山道で御在所岳山頂へ!父...三百名山とふもとの温泉郷

  • 比良のシャクナゲ.

    日本三百名山未踏峰の空想(共有)も琵琶湖の西岸に広がる比良山地の蓬莱山や武奈ヶ岳にまでやってきたら、ふと、井上靖さんの詩集「北国」に書かれていた「比良のシャクナゲ」を読みたくなった。書庫からボロボロの新潮文庫「井上靖全詩集」(昭和58年版)を取り出して読んでみた。むかし「写真画報」という雑誌で、〝比良のシャクナゲ〟の写真をみたことがある。そこははるか眼下に鏡のような湖面の一部が望まれる比良山系の頂きで、あの香り高く白い高山植物の群落が、その急峻な斜面を美しくおおっていた。・・・・・」という書き出しで始まるこの短い散文詩に惹かれて、この詩の中の「私」のようにオイラもいつかはシャクナゲの花が咲くころに比良山地のどこかの山の山頂に立ってみたいと思っていたが、この詩の中の「私」同様、いまだそのシャクナゲを知らない...比良のシャクナゲ.

  • 明日を夢見る力

    われわれがいかようにも避けられないもの。それは、いつやってくるかもしれない「天変地異」と「私という生命の終わり」だろうか。「天変地異」は「私という生命の突然の終わり」をもたらすものであるから人類共通の不安であり、恐怖でもある。古くは、外敵の侵略や暴虐、パンデミックなども加わり、これらが人類を恐怖せしめてきたが、であるからこそ人類は「宗教」や「芸術」に救済と再生への糸口を求めてきたのだろう。とりわけ西洋のヒトビトはキリスト教のせいだろうか、「死=苦悩」→「安息」→「復活」→「歓喜」というファンタジーが肉体感覚として共有しているようで、ベートーヴェンもブラームスも例外ではないだろう。ブラームスの交響曲1番は、ベートーヴェンの第九を継承した「第十」と呼び慣わされているように苦悩からの脱却と歓喜をテーマとした音楽...明日を夢見る力

  • 3/17・3/22聴き比べ ベーム&ウイーンフィルのブラ1

    Youtubeのサービスはすばらしい。すぐに見つかった。「1911mhler」さんありがとう。1975年3月22日、オイラが確実に聴いたカール・ベーム&ウイーンフィルのブラームス交響曲1番。昨日お世話になった[BOHM75」さんの1975年3月17日の動画と今宵じっくり聞き比べしてみよう。両者の再生事情により音質は異なるかもしれないが、ライブ感は味わえるだろう。なんだか、オイラはこの両日ともNHKホールの三階以上の席で同じプログラムを聴いた気になってきた。そして、どうなんだろうベームのNHKホールの演奏は、当時NHKFMで生放送されてはいなかったか。録音かもしれないが、初日にベームが演奏した「君が代」と「オーストラリア国家」も聞いた記憶が・・・。(頼りにならねえ記憶)結果は、明日ここにコメントコメント欄「...3/17・3/22聴き比べベーム&ウイーンフィルのブラ1

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