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  • ブログのお引越し

    「gooblog」からサービス終了を通知され、本年10月1日に投稿ができなくなるとのことで、これに合わせてオイラのブログも終わりにしようかとも考えたが、つたない言葉と映像ながらオイラの唯一の「生きているという証」でもあるのだから、脳細胞と手指が機能する間、もうすこしブログを続けることを決めた。データ引っ越しが旨く行き次第、10月といわず来月までには、ブログを引越ししようか。引越し先は、ランニングコストの安そうな「はてなブログ」への予定だが、使い勝手をもう少し見極めてから決めることにしよう。思えば「ブログ」という行為を始めたのも、この「gooblog」であって、今映像で調べたら2015年9月からだ。この時期は、石垣島に人生で二回目となる暮らしを始めた年だ。ちょうど10年になるか。感慨深いものがあるな。201...ブログのお引越し

  • トイレのモリアオ君(?)眠そう

    北から冷涼な空気が流れてきたので、曇りの天気予報だったけれども、山の空気が吸いたくて、家の前6:24分の始発バスに乗って、泉ヶ岳に向かう。バス~地下鉄~バスと乗り継いで、都合1時間30分、泉ヶ岳ふれあい館の終点に降り着いたら「霧雨」。この日、トレーニングはもちろん、「夏キノコ」の出回り具合の観察目的だったが、目的のキノコたちはさっぱり見当たらず、加えて「霧雨」は一向に止まないため登高意欲をそがれ、わずか3時間ばかり歩いて昼前のバスで帰る。朝、出発前にトイレに立ち寄ったら入り口のドアノブの真下にチャッカリとモリアオガエル君(♂♀並べた大きさの比較ができないため、仮に♂とみなす)が張り付いてくつろいでいた。どうしてこんな場所にいるんだろう。ノブをひねってトイレに入ろうとしても、全く動じない。眠そうな眼をして、...トイレのモリアオ君(?)眠そう

  • もどってきた梅雨空

    33℃ほどあった昨日までと打って変わって、今日の最高気温は26℃ほど、もしかしたら今年の梅雨入り後に初めて体験する「梅雨空の心地よさ」だったかもしれない。思わず、広瀬川沿いのウォーキングコースを歩いてくる。どれくらいの予算が使われたかわからないが、河川の土手がすっかり仮払われていて、あの3月に今年はじめていただいた山の幸「野カンゾウ」の群落も跡形もなくかたずけられていた。野生とはいえ、「野カンゾウ」や「オオマツヨイグサ」は、河川に咲く宝石のような存在だ。せっかくの開花期に茎元から刈られた花の命たちはさぞや無念であろう。ただ、1年草でもないかぎり来春にはまたしっかりと芽吹いてくれることを祈る。毎年歩いているが、刈払いは年中行事ではない。今年何らかの関係で予算がついたのだろう。今年の花は、運が悪い。橋を二本ば...もどってきた梅雨空

  • 秋田駒点描

    旧称「那須火山帯」は、花もあり、残雪もあり、火山もあり、温泉もありと、オイラの山人生において欠くことができない要素を十二分に携えた山岳地帯ではあるが、交通の便に恵まれ、しかも宿泊地にも適した山域というのは限られているのかもしれない。「交通の便」とは、オイラにとって公共交通網において便利だという意味においてであるが。先週忙しく周遊してきた秋田駒は、魅力的な山で、交通の便も良好なのであるが、日帰りだとなぜかバタバタしてしまう。帰りの新幹線を考えると、八合目のバスには午後3時前には乗らないとならないので。せっかく乳頭温泉を近くに抱えているのに、温泉にものんびり浸かってられないのが「難点」であると考えていた。だが、今回現地に行ってみると、八合目のバスの終点に「駒ヶ岳八合目避難小屋」があるし、山頂近くの阿弥陀池には...秋田駒点描

  • 火山王国にお礼を言いながら5日間の旅を終える

    JR東日本2025年夏の「大人の休日パス」5日間の旅の締めは、日帰りで那須岳(茶臼岳界隈)を歩いて、那須湯本の「鹿の湯」の酸性の湯に入った。今回は、300名山未踏峰平標山から仙ノ倉岳、入笠山も頭に描いていたが、お天気の関係で先送りとなった。だが、梅雨時の5日間、未踏峰の「榛名山」、花の名山「秋田駒ヶ岳」も歩けたのだし、締めに「那須岳」も歩けたのだから、まあ満足としたい。「榛名山」では、初めて「伊香保温泉」の湯にふれたし、「那須岳」の「鹿の湯」も初めて入湯であった。これまでの人生、山もさることながら「山の湯」には、山の疲れを解きほぐすという効用を含め、有形無形、もう数えきれんくらい恩恵を受けてきたといえる。今は「東日本火山帯」と大きな括りでグループ化される北海道から富士山あたりまでの活火山は、かつては「那須...火山王国にお礼を言いながら5日間の旅を終える

  • 新幹線「あさま」と「たにがわ」を乗り継いで酔いの花園へ

    JR東日本「大人の休日パス」は、呑み助にとって様々な憩いを提供してくれる。連続乗り放題といっても、毎日山に登る元気がなくなった齢、乗り放題4日目は、納涼を兼ねてなるべく新幹線で足を伸ばし、車内や駅の構内での「簡素な飲食」をたしなんだ。今回は、新幹線「あさま」終点駅の長野駅まで行って、構内の「NEWDAYSでキリンビール本麒麟350m缶、日本酒「真澄」、長野名物おやき(餡は野沢菜と切り干し大根の2個にした)をそそくさと買って、約20分後に始発の空いた「あさま自由席」に乗り込んで高崎駅までの間、車窓の山々を眺めながらランチとす。高崎駅から上越新幹線越後湯沢駅まで新幹線「たにがわ」に乗り継ぎ、ここの構内の名物「ぽんしゅ館」で1時間ばかり過ごす。「酒風呂」、「500円5コインの利き酒」、「山菜そば」などをたしなみ...新幹線「あさま」と「たにがわ」を乗り継いで酔いの花園へ

  • 秋田駒ヶ岳は東北の宝物

    情報アプリ「登山天気」で晴れ予報がついていたため、3日は秋田新幹線田沢湖駅におりて、秋田駒ヶ岳を歩いてくる。日本全国酷暑の梅雨なか、ここは涼風が突き抜けて、暑さをわすれた。初めてだったかと思うが、ムーミン谷を歩く。まだチングルマが咲いていてくれて、その先の砂礫にはコマクサが群落をなしていた。氷河時代の生き残りたち何とかこの酷暑を生き延びてほしいと、切に願った。秋田駒ヶ岳は東北の宝物

  • 汗だくとなりながら盛岡の寅さんロケ地を訪ねる

    いやあ、昨日は4時間程度山歩きをしただけで、膝ががくがく状態なのだが、酷暑のせいにしたいけど、膝じぁあね。ということで、家で休んでいたかったが、「大人の休日パス」の都合、避暑をかねて少し出かけることに。今気づいたわけではないけれど、酷暑下の新幹線は、旅の移動手段というより、暑さから身を守るシェルターのような乗り物だと断定できる。。このフリーパスなら東北新幹線「やまびこ」、上越新幹線「たにがわ」、北陸新幹線「あさま」などの自由席ある車両に乗っているほうがずうっと涼しくて、熱中症対策になるなと思った。お腹が減ったり、喉が渇けば終着の駅ビルで次の始発が出るまでの間過ごせばいい。新幹線の座席は上質の椅子だし、おまけにテーブルまであるし、スマホの充電もかのうだ。読書もいいし、缶ビールにサンドイッチをいただきながら、...汗だくとなりながら盛岡の寅さんロケ地を訪ねる

  • 酷暑の中の思い残し登山 榛名山

    未踏峰思い残し30座の手始めは、榛名山最高峰掃部ヶ岳(かもんがたけ)。登り標準2時間コースを2時間30分、登り口の気温午前10時30分で何と28℃、標高1000mを超えているというのにだ。泳ぐように山頂に着いたのを想像あれ!バスで伊香保温泉に下り生き返ったのも想像あれ!酷暑の中の思い残し登山榛名山

  • クーラーバックにアイスサプリメントを

    この先、比較的冷涼な山岳地帯も異常な高温にさらされるのであろうか。氷河期の名残だという高山植物やライチョウやナキウサギなどの生態系にどのような影響をもたらすのであろうか。年ごとに高温の波が押し寄せる周期は短くなりつつあるように感じている。不安である。明日から7月、夏山シーズンの到来だと喜んでばかりはいられない、山での熱中症対策にも気を使わないとならん。スーパーの冷凍室でアクエリアスの凍ったのを買ってきた。中身がなくなっても容器は捨てずに、家で配合したポカリやOS1の粉末ジュースを凍らせて、モンベル社製の小さなクーラーボックスに凍った水やコーラとともに持って行こう。明日から五日間、大人の休日パスを使っていけそうな山域を歩いてこよう。日帰りか一泊二日、アルプスのような高山には行けないだろう。せいぜい2000m...クーラーバックにアイスサプリメントを

  • 富士登山のころ

    ちょっといま正確な資料が手元になく、記憶だけの話だが、オイラと富士山の係わるきっかけは2004年ころに7月に毎年開催されていた「富士登山競争」に参加しだしてから。そして、その富士山との関わり(登山対象として)を卒業したのが昨年2024年9月だったから、まるまる20年の付き合いということになる。毎年登ったわけではないが、富士登山競争に出なくなっても、「山麓から登る登山]、「UTMF(富士山1周トレイル)」、「1周ウォーキング」等々何らかの関わり合いで富士山周辺をぶらぶらしてきた。富士登山競争をやめてから思い出に残る登山といえば、石垣島の山仲間らと山麓から登ったことかな。2015年あたりから3年間富士吉田神社からの富士吉田コース、海抜ゼロの田子の浦から登った村山コース、そして、精進湖畔から樹海をくぐり登った精...富士登山のころ

  • 素麺・冷麦・麦切・稲庭饂飩

    夏の暑い時にいただきたくなるのが冷たく細いそうめんの仲間だが、子供のころは常に「冷麦・ひやむぎ」と呼んで冷たい水の入ったガラスの器に大量に沈めた麺を家族が争うように箸でつついていたような記憶がある。麺の中には赤い色付きの麺も入っていたようだが、それが涼をそそるというものでもなかったので、不思議だ。水に沈めた麺をいただくということは、めんつゆがだんだん薄くなるということで、薄くなれば濃いつゆを足しながら食したのだろう。まあ、いまでいう流しそうめんの感覚なのだが、それが当たり前だと思っていた。「素麺・そうめん」という言葉は、大人に入ってから学習した。島原、三輪、播州など素麺文化が西日本中心だったからだろうか。蕎麦と違って素麺の類を店で食べたことはないので、のちにドラマや報道などで知ったのであるが、西日本でいた...素麺・冷麦・麦切・稲庭饂飩

  • 日傘と水分と駆け込みシエルターでこの夏を乗り切る

    関西以南で梅雨が明けたか。二週間天気も刻々と状況が変化していて、来週のお天気はよう読み切れん。今日は、晴れて最高30度、湿度は昨日の雨の水蒸気を含んだ湿気をおびて80%を超えていたか。さすが昼から歩いてみたが、普段歩いている同世代のシルバーエイジはめっきり少なくなっていて、大方は報道機関の警告に従順なのであろう。オイラも朝方の涼しい時間帯に歩けばいいもんだろうが、MLBドジャースのライブ中継が午前中にあるもんだから、つい昔ランニングでやっていたような朝食前の行動はなくなった。今日の10Kウォーキングスタートも午後2時からとなったが、先日届いた折り畳みの日傘は効果抜群で、いつも木陰を歩いているような心地になり、肌に感じる太陽の暴力からしっかりガードしてくれている。さすが、これから35度以上の猛暑日が予報され...日傘と水分と駆け込みシエルターでこの夏を乗り切る

  • バックパックに日傘を

    2001年4月から2年間、沖縄県の宮古島に暮らし始めたとき、まだ初夏だというのに陽差しに暴力的なものを肌で感じ、街のスーパーまで歩いて買い物に行こうとして、買っておいた日傘をかざした。が、当時はいかに沖縄でも男が日傘をさすことは「不自然」であって、誰も傘などさす者はいなかった。なので、恥ずかしいので沖縄で日傘を使うことはすぐにやめた。宮古島では、女性も不思議に日傘を差さないなと思ったが、そのような暴力的な日差しの中を歩こうとするものは少なく、ほとんどが車での移動だったようだ。夕方になって、やっとオジー・オバーの歩行者は見受けられたが。あれから、もう四半世紀が経とうとしているが、近頃はこの北国の地方都市でも、日傘をさして歩く男性は、そんなに珍しくなくなった。とくに年寄りの男性に目立つようになった。そのオイラ...バックパックに日傘を

  • 梅雨の中休みに花の山に行こう

    消えたかに思えた梅雨前線が復活して今週日本列島に居座っている。内心ほっとしている。梅雨に雨が降らないと大地が潤わないからだ。雨が降って、十分な水分を吸って森も花も生きる。森が生きると鳥や昆虫も生きる。水が流れると魚も生きる。すべての生き物は因果の網の中で互いに絡み合いながら生きている。ヒトも例外ではないのだろう。その梅雨空だが、二週間天気予報を見続けているが、来週の関東甲信越も東北も割とお日様と雲のマークが並んでいて、傘マークはほとんど見られない。予報は予報で半信半疑だが、梅雨の中休みと信じたい。そこで、その期間に合わせてJR東日本の「大人の休日パス」を購入する。この期間の旅といえば、迷わず「山」。毎日、日帰りでもいいが、テントや山小屋を利用した一泊二日だと、のんびり登ってこれるし、夜明けの早いこの時季、...梅雨の中休みに花の山に行こう

  • カド焼きの記憶

    「カド」という言葉をグーグル検索に問い合わせると「東北の新庄地方でニシンのことを言う」とある。新庄では、毎年GW頃に「カド焼まつり」が開催され、炭火で焼いた丸々としたニシンの塩焼きがふるまわれるという。(2025年はお茶付きで1500円)また、別の検索で「カド」をひくと「北海道の方言でニシンを言う」とでる。ソーラン節では「ニシン来たかとカモメに問えばぁ~わたしゃ立つ鳥波に聞けチョイ~♪」と歌われるが、民謡に「カド」という言葉はない。まあ、北海道のヒトは明治期に東北やら全国から来たヒトビトであり、東北と北海道が言葉を共有されていてもおかしくない。「カド」は「春告魚」として、産卵目的で春先に東北=北海道の日本海側を回遊してくる魚で、新庄や他東北の内陸にも貴重なたんぱく源として行商されていたと思われ、オイラが生...カド焼きの記憶

  • 摩文仁の丘のニイニイ

    80年目を迎えた沖縄慰霊の日の放送を見ながら、耳を澄ます。摩文仁の丘のリュウキュウマツの木陰から「リュウキュウニイニイ」の高い周波数の鳴き声が、もしや聴こえてこないかと。沖縄本島在住時だった10年ちょっと前、2回ほどだったが、摩文仁の丘で挙行されたこの慰霊の日のセレモニーに参加したことがある。当時の偉い方のあいさつは、ちっとも覚えていないが、あの静かなニイニイの声だけは、今も目を閉じれば摩文仁から眺めた海の静かな青さとともに、この身体から消えない。あの時季なら鳴いていてもおかしくないリュウキュウクマゼミたちは「慰霊の日」ということでためらいがあったのか、聴こえてくるのは南西諸島の潮騒のような聴きとれぬほど静かなニイニイの音ばかりであった。マイクの志向性の問題か、今日の摩文仁の丘からは、そのニイニイの音は聴...摩文仁の丘のニイニイ

  • アルコール依存は解消されたが、山で汗をかくとビールを飲みたくなる

    昨日は、少しは暑さが和らぐとの情報をえて、泉ヶ岳にトレーニング(のつもり)に出かけるが、気温はそれほどだと思ったがやたら汗をかく。湿度が80%近くあったというので、さもありなんと思った。たとえ日帰りでも、発汗対策にポカリとか、OS1とかを持参しないと危険を感じた。塩分チャージの塩飴もなく、塩分といえば昼に食べたカレーパンだけだったので、ふらつきはしないが歩いていて少し不安になった。このところ、ランニングなど発汗する運動をやってこなかったので、体の温度調節機能が低下しているのかもしれない。1日中ジワジワと汗をかいていたので、どれくらいの塩分が排出されたのだろう。塩分はともかく、水分補給はコース途中に「水神」の湧き水ポイントがあるので、救われた気持ちである。登りも三叉路からの下りもここに立ち寄って、頭から冷た...アルコール依存は解消されたが、山で汗をかくとビールを飲みたくなる

  • ほたるみぬとしつき

    広瀬川に降りていく土手の草むらに幾株のホタルブクロ(蛍袋)のすこしばかり薄紫の斑点をちりばめた白い花が仲良く並んで膨らんでいた。遠い昔、子供たちがこの花にホタル(蛍)を入れて遊んだ、というのは噓であろう。子供たちはそんなに優雅なことをしないし、たとえ大人が酔狂で蛍を入れたとしても、元気な蛍なら花の先の隙間から逃げ出してしまうだろう。でも一度すっかり暗くなった夜に、源氏か平家か知らないが、蛍を入れて光らせてみたら、明治や大正のガス灯みたいでさぞかしやゆかしいのだろう。石垣島の4月の森で、八重山ヒメボタルの乱舞を見たのは、このブログの2016年に多重写真が添付されているので、そのころが最後だろう。ついこないだのように思い出せれるが、もう10年近くヒメボタルどころかホタルの種族を見ていないことになる。こないだ、...ほたるみぬとしつき

  • 梅雨前線消えた! でも・・・

    昨日から、日本列島に横たわる梅雨前線が消え、いわゆる夏の太平洋高気圧がもうのさばって日本列島に6月だというのに酷暑をもたらしている。ニュース報道のスタートはそればっかりで、いやになってしまう。(はっきり言って、東京がどうだ、岐阜がどうだといわれても、関心が向かない。)気象予報士の中には、早くも梅雨明けを言いたがる御仁もいるようだが、週間予報を見ると来週から、まるで梅雨の末期のように北陸から東北にかけて梅雨前線が復活しどうなので、九州から関東南部までは梅雨明け宣言が出されるかもしれないが、6月中に列島すべての梅雨明けとはならない見込みである。来週から大人の休日パスの利用期間となるので利用したいが、まずは天気図とにらめっこである。連続5日間の利用だから、可能な限り晴れマークのついている地方が行先であるが、上の...梅雨前線消えた!でも・・・

  • 尾瀬桧枝岐(ひのえまた)の蕎麦の味

    どうも最近、店頭に並んでいる蕎麦(乾麺)の味と価格に満足していない。できれば、そば粉の割合が多い十割そばか八割そばをたのしみたいが、平均価格で一束(200gか160g)が350円以上はするだろう。かといって蕎麦独特の香りがしないものだったり、香りがあっても、もさついて蕎麦の舌触りが悪かったり、ただそば湯をすするだけの十割そばもあり、価格に見合うだけの貢献をしてくれない。まあ、「もりそば」でも近頃は700円以上もする昨今の蕎麦屋の味は無理としても、家で作る蕎麦でも満足できる代物はないか記憶を探っていたら、今は閉店したが2,3年前まで近所のスーパーの店頭に並んでいた尾瀬の玄関口会津田島の奈良屋製「裁ちそば」が、当時は値段が250円以上して、少し値を張っていたが時々買って茹でては満足していたことを思い出した。市...尾瀬桧枝岐(ひのえまた)の蕎麦の味

  • つい100年前に賢治さんが思い描いていたこと

    生暖かい風が吹く広瀬川を今日は10K歩けた。スピードも増してきた。いつのまにか途中自販機で水分を補強しないとならない季節になった。明日は最高気温が34度の猛暑だという。もう、過去の梅雨時のイメージでは意識が混乱ている。この時季の冷涼な「やませ」という言葉は死語になってしまったのか。広瀬川らを歩くと、オオヨシキリやコヨシキリのさえずりがかまびすしく、ツバメが川面を高速のツバメ返し飛行法で行き交う。歩くのもいいが、歩みを止めてカメラのレンズを向けて野鳥たちを観察をしていたい。もう、アユたちも遡上してくる時期なのだろう。カワウやサギの仲間も集まりだしている。少し気温が落ち着いたらP950クンを肩にかけて歩こう。ちょつと屈んで、スマホのレンズを河原のヒルガオやツメクサの仲間たちに向ける。ヒルガオのうっすらとしたピ...つい100年前に賢治さんが思い描いていたこと

  • 忘れていた北の山岳風景

    「あの右端の大きい山が羅臼岳、そして一番左の尖がった山が硫黄岳・・・」朝、石丸さんの「朝カフェ」を聴きながら、画面だけTVの「旅サラダ」を眺めていたら、「知床五湖」からの残雪の知床連山が映っていて、思わず息をのんだ。おお、懐かしき知床の山々・・といっても羅臼岳に4度は登ってはいるものの、あとは硫黄岳に一度だけしか登っておらず、知床連山の縦走は、何度か機会を狙ってはいたが、とうとう「見果てぬ連山の道」となってしまってる。山上はともかく、山麓からだが、今日の放送の舞台となった「知床五湖」は、何度か通り過ぎただけで、どういうわけか訪ねていない。北海道に暮らしていた40数年前から、あそこは「観光地」というイメージがあって避けていたのだし、あの当時からヒグマさんの遊び場として名をはせていたので、さすがに「おっかなか...忘れていた北の山岳風景

  • 小さな花にレンズをかざす心

    ほんとに久しぶりだが、広瀬川河畔のマイウォーキングコース(当初はスロージョグも考えていたが)を速足のつもりで歩く。やはり、年の前半とは違って、何か膝、特に左膝に違和感があって、木製ピノキオのような人工的な動きとなっている。痛みは全くないのだが、滑らかさに欠ける。この1ヶ月ばかりサントリーから試供品として無料配布されたグルコサミンアクティブを服用しているせいだろうか、少しは回復傾向にあると信じたい。久しぶりなので7キロ、それもキロ12分程度の普通歩行で終えたが、何やら下半身に疲労感がを感じ、こんなんじゃアルプスどころか、近郊の山に行ってくるのも不安が募る。合羽を着てでも来週から泉ヶ岳トレーニングを強行したい。歩きを終えてトボトボと河畔の遊歩道を歩いていると、草むらに小さな赤い花があちこちに咲いていた。すぐに...小さな花にレンズをかざす心

  • 笠ヶ岳初登頂が円空さんだなんて知らなかったよ

    人気の山域なので、夏山登山の予約は大方あきらめていた鏡平山荘とその先の目的地である笠ヶ岳山荘の予約が、今朝案外と楽にできた。さきに、鹿島槍ヶ岳ルートの山小屋も同じ日程で予約ができていたので、同行予定の仲間たちと相談してどちらかに決めなければならない。山小屋の二重予約をギリギリまで解消しないと山小屋も迷惑だろう。その笠ヶ岳だが、あらためて深田久弥さんの「わが愛する山々」所収の「笠ヶ岳」を読んでみる。1957年8月半ば過ぎ、54歳となった深田さんは、数年後アンデスの氷河に消えた山川勇一郎画伯らと1週間の北ア旅行を楽しんだ。湯俣小屋~開通直後の伊藤新道経由・三俣蓮華小屋(雲の平逍遥で二泊)~双六小屋(雨のため二泊)を経由し、最終日には、快晴の笠ヶ岳までのんびり歩き、今も難路となっている槍見温泉までのクリヤ谷コー...笠ヶ岳初登頂が円空さんだなんて知らなかったよ

  • 眠るのが好き・・・断酒後遺症

    「断酒!」という固い決意ではないが、肝機能の改善を企図し、しばらくは「家飲み停止」宣言をしてから1ヶ月以上経過した。事実、「家飲み」は全くしておらず、飲酒も先月18日の湯治の帰り、一関駅でチューハイ350ml缶をたしなんで以来やっていない。で、効果は?というと、ようやく6,7時間は眠れるようになったが、「頻尿」のせいか何度もトイレに起きるので、「浅い眠り」のまま今日に至る。そのせいか、1日中「だる重く」、「眠い」のである。床についたら、朝4時ごろ眼が覚めても寝床から離れたくない、いつまでも眠っていたい、そんな症状で、昼食後や夕食後に至っては、そのまま座椅子に横たえながら、重くなった目頭を懸命にこらえ、そのまま倒れるように昼寝に至るケースもある。まさかこのまま「老衰状態」であちら様へってことはないだろうな。...眠るのが好き・・・断酒後遺症

  • 北アルプス・魅惑の場所と山小屋

    まだ、10年と経っていないのだが、ずいぶん遠い日のような気がする。2018年の8月に立山から新穂高に歩いた7泊8日のテント旅が、もしかしたら、オイラのテント持参での山旅の最後だったのかもしれない。(さみしいこと言うなよ・・)その旅の最終日、オイラは、前夜雨に濡れたテントをなどを乾かすために泊まった三俣山荘から新穂高温泉までの下山路を辿ったのであるが、その途中、双六岳から双六小屋に向かう広い尾根から見た槍穂の姿が忘れられないでいる。オイラなりに北アルプス中最も魅惑的なビューポイントと断言できる。その双六小屋から、さらに2時間ばかり下った先にある鏡平山荘からの槍穂も上記に劣らず絶景のポイントであった。その時、今度はテントを持たずに手ぶらで、鏡平山荘や双六小屋に泊まって時間の許す限りこれらの絶景を味わいたいと希...北アルプス・魅惑の場所と山小屋

  • AIが得意な回答・不得手な回答

    朝3時のドジャースがプレイしているセントルイスの時刻と気温をグーグルアシスタントマイクにお話しすると1秒もかからず答えが返ってきた。スゴイ。テレビコマーシャルに映っている女性タレントの名前がどうしても出てこないので、「○○のコマーシャルに出ている女性は?」とグーグルアシスタントが即座に答えてくれる。スゴイ。であればと、「古古古米がニワトリのエサになるって本当ですか?」と問うても、関連するニュースが出てくるばかりで、グーグルとしては答えてくれない。スゴクナイ。AIには得手不得手、政治的に配慮すべき逡巡があるようだ。同じグーグルアシスタントのグーグルレンズは、これまでアウトドアで使用してきたが、今日は青葉の森で撮ってきた地味な昆虫たちの写真をレンズにかざしたら、これまでと同じように「おおむね近しい名前」を画像...AIが得意な回答・不得手な回答

  • 梅雨明けに聴いたクマゼミの大合唱

    なんでも沖縄地方の梅雨がもう明けたとか。さしたる豪雨や洪水の情報もないあっけない梅雨の季節だったようだ。オイラの最初の沖縄在住(宮古島~本島~石垣島)は、2001年4月から2005年3月までの5年間だったが、沖縄地方の梅雨は、あまり雨季といった印象はなく、それよりも梅雨明けに繰り返し到来する台風のほうが強く印象に残っている。が、一つだけ、とくに宮古島や石垣島という先島滞在時の梅雨明けの印象だが、ギラギラとした太陽が照り付ける屋外は、もうクマゼミの大合唱で、とくに夜明けから昼頃までは耳をつんざくばかりで閉口した。あの頃は、沖縄にいながら部屋のエアコンを使うのが嫌いで、南北の窓を開けっぱなしにして心地よい南風を肌に感じながら夏を過ごしたが、夜明けともなると鳴きだすのだから、まるでクマゼミは目覚まし時計のような...梅雨明けに聴いたクマゼミの大合唱

  • なんか泣けてくるコルトレーンの「コートにスミレを」

    家での酒をやめた夜のすさびに、昨日に続きNHKFMの聞き逃しを選び、先週土曜日に放送された「ジャズ・トゥナイト・シリーズ名盤誕生日・ジョン・コルトレーン特集を聴く。コルトレーンの初リードアルバム「コルトレーン」は、今から68年前の5月31日録音に録音され、その年にリリースされたとのことである。1957年のことだ。オイラはすでに生まれている。この時代の、コルトレーンやマイルス・デイビスは、意識的であろうが無意識であろうが70年代から80年代の若かりし時代にどこかで聴いている.。このアルバムの第二曲のバラード「コートにスミレを」を耳にしたとたん、なぜか泣けてきた。決して悲しい失恋の歌ではないだろうに、コルトレーンのサックス音が奏でるメロディーが乾いた砂漠に降る雨のように浸みた。理由は分からない。こんなバラード...なんか泣けてくるコルトレーンの「コートにスミレを」

  • 朝比奈隆92歳のベト7(ベトシチ)

    NHKFMの聞き逃しで、「クラシックの庭」で放送された朝比奈隆さんが御年92歳でライブ演奏したという「ベートーベン第7交響曲」(通称ベトシチ)の第2楽章から第4楽章までを聴く。とくに第3楽章から4楽章までの雄々しさと迫力に度肝を抜かされる。正直、これまで聴いたベト7とはスケールと包容力が異なる、それがカルロス・クライバーのものであってもだ。第1楽章が欠いていたので残念だったが、Youtubeには、同じ日に演奏されたものと思われるライブ動画がとてもいい音質で全楽章アップされていたので、投稿者に感謝したい。朝比奈さんは、翌年の12月に93歳で他界されており、大往生のほぼ1年前の演奏だが、矍鑠とした演奏姿には老いを微塵にも感じさせない。なんでも、死ぬまで立って演奏することを自己に命じていたとのことである。それに...朝比奈隆92歳のベト7(ベトシチ)

  • のりたまおにぎりとオニササの味

    朝のニュース報道で、今日本で一番お米の高いところが報じられていて、そこが、この2月に行ってきたばかりの沖縄県竹富町の西表島であることが分かった。銘柄米だろうが5kg6,500円だという。高すぎます。で、現地の映像を見て驚いた。取材対象のお店が、なんと島の西の端っこのバスの終点でもある白浜集落の「屋良商店」という小さな商店だ。メイン集落の大原には「玉盛スーパー」、上原には「スーパー川満」など比較的大きい商店があるのに、よりによって、旅人ならば、知らないと通り過ぎてしまいそうな、しかしこの集落唯一のお店が全国メディアに報道されるとは・・・。それも、島で一番遠い集落なのに・・・。しかし、わずか数十戸のオジイ、オバアしか見当たらないその集落に日本一高価なコメが売られているとは、あまりにも可哀そうだ。小泉さんは、ま...のりたまおにぎりとオニササの味

  • 乾パン・ビスケット・ラスクはクラシック山の友

    朝ドラ「あんぱん」で話題の「乾パン」だが、もともとは軍隊御用達であることを忘れていた。日本軍は「乾パン」、欧州なら「ビスケット」か。「ラスク」なんてしゃれた菓子もあるよね。いずれにしても、軽く携行に適し、腐敗の恐れもなく、燃料の準備や炊事の時間を省略して、すぐに「炭水化物=エネルギーの素」を摂取できるのだから、軍人の食料として重宝されたのだろう。ただ、南国の前線で戦闘に励む兵隊さんには、同時に「水分」がないと乾いた喉を通らなかったろう。歴史を学ぶと、南方の前線に配備された軍隊は、特に戦争末期、この「乾パン」さえも十分に補給されなかったと見えて、飢えと渇きに苦しみ、餓死した兵隊さんも多いと聞きおよび、哀れでならない。「乾パン」の老舗「三立製菓のカンパン缶」には、氷砂糖も入っていて、これをなめて唾液を出して「...乾パン・ビスケット・ラスクはクラシック山の友

  • 大雨・雷鳴の音を愛す

    「梅雨」が近づいているのか、朝から降りやまぬ雨の音は午後からより一層強くなって、まさに「篠突く雨」と言ってもいいのかもしれない。ときおり雷鳴も暗い空に響き渡り、目を閉じて聴いていると強い雨の音も、子供のころ「オレ様」と呼んでいた雷鳴も、オイラにとっては懐かしく愛すべき音響だ。これが毎日だと滅入ってしまうだろうが、すざましい雨音と雷鳴は年に何回も聴けるものではない。しばらく、外のベランダに立って空を見上げていた。「梅雨」が来る前に上高地に行って残雪の山岳展望を楽しもうと計画していたが、左ひざの異常を気にしだしている間に「梅雨入り」が間近になってきているようだ。膝の様子を問いながら。計画を練り直そう。その「篠突く雨」のさなかをスズメよりだいぶ大きな鳥が飛んでいて数十メートル離れた電線に止まる。P950の望遠レ...大雨・雷鳴の音を愛す

  • お米に関する必要な情報なし

    私事だが、ここ数日のお米に関する報道はオイラにとって全く不要であることが分かった。だって、まったく目移りのしない「古古米」、「古古古米」の話をいくらら聞いてもオイラの生活の足しにはならないからだ。そして何よりも、救世主の撒くお札のような振る舞いで備蓄米を市場にばらいて霞が関界隈を闊歩するあのヒトたちに、うさん臭いものを感じるのであって、そうした政府の振る舞いに無批判に追随する今日このごろのお米を巡る報道ぶりにも興ざめしている。もしためしに買ってみようという意識がわいても、「ネットですぐに完売」や「店頭は関東を中心とした一部のお店で1日100袋」なんて情報に接すると、政府や企業のパフォーマンスだと気づき、その愚かしさを見せられるだけだ。現状、大方の庶民の手に渡ることはないだろう。店に朝から並ぶ人が哀れにもな...お米に関する必要な情報なし

  • 古古古古古・・米 騒動の顛末

    今朝の朝日新聞「かたえくぼ」から『古米古古米古古古米古古古古米』だれか呼んだ?‐‐‐‐‐‐ニワトリ(大阪・しん)5年落ちの古古古古古米をついばんで、さぞやニワトリさんたちは歓んでいるだろう。ちなみに、オイラは冬場に新米の玄米をベランダに少しだけ撒くときがあり、スズメさんやヒヨドリさんたちが争ってついばんでいる。x(旧ツイッター)で誰かがツィートしていたが、年(年度)をまたぐと前の年度のお米は「古米」と呼ぶそうで、であれば政府が今市井に卸そうとしている備蓄米は、22年産が「古古古米」、21年度産が「古古古古米」ということになり、「古」の字が報道よりも1字増えることになる。まあ、「古米」の定義はあまりこだわりたくはないが、要するに、これまではニッポン人が「古米」、「古古米」と呼んで冷たい目であしらっていた恵ま...古古古古古・・米騒動の顛末

  • 自家製ゴーヤチャンプルーでササニシキをいただく

    少し山を歩きたいのだが、日曜日1時間ほどのウォーキングをして坂道を下った直後、左ひざに針で指すような激痛が走り、数歩も歩けないような状態になった。屈伸やひざ回転をしてだましだまし家路についたが、そのあとウソのように痛みは消えた。今朝も家の中にいて一瞬、日曜日と同じ症状が出て台所に歩くことさえ苦痛を感じたが、しばらくしたらその痛みが消えた。なんなんだろう、家や近所にいるときだったら何とかなるが、遠くの山の中にいてこの症状が出たらと、思わず気が重くなる。令和の米騒動のことだが、一部の民放がようやく、政府の備蓄米について、令和4年産を「古古米」、令和3年産を「古古古米」と表現するようになって、ある放送では、コメの卸売り大手会社が、高値の銘柄米(新米)からいわゆる江藤備蓄米と称される令和5年産「古米」まで、各種販...自家製ゴーヤチャンプルーでササニシキをいただく

  • ブランド米に一汁一菜を友として生きていく

    今日もバンゲに、昨日2kg1780円で購入した「ササニシキ」を、CB缶とイワタニジュニアバーナーというキャンプ兼防災ギアを活用して、100gだけ水蒸気炊飯にしていただく。ダイソーの100円フォールディングシェラカップに研がずに入れた100gのお米に150ccほどの水を入れ30分ほど浸水、取っ手を折りたたんで約200ccの水を張ったエバニューチタンクッカーにセットし、ふたをして15分ほど水蒸気炊飯、10分ほど蒸らしたご飯は、電気釜で炊いたものとそん色がない。家にはむかし取っておいたCB缶がさび付くほどストックされているので、当面それを使用しガス代も倹約だ。茶碗によそって、三陸産生わかめを入れたキュウリモミと野菜をたっぷり入れた豆腐汁でいただく。ごはん一杯の「ササニシキ」と一汁一菜だけで十分ではないか。たんぱ...ブランド米に一汁一菜を友として生きていく

  • ああササニシキ・・ ニッポン米狂詩曲

    イオンの店頭に宮城産「ササニシキ」の2kgの袋が、1780円(税抜き)で売られていたため、勇気を出して買ってくる。昨年の今頃は、1000円程度で売られていたもので、倍とまでは言わないが8割近く値上がりしているもので、しばらく値下がりを期待して静観していたが、一向に下がらず、白米をいただきたくなったので、しょうがなく購入してきた。お米といえば、普段は山形の農家から「ミルキークイーン」の無農薬玄米を年間契約(5㎏3800円くらい)の通販で買い求め、玄米食にとしていただいているのだが、白米は、補完的に2㎏の袋をスーパーで買って、お刺身や焼き魚が食いたくなったときにいただいているほか、キャンプ用の炊飯の友としている。なお、普段はキャンプ用なので無洗米を購入しているが、玄米を食しているせいか、無洗米でなくとも研がず...ああササニシキ・・ニッポン米狂詩曲

  • ホトトギスがやってきて夏が来る

    卯の花の匂う垣根に時鳥(ほととぎす)早も来鳴きて忍音(しのびね)もらす夏は来ぬ今日は、朝からどんよりとして気温も20℃にはいたらない涼しさだったからだろうか、昼前に「ホトトギス」の鳴くのを聴いた。オイラにとっては、この日がこの年の初鳴きの日である。「カッコウ」とちがって「ホトトギス」は比較的人家近くの緑濃い場所でも鳴いていて、毎年この季節になると午前3時から4時の日の出前に、この鳥の「忍び音」を聴く機会が少なからずある。枕元で聴く「忍び音」は心地よいことかぎりない。万葉のころから初夏の心地よい鳴き音の訪問者として日本人を歓ばせてきた「カッコウ」と「ホトトギス」であるが、その形態の違いを述べよと問われて、季節の花同様、一度は覚えたが、一年もたつとすっかり忘れている部類に属するカッコウ科カッコウ目の夏鳥なので...ホトトギスがやってきて夏が来る

  • 愛する鹿島槍ヶ岳、この夏の山小屋予約はギリギリセーフ

    日本アルプスの人気山小屋は、宿泊料金が1万5千円台になっても人気が衰えないようだ。オイラは、一人で山に行くときは極力山小屋を利用しないことにしているが、機会は少ないとはいえ、この10年ほどの間、石垣島の山仲間などとグループで山を計画するときには、できるだけ人気のスポットのプランに合わせ、山小屋を利用して軽装登山を楽しむこととしている。ひと昔、いや20年くらい前以前の話だから二昔前は、山小屋泊といっても暢気なもので、当日行き当たりばったりに宿泊を乞うても、気前よく止めてくれたもんだったが、いまや予約は当たり前の時代になった。そして人気スポットの人気山小屋にかぎって、予約、とくに休日前の予約はとりにくい状況となっている。雪渓と花時期の白馬周辺の小屋、秋の涸沢周辺の小屋などはいい例であろうか。コロナを経て、定員...愛する鹿島槍ヶ岳、この夏の山小屋予約はギリギリセーフ

  • ひさびさに深い「目覚め」を体感する

    いわゆる減酒作戦の一環として「家飲み」を止めてから、まもなくひと月ばかりとなろうか。1月の検診結果で明らかとなった「肝機能異常」と、クリニックの待合室で読んだ読売新聞記事「高齢者のアルコール依存者に多い認知症例」が心にグサッときたのであろうか。あれだけ毎日飲んでいた「お酒」が欲しいとも思わなくなった。たしかに温泉の湯上りや山歩きで汗をかいたあと、ビールが飲みたい気持ちが少々湧きおこったが、家で晩飯やそのあとにアルコール欲求というものが不思議に「ない」のである。その代わり、このひと月余りのうちに生じた症状といえば、「不眠」とそれを原因とする「倦怠感」であろうか。だが、はじめのうち気にしていた「不眠」も、朝まで眠れんかったという体験は1、2日しかなく、その翌日には少なくとも2、3時間は眠れているので、あまり気...ひさびさに深い「目覚め」を体感する

  • 野鳥の動画を撮って何を考えているのか想像したい

    最近、近所の庭にもシジュウカラ君がやってきて「ツツピー・ツツピー」と軽やかなさえずりを聴かせてくれるようになった。シジュウカラといえば、近頃、言語を有し、周囲の同類とコミュニケーションを取り合う野鳥として有名になってきているが、仲間に脅威を及ぼすような事態が来れば、特有の警戒言葉を発する。オイラも山を歩いていて、「ツツピー」と鳴いていたシジュウカラ君が突然「ピツピツピーピピピ…!」などと謎めいた言語に展開するのを耳にするが、それはオイラを「要警戒者」と認識したうえでの仲間に対する警戒言葉だと理解している。あの神経質なウグイス君も近くを通ると警戒音が激しいが、あれも仲間(もしかしたらパートナー)に対する警戒語という言葉なのかもしれない。ところが、庭にやってくるシジュウカラたちは、近くをヒトが歩いていても「ツ...野鳥の動画を撮って何を考えているのか想像したい

  • 春のブナ林に心身をゆだねる

    このところ、ブナの森が新緑に色づくころの山歩きが、深まった秋の黄金に輝くころと相まって年中行事になっている。とにかく、ブナが森林の八割以上を占めるような森に入ると、なぜか心身のくつろぎを感じる。中でも、新緑のころ冬の灰褐色の枝先が、淡い黄を帯び、やがて薄めの黄緑から濃い目の黄緑に変化してゆく森が同じ時期に味わえる、やや高い山の残雪のころがいい。雪国の冬の名残である残雪が林床を覆い、溶けだした林床に現れた前年のブナの湿った枯れ葉、灰に黒い炭を塗り付けたようなブナの図太い幹、白や褐色や灰黒色とブナの新緑が見せる様々な緑コントラストは、この国の森林風景のなかでも最良の風景だと思っている。ただの視覚効果だけではなく、その森に耳を澄ますと聞こえてくる雪解けの沢音や遠い南国から渡ってきた夏鳥たちのさえずりといった音響...春のブナ林に心身をゆだねる

  • 春の雪山歩きの留意点

    残雪が美しい春の山。夏油温泉周囲1000mを超えるような夏道はまだ雪に覆われていた。今年は、雪が多いなど感じた。だが、人気の山ならまだしも、一日中誰とも会わないような東北の山歩きは注意したい。とくに、この付近の山は、残雪時に歩く人を考慮していないかのごとく道に沿った赤布が残雪に閉ざされて消えている箇所がめだった。そのため、夏道から残雪に移行したあとは、ルート探しに苦労した。今回歩いた駒ケ岳も横岳もこの理由で山頂を早々と諦めた。(はじめからその気がなかったといえば、そうかもしれない)問題は、残雪地帯の下りだが、夏道との交流地点が探せなくなること。暖かくなると雪上の足跡が溶けてすぐに消え、自分が登ってきたルートをたどれなくなること。はずかしいことだが、地元の山でないと歩いた地形が曖昧になってくることだ。今回...春の雪山歩きの留意点

  • 廃れゆくままでいいのだのうか

    いつも4日間の湯治を終えて、北上駅の待合室で、今度の在来線が来るまで相当の時間を費やすのであるが、決まって座る席は、今降りてきたばかりの湯治場のPRポスターの前だ。どう見ても、昭和懐古のお宝写真なのであるが、何の時代説明のないポスターなので、何も知らない都会の人が、あるいは東京駅や横浜駅でこのポスターを見たら、「ああ、この時代、なんてレトロな湯治場があるのね、行ってみようかしら!」なんて思うのかもしれない。下記の写真は、今朝湯上がりに、このポスターと同じ通りを反対側から撮影したものだ。朝とはいえ、人影はなく、写っている湯治棟の建物の大半は、現在利用されておらず、廃れるに任せているようなありさまなのだ。(現経営者に失礼があったらすみません。)オイラは、この廃れ具合が好きでこの湯治場に年に2回間隔で訪れている...廃れゆくままでいいのだのうか

  • ブナの森に感謝し、春の湯治場を終える

    まだたっぷりと雪を蓄えたブナの森に二日間染まった春の湯治場だった。ブナの実の成長は確認されなかった。残雪上に数えきれぬほどのブナの実の残滓が落ちていたが、昨年がいかに豊作だったかを証明している。豊作の翌春、ツキノワグマの母親は複数の子グマを引き連れているという。気の抜けない山歩きではあった。今日は、コシアブラ、ハリギリ、タラノメのほかに、甘くておいしいユキザサの新芽も少しいただいて来たので、ペペロンチーニのほかに、コシアブラ・ハリギリとユキザサのおひたしもこさえて、春の恵みをたっぷりといただく。さあ、次回は、昨年同様ブナの紅葉とキノコ狩りを楽しみにこの湯治場を再訪したいのだが?さあ、どうだろう、この秋は只見線経由の守門岳・浅草岳を優先したい。であれば、次はまた春になってしまうのか!山の恵みを意識すると季節...ブナの森に感謝し、春の湯治場を終える

  • 春の湯治場の定番ディナー

    湯治場の春の山を歩いて、対象となる山の幸をウコギ科のコシアブラ、ハリギリ、ウド、タラノメに限定する。何となれば好きだし、手間がかからないからである。今日は、ハリギリとコシアブラを二つかみほど収穫してきた。時間と手間をかければ、日本人なら、天ぷら、おひたし、コシアブラごはん、お吸い物などのフルコースとしたいが、それだと酒をたくさん飲みたくなる。宿の自販機で450円の缶ビール1本だけで、満足のいくディナーはないかと考えると、やはり三合炊きメスティンを使ったペペロンチーニとなる。早炊きパスタを塩少々で茹で、ゆであがる頃によく洗ったコシアブラとハリギリをどざっと突っ込む。ゆで汁を八割ほど捨て、タカノツメ、ニンニク、オリーブオイル、バター、マヨネーズを適当に入れ、水分がなくなる直前に火を止め、塩コショウで味を調える...春の湯治場の定番ディナー

  • 湯治場行きの荷物

    毎年思うことなんだけれども、湯治場行きの荷物って何でこうもがさばるのだろう。今朝も、ドイターの50リットルザックにパンパン、ナイキのスポーツバックにパンパンと隙間のない状態のパッキングなのである。三日分の食料と言っても質素なのだ。卵4個、納豆2パック、ちくわワンパック、ウインナー8本、レトルトカレー類4パック、パックごはん3パック、早ゆでパスタ3食分、八割そば3食分、インスタントみそ汁3パック、行動用にカップ麺の中味3個、タンパク質15gの「これ1本満足」バー3本、あとは、そばつゆ、みそ、しょうゆ、塩、砂糖、各種オイル類、マヨネーズ、タカノツメ、コショウ、ワサビ、ショウガ、ニンニクのチューブ程度だ。あ、それから今回は天ぷら粉の代わりにそば粉を少々持参した。こだわりは、食器やナベ(3合炊きメスティン)ザル...湯治場行きの荷物

  • 梅雨入り前に行きたい展望の山旅

    今年の梅雨入りは遅いのか早いのか。例年ゴールデンウィーク明けに早くも梅雨入りする沖縄地方は、いまだ梅雨入りが宣言されていない。5月中旬と予想されていたが、もう中旬に入っている。全体に遅いのかな。関東甲信は、平年並みの6月上旬とされるが、東北や北陸はやや遅れて6月中旬の見込みだ。梅雨入り前に晴れ予報が3日以上続きそうだったら、かねてより計画していた上高地から横尾にベースキャンプをした半世紀ぶりの天狗原からの槍ヶ岳、ついでに涸沢と蝶が岳からの槍・穂の大展望の山旅を実行したい。とすれば、5月下旬か。5月20日の週から「2週間天気予報」にくぎ付けとなって、晴れ予報が高確率で見込まれるのなら躊躇なく実行しよう。関東甲信といっても、いささか広うござんす。東京と上高地をひとくくりにするわけには行くまい。大事なのは直近の...梅雨入り前に行きたい展望の山旅

  • 春の湯治場にお酒を持って行かないと決めた

    4月の末に缶ビール500mlとワンカップ日本酒180mlを広瀬河原で花見をしながらいただいた以降、アルコールの類は一切摂取していない。相変わらず寝不足は続いているが、「酒を飲みたい」という禁断の指令は、わが脳細胞に今のところ降りてこない。今日の午後、街を歩いていたら、妙に変な気持ちになっていた。「酒と縁のない人生を歩んできたオイラが街を歩いている」と。行き交うヒトビトがまるで異国のヒトビトのように感じる。いつも午後に街を歩くときは、「さて、今晩は酒の肴に何をいただこうかしら・・」という潜在意識に支えられた自分がいたが、今日はそれがない。いつの間にか、酒神(バッカス)の影が消えているのだろうか。ずうっと酒とともに歩んできたオイラと、ずうっと酒に縁がない人生を歩んできたオイラと、二つのパラレルワールドがこの世...春の湯治場にお酒を持って行かないと決めた

  • 眠い ⇒ 朝日を浴びて日中活動することこそが眠れる術

    アルコール抜きの生活10日目。不眠状態が続いているが、経験者に言わせると当たり前なのだという。本来眠気を催すホルモン「メラトニン」の分泌により眠りを誘うようにできている脳内システムが、アルコールを原因でうまく機能しなくなっているということ。これまで寝酒派は、「メラトニン」を分泌させることなく、アルコールで脳細胞を麻痺させて「強制的に」眠らせてきたものだが、アルコールを断ったからといってすぐに「メラトニン」は正常に分泌せず、正常化には時間がかかるということだ。焦る必要はない。昨日は、少なくとも4,5時間はうつらうつらと眠ることができた。でも、今朝の寝起きは悪い。朝食後あくびばかり出てくるので、近所の自販機で「ドデカミン」と「ClearBLACK」を買ってきて飲みながら「朝カフェ」を聴いている。「カフェイン」...眠い⇒朝日を浴びて日中活動することこそが眠れる術

  • 不眠の夜に

    振り返れば、成年になってからほぼ〇〇十年間「寝酒」をたしなみとしてきたことは、「深い眠りを求める」欲望の表れだったのかもしれない。いま、ちょと肝機能検査結果が思わしくないという理由でその「寝酒」習慣を断とうとして10日ばかり過ぎた時点で、その「深い眠り」はやってこない。耳元で静かな音楽や朗読などを流しての「浅い眠り」もしくは「うつらうつら」が続いている。でも、まだそんなのはいいほうで、昨日から現在まで「不眠状態」といってもいいくらいの身体状況なのだ。昨日は、一日晴れ予報だったため、一番バスで泉ヶ岳を歩いてこようかと前夜タイマーをセットして早々と寝床についたが、非情にも前夜から目が冴え冴えとして、まったく眠りに落ちず、落ちないまま朝のタイマーを聞き、身の危険を感じて泉ヶ岳登山をあきらめた。昨日の夕方、しばら...不眠の夜に

  • 風薫る季節の仙台ハーフマラソン

    月に1、2度、「業務スーパー」に買い物に行ったり、図書館に本を借りに行く場合には、少し遠回りしてでも、ケヤキ並木の定禅寺通りを歩く。今日は、あまりにも爽やかな風がそのケヤキ並木を突き抜けて、芽吹いたばかりの若葉をさらさらと揺らしていた。もうアウトウェアを羽織るには汗ばむ季節。GWのヒトの動きばかり報道されていたため気が付かなかったが、5月5日のこどもの日は「立夏」だった。季節は「夏」になったのだ。もう「夏の季語」である「風薫る」を堂々と使ってもいい季節になった。この日曜日は、「仙台ハーフマラソン」が開催され、1万人のランナーがコースとなっている「風薫る」定禅寺通りを東西に往復する。もちろん、その1万人の中にオイラはいない。このマラソンが従来のエリートランナーだけの大会から、泉区で開催されていた「仙台市民マ...風薫る季節の仙台ハーフマラソン

  • 思い残しの未踏峰・厳選31座

    ヤマケイ新年号付録の地図帳を手元において、全部で301座ある日本百名山・日本二百名山・日本三百名山の未踏峰を空想(共有)登山をする旅は、昨年12月17日の「高隈山・日本三百名山№300」を皮切りに、本日5月6日の「天塩岳・日本二百名山№101」をもって終止符を打つ。今正確には数えていないが、未踏として空想(共有)した山は108座ほどだったか。足掛け140日、4か月と19日の短い旅ではあった。が、なんだか長い人生という遠近時空の内で、日本全国あちこち回ることができた気分だ。これも若い気鋭のYoutuber達のおかげである。感謝申し上げたい。おかげで、未踏峰だった名山のルートや山頂からの展望などをオイラの脳細胞に上書きできて、もしかしたら遅くない将来にボケ始めたときに「あそこの山は、あそこのルートを登ったが、...思い残しの未踏峰・厳選31座

  • 摩周岳(カムイヌプリ)残像

    標高が900mにも満たないため日本三百名山に選定されなかったが、道東摩周湖の風景にアクセントを加える摩周岳(カムイヌプリ・857m)は、ヤマケイによってこの度「日本百低山」の筆頭に選定されている。摩周湖に観光に来た大半のヒトは、神秘的な青さをたたえる摩周湖の奥に聳える形の良いピークが摩周岳という名の山であって、その展望台から山頂を往復してこれるとは思わないまま次の観光地に向かうのだろうが、山好きなヒトは、ぜひそんな道があれば登ってみて、その山頂から摩周湖を眺めてみたいと思うだろう。さいわい若い時釧路に2年間在住していたこともあり、オイラはこの摩周岳には、無雪期に2度、雪のある時に歩くスキーの歩行訓練にと1度歩いている。スキーは途中で引き返したのかもしれないが、無雪期に踏んだ山頂の絶壁からは、まるで吸い込ま...摩周岳(カムイヌプリ)残像

  • 大雪山クワウンナイ川の思い出

    北海道の山の思い出の中で、大雪山の天人峡温泉からクワウンナイ川の長大な滑沢を歩いたことを外すわけにはいかない。20代のある時期、大雪山のふもと街、旭川に1年だけ在住したが、オイラは地元の山の会に所属した。たしか週一ペースで例会が開かれていて、その場では、会として年間計画に基づいていく「会山行」、だれでもいいが会員個人が計画した「個人山行」などのプランが発表されていたが、オイラはオイラの能力で参加できそうなプランに手あたり次第手を上げ、なんだかんだと毎週のように様々な山行に参加していた。このように積極的だったのは、仕事柄、旭川には1年しか住めないことが分かっていたため、できるだけ多く、この山の会の主たる活動エリアである大雪山系の山々を歩きたいと思っていからなのだろう。7月終わりか8月初めだったか、会山行で「...大雪山クワウンナイ川の思い出

  • 花から若葉へ、汗ばむ季節を歩く

    季節は桜花から新緑の季節を迎え、速足で歩くと汗がにじむ季節となった。山を歩かない日の日課と決めている15,000歩の課題設定とするコースに、今日より階段歩行を取り入れてみる。広瀬川沿いの歩道よりほどない位置にある大年寺の美しい階段は、緑陰の中に施されてあるので、このコースに採用する。体が重い、そんなに息は上がらないが、だる重い。まだ体重は減っていないか。家飲みを止めて、10日ばかりが経過する。長年の慣習をぱたりとやめたのだから、体が拒否反応を示すと思ったが、何の反応もなく。汗ばんだがビールが欲しいとは思わず、自販機で午後の紅茶を買ってがぶ飲みし、それで満足する。一昨日500mlのビールを飲んでから48時間経過するが、何ともない。平気だ。なので、家飲み習慣廃止にともなう効果が今後期待される。体重減、肝機能回...花から若葉へ、汗ばむ季節を歩く

  • 青葉山5月1日アルバム

    昨日、歩いた順に撮影したものをアルバムとして残しておこう。スイカズラ科ウグイスカグラ(鶯神楽)なぜウグイスと神楽が結びついた名前なのかわからない。が、あまりにも可愛く、神楽でも踊りたくなる心境は理解できる。ユリ科チゴユリ青葉山の林床では、この花が咲くとスプリングエフェメラルの季節が終わり、やがてヒメシャガなどが彩り、目立った花が少なくなる。うつむき加減のチゴユリに何やら手を差し伸べたくなる。シロチョウ科ヤマトスジグロチョウ春型♂かタンポポ色に染まるシロチョウは、花と混然一体化した生き物のように感じる。ツツジ科トウゴクミツバツツジムラサキヤシオに花の色がよく似るが、低山なのでミツバツツジなのだろう。カタクリ4or5年生の葉の下に、松葉のようなカタクリ1年生が二本ほどのびていた。まだカタクリ卒業生がタネを飛ば...青葉山5月1日アルバム

  • 青葉の森は5月、この子は誰だ

    ちょっと肌寒かったけれど、青葉の森を少し歩く。お目当ては夏鳥たちの到来状況。結論から言うと、姿は見えなかったがキビタキとクロツグミたちの声を聴いた。キビタキはこれまで何度か姿を確認したが、クロツグミはいつも同じ場所でさえずっているがどうしても姿を捉えることができない。「キョロンキョロン」という美しい鳴き声は、この鳥だと思うけれども、如何せんエイズがないと真偽不明なのだ。あれ、若葉でチョコチョコ忙しく上下に枝々を動き回っている小さな鳥は、きっとエナガにちがいない!とP950クンのレンズを向けてシャッターを切ったが、お腹を見せた姿ばかり写っていて、それも解像度が悪い。図鑑で確認したが、エナガさんのお腹は真っ白なのに、この子は少し黒ずんでるし、くちばしは黄色に見えるがエナガさんは黒い。けれども長い尾羽はエナガさ...青葉の森は5月、この子は誰だ

  • お花見しながら五日ぶりのアルコールをいただく

    広瀬川の土手のバラ科サクラ属(名前不明)の花の下のポカポカしたベンチに座り、買ってきた後楽弁当とビール500ml、日本酒ワンカップ真澄をいただく。先週の金曜日から酒を断っていたので五日ぶりのアルコールだ。じつは、ビールも酒もそんなにおいしいとは感じなかった。炭酸飲料やお茶のペットボトルで充分である。いい傾向なのか(断酒効果が表れたのか)、悪い傾向なのか(肝臓が弱りすぎて受け付けないという)、今のところ誰も知らない。広瀬川にはカジカガエルが鳴きだした。青葉の森はどうなっているのだろう。もうルリビタキさん、キビタキさん、サンコウチョウさんらご一行は、遠い南の国からのやってきているのだろうか。明日晴れたら行ってみよう。残したい北の山のフォルム~トムラウシかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山暑寒別岳(暑寒別岳...お花見しながら五日ぶりのアルコールをいただく

  • 減酒か断酒かは、次の検診結果を見て考えよう

    恥ずかしくて公にはしたくないが、4日間アルコールと縁のない生活をしたのは、飲酒を生活習慣化した20代以降初めてなのかもしれない。これまで何度かインフルエンザにり患して寝込んだこともあったが、それでも4日間飲まなかったことはなかった。風邪にいいからと「タマゴ酒」としていただいた時もあろう。昨夜は、「真田太平記」を寝そべって読み進めたら眠いというより疲れたので、枕元でらじるらじるの「聞き逃し配信」で「ベストオブクラシック」が放送した「ウィーンリングアンサンブル」のウィーン音楽を低く奏でて聴いていたらすぐに寝入り、4時間くらいは睡眠できたと思う。目覚めに何か夢見ていたから眠りは浅かったのだろうが、それでもこれまでの三夜とちがい少しは睡眠障害から解放されつつあるものと自覚した。うん、なんとかアルコール依存から脱却...減酒か断酒かは、次の検診結果を見て考えよう

  • 北海道の未踏峰たち

    断酒60時間をクリア。睡眠うつらうつら2時間。睡眠障害継続中。日本三百名山未踏峰空想(共有)登山もはやくも最後の北海道エリアに突入した。.北海道の名山は全部で26座選定されているが、20代後半、3年ほど釧路や旭川に住んでいたこともあってあちこち登り、未踏峰は下記の9座を残すのみである。狩場山(道南)渡島駒ヶ岳(道南)神威岳(日高山脈)カムイエクウチカウシ山(日高山脈)余市岳(札幌近郊)夕張岳(道央)暑寒別岳(日本海側)石狩岳(大雪山系)天塩岳(道北)そうだなあ、もう少し若く体力があった50代後半、オイラは北海道の思い残しの山として、あこがれていたのは上の9座のうちカムイエクウチカウシ(カムエク)石狩岳夕張岳暑寒別岳天塩岳で、この5座だけは何としても登りたいと思っていた。が、カムエクなどは、八戸の山仲間から...北海道の未踏峰たち

  • 48時間の断酒を乗り切って

    さすがに断酒二日目の夜は、朝方2時間ほどうつらうつらした。らじるらじるで聴いたNHKラジオ「朗読の時間」は、運悪く「松本清張短編小説集・地方紙を買う女」だったので、眠りにはまるどころか、1回15分を5回、頭がさえるほど聞き入ってしまった。清張作品はいつも、犯人を悪人たらしめることはない、ヒューマンドラマとなっているから犯罪小説を文芸作品として成り立たせている。などと、講釈をたれながら眠れぬ夜を送った。あと、Youtubeで音楽を聴くことや朗読を聞くことは、途中で場違いなコマーシャルが入るから不眠患者には適さない。やはりNHKのらじるらじるか深夜便、録音ものに限る。などと、講釈をたれながら朝まで過ごした。そして48時間断酒に成功した。禁断症状は出ないから、オイラは決して中毒者ではない。だが、依存者であること...48時間の断酒を乗り切って

  • 酒がないと眠くならない体質

    肝機能の改善を図るためどのような生活習慣とすべきか、とりあえず昨夜は酒を摂取しなかったが、やはりほとんど眠れなかった。布団に入り枕元のライトの灯りで英文のテキストを読んだり、コードレスイヤホンで現在行われているショパンコンクール予備予選の演奏を聞いたり、youtubeやⅹで兵庫県問題を巡る発信を閲覧したり、らじるらじる聞き逃しでジャズピアノを聞いたり、朗読で文芸作品を聞いたりと、およそ早晩眠りにつきそうな媒体にたよったが、まったく睡魔は訪れなかった。ただし、少しばかり夢うつつになった時間はあったように思うが、ほとんど覚醒していた。久しぶりにNHKラジオ深夜便を聞いたが、「霧島昇特集」をやっていた。いったい、今の時代誰が「霧島昇」を聴くんだろう。少なくとも80歳後半以降の者が懐かしく聴くんだろうが、そのよう...酒がないと眠くならない体質

  • しばらく減酒し、体からの返事を待とうかな

    2ヶ月に一度ほど、近くのクリニックに「降圧剤」の処方のための診断に行くのだが、小さい医院のわりに待ち時間が長いので、(昨日は2時間も待った)いつも気が進まない。だがこの日は、1月末に受けた特定検診結果の通知をもらおうと、「降圧剤」が切れた時点で重い足を運んだ。その待合室で、読売新聞のいやな記事を読んでしまった。「高齢者のアルコール依存が認知症をまねきかねない」と。まさに、オイラの事が書かれているような記事であった。認知症とは自覚していないが、山で出会った花やチョウの名前がすぐに出てこない。シソ科の「カキドオシ」など、つい二・三日前図鑑で名前を確認したばかりだが、昨日道端でこの花に出会ってもすぐ名前が出てこなかった。まずい。そして、検診結果だが肝機能、尿酸の検査結果がいずれも基準値を超えていた。とくに、肝機...しばらく減酒し、体からの返事を待とうかな

  • 東北の三百名山未踏峰たち

    日本三百名山未踏峰空想(共有)登山も、いよいよわが東北エリアにやってきた。しかしさすが地元ということもあって、東北エリアで百から三百までの名山四十座のうち未踏峰はわずか五座、すなわち栃木・福島県境の「荒海岳」と「男鹿岳」、福島南部の「七ヶ岳」、山形西部の「摩耶山」そして岩手南東部の「五葉山」である。だが、もうオイラには「全部クリアしてやる」という若さは残されていない。空想(共有)登山で済ませようと考えている。だが「五葉山・ごようさん」だけは、かねてよりの評判を聞いているので登らねばならない。また、三百名山リストに入らなかったが、岩手県北部の「七時雨山・ななしぐれ」その名前の美しさに惹かれていたがまだ登っていないのであり、「思い残し山リスト」に搭載している。そしてこれからは未踏峰というより東北の思い入れのあ...東北の三百名山未踏峰たち

  • スプリングエフェメラルバタフライたちにお別れ

    昨日、素晴らしく晴れ渡った宮城蔵王エリアの青麻山の山ふところ。つい5日前、同じ道を歩いたばかりなのに、もう一度この山のスプリングエフェメラルバタフライ「ヒメギフチョウ」さんに会いたくて、晴れ予報を得ていつもの電車とバスを乗り継いで遠刈田温泉に。この5日間の気温上昇と多少の慈雨が、この森の落葉広葉樹たちの緑をさらに深め、スプリングエフェメラルフラワー「カタクリ」さんたちはこの季節の役目をそろそろ終えて、ふもとの林床一面の花咲かせていた6,7年生たちの花はしおれ、一部は大きな種袋を膨らませている。したがって、蜜を求めたふもとを舞っていたヒメギフチョウさんたちは、もうこの場所には姿を見せず、さらに標高を上げたまだカタクリやスミレの花が咲いている場所で目撃することができた。だが、この日は同じアゲハ科のキアゲハやク...スプリングエフェメラルバタフライたちにお別れ

  • ウコギ科たちの春を寿ぐ

    いよいよ、植物分類上「ウコギ科」に属する木の芽が伸びだしてきた。先週蔵王山ろくで少しばかり摘み取ってきた「タラの芽」のほかに、「ハリギリ」・「コシアブラ」・「タカノツメ」などが山菜としての対象となるが、地中から生える「ウド」もこの「ウコギ科」に分類される。いつも通う青葉の森では「ウド」を見かけたことはないが、晴れた今日は小1時間ばかり歩いて、「コシアブラ」数十本と「ハリギリ」・「タカノツメ」をほんの少し摘み取ってきた。晩餐に「天ぷら」・「炒めしょうゆ煮」・「おひたし」をつくり蕎麦と一緒にいただこう。日本酒も買ってきた。さながら「ウコギ科」の春を寿ぐささやかな酒宴である。あらゆる春の山菜の中で、オイラは「ウコギ科」のメンバーたちを愛する。何より土の精霊が乗り移ったのではないかと思われるほど個性的な「エグサ」...ウコギ科たちの春を寿ぐ

  • 野沢菜の思い出~指でつまんでおにぎりといただく

    十日に一遍感覚で、駅まで歩いて行って成城石井の「平飼い卵」と日の出納豆製造所製の「成城石井の納豆」買いに行く。今日は、漬物コーナーに「野沢菜」が置いてあったのでついでに買い求めてくる。帰り道、急に白いご飯と野沢菜を昼に食べたくなって、お昼、コシヒカリを100gだけ水蒸気炊飯をしておにぎりを作り、ゆで卵との野沢菜でいただいた。すべて箸を使わず指でつまんでいただいた。野沢菜の思い出はすべて長野県の野沢温泉での思い出。一度は学生時代だから50年前、友と野沢温泉にスキーに出かけて民宿でいただいた。友の知り合いの女子大生だったか、居合わした人たちだったか忘れたが男女が部屋でどんぶりに山ほど盛られた野沢菜を酒の肴にして、トランプの「大富豪」に夜の更けるまで興じた。みな幼かった。野沢温泉の野沢菜は漬ける前に温泉で洗って...野沢菜の思い出~指でつまんでおにぎりといただく

  • 只見線で行く守門岳と浅草岳

    守門岳と浅草岳のことは、深田久弥さんの「わが愛する山々」所収の紀行文「守門山」を読んで20代のころから知ってあこがれていた。これらの二座は山スキー対象として登る山として描かれていたことから、いつかオイラも3月か4月のこれらの春山に登ってみたいと思っていた。30代前半まではへたくそながら北海道や青森の山岳会の先輩に連れられて山スキーをやっていたので、将来は東北や上信越の雪山を歩くことを思い描いてたのかもしれない。だが、どういうことだろう、30代半ばの職場が和歌山ということもあって、いつしか「雪山」のことは頭から離れた。東北に戻り山登りには復帰したが、30代後半から40代半ばまでは夏の高山植物などに夢中となった。その後、40代半ばから50代には、職場が沖縄ということもあって、ランニングや南西諸島を拠点にしたト...只見線で行く守門岳と浅草岳

  • 遅い春でも舞っていたヒメギフチョウさんたち

    宮城蔵王エリア・青麻山山ろくに、そろそろヒメギフチョウさんたちがお出ましになっっているかリサーチトレッキング。やはり、今年の春は1週間ほど遅れているようだが、カタクリは咲き誇っていて、日差しが出て、風の当たらない斜面に、ヒメギフチョウ7~8頭は確認できた。路で知り合ったオジサンが気付いてくれて、1頭の♂だけ枯草に留っているのを撮影できた。もう少しカタクリが花盛りになり、日が火照るくらいになるとカタクリの蜜を吸いに来る個体も増えるのだろう。来週の今頃でも、まだカタクリは咲き誇っていそうだし、シドケやユキザサの山菜たちも元気な姿で迎えてくれるだろう。来週条件のいい日、また訪ねてみよう。帰り道で、少しだけ伸びてきたタラの芽を20個ばかりもぎ取ってきた。棘が指に刺さり、切り傷も負った。不忘山方面に雲かかる雁戸山ク...遅い春でも舞っていたヒメギフチョウさんたち

  • 青葉の森の山菜たち、少しずつ顔を出す

    今日歩いてみて、青葉の森の山菜たち、去年よりは1週間遅い顔出しと判断した。お目当ては、ウコギ科の「コシアブラ」と「ハリギリ」なのだが、まだ極小の芽が顔を見せ始めたばかりで、とても収穫対象ではない。今日は、わずかに小さな芽を出していた「リョウブ」、「ウルイ(ギボウシ)」と「ヤマブキショウマ」、「フキノトウの伸びたもの」をいただいてきて、クセのある「リョウブ」と「フキノトウ」は茹でたあと刻んでソーメンの薬味に、「ウルイ」と「ヤマブキショウマ」はおひたしにしてマヨネーズでいただいた。明日からは、やっと日中20℃台に上昇するとの予報。これからの1週間、青葉の森の山菜たちも爆発的な成長をみせるだろう。青葉の森のスケジュールは、来週だけ山菜収穫を主目的とし、それ以降はオオルリ、キビタキ、サンコウチョウといった夏鳥たち...青葉の森の山菜たち、少しずつ顔を出す

  • 佐渡のユキワリソウ

    新潟の佐渡島には、たしか二度ほど訪れたことがある。いずれも、ランニングを日課としていた50代になってから。一度目は、佐渡島1周ウルトラマラソンで、ふらふらにながらも48時間以内に完走した記憶がある。佐渡といえば海なので、海岸線をぐるっと観光したようなものだ。トビシマカンゾウで有名な大佐渡の大野亀や寅さんのロケ地である宿根木の町並みなども歩いた。二度目は、第一回トキマラソンで、これは主に内陸の田園地帯を42.195k駆け回った。たしか、4月中旬に開催されたそのマラソン大会の前日、レンタカーを借りてユキワリソウ(オオミスミソウ)の原生地を二か所ばかり歩いて、多様な色彩に彩られたユキワリソウに出会った。車での移動だったから一眼レフと三脚を持参してたが、一眼レフのファインダーから覗いて、マクロレンズを通して覗くユ...佐渡のユキワリソウ

  • ストック二本とチェーンスパイクを通販買いする

    5月からの本格的な山登りを前に、ストック二本とチェーンスパイクを通販で購入する。ストックは中華製だが軽量で思いのほかしっかりしている。二本セットで、これまで使用してきたモンベル製の半額である。ストックについては、悲しい歴史があり、二本セットで買っても一本なくしたり、列車の移動中二本ごと紛失したり、バスを待ち合わせ中に置いていたものをバスに乗るとき置き忘れたり、この10年間で様々な目に遭ってきた。だからもう、メーカー品だったり、専門店のものだったり高価なものをそろえるという気にはならなくなった。簡易アイゼンは二種類持っているが、今はやりのチェーンスパイクを残雪の傾斜地で使ってみたくなった。買ったものは、これも中華製だがモンベル等の専門店においてあるものの半額から1/3以下のもので、税込み3000円しない。こ...ストック二本とチェーンスパイクを通販買いする

  • カタクリのピンク縁の葉は菩薩さまの光背

    4月8日の青葉の森での自然観察時にめぐりあったピンクの縁取りのカタクリの葉。どうしてこのような葉ができるのだろか、と花の名を教えてくれるアプリ「はなせんせい」に写真をアップし、識者の意見をきいたところ、ある方から下記のような意見をいただいた。(一部省略)「春の妖精のお洒落な姿、出会えたのは奇跡かも?」といわれてお礼までされてしまった。恐縮であるが、オイラも何かしら奇跡のようで、もう二度とこんな美しい葉には逢えないと思い、ますます自然というものは、あの世からこの世、この世からあの世へと奇跡のような糸の絡み合いにより引き継がれているんだなと、いとおしくなった。まるでこの世に神秘の歓びを授けるために現れた菩薩さまの光背のような、この一枚のカタクリの葉をお守りとして、脳内細胞に埋め込もう。(あるお方のコメント)ピ...カタクリのピンク縁の葉は菩薩さまの光背

  • 今年のお花見納め

    花曇りで暖かいので、駅の成城石井で弁当とお気に入りの諏訪の銘酒「真澄」のワンカップを確保し、都合10年近く通い続けた職場近くの公園に「見納めの花見」としゃれこむ。勤めていたころは思いもよらなかったが、職場の建物を見ながら昼日中から飲酒。「ああ、これがやりたかったんだよ、労働者諸君!ざまあみやがれ。」この公園の、お気に入りのエドヒガンをオイラは「ツバサ桜」と命名していたが、しっかり花をたたえてくれて、しっかり翼を広げて今にも空に飛び立ちそうであった。「ありがとう」と言い残して、少しふらつきながら帰りの電車に乗る。かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山鳥甲山(とりかぶとやま)・2038m・日本二百名山(№132)秘境秋山郷という地名は永らく記憶にあったが、なかなか遠そうなので敬遠していたし、鳥甲山や佐武流山...今年のお花見納め

  • あこがれの白峰三山、不発!

    石垣山の仲間の夏山プランとして南アルプス白峰三山トレッキングをもくろんで、北岳肩の小屋の今日からの電話予約に挑んだが、全く電話がつながらず希望宿泊日が次々と×印の満室となってしまう。昨年秋の涸沢ヒュッテや涸沢小屋と同じ傾向だ。今時電話予約システムによる先着順の受付は全く時代遅れで、インターネットによる受付システムを人気山小屋は早急に導入すべきだ。何より、何度も発信しては「話し中」は、まったくもって時間の無駄だ。今日一日棒に振ったと言っていいだろう。白峰三山の縦走は、オイラ自身未経験で死ぬまでに歩きたいと思っていたルート。三山とも既に別の機会に踏んではいるのだが、3000m峰の三山を一度に歩いたことはなく、沖縄の皆さんにかこつけて自身のあこがれを果たそうとしていたのに・・・全く電話がつながらない1日を過ごし...あこがれの白峰三山、不発!

  • カタクリさん、今年も会えてよかったよ

    寒い寒い冬だったなと思っていても、予定調和のごとく3月末には咲いてくれたカタクリさん(6年生か7年生)も、次々と花開いて林床を埋めるようになると、もうほかの花に目が移って、カタクリさんにレンズを向けようなんて思わなくなるのが、ヒトの業としてちょっと悲しい。でも、昨日は久しぶりにレンズを林床すれすれにおいてカタクリさんを下方から撮影するのが得意のGx3くんを連れて行って久々電子ビューファインダーでのぞいたら、この花の美しさをあらためて理解できた。スミレよりも花弁が陽の光を通しやすいので、逆光に映る内と外併せて6枚の花弁の反り返りは、まるで精緻な工芸品かお菓子細工のようで、これだからチョウやハチたちを魅了せざるをえないのだろう。こんな美しい花だから、Ð750くんとマクロレンズも連れてくればいいのに、このところ...カタクリさん、今年も会えてよかったよ

  • 早咲きのスミレたちと不思議なカタクリの葉

    MLBドジャースのゲーム終了を確認して、急いで八木山行きのバスに乗り青葉の森に出向く。もう長袖の下着は汗ばむほどの日差しを浴びる。スプリングエフェメラルの花々にピンク系、うす紫系が多いのはなぜだろうか。カタクリ、ショウジョウバカマはもちろん林床を華やかにしているが、早咲きのスミレたちも姿を見せ始めた。一番気になっているのは、この森のあちこちに咲いてはいるが、あまりに小さく、あまりに独りぼっちで咲いているマキノスミレ。だがいつもの場所に、前の年よりはすこしだが個体を増やしているのを見るのはうれしい。一見個体数の多いタチツボスミレと間違うが、「距(きょ)」という蜜をためている袋が長く、「テングスミレ」の別名で知られるナガハシスミレがあちこちに咲きだしている。そしてこの森で、あるエリアにしか咲いているのを見たこ...早咲きのスミレたちと不思議なカタクリの葉

  • メジロさん花やぐ

    向かい側のサクラの樹には、スズメやメジロたちがやってきては花の蜜を求めている。スズメは、花そのものを摘み取って花の蜜付近をかみしめて蜜を吸い取っては、花を地上に捨てているようだが、体が小さくて身軽なメジロは、しっかり枝を支えては体をくねらせたり、さかさまにしながら起用に花の蜜だけを吸って、花を地上に捨てることはない。なんでもメジロの舌先は筆状になっているとのことで、まるで花の蜜を筆でふき取るようにして上手に効率よく吸い取ることができるのだろう。小さきものは、小さきものなりの利点を生かし、命をつないでいる。それにしても、雌雄同色だというメジロさんたちの体の上面は何と品のいい黄緑色で、よくウグイス色とも称されているが、実際のウグイスは薄い茶褐色でウグイス持ちのあの美しいキミドリ色はメジロさんたちのものだ。それ...メジロさん花やぐ

  • 花に酔う日があってもいいじゃないか

    1年のうち1日か2日だけ、暖かな日差しを浴びて、桜花のさくらいろに染まって、お酒を飲んで(日本酒でなければならない)、柿の種のような乾いたつまみをかじりながら、日がな、まったりと過ごすのもいいんじゃないか。日曜日はそんな風にして過ごした。片平のシダレ隣の庭に咲く桜少しこわい顔で桜の枝を独占するスズメくん鉛筆書き風にして桜の枝も愛でる庭に座って、これだけあればいい。かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山太郎山(たろうさん)・2368m・日本三百名山(№231)ううん、いいね、この山、登山道も展望も素晴らしい。必ず登りに行こうと思いました。湯元にキャンプして始発バスで光徳牧場から登るのか、切込湖・刈込湖から直接歩いて登るのか、考えます。奥日光、愛してやまないエリアです。太郎山Wikipedia「日光を歩くn...花に酔う日があってもいいじゃないか

  • 2025年羽化のヒメギフチョウさん、日向ぼこ

    土曜日、ようやく暖かくなったので、太白の森にヒメギフチョウさんの様子を見に行く。日当たりのいい草原にカタクリの花は咲きほこっていたが、チョウの舞っている姿はほとんど見受けられない。彼らの食草であるアオイ科のウスバサイシンもまだ芽を出していない。大型レンズを持ち歩いていた老夫婦に「チョウを見かけましたか」と尋ねたら、「あそこの角の草むらにじっとしているのがいる」と教えられたので、そちらに移動した。見かけたのは、♂と♀の二頭。まだ羽化したばかりだろうか、飛び回るでもなく、蜜を吸うでもなくカタクリの花と葉につかまって、羽を広げ、じっと陽の光を浴びている。きっと生まれたての彼らには一定量の太陽エネルギーの蓄積が必要なんだろう。ウスバサイシンの葉が展開するのに、あと10日ばかりかかるのだろうか。それまで、かられは太...2025年羽化のヒメギフチョウさん、日向ぼこ

  • 片平の桜が咲いたからオイラの開花日

    気温9℃、日中はほぼ雨。そんな環境でも、片平の大学構内のサクラの気が早い個体(ソメイヨシノではなく、ウバヒガンやサクラなど)は開花していた。気象台の標本木での開花で当地の開花宣言となるが、いつも昔から歩いている片平のサクラが開花した日が、オイラにとっての開花宣言の日となる。2025年4月2日。出店も提灯もない片平の桜の季節を愛してやまない。来週の今頃が満開かな。美酒「爛漫」でもいただきながら静かだが狂おしい時に身を任せよう。スマホで撮影グレートトラバース3より妙義山かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山妙義山(みょうぎさん)・1104m・日本二百名山(№140)ヤマケイの地図帳の「妙義山」を見ると、表妙義最高峰の相馬岳(白雲山)に至る縦走ルートが破線も含めて赤線で表示されていない。いわゆる上級者コースで...片平の桜が咲いたからオイラの開花日

  • 冷たい春の中で息づく草花

    昨日は10℃という冷たい春の中だが、いつも通りスロージョグ×ウォーキングに出かけた。近所のお堂の草むらに二もとのカタクリの花が眠るようにツボミを閉じていた。この草むらは山里から離れた庭にすぎないが、いつ、だれがこの庭にカタクリの種を落としたのだろう。お堂に住んでいた尼さんか、近所の誰かか、このお堂には、天保○○ねんという古い墓石も見られるから、あるいはそんな古い時代の種の子孫かもしれないが、毎年この場所に幾もとかの花が育っている。カタクリは、種が落ちてから6,7年で花を咲かす。今、ここで花開こうとしているツボミの主は、確実に6,7年前に種を飛ばした母株の子である。ただそれだけが真実といえば真実だが、その遠い祖先はどこからやってきたかは、もう誰も知らないだろう。広瀬川沿いの土手に、レンギョウが数本枝を伸ばし...冷たい春の中で息づく草花

  • 寒の戻り、花やチョウたち心配

    本日、現在11時の気温は7℃。最高気温は10℃の予測。予定では、太白の森にヒメギフチョウさんを観察に行く予定であったが、しり込みをしてしまい、明日以降に延期する。果たして10℃以下の外気温でチョウたちは花を飛び回るのであろうか。もうカタクリの花は一部咲いているのだから、蜜を求めることはできるだろうが、チョウやアブたちの体は動いてくれるんだろうか。二週間天気予報によると、気温が15℃を超えるのは週末の土曜日ころからとなる。その間、生まれいでしスプリングエフェメラルたちはどうやって生を伸ばすのだろう。このところの極端な気温の高低差に、なしかしらこれまでの体験とは異なる不気味さというものを感じる。話は変わるが、ミャンマーでのマグニチュード7.7の地震で数多くの建物や施設が破壊され、いまだ犠牲者、不明者は判然とし...寒の戻り、花やチョウたち心配

  • 未踏の名峰ひしめく北関東・上信越エリア

    三百名山未踏峰空想(共有)登山は、北関東・上信越エリアに行きついたが、このエリアの百名山・二百名山・三百名山はざっと数えて58座あるが、未踏峰は25座もある。なかでも上信越エリアは、雪国でもあり比較的標高の低い山にかかわらず、山上が低い笹や草地に覆われ、そのため展望に優れ、おそくまで残雪が残り、夏は高山植物が咲き誇り、秋は錦のにぎやかさを装い、ふもとは魅力的な温泉があちこちに点在し、お米や酒もうまいと、登山愛好家を引き付けてやまない魅力あふれる地域である。越後駒ケ岳や谷川岳、そして妙高・火打とを歩いて、若かりし時はこのエリアに足しげく通いたいなと考えてはいたのだが、如何せん仕事の関係であちこちと住まいを転々とする人生になって、とうとう多くの未踏峰を残したままになっている。これから約ひと月にわたって若いYo...未踏の名峰ひしめく北関東・上信越エリア

  • もうスプリングエフェメラルたち、登場してますよ!

    今年はじめて青葉の森に入る。どんな低山でも森に入るということは何かしら異界に入るような厳かな心地になる。多様な生物たちとの交信が始まるからなのだろうか。どのような生物、それが虫や鳥や植物であっても、彼らなりの意識というものがあって、入山してくる異界のホモサピエンスに対して警戒だの、興味だの様々な電波を発信してくるのをビリビリと感じる。早春の森に入って、まずぐるっと樹間を見渡す。期待していたマンサクの愛すべき黄色の花たちはこの日観察できなかった。もう終わったのか。例年だと、まだいっぱい花をつける個体があちこちに見られるのだが、まだ早いというのか。代わりにキブシの花があちこちに垂れ下がる。この日樹木の花といえばキブシと早咲きの梅ぐらいだった。コブシはまだ銀白色の産毛のツボミのままだ。陽だまりの径に小さな紫のチ...もうスプリングエフェメラルたち、登場してますよ!

  • 北アルプス、思い残しの場所

    今日の毛勝山をもって北アルプスエリアの空想(共有)登山を終える。この登山の動機は、山と渓谷新年号の付録「2025日本百名山・二百名山・三百名山地図帳」を手にした時に「この地図帳を眺めながら、まだ登っていなかった108座ほどの山を全国のYoutuberのお世話になりながら、空想で訪れてみよう」と決意したからであった。以来、この232ページもある大部の地図帳を毎日のように見開いては地図に赤字で書かれた登山ルートを動画を見ながら辿って楽しんでいるという生活である。(あまりに安易ではあるが。)そして、この安易な登山を遂行することで未踏峰も半分以下になって、やっとアルプスの山旅も終えようとしているわけであるが、どういうことか急に元気づいて、50年前の青年期に一度訪れた場所をこの足でもう一度歩いてみたい、あの場所にも...北アルプス、思い残しの場所

  • 春あらし

    当地は夕刻にかけて暴風警報が発令されていて、在来線は運転見合わせが相次ぎ、新幹線も泊まっている様子。俳句の世界では、「春あらし」、「春疾風・はるはやて」などと春の季語となっているようだが、愛媛や岡山で続いている山火事の事を思うと、風流に句を詠む気にもならん。昼頃から、窓を閉めていても物凄い風音がしてきた。気温は18℃まで上がる予定で、青葉の森のスプリングエフェメラルたちの動向を観察つもりが、今日はあきらめた。生まれたてのチョウも、今日は草葉の陰でじっとしているのだろう。三百名山未踏峰空想(共有)の旅もあっという間に北アルプスを通過しようとしている。この旅は若者を中心としたYoutuberさんらのお世話になりながら進めているのであるが、温暖化のためか8月になると日本三大雪渓の針ノ木雪渓の雪が消えていたり、立...春あらし

  • 野草園の早春の花たちに会ってくる

    3月24日、今年の花は早いのか、遅いのか、それを確かめるため開園したばかりの野草園に行ってくる。昨年は3月25日にはすでに青葉の森のカタクリは開花を始めていたが、野草園のカタクリはまだ葉を伸ばし始めたばかり。予想通り、今年の冬が寒かったので4,5日は遅いようだ。桜の開花予想も当地では4月5日なのだという。野草園には自生のものとは異なるが、カタクリよりもっと早咲きのバイカオウレン、フクジュソウ、アズマイチゲ、ミスミソウなどが顔を出していた。ミズバショウの仲間のザゼンソウも顔をのぞかせていたな。中でも、雪国ではユキワリソウと呼ばれる色とりどりのミスミソウの会えることは、太平洋側に暮らすものにとって、なによりうれしい。チョウの姿は見られなかったが、すでに近所のお堂の庭に薄紫の小さなチョウが舞っていたのを確認して...野草園の早春の花たちに会ってくる

  • 高天原温泉と雲ノ平の思い出

    北アルプス深奥の地にある雲ノ平とそこから半日ほど歩いて到達する高天原温泉は、北アルプスに足を踏み入れたものにとってはあこがれの場所であり、「一度は訪れたい場所」なのである。赤牛岳の動画を提供いただいた「走れ!エブ子」さんの行動を見て、彼女が赤牛岳から下った高天原温泉に屈託もなく湯あみする様子を見て、その高天原温泉と雲ノ平のことが思い出された。その「一度は訪れたい場所」に、自慢するわけではないがオイラは三度も訪れている。それだけお気に入りの場所ということである。一度目は、もう50年も前の学生時代。山岳愛好会の夏の合宿ということで、富山の有峰湖口から入山し二日目に雲ノ平に幕営し、たしか翌日日帰りで高天原温泉に下り、当時は立派な湯小屋があったが、その湯船に気持ちよく湯あみした記憶がある。今でも記憶が鮮明なのは、...高天原温泉と雲ノ平の思い出

  • See you again !

    NHKBS「K2西壁ふたりの軌跡平出和也と中島健郎が挑んだ空白地帯」を視聴。NHKさん、このお二人の挑戦をドキュメンタリーにするため、BC(ベースキャンプ)にスタッフを待機させていたんだね。そのため、昨年7月お二人が遭難するまでの貴重な映像を残してくれていたんだ。なぜ、危険を冒してまでチャレンジするのか。という究極の登山家に向けられた永遠の問いに、なんだかお二人は答えているような気がした。平出和也さんもさんも、その奥様も、中島健郎さんも、その奥様も、この映像では笑顔でインタビューに応じてくれた。見ているこちらのほうに涙は訪れなかった。その代わり、なんだか澄み切った潔い心地になった。このようなお二人が地上に存在したこと、そのお二人を追い続けたNHKが現地の厳しくも美しい映像を残してくれたことに感謝せずにはい...Seeyouagain!

  • アイラップを使った水蒸気炊飯

    登山関係のYouTubeを眺めると、耐熱120℃のポリ袋、イワタニの「アイラップ」を利用し、お米を「湯煎」して食べる方法は、食器を汚さないので、テント泊にも.災害時にも便利だとする動画が散見される。だが、オイラの経験上この「湯煎」よりも「水蒸気炊飯」のほうがおいしくいただけるし、炊飯時間も「湯煎」の30分程度に対して、「水蒸気炊飯」は15分程度で済む。(むらしは10分程度)今日はシェラカップに半分程度切ったアイラップを敷いて100gのお米と110ccのおミスを入れて「水蒸気炊飯」してみた。やや硬めに炊けたが、コメが立つように炊けでおいしかった。沸騰したら、ふたが浮き上がらない状態で、弱火には変わりがないがやや強めの火力で炊き蒸気を吹き上がらせるのが「水蒸気炊飯」のコツかな。アイラップをかぶせて食べるのはや...アイラップを使った水蒸気炊飯

  • なごり雪、そして週末から春を探しに行こう

    今日は、朝から細かな雪が舞っていたが、積もることもなく昼頃にはどこかに消えた。なごり雪かな。明日まで気温10℃程度だが、週末からの予報は連日15℃をこえている。まず、青葉の森を歩いて、スプリングエフェメラルたちの様子をうかがいに行こう。あと1週間もすれば、カタクリの花が開き、それを合図にヒメギフチョウさんが太白の森に姿を現すだろう。昨年、青葉の森のカタクリの開花は3月25日、ヒメギフチョウの初見は4月5日だったな。寒かった冬を終えた今年はどうなのだろう。興味が尽きないな。2024年3月25日青葉の森のカタクリ2024年4月5日太白山山ろくのヒメギフチョウグレートトラバース3「両神山」から秩父側からの両神山は巌の屏風のようだかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山鉢盛山(はちもりやま)・2447m・日本三百...なごり雪、そして週末から春を探しに行こう

  • ご当地梅満開、すこしだけ若菜摘む

    気温10℃とやや冷たくも空晴れわたり梅花ことごとく輝けり春の野に萌いでし野カンゾウとヨモギわずかに摘み取りて夕餉の酒のあてとすかくしてことしの春は来ぬグレートトラバース3「御座山」からシルエットかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山鉢伏山(はちぶせやま)・1929m・日本三百名山(№244)百名山の霧ヶ峰や美ヶ原の西側、諏訪湖の北側といえば地理的位置が分かるだろうか。この山に連なる高ボッチ山のほうが有名かもしれないが、美ヶ原に負けず劣らずアルプス大展望の山だ。山頂一帯が短い笹原なのは山容が平らかで冬に風が強いからだろうか。ただ残念なのは、公共交通機関派にとっては、登山口にバスが通じていないことだ。ただ、美ヶ原にはバスが通じているから、美ヶ原ロングトレイルから鉢伏山(鉢伏山荘泊は必要か)高ボッチまで足を伸...ご当地梅満開、すこしだけ若菜摘む

  • 「わが愛する山」の愛する紀行~御座山(おぐらさん)

    深田久弥さんの山岳紀行文集「わが愛する山々」所収の紀行文で、オイラが好きなのは「笊ヶ岳」(ざるがたけ)と「御座山」(おぐらさん・おぐらやま)である。三百名山未踏峰空想(共有)登山が八ヶ岳周辺に進んできて、まず二百名山の「御座山」に行きあたって、改めてこの深田さんの御座山紀行を読み返してみた。深田さんら三人の山おやじは、そのころすでに登山は大衆化していて、人気の山の人込みを避ける「避集登山」を実行すべく、人の歩かないような山とルートを選んだ。山旅はユーモアあふれる会話を交わしながらの楽しいもので、天気に恵まれたこともあって思う存分に山岳展望を楽しむ姿は、読者をこのうえない愉快な気持ちにさせてくれる。「アンリ・ルソーの雲だね」と茂知君が空を見上げながら呟いた。「税関吏(ドアニエ)の雲か」と不二さんは応じる。い...「わが愛する山」の愛する紀行~御座山(おぐらさん)

  • 若菜の季節

    広瀬川沿いのの土手にノカンゾウの芽が3,4センチほどに伸びてきた。あと1週間?、いや4,5日もすれば「若菜摘む」ほどに育ってくれるだろう。いよいよ、里山に「山の幸」の季節がやってきた。ノカンゾウヨモギフキノトウノビルツクシタンポポことしは、どうやっておいしく食べようか。土の神様の1年に1度だけの恵みをいただく、早春の祭事だ。グレートトラバース3山岳展望集農鳥岳からかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山乾徳山(けんとくさん)・2031m・日本二百名山(№159)奥秩父前衛の鋭鋒である。国師ヶ原までは女性的、そこからは男性的なスリリングな岩山の対比が面白い山だが、高所恐怖症気味のオイラは動画を見ているだけで足がすくむので、もう満腹です。晴れた日にはさぞや展望に快哉を上げるだろう。うらやましか。乾徳山Wiki...若菜の季節

  • 新緑の奥秩父縦走

    三百名山未踏峰空想(共有)登山は関東周辺の山々に差し掛かっているが、このエリアの未踏峰は少なく、今日の和名倉山の後は乾徳山を残すばかりの急ぎ旅である。このエリアは学生時代に登ったほか、50を過ぎてからハセツネや富士山1周トレイルなどを経験しているため知らずと二百名山、三百名山のピークを踏んでいる。まあ、登山というイメージではないが未踏ではないので再登山はしないことにした。それよりも、ヨレヨレにならないうちに、もう一度奥秩父の山々を縦走したいと思った。東京の雲取山から山梨の金峰山までのロングトレイルをテントや山小屋利用で1週間、ゆっくり歩けたらと思うようになった。この山域を歩いたのは、もう半世紀ほど前になるが、山脈のほぼ中間地点にある雁坂峠から眺めた新緑の峰々の雰囲気が忘れられない。山また山が新緑で沸き立つ...新緑の奥秩父縦走

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