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  • 金字塔の壁に動かぬ二人

    金字塔K2峰(.ライセンスフリー画像)日本で今やもっとも著名であるといえるアルペンクライマー平出(ひらいで)和也さんと中島健郎(けんろう)さんのお二人は、パキスタンのカラコルムに聳え立つ金字塔・世界第二の高峰K2(8,611m)の未踏ルート・西壁からの登頂にチャレンジしていた。7月27日、日本時間午前9時33分、標高7000m地点にいた平出さんから「日帰りでC2(第二キャンプ地)より上部を偵察に行く。」と連絡があったが、同日11時30分、二人とも滑落したとの報告をうけたと二人が所属する「石井スポーツ」から第一報が入った。おそらく現地BC(ベースキャンプ)で二人を支援していたスタッフが無線や望遠鏡などを使用し、ふもとから二人の動向を逐次チエックしていたのではなかろうか。現地との時差は約4時間(日本が早い)だ...金字塔の壁に動かぬ二人

  • 日曜日朝の散歩のあとで.・・・

    日曜日の朝、数年前からコンビニで毎日新聞を購入して、他紙のなかでも最も充実したパズル(特に大きなクロスワードがひいき)に取り組むことを日課としていたが、この二月に歩いて三分ほどにあったコンビニが閉鎖となってから、少し歩いた距離にあるコンビニまで歩いて、同紙日曜版を手に入れる始末となった。それが、悲しいかな、(失礼だが)毎日新聞購買層が極端に少ないと思われる東北の地方都市のコンビニでは、いまや同紙を新聞棚に置いているコンビニは少なくなってきて、オイラの知る限り特定のローソンにかろうじて一部のみ陳列されている状況なのである。そして、オイラと同好の士がいるというのか、そのたった一部の新聞も日曜の昼近くにもなるともはや姿を消しているのだ。今朝も、まだ9時30分を過ぎたばかりだというのに、歩いて20分ぐらい歩いたと...日曜日朝の散歩のあとで.・・・

  • 遥かなる山、日高山脈ペテガリ岳

    yahooニュースなどを通じて、山の遭難報道は毎日のようにチェックしている。7月半ばまでの富士山での死亡事例を含め、このところ高齢者の山岳遭難のニュースが目に付く。富士山はやっと晴れるようになったが、北アルプス方面は、いまだ梅雨明け前の悪天が続いているようで、体力や反射神経の衰えた高齢者たちが、この悪天による低体温症、疲労、滑落などを原因として死傷しているようだ。また、昨今の営業小屋の宿泊代の高騰災害の遠因になっていないか。高い山小屋料金の支払いを躊躇して悪天時にかかわらず「停滞」を躊躇したり、予約済の者は高いキャンセル代を払いたくないなどの理由などもあって、荒天の予報が出ていても出かけたりすることが遭難の原因となっていないか。少し気になるところである。高齢者関係ではないが、22日の報道で、北海道の日高山...遥かなる山、日高山脈ペテガリ岳

  • クマよけ症候群患者

    未明は熱帯夜だったか、カナカナのあとにジリジリ、ミンミン、ツクツクと日中のセミたちまでもうるさく鳴きだしたが、ふしぎなことにそう長くは続かず、そのあとウグイスやスズメたちのささやきが時々耳に入ったが、野鳥たちの朝の給餌活動の気配をセミたちは察したのかもしれない。早く目が覚めたので、yahooニュースを閲覧していたら、上高地と前穂高の登山道に位置する岳沢小屋.(だけさわごや・2160m)のテント場に、21日夜、クマが現れてテントに覆いかぶさってきたとのニュースが目に入る。同じテント場では、18日にも無人のテント内にあったフリーズドライの食品がクマに食べられる被害があったとかで、テント内に食べられるものがあると学習したクマが、21日にもテント場に現れたのだろう。このニュースのコメント欄に、この小屋から登山道を...クマよけ症候群患者

  • 富士山ライブカメラの空に火球、あれはいったい何だろう

    富士山のライブカメラでも下記のAGEMATSUさん提供の山中湖方面から眺める富士山が好きで、このところチョイチョイと眺めさせていただいている。(晴れていれば)7月からの登山シーズンのいま、山小屋の灯りが登山道に沿って煌々と輝いている。一番列をなしているのは、今話題の山梨県側の富士吉田コース上にある山小屋。これらの灯りのいくつかの宿に、数回もお世話になった記憶がよみがえる。そのコースに八合目付近で交わる二つ三つの灯りの列は、須走コースの山小屋。9月にオイラが宿する山小屋の灯りも輝いているようだ。その奥の稜線にポツン、ポツンと輝いているのは御殿場コースの小屋の灯りだろう。数年前に泊まった宿もありそうだ。午前2時もすぎると八合目から上に一直線の灯りが確認できるが、これはご来光を仰ぐために宿泊先の山小屋を出発した...富士山ライブカメラの空に火球、あれはいったい何だろう

  • 星月夜と過ごす夕べ

    昨夜、7月21日の暮れに満月となった。久々に、晴れた夜空を仰いだような気がする。鬱陶しい日々を送っていて、夜空の輝きを忘れていた。晴れれば、もう日中は30度オーバーは当たり前の様相を見せているが、それでも日が落ちて、セミたちもカナカナを最後にひっそりしだすころ合いから、夜風を受けての天体観察は納涼にぴったしだろう。そろそろ、ムシたちも鳴きだすかな。虫の声を聴きながらも涼みにはいいかも。いちいち、家や宿を出入りするのはおっくうだから、キャンプをしながらテント場ちかくで星月夜の天体観察が絶好だろう。山沿いならば空気も澄んでいるし。東北南部、今日にも梅雨明けの報道がなされるであろう。暑い盛り、毎週、どこかのキャンプ地を訪ねながら星月夜の観察と撮影を試みよう。まずは、近場の泉ヶ岳に行って練習しようかな。星月夜と過ごす夕べ

  • 夏キノコの観察に行ったが、2時間で退却した青葉の森

    昨年から「食べられるキノコ研究」を始めたが、知らないことを覚えるのは子供のようで楽しい。たとえば、キノコ狩りといえば初秋から晩秋にかけての風物詩であったことから、キノコは秋に生えるものだと思い込んでいたが、図鑑を読むと、「春から秋」とか「夏秋」という風に観察できる季節が分類されているので「キノコは秋」は思い込みにすぎないことがわかる。そして、昨今はyoutube動画などのSNSを通じて、夏に採取するおいしいキノコなどの情報が盛りだくさんであり、それらを見ると例えば「アミダケ」(当地ではアミッコの愛称で親しまている)など傘の裏がひだではなく網状または細かい泡状の穴が無数にあるイグチ科のキノコは初夏から盛夏にかけてが、まさに今頃が旬だということがわかるし、テング科でも毒がなくおいしいとされる「タマゴダケ」、不...夏キノコの観察に行ったが、2時間で退却した青葉の森

  • 酷暑の日本列島を高地で過ごそう

    関東・東海地方の梅雨明け発表があった。気象庁の言い回しだと、「梅雨が明けたと思われる。」といつもどおりの責任回避論法なのであるが・・東北南部も、来週月曜日から晴れマークが続いているので、まもなくなのだろう。そして、また「記録的な高温の夏がやってくる」と、これだけは気象庁も気象予報士も断言しまくっている。東北地方太平洋側の「ヤマセ」や賢治さんの「サムサノナツハオロオロアルキ」という言葉がいやに懐かしくなってくる。もう、オイラの生きている間に、そういう時代はやってこないのか。報道機関は、毎日のように「お年寄りは無理せずエアコンを使いましょう!」と繰り返すが、我が家は残念ながら一度もエアコンを家に設置したことはない、扇風機・団扇派なのである。(沖縄在住時を除いてだが・・)これまでは窓を全開にしていると、室温も3...酷暑の日本列島を高地で過ごそう

  • 山上で鳴るプッチーニのアリア

    先週末、栗駒岳(1626m)から「天馬尾根コース」の緩やかな尾根を踏みながら、途中行き会った二人組の家族と花を愛でながらおしゃべりしつつ最終ピーク秣岳(まぐさだけ・1424m)に到着。このコースでは、トキソウ、サワラン、キンコウカ、イワイチョウ、モウセンゴケの花などを観察。二人組が先に下って行ったので、思い出したようにザックの雨蓋から、こないだ購入したBluetooth用スピーカを取り出して、スマホに録音したNHKFMの音楽番組「かけクラ」を再生したものをつないでみた。山頂にプッチーニのアリア「私のお父さん」が澄んだ音で鳴り響く。誰もいないので音量を最大にして聞いてみた。山上から100メートル四方にソプラノの声は響いたかな。これぐらいの音量と音質だと、さすが耳のいいクマさんは「異界から異様な音が聞こえる!...山上で鳴るプッチーニのアリア

  • 故郷の山をもっと歩こうよ・・キンコウカ咲き誇る夏の栗駒山の宿

    梅雨の晴れ間の予報を受けて、栗駒山の岩手県側の登山基地である須川高原温泉の湯治部に二日ばかり逗留してくる。名峰があって、その山を歩くためのコースがいくつかあって、その宿から日帰りで目指す山を登ってこられて、そこまでにバスや鉄道といった公共交通機関が通じていて、自炊ができるプランの部屋があって、もちろん料金はリーズナブルで、そして何よりも何度も入れる良質の温泉があって、というすべてのベターな条件がかなえられる宿というのは、東北にあっても数少くなってきているが、須川高原温泉は、そんな要件をすべてかなえてくれる宿と言って過言ではあるまい。蔵王と並び、オイラにとっては故郷の山といえる栗駒山なのだが、数えてみれば、訪れたのが高校ワンゲル時代を含めても10回に満たないのだし、そのほとんどが日帰りで、この宿を利用するの...故郷の山をもっと歩こうよ・・キンコウカ咲き誇る夏の栗駒山の宿

  • あのCMの風景を探せ

    最近盛んに流れている「サントリー天然水」のCM。俳優柄本佑さん扮する父親が山道を走る男の子を追いかけて、「大丈夫・・そろそろ休憩しようか」と言って、その子とペットボトルの天然水をゴクリと飲み、安藤サクラさんが「その天然水は100年先を約束している・・・」とナレーションを入れる、あのさわやかなCM。バックに流れている「ハナミズキ」を歌う女学生コーラスも気になるところだが、山好きには何といっても背景の残雪をいただいた雄大な山々が気になるところ。「はて?どこの山だっけ、見たことがあるぞ・・」とyoutubeのCM動画を何度か繰り返してあの山々の特定を試みる。そうして・・昨年4月に撮った白馬町松川上流に展開する白馬連山の写真などと見比べてみたら、白馬天狗尾根から鋭く切れ落ちて不帰の劔に至る稜線や白馬三山と三国境に...あのCMの風景を探せ

  • オリヒメ・ヒコボシたちの夜に

    今宵は七夕。夜が更ければふけるほど南の天頂近く天の川をはさんで、向かって右側に織姫星(こと座の一等星ベガ左側に牽牛の彦星(わし座一等星アルタイル)が輝いているはずだ。夏の三角形とは、このオリヒメとヒコボシと白鳥座の一等星デネブを結んだ正三角形に近い形をいうが、どうして古代中国のオリヒメ・ヒコボシ伝説にこの白鳥座のデネブを登場させなかったろうか、という疑問が残るが、もしかしたら伝承にあるオリヒメとヒコボシの逢瀬を仲介するカササギ役目をこのハクチョウが担っていたのではないだろうか、デネブをハクチョウの尾としたら、天の川に横たう巨大なハクチョウの羽が天の川に架かる橋となって、オリヒメ・ヒコボシたちはその橋を渡ったのではなかろうか。そんな他愛もないロマンスを想像する齢でもなくなったが、熱い昼間から逃れて少しは涼し...オリヒメ・ヒコボシたちの夜に

  • ニィニィ鳴いて、暑い暑い夏がやってj来る

    おとついあたりから、公園の松林を歩くとニィニィ(セミ)の高周波が耳に届きはじめた。七月初めのニィニィ、七月末から旧盆までのカナカナ(ヒグラシ)、旧盆過ぎのツクツク(ボウシ)、彼らの音響が、幾たびも本州の夏を生きてきたオイラの心を慰めてきてくれたことか。このニィニィの「岩にしみいる声」と「閑さ」を、芭蕉翁になったつもりで体験したくて、毎年のように7月のはじめ山寺の立石寺にお参りする。吹き出る汗をぬぐいながら、いくつもの石段を登り、奥の院にお参りした後、五大堂の舞台に立って、夏の風を正面に受けながら、山寺の集落を囲む北蔵王の山々を眺める。この時耳を澄まし、あのニィニィの声を拾う。そして、冥界にいる心地とは、このようであってくれと祈る。オイラの山寺参りは、この五大堂の舞台で芭蕉翁の蝉音を追体験することで結願する...ニィニィ鳴いて、暑い暑い夏がやってj来る

  • なつかしい夏のオアシスで眠りたい

    どうしたことか、昨年は一度もテント泊をしなかった。昨年はコロナ禍からやっと解放され、どこにでも行こうと行けば行けたし、まだコロナが怖いのならテント泊で足りたのに、それでもどこにも行かなかった。じつは、6月初めと8月半ばに尾瀬のキャンプ場を予約していたが、どちらも悪天やら何かの事情でキャンセルしている。夏山でどうしても登ってテントを張りたい場所もあった。北アルプスの種池山荘付近にテントを張って、そこから裏剣の威容をみて、日帰りで鹿島槍に行ってきたかった。どうして行かなかったのだろう。もうアルプスのロングトレースはきついと自覚しているが、立山の雷鳥沢だけでなく、ちょっと苦労して登ればそこにテントを張って軽装登山できる場所はいくつもある。北アルプスなら、梨木平、横尾山荘あたりを基地として何日か過ごして、日帰りで...なつかしい夏のオアシスで眠りたい

  • 何ものかに引き寄せられるかのごとく・・富士山の山小屋を予約してしまう

    やっぱり、今年の吉田口山開きは強風を伴う悪天により、頂上で日の出を仰ぎながら万歳する絵は報道されていない。山梨テレビの記事では、せっかく7合目の小屋まで前日登ったのに、今朝はあきらめて下山したものが多いようだ。風は南西からのものであり、北面に位置する吉田口の登山客らはまともに風を受けることなく何とか下山できたのだろう。賢明な行動である。これがもし山頂付近まで無理して登ったら、稜線の暴風に巻き込まれ、こないだの複数人の遭難者が火口で発見されたような惨事に至るところだったかもしれない。「君子危うきに近寄らず」である。ところで、オイラは、昨日の午後から富士山のライブカメラを眺めながら、「須走ルートだけは未踏なので、未練はある・・」みたいなことを記してしまったせいかもしれないが、こんだけ騒がれている富士山に嫌気が...何ものかに引き寄せられるかのごとく・・富士山の山小屋を予約してしまう

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