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りはやまのブログ https://www.rihayama.com/

10年目の作業療法士です。普段は回復期リハビリテーション病棟で働いています。 リハビリに必要な情報や自分が勉強した内容をあげています。

りはやま
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2021/05/19

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  • 頭痛 神経の圧迫かも?~頚部の構造から考える~

    今回は、頚部の痛みや頭痛がするという方がいました。 療法士としては、どんな疾患でもこの現象は出会いますし、疾患がない一般の成人の方も多く出会うかともいます。 特にいまはコロナが蔓延することで、在宅ワークや自宅への巣ごもりが余儀なくされている状況なので、なおさらかもしれません。 これらの症状は何とか改善できるかもと思いながらも、良くなったり・良くならなかったりということがあります。 もちろんこの痛みは、筋や神経のみではなく他の要因の可能性もありますが、これは検査しないと発見できないと思います。 ですが、 頭痛がもしかしたら頚部の神経や筋の構造から関与するかもしれないということもあるので確認してい…

  • 肘関節の後方脂肪体について~超音波エコーから運動療法を考える~

    今回は、肘関節の後方脂肪体について調べてみました。 関節可動域制限の1つの要因であることがわかりました。筋や靭帯の問題だけではなく選択肢の一つとして考えていく必要があります。 脂肪体は、他にも色々な場所にあり、これが動いているかどうか視覚的に確認するにはやはりエコーは重要だと思った今日この頃です。 後方脂肪体 まずは、脂肪体周辺の解剖です。 後方の脂肪体が硬くなったり、動かなくなると肘関節伸展の可動域制限や痛みに繋がっていきます。 上腕三頭筋 上腕三頭筋の関係もみなければ、ならないので解剖をチェックします。 ①長頭: 起始:肩甲骨(関節下結節) 停止:尺骨の肘頭 ②内側頭 起始:上腕骨の後面、…

  • 視床の機能解剖

    前回は視床の解剖について調べてみました。 www.rihayama.com 今回は、視床の機能について調べてみました。 まずは、場所を確認します。 機能についてですが、 後腹側核(VP) 体性感覚を中継する。後外側腹側核は四肢・体幹の体制感覚を担い、後内側腹側核は、顔面・頭部の体性感覚を担う。 前方部分には内側毛帯から固有感覚と触覚が入力され、後方部分には外側脊髄視床路から温痛覚が入力される。 後腹側核からは、視床皮質路を通り、体性感覚野に出力する。 外側腹側核(VL) 前方部分は、運動野・運動前野・補足運動野からの情報が、被殻・淡蒼球を経由して入力され、再び運動野・運動前野・補足運動野に出力…

  • 視床の解剖について

    最近、視床出血の方のリハビリを行っています。 視床の病態は結構たくさん出会うことが多いかと思います。 しかし、大まかな病態像としては比較的随意性はよいが、感覚障害が強く、感覚性の失調を伴うとったざっくりとしていた理解でした。しかし、障害部位によっては、症状も全然違うことや細かい評価をするにあたってもっと病態は知る必要があるな~と感じました。 そのため、今回は視床について調べてみました。 視床は、大脳皮質への中継核として機能しています。 そして、視床の中にさらに線維結合として分類があることが分かります。 しかし、これを見ると他にも様々なネットワークがあるとがわかります。 分類としては、こんな感じ…

  • 超音波診断装置 エコーを使いこなす秘訣

    最近とっても良いことが起きました。 それは、私の病院(リハビリテーション部)に中古品ですが超音波診断装置(エコー)が来ました。 やっとまちにまったものが届きました。 非常勤の着ていただいている先生がもう使っていないものがあるから、貸してくれました。 貸していただいた、お医者さんの先生にはとても感謝しております。 より一層エコー勉強に力が入る所です。 今回は、 「エコーを使いこなす秘訣」 すごく大々的なテーマですが、 運動器のエコーを撮像するシチュエーションはプローブを当てる時間もせいぜい2~3分で、素早く診断し治療戦略を組み、治療に進むため、迅速な速さが求められ、エコーの詳細な機能を使いこなす…

  • 更別 農村公園大型遊具広場

    また子どもとお出かけシリーズです。(笑) 今回は、更別にある農村公園大型広場に行ってきたので、その感想をお話したいと思います。 農村公園大型遊具広場とは、 2014年 に更別農村公園内にこど向けの大型遊具広場できたそうです。十勝管内でも屈指の規模を誇る大型遊具がありました。 広場の中央には、更別のキャラクターどんちゃんの帽子をかぶったシンボルタワーがありました。 また5種類の滑り台や大人の健康器具増進広場として7種類の健康器具がありました。 他の公園では、珍しいハンモック様の遊具もありました。 奥の方には水のあそび場やアスレティックコーナーもありました。娘も元気に登っていました。 周辺には、飲…

  • 里見が丘公園にいってみた

    今回は、久しぶりの更新となります。 子どもとよく公園にはいくのですが、今回は少し遠くまでいってみたら、とてもよい公園だったのでぜひ参考になったらと思います。 それは、北海道足寄町(あしょろ)にある、 里見が丘公園というというところにいってきました。 足寄町里見が丘公園とは、 足寄町にある広大な敷地を誇る公園です。自然あふれる環境の中、キャンプや運動を楽しむことができる。キャンプ場やバーべキューも行うことができ、野球場、総合体育館、室内プールもあります。 つまりレジャー施設の総称みたいです。 これをみてもらうとわかりますが、かなり大きい遊具があります。 今までいろいろな公園に行きましたが、ベスト…

  • 運動療法のために~超音波診断装置とは?~

    最近というか、今年度からずっと考えていることですが、自分が動かしているものは本当に自分が思っている筋肉を動かしているのか? また本当によくなったものは、筋肉を動かしてよくなったのか? 別の組織ではないのか? こんな疑問が出てきました。 こんな疑問を解決するために、1つのツールを見つけました。 それは、 超音波診断装置 です。 俗にいうエコーです。 もしかしたら、物珍しくないという人もいると思いますが、結構調べていくと自分の中では、結構これはすごいと感動しました。 まだ自分で自由に使えるわけではないし、もっていないのでまだ空論ではありますが、いつか手に入れた時のために準備をしていきたいと思います…

  • 学びの型について~保全性因子と拡散性因子について~

    前回は、学びの型について説明しました。 そのためには、「己を知る」ところから始めましょうということでした。 www.rihayama.com 今日は、保全性因子と拡散性因子についてまとめたいと思います。 まずあなたはどちらにあてはまりますか? 本を読むとします。気になる本を読むときは‥‥ ①同時に色々読む ②一冊を読み終わってから次の本を読むか どちらでしょうか? ①同時に色々読むタイプの人は‥‥ 拡散性因子です。 面白いと思えたらすぐに動くタイプで 言い換えると体験型の人。 やってみたいと思えることが重要で、どんどん試していって体験から自分の仮説を検証していくタイプ自由に動けないとストレスを…

  • 学ぶためには型を考える

    なぜ学ぶ型を知る必要があるのか? 勉強をしていてもなかなか続かない‥‥ 勉強してもなかなか成果が上がらない‥‥ 受験を経験した人や国試の勉強をしたことがある人なら一度はぶつかる壁なのではないでしょうか? なぜそうなるのか? 結論からいうと 「己を知らない」 人が多いと思ったからです。 これは自分に後輩ができた時からずっと思っていたことでした。 己をしらないまま、頭にインプットしている人がほとんどなのではないでしょうか? 私もその一人です。 なので、今回は、学びの型がなんなのか。自分はどんな型の人物なのかを確かめたいと思います。 学びの型には個性に大きく影響を受けます。 このような悩みが生じるの…

  • 五十肩の病態の機序とは?

    今回は病態の機序について、まとめていきたいと思います。 まず病態のケースで共通するのは、肩関節前上方にある組織の損傷および第2肩関節の障害です。 この関節周辺の滑膜組織にはほぼ全例が炎症をしています。 また滑膜炎が肩峰下滑液包・腱板・腱板疎部・上腕二頭筋長頭腱などに波及すると、自発痛、疼痛性運動障害、夜間痛発症の引き金となります。 つまり、五十肩における痛みの組織とは、 肩峰下滑液包 腱板 腱板疎部 などの上方支持組織に癒着・瘢痕化を伴った結果だと思われます。 上記の3つが疼痛を感知しやすい侵害受容器でもあります。 これらの組織に問題を与える、五十肩の病態とは 肩関節の前上方にある組織の損傷・…

  • 五十肩の病態について

    今回は、五十肩についてアウトプットしていきます。 五十肩とは? 五十肩は中高年以降に極めて多い疾患です。一般の人でも必ず遭遇する疾患だと思います。肩の痛みを基盤として、男女問わず、40~50代で好発する病態です。さらに関節可動域制限を認めます。 定義上は6か月~2年以内に自然治癒する疾患で、症状が治まることで初めて五十肩だと診断されます。 そして、五十肩は明確に診断することは難しい老化現象の一つとされ、進行性の疾患であるにも関わらず、自然治癒することが前提とされている変わった疾患です。 また、糖尿病患者は、糖尿病者でない人と比べると発生率がかなり高いことも報告されている。さらに中高年で好発する…

  • 仙腸関節の構造は?

    最近、職員にお願いしながら腰痛の評価を勉強してます。 これが結構奥が深くて、そう簡単にいかないというのが本音です。 腰痛による評価を進める上で、仙腸関節にたどり着くことが結構多いような印象を持ってきました。 以前から少しずつ勉強はしていましたが、手技に走ることが多かったような気がいたので、もっとベースとなる構造や筋について調べてみました。 私の中で、もっとイメージングと構造を深められると、結果が変わってくる予感がしてきているところです。 さっそくまとめていきます。 仙腸関節とは? 骨の構造としては、仙骨と腸骨の関節面で構成される滑膜関節で、特に後上部1/3は骨間仙腸関節靭帯で仙骨と腸骨が靭帯結…

  • 筋・筋膜性腰痛の発生メカニズムと対処法

    今回は筋・筋膜性腰痛の発生とメカニズムと対処法についてまとめていきます。 前回は、筋・筋膜性腰痛が何かまとめていきました。 www.rihayama.com そのメカニズムに関しては、 不安定な脊柱を支持して安定した運動を行うためには、体幹筋群の筋力のみならず、その収縮のタイミングが調整された精緻な活動パターンが必要となります。 そのため、体幹筋の機能低下によって、以下の問題が発生します。 1.筋・筋膜(fascia)の繊維化・滑走障害➡MPS発症(筋・筋膜性腰痛) 2.過大な牽引力による損傷や障害➡筋付着部症・体幹の肉離れ・裂離骨折を発症 3.胸腰筋膜の牽引力低下➡腰椎の文節的不安定性を招き…

  • 筋・筋膜性腰痛とは?

    今回は、筋・筋膜性の腰痛についてまとめていきます。 前回でも腰痛について述べています。 www.rihayama.com 筋・筋膜性の腰痛3つの病態は、 筋・筋膜性腰痛 脊柱起立筋付着部症 体幹の肉離れ いずれも体幹浅層筋群へ過度な負荷によって発症します。 ◎筋膜の例を下図に示します。 ある筋に局所的な損傷による炎症や不活動が生じると、筋は委縮 ➡ fascia周囲は繊維化 ➡ 運動機能の低下を招きます。 このような繊維化したfasciaに生じる圧痛点や硬結はMTPと呼ばれ腰痛や肩こりの原因となるため、注意しなければなりません。 このような症候群をMPS(myofascial pain syn…

  • 座るために必要な筋活動

    今回は座るために必要な筋活動をまとめていきます。 急性期では、座位保持というテーマはとても重要になります。 予後予測を行う上で、体幹の評価が予後が良好になるという因子に含まれています。 これが改善するかどうかはとても大切だと思われます。 唐突に座位を保持するための筋は何ですか? ときかれた時にどう答えますか? 私も昔はよく思っていましたが、コアスタビリティとか腹筋群の強化というひともいませんかね。 でもこれは、間違いです。 その説明をしていきたいと思います。 座位を保持するためには、腰椎の生理的前弯を保った良肢位をとる必要があります。 静止座位では、力学的には腹筋群は必要ありません。 必要なの…

  • 身体を前屈したら腰痛がある人はなぜか?

    腰を前に曲げると腰痛が出現する人がいるかと思います。 その人は屈曲型の腰痛というそうです。 その人がなぜ腰が痛いのか?その理由について、まとめていきたいと思います。 僕が調べたところ、痛みの原因となる組織は、 椎間関節 椎間板 軟部組織(筋性・筋膜性) 仙腸関節 と言われています。 ただこれは色々な先生が意見を持っているで、一概これとは言いがたい所ですが、この3つについて知っておいて損はしないので、見てください。 図で場所の確認をしておきましょう。 ・椎間関節は上位椎の下関節突起は上方移動し、下位椎の関節突起から離れます。 ・椎間板は、前方は圧迫、後方は伸長されます。 腰椎が屈曲するとL3椎間…

  • 失行について②

    今回も失行についてまとめていきたいと思います。 前回まとめたのは失行の定義とLieapmannについてだったと思います。 www.rihayama.com 今回は、失行という概念を整理していきたいと思います。 結論から言うと‥ 今のところ日本と海外では、apraxiaの範疇が異なります どの考え方が正しいかは重要ではないが、この背景を知っておくと、関連文献を読んだ時に混乱が少なくて済みます Lieapmannの定義から続々と研究する人が増えてはいましたが、様々な議論をされているのが実情かと思います。 特に海外では、幅広く捉えられています。 日本は割とLieapmannに忠実な印象のようですが、…

  • 足関節背屈制限 ~長母趾屈筋~

    前回は、脂肪組織について足関節の背屈を見ました。 今回は長母趾屈筋(FHL)がどのように足関節の背屈に影響を与えるのかをまとめていきます。 足関節の背屈制限がある場合、一番最初に思い浮かべるのは、ヒラメ筋・腓腹筋の制限ではないでしょうか? 私もそのように思っていました。 しかし、足関節の底背屈の動きをエコーで確認すると、ヒラメ筋と腓腹筋よりも長母趾屈筋がよく動くことが分かります。 筋の場所を確認しましょう。 長母趾屈筋腱は距骨の内側結節と外側結節との間に長母趾屈筋腱溝を通過します。 この溝は、距骨の真後ろにあります。 つまり、背屈に伴う距骨の後方移動を妨げる組織として、長母趾屈筋が上がります。…

  • 足関節背屈制限 ~Kager's fat pad~

    最近、徒手的に操作をするときに本当に狙っている筋を動かしているのかとても疑問がありました。 そんな中で、超音波エコーも使いながら仮説・検証するセミナーを見ました。 自分の中でこれだと思いました!! 機能解剖として立体的にみれたら、もっと触診の技術が上がるのではないかと期待をしながら、超音波エコーの動画みております。 超音波エコーをみていると、深い組織が分かるだけでなく、関節運動に対して本当に筋が動いているかがリアルタイムにわかります。 これはとてもすごい技術です。 みているといろいろな発見がありました。 今回は、足関節の底背屈の動きを見てました。 足関節の背屈制限は何ですか? 私は恥ずかしなが…

  • 高次脳機能障害について

    高次脳機能障害について簡単にまとめてみました。 前回失行について簡単に述べましたが、今回は高次脳機能全般についてです。 以前一部を新人研修に使いましたが、あとで見返してみると結構見やすかったので、もう一度復習したいと思います。 そもそも高次脳機能障害をざっくり説明します。 症状で代表されるのは、以上4つになります。 症状をみればもっととくさんありますが、大きいカテゴリーでいうとこんな感じです。 ここでのキーワードは「学習」できるかどうかです。 多くの患者さんたちは、この「学習」ができない、または難しいことが障害になります。我々セラピストは、いろいろな切り口を使って、解決に導く必要があります。 …

  • 失行について

    今日は、失行とは何なのかまとめていきたいと思います。 失行とは? 文献上は、 学習(習慣化)された意図的運動が遂行できない状態と定義されている。 以下の条件は除きます。 ・運動麻痺や失調、不随意運動などの運動機能障害 ・聴覚、体性感覚などの要素的感覚障害 ・失語などによる理解障害 ・失認(視覚失認、身体部位失認、身体失認、病態失認) ・認知症 ・意味記憶障害 ・注意障害 ・半側空間無視 などに起因しない行為の障害とされています。 ただ臨床で患者さんと出会うと、失語や失認と複合していることが多い印象です。 純粋に失行だけ症状として出現している人はかなり少ないと思われます。 そのため、臨床で会う人…

  • ブックスタンド買いました。

    今回は、買ったブックスタンドについて、紹介したいと思います。 読書をされる方は、すでにもっているかもしれませんが、 参考になれば幸いです。 買ったものはこれになります。 Book Stand,ブックスタンド, パッドの形状のプレミアム書見台, ポータブルブックスタンド, 折りたたみ式筆記台, 移動式 読書台, 高さと角度自由調整可能 な ブックスタンド,ノートパソコンスタンド, 教科書台座, タブレット本立て(黒) なぜいまさらブックスタンドなのかというと、ブログでもそうですが、パソコンを打ちながら、本を開いておくということが、案外めんどくさいと思っていました。 特にページを開くことが一定しな…

  • 最近考えること。

    また最近忙しかったこともありましたが、なんとなくブログを書くモチベーションが下がっていたました。 そのため、ブログを更新するとことができませんでした。 なんとなく続けていくうちに、ブログに飲まれていくような感覚でなりました。 あとは、少しでも収入が上がればと期待もしていました。 でも、そんな期待とはうらはらに、自分のやることがなんなのか失いつつ、あった気もしていました。 もう一度ブログの目的を確認したいと思います。 基本目標は、自分の知識を整理して、アウトプットしていくことでした。 なぜアウトプットするのかというと、私は臨床家として、特別な才能はなく不器用なため、特別な技術はありません。 自分…

  • タイムマネジメントの効果

    前回は、タイムマネジメントについて話しました。 www.rihayama.com 今回は、タイムマネジメントの効果について まとめていきたい思います。 タイムマネジメントの効果とは? =生産性を高める時間管理術です。 どうやって工夫をしながら、時間効率を高めていくことができるのか?ということは、制限時間内に問題をクリアーをしていくものです。 ということは、毎日はロールプレイングゲームである。 そんな感覚で進めていくと、タイムマネジメントの効果は見えてくるのではないでしょうか? それでは効果とは何でしょうか? ◎メリット 仕事が楽しくなる 評価が高まる ゆとり時間の創出 スキルアップする 早く帰…

  • タイムマネジメントとは?

    今回はタイムマネジメントとは、何なのか調べてみました。 タイムマネジメントとは? ⇒時間管理とはどういうものなのか明らかにする必要がある。 時間はカウントダウンである。 時間に関しては、どうあっても減っていくしかない。増えることはないということ覚えておく必要があります。 「時間は希少な資源である。時間が管理が出来なければ他の何事も管理できない」:P.F.ドラッカー しかし、われわれは時間の管理は小さい頃から教育は受けていないようです。時間管理手法はきちんと学ぶ必要があります。 「時間に振り回されるな。時間をコントロールしろ!」ということが一番大事のようです。 人間が変わる方法は3つしかないそう…

  • 人材育成~優れた医療スタッフの育成を目指す指導と評価ポイント~

    最近忙しくてなかなか更新できませんでしたが、 また少しずつしていきたいと思います。 今回は、医療スタッフの育成を目指す指導とと評価のポイントです。 医療機関の活動を支える人材をどう育てるかについては、毎年の課題となっている。 そのために何を理解するばよいのだろうか? 具体的には ①経営課題と人材育成の整合性のとり方 ②教育、人材育成とは何かについて ③教育訓練のサイクルを医療現場にあわせて考える ④現場の求める目標設定と実践的な評価方法について その中の②③について考えることにします。 そのために、教育とは何か・指導とは何かを明らかにする必要があります。 教育:個々の可能性をみいだし、それを可…

  • 人材育成~フォロワーシップ~

    フォロワーシップについてまとめていきたいと思います。 今回はなぜこんなテーマかというと、職場の中間管理職の研修として 「人材育成」について勉強しなさいというものでした。 自分が役職に就いたときに色々調べたこともあったので、興味はありました。 しかし、答えはなかなか出せないというのが、本音です。 以前調べたときはブログもやっていなかったので、全然アウトプットもしていませんでした。 そのため、アウトプットも含めてまとめていきたいと思います。 その中のフォロワーシップというところになります。 じゃあ、フォロワーシップとは何か説明していきます。 以前(高度成長期)は、どちらかというとリーダーの指示に従…

  • パーキンソン病の介入について考える

    今回はパーキンソン病の介入について、まとめていきたいと思います。 パーキンソン病に対する運動療法を行う上で重要なキーワードの1つとなるのは、 バランスに着目する必要があります。 パーキンソン病の姿勢異常は、体幹の屈曲と側屈を中心とするが、全身に及びます。腰曲がりや首下がり、ジストニーなど特徴的な示す症例もいるそうです。 さらに固有感覚や体性感覚情報の統合がうまくできず、運動感覚の移乗を示すことも報告されています。 ⇒これは、身体内部表象の障害であり、どのような姿勢をとっているか、どの程度動いたかなどが知覚されず、結果として運動計画のエラーや運動出力の低下として現れることが考えられます。 この結…

  • パーキンソン病のシステムの理解のために~大脳基底核とは~

    今回は、パーキンソン病のシステムについてまとめたいと思います。 前回の続きです。 www.rihayama.com パーキンソン病を考えるときは、大脳基底核系を勉強する必要があります。 そのためには、大脳基底核が大脳皮質で作られた運動情報の企画に対して、実際にそれをやるのか、やらないのか、やってしまったけど止めるのか、続けるのかといった運動の開始・停止といった部分に重要であるということを理解する必要があります。 ※ 大脳基底核自体にはアクセルとしての機能はなくブレーキの機能(抑制)として大脳皮質からの情報を実際に運動に変換します。 ⇒運動プログラムの調整として大きくかかわるということを知る必要…

  • 買って良かった2020

    お題「#買って良かった2020」 今回はこのお題で書いてみたいと思います。 ということで、 2020年買って良かったものは、NTTドコモの 「LG VELVET」Dual Screen です。 何が良かったかというと、 写真をみてもらったらわかりますが、まず普通のスマートフォンと違って、2画面として使用できるということです 以前から2画面のスマートフォンはちらほらありましたが、職場や友人ではみたことありませんでした。どちらかというとアイフォンが主流なイメージでした。 今回の物は、2画面のスマートフォンといっても、本体は1画面です。専用の2画面ケース「LG デュアルスクリーン」を装着することで2…

  • パーキンソン病について

    今回は、パーキンソン病についてまとめていきたいと思います。 なぜ、今回は突拍子もなくパーキンソン病なのかといいますと、理由は単純です。普段脳卒中を見ていることが多いため、深く知らない気がしたことと深く調べることができれば大脳基底核の問題も見えてくるのではないかと思ったからです。 一番の理由は、外来でパーキンソン病の人を見たからというのが、一番ですけど‥‥ そんな感じでまとめていきます。 パーキンソン病とは? ・疫学 本症は50~60歳台に発症することが多く、有病率は10万人あたり100人前後ぐらいだといわれています。性差も遺伝性もないそうです。 ・病態として 神経伝達物質であるドパミンは、中脳…

  • 「親がやったらあかん!80歳#おばちゃん”の野球チームに学ぶ 奇跡の子育て」書評

    今回とても興味深い本をかったので紹介します。 それは 「親がやったら、あかん!80歳”おばちゃん”の野球チームに学ぶ、奇跡の子育て」 です。 親がやったら、あかん! 80歳“おばちゃん”の野球チームに学ぶ、奇跡の子育て 作者:棚原 安子 発売日: 2020/05/26 メディア: 単行本 ・いまどき過保護な親が多いんなかやったらあかんとか ・80歳のおばあちゃんが野球できるの? ・なぜおばちゃんなの?歳的にはおばあちゃんでしょ。 いろいろ突っ込みどころが多すぎて、かなりインパクトがありました。 今回はこの本の内容について紹介したいと思います。 1章 お茶当番なんて必要? 2章 子育ての極意は動…

  • 小胸筋とは?

    今回は、小胸筋についてまとめていきたいと思います。 最近よく肩についてまとめていますが、ふと思いました。 小胸筋の役割ってなんだろう? 他の筋はなんとなくアプローチすることは多いイメージですが、肩のリハビリテーションを行う上で、なんとなく小胸筋というものは抜けがちな考えです。 そのため、一度きちんと整理をしてみようと思います。 小胸筋の解剖学上の知識 起始:第3-5肋骨 停止:烏口突起 作用:肩甲骨を引き下げ、その下角を後内側に引く。関節窩を下方に回す。呼吸を助ける。 神経支配:内側・外側胸筋神経(C6~T1) 機能解剖上の作用は、肩甲骨の下制と前傾であり、さらに菱形筋、肩甲挙筋との協調運動に…

  • 肩峰下滑動機構について

    今日は肩峰下滑動機構についてまとめていきます。 この図は棘上筋の長軸に沿った前額断面を示しています。 棘上筋腱は外転運動とともに大結節を近位へと引き込むことで支点を形成し、三角筋が上腕骨を回転させます。この時の棘上筋腱は、肩峰下の狭いスペース内を内側・外側方向へと効率よく滑走できることが必要ですが、棘上筋腱と接する組織との間には、摩擦刺激(friction stimulus)が発生します。この摩擦刺激の繰り返しは、腱板の編成や断裂の原因となりますから、この部分の活動状態を良好に保つ必要があります。 その重要な役割を担うのが、肩峰下滑液包となります。 肩峰下滑液包とは? 人体最大の滑液包と言われ…

  • 肩関節における関節包靭帯の機能解剖学と臨床所見との関連

    今回は、肩関節における関節包靭帯の機能解剖学についてまとめていきたいと思います。 肩関節の関節包や靭帯組織を知ることは臨床上とても重要です。 運動療法を行う上で、これらのイメージできるかできないかで操作方法も変わるかと思われます。特に3Dでのイメージが大切かと思います。 これが全体の図となります。 その中の関節包は、近位が関節唇の周囲、遠位が大・小結節から解剖頚にかけて付着しています。一部の肥厚した部分が関節上腕靭帯と呼ばれ、弾性を高めています。 肩関節では、関節包と関節上腕結節とは解剖学的に区分けすることが難しく、一体となって機能しています。そのため、両者をあわせて関節包靭帯と呼ばれています…

  • いまセラピストができること

    最近、新型コロナウイルスの第3波といわれるほど、感染者が日々増加しています。 各病院や施設だけでなく、医療や介護の分野でも感染対策を余儀なくされています。 この状況は、しばらく変わらないことも予測している方も多いのでしょうか。 新型コロナウイルスが猛威をふるっていますが、コロナウイルスの置き土産もたくさんあるかと思います。 そんな中でリハビリテーション業界では、今まで対面式の講習会や実技指導といった形からオンライン講習会といった形に変化している状況になってきています。 オンライン講習会もだいぶ目についてきました。 このコロナウイルスは、決して悪いことばかりだけではなく、オンラインのおかげで地域…

  • 肩関節の夜間痛

    今回は肩関節の夜間痛について、まとめていきたいと思います。 何年か病院で働くと「肩が病んで、寝れない 」とか「夜寝るときに痛いの」という患者さんからの訴えは聞いたことはあるんじゃないでしょうか? どうしようもないからNsに湿布対応してもらうなんてこともあるんじゃないでしょうか? まずどうにかするためには、まず現象を理解しないとどうしようもないですよね。 なぜ肩関節にそんな痛みが起こるかいろいろな可能性があるので調べてみました。 夜間痛の病態とは? 肩峰下圧 臥位の姿勢 の二つが関係しているみたいです。 ・烏口肩峰靭帯の切除術や肩峰下除圧術が夜間痛に有効とする内容が報告されています。 ⇒このこと…

  • 肩関節上方支持組織の癒着

    今回は肩関節上方支持組織の癒着と臨床所見との関連についてまとめていきたいと思います。 肩関節情報支持組織で癒着の問題が生じやすい部位は、 烏口肩峰アーチ下 腱板疎部(烏口上腕靭帯) 上腕二頭筋腱周辺組織 この3つになります。 これらの部位の癒着は可動域制限や疼痛を引き起こす原因となります。 〇烏口肩峰アーチ下と拘縮と臨床特徴 第2肩関節は、肩峰・烏口突起、ならびに両者をつなぐ烏口肩峰靭帯によって形成される烏口肩峰アーチとその直下を通過する大結節および腱板、肩峰下滑液包によって構成されています。 機能学的特徴は、以下の3つになります。 ・烏口肩峰アーチが大結節の情報偏移を抑制する ・腱板を上方か…

  • 安定した関節運動・不安定な関節運動とは?

    前回でまとめていた続きになります。 安定した関節運動・不安定な関節運動の基本的な概念について説明します。 安定した関節運動とは? 安定した関節からは、関節周辺部の疼痛を認めません。その一方で、安定性が損なわれると、関節周辺部に疼痛を認めます。 また前回も述べましたが、筋力や筋出力を高めるためには、一つの要素して安定した関節が必要になります。 これは運動器リハビリテーションの基本概念であり、関節の病態を把握する上で非常に重要です。 安定した関節の概念とは? ・正常な関節 関節本来の理想的な姿。治療者として目指すべき関節を意味します。 疼痛・可動域制限・筋力低下がなく、あらゆる方向にスムースに運動…

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