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  • 煙突の見下ろす街で。

    (叢生するヤード@高麗川駅)JR八高線と川越線の分岐駅である高麗川の駅。川越線と八高南線用の209系が留置されている先に、広い空き地が広がっていて、今ではもう使われなくなった古レールが枯草に埋もれています。ここは以前、日本セメントの埼玉工場(現・太平洋セメント埼玉工場)から出荷されたセメントを満載した貨車が行き交う貨物のヤードでした。バッテンの印がつけられた入換信号機、動かなくなってから相当の長い時間が経過していると思われるのだけど、撤去しないのだろうか。高麗川駅の北側にある踏切にて、途切れたレールを眺める。北に向かう八高北線と東へ向かう川越線の間、ここから日本セメント埼玉工場に向かう専用線(日本セメント専用線)が分岐していました。まだレール残ってるんですね。日本セメント埼玉工場は、昭和30年(1955年...煙突の見下ろす街で。

  • 偉大なるスタンダード。

    (雲間から、こぼれる日差しに@武州唐沢駅)武州唐沢駅の梅林を抜けるリバイバルカラー編成。この何ともレトロで独特なカラーリングは、8000系の登場時の塗装であるらしい。ロイヤルベージュとインターナショナルオレンジという組み合わせなのだそうだが、どちらも聞いたことのない色ですねえ(笑)。昭和30~40年代の鉄道車両の色彩感覚、国鉄車両はいわゆる「国鉄色」として画一化されていたのだけれど、何故だか私鉄の車輛はどうにも理解しにくい色使いのものが結構ある。「何でそんな色になっちゃったの?」というツッコミを食らわしたくなるというか・・・いわゆる「総天然色」系の色とでも言えばいいのだろうか。毛呂川橋梁を渡るリバイバルカラー。森林公園の検車区には、越生線と東上線の末端区間(小川町~寄居間)で使用される8000系の4連が所...偉大なるスタンダード。

  • 越生梅郷、盛りの春に。

    (梅花薫る駅で@東武越生線・武州唐沢駅)既にカレンダーを眺めれば弥生三月も終盤戦、時ならぬ暖かさが続いてとうに東京の桜は満開・・・という時期にもかかわらず、まだ早春の雰囲気満ち満ちた話をしているのも何とも季節外れではあるのですがご容赦いただきたく。昨年からあまり遠出も出来ない身になってしまったのだけど、名前のない場所にもココロを惹かれるものはあるもので。ふらりと出掛けた八高線沿い、高麗川から北へ向かって二つ目の街である越生の町外れに、素敵に梅の花に囲まれた駅を見付けました。東武越生線、武州唐沢駅。リバイバルカラーの8000系と。越生と言えば「越生の梅林」で有名な街ですから、この時期そこかしこに梅が咲いていて、ポップコーンのように弾けた白い花を見る事が出来ます。関東山地の東側、特に高尾の辺りから秩父にかけて...越生梅郷、盛りの春に。

  • 真白き富士の嶺。

    (秀麗富士を仰ぎ見て@アネスト岩田ターンパイク・大観山スカイラウンジ)「富士山のキレイに見える日」というのは、関東平野の南外れに住んでいるものとしてはやはり嬉しいものでして、理由もなくテンションが上がります。特に晴れ渡った冬の日の朝、寒っむいなあ・・・なんて窓を開けると、雲一つない澄み切った朝の空に沈み切らぬ月がぼんやりと残っている。そんな朝は、朝飯もそこそこにハンドルを握って富士見ドライブ。小田厚から箱根新道を通って大観山へ出ると、今シーズンどころか何年かに一度というくらいの済み渡った空気の向こうに、芦ノ湖と真白き富士の嶺が見えました。富士山どころかその向こうの南アルプスの稜線までくっきる見えてるのがすげえね。大観山でここまでバッキバキの富士山が見えたら、やっぱ富士山と鉄道を合わせたくなる。そうなると富...真白き富士の嶺。

  • 澄青の空の下。

    (副本線進入@野上駅)秩父鉄道の写真に戻ります。昨年春のPASMO導入に伴い無人化された野上駅の副本線に進入して来た鉱石返空。デキ301の牽引。寄居から始まって、波久礼・樋口・野上・長瀞・上長瀞・親鼻とこの辺りはどの駅にも副本線があって、貨物列車同士の交換や旅客列車からの退避が頻繁に行われています。現状では石灰石の運搬とその貨車の回送が7往復/日くらいのレベルで運行されている秩鉄ですけども、昭和50~60年代のピーク時には年間700万トンレベルで石灰石やセメントと付随する工業材料を輸送していた訳で、その頃はそれこそ夜中の2時くらいまで貨物列車が運行されていたらしい。セメント産業華やかなりし頃のお話。冬枯れの秩父の山並みと、北関東の乾いた青空をバックに。いつもピカピカに磨かれた秩父鉄道の機関車は美しい。この...澄青の空の下。

  • 相鉄・完全なる開国。

    (祝・開業@相鉄・東急新横浜線)三月ですから仕事も多忙を極めておりますゆえ、なかなかブログをゆっくりと書いている暇もないのですけれども、まあ死なない程度には生きております。今日は神奈川県内では最後の大物と言うべき鉄道路線の開通がありましたねえ。東部方面線こと相鉄・東急新横浜線。二年前に羽沢横浜国大~西谷間が部分開通してJRと繋がり、羽沢貨物線経由で相鉄が都内へ進出を果たしたのですけど、本命はこの新横浜進出と東急線との接続ですよね。これによって相鉄線が「新幹線へのアクセスルート」を手に入れ、「メトロ乗り入れによる山手線内への進出」を果たす事となります。新横浜の駅の吹き抜けを覆い隠さんばかりのお祝いの垂れ幕。神奈川県のみならず首都圏の交通ネットワークに与えるコトの大きさと、悲願の達成の気持ちが滲み出ているよう...相鉄・完全なる開国。

  • 武甲西麓、影森の街。

    (島式駅舎@影森駅地下道)改札に繋がる地下道から。影森の駅は、以前はそこそこ風格ある木造駅舎が建っていた記憶があるのだけど、いつの間にか駅舎は取り壊され、駅舎の代わりに駅のホームにある詰め所が駅舎の役割を果たすようになりました。地下道の階段を上ると左が三峰口方面・右が熊谷方面のホームになっていて、その手前に券売機と改札があります。秩父鉄道のホーム上駅舎ってーと樋口が有名ですが、あの形が影森にも持ち込まれたことになります。影森駅ホーム遠景。羽生・熊谷と並んで、列車の運行上の拠点になっていて、ここから三峰口方面に関しては極端に本数が減ります。旧荒川村方面の乗客数の減少が激しいようで、最近は改正ごとに列車の本数が減る影森以遠。直通もありますが、最近は影森止まり、影森乗り換えの列車も増えました。滞泊の車両も多く、...武甲西麓、影森の街。

  • 貨物のスジとにらめっこ。

    (波久礼桟道、残雪踏んで@波久礼~樋口間)波久礼で7404レと交換した7105レ(たぶん)。501に続き502が牽引して来ました。この日は朝方の105が武川に戻って差し替えられちゃったみたいで、300・500が主力のラインナップでしたね。波久礼の駅は駅こそ鄙びて小さいですが、鉱石列車のダイヤ上は長時間停車や交換があったりして重要な駅です。3月半ばにまた秩鉄もダイヤ改正がありますけど、今回の改正で日中の長瀞行きが増えるらしいので、貨物のスジとかどうなっちゃうんでしょうね。何となく理解したかなあ、と思ったら変わっちゃうのが秩鉄の貨物のスジなので・・・(笑)。貨物のスジをちゃんと理解しておくこと。好きなカマを追い掛けたいなら必須だし、こんな感じで波久礼のバカ停を使って7404レを駅の前後で2回撮りする事も出来た...貨物のスジとにらめっこ。

  • 「クルマに注意」の、波久礼チャレンジ。

    (波久礼チャレンジ、成功・・・か?@樋口~波久礼間)秩父鉄道の中で、唯一積載の貨物が南に向く線形になる波久礼周辺。曲がりくねって流れる荒川に沿って続く隘路に好撮影地が続いている秩鉄屈指のポイントなのですが、特にこの波久礼手前の国道と並行したSカーブは、長い編成をくねらせて鉱石列車を躍動感いっぱいに構図に収める事が出来る人気の場所。しかしながらここの構図の一番の問題点は並行する国道140号のクルマの流れ・・・。関越自動車道の花園ICに接続し、古くから秩父往還として熊谷から秩父を結ぶ埼玉県内の東西の大動脈であるこの道の交通量はハンパなく、加えて秩父から出荷される砕石やセメント製品を積んだ大型ダンプやタンクローリーの通行も多いため、撮影の難易度がけっこう高い。通過する鉱石列車とクルマの列が被る事は珍しくなく、む...「クルマに注意」の、波久礼チャレンジ。

  • 矢那瀬、雪は足早に消え。

    (輝く一灯車@波久礼ストレート)雪晴れの波久礼ストレートは大盛況。入り場所もないのに混み入った撮影地に割り込む趣味はないので、いつもの波久礼ストレートとは違う場所で。ツリカケ音も高らかに登場したのは最若番のデキ102。キレイに縦構図で詰められるのはいいのだが、R140のガードレールが入ってしまうのが難点。これだったら普通に波久礼ストレートの後ろ上段(国道俯瞰)で撮れば良かったか・・・せっかくの一灯車(デキ100)だったのに、少し勿体ない事をした。足元の雪、波久礼辺りでは秩父よりは薄く、そして暖かいせいもあってどんどんどんどん消えて行く。長瀞行きでやって来た5000系。最近のダイヤ改正で発生した長瀞行き、5000系で見るのは初めてかも。雪上がりの波久礼ストレート、よく見れば家並みの庭先にホロリと綻ぶ紅梅の花...矢那瀬、雪は足早に消え。

  • 茶釜、節理の雪渡り。

    (雪の横瀬川、節理を渡る@武州原谷~和銅黒谷間)デキ105の7204レは、定番の横瀬川橋梁で待つことにしました。この時間は逆光になってしまうのだけど、どのみち午前中の積載の鉱石を順光で撮影する場所は殆どないのでねえ。節理の渓谷を渡る上路トラスの赤鉄橋、周囲が樹木で覆われているのでデキと貨車が何両か乗っかるだけのアングルなのですが、雪晴れの横瀬川の渓谷の風景と、後ろに東秩父の山並みがバランス良く収まってくれる好撮影地です。秩父鉄道、この横瀬川以外にも浦山川橋梁とか安谷川橋梁とかイイ感じのトラス橋がいくつかあるんですけど、みんな影森より先なので鉱石貨物とは合わせられないのが惜しいところ。急行秩父路が原谷への坂を登って行った後、やおら時あってデキ105が雪晴れの谷を渡る。もう少し早い時間であったなら、谷を囲む木...茶釜、節理の雪渡り。

  • 雪の武甲を仰ぐ。

    (雪晴れの秩父へ@R299滝の枕付近)冬の時期に一回くらいは両パンのデキが走る秩父方面に行くというのは、自分のテツ活動的にルーティーンになっている訳ですが、何となく忙しさにかまけてまだ今シーズンは両パンデキを拝んでいない事に気が付いた。折しも南岸低気圧が通過し、秩父方面にはそれなりのまとまった雪が降ったという情報を聞きつけた翌朝。時間を頂き圏央道の人となる。飯能あたりから路面はアイスバーンと積雪のコンボで、スタッドレス履いててもズルズル滑って肝を冷やす場面もしばしば。R299から正丸トンネルを抜けると雪は一層深くなり、芦ヶ久保の滝の枕の辺りではクリスマスツリーだった。目算で20cmくらいは降ったのではないかな。横瀬の街から眺める、雪を被った武甲山が青空に映えてあまりにも美しいので、これは撮らなきゃ勿体ない...雪の武甲を仰ぐ。

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