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  • 井川線四季彩期・春。

    (桜清かに@土本~沢間間)花冷えた沢間の集落、冷たい空気の中で清かに咲く桜の花。時ならぬ桜のトンネルをくぐって、千頭行きの202列車。沢間の駅のホームから撮影するアングルなのですが、この桜並木はまとまっていて花付きよく、井川線の中では良いモチーフになってくれます。ほぼ撮影している人が居ないのもいいですね(笑)。大井川本線の桜は家山を中心に人気があるようですが、SLも走らない千頭より先ってのはなかなか足が向かないのですかね。まあ本線も今年はSLが整備中でELオンリーになっているようだけども・・・白無垢に花びら、ピッカピカのさくらカンがDD204によく合ってますね。井川線って言われると、「東京から遠いなあ」というイメージが強いと思うんですが、クルマで静岡市街からR362を通って山越えルートを取るとそんなに遠くないん...井川線四季彩期・春。

  • ヤマザクラ、アプトの谷に咲く。

    (アプトの駅の春@アプトいちしろ駅)井川線のアプト区間は、長島ダムの建設によってもたらされた新線区間。ダムの堤体に沿ってラックレールが敷かれており、ここアプトいちしろ駅と上部の長島ダム駅では補助機関車ED90の増結作業が行われます。ソメイヨシノとヤマザクラに囲まれた山裾のアプトの基地駅。チンダル現象で青い水を湛える大井川ダムの湖畔、アプト区間を制するために、補機がゆっくりと連結されて行きます。この時期はED90もさくらカン付きなんですね。この列車は若葉カンでした。このアプト区間も「新線」なんて言ってますけど、平成2年の開通だから何だかんだもう30年以上経過しているんですよね・・・ダム建設の前、この駅は川根市代という名前で、ここから先は大加島・川根唐沢・犬間の三駅を経由して川根長島(現・接岨峡温泉駅)駅に続いてい...ヤマザクラ、アプトの谷に咲く。

  • 沢間、林業栄華の頃を偲ぶ。

    (石垣の間を抜けて@沢間~土本間)あまり天気の良くなかった奥大井訪問、山と森の陰に入った沢間の集落へ向かいました。かつてはここから千頭森林鉄道が分岐していた場所でもあります。沢間と土本の集落は、寸又峡へ向かう道からは大井川に隔てられた場所にあって、西側の山肌に沿って茶畑が続く、いかにも大井川流域らしい風景が広がっています。そんな沢間界隈も、自分がこの地域に訪問し始めてから十数年が経過しました。日本全国、地方の過疎化はいかんともしがたいものがありますが、特に大井川流域の過疎化は激しいように思えます。ここ沢間も、気が付けばじわじわと空き家が増え、そして手入れされていない茶畑が目立つようになっています。玉石積みの石垣の下を井川行きの二番列車。今度は青葉と桜のカン付きです。この石垣の上は、現在は沢間の駅に続く舗装された...沢間、林業栄華の頃を偲ぶ。

  • フランジの 音山峡に 木霊して。

    (ここも桜の駅@川根小山駅)人跡乏しい奥大井の峻険を行く井川線、寸又峡へ向かう県道から、集落への道を奥へ奥へ。自動車一台がやっと通れるほどの道幅の農道が森に吸い込まれた、その先にあるのが川根小山の駅。ここも井川線の中では桜の美しい駅。ソメイヨシノ・・・じゃないんですよね。ヤマザクラの類だと思うんだけど、ホームを覆うように聳える大きな一本桜がこの駅のランドマーク。曇天が惜しい。両国の駅で撮影した朝の一便が川根小山にやって来た。クハの前照灯に桜煌めいて。井川線の列車、大井川に沿ってカーブしながら走る線形かつ速度は20km/h程度なので、正直クルマの追っ掛けは余裕。まあ、駅のある位置がマニアックかつどこも異常に道が細いので、脱輪と側面こするのだけはお気を付けいただきたく。ほぼ誰も乗らない、誰も降りない駅でも、律儀に井...フランジの音山峡に木霊して。

  • 咲くや花 冷たい風に 鮮やかに。

    (山賑わう頃を想う@川根両国車両区)井川線のマスコット的な存在のDB1型。この日は、車庫の外に留置されていたので、両国吊橋の上からその姿を拝むことが出来ました。現有車両の主力であるDD20型が導入される以前は、この加藤製作所で製造された2軸のDBが奥大井の杣道を闊歩していたそうです。昭和初期に、本来はダム工事用の資材を運搬する目的で導入された機関車ですが、井川線では旅客運用もこなしました。今は保存車的な扱いとなって、古き良き時代の語り部としてその姿を留めています。満開の桜の下に佇むDB。奥大井の大老は、花咲く春の朝に眠るように。思い出したように県道を車が通過して行く以外は、極めて静かな両国の朝。春にしてはまだまだ冷たい風に、襟元をすくめながら撮影していました。花冷えの空気は、前日の夜半から降り続いた雨のせいだっ...咲くや花冷たい風に鮮やかに。

  • 満開の 川根両国 花冷えて。

    (花曇りの日に@川根両国駅)今年の春は、勝沼と川根の桜を撮ろうと決めておりました。桜の時期は、あっちで咲いたこっちで咲いたと開花報告が一斉にやって来るので、事前に「ここの桜を撮る!」としっかり決めておかないと、アタフタしているだけで終わってしまいますのでね。川根界隈も桜の名所は色々ありますが、特に撮りたかったのは井川線の川根両国の桜。千頭の隣、井川線の車両の前線基地となっているこの駅には、駅を取り囲むようにたくさんの桜の木が植えられていて、満開の時期は見事な花の駅になるのです。情報は拾っていたので「この週末だろうな」というのは読んではいましたが、目論見通りに満開の状態で迎えてくれました。車庫の前で出陣を前に憩う井川線のDDたち。ボリューム、花付き、咲き具合とも申し分ない両国の桜。惜しむらくは天気、この時期らしい...満開の川根両国花冷えて。

  • 夕映え桜が目に染みて。

    (春の甲州、西日傾いて@勝沼ぶどう郷駅ホーム)少し肌寒い風の吹く勝沼ぶどう郷の駅のホーム。扇状地の高台からは、甚六桜と向かいにあるぶどうの丘、そして甲府盆地を囲む山々と南アルプスが一望の下。ちょうど太陽が西に傾き、斜光線が桜に降り注ぐと、花弁の一つ一つが鮮やかなピンクに輝いて実に美しい。青い空の下、順光で眺める桜も美しいけれど、個人的には桜の花の真髄はこんな感じの半逆光で撮影するのが好き。儚げな感じが実に春らしいと思う。211系の普通列車、445M八王子発松本行き。半逆光の桜を横目に、夕映えの勝沼ぶどう郷のホームに滑り込む。こういう何でもないような春の風景が染みますねえ。最近は本線筋でも沿線の県都経済圏を中心にしたダイヤを組んでいて、どこもやたらと運行系統が細かく分離されるようになりました。が、中央東線には塩山...夕映え桜が目に染みて。

  • 初鹿野に 咲くを待つ日の 昼長閑。

    (見上げて桜@甲斐大和駅)明治36年に中央本線が甲府まで開通する以前は、甲州街道は、笹子側の最後の宿場である黒野田宿から、笹子峠の頂上までを長く険しい山道で越えていました。昔人が苦労に喘いだ郡内と甲州を分かつ笹子峠の下を、長い長いトンネルで結んだ中央本線の出口に位置するのが甲斐大和の駅。ここもこの時期、勝沼ぶどう郷ほどではありませんが、駅の周りを桜が彩ります。ホームから見上げると、勝沼と比べてなお標高の高い場所だけに、咲いている桜もあればまだつぼみのものもありますね。列車に一時間程度の余裕があったので、駅の周りで食事でもしようかと思ったのだが、気の利いた店は開いておらず。近くのコンビニで弁当と乾き物を買って、駅のホームで軽く花見酒と洒落込むことに。ホームは片面式1線・島式2線の2面3線。典型的な中線ありの国鉄型...初鹿野に咲くを待つ日の昼長閑。

  • 春は桜花、春を謳歌。

    (碧山に輝く@甚六桜)今回の甚六桜は、タイミング的には満開手前の八分咲きでした。八分咲きで若干雨に当たったので花弁の方も少し落ちていましたが、馴染みの桜でも最高のタイミングで訪れるのはなかなか難しいようです。過去10年弱くらいここの桜を見てるけど、こっちの段取りと天気と開花時期がビタッと合ったのって一回か二回くらいしかないですね。桜の時期ってのはなかなか私生活も忙しくて、年度替わりのクソ忙しい頃合いに桜の咲き具合に合わせて平日休みを取るなんて言い出そうものなら、心の安らぎと豊かさは得られても、出世レースからは外れてしまいそうです(笑)。甚六桜公園から、テクテクと歩いて菱沼の築堤を望む高台へ。勝沼ぶどう郷駅から対岸の「ぶどうの丘」へ登ってみます。ここは扇状地の途中に突き出た望楼のような高台で、甚六桜公園を軽く俯瞰...春は桜花、春を謳歌。

  • 山男、お色直しの晴れ姿。

    (お色直しの晴れ姿@勝沼ぶどう郷駅前)勝沼ぶどう郷駅の駅前公園に保存されているEF64の18号機。いわゆる「ロクヨンゼロ」として保存されている中では最若番のこの機関車、確か旧大日影トンネルの遊歩道化と一緒にこの地にやって来たかと記憶しておるのですが、保存されてから既に10年以上が経過して、最近は結構外板の被膜の剥がれや腐食、そして何より塗装の退色がひどくて、パッチワークのような無残な外観になっておったのですよね。それを、甲州市が主体となったクラウドファンディングで300万円を集めて、今回修繕工事を施したのだそうです。素晴らしくピカピカになって、満開の甚六桜の中でその姿を取り戻したロクヨンゼロ。山男の復活です。美しく咲く甚六桜の下で、新製当時のような塗装に仕立て直された姿。細かく見ると盤ぶくれが直り切ってないとこ...山男、お色直しの晴れ姿。

  • 甲州の風に吹かれて。

    (甲斐路の春のひととき@勝沼・甚六桜)春の勝沼の定番桜構図とも言える、いわゆる「HDS俯瞰」。ここからの眺めが存外好きなので、毎年ここから構えてしまう。勿論ハッピードリンクショップの自動販売機で好きな飲み物を買って、道のガードレールに寄り掛かってお目当ての列車を待つ時間の心地よさ。暫し全ての事を忘れて、この春の甲州の空気に身を委ねてみる。茅ヶ岳に連なる甲府盆地の外輪山の稜線が青く眩しく、そしてその向こうの南アルプスは真っ白に冠雪している。前の日の氷雨は、山の上では雪だったようで。ここで狙うは竜王発根岸行きの石油返空列車80レ。冬の燃料需要期もそろそろ終盤戦ですが、ここのところのガソリン高騰は消費者にどのような心理を及ぼしているのだろうか。最近自分もスタンドでガソリン満タンにすると平気で8,000円とかかかってし...甲州の風に吹かれて。

  • 悲しい桜。

    (それでも春はやって来る@勝沼・甚六桜)1ヶ月半もつらつらと富山の話を書き連ねていたのだが、だいたいが予約投稿だったので、ここに新しい記事を上げるのも何だか久しぶりの事になる。2月上旬の真冬の富山の写真から、場面はガラッと変わってすっかりこのブログではおなじみになった感のある勝沼の甚六桜。ここのところ毎年のように見に行くお気に入りの桜である。甲府盆地に春を告げる青空と桜を見ても、どうにも何だか気持ちがずっとザワザワしていて落ち着かないのは、彼の国の戦乱のせいか。まかり間違えば人類の存亡すら左右しかねないきな臭さと意味不明な侵略を企てる人間の愚かしさ、世の中で一番恐ろしいものは人間だという事実を改めて実感してしまうのである。人間が争っても血を流しても、時間の流れの中で季節は巡り、花は咲く。今年の桜は、何だか憂いを...悲しい桜。

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